JP2001299943A - 放射線治療装置 - Google Patents

放射線治療装置

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JP2001299943A JP2000124207A JP2000124207A JP2001299943A JP 2001299943 A JP2001299943 A JP 2001299943A JP 2000124207 A JP2000124207 A JP 2000124207A JP 2000124207 A JP2000124207 A JP 2000124207A JP 2001299943 A JP2001299943 A JP 2001299943A
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正浩 森武
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 治療のための位置決めと、実際の治療を実施
するとき位置精度を再現性よく、かつ利便性よくする行
うことができる放射線治療機の提供。 【解決手段】 水平回転軸を中心として回転する放射線
照射ヘッドを有し前記水平回転軸上のアイソセンタに放
射線を照射する放射線治療機と、前記放射線治療機に近
接して設けられ前記放射線治療機の方向に移動可能な断
層像撮像機と、前記放射線治療機と断層像撮像機との両
方で使用され前記水平回転軸に対して水平長手方向及び
この水平方向に対して一定の角度を持った方向に移動可
能な治療ベッドとを備えたことを特徴とする。又、断層
像撮像機の移動方向と放射線治療機の水平回転軸とが同
一軸上ではなく或る角度をもって設置されることを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、放射線治療装置
に関し、詳しくは、放射線治療機と断層像撮像機とこの
放射線治療機と断層像撮像機との両方で使用される治療
ベッドとを備えた放射線治療装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、例えば特開平05−30909
1号公報に示された従来の放射線治療装置の構成図であ
る。図において、1はアイソセンタ、4は治療ベッド天
板、3はベッド基盤、8はレール、6はコンピュータ処
理X線断層撮像機のガントリー、7は仮想アイソセンタ
(撮像中心)を示す。
【0003】次にこの放射線治療装置の動作について説
明する。患者が載せられる治療ベッドとしての治療ベッ
ド天板4は、ベッド基盤3の上に設けられており、この
治療ベッドは、ベット基盤3に対してベッドの長手方
向、上下方向及び水平方向に移動できる。そして、この
ベッド基盤3は床上に敷設されたレール8上を移動可能
に設けられている。ベッド基盤3は、放射線治療機とこ
の放射線治療機に対面して設置された断層撮像機6、例
えばコンピュータ処理X線断層撮像機(以下、X線CT
装置とも称す)との間を、レール8に沿って移動し、治
療ベッド即ち治療ベッド天板4に固定された患者のCT
断層画像を撮る。撮られた断層画像に基づいて患部の位
置決めが終了した後、患者が固定された治療ベッド天板
4を乗せたベッド基盤3が、断層撮像機としてのX線C
T装置から放射線治療機にレール8上を送られて、放射
線治療機による治療が実施される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の放射線治療装置
は、上記のように構成されていたので、治療ベッドは、
患部の位置決めのためにX線CT装置6へと送られ、次
には、治療のために放射線治療機へと、レール8に沿っ
て往復移動しなければならず、このため、放射線治療機
で治療に当たるに際し、先に位置きめされた治療ベッド
位置即ち患部位置が所定の位置に位置しているか、とい
う再現性の精度に問題があった。
【0005】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、患部の位置決め時と治療時に
おける患部位置の再現性の精度が高い放射線治療装置の
提供を目的とする。
【0006】又、この発明の他の目的は、構成機器を比
較的自由に配置構成でき、装置が設置される部屋の制約
を受けることの少ない放射線治療装置の提供を目的とす
る。
【0007】又、この発明の他の目的は、患部の位置決
めと治療の利便性とを向上させ、これらにかかる所要時
間が短縮された放射線治療装置の提供を目的とする。
【0008】又、この発明の他の目的は、機器間の干渉
の検出を自動的に行う放射線治療装置の提供を目的とす
る。
【0009】又、この発明の他の目的は、位置決めした
患部位置に正確に治療ビームが当たる放射線治療装置の
提供を目的とする。
【0010】又、この発明の他の目的は、他の機器の治
療に関する情報を利用し、精度の高い治療を行うことが
できる放射線治療装置の提供を目的とする。
【0011】又、この発明の他の目的は、X線CT装置
で得られた3次元の情報を治療に有効に使用することが
できる放射線治療装置の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る放射線治
療装置は、水平回転軸を中心として回転する放射線照射
ヘッドを有し前記水平回転軸上のアイソセンタに放射線
を照射する放射線治療機と、前記放射線治療機に近接し
て設けられ前記放射線治療機の方向に移動可能な断層像
撮像機と、前記放射線治療機と断層像撮像機との両方で
使用され前記水平回転軸に対して水平長手方向及びこの
水平方向に対して一定の角度を持った方向に移動可能な
治療ベッドとを備え、断層像撮像機が放射線治療機から
退避する方向に移動しながら断層像を撮像する構成のも
のである。
【0013】又、この発明の放射線治療装置は、放射線
治療機と断層像撮像機とを対面した位置以外に設置され
たものである。
【0014】又、この発明の放射線治療装置は、治療ベ
ッドの回転中心軸から放射線治療機のアイソセンタ軸ま
での距離と、治療ベッドの回転中心軸から断層像撮像機
の水平方向仮想アイソセンタ(撮像中心)までの距離と
を等しくなるよう配置したものである。
【0015】又、この発明の放射線治療装置は、治療ベ
ッドの駆動各軸の位置情報を検出して治療ベッドの位置
即ち患部位置を検出し、この患部位置情報が断層像撮像
機へ伝送され、患部位置情報を基にして断層像撮像機の
移動が制御されるように構成されたものである。
【0016】又、この発明の放射線治療装置は、断層像
撮像機による患部位置と仮想アイソセンタ(撮像中心)
の座標差を表示する表示手段を備えたものである。
【0017】又、この発明の放射線治療装置は、断層像
撮像機による患部位置と仮想アイソセンタ(撮像中心)
の座標差を検出し、この位置情報を治療ベッドの制御部
へ伝送し、治療ベッドの制御部はこの位置情報を基にし
て、患部位置がアイソセンタ位置になるように自動的に
駆動されるよう構成したものである。
【0018】又、この発明の放射線治療装置は、治療ベ
ッドが、治療ベットの座標値を検出し保持する手段と治
療ベットを目的とする座標位置まで駆動制御する手段と
を備え、断層像撮像機は、断層像撮像機の移動を制御す
る手段と断層像撮像時に断層像面の患部位置を検出する
手段とを備え、上記の各手段を通信可能に接続すると共
に、他の関連機器とも接続し、関連機器からの諸情報
を、上記断層像撮像機による撮像時の際や放射線治療機
による治療時の際に活用可能な構成としたものである。
尚、関連機器とは、例えば、通信回線で接続されている
治療計画装置や患者データベースサーバ等の機器であ
り、これら機器からの治療計画情報や治療経過情報等の
諸情報を、例えば、断層像撮像機による患部位置決め時
や放射線治療機による治療時に使用する。
【0019】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、実施の形態
1を図について説明する。図1及び図2において、1は
放射線治療機のアイソセンタ、2は放射線源を収納して
いるガントリヘッド、3は治療ベッドのベッド基盤、4
は治療ベッド、5は治療ベッド4の回転中心軸、6はレ
ール8に乗っている断層像撮像機としてのX線CT装置
で放射線治療機と対面した位置で取り付けられている。
7はX線CT装置の仮想アイソセンタ(撮像中心)、8
はレール、9は水平軸で、放射線治療機のガントリヘッ
ド2はこの軸9を中心に回転可能に構成されている。
【0020】次に、動作について説明する。治療ベッド
4は、放射線治療機のアイソセンタ1の位置に治療すべ
き患者の患部部分例えば腫瘍部分を合わせるために、ベ
ッド基盤3に対し、ベッドの長手方向(以下、Y軸方向
という)、上下方向(以下、Z軸方向という)、Y軸方
向とZ軸方向に直交する水平方向(以下、X軸方向とい
う)に移動可能で、治療ベッド回転中心軸5を中心とし
て回転可能となっている。X線CT装置6は、床上のレ
ール8上を走行できるように駆動機能を備え、X線CT
装置による位置決め時には、先ず、CT撮影の準備状態
として、図1に示すように、放射線治療機の方に最も近
づく状態まで、レール8上を走行してくる。このとき、
治療ベッド4の位置、詳しくは治療ベット4の天板の位
置は、治療ベッド回転中心軸5を中心として回転させ、
治療ベッドの長手方向(Y軸方向)に移動させて、X線
CT装置6の撮像に好適な状態、例えば、当該装置6側
に最も治療ベッド4の天板が近づくような位置に予め設
定しておく。X線CT装置6により断層像を撮像する場
合は、図1の状態から断層像の撮像ピッチによって固定
された速度で、X線CT装置6はレール8の上を放射線
治療機から移動して離れていき、離れていきながら撮像
する。
【0021】図2は、放射線治療機による治療時の状態
を示す。こうして、X線CT装置6による断層像の撮像
が終了すると、X線CT装置6は、レール8上を、放射
線治療機から最も離れる位置まで移動する。一方、治療
ベッド4の天板は、治療ベッド回転中心軸5を中心とし
て、断層像の撮像時に対して180度回転して、ベッド
の長手方向(Y軸方向)に移動され、必要であれば、上
下方向(Z軸方向)、水平方向(X軸方向)にも移動さ
れて、X線CT装置6によって位置決めされた位置が放
射線治療機のアイソセンタ1にくるように調整し、治療
が行われる。
【0022】実施の形態2.上記実施の形態1において
は、放射線治療機とX線CT装置6とは対面して設置さ
れ、X線CT装置による位置決め時には、放射線治療機
による治療時に対して、治療ベッド回転中心軸5に関し
て治療ベッド4の天板を180度回転させて使用する構
成であったが、治療ベットの回転は180度以外の角度
としてもよい。図3は、この実施の形態2を示すもの
で、180度以外の角度で設置された場合の平面図を表
した構成図である。尚、図1並びに図2と同一番号部分
は、同一の構成部を表す。又、10はX線CT装置6の
移動方向の軸であり、放射線治療機の水平軸9に対し
て、或る角度A度とになるように設置されている。
【0023】図3においては、X線CT装置6が退避し
て放射線治療機による治療時の位置関係が示されてい
る。X線CT装置6による断層像撮像時には、治療ベッ
ド4の天板の位置を図3に示す4bの位置とし、上記実
施の形態1と同様に、X線CT装置6は放射線治療機の
方に最も近づく位置まで、即ち、図3において、放射線
治療機の水平軸9とX線CT装置の移動方向の軸10と
の交点に最も近づく位置まで、図3には図示されていな
いレール8上を移動して撮像準備に入る。X線CT装置
6は、この位置から退避しながら、断層像を撮像する。
このようにして位置決めが完了した後は、X線CT装置
6が完全に退避した後、治療ベッド4の天板が、治療ベ
ッドの回転軸5の回りを角度A回転して、放射線治療機
の方向に設置され、治療が実施される。一般的に、放射
線治療装置が設置される部屋は、放射線を外部に漏らさ
ないように遮蔽された比較的狭い部屋であるため様々な
制約を伴うが、この実施の形態2のように、放射線治療
機とX線CT装置とを適宜設置することによって、部屋
の形態の制約を受けずに機器の配置が比較的自由にで
き、治療の効率を優先するように機器を配置することが
できる。
【0024】実施の形態3.上記実施の形態1並びに2
において、更に、放射線治療機のアイソセンタ位置から
治療ベッド回転中心軸5までの距離と、X線CT装置の
仮想アイソセンタ(撮像中心)から治療ベッド回転中心
軸5までの距離とを同じに設定すれば、より利便性の向
上と治療時間の短縮とを図ることができる。図4はこの
実施の形態3を示す構成図である。図において、放射線
治療機のアイソセンタ1と治療ベッド回転中心軸5との
距離をL1、X線CT装置6の仮想アイソセンタ(撮像
中心)軸7と治療ベッドの回転中心5の距離をL2と
し、L1=L2として設置する。この場合、X線CT装
置の高さ方向の仮想アイソセンタ(撮像中心)は、放射
線治療機の水平軸9に一致させるのが、好適である。図
4における治療ベッド4の天板の位置は、X線CT装置
6による断層像の撮像時の位置を示す。この位置で、断
層像が撮像される。
【0025】この実施の形態3によれば、放射線治療機
による治療時には、X線CT装置6は完全に退避した
後、治療ベッド4の天板を治療ベッド回転軸中心軸5の
まわりに回転させるのみで、患部位置が放射線治療機の
アイソセンタ1に一致させることができるので、利便性
の更なる向上と治療時間の短縮とを図ることができる。
【0026】実施の形態4.上記実施の形態1におい
て、X線CT装置6による断層像撮像の準備のために、
X線CT装置6が放射線治療機の方向に近づくときに、
更に治療ベッドの位置情報を使用すれば、より利便性が
大きく、安全な装置を得ることができる。図5は、この
実施の形態4を示す図であり、11は治療ベッド・ガン
トリ制御装置、12はCT制御装置である。
【0027】治療ベッド・ガントリ制御装置11は、治
療ベッド4の天板並びにベッド基盤3に取り付けられて
いる各移動可能な軸の位置検出器の情報を使用して、治
療ベッド4の天板の位置を検出する。この治療ベッド4
の天板の位置情報は、CT制御装置に送られる。CT制
御装置12では、この治療ベッド4の天板の位置情報を
使用して、X線CT装置6が放射線治療器の方向に移動
しても治療ベッド4の天板とX線CT装置6とが干渉せ
ず、断層像の撮像のために好適な位置であると判断すれ
ば、移動を開始する。他方、干渉する場合、或いは、干
渉はしないが撮像に適していない位置と判断すれば、移
動を開始しない。このように、治療ベッドの位置情報を
使用することによって、より利便性が大きく、安全な装
置を得ることができる。
【0028】実施の形態5.上記実施の形態1並びに2
において、X線CT装置6に更に表示装置を設ければ、
利便性を高めることができる。図6はこの実施の形態5
を示す構成図であり、図において、13はCT制御装置
12に接続される表示装置である。X線CT装置6によ
る断層像の撮像結果によって、画像内の座標とスライス
番号による腫瘍位置即ち治療すべき患部位置が決定され
る。CT制御装置12では、この患部位置の座標と仮想
アイソセンタ(撮像中心)とのずれが算出され、このず
れ量が表示装置13に表示される。ずれ量の表示は、例
えば、治療ベッド4の天板の長手方向(Y軸方向)、上
下方向(Z軸方向)、Y方向とZ方向に直交する水平方
向(X軸方向)に対して個別に表示する。X線CT装置
6による断層撮像が完了し、放射線治療機による治療を
実施する前に、この表示装置13の表示を参照して、治
療ベッド4の天板の位置を調整することにより、放射線
治療機のアイソセンタ1に治療すべき患部位置を正確に
合わせることができる。
【0029】実施の形態6.上記実施の形態5におい
て、放射線治療機における治療時に表示装置13を参照
することによって、手動で調整する方式を示したが、更
に、これを自動化すれば、より利便性を高めることがで
きる。図7は、この実施の形態6を示す図であり、X線
CT装置6に接続されるCT制御装置12から、放射線
治療機に接続されている治療ベッド・ガントリ制御装置
11に対して所要の情報を伝達する。この実施の形態6
は、上記実施の形態5と同様に、CT制御装置12にお
いて、X線CT装置6による断層像の撮像結果によっ
て、画像内の座標とスライス番号による患部位置が自動
的に決定される。
【0030】CT制御装置12では、この患部位置の座
標と仮想アイソセンタ(撮像中心)とのずれ量が算出さ
れ、この情報が放射線治療機に接続されている治療ベッ
ド・ガントリ制御装置11に伝送される。伝送される情
報は、例えば、治療ベッド4の天板の長手方向(Y軸方
向)、上下方向(Z軸方向)、Y方向とZ方向に直交す
る水平方向(X軸方向)に対して個別にし、治療ベッド
・ガントリ制御装置11に送られる。治療ベッド・ガン
トリ制御装置11は、X線CT装置6が完全に退避した
後、これ等の情報を基にして、放射線治療機のアイソセ
ンタ1に患部位置が合致するように治療ベッド天板4が
駆動され、治療のためのセットアップが実施される。
【0031】実施の形態7.又、治療ベッド4の天板の
位置情報と、X線CT装置6による断層像から得られる
患部位置情報例えば腫瘍の位置情報を相互にやり取り
し、更に、他の機器の情報、例えば治療計画装置や、治
療経過等の患者固有の情報をやり取りさせる構成とすれ
ば、位置決めから治療に至るまでの作業が効率化し、更
に、位置決めが高精度化される。図8はこの実施の形態
7を示す構成図である。図において、14は通信回線で
あり、この通信回路14は専用回線でもよいし、構内L
ANであってもよい。尚、15は治療計画装置、16は
患者の治療に関するデータ等を記録している患者データ
ベースサーバである。
【0032】先ず、治療ベットの天板4の位置情報即ち
ベッド位置情報と、X線CT装置6で撮像された断層像
から得られる患部位置の患部位置情報とをやり取りする
ことによって、上記実施の形態4と実施の形態6とが発
揮する機能を同時に実現させる。これによって、前の患
者の治療が終了し、次の患者の位置決めの開始の時、治
療ベッド・ガントリ制御装置11は、治療ベッド4の天
板をX線CT装置6の方向に回転させ、更に、治療ベッ
ド天板4の位置情報を、CT制御装置12に通信回線1
4を使用して送る。
【0033】X線CT装置6に接続されているCT制御
装置12が治療ベッド4の天板の位置によって、干渉し
ないことを確認した後、X線CT装置6は自動的に断層
像の撮像開始位置まで、レール8上を移動する。断層像
の撮影後、CT制御装置12は、例えば腫瘍位置等の患
部位置情報を算出し、通信回線14を介して、これ等の
諸情報を治療ベッド・ガントリ制御装置11に送る。治
療ベッド・ガントリ制御装置11は、X線CT装置6が
完全に退避後、先ず、治療ベッド回転中心軸5を回転さ
せて治療ベッド4の天板を放射線治療機の方向に向けた
後、CT制御装置6からの患部位置情報を使用して、放
射線治療機のアイソセンタ1に患部の位置を合わせるよ
うに治療ベッド4の天板の位置を駆動する。
【0034】一般的に患部は、例えば腫瘍の場合では3
次元的な広がりの大きさを持っているため、X線CT装
置6は3次元的広がりを持つ情報を検出することができ
るので、必要に応じで、放射線治療機のガントリ2を水
平軸9の周りに回転させたり、治療ベッド4の天板をア
イソセンタ1の軸まわりに回転させることによって、ア
イソセンタ1の位置と腫瘍位置即ち治療を行うべき患部
位置とを合わせることができる。このための、各軸の移
動は、治療ベッド・ガントリ制御装置11によって、制
御される。更に、治療計画装置15のデータや、患者デ
ータベースサーバ16のデータ等の所要情報も、X線C
T装置6による断層像撮像時に、CT制御装置12に通
信回線を通して転送して、効率的な断層像の撮影を実施
したり、放射線治療機による治療時も同様に、治療ベッ
ド・ガントリ制御装置11がこれらのデータ即ち所要情
報を使用して、治療すべき患部位置をアイソセンタ1に
効率よく正確に合わせることができる。
【0035】
【発明の効果】この発明によれば、放射線治療機に対面
して設置された断層像撮像機を、放射線治療機の方向に
移動可能としたので、患部位置の位置決め時と治療時に
おける位置の再現性の精度を上げることができる。
【0036】又、この発明の他の発明によれば、断層像
撮像機の移動方向と、放射線治療機の水平回転軸の角度
を任意に設置することができるので、装置の設置に関す
る建屋上の制約を小さくすることができる。
【0037】又、この発明の他の発明によれば、放射線
治療機と断層像撮像機との両方で使用される治療ベッド
回転中心軸から放射線治療機のアイソセンタ軸までの距
離と、治療ベッドの回転中心軸から断層像撮像機の水平
方向の仮想アイソセンタ(撮像中心)までの距離とを等
しく設置したので、位置決め完了から放射線治療機によ
る治療までの時間を大幅に短縮することができる。
【0038】又、この発明の他の発明によれば、治療ベ
ッドの座標値を検出して、その値を、断層像撮像機が移
動するときに治療ベッドと断層像撮像機とが干渉を起こ
さないように使用するので、より利便性が高く安全な装
置を得ることができる。
【0039】又、この発明の他の発明によれば、断層像
面の特定位置即ち患部位置と、断層像撮像機の仮想アイ
ソセンタ(撮像中心)位置との差の情報を使用して、放
射線治療機における治療時の治療ベッドの位置を手動或
いは自動で設定しなおすことができるので、治療ビーム
を患部に正確に当てることができる。
【0040】又、この発明の他の発明によれば、治療ベ
ッドのベット位置情報と、断層像面の特定位置即ち患部
位置と、断層像撮像機の仮想アイソセンタ(撮像中心)
位置との差の情報、更には他の機器が保持する所要の諸
情報を、互いに接続された通信回線でやり取りきるの
で、これら諸情報を使用してより一層精度の高い位置決
めと治療を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1を示す構成図である。
【図2】 実施の形態1において、放射線治療機で治療
ベッドを使用する状態を示す図である。
【図3】 実施の形態2を示す構成図である。
【図4】 実施の形態3を示す構成図である。
【図5】 実施の形態4を示す構成図である。
【図6】 発明の形態5を示す構成図である。
【図7】 実施の形態6を示す構成図である。
【図8】 実施の形態7を示す構成図である。
【図9】 従来の装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1 放射線治療機のアイソセンタ、2 ガントリヘッ
ド、3 治療ベッドのベッド基盤、4 治療ベッド(治
療ベッドの天板)、5 治療ベッドの回転中心軸、6
断層像撮像機(X線CT装置)、7 断層像撮像機の仮
想アイソセンタ(撮像中心)軸、8 レール、9 水平
軸、10 X線CT装置の移動方向軸、11 治療ベッ
ド・ガントリ制御装置、12 CT制御装置、13 表
示装置、14 通信回線、15 治療計画装置、16
患者データデータベースサーバ。
フロントページの続き (72)発明者 原田 良尚 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 村野 善弘 東京都日野市旭が丘4丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内 (72)発明者 森武 正浩 東京都日野市旭が丘4丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内 (72)発明者 佐久間 利洋 東京都日野市旭が丘4丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内 Fターム(参考) 4C082 AC09 AE03 AJ08 AJ16 AL07 AP13 4C093 AA25 CA18 CA35 EC46 ED07 FA03 FA36 FA44 FA54 FA55

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平回転軸を中心として回転する放射線
    照射ヘッドを有し前記水平回転軸上のアイソセンタに放
    射線を照射する放射線治療機と、前記放射線治療機に近
    接して設けられ前記放射線治療機の方向に移動可能な断
    層像撮像機と、前記放射線治療機と断層像撮像機との両
    方で使用され前記水平回転軸に対して水平長手方向及び
    この水平方向に対して一定の角度を持った方向に移動可
    能な治療ベッドとを備えたことを特徴とする放射線治療
    装置。
  2. 【請求項2】 断層像撮像機の移動方向と放射線治療機
    の水平回転軸とが同一軸上ではなく或る角度をもって設
    置されることを特徴とする請求項1に記載の放射線治療
    装置。
  3. 【請求項3】 放射線治療機と断層像撮像機との両方で
    使用される治療ベッドの回転中心軸から放射線治療機の
    アイソセンタ軸までの距離と、治療ベッドの回転中心軸
    から前記断層像撮像機の水平方向の撮像中心までの距離
    とが等しく設置されることを特徴とする請求項1に記載
    の放射線治療装置。
  4. 【請求項4】 放射線治療機と断層像撮像機との両方で
    使用される治療ベッドの座標値を検出し保持する手段
    と、検出された治療ベッドの位置情報に基づいて前記断
    層像撮像機の移動を制御する手段とを備えたことを特徴
    とする請求項1に記載の放射線治療装置。
  5. 【請求項5】 断層像撮影時に断層像面の患部位置を検
    出する手段と、検出された患部位置情報と断層像撮像機
    のアイソセンタ位置との座標の差を表示する表示手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の放射線治療
    装置。
  6. 【請求項6】 断層像撮影時に断層像面の患部位置を検
    出する手段と、検出された位置情報に基づき放射線治療
    機による治療前に治療ベッドの座標値を検出しながら目
    的とする座標位置まで駆動制御する手段とを備えたこと
    を特徴とする請求項1に記載の放射線治療装置。
  7. 【請求項7】 治療ベッドは、治療ベットの座標値を検
    出し保持する手段と治療ベットを目的とする座標位置ま
    で駆動制御する手段とを備え、断層像撮像機は、断層像
    撮像機の移動を制御する手段と断層像撮像時に断層像面
    の患部位置を検出する手段とを備え、上記の各手段を通
    信可能に接続すると共に、他の関連機器とも接続し、関
    連機器からの諸情報を、上記断層像撮像機による撮像時
    の際や放射線治療機による治療時の際に活用可能な構成
    としたことを特徴とする請求項1に記載の放射線治療装
    置。
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