JPH05309012A - ヘアの処理方法とその処理装置 - Google Patents

ヘアの処理方法とその処理装置

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JPH05309012A
JPH05309012A JP11930592A JP11930592A JPH05309012A JP H05309012 A JPH05309012 A JP H05309012A JP 11930592 A JP11930592 A JP 11930592A JP 11930592 A JP11930592 A JP 11930592A JP H05309012 A JPH05309012 A JP H05309012A
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俣 年 博 木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的とすることろは、ヘアに一定の
圧力を掛けることにより、ヘアの本来の性質が大きく変
化することに着目し、縮みあるいはカール癖のあるヘア
にストレートパーマを掛けたり、またストレートヘアに
ウエーブパーマを容易に掛け、しかも処理後のヘアの状
態が長期間保持できるようにしたヘアの処理方法とその
処理装置を提供することにある。 【構成】 そのため、ストレートパーマ、ウエーブパー
マあるいはトリートメント等の処理過程に於いて、ヘア
全体を複数等分に分割し、その分割したヘア全体に所定
の圧力を加えることにより加圧処理を行う。上記のヘア
の処理方法を実施するために、ローラ面を対向させて配
置した複数のローラと、該ローラの内の一方のローラの
ローラ面を他方のローラ面に対して押圧する弾性手段
と、前記ローラを駆動する駆動手段と、前記両ローラを
回転可能に支持するとともに、両ローラのローラ面を離
隔する離隔手段を装備した装置本体とを具備したヘアの
処理処理装置を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘアに一定の圧力を掛
けることにより、ヘアの本来の性質が大きく変化するこ
とに着目し、縮みあるいはカール癖のあるヘアにストレ
ートパーマ、またストレートヘアにウエーブパーマを掛
けたり、所謂ささくれたヘアを元の状態に戻すトリート
メントが容易にでき、しかも従来のヘアの処理方法に比
べ、処理後のストレート、ウエーブあるいはヘアケアー
の状態が長期間保持できるようにしたヘアの処理方法と
その処理装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】人の髪の毛は、一般的には皮膚や爪と同様
にケラチンと呼ばれるタンパク質で出来ている。しか
も、髪の毛のケラチンを更に詳細に分析すると、個々の
髪の毛は、その中心を構成するメデュラ(芯)と、該メ
デュラの周囲を構成するコルティクス(小さなケラチン
繊維がいっぱい詰まった紡錘状あるいは葉巻状の皮質細
胞が縦にぎっしり詰まった部分)と、該コルティクス
(皮質)を相互に結合するためのマトリックス(間充物
質と言われ、その性質は吸水性が高く保湿効果も優れて
いる物質である。)と、髪の毛の外周を構成するキュー
ティクル(毛表皮)により構成されていると言われてい
る。
【0003】従って、髪の毛を何時までも健康的に保持
するには、本質的には毎日の食事においてケラチンを構
成する良質のタンパク質(肉、豆等)を十分に補給する
ように心掛けなければならない。しかし、髪の毛は、外
部に露出しているため外気に晒され、太陽光線を受け、
大気中に浮遊する種々の物質の付着を受けるため、理想
的な健康を保持するには、前述した良質のタンパク質を
補給するだけでは十分ではなく、上記のような外部から
の弊害を除去するため、人は洗髪、トリートメント等を
励行することにより髪の毛の健康管理を行っているのが
実情である。
【0004】また、人は、昔より単に自然な髪の毛の健
康管理には、満足せず、ヘアスタイルを種々に変更、つ
まり、自然な髪の毛に人工的な処置、例えばストレート
パーマやウエーブパーマあるいはトリートメントを施す
ことにより、自己の美意識を満足させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のスト
レートパーマやウエーブパーマの処理技術は、洗髪を行
い清潔に成ったヘア全体に、コールド液等の軟化剤を塗
布乃至含浸させて軟化処理(1液処理)を施した後、ヘ
ア全体を複数等分に分割し、その分割したヘアに熱処
理、またコーミング処理、あるいはクリーム状の物質を
塗布したり、またその分割したヘアにロッドを巻き(ウ
エーブパーマの場合)、次にコールド液等の硬化剤を塗
布乃至含浸させて硬化処理(2液処理)を施し、所定の
時間経過後ロッドを取り外し、最終的に温湯リンス処理
等を施こすことによりストレートパーマやウエーブパー
マあるいはトリートメントの処理を行っている。
【0006】つまり、従来のストレートパーマ、ウエー
ブパーマあるいはトリートメント処理は、コールド液
(1液)、(2液)により、髪の毛のマトリックスやキ
ューティクル部分にコールド液を十分に含浸させること
により髪の毛の硬度を変化させ、その過程でヘアに熱処
理、またコーミング処理、あるいはクリーム状の物質を
塗布したり、またその分割したヘアにロッド等の着脱を
行いストレートパーマ、ウエーブパーマあるいはトリー
トメント等の処理を行う、所謂化学的な処理のみによる
ものであるから、ストレート、ウエーブあるいはトリー
トメントの保持状態が短命なものであった。
【0007】これは、一般的には、上記の処理過程に於
いて、コールド液を塗布乃至含浸させるための時間に制
限(あまり長時間になると髪の毛の健康状態がコールド
液により著しく損傷されるため)があり、一定の時間内
にコールド液を塗布乃至含浸させる必要があるためマト
リックスやキューティクルにコールド液を十分に含浸す
ることが不可能であり、しかも度重なる洗髪等でコール
ド液が洗い流され、また髪の毛が自然な状態に戻ろうと
する性質によってストレート、ウエーブあるいはトリー
トメント等の形状維持効果が次第に失われるためである
と考えられている。
【0008】そこで、上記のコールド液の形状維持効果
を強化するために、例えば、パーマを掛ける個々人の髪
の毛の性質に応じてコールド液(1液)、(2液)のペ
ーハー度を種々に調整する試みも成されているが、未だ
十分な形状維持効果を得るに到っていないのが実情であ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述した問題
点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、ヘアに一定の圧力を掛けることにより、ヘアの本来
の性質が大きく変化することに着目し、縮みあるいはカ
ール癖のあるヘアにストレートパーマを掛けたり、また
ストレートヘアにウエーブパーマを容易に掛け、しかも
従来のヘアの処理方法に比べ、処理後のヘアの状態が長
期間保持できるようにしたヘアの処理方法とその処理装
置を提供することにあり、そのために、ヘア全体に軟化
剤を塗布乃至含浸させて軟化処理(1液処理)を施した
後、ヘア全体を複数等分に分割し、その分割したヘア全
体に所定の圧力を加えて加圧処理を実施し、その後、再
度加圧処理を加えつつ同時にヘア全体に硬化剤を塗布乃
至含浸させて硬化処理(2液処理)を施し、最終的に温
湯リンス処理等を施こし、ヘアをストレートに処理した
り、ヘア全体に軟化剤を塗布乃至含浸させて軟化処理
(1液処理)を施した後、ヘア全体を複数等分に分割
し、その分割したヘア全体に所定の圧力を加えて加圧処
理を実施し、直ぐにロッドに巻き付けカール処理を行
い、その後ヘア全体に硬化剤を塗布乃至含浸させて硬化
処理(2液処理)を施した後、最終的にロッドを外した
後、ヘア全体に温湯リンス処理等を施こし、ヘアにウエ
ーブを掛ける。そして、上記のヘアの処理を行うため
に、ローラ面を対向させて配置した複数のローラと、該
ローラの内の一方のローラのローラ面を他方のローラ面
に対して押圧する弾性手段と、前記ローラを駆動する駆
動手段と、前記両ローラを回転可能に支持するととも
に、両ローラのローラ面を離隔する離隔手段を装備した
装置本体とを具備したヘアの処理処理装置を提供する。
【0010】
【作用】上記のような構成を採用したので、パーマ処理
の過程で、ヘアに加圧処理を行うと、加圧されたヘア
は、その圧力により大きく変化する。つまり、個々のヘ
アの断面を顕微鏡で観察すると、圧力を掛ける前の形状
は、略円形であるのに対し、加圧処理を加えると略楕円
形に変形する。そして、楕円形に変形したヘアは、一定
の時間経過により、加圧処理前の円形状態に復元する。
この楕円形より円形に復元する、所謂ヘアの圧縮状態か
ら膨張する過程で、軟化処理(1液処理)及び硬化処理
(2液処理)を施こすので、1液及び2液のヘアに対す
る浸透効果が著しく高まる。従って、縮みあるいはカー
ル癖のあるヘアにストレートパーマを掛けたり、またス
トレートヘアにウエーブパーマを掛け、またトリートメ
ントを行う等の処理が容易であり、しかもヘアに浸透し
た処理液、特に硬化処理の2液の保持状態が非常に良好
なため長期間の洗髪によってもストレートパーマ、また
ウエーブパーマ、トリートメントが良好な状態で長く保
持できる。
【0011】また、上記の加圧処理は、ローラ面を対向
させて配置した複数のローラと、該ローラの内の一方の
ローラのローラ面を他方のローラ面に対して押圧する弾
性手段と、前記ローラを駆動する駆動手段と、前記両ロ
ーラを回転可能に支持するとともに、両ローラのローラ
面を離隔する離隔手段を装備した装置本体とで、構成し
た処理装置で行うものであるから、加圧処理作業も極め
て容易である。
【0012】
【実施例】以下、図1、図2および図3に基づいて本発
明に係るヘアの処理方法とその処理装置の一実施例を詳
細に説明する。本発明は、ストレートパーマ、またウエ
ーブパーマあるいはトリートメント等のヘアの処理を行
う際、通常洗髪後、1液処理を行い、その後、この1液
をシャンプにより洗い流すためヘッドレストに後頭部を
載せるのであるが載せるに際し、後頭部とヘッドレスト
間に、例えばヘアが折り曲がった状態で挟まると、その
ヘアは、シャンプの僅かな時間にヘッドの重さ約10K
gで加圧されるため、ヘッドレストより後頭部を浮かし
た後に於いても、その加圧されたヘアの折り目は元の状
態に戻ることなく『クッキリ』と残り、2液処理でも消
すことができないことに着目し、その原因を調査、研究
した結果に基づいて創作したものである。
【0013】
【ストレートパーマ、ウエーブパーマ処理の一般的な過
程】 毛髪診断、お客様の髪の毛がどんな髪の毛かを診断
する。この毛髪診断により、掛かり難い毛か、傷んでい
る毛か、根元と毛先の違が有るかどうかを診断する。 1液の選定軟化処理 の毛髪診断により、お客様
の希望に合った1液を選定する。即ち、硬い髪の毛や、
ヴァージンヘア等にはペーハーの高い液を、軟らかい髪
の毛や、染毛には少しペーハーの低い液を選定する。
【0014】 前処理 一本の髪の毛でも根元と毛先
は全く毛質が違います。そこで、この前処理では、1液
がむらのないように浸透し、損傷することが無いように
したり、パーマの掛かり難い髪の毛に掛かり易くする場
合もある。 ロッドの選定 ロッドの径の太さによりウエーブの
強い、弱いを調整するために、の診断に従い相応しい
ロッドを選定する。
【0015】 ロッドに髪の毛を巻く(ウエーブパー
マの場合) スライスして一定の量握った髪の毛の束が毛先から揃っ
て同じテンションが掛かるようにして巻く。また、(ス
トレートパーマ)の場合は、スライスして一定量握った
髪の毛の束を毛先から揃えてパネルに張りつける。
【0016】 1液処理(軟化処理、通常コールド液
を使用)の処理が終了すると、1液を丁寧に付け、完
了すると液が不要に蒸発することが無いようにキャップ
をし、通常10分〜15分程度1液の髪の毛への浸透を
待つ。 中間酸リンス 付着している1液を流し、髪の毛の
ペーハーを下げる。 2液処理(硬化処理、通常コールド液を使用)の
処理が終了すると、1液で処理した髪の毛に2液を十分
に塗布する。この2液は、1液の浸透度に比べて、浸透
度が緩やかなため、数回に分けて塗布処理を行う。この
場合十分な間合いを置く。
【0017】 後処理 ロッドを外し十分に温湯リン
スを行い、最終的にセットをして終了する。 尚、上記のストレートパーマ及びウエーブパーマあるい
はトリートメント処理は、従来、多くの美容院等で実施
されている方法である。
【0018】
【本発明よるストレートパーマとウエーブパーマの第1
のヘアの処理方法】 本発明による第1のヘアの処理方
法も前述した、、、及びの過程は同様に処理
するものとする。 A 1液処理(軟化処理、通常コールド液を使用)の
処理が終了すると、1液を丁寧に付け、完了すると液が
不要に蒸発することが無いようにキャップをし、通常1
0分〜15分程度1液の髪の毛への浸透を待つ。
【0019】B 中間酸リンス 付着している1液を流
し、髪の毛のペーハーを下げる。 C Bの処理後、ヘア全体を複数等分に分割し、その分
割したヘアを後述するヘア処理装置10に装備したロー
ラ11a、11bに挟み込み、例えば、通常の処理の場
合はヘアの根元より毛先に向かってローラ11a、11
bを回転させて加圧する。
【0020】『実験例の加圧では、通常人のヘッドの平
均的な重さである約10Kg程度の圧力を加えて加圧処
理を行った。』 D Cの処理後ヘア全体に硬化剤を塗布乃至含浸させつ
つ、ウエーブパーマの場合は同時にロッド巻きを行って
硬化処理(2液処理)を行う。 E 2液処理(硬化処理、通常コールド液を使用)と、
ロッド巻き処理が終了すると、再度髪の毛に2液を十分
に塗布する。この2液は、1液の浸透度に比べて、浸透
度が緩やかなため、数回に分けて塗布処理を行う。この
場合十分な間合いを置く。
【0021】F 後処理 ロッドを外し十分に温湯リン
スを行い、最終的にセットをして終了する。 上記の様にヘアに加圧処理を行うと、加圧されたヘア
は、その圧力によりヘアは大きく変化、つまり、個々の
ヘアの断面を顕微鏡で観察すると理解できるように、圧
力を掛ける前の形状は、略円形であるのに対し、加圧処
理を加えると略楕円形に変形する。そして、楕円形に変
形したヘアは、一定の時間経過により、加圧処理前の円
形状態に復元する。この楕円形より円形に復元する、所
謂ヘアの圧縮状態から膨張する過程で、硬化処理(2液
処理)のみをを施こしたり、又は、軟化処理(1液処
理)及び硬化処理(2液処理)の双方を施こすので、1
液及び2液のヘアに対する浸透効果が著しく高まり、従
って、縮みあるいはカール癖のあるヘアにストレートパ
ーマを掛けたり、またストレートヘアにウエーブパーマ
を掛けるパーマ処理が容易であり、しかもヘアに浸透し
た処理液、特に硬化処理の2液の保持状態が非常に良好
なため長期間の洗髪によってもストレートパーマ、また
ウエーブパーマの良好な状態は長く保持できる。
【0022】また、トリートメント処理だけの場合は、
1液処理し、(この場合のコールド液のストレートパー
マあるいはウエーブパーマの場合に比べて弱いコールド
液を使用するのが通常である。)所謂ささくれ状態に起
立しているキューティクル(毛表皮)間に1液を含浸さ
せ、その後加圧処理することによりキューティクル(毛
表皮)を元の状態に戻すので非常に滑らかなトリートメ
ント効果が得られる。
【0023】
【上記のヘアの処理方法を実施するための処理装置の一
例を以下に説明する。】先ず、本発明に係るヘア処理装
置10は、図1〜図3に示した如く、ローラ面を対向さ
せて配置した一対のローラ11a及び11bと、該ロー
ラ11bのローラ面を下段に位置するローラ11aのロ
ーラ面に対して約10Kgの圧力で押圧する弾性手段
(本実施例では、上段のローラ11bを支持する横バー
12の左右端を下方に押し下げるように左右に一対のス
プリング13を配置して構成した。)と、前記ローラ1
1a及び11bの一端に装備したギヤ14a、14bを
噛合させ、かつギヤ14aと同軸に併設したギヤ15a
に噛合するギヤ15bを装備した電動モータ16(駆動
手段)と、前記両ローラ11a、11bを回転可能に支
持するとともに、両ローラ11a、11bのローラ面の
間にヘアHを図3に示した如く、挟むため上段のローラ
11bは、上方向へ回動できるように構成されている。
ローラ11bの上方向への回動は、前記電動モータ16
を装備したバー17の先端と、略コ字状に成形したロー
ラ11bを支持したフレーム18の下端をヒンジするこ
とにより回動できるように構成している。
【0024】また、両ローラ11a、11bによるヘア
Hの挟持は、前記フレーム18の上方に円弧状に形成し
たフック19にバー17の手元寄りに揺動自在に装備し
た揺動杆20の上端を係止することにより挟持できるよ
うに構成している。また、前記一対のローラ11a及び
11bのローラ面に対して約10Kgの圧力で押圧する
弾性手段である、左右一対のスプリング13は、上方に
配置したアジャスター13a、13bを調節することに
より両ローラ11a、11bで挟持するヘアHに掛ける
圧力を調節することが可能に構成されている。
【0025】また、前記対向するローラ11a、11b
のローラ面には、周方向に沿って略全体に凹部21a、
21bが形成されて、挟持するヘアHが周囲のヘアHと
不要に絡むことが無く、また一箇所に沢山のヘアHが挟
まることが無いように構成されている。また、ローラ1
1a、11bの回転は、電動モータ16に正転・逆転可
能なものを採用することにより、何れの方向へもヘアH
を送ることが可能に成っている。また、上記の実施例で
は、弾接手段としてスプリング13を採用して説明した
が、例えばローラ11a、11bを構成する素材に弾性
部材を採用し、その弾性力を利用したり、またはローラ
11a、11b自体に弾性材を内蔵してローラ面に所定
の圧力を得るように構成しても良く特に、上記の実施例
にのみ限定刷るものではない。
【0026】図中、22は電動モータ16の電源スイッ
チと、正転・逆転操作をするための操作スイッチであ
り、23は、本実施では、ヘア処理装置10を肩に掛け
るためのショルダベルトである。なお、本実施例ではシ
ョルダーベルト23で説明したが、ヘア処理装置10を
スタンド形式で使用する場合は、装置全体を支持するス
タンドを採用することも可能であり、特に上記の実施例
にのみ限定するものではない。
【0027】尚、上記のヘア処理装置10の使用要領
は、以下の通りである。使用前は、図1に示した状態に
置かれるが、ヘアHに対して加圧処理を施す場合は、図
2に開示した如く、上段のローラ11bを上方に開放
し、両ローラ11a及び11b間に加圧処理を加えるべ
きヘアHを介在し、開放したローラ11bを元の状態に
復帰させて両ローラ11aと11bによりヘアHを挟持
する。
【0028】この場合の両ローラ11a、11b相互間
の押圧力は約10Kgに調節する。しかして、操作スイ
ッチ22を操作して、電動モータ16を駆動してローラ
11a、11bに所定方向の回転を与えて、挟持したヘ
アHに両ローラ11a、11bで加圧処理を行う。尚、
上記の加圧処理に際し、ヘア処理装置10は、本実施例
では、ショルダベルト23を肩に掛けて使用する。そし
て、片方の手で電動モータ16側のグリップを握り、も
う片方の手では両ローラ11a、11bに送り込まれる
ヘアHに櫛を掛けながら使用する。
【0029】
【発明の効果】本発明は、以上詳細に説明した如く、ヘ
ア全体に軟化剤を塗布乃至含浸させて軟化処理(1液処
理)を施した後、ヘア全体を複数等分に分割し、その分
割したヘア全体に所定の圧力を加えて加圧処理を実施
し、その後、再度加圧処理を加えつつ同時にヘア全体に
硬化剤を塗布乃至含浸させて硬化処理(2液処理)を施
し、最終的に温湯リンス処理等を施こし、ヘアをストレ
ートに処理したり、ヘア全体に軟化剤を塗布乃至含浸さ
せて軟化処理(1液処理)を施した後、ヘア全体を複数
等分に分割し、その分割したヘア全体に所定の圧力を加
えて加圧処理を実施し、直ぐにロッドに巻き付けカール
処理を行い、その後ヘア全体に硬化剤を塗布乃至含浸さ
せて硬化処理(2液処理)を施した後、最終的にロッド
を外した後、ヘア全体に温湯リンス処理等を施こし、ヘ
アにウエーブを掛ける。そして、上記のヘアの処理を行
うために、ローラ面を対向させて配置した複数のローラ
と、該ローラの内の一方のローラのローラ面を他方のロ
ーラ面に対して押圧する弾性手段と、前記ローラを駆動
する駆動手段と、前記両ローラを回転可能に支持すると
ともに、両ローラのローラ面を離隔する離隔手段を装備
した装置本体とを具備したヘアの処理処理装置を採用し
たので、パーマ処理の過程で、ヘアに加圧処理を行う
と、加圧されたヘアは、その圧力により大きく変化す
る。つまり、個々のヘアの断面を顕微鏡で観察すると、
圧力を掛ける前の形状は、略円形であるのに対し、加圧
処理を加えると略楕円形に変形する。そして、楕円形に
変形したヘアは、一定の時間経過により、加圧処理前の
円形状態に復元する。この楕円形より円形に復元する、
所謂ヘアの圧縮状態から膨張する過程で、軟化処理(1
液処理)及び硬化処理(2液処理)を施こすので、1液
及び2液のヘアに対する浸透効果が著しく高まる。従っ
て、縮みあるいはカール癖のあるヘアにストレートパー
マを掛けたり、またストレートヘアにウエーブパーマを
掛け、またトリートメントを行う等の処理が容易であ
り、しかもヘアに浸透した処理液、特に硬化処理の2液
の保持状態が非常に良好なため長期間の洗髪によっても
ストレートパーマ、またウエーブパーマ、トリートメン
トが良好な状態で長く保持できる。
【0030】また、上記の加圧処理は、ローラ面を対向
させて配置した複数のローラと、該ローラの内の一方の
ローラのローラ面を他方のローラ面に対して押圧する弾
性手段と、前記ローラを駆動する駆動手段と、前記両ロ
ーラを回転可能に支持するとともに、両ローラのローラ
面を離隔する離隔手段を装備した装置本体とで、構成し
た処理装置で行うものであるから、加圧処理作業も極め
て容易である等種々の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るヘアの処理方法を実施するための
処理装置の斜視図
【図2】同上処理装置の使用状態の側面図
【図3】同上処置装置を用いて加圧処理を行う状態を示
す説明図
【符号の説明】
10 ヘア処理装置 11a、11b ローラ 12 横バー 13 スプリング 13a、13b アジャスター 14a、14b ギヤ 15a、15b ギヤ 16 電動モータ 17 バー 18 フレーム 19 フック 20 揺動杆 21a、21b 凹部 22 操作スイッチ 23 ショルダベルト

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストレートパーマ、ウエーブパーマある
    いはトリートメント等の処理過程に於いて、ヘア全体を
    複数等分に分割し、その分割したヘア全体に所定の圧力
    を加えることにより加圧処理を行うようにしたことを特
    徴とするヘアの処理方法。
  2. 【請求項2】 ヘア全体に軟化剤を塗布乃至含浸させて
    軟化処理(1液処理)を施した後、ヘア全体を複数等分
    に分割し、その分割したヘア全体に所定の圧力を加えて
    加圧処理を実施し、その後、再度加圧処理を加えつつ同
    時にヘア全体に硬化剤を塗布乃至含浸させて硬化処理
    (2液処理)を施し、最終的に温湯リンス処理等を施こ
    し、ヘアをストレートに処理するようにしたことを特徴
    とするヘアの処理方法。
  3. 【請求項3】 ヘア全体に軟化剤を塗布乃至含浸させて
    軟化処理(1液処理)を施した後、ヘア全体を複数等分
    に分割し、その分割したヘア全体に所定の圧力を加えて
    加圧処理を実施し、直ぐにロッドに巻き付けカール処理
    を行い、その後ヘア全体に硬化剤を塗布乃至含浸させて
    硬化処理(2液処理)を施した後、最終的にロッドを外
    した後、ヘア全体に温湯リンス処理等を施こし、ヘアに
    ウエーブを掛けるようにしたことを特徴とするヘアの処
    理方法。
  4. 【請求項4】 ローラ面を対向させて配置した複数のロ
    ーラと、該ローラの内の一方のローラのローラ面を他方
    のローラ面に対して押圧する弾性手段と、前記ローラを
    駆動する駆動手段と、前記両ローラを回転可能に支持す
    るとともに、両ローラのローラ面を離隔する離隔手段を
    装備した装置本体とを具備したことを特徴とするヘアの
    処理装置。
  5. 【請求項5】 前記対向する複数のローラのローラ面
    は、外周に周方向に沿って略全体に凹部が形成されてい
    ることを特徴とする請求項4記載のヘアの処置装置。
  6. 【請求項6】 前記ローラの内の一方のローラのローラ
    面を他方のローラ面に対して押圧する弾性手段は、弾性
    力をアジャスト可能に構成されたこをと特徴とする請求
    項4記載のヘアの処理装置。
  7. 【請求項7】 前記ローラの回転は、一方のローラの一
    端に同軸的に装備した従動ギヤを、他方のローラの一端
    に同軸的に装備し駆動手段にて回転する主動ギヤと噛合
    することにより回転するように構成したことを特徴とす
    る請求項4記載のヘアの処理処理装置。
  8. 【請求項8】 前記ローラの回転は、駆動手段により正
    転・逆転可能に構成されたこをと特徴とする請求項4記
    載のヘアの処理装置。
  9. 【請求項9】 前記ローラの弾接手段は、ローラ自体の
    径を可変に構成することにより弾性力を調整できるよう
    に構成したことを特徴とする請求項4記載のヘアの処理
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2000064298A1 (fr) * 1999-04-21 2000-11-02 Phild Co., Ltd. Procede de regeneration, de coiffure et de defrisage des cheveux

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