JP2684509B2 - パーマネントウエーブ施術方法およびその施術器具 - Google Patents
パーマネントウエーブ施術方法およびその施術器具Info
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Description
マネントウエーブを施術する方法およびその施術器具に
関する。
ブを施術する場合に、先ず客から求められるウエーブの
大きさや、強さを聞き、髪の長さ、状態を考慮し、ロッ
ドの選定、薬剤の選定をなし、パーマネントウエーブ施
術前の処理として、プレトリートメントを行い、次にパ
ーマ施術の実施となり、第1剤を塗布し、ブロッキング
をし、パーティング毎にシェーピングをとり、テンショ
ンを掛けてワインディングを行い、このワインディング
を全面に行った後、第1剤の再塗布をなし毛髪の化学的
切断処理をし、次に、中間リンスをした後、第2剤を塗
布し、再結合処理をし、ロッドを外して最後にプレーン
リンスを行ってパーマネントウエーブの施術を完了する
ものである。
たように、一般的パーマネントウエーブでは、大小のロ
ッドに毛髪を巻き付けたわけであるが、美しいウエーブ
を出すためには、三回転は必要とするので、最適な外径
のロッドを選定するため、そのロッドは、大中小あわせ
て50個から60個を必要とし、そのストック、管理は
大きな手間となっている。
け、輪ゴムを掛け、またそれを外す作業が主体となるた
め、手に薬剤が付着し、職業的な手荒れの原因となるた
め、作業が嫌われ、従事者不足を招いている。
髪は輪ゴムで止めるが、その輪ゴムのを掛ける位置が悪
かったり、強く引き過ぎると、髪の根元近くを折曲し、
あるいは輪ゴムの部分に薬液が溜り断毛することがあ
る。
アーカールピンは、ワインディングを行う場合のロッド
の改良の提案で確実な保形性を具えるが、毛髪のパーテ
ィングをこのカールピンに差し込むときには、屈曲爪部
間を押し開く必要があり、何十本、何百本と差し込み巻
き付けることは、辛い作業になる。また平行ピンに巻き
付けるから巻き付けたときに毛髪が偏平になり円形の巻
髪を作ることができない。また前記の屈曲爪部間を閉じ
ているので安定した保持が行える反面、髪を外すときに
容易でないという欠点がある。
開昭52−154464が提案されている。この従来例
は、多数のコールド用液通過孔を形成した塑性変形可能
な金属シートと毛髪を重ね、この金属シートと毛髪を一
体に巻付け、その後コールド 用液を散布して巻きぐせを
つけるようにする、パーマネントウエーブを形成する方
法である。 この従来の発明は、毛髪を一体に巻付けもの
に、金属シートを使用しているため、素材に含浸する保
液力がなく、コールド用液が内部へ均一に浸透しない欠
点がある。また反発性のないことを条件としているた
め、髪を一体に巻付ける場合でも、所要幅を同径に湾曲
させることが困難であり、誤って変形し過ぎたときに
は、元に戻すことが同じように困難である。また塑性可
能な金属シートの保形力で湾曲形状を維持するには、シ
ート厚を大きくする必要があり、重量が増加する欠点が
ある。
における、手荒れの原因を解消すると共に、ワインディ
ングにおける髪の折曲、断毛を無くし、しかも能率的・
経済的に作業が行え、また実公昭64−801号公報に
掲載されるヘアーカールピンおよび特開昭52−154
464で提案される金属シート利用の毛髪一体巻付けパ
ーマネントウエーブ方法を改善するパーマネントウエー
ブ施術方法およびその施術器具を提案しようとするもの
である。
する係合スリットに形成された巻軸に、所要に開口した
巻芯紙を差込み組み合わせ、二つ折りした巻芯紙にパー
ティングした髪を挟み、前記巻軸を芯に巻回して巻芯紙
で渦巻き状に区画される巻髪を作り、その巻髪および巻
芯紙から巻軸を引き抜いた後、巻髪および巻芯紙に係止
ピンを貫通してその巻髪状態に係止保形し、この係止保
形された巻髪を薬剤により処理してパーマネントウエー
ブを施術し、巻髪から係止ピンを外してシャワー洗いに
より巻芯紙を取り外すことが可能なパーマネントウエー
ブ施術方法にある。
に形成された巻軸と、この巻軸に差込み組み合わせ、二
つ折りした間にパーティングした髪を挟み、巻軸を芯に
巻回して巻髪を渦巻き状に区画して作る所要開口の巻芯
紙と、巻軸を引き抜いた後、巻髪および巻芯紙に貫通し
てその渦巻き状に区画して係止保形する係止ピンとから
なるパーマネントウエーブ施術器具にある。
るから、ブロッキングにしたがって、パーティングを行
い、その部分に適合した外径の巻軸を選択し、これに適
合する巻芯紙を係合スリットに差し込んで組み合わせ、
巻芯紙を二つ折した間に前記パーティングの髪を挟み、
巻軸を回転して髪の根元まで巻回して巻髪を作り、それ
から巻軸を引き抜いて係止ピンで巻芯紙を含めて貫通
し、全体を係止するものである。
ィングを頭髪の全面について行った後、従来と同様に、
第1剤の塗布をなして毛髪の化学的切断処理をし、それ
から中間リンスをした後、第2剤を塗布して再結合処理
をする。
の係止ピンを引き抜くことにより行い、最後のシャワー
により洗い作業で巻芯紙を髪から流し外し、その後は、
従来と同様に、例えば、アフタートリートメントをなし
てパーマネントウエーブ施術を終了する。
用器具およびその器具を使用してパーマネントウエーブ
施術方法の実施例を、一例として示す図面により説明す
ると、1は、小径のストレート外径の巻軸であって、そ
の一端に形成した案内溝2に連通して開口する係合スリ
ット3を所要巾有し、他端に、すき櫛4を嵌合接続する
受筒5に形成している。
い巻軸の実施例であって、案内溝7を連通する係合スリ
ット8を同じ巾有し、他端に、すき櫛4を嵌合接続する
受筒5aに形成している。
さの紙片から構成され、素材は合成樹脂フイルムに、開
孔10を所要の配列で開口し、かつ同一の巾と長さに裁
断したものである。
実施例を示すものである。開孔12は、前記開孔10と
同じ配列、同じ大きさで開口している。
mの間隔で16mmのものまで増加し、6種類の巻軸を
実施例として提案する。前記巻軸1の係合スリット3と
巻軸6の係合スリット8を、同一巾に形成しているが、
前記のように、巻芯紙9または巻芯紙11にしたがった
巾としてもよい。しかし、大は小を兼ねるという点か
ら、その使い勝手はともかくとして広いものは、狭い巻
芯紙には兼用できる。
している。
について、以下、説明すると、その施術前の処理につい
ては、髪を水によりウエットにし、次にパーティングを
し、これをシェーピングをし、テンションを掛けてワイ
ンディングを行う。このワインディングは髪の長さ、ス
タイル、好みによりパーティング部分の巻軸径を選定
し、例えば、実施例の巻軸1を使用すれば、これに巻芯
紙9の一端を1/3程度前向きに差し込み突出し、巻軸
1の手前の巻芯紙9上に、パーティングをした髪15の
先端を載せ、次に巻軸1を手前に回転して、巻芯紙9の
1/3の突出した部分を折り曲げて、パーティングした
髪15を上から押さえ、それからその巻芯紙9に挟んだ
状態で巻軸6を回転してパーティングした髪15の根元
まで巻き上げて巻髪16を作り、係止ピン13を巻芯紙
9の開孔10を通して貫通し、その巻髪16を、図10
に示すように、係止するものである。
ィングを頭髪の全面について行った後、第1剤を塗布
し、毛髪の化学的結合の切断処理をなし、その後、第2
剤を塗布し、再結合処理をする。
の係止ピン13を引き抜くことにより行い、従来なして
いたロッドの取り外し作業を省略し、最後の作業である
洗い作業を行うことによって巻芯紙を髪から流し外すこ
とができる。その後は、従来と同様に、アフタートリー
トメントをなしてパーマネントウエーブ施術を終了す
る。
・多量のロッドを保管するスペースもまた何時でも使用
が可能のように管理する手間も入らなくなり、この発明
では巻軸を数本用意するだけで済み、巻芯紙は単価が低
いばかりでなく、保管も極めて容易である。
後の止めは輪ゴムによっているが、この輪ゴムは掛け方
により強弱が付き、一辺の張りは強く、他辺の張りは弱
いというようなことが在り、また髪との接触も線状であ
り、ロッドの外周から外れて立ち上がる髪の部分に接触
すると、この部分に力を掛けて折曲し、くの字型或いは
断毛の原因となることがある。この発明はかかる事故を
全く発生しない。
液溜を作り、その部分の髪を過剰に処理し、髪を傷める
が、この発明はピン止めであるから、かかる作用を生じ
させない。また、巻髪にテンションを与えずにパーマネ
ントウエーブを施すので、痛さや髪の毛のつれなどの不
快感が解消され、ロッドの重さからも開放される。
また一つの巻髪に対して使用する薬液の量も少しで、完
全な美しいウエーブが期待できる。
ーカールピン等を一つ一つ手で外していたから施術者の
手が荒れたが、この発明では、係止ピンを外し、巻芯紙
にシャワーを当てるということにより簡単に外れて流れ
落ちることになるので、従来のロッドオフの作業がなく
なる。よって、ワインディング作業において、処理液に
最後まで手を触れること無く行うことができ、また、こ
のワインディグ作業の合理化が図れ、従来作業の1/2
の時間短縮が可能である。
て使用することができ、ロッドに比較しても経済的であ
る。
ンディングの作業もこの発明により短期間で簡単な訓練
により習得することができる。
したすき櫛の側面図である。
および巻軸に接続したすき櫛の側面図である。
る。
るために、使用する巻芯紙の平面図である。
る。
例を示す正面図である。
あって、パーティングした髪の先端を巻芯紙に押さえ、
巻き付けを開始しようとするときの状態を示すものであ
る。
である。
した状態を示す説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 所要の外径と一端が開口する係合スリッ
トに形成された巻軸に、所要に開口した巻芯紙を差込み
組み合わせ、二つ折りした巻芯紙にパーティングした髪
を挟み、前記巻軸を芯に巻回して巻芯紙で渦巻き状に区
画される巻髪を作り、その巻髪および巻芯紙から巻軸を
引き抜いた後、巻髪および巻芯紙に係止ピンを貫通して
その巻髪状態に係止保形し、この係止保形された巻髪を
薬剤により処理してパーマネントウエーブを施術し、巻
髪から係止ピンを外してシャワー洗いにより巻芯紙を取
り外すことが可能なパーマネントウエーブ施術方法。 - 【請求項2】 所要の外径と一端が開口する係合スリッ
トに形成された巻軸と、この巻軸に差込み組み合わせ、
二つ折りした間にパーティングした髪を挟み、巻軸を芯
に巻回して巻髪を渦巻き状に区画して作る所要開口の巻
芯紙と、巻軸を引き抜いた後、巻髪および巻芯紙に貫通
してその渦巻き状に区画して係止保形する係止ピンとか
らなるパーマネントウエーブ施術器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5211039A JP2684509B2 (ja) | 1993-08-04 | 1993-08-04 | パーマネントウエーブ施術方法およびその施術器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5211039A JP2684509B2 (ja) | 1993-08-04 | 1993-08-04 | パーマネントウエーブ施術方法およびその施術器具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0747011A JPH0747011A (ja) | 1995-02-21 |
JP2684509B2 true JP2684509B2 (ja) | 1997-12-03 |
Family
ID=16599363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5211039A Expired - Lifetime JP2684509B2 (ja) | 1993-08-04 | 1993-08-04 | パーマネントウエーブ施術方法およびその施術器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2684509B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DK1590286T3 (da) * | 2003-02-07 | 2007-09-10 | Richard Brian Dunn | Apparat og fremgangsmåde til foldning af et folieark |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52154464A (en) * | 1976-06-15 | 1977-12-22 | Masaru Anakura | Method of making permanent waves of hair |
JP2553286Y2 (ja) * | 1987-06-18 | 1997-11-05 | パイオニア株式会社 | 回転磁気ヘッド機構 |
-
1993
- 1993-08-04 JP JP5211039A patent/JP2684509B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0747011A (ja) | 1995-02-21 |
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