JP2009050616A - 毛髪形状の処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】軟化剤を塗布或いはスプレーして軟化処理した後の毛髪に対し、毛髪の形状等の特性に対応した振動を与えることにより、毛髪に与えるダメージができるだけ少なくなるだけでなく、毛髪の弾力と風合いを維持できるとともに、長期間にわたって毛髪形状を保持できる、毛髪形状の処理装置及びその処理方法を提供する。
【解決手段】一方のアーム2Aと他方のアーム2Bとが、連結機構5を介して回動自在に連結されて構成されるアーム体2と、振動手段3と、振動手段3の発生する振動を毛髪に伝達可能に構成される振動体9とを備え、アーム体2は毛髪を保持解放可能に構成されてなり、振動手段3が発生させる振動は1〜20000Hzの所定周波数からなり、振動体9は、一方又は他方のアーム2A、2Bの長さ方向に沿って摺動可能かつアーム体2の保持した毛髪に摺動しながら振動手段からの振動を伝達可能に構成されてなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、毛髪形状の処理装置とその処理方法に関するものである。
従来、ストレートパーマやウェーブパーマ等の毛髪に所望の形状を付与する処理(パーマ処理)技術は、洗髪を行って清潔にした毛髪全体に、第1液(軟化剤或いは還元剤、又はコールド液ともいう。)等を塗布或いはスプレーして軟化処理を施す前または後に、毛髪全体を複数に分割し、その分割した毛髪に熱処理やコーミング処理を行い、或いはクリーム状の物質を塗布し、又はウェーブパーマの場合には分割した毛髪にヘアロッドを巻く等し、次に、第2液(硬化剤或いは酸化剤、又はコールド液ともいう。)を塗布或いはスプレーして硬化処理を施し、所定の時間経過後にヘアロッドが巻かれている場合には取り外して、最終的に温湯リンス処理等を施すことにより行われている。
すなわち、従来のパーマ処理、或いは、トリートメント処理等の毛髪形状の処理技術は、毛髪をロッド等に巻きつけた後に、第1液(還元剤)を塗布し、毛髪のシスチン結合を切り、ロッド等で変形した状態で、パーマ第2液(酸化剤)で結合させる、いわゆる化学的な処理のみによるものであった。このため、ストレートパーマ、ウェーブパーマ或いはトリートメント等の毛髪の形状保持効果は、非常に短命なものであった。これは、毛髪の深部にまでパーマ液が十分に浸透しない結果、シスチン結合がうまく切れなかったり、施術時に毛髪を傷めてしまいシスチン結合自体が弱くなったり、してしまうなどの原因が考えられる。
そこで、上記のコールド液等による毛髪の形状保持効果を長く保持可能にするために、例えば、パーマ処理を行う個々人の毛髪の性質に応じてコールド液のpH度等を種々に調整する試みもなされているが、未だに十分な形状保持効果を得るに至っていないのが実情である。
ところで、毛髪の主成分のケラチンを構成しているポリペプチド鎖(主鎖)は、毛髪の縦の方向に多数が並び、隣りあった主鎖は、シスチン結合、塩結合、水素結合等の側鎖によって繋がって網目構造を作っていると考えられており、この結合によって、毛髪は弾力性に富み、折り曲げても手を離せば直ちにもとの形に戻る復元力を持っていると考えられている。
この復元力を付与しているシスチン結合、塩結合、水素結合等の側鎖を切断することにより復元力を弱めること、これがパーマ第1液の毛髪への作用であり、一方、曲げられた新しい位置で側鎖の結合を復元させることが第2液の作用であって、この一連の反応によって持続性のあるウェーブ等が形成されると考えられている。勿論、癖毛を真直に延ばす縮毛矯正や、ウェーブ毛髪をストレート毛髪にする原理も同じである。
また、毛髪形状の処理過程においては、前述の毛髪処理に併せて、毛髪に一定の時間、一定の温度を加える熱処理(物理的処理)を施すことも、一般的に行われている。これは毛髪を構成するメデュラ、コルティクス、マトリックス、キューティクル等が有する熱可塑性といった特性を有効に利用して形状変形させるものであり、前述した薬剤(化学的処理)の毛髪への作用との相乗効果を狙ったものである。
しかしながら、前述したパーマ処理等の毛髪形状の処理方法は、薬剤や熱を利用するものであるため、例えば、薬剤を利用した毛髪形状の処理では、薬剤の用法及び用量を厳守して注意深く取り扱わなければならない。また、第1液によりケラチンにおけるシスチン結合の再生が不可能なまでに進行すると、毛髪へのダメージが大きくなり、一方、第2液による処理が完全でないと毛髪が傷み、しかも所定の毛髪形状に処理ができない問題がある。
上述した問題に対して、特許文献1には、薬剤や熱を使用することなく、毛髪に超音波振動を与えることで毛髪の形状を処理する方法及びその装置が開示されている。また、特許文献2には、超音波振動とコールド液とを併用する方法が開示されている。更に、特許文献3〜5には、超音波振動を利用したヘアセット器等が開示されている。
しかしながら、特許文献1〜5では、毛髪の形状等の特性に対応した超音波振動を与えることができず、毛髪にダメージを与えるおそれがあり、毛髪の弾力と風合いを維持するのに十分ではなかった。さらに、毛髪の形状等の特性に対応していないため、長期間にわたって毛髪形状を保持できなかった。したがって、毛髪形状の処理装置及びその処理方法としては十分ではなかった。
特開平8−299046号公報 特開平9−262120号公報 特開平9−262119号公報 特開平9−262121号公報 特開平9−262123号公報
本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、軟化剤を塗布或いはスプレーして軟化処理した後の毛髪に対し、毛髪の形状等の特性に対応した振動を与えることにより、毛髪に与えるダメージができるだけ少なくなるだけでなく、毛髪の弾力と風合いを維持できるとともに、長期間にわたって毛髪形状を保持できる、毛髪形状の処理装置及びその処理方法を提供することにある。
本発明により、以下の毛髪形状の処理装置及びその処理方法が提供される。
[1] 軟化剤を塗布或いはスプレーして軟化処理した後の毛髪に、又は、毛髪処理剤を塗布した後の毛髪に、所望の形状を付与する毛髪形状の処理装置であって、一方のアームと他方のアームとが、連結機構を介して、回動自在に連結されて構成されるアーム体と、前記一方又は他方のアーム、或いは、前記装置本体に配設され、かつ、所定周波数の振動を発生させる振動手段と、前記一方又は他方のアームに配設され、かつ、前記振動手段の発生する振動を前記毛髪に伝達可能に構成される振動体と、を備え、前記アーム体は、前記連結機構の回動により前記毛髪を保持解放可能に構成されてなり、前記振動手段が発生させる振動は、1〜20000Hzの所定周波数からなり、前記振動体は、前記一方又は他方のアームの長さ方向に沿って摺動可能、かつ、前記アーム体の保持した前記毛髪に摺動しながら前記振動手段からの振動を伝達可能に構成されてなる毛髪形状の処理装置。
[2] 前記装置本体は手で把持可能な第1把持体として構成され、前記アーム体の、前記一方のアームには、手で把持可能な第2把持体が、一体又は連結して設けられ、前記第1把持体と前記第2把持体との開閉により、前記一方のアームと前記他方のアームとが、連結機構を介して回動するアーム体として構成される[1]に記載の毛髪形状の処理装置。
[3] 前記振動手段の振動の振幅が、0.001mm〜10mmの範囲内である[1]又は[2]に記載の毛髪形状処理方法。
[4] 前記振動手段の周波数が、切り替え可能に構成されている[1]〜[3]のいずれかに記載の毛髪形状の処理装置。
[5] 前記毛髪形状の処理装置が、ヘアアイロンである[1]〜[4]のいずれかに記載の毛髪形状の処理装置。
[6] 前記[5]のヘアアイロンであって、前記一方と他方のアームの、いずれにも前記振動体が配設されてあり、前記振動手段によって発生させた振動が、前記振動体のいずれか一方又は両方又は交互に、付与されている[5]に記載の毛髪形状の処理装置。
[7] 前記振動体のいずれか一方又は両方には、前記毛髪と接触する接触面が設けられ、前記接触面は、緩やかな波状が繰り返し形成される面処理が施されている[6]記載の毛髪形状の処理装置。
[8] 前記毛髪処理装置の、毛髪に接触する部分が弾性材料で構成されていることを特徴とする[1]〜[7]のいずれかに記載の毛髪形状の処理装置。
[9] 軟化剤を塗布或いはスプレーして軟化処理した後の毛髪、又は、毛髪処理剤を塗布した後の毛髪に、所望の形状を付与する毛髪形状の処理方法であって、前記毛髪を潰さない程度に保持しながら、前記毛髪に対して1Hz〜20000Hzの所定周波数の振動を付与することにより、前記毛髪に往復回転運動を繰り返しさせる毛髪形状処理方法。
[10] 前記毛髪形状処理方法であって、毛髪に付与する前記振動の振幅が、0.001mm〜10mmの範囲内である[9]に記載の毛髪形状処理方法。
[11] 前記毛髪形状の処理方法に適したヘアアイロンを用いて、毛髪形状の処理を行う[9]又は[10]に記載の毛髪形状の処理方法。
[12] 前記毛髪形状処理方法であって、毛髪に接触する部分が弾性材料で構成されている[9]〜[11]のいずれかに記載の毛髪形状処理方法。
本発明によれば、ストレートパーマやウェーブパーマ等のパーマ処理において、第1液(軟化剤)の効果を十分に発揮させて、従来のパーマ処理においては行われ難かった毛髪のケラチンにおけるシスチン結合、塩結合、水素結合等の切断を、その細部にまで及ぼすことが可能となる。また、毛髪形状の付与処理をスムーズに行うことができ、処理時間を短縮することができる。また、硬化処理後は、毛髪の細部にまで形状付与されることにより、毛髪の細部に至るケラチンのシスチン結合等が復元されるため、長期にわたって、処理後の毛髪形状が保持される。更に、従来のウェーブパーマ等では行えなかった繊細な形状の処理を行うことでき、優美な或いは個性的な形状を毛髪に付与可能となる。
以下、本発明の毛髪形状の処理装置を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。但し、本発明はその発明特定事項を備える毛髪形状の処理装置を広く包含するものであり、以下の実施形態に限定されるものではない。
[1]本発明の毛髪形状の処理装置の構成:
本発明の毛髪形状の処理装置は、軟化剤を塗布或いはスプレーして軟化処理した後の毛髪に、又は、毛髪処理剤を塗布した後の毛髪に、に対し、所望の形状を付与できるように構成されている。図1に示されるように、本発明の毛髪形状の処理装置1は、一方のアーム2Aと他方のアーム2Bとが、連結機構5を介して、回動自在に連結されて構成されるアーム体2と、前記一方又は他方のアーム2A、2B、或いは、前記装置本体4A、に配設され、かつ、所定周波数の振動を発生させる、振動手段3と、前記一方又は他方のアーム2A、2B、に配設され、かつ、前記振動手段3の発生する振動を前記毛髪に伝達可能に構成される、振動体9と、を備えている。前記アーム体2は、前記連結機構5の回動により前記毛髪を保持解放可能に構成されている。前記振動手段3が発生させる振動は、1〜20000Hzの所定周波数からなる。前記振動体3は、前記一方又は他方のアーム2A、2Bの長さ方向に沿って摺動可能、かつ、前記アーム体2の保持した前記毛髪に、摺
動しながら前記振動手段3からの振動を伝達可能、に構成されている。
[1−1]本発明の処理する毛髪:
本発明の毛髪形状の処理装置1は、軟化剤を塗布或いはスプレーして軟化処理した後の毛髪、又は、毛髪処理剤を塗布した後の毛髪(以下、適宜「軟化等処理後の毛髪」という)に好適に用いることが出来る。すなわち、本発明の毛髪形状の処理装置は頭髪の形状の処理に好適に用いられるものである。この軟化等処理の方法としては、先ず洗髪を行った後に、第1液(軟化剤)を、丁寧に塗布或いはスプレーすることで行われる。なお、本発明の毛髪形状の処理装置は、前述のように、軟化等処理後の毛髪に好適に用いることができるが、それらの軟化等処理後の毛髪に限定されるものではなく、軟化等処理をしない毛髪に使用しても優れた効果を奏することは言うまでもない。
[1−2]振動手段:
本実施形態が備える振動手段3は、振動体9を振動させて、前記軟化処理後の毛髪に対して、振動を与える(付与する)、いわば動力源との機能を有するものである。図1では、振動手段3は、装置本体4Aに配置されているが、この配置場所は装置本体に限られるものではなく、たとえば、アーム体2に備えられてもよい。
振動手段3としては、例えば、小型モータ或いは偏平モータといった電動モータや、電磁アクチュエータ或いはセラミックアクチュエータ等が挙げられ、家庭用電源に電源コード7を介して接続可能なものが含まれる。セラミックアクチュエータ等で振動手段3を構成する場合には、電気エネルギーを機械的な直進運動のエネルギーに直接変換可能であるため、エネルギー効率がよくなり、省電力化を図ることが可能となる。振動手段の作動開始終了は、公知の電源スイッチ等を設けて行われる。なお、振動手段として電動モータのような回転運動出力のものを使用する場合は、例えば、図7に示されるように、カム機構10を用いて直進運動に変換し、後述する振動体を振動させて構成してもよい。このように構成される振動手段は、その重量があまりにも大きくなると、毛髪形状の処理作業に負担がかかるおそれがあるため、可能な限り軽量なものであることが好ましい。
振動手段3は、1Hz〜20000Hzの所定周波数の振動を発生可能に構成される。このように振動手段を構成することにより、例えば、最小値からなる所定周波数の振動であれば、アーム2Bの長手方向からの振動を受けた軟化処理後の毛髪は、回転運動にはならないとしても、アーム体2に保持されながら、少なくとも毛髪自らの外周に沿って、アーム2B(振動体9)上を転がりながら往復運動を繰り返す。さらに、例えば、所定周波数内で適用周波数を大きくとれば、その周波数の振動により、毛髪の外周に沿って、往復回転運動を繰り返すことができる。しかるに、振動手段を、1Hz〜20000Hzの所定周波数の振動を発生可能に構成することにより、従来のパーマ処理においては行われ難かった毛髪のケラチンにおけるシスチン結合、塩結合、氷素結合等の切断を、その細部にまで及ぼすことができる。さらに、毛髪形状の付与処理をスムーズに行うことができ、処理時間を短縮することができる。したがって、毛髪は損傷を受けず、柔らかい円形断面を維持できるのである。
また、振動手段3が発生させる振動は、10Hz〜100Hzの範囲内の周波数の振動であることが好ましい。これは、超音波振動よりも10Hz〜100Hzの範囲内の周波数からなる低周波振動の方が、より振幅を大きく取れるからである。このような低周波振動を、図1のように、アーム2Bの長手方向に沿って毛髪の側面方向から毛髪に与えると、確実に、毛髪に往復回転運動を繰り返しさせることができる。したがって、毛髪は損傷を受けず柔らかい円形断面を維持できるのである。さらに、理由として定かではないが、所定方向からの振動を付与しながら、毛髪形状の処理を行うと、第1液の毛髪への浸透が助けられ、毛髪を軟化させるといった第1液の効果が高められるため、毛髪形状の処理として好ましいと考えられる。このように、振動手段の周波数を所望の数値範囲内にすることで、毛髪の弾力性と風合いを保つことが可能となる。
また、振動手段の周波数が、切り替え可能に構成されることが好ましい。毛髪の固さ、太さ等は個人差があるため、前述した所定の周波数を、切り替え可能に構成することにより、個々の毛髪の特性に合わせて毛髪の形状処理を行えるから、好ましい形態の一つである。
また、前記振動手段の振動の振幅が、0.001mm〜10mmの範囲内であることが好ましく、さらに、0.2mm〜1mmの範囲内であることが好ましい。一般的に、人の毛髪の太さは、0.06〜0.1mmであり、毛髪の周長は、0.19〜0.31mmである。すなわち、毛髪が往復回転運動を繰り返し行う場合にも、前記所定範囲内の振幅で行われるため、毛髪が、過度に右回転のみ又は左回転のみに偏ること、或いは、過度に回転し過ぎること、に起因して損傷を受けず、柔らかい円形断面を維持できる。したがって、毛髪は弾力性と風合いを保つことができる。なお、一定方向の振動を与え(付与し)ながら、毛髪形状の処理を行うことにより、第1液の毛髪への浸透が助けられ、毛髪を軟化させるといった第1液の効果が高められると考えられるため、前述のように振動手段の振動を構成することは好ましい形態の一つである。
なお、毛髪の1回転分の周長は、0.19〜0.31mmであり、2回転分の毛髪の周長は、0.38〜0.63mmであり、3回転分の毛髪の周長は、0.57〜0.94mmである。したがって、前述の振幅が0.001mm以下では、毛髪が回転しないか、或いは、回転しづらいため、好ましくなく、振幅が10mmを超えると30〜50回転分に相当し、毛髪が切れるおそれがあるから、好ましくない。
[1−3]アーム体:
本実施形態が備えるアーム体2は、一方のアーム2Aと他方のアーム2Bからなり、一方のアーム2Aと、他方のアーム2Bとは、連結機構5により回動自在に連結される。さらに、一方のアーム2Aと他方のアーム2Bとが、毛髪を保持可能な程度に、回動自在に構成されている。ここで、毛髪処理を行う際に一方と他方のアーム同士が激しく接触してしまうと、その互いのアームに挟まれた毛髪は潰れてしまうおそれがあるため、一方と他方のアームが激しく接触することは好ましくない。したがって、本実施形態では、一方のアームと他方のアームの接触、又は、一方と他方のアームのいずれか一方に配設された振動体と他方のアームとの接触、又は、いずれのアームにも配設された振動体同士の接触は、毛髪を保持できる程度に接触することが好ましい。
アーム体の形状としては、例えば、円柱状、矩形状、棒状等が挙げられるが、これらの形状に限られず、毛髪を保持解放し易く、加えて、連結機構5を介して回動し易い形状であることが望ましい。また、アーム体2は、図1に示される振動体9が配設され、さらに、図3に示される振動伝達体25等が配設される場合には、中空形状に形成されることが好ましいが、このような中空形状に限らず、振動体を配設し易い形状、又は、振動体を配設した際に毛髪に振動を付与し易い形状、さらには、他の周辺部材を配設し易い形状等であるならば、本実施形態に備えられるアーム体に含まれる。
アーム体は、チタン合金、ジェラルミン、アルミニウム合金、鋼などの公知の金属材料等から形成されるが、これらの材料に限らず、軽量で、振動に強く、耐久性あるものから形成してもよい。さらに、上述の性質を有する上に、耐熱性に優れた材料から形成されることが好ましい。
[1−3−1]連結機構:
アーム体は、図1に示されるように、連結機構5を介して、回動自在に連結されて構成される。すなわち、一方のアーム体2Aと、他方のアーム体2Bとが、リベット部8を基軸として、回動自在に連結される構成をとり、図1の紙面方向でいえば、上下にアームが回動できるように構成される。ただし、このような連結機構に限定されるものではなく、アーム体の回動自在が可能な公知の連結構造も、本実施形態の備える連結機構に含まれる。この連結機構5を介して、一方のアーム体2Aと、他方のアーム体2Bとを自在に回動させることで、一方のアーム体2Aと、他方のアーム体2Bとにより、毛髪の保持解放をスムーズに行うことができるようになる。
ここで、アーム体がどのように毛髪を保持するかは、毛髪形状の処理装置にとっては、重要な問題である。例えば、強く押圧(強圧)して毛髪を挟み込み、さらに、その強圧したまま、毛髪の形状を処理するものでは、強圧した段階で既に毛髪の断面が潰れた状態となり、その潰れた毛髪に追い打ちをかけるように、毛髪形状の処理が加えられるため、二重三重のダメージを毛髪に与えてしまうことになる。換言すれば、仮にアーム体が毛髪に対し、所望の方向から所望の振動を与えることが可能に構成されても、押圧されてダメージを受けた毛髪が、さらに、毛髪処理の工程中継続して強圧され続けることになるから、毛髪は回転するどころか毛髪の周方向への転がりもできなくなり、また、仮に回転しても毛髪は、さらに潰れてしまうおそれが極めて高くなる。結局のところ、毛髪に二重三重のダメージを与えてしまうため、これでは、毛髪の弾力も風合いも維持できない。そこで、本実施形態では、一方のアーム2Aと他方のアーム2Bとが、連結機構5を介して、毛髪を潰さないように、2つのアームで優しく保持するとともに、2つのアーム上で毛髪を保持しながら、毛髪を自らの周方向へ転がらせ、さらには、毛髪に往復回転運動させるように構成されている。
[1−3−2]アーム体のその他の構成:
なお、アーム体に、前述の振動手段が配設されることも好ましい。たとえば、図2に示される毛髪形状の処理装置21のように、アーム体2のアーム2Bに、セラミックアクチュエータ6等の前記振動手段を配設することにより、振動体までの振動伝達距離を短くできるため、所望の振動を確実に毛髪に与える(伝達する)ことができる。すなわち、毛髪への振動伝達のロスが小さくなり、付与する振動の調整を、確実かつスムーズに行えるため、好ましい形態の一つといえる。
また、アーム体には、回動(一方のアームと他方のアームの開閉)を容易にするばね等の付勢部材等が配設されることが好ましい。毛髪の保持をスムーズに行え、毛髪処理をスムーズに行うことができるからである。
さらに、一方のアームと他方のアームとで毛髪を保持した際に、一方と他方のアームからの過度の押圧によるダメージがないよう、図11に示されるような、突起47aをアーム2Bに設け,また、凹部47bをアーム2Aに設けて構成することも好ましい。このように構成されることにより、一方と他方のアームが互いに相手(一方又は他方のアーム)を過度に押圧しそうになっても、過度の押圧がなされる前に、前述の突起47aと凹部47bとが、ストッパーとしての役割を果たすため、過度の押圧を防ぐことができる。したがって。毛髪への押圧が避けられるのである。
[1−4]振動体:
振動体は、図1、3に示されるように、アーム体2の長手方向に沿って配設される、平板部材として構成される。ただし、振動体9は、このような平板部材に限定されるものではなく、アーム2B(又は、アーム2A)の長手方向に沿って、アーム体2により保持された毛髪の側面から、振動を与えることができる形状等であれば、本実施形態が備える振動体に適したものといえ、そのような部材から本実施形態の備える振動体を形成してもよい。
振動体9は、振動手段3によって発生した振動を受けて、アーム2A、2Bの長手方向に沿って摺動するとともに、その摺動によって生じる振動を、毛髪に対して与える(伝達する)。このように振動体9を構成することにより、毛髪に往復回転運度を行わせて、毛髪のダメージをなくし柔らかい円形断面を維持した毛髪形状の処理を行うことができる。
ここで、図3(A)、(B)に示される、振動体9とその周辺部材との配置関係を表した模式図を用いて説明する。ただし、同図は、振動体9とその周辺部材の関係をわかりやすく説明するために図示されたものであり、アーム体2の連結機構5や、リベット部8等の部材は省略されている。図3(A)、(B)に示されるように、動力部であるモータ22(振動発生手段)が振動を発生させると、その振動は、偏芯カム23、カム24、振動伝達体25を介して、振動体9に伝達される。この振動の伝達を受けた振動体9は、アーム2Bの長手方向に沿って摺動し、この振動体の摺動により、毛髪に対して、アーム2A、2B、の長手方向に沿った振動を伝達できる。なお、振動体とその周辺部材との関係については、後述の振動体とその周辺部材の関係([1−5])の中で、更に詳しく説明する。
さらに、振動体がどのように摺動し、その振動体の摺動がどのように毛髪に対して、振動として伝達されるか、更には、毛髪がどのように往復回転運動を行われるかを、図4を用いて説明する。なお、図4は、アーム2A及び2Bからなるアーム体2、を備える毛髪形状の処理装置(ヘアアイロン)を用いて、毛髪が形状処理される様子を、模式的に示したものである。図4(A)、(B)には、アーム2Bに配設された振動体9が、振動体9に描かれた矢印33Yの向き方向(アーム2Bの先端方向)へ移動する様子が表されている。振動体9が前述の矢印33Yの向き方向(アーム2Bの先端方向)へ移動すると、円状に見立てた毛髪26が、振動体9との接地点(同図では、黒点37)よりも、アーム2A方向(35Yの矢印方向)に移動(回転)する。そして、その上記図4(B)の工程後、図4(C)、(D)に示されるように、アーム2Bに配設された振動体9が、今度は振動体9に描かれた矢印34Yの向き方向(他方のアーム2Bの先端と反対方向)に移動し、その移動に伴い、毛髪がアーム2B方向に移動(回転)する。さらに、その図4(C)及び(D)の工程後の、図4(E)に示されるように、振動体がアーム2Bの先端方向に移動し、再び、図4(A)からの一連の工程が行われる。このように、振動体9は、アーム2B上に沿って、アームの左右方向(長手方向)に繰り返し移動(摺動)するため、アーム2A及び2Bに保持された毛髪は、振動体の移動に合わせて、右回転又は左回転を交互に繰り返す。すなわち、往復回転運動が繰り返し行われるのである。したがって、アーム2A,2Bに保持された毛髪は、アーム2Bに配設された振動体9によって、アームの長手方向に沿って生じた振動を繰り返し受け、あたかも「のし棒」を転がすような往復回転をする。そのため、本実施形態の毛髪形状の処理装置は、毛髪が有する円形の断面形状を形成維持しながら、柔らかく毛髪処理できるのである。
このように、本実施形態が備える振動体により毛髪形状の処理を行えば、過剰な接触圧を与えないため、図5(A)の模式図に示されるような、毛髪の断面の円形形状を維持できる。他方、従来の振動体では、毛髪が回転せず過剰な接触圧を与えていたため、図5(B)の模式図に示されるような、毛髪の断面の円形形状を維持できず、弾力性と風合いを保つことができない。
なお、上述した図4では、矢印を付した他方のアーム2Bにのみ振動体9を配設し、その振動体を振動(摺動)させているが、アーム2Aに振動体を配してもよいし、さらに、一方と他方の両方のアームに振動体を配設してもよい。両方のアームに振動体を配設した場合には、その振動体の一方に、他方と異なる逆方向の振動を与えるよう振動体を構成し、毛髪形状の処理を行ってもよい。このように、両方のアームに振動体を配設する場合には、上側のアーム(一方のアーム)と下側のアーム(他方のアーム)とに、前述のような、あたかも「のし棒」が2つついた状態となるため、その両方のアーム間に保持された毛髪は、さらに確実に往復回転でき、より好ましい形態といえる。ただし、毛髪は振動体の振幅に応じた回転をするが、回転数が多いと毛髪が切れたり、損傷が生じたりするため、振動体の振幅は毛髪が所定の回転以内となるように振動付与することが好ましい。
[1−5]振動体とその周辺部材の関係:
図3を参照しながら、振動体の構成とその周辺部材との構成、及び、その関係について説明する。図3は、毛髪形状の処理装置1の一部拡大断面図であり、説明の便宜上、一方のアームを省略して図示したものである。図3に示されるように、毛髪形状の処理装置1は、装置本体4Aを第1把持体として構成することも好ましい形態の一つである。さらに、図3には図示されていないが、図1に示されるように、アーム2Aに、手で把持可能な第2把持体を、一体又は連結して設けるとともに、さらに、装置本体である第1把持体と、前述の第2把持体とを、手で互いに近づけたり遠ざけたりすることにより、一方のアーム2Aと他方のアーム2Bとが、連結機構5を介して(リベット部8を基軸として)自在に回動するように構成されることも好ましい。アーム体に毛髪の保持解放作業をスムーズに行わせることができるからである。
ここで、図3に示される毛髪形状の処理装置1では、装置本体4Aに、動力源となる振動発生手段3であるモータ22が配され、他方のアーム2Bには振動体9が配されている。さらに、振動体9の、毛髪を保持する面とは反対側の面側に、振動体9と振動伝達体25とを連結する連結部11aが設けられ、また、振動伝達体25の一部を構成するとともに、連結部11aを介して、振動伝達体25の振動を振動体に伝達する継ぎ手として、L字部11bが設けられている。この連結部11aとL字部11bとが、連結構造11を構成する。
この連結構造11により、振動伝達体25、偏芯カム23及びカム24からなるカム機構10を介して、振動手段3の発生した振動が、振動体9に伝達され、さらに、振動体9から毛髪に、その振動が伝達される。換言すれば、振動伝達体25が、カム機構48を介して、モータ22からの振動を受けると、装置本体4A、及び、装置本体4Aの延長上にある、他方のアーム2Bの長手方向に沿って、振動伝達体25は摺動(振動)を繰り返す。そして、その連結構造11を介して、振動体9に、その振動が伝達される。さらに、その振動を受けた振動体9は、毛髪に対して振動を伝達するのである。
また、図3に示されるように、アーム2Bには、開口部12が形成される。その開口部12には、その一方の端部であって、アーム2Bの長手方向、かつ、アーム2Bの先端側に、開口端部12aが形成される。開口部12の他方の端部であって、アーム2Bの長手方向、かつ、装置本体4a側に、開口端部12bが形成される。
この開口部12を形成するのは、振動伝達体25が、アーム2B及び装置本体4Aの長手方向に沿って摺動し、その摺動に伴い、連結構造11を構成するL字部11bが、アーム2Bの長手方向に沿って、開口端部12aと12bの間を摺動するからである。ここで、L字部11bの摺動は、開口端部12aと12bのそれぞれの端部に当接しないように形成されることが好ましく、仮に、当接するとしても、接触するかしないかの程度の当接であることが好ましい。開口端部12aと12bとに、L字部11bが直撃すると、振動手段3の振動を、的確に振動体9に伝達しにくくなり、毛髪が確実に回転往復運動を繰り返しづらくなるからである。
また、L字部11bが、開口端部12a、12bに接触するかしないかの程度の当接が行われる場合には、振動伝達体25は、開口部12の長さ寸法分だけ、すなわち、上記開口端部12aと12bとの長さ寸法分だけ、摺動できるように構成されることが好ましい。また、連結構造11により連結された振動体9は、振動伝達体25が、開口端部12aと12bとの距離寸法分だけしか摺動できないため、連結構造11の連結部11aにより連結された振動体9の摺動も、開口端部12aと12bとの距離(長さ)寸法分だけ、摺動可能に構成されることが好ましい。
なお、振動体9が、アーム2Bの先端に向かって移動する場合の、アーム2B側への最大移動は、連結構造11のL字部11bが、開口端部12aとの当接時に行われ、振動体9が、装置本体4Aに向かって移動する場合の、装置本体4A側への最大移動は、前記連結構造11のL字部11bが、開口端部12bとの当接時に行われる。すなわち、振動体9は、アーム2B側への最大移動と、装置本体4A側への最大移動との間を摺動可能に構成されることになる。
また、開口端部12aと12bとの端部に、連結構造11のL字部11bが当接する場合には、L字部11b(または、開口端部12a、12b)は、いわばストッパーとしての役割を果たすため、いずれの端部にも過度の負担(衝撃)がかからないように、開口端部12aと12b、及び、連結構造11は、耐圧性、耐摩擦性、耐熱性等の強度がある素材から形成されることが好ましい。
さらに、図3(A)、(B)に示されるように、アーム2Bの長さ方向に形成された凹部13の凹部間を、振動体9が、アーム2Bの長さ方向に沿って摺動可能に構成されることも好ましい。ただし、このような構成に限らず、たとえば、凹部を設けずに、アーム2B上に振動体を摺動可能なように構成してもよい。また、同図に示されるように、凹部を形成した場合に、アーム2Bの先端方向にある、凹部の一方の端部に、当接端14aを設けることが好ましく、さらに、装置本体である第1把持体4A側にある、凹部の端部に、当接端14bを設けることが好ましい。振動体9の摺動を、その凹部内に留め、毛髪に与える振動をコントロールし易くするためである。なお、所望以上の振動体の摺動が行われると、毛髪に必要以上の振動を与えるおそれがあるため、所望内の摺動が行われるようにコントロールされることが好ましい。また、振動体の長手方向の寸法調整を調整して形成することが好ましく、さらに、このような当接端14aと、当接端14bとを、凹部を設ける場合には、振動伝達体25の長さ寸法を、当接端14aと当接端14bとに過度に負担がかからないように調節して形成することが好ましい。また、振動体保持部16を設けることで、当接端を備えた部材をアーム2Bにとりつけることにより、アーム2Bに凹部を簡単に形成できるため好ましい。
また、図3(A)、(B)では、振動体は、前記連結構造11により下支えされ、凹部13に当接しない構成を採用しているが、この構成に限らず、振動体が凹部13に当接(接触)しながら、摺動可能に構成してもよい。振動体が凹部13に当接(接触)しながら摺動する場合には、振動体、及び、振動体当接(接触)する凹部の当接(接触)箇所には、耐摩擦性に優れた部材から構成されることが好ましい。
また、振動体が配設された凹部を被覆することにより、振動体と、凹部の当接端14aと、当接端14bとの間に毛髪が入らないように形成することも好ましい形態といえる。この被覆する部材としてはゴム等が挙げられるが、弾力性があり、振動伝達性があれば、そのような素材から凹部を被覆してもよい。
[1−6]ヘアアイロンの構成:
毛髪形状の処理装置がヘアアイロンとして構成されることは、好ましい実施形態の一つである。さらに、好ましいヘアアイロンの形態としては、例えば、前記アーム2A、2Bの、いずれにも振動体9が配設され、振動手段3によって発生させた振動が、振動体9のいずれか一方又は両方、又は、交互に、付与されて構成されることが、好ましい。このように構成されることにより、確実に、毛髪を回転させることができ、本願の効果を奏することができるからである。
なお、図1に示されるようなアイロンの形態に限らず、例えば、図6に示されるような、いわゆる二股状のアームを有するアイロンであっても、本実施形態の毛髪形状の処理装置に含まれることは言うまでもない。図6に示されるヘアアイロン31では、一方のアーム20Aと他方のアーム20Bとが、リベット8Aにより回動自在に連結されている。したがって、リベット8Aにより、この上下アーム(アーム20Aとアーム20B)は回動し、ヘアアイロン31は、アーム20Aをアーム20Bに近づける(又は、アーム20Bをアーム20Aに近づける)ことで、毛髪を保持できる。さらに、近づけたアーム20Aを、アーム20Bから遠ざける(又は、近づけたアーム20Bをアーム20Aから遠ざける)と、保持した毛髪をアームから離すことができる。
さらに、振動及びその振幅の大きさを制御できるように、コントロールスイッチを設けることや、ヘアアイロン自体を共振させ、或いは毛髪に直接に接するアーム2A、2Bを共振させ、かつ、振幅を増大させて用いることができるように、また、その共振周波数を変化させることができるように、周波数の切替えスイッチを設けることも好ましい。アーム2A・2Bの共振周波数を変化させることは、アーム2A・2Bの厚みや幅、形状を変えることによっても行うことができる。
また、ヘアアイロンの、毛髪に接触する部分をゴムなどの弾性材料等から構成することが好ましい。毛髪との接触圧を低下させることができ、毛髪は損傷を受けず、柔らかい円形断面を維持できるから望ましい。
さらに、振動体のいずれか一方、又は、両方に、前記毛髪と接触する接触面を、緩やかな波状が繰り返し形成されていることも好ましい形態の一つといえる。毛髪との接触圧を低下させるだけでなく、毛髪の形状を円形にし易いからである。また、緩やかな波状の面処理が施されていることで、毛髪は損傷を受けず、柔らかい円形断面を維持できるから好ましい。
[1−6−1]ヘアアイロンの把持体:
図1に示されるように、把持体4Aに振動手段3が配設する場合には、防振装置を配設されることが好ましい。ヘアアイロン1A自体が振動すると、把持体4A、4Bを握る人間の手にも振動が伝わることになるから、この手への振動伝達を抑制するためである。例えば、図8に示されるように、防振装置として動吸振器などの振動吸収体40を把持体4Aに配設した、ヘアアイロン41として構成することが好ましい。
把持体は、チタン合金、ジェラルミン、アルミニウム合金、鋼などの金属材料からなり、円柱状のものを切削加工によって形成されることが好ましい。また、把持体が装置本体である場合には、振動手段3が組み込まれる(配設される)ことが多いため、その場合には、中空形状に形成されることが好ましい。ただし、上述のような金属材料に限られるものではなく、また、円柱状の形状等に限られるものでもない。しかるに、耐震性、軽量性等に優れ、さらに耐熱性も併せ持つ素材であれば、そのような素材から把持体を形成してもよい。また、手に持ち易く、操作性に優れた形状であり、また、前述の振動手段等の構成部材配設し易い形状であれば、ヘアアイロンの把持体を形成するのに好ましい形態といえる。なお、既述のように、把持体は、軽量なものを採用することが好ましい。あまりにも重量があると、毛髪形状の処理の作業に支障を生じるためである。
[1−6−2]ヘアアイロンのその他の構成:
図9に示されるように、上下アーム(一方と他方のアーム)にヒータを内蔵させる等して、ヘアアイロン1に、毛髪に熱を付与する手段を備えることも好ましい。このように、アーム2A・2Bを直接加熱する場合には、60〜200℃で温度が制御できるようにすることが好ましい。
[1−7]毛髪形状の処理装置の使用方法:
図10に示されるように、第2把持体4Bと第1把持体4Aと手で離し、一方のアーム2Aと他方のアーム2Bを開く。アーム2Bに軟化処理後の毛髪を巻きつけ、さらに、アーム2Bの振動体が配設されている箇所に当接させる。把持体4Bと装置本体4Aである把持体とを手で近づけ、アーム2Aとアーム2Bを回動(開閉)させ、アーム体に毛髪を保持させる。毛髪形状の処理装置1の電源を入れて、毛髪に振動を与える。アーム2Bの振動体9に当接させる毛髪を変える場合には、再び、把持体4Bと、装置本体4Aである把持体とを、手で遠ざけ(離し)、アーム2Aとアーム2Bを離れるように回動させて(開いて)、一方又は他方に当接する毛髪の位置を調整し、上述した工程を繰り返す。なお、アーム2Bに、毛髪を巻きつける場合には、巻きつけの厚み等にむらがあると、十分な効果を得られない場合もあるため、むらなく振動体に当接できるように巻きつけることが望ましい。
[2]毛髪形状の処理方法:
以下、本発明の毛髪形状の処理方法を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。但し、本発明はその発明特定事項を備える毛髪形状の処理装置を広く包含するものであり、以下の実施形態に限定されるものではない。
[2−1]本発明の毛髪形状の処理方法の構成:
本発明の毛髪形状処理方法は、前述した毛髪形状の処理装置を好適に用いることができるものであり、その構成としては、軟化剤を塗布或いはスプレーして軟化処理した後の毛髪、又は、毛髪処理剤を塗布した後の毛髪、に、所望の形状を付与できるように構成される。この軟化処理後の毛髪を潰さない程度に保持ながら、毛髪に対して1Hz〜20000Hzの所定周波数の振動を与えることにより、前記毛髪に往復回転運動を繰り返しさせることを特徴とするものである。
[2−2]本発明の対象となる毛髪:
本発明の毛髪形状処理方法を用いて、所望の形状を付与する毛髪は、軟化剤を塗布或いはスプレーして軟化処理した後の毛髪、又は、毛髪処理剤を塗布した後の毛髪である(以下、適宜「軟化処理後の毛髪」という)。すなわち、本発明の毛髪形状処理方法は、頭髪の形状の処理に用いられるものであり、毛髪に軟化剤を塗布或いはスプレーして、軟化処理を施した毛髪に対して、用いられるものである。この軟化処理の方法としては、先ず洗髪を行った後に、第1液(軟化剤)を、丁寧に塗布或いはスプレーすることで行われる。
[2−2−1]毛髪軟化剤(毛髪処理剤):
毛髪軟化剤(毛髪処理剤)としては、例えば、毛染め剤、トリートメント剤、セットローション剤等をいい、更に具体的には、ヘアマニキュア剤、ヘアトリートメント剤、ヘアスタイリング剤、ヘアリンス剤、ヘアクリーム剤、ヘアムース剤、ヘアジェル剤、ヘアパック剤等がある。
[2−3]所望の形状:
本発明の毛髪形状処理方法を用いて、付与し得る所望の形状には特に限定はないが、軟化剤を塗布或いはスプレーして軟化処理した後の毛髪に、又は、毛髪処理剤を塗布した後の毛髪に対して、例えば、ウェーブパーマ、ストレートパーマ等のヘアスタイルを施す、毛髪形状処理に好適に用いることができる。
[2−3−1]ウェーブパーマ:
ここで、ウェーブパーマを施す場合の一つの方法としては、洗髪し、更に第1液を用いて軟化させた毛髪をコーミングしながら一定量ほどを握り取り、その毛髪の束を生え際から毛先まで揃え、例えば、ヘアアイロンで毛髪に一定方向のウェーブ(カール)を付けたり、生え際から毛先まで略均一のテンションが掛かるようヘアロッドに巻き付けることで、所望の形状に処理する方法がある。
[2−3−2]ストレートパーマ:
ストレートパーマを施す場合の一つの方法としては、洗髪後に、コーミングして一定量ほど握り取った毛髪の束を、生え際から毛先まで揃え、しかる後に第1液を塗布或いはスプレーして毛髪を軟化させ、次に、コーミングしながら一定量ほど握り取った毛髪の束を、生え際から毛先まで揃え、例えば、ヘアアイロンでストレートとなるように処理する方法がある。
[2−4]振動の付与方法:
本実施形態の毛髪形状処理方法は、前記毛髪を潰さない程度に保持ながら、毛髪に対して1Hz〜20000Hzの所定周波数の振動を付与することにより、前記毛髪に往復回転運動を繰り返しさせることが好ましい。前記毛髪を潰さない程度に保持するのは、毛髪を潰すように押圧すると、毛髪にダメージを与えてしまうため、望ましくないからである。また、軟化処理後の毛髪に対して、1Hz〜20000Hzの所定周波数の振動を与える(付与する)ことにより、毛髪に往復回転運動を繰り返し行わせることができる。換言すれば、往復回転運動を繰り返し行わせることができるような振動は、毛髪の長手方向に対して、ほぼ平行かつ交差方向からの振動を受けた場合である。さらに具体的に説明すれば、前述の毛髪形状の処理装置を用いた場合には、アームの長手方向に沿って毛髪の側面に振動を与える(付与する)場合には、往復回転運動を繰り返し行わせることができる。ここで、この往復回転運動には、回転が1回未満のものも含まれる。前述の最小値からなる所定周波数の振動であれば、回転運動にはならないとしても、少なくとも毛髪の外周に沿って転がりながら往復運動し、毛髪に損傷を与えず、柔らかい円形断面を維持できるためである。ただし、より好ましいのは、往復回転運動が一回以上行われることであり、そのような往復回転運動が行われることで、所望の毛髪形状に処理し易くなり、本願の効果を奏するからである。したがって、所定周波数内での適用周波数を大きくとれば、その周波数の振動により、毛髪の外周に沿って、往復回転運動を繰り返すことになるから、所望の毛髪形状の処理を可能としながら、毛髪には損傷を与えず、柔らかい円形断面を維持できるため、望ましい。
また、本実施形態の毛髪形状処理方法は、10Hz〜100Hzの範囲内の周波数の振動であることが好ましい。これは、超音波振動よりも、10Hz〜100Hzの範囲内の周波数の振動、すなわち、低周波振動の方が、振幅を大きく取れるためである。換言すれば、このような低周波振動を、たとえば、前述の毛髪処理装置を用いて毛髪に与える(付与する)場合には、アームの長手方向に沿って毛髪の側面から与える(付与する)ことができるため、その大きな振幅を受けた毛髪は、確実に、毛髪の外周方向に沿って転がり、さらには往復回転運動を繰り返す。したがって、毛髪は損傷を受けずに柔らかい円形断面を維持できるから、好ましい。また、このように構成されることにより、従来と同じ時間或いはそれよりも短い時間で毛髪形状の処理を行っても、第1液の毛髪への浸透、作用を、より細部にまで及ぼすことができる。その結果、従来よりも、繊細な形状付与を行うことができるようになり、しかも、付与された形状が長期間保持されることとなる。なお、この理由として定かではないが、所定方向からの振動を付与しながら、毛髪形状の処理を行うことにより、第1液の毛髪への浸透が助けられ、毛髪を軟化させるといった第1液の効果が高められるためと考えられる。このように振動手段の周波数を所望の数値範囲内にすることで、毛髪の弾力性と風合いを保つことが可能となる。
また、本実施形態の毛髪形状処理方法は、毛髪に付与する振動の振幅が、0.001mm〜10mmの範囲内であることが、好ましい。さらに、0.2mm〜1mmの範囲内であることがより好ましい。一般的に、人の毛髪の太さは、0.06〜0.1mmであり、毛髪の周長は、0.19〜0.31mmである。すなわち、毛髪が往復回転運動を繰り返し行う場合にも、前記所定範囲内の振幅で行われるため、毛髪が、過度に、右回転のみ又は左回転のみに偏ること、或いは、過度に回転し過ぎること、に起因する損傷を受けず、柔らかい円形断面を維持できる。したがって、毛髪は弾力性と風合いを保つことができる。
なお、毛髪の1回転分の周長は、0.19〜0.31mmであり、2回転分の毛髪の周長は、0.38〜0.63mmであり、3回転分の毛髪の周長は、0.57〜0.94mmである。したがって、前述の振幅が0.001mm以下では、毛髪が回転しないか、或いは、回転しづらいため、好ましくなく、振幅が10mmを超えると30〜50回転分に相当し、毛髪が切れるおそれがあるから、好ましくない。
さらに、本実施形態に好適な前述の毛髪処理装置を用いて、毛髪処理を行う場合には、上記振動は、振動体を介してアームの長さ方向に沿って、毛髪に与えられることから、毛髪は、往復回転運動を繰り返し、振動手段の作動を終了した後は、回転運動により生じた毛髪のねじれが少ない。このことを具体的に説明すると、図6に示されるように、毛髪断面を正面視した場合には、前記振動を与える(付与する)毛髪は、右回転も左回転も交互に繰り返し行われるため、毛髪が、右回転方向だけ又は左回転方向だけに偏り、いわゆるねじれ過ぎてしまうおそれがない。しかるに、毛髪形状の処理装置の使用終了後に、左右のいずれか一方向にねじれた状態のままの毛髪も少なくできる。なお、理由は定かではないが、一定方向の振動を与え(付与し)ながら処理を行うことにより、第1液の毛髪への浸透が助けられ、毛髪を軟化させるといった第1液の効果が高められるためとも考えられる。
このように、本発明の毛髪形状の処理方法を行った場合には、一回の処理による、毛髪の形状が保持された期間は、通常の生活で約3ヶ月であり、その間は、ほぼそのままの形状で保持された。また、多少の型崩れを許容した場合には、約5ヶ月まで形状保持の効果が認められた。他方、振動を与えずに同様の処理を行った場合には、約2ヶ月程度しか、保持できず、多少の型崩れを許容したとしても、せいぜい約3ヶ月程度しか形状保持の効果は認められなかった。
ここで、前述のように、硬化処理後は、長期にわたって、処理後の毛髪形状が保持される理由については、定かではない。しかし、毛髪の細部にまで形状付与されることにより、毛髪の細部に至るケラチンのシスチン結合等が復元されるため、さらに、具体的に言えば、毛髪に対して、所望方向からの振動を付与しながら処理を行うことにより、第1液の毛髪への浸透が助けられ、第1液の効果が高められること、また超音波振動よりも、低周波とすることで振幅を大きく取れること、加えて、毛髪の側面から振動を受けるため、損傷を受けずに円形断面を維持でき、弾力性と風合いを保つことが可能となることも一因と考えられる。
また、理美容師がパーマ処理を行う場合に、無意識のうちにヘアアイロン等のアームの部分で毛髪をしごいたり、引っ張ったり、或いは軽く叩いたりする行為において、ヘアアイロン等に加えられる振動の周波数が、超音波領域といった高い周波数帯に及ぶことは考え難く、従って、あくまで推測の域を出るものではないが、本発明における周波数帯での処理は、あたかも理美容師の行為を代用するかのように作用しており、その結果に起因するところもあるとも考えられる。
また、上述したように、所定の振動の付与という物理的な処理によって、第1液の毛髪への浸透が助けられ、第1液の効果が高められるであろうことを考慮すると、本発明は、ヘアマニキュアやトリートメント剤等の塗布といった毛髪の処理にも優れた効果を奏することが期待される。
そこで、一人の毛髪(頭髪)にヘアマニキュアを塗布して、一部の毛髪の束については振動を与えずに、一方、別の一部の毛髪の束については振動を与えつつ、それぞれ同時間ほど同形状のヘアアイロンを用いて処理したところ、一定方向の振動を与えた場合に、毛髪の艶がよくなることが確認された。
即ち、所定の周波数の振動を加えながら、トリートメント剤等が塗布された毛髪を処理した場合や、トリートメント剤等を毛髪に塗布しながら所定の周波数の振動を加えて処理した場合には、トリートメント剤が毛髪の細部にまで浸透し、その効果を十分に発揮させると共に、処理時間を短くすることが可能となる。これにより、処理された毛髪の性状が長く保持されるという効果も期待される。
[2−4]本実施形態に適したヘアアイロンによる毛髪形状の処理方法:
前記毛髪形状の処理方法に適したヘアアイロンを用いて、毛髪形状の処理を行うことが望ましい。本実施形態に好適なアイロンとしては、前述した[1−5]ヘアアイロンを用いることが好ましい。
なお、ヘアアイロンによる毛髪形状の処理に際しては、振動を与える前、与えながら、あるいは与えた後の、少なくともいずれかの時点で、毛髪に一定温度の熱を与える方法を採用することも好ましい。この熱の付与により、毛髪の可塑性が高められ、振動のみを加えた場合と比較して、より短時間に毛髪に所望の形状を付与することが可能となる。
また、ヘアアイロンの一方と他方のアームに配した振動板を摺動させて、毛髪に振動を与える(付与する)場合には、大きく分けて、一方のアームのみを振動させる方法、両方のアームを振動させる方法、双方のアームを交互に振動させる方法の3種類の方法があり、本発明においては、毛髪の処理形状に合わせて、これらのいずれの方法を用いてもよい。
なお、本実施形態に用いることができるヘアアイロンには、その一方と他方の(上下)アームの形状によって平アイロン或いは丸アイロン等といった種々の形態のものがあるが、本発明は、その形態による制限を受けるものではない。また、ヘアアイロンの選定は、毛髪と使用目的に相応しい形態(幅、太さ、形状)を有するものを選定することが好ましい。
このように、本毛髪形状の処理方法により、従来のパーマ処理と比較して、より細部まで微細に切断されたシスチン結合等が、第2液の作用によって復元される。こうして、毛髪の細部にまで付与された形状が保持されることとなるため、その後の洗髪等を繰り返すことによっても、形状が崩れ難く、長期の形状保持が図られる。
上述の通り、本発明によれば、ストレートパーマやウェーブパーマ等のパーマ処理において、第1液(軟化剤)の効果を十分に発揮させて、その細部にまで及ぼすことが可能となる。また、毛髪形状の付与処理をスムーズに行うことができ、処理時間を短縮することができる。また、硬化処理後は、毛髪の細部にまで形状付与されることにより、毛髪の細部に至るケラチンのシスチン結合等が復元されるため、長期にわたって、処理後の毛髪形状が保持される。更に、従来のウェーブパーマ等では行えなかった繊細な形状の処理を行うことでき、優美な或いは個性的な形状を毛髪に付与可能となる。
本発明の毛髪形状の処理装置の実施形態1を示す模式図であって、斜視図である。 本発明の毛髪形状の処理装置の実施形態2を示す模式図であって、斜視図である。 本発明の毛髪形状の処理装置の実施形態を示す部分拡大図であって、振動体とその周辺部材との配置関係を表した模式図である。 本発明の毛髪形状の処理装置の実施形態を示す部分拡大図であって、図10Aの模式図を、さらに拡大した模式図である。 本発明の毛髪形状の処理装置の実施形態を示す部分拡大図であって、毛髪形状の処理が行われる状態を表す模式図である。 本発明の毛髪形状の処理装置の実施形態を示す部分拡大図であって、毛髪形状の処理が行われる状態を表す模式図である。 本発明の毛髪形状の処理装置の実施形態を示す部分拡大図であって、毛髪形状の処理が行われる状態を表す模式図である。 本発明の毛髪形状の処理装置の実施形態を示す部分拡大図であって、毛髪形状の処理が行われる状態を表す模式図である。 本発明の毛髪形状の処理装置の実施形態を示す部分拡大図であって、毛髪形状の処理が行われる状態を表す模式図である。 本発明の毛髪形状の処理装置の実施形態を示す部分拡大図であって、毛髪を保持した際の、毛髪の形状を示す模式図である。 従来の毛髪形状の処理装置の実施形態を示す部分拡大図であって、毛髪を保持した際の、毛髪の形状を示す模式図である。 本発明の毛髪形状の処理装置の実施形態3を示す模式図であって、アーム体が把持体を兼ねている毛髪形状の処理装置の斜視図である。 回転運動を往復運動に変換するカム機構の模式図である。 本発明の毛髪形状の処理装置の実施形態2を示す模式図であって、斜視図である。 本発明の毛髪形状の処理装置の実施形態4を示す模式図であって、振動体にヒータを組み込んだ毛髪形状の処理装置が毛髪を保持した状態を表す模式図である。 本発明の毛髪形状の処理方法に用いられる処理装置の実施形態の斜視図である。 本発明の毛髪形状の処理装置の実施形態5を示す模式図であって、アーム対に突起と凹部を設けた毛髪形状の処理装置を表す模式図である。
符号の説明
1、11、21、31、41:ヘアアイロン、2:アーム体、2A:一方のアーム、2B:他方のアーム、3:振動手段、4A:装置本体(第1把持体)、4B:第2把持体、5:連結機構、6:セラミックアクチュエータ、7:電源コード、8:リベット部、9:振動体、10:カム機構、11:連結構造、11a:連結部、11b:L字部、12:開口部、12a、12b:開口端部、13:凹部、14a、14b:当接端、16:振動体保持部、20A:上アーム、20B:下アーム、31:ヘアアイロン、22:モータ、23:偏芯カム、24:カム、25:振動伝達体、26:毛髪、33Y:矢印、34Y:矢印、37:黒点、40:振動吸収体(防振装置)、47:突起a、47b:凹部。

Claims (12)

  1. 軟化剤を塗布或いはスプレーして軟化処理した後の毛髪に、又は、毛髪処理剤を塗布した後の毛髪に、所望の形状を付与する毛髪形状の処理装置であって、
    一方のアームと他方のアームとが、連結機構を介して、回動自在に連結されて構成されるアーム体と、
    前記一方又は他方のアーム、或いは、前記装置本体に配設され、かつ、所定周波数の振動を発生させる振動手段と、
    前記一方又は他方のアームに配設され、かつ、前記振動手段の発生する振動を前記毛髪に伝達可能に構成される振動体と、を備え、
    前記アーム体は、前記連結機構の回動により前記毛髪を保持解放可能に構成されてなり、
    前記振動手段が発生させる振動は、1〜20000Hzの所定周波数からなり、
    前記振動体は、前記一方又は他方のアームの長さ方向に沿って摺動可能、かつ、前記アーム体の保持した前記毛髪に摺動しながら前記振動手段からの振動を伝達可能に構成されてなる毛髪形状の処理装置。
  2. 前記装置本体は手で把持可能な第1把持体として構成され、
    前記アーム体の、前記一方のアームには、手で把持可能な第2把持体が、一体又は連結して設けられ、
    前記第1把持体と前記第2把持対との開閉により、前記一方のアームと前記他方のアームとが、連結機構を介して回動するアーム体として構成される前記請求項1に記載の毛髪形状の処理装置。
  3. 前記振動手段の振動の振幅が、0.001mm〜10mmの範囲内である請求項1又は2に記載の毛髪形状の処理装置。
  4. 前記振動手段の周波数が、切り替え可能に構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の毛髪形状の処理装置。
  5. 前記毛髪形状の処理装置が、ヘアアイロンである請求項1〜4のいずれか1項に記載の毛髪形状の処理装置。
  6. 前記請求項5のヘアアイロンであって、
    前記一方と他方のアームの、いずれにも前記振動体が配設されてあり、
    前記振動手段によって発生させた振動が、前記振動体のいずれか一方又は両方又は交互に、付与されている請求項5に記載の毛髪形状の処理装置。
  7. 前記振動体のいずれか一方又は両方には、前記毛髪と接触する接触面が設けられ、
    前記接触面は、緩やかな波状が繰り返し形成される面処理が施されている請求項6記載の毛髪形状の処理装置。
  8. 前記毛髪処理装置の、毛髪に接触する部分が弾性材料で構成されている請求項1〜7のいずれか1項に記載の毛髪形状の処理装置。
  9. 軟化剤を塗布或いはスプレーして軟化処理した後の毛髪、又は、毛髪処理剤を塗布した後の毛髪に、所望の形状を付与する毛髪形状の処理方法であって、
    前記毛髪を潰さない程度に保持しながら、前記毛髪に対して1Hz〜20000Hzの所定周波数の振動を与えることにより、前記毛髪に往復回転運動を繰り返しさせる毛髪形状処理方法。
  10. 前記毛髪形状処理方法であって、毛髪に付与する前記振動の振幅が、0.001mm〜10mmの範囲内である請求項9に記載の毛髪形状処理方法。
  11. 前記毛髪形状の処理方法に適したヘアアイロンを用いて、毛髪形状の処理を行う請求項9又は10に記載の毛髪形状の処理方法。
  12. 前記毛髪形状処理方法であって、毛髪に接触する部分が弾性材料で構成されている請求項9〜11のいずれか1項に記載の毛髪形状処理方法。
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