JP3000262B2 - 縮れ毛矯正アイロン - Google Patents
縮れ毛矯正アイロンInfo
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- JP3000262B2 JP3000262B2 JP8150412A JP15041296A JP3000262B2 JP 3000262 B2 JP3000262 B2 JP 3000262B2 JP 8150412 A JP8150412 A JP 8150412A JP 15041296 A JP15041296 A JP 15041296A JP 3000262 B2 JP3000262 B2 JP 3000262B2
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- curly hair
- straightening iron
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- curly
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A45—HAND OR TRAVELLING ARTICLES
- A45D—HAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
- A45D2/00—Hair-curling or hair-waving appliances ; Appliances for hair dressing treatment not otherwise provided for
- A45D2/001—Hair straightening appliances
- A45D2/002—Hair straightening appliances with combs
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A45—HAND OR TRAVELLING ARTICLES
- A45D—HAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
- A45D1/00—Curling-tongs, i.e. tongs for use when hot; Curling-irons, i.e. irons for use when hot; Accessories therefor
- A45D1/02—Curling-tongs, i.e. tongs for use when hot; Curling-irons, i.e. irons for use when hot; Accessories therefor with means for internal heating, e.g. by liquid fuel
- A45D1/04—Curling-tongs, i.e. tongs for use when hot; Curling-irons, i.e. irons for use when hot; Accessories therefor with means for internal heating, e.g. by liquid fuel by electricity
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は天然の縮れ毛を直毛に矯
正するための縮れ毛矯正用アイロンに関する。
正するための縮れ毛矯正用アイロンに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、俗に天然パーマと自然の縮れ毛を
直毛に矯正するためには、毛髪の組成を緩めるパーマ第
１剤を使用し、加熱したはさみ状アイロンによって毛髪
をしごくように引っ張ることによって引き伸ばし、その
状態をパーマ第２剤で固定することによって行われてい
た。このためのアイロンは、ロッドとグローブが共に平
面で構成されたもの、平面と凸条で構成されたもの、共
に凸条（ローラー）で構成されたものなどが使用されて
いた。しかし、このようなものは、基本的に毛髪を加熱
するだけのもので、引き伸ばす作用は、アイロンで挾ん
だ部分を把持してアイロンを通過し加熱された毛髪を引
っ張ることによって行われることとなる。このため、毛
根に過重の負担を強いるだけでなく、すべての毛髪を均
一の力で把持することが出来ず、一部の毛髪には過剰の
張力がかかると共に一部の毛髪では把持力が不足で十分
な引き伸ばしが行われないという問題があった。
直毛に矯正するためには、毛髪の組成を緩めるパーマ第
１剤を使用し、加熱したはさみ状アイロンによって毛髪
をしごくように引っ張ることによって引き伸ばし、その
状態をパーマ第２剤で固定することによって行われてい
た。このためのアイロンは、ロッドとグローブが共に平
面で構成されたもの、平面と凸条で構成されたもの、共
に凸条（ローラー）で構成されたものなどが使用されて
いた。しかし、このようなものは、基本的に毛髪を加熱
するだけのもので、引き伸ばす作用は、アイロンで挾ん
だ部分を把持してアイロンを通過し加熱された毛髪を引
っ張ることによって行われることとなる。このため、毛
根に過重の負担を強いるだけでなく、すべての毛髪を均
一の力で把持することが出来ず、一部の毛髪には過剰の
張力がかかると共に一部の毛髪では把持力が不足で十分
な引き伸ばしが行われないという問題があった。
【０００３】近年、このアイロンの改良型が種々提案さ
れている。その多くは、たとえば実公平７−４８１６１
号公報のアイロンのように、毛髪の通過路をアイロン断
面内でジグザグ状に屈曲させ、この部分でしごきの作用
を与えようとするものである。しかし、このようなアイ
ロンでも、ロッドとグローブを共に金属とし、金属面で
毛髪を把持すると、アイロンを握る力の加減が難しく、
また挾んだ毛髪にかかる力の均一性にも問題が残る。こ
のため、本発明者は、その毛髪の把持部を弾性材料面と
凸条とで構成することを提案した（特公平４−２２０８
２号参照）。
れている。その多くは、たとえば実公平７−４８１６１
号公報のアイロンのように、毛髪の通過路をアイロン断
面内でジグザグ状に屈曲させ、この部分でしごきの作用
を与えようとするものである。しかし、このようなアイ
ロンでも、ロッドとグローブを共に金属とし、金属面で
毛髪を把持すると、アイロンを握る力の加減が難しく、
また挾んだ毛髪にかかる力の均一性にも問題が残る。こ
のため、本発明者は、その毛髪の把持部を弾性材料面と
凸条とで構成することを提案した（特公平４−２２０８
２号参照）。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、弾性材料面と
金属製凸条の組合せは、凸条が弾性面に食い込むことで
把持力が強くなり過ぎ、毛髪を必要以上にしごきいて苦
痛を与えると共に、毛髪の表皮を傷めやすいという問題
があった。そしてなによりも、上記の各種アイロンは、
直毛にするのはアイロンを通過した後の毛髪を引っ張る
ことによっているという問題があった。すなわち、上記
実公平７−４８１６１号あるいは特公平４−２２０８２
号のようなアイロンも、アイロン内では張力が作用しな
いので、アイロンの長さ方向面内の縮れを伸ばすことは
出来ず、しごくことによって図５（ａ）のような捲状毛
を同図（ｂ）のような波状毛とする作用を有するだけで
ある。直毛とするには、アイロンの把持力によってアイ
ロンを通過し、加熱された後の毛髪に引っ張り力を作用
させることによるものであるが、アイロンを出た毛髪は
急速に冷却するので、引き伸ばすために大きな張力を必
要とし、皮膚に苦痛を与える原因ともなっている。この
発明は、しごき部分で毛髪に過酷な作用を与えず、しか
も、直毛とするための引き伸ばし作用をも有する縮れ毛
矯正アイロンを得ようとするものである。
金属製凸条の組合せは、凸条が弾性面に食い込むことで
把持力が強くなり過ぎ、毛髪を必要以上にしごきいて苦
痛を与えると共に、毛髪の表皮を傷めやすいという問題
があった。そしてなによりも、上記の各種アイロンは、
直毛にするのはアイロンを通過した後の毛髪を引っ張る
ことによっているという問題があった。すなわち、上記
実公平７−４８１６１号あるいは特公平４−２２０８２
号のようなアイロンも、アイロン内では張力が作用しな
いので、アイロンの長さ方向面内の縮れを伸ばすことは
出来ず、しごくことによって図５（ａ）のような捲状毛
を同図（ｂ）のような波状毛とする作用を有するだけで
ある。直毛とするには、アイロンの把持力によってアイ
ロンを通過し、加熱された後の毛髪に引っ張り力を作用
させることによるものであるが、アイロンを出た毛髪は
急速に冷却するので、引き伸ばすために大きな張力を必
要とし、皮膚に苦痛を与える原因ともなっている。この
発明は、しごき部分で毛髪に過酷な作用を与えず、しか
も、直毛とするための引き伸ばし作用をも有する縮れ毛
矯正アイロンを得ようとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明の縮れ毛矯正用
アイロンは、それぞれにヒータを内蔵したロッドを有す
るはさみ状アイロンであり、ロッドの縮れ毛入り口側は
強い把持力を有する毛髪のしごき部であり、出口側はし
ごき部よりも弱い把持力を有する引き伸ばし部とされて
いることを特徴とする。より具体的には、縮れ毛の入り
口側に櫛が形成されており、上記しごき部は、少なくと
も２本の断面が台形あるいは半円形の凸条と、他方のロ
ッドの凸条と係合する平面部とからなり、上記凸条と、
該凸条と係合する平面部とが、共に弾性材料で形成され
ている。そして、上記凸条先端の係合部は、０．５ｍｍ
以上、３ｍｍ以下の幅を有する。一方、上記引き伸ばし
部は、一方のロッドは断面四角形あるいは台形の複数の
凸条を有し、他方のロッドは平面で構成され、凸条と平
面部とが、共に弾性材料で形成されている。そして、上
記凸条は、上記平面部との係合部がしごき部のそれより
も広く、１ｍｍ以上５ｍｍ以下の幅を有する。このよう
に、一方のロッドの係合面は複数の断面台形あるいは半
円型の凸条を有し、他方のロッドはこれと係合する平面
部とを有し、該凸条および平面部は共に弾性材料で形成
されていることを特徴とするが、上記凸条は、他方のロ
ッドの平面部との係合部が、０．５ｍｍないし５ｍｍの
幅を有し、その高さは、２ｍｍ以下であることが望まし
い。
アイロンは、それぞれにヒータを内蔵したロッドを有す
るはさみ状アイロンであり、ロッドの縮れ毛入り口側は
強い把持力を有する毛髪のしごき部であり、出口側はし
ごき部よりも弱い把持力を有する引き伸ばし部とされて
いることを特徴とする。より具体的には、縮れ毛の入り
口側に櫛が形成されており、上記しごき部は、少なくと
も２本の断面が台形あるいは半円形の凸条と、他方のロ
ッドの凸条と係合する平面部とからなり、上記凸条と、
該凸条と係合する平面部とが、共に弾性材料で形成され
ている。そして、上記凸条先端の係合部は、０．５ｍｍ
以上、３ｍｍ以下の幅を有する。一方、上記引き伸ばし
部は、一方のロッドは断面四角形あるいは台形の複数の
凸条を有し、他方のロッドは平面で構成され、凸条と平
面部とが、共に弾性材料で形成されている。そして、上
記凸条は、上記平面部との係合部がしごき部のそれより
も広く、１ｍｍ以上５ｍｍ以下の幅を有する。このよう
に、一方のロッドの係合面は複数の断面台形あるいは半
円型の凸条を有し、他方のロッドはこれと係合する平面
部とを有し、該凸条および平面部は共に弾性材料で形成
されていることを特徴とするが、上記凸条は、他方のロ
ッドの平面部との係合部が、０．５ｍｍないし５ｍｍの
幅を有し、その高さは、２ｍｍ以下であることが望まし
い。
【０００６】
【作用】本発明の縮れ毛矯正用アイロンは、上記の構成
により、図１を参照して、毛髪は、まず、しごき部ａの
凸条と平面部とでＵ字型ないしＶ字型に湾曲固定され、
これを引くことにより、加熱されつつ上下への強いしご
きを受けることになる。このため、図１の断面内では縮
れ毛は引き伸ばされるが、紙面に垂直方向でのしごきの
力は弱く、図４（ａ）のような縮れ毛を同（ｂ）のよう
な波状毛に矯正する。ついで毛髪は引き伸ばし部ｂに入
るが、この部分の凸条の係合部の幅は、しごき部の凸条
の係合部の幅よりも広く、一方のロッドは平面のみであ
るので、その毛髪の把持力はしごき部よりも当然に弱く
なる。このため、この部分においてはしごき部の把持力
により毛髪には引っ張り力が作用し、波状毛が引き伸ば
され、直毛とされる。しかし、従来品と異なり、引っ張
り力によって直毛とされるのは、依然として加熱下、し
かも凸条による押圧力の作用下であり、局部的に比較的
高い矯正力が作用するため、アイロンを引っ張る力は従
来品に比して小さくてよく、皮膚への負担は小さくな
る。アイロンへ入る毛髪を櫛を通すことにより、平行に
整えて上記の作用を毛髪に平均に与えることが出来るの
は、先の発明と同様である。
により、図１を参照して、毛髪は、まず、しごき部ａの
凸条と平面部とでＵ字型ないしＶ字型に湾曲固定され、
これを引くことにより、加熱されつつ上下への強いしご
きを受けることになる。このため、図１の断面内では縮
れ毛は引き伸ばされるが、紙面に垂直方向でのしごきの
力は弱く、図４（ａ）のような縮れ毛を同（ｂ）のよう
な波状毛に矯正する。ついで毛髪は引き伸ばし部ｂに入
るが、この部分の凸条の係合部の幅は、しごき部の凸条
の係合部の幅よりも広く、一方のロッドは平面のみであ
るので、その毛髪の把持力はしごき部よりも当然に弱く
なる。このため、この部分においてはしごき部の把持力
により毛髪には引っ張り力が作用し、波状毛が引き伸ば
され、直毛とされる。しかし、従来品と異なり、引っ張
り力によって直毛とされるのは、依然として加熱下、し
かも凸条による押圧力の作用下であり、局部的に比較的
高い矯正力が作用するため、アイロンを引っ張る力は従
来品に比して小さくてよく、皮膚への負担は小さくな
る。アイロンへ入る毛髪を櫛を通すことにより、平行に
整えて上記の作用を毛髪に平均に与えることが出来るの
は、先の発明と同様である。
【０００７】一般に、毛髪の太さは必ずしも一定ではな
く、これをアイロンで強く挾んだ場合、太い毛髪には強
い押圧力が作用する一方、細い毛髪では把持力が不十分
となる。このため、一部の太い毛髪では表皮の損傷が生
じる一方、細い毛髪では把持力が弱く、直毛への矯正が
不十分になってしまう。本発明のアイロンにおいては、
毛髪の主な把持力はしごき部における凸条によるのであ
るが、この凸条を形成する材料は弾性材料であるので、
図５に示すように、把持力が過大になった部分では、図
（ａ）のような凸条先端が図（ｂ）のように変形して表
皮の損傷を避ける。このため、すべての毛髪に均一に把
持力を作用させることが可能となる。しかし、凸条の高
さが高過ぎると、変形したときに弾性材料に折れ癖がつ
き、解放しても元に戻らなくなる。このため、凸条の高
さは２ｍｍ以下とするのがよい。
く、これをアイロンで強く挾んだ場合、太い毛髪には強
い押圧力が作用する一方、細い毛髪では把持力が不十分
となる。このため、一部の太い毛髪では表皮の損傷が生
じる一方、細い毛髪では把持力が弱く、直毛への矯正が
不十分になってしまう。本発明のアイロンにおいては、
毛髪の主な把持力はしごき部における凸条によるのであ
るが、この凸条を形成する材料は弾性材料であるので、
図５に示すように、把持力が過大になった部分では、図
（ａ）のような凸条先端が図（ｂ）のように変形して表
皮の損傷を避ける。このため、すべての毛髪に均一に把
持力を作用させることが可能となる。しかし、凸条の高
さが高過ぎると、変形したときに弾性材料に折れ癖がつ
き、解放しても元に戻らなくなる。このため、凸条の高
さは２ｍｍ以下とするのがよい。
【０００８】
【実施例】以下図面を参照して、実施例によって本発明
をさらに詳細に説明する。図１は本発明のアイロンで、
毛髪を挾み持った状態の断面図、図２は図１におけるロ
ッド１の挾み面側の平面図およびその側面に設けた櫛３
側からの側面図、図３はロッド２の挾み面側の平面図お
よびその断面図である。アイロンを矢印の方向にしごく
とき、櫛３に続くａ部はしごき部、ｂ部は引き伸ばし部
である。両ロッドは、金属その他の材料で作られた強度
部材４の内側に、耐熱断熱材のカバー５を有するヒータ
ーｈを内蔵している。この断熱材は、アイロン表面が高
温になるのを防ぎ、頭皮や手の火傷を防止するためのも
のである。ヒータｈの内面６は銅などの金属で、毛髪の
挾み面７、７’を介して毛髪を加熱する。図中、１２は
ヒーター用のコードである。
をさらに詳細に説明する。図１は本発明のアイロンで、
毛髪を挾み持った状態の断面図、図２は図１におけるロ
ッド１の挾み面側の平面図およびその側面に設けた櫛３
側からの側面図、図３はロッド２の挾み面側の平面図お
よびその断面図である。アイロンを矢印の方向にしごく
とき、櫛３に続くａ部はしごき部、ｂ部は引き伸ばし部
である。両ロッドは、金属その他の材料で作られた強度
部材４の内側に、耐熱断熱材のカバー５を有するヒータ
ーｈを内蔵している。この断熱材は、アイロン表面が高
温になるのを防ぎ、頭皮や手の火傷を防止するためのも
のである。ヒータｈの内面６は銅などの金属で、毛髪の
挾み面７、７’を介して毛髪を加熱する。図中、１２は
ヒーター用のコードである。
【０００９】毛髪の挾み面７、７’は、フッ素樹脂系、
シリコン系、ポリアミド系などの耐熱性のある弾性プラ
スチック製であり、ロッド１のしごき部ａのほぼ中央に
は断面台形の２本の凸条８が設けられ、これと係合する
他方のロッド２の表面は平面状である。ロッド２のしご
き部ａには、上記平面部の両側にそれぞれ凸条９、１０
が設けられ、ロッド１の平面部と係合する。これらの凸
条８、１０は、しごく力を大きくするため、２本を並べ
た形とされている。半円形の凸条先端は、幅が０．５ｍ
ｍ以上３ｍｍ以下で、高さは２ｍｍ以下とされている。
引き伸ばし部ｂは、ロッド１側には凸条１１が設けら
れ、これと係合するロッド２側は平面である。凸条１１
の先端は平面であり、その幅はしごき部の先端より広
く、１ｍｍ以上５ｍｍ以下である。また、凸条１１の断
面は図では台形であるが、断面四角としてもよい。ま
た、引き伸ばし力が弱くてもよい場合には、このような
凸条を設けず、平面と平面とで毛髪を挾むようにしても
よい。
シリコン系、ポリアミド系などの耐熱性のある弾性プラ
スチック製であり、ロッド１のしごき部ａのほぼ中央に
は断面台形の２本の凸条８が設けられ、これと係合する
他方のロッド２の表面は平面状である。ロッド２のしご
き部ａには、上記平面部の両側にそれぞれ凸条９、１０
が設けられ、ロッド１の平面部と係合する。これらの凸
条８、１０は、しごく力を大きくするため、２本を並べ
た形とされている。半円形の凸条先端は、幅が０．５ｍ
ｍ以上３ｍｍ以下で、高さは２ｍｍ以下とされている。
引き伸ばし部ｂは、ロッド１側には凸条１１が設けら
れ、これと係合するロッド２側は平面である。凸条１１
の先端は平面であり、その幅はしごき部の先端より広
く、１ｍｍ以上５ｍｍ以下である。また、凸条１１の断
面は図では台形であるが、断面四角としてもよい。ま
た、引き伸ばし力が弱くてもよい場合には、このような
凸条を設けず、平面と平面とで毛髪を挾むようにしても
よい。
【００１０】パーマ第１剤で還元作用を受けた縮れ毛
を、コントローラーでヒーターｈにより適温に保たれた
アイロンで、図１のように把持し、矢印方向にアイロン
を引くと、互いに絡み合うことの多い縮れ毛は、櫛部３
ですかれて平行になり、凸条８、９、１０によってこれ
と対向する平面部との間で上下に強く屈曲しながらしご
き作用を受け、毛髪分子の側鎖が切られて図４（ａ）の
ような縮れ毛は同図（ｂ）のように波状毛になる。つい
で、引き伸ばし部ｂにおいては、平面上をまっすぐに通
過するが、この部分の把持力はしごき部ａよりも弱いの
で、毛髪にはしごき部に引かれて張力が作用し、図１で
紙面に垂直方向の波状の縮れも引き伸ばされ、アイロン
からは直毛となって出てくる。このため、従来のように
毛髪を引っ張って直毛の形を保ったまま自然冷却をする
必要がなく、ただちにパーマ第２剤で定着すればよく、
作業時間を短縮することが出来る。
を、コントローラーでヒーターｈにより適温に保たれた
アイロンで、図１のように把持し、矢印方向にアイロン
を引くと、互いに絡み合うことの多い縮れ毛は、櫛部３
ですかれて平行になり、凸条８、９、１０によってこれ
と対向する平面部との間で上下に強く屈曲しながらしご
き作用を受け、毛髪分子の側鎖が切られて図４（ａ）の
ような縮れ毛は同図（ｂ）のように波状毛になる。つい
で、引き伸ばし部ｂにおいては、平面上をまっすぐに通
過するが、この部分の把持力はしごき部ａよりも弱いの
で、毛髪にはしごき部に引かれて張力が作用し、図１で
紙面に垂直方向の波状の縮れも引き伸ばされ、アイロン
からは直毛となって出てくる。このため、従来のように
毛髪を引っ張って直毛の形を保ったまま自然冷却をする
必要がなく、ただちにパーマ第２剤で定着すればよく、
作業時間を短縮することが出来る。
【００１１】
【発明の効果】本発明のアイロンは、上記のように、毛
髪の把持面が弾性を有するので、アイロンの噛み合わせ
が多少狂ってもその狂いを吸収し、毛髪に平均した把持
力を作用させることが出来るので、毛髪の折れや傷みを
少なくするばかりか、頭髪を引っ張られることによる痛
みも従来品に比べてはるかに少なくなるという効果があ
る。また、張力を作用させて直毛とする引き伸ばし部を
設けたことにより、縮れ毛でもっとも強い螺状毛、結状
毛、密捲状毛をも容易に直毛に引き伸ばして定着するこ
とが出来るだけでなく、従来折れやすく、伸びにくかっ
た毛先もよく伸び、シャンプーしても元の縮れ毛に戻る
こともないという顕著な効果を奏する。凸条の数は、実
施例に限られることなく、凸条の数を増やしてしごき力
を強め、あるいは凸条の数を増やしたりロッドの幅を拡
げることによって引き伸ばし力を強めるなど、種々の設
計変更が可能である。
髪の把持面が弾性を有するので、アイロンの噛み合わせ
が多少狂ってもその狂いを吸収し、毛髪に平均した把持
力を作用させることが出来るので、毛髪の折れや傷みを
少なくするばかりか、頭髪を引っ張られることによる痛
みも従来品に比べてはるかに少なくなるという効果があ
る。また、張力を作用させて直毛とする引き伸ばし部を
設けたことにより、縮れ毛でもっとも強い螺状毛、結状
毛、密捲状毛をも容易に直毛に引き伸ばして定着するこ
とが出来るだけでなく、従来折れやすく、伸びにくかっ
た毛先もよく伸び、シャンプーしても元の縮れ毛に戻る
こともないという顕著な効果を奏する。凸条の数は、実
施例に限られることなく、凸条の数を増やしてしごき力
を強め、あるいは凸条の数を増やしたりロッドの幅を拡
げることによって引き伸ばし力を強めるなど、種々の設
計変更が可能である。
【図１】本発明の縮れ毛矯正アイロンの１実施例のロッ
ドの断面図である。
ドの断面図である。
【図２】本発明の縮れ毛矯正アイロンの１実施例の一方
のロッドの（ａ）側面図、（ｂ）平面図である。
のロッドの（ａ）側面図、（ｂ）平面図である。
【図３】本発明の縮れ毛矯正アイロンの１実施例の他方
のロッドの（ａ）縦断面、（ｂ）平面図である。
のロッドの（ａ）縦断面、（ｂ）平面図である。
【図４】（ａ）、（ｂ）は縮れ毛の形状を示す説明図で
ある。
ある。
【図５】（ａ）、（ｂ）は本発明の縮れ毛矯正アイロン
の弾性凸条の作用の説明図である。
の弾性凸条の作用の説明図である。
１，２ ロッド ３ 櫛 ４
強度部材 ５ 断熱カバー ６ 金属板 ７
毛髪挾み面 ８，９，１０，１１ 凸条 １２
コード
強度部材 ５ 断熱カバー ６ 金属板 ７
毛髪挾み面 ８，９，１０，１１ 凸条 １２
コード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A45D 1/06 A45D 1/00 506 A45D 1/08
Claims (13)
- 【請求項１】 それぞれにヒータを内蔵したロッドを有
するはさみ状アイロンにおいて、２本のロッドの係合面
は、共に複数の断面台形あるいは半円型の凸条と他方の
ロッドの凸条と係合する平面部とを有し、該凸条および
平面部は共に弾性材料で形成されていることを特徴とす
る縮れ毛矯正アイロン - 【請求項２】 上記凸条は、他方のロッドの平面部との
係合部が、０．５ｍｍないし５ｍｍの幅を有することを
特徴とする請求項１の縮れ毛矯正アイロン - 【請求項３】 上記凸条の高さは、２ｍｍ以下であるこ
とを特徴とする請求項１の縮れ毛矯正アイロン - 【請求項４】 上記弾性材料は、フッ素樹脂系、シリコ
ン系、あるいはポリアミド系の弾性プラスチックである
ことを特徴とする請求項１の縮れ毛矯正アイロン - 【請求項５】 ヒーターを内蔵した２本のロッドを有す
る縮れ毛矯正アイロンにおいて、 ロッドの縮れ毛入り口側は、少なくともその一方のロッ
ド面には間隔をおいて複数の突条を設けると共に、他方
のロッド面には上記複数の突条の間に位置するように突
条を設けることにより、毛髪を挟んだ場合に毛髪をＵ字
型ないしＶ字型に湾曲させて強い把持力を生じる毛髪の
しごき部とするとともに、これに続く出口側にはしごき
部よりも弱い把持力を有する引き伸ばし部が設けられて
いる ことを特徴とする縮れ毛矯正アイロン - 【請求項６】 縮れ毛の入り口側に櫛が形成されている
ことを特徴とする請求項５の縮れ毛矯正アイロン - 【請求項７】 上記しごき部は、少なくとも２本の断面
が台形あるいは半円形の凸条と、他方のロッドの凸条と
係合する平面部とからなることを特徴とする請求項５の
縮れ毛矯正アイロン - 【請求項８】 上記凸条と該凸条と係合する平面部と
が、共に弾性材料で形成されていることを特徴とする請
求項７の縮れ毛矯正アイロン - 【請求項９】 上記凸条先端の係合部は、０．５ｍｍ以
上、３ｍｍ以下の幅を有することを特徴とする請求項８
の縮れ毛矯正アイロン - 【請求項１０】 上記引き伸ばし部は、一方のロッドは
断面四角形あるいは台形の複数の凸条を有し、他方のロ
ッドは、平面で構成されることを特徴とする請求項５の
縮れ毛矯正アイロン - 【請求項１１】 上記凸条と平面部とが、共に弾性材料
で形成されていることを特徴とする請求項１０の縮れ毛
矯正アイロン - 【請求項１２】 上記凸条先端の上記平面部との係合部
の幅は、上記引き伸ばし部においては上記しごき部のそ
れよりも広くされていることを特徴とする請求項１０あ
るいは請求項１１の縮れ毛矯正アイロン - 【請求項１３】 上記凸条は、上記平面部との係合部が
１ｍｍ以上５ｍｍ以下の幅を有することを特徴とする請
求項１１の縮れ毛矯正アイロン
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8150412A JP3000262B2 (ja) | 1996-05-23 | 1996-05-23 | 縮れ毛矯正アイロン |
| US08/851,894 US5799671A (en) | 1996-05-23 | 1997-05-06 | Curly hair curling iron |
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