JPH09262119A - ヘアセット器 - Google Patents
ヘアセット器Info
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- JPH09262119A JPH09262119A JP7792996A JP7792996A JPH09262119A JP H09262119 A JPH09262119 A JP H09262119A JP 7792996 A JP7792996 A JP 7792996A JP 7792996 A JP7792996 A JP 7792996A JP H09262119 A JPH09262119 A JP H09262119A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hair
- vibrating body
- vibration
- vibrating
- hair setting
- Prior art date
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- Withdrawn
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A45—HAND OR TRAVELLING ARTICLES
- A45D—HAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
- A45D2200/00—Details not otherwise provided for in A45D
- A45D2200/20—Additional enhancing means
- A45D2200/207—Vibration, e.g. ultrasound
Landscapes
- Hair Curling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 毛髪を傷めることなく且つ安全にヘアセット
を行う。 【解決手段】 超音波振動発生手段とこの超音波振動発
生手段によって超音波領域での振動を行う振動体１とを
備える。振動体１に毛髪を接触させる接触面と振動体１
への皮膚の接触を防ぐ振動減衰部材からなる保護片６と
を設ける。振動体１の接触面に毛髪を接触させることで
毛髪に超音波領域の振動を与えてヘアセットを行う。超
音波領域で振動を行う振動体に毛髪ではなく皮膚が接触
することを保護片６で防ぐ。
を行う。 【解決手段】 超音波振動発生手段とこの超音波振動発
生手段によって超音波領域での振動を行う振動体１とを
備える。振動体１に毛髪を接触させる接触面と振動体１
への皮膚の接触を防ぐ振動減衰部材からなる保護片６と
を設ける。振動体１の接触面に毛髪を接触させることで
毛髪に超音波領域の振動を与えてヘアセットを行う。超
音波領域で振動を行う振動体に毛髪ではなく皮膚が接触
することを保護片６で防ぐ。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は毛髪に巻きぐせをつ
けたり伸ばしたりするヘアセットのためのヘアセット器
に関するものである。
けたり伸ばしたりするヘアセットのためのヘアセット器
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ヘアセットのための装置としてヘアドラ
イヤーやヘアアイロン、ヘアカール器等各種のものがあ
るが、これらは毛髪に熱を加えて熱の作用でセットする
ものである点で共通している。毛髪のカールしている状
態やストレートな状態は毛髪内の弱い結合である水素結
合によって保たれているとともにこの水素結合状態を変
更することによって毛髪の上記状態を変えることができ
るものであり、水素結合は熱によって切れたりずれたり
するために、熱を毛髪に加えることでヘアセットを行え
るものである。
イヤーやヘアアイロン、ヘアカール器等各種のものがあ
るが、これらは毛髪に熱を加えて熱の作用でセットする
ものである点で共通している。毛髪のカールしている状
態やストレートな状態は毛髪内の弱い結合である水素結
合によって保たれているとともにこの水素結合状態を変
更することによって毛髪の上記状態を変えることができ
るものであり、水素結合は熱によって切れたりずれたり
するために、熱を毛髪に加えることでヘアセットを行え
るものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし毛髪に熱を加え
ると、髪の水分量の極端な減少や髪の蛋白質の変性によ
ってどうしても毛髪が傷んでしまい、枝毛になりやすく
なったり、髪が切れやすくなったり、髪が変色してしま
うという問題を有している。毛髪の加熱に際して毛髪を
湿潤させておくことで毛髪の傷みを少なくすることはで
きるが、毛髪をヘアセットに必要な温度にまで加熱して
いることにかわりはなく、上記問題点を依然としてかか
えている。
ると、髪の水分量の極端な減少や髪の蛋白質の変性によ
ってどうしても毛髪が傷んでしまい、枝毛になりやすく
なったり、髪が切れやすくなったり、髪が変色してしま
うという問題を有している。毛髪の加熱に際して毛髪を
湿潤させておくことで毛髪の傷みを少なくすることはで
きるが、毛髪をヘアセットに必要な温度にまで加熱して
いることにかわりはなく、上記問題点を依然としてかか
えている。
【０００４】本発明はこのような点に鑑み為されたもの
であり、その目的とするところは毛髪を傷めることなく
セットすることができるとともに安全に使用することが
できるヘアセット器を提供するにある。
であり、その目的とするところは毛髪を傷めることなく
セットすることができるとともに安全に使用することが
できるヘアセット器を提供するにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、超音
波振動発生手段とこの超音波振動発生手段によって超音
波領域での振動を行う振動体とを備えるとともに、振動
体に毛髪を接触させる接触面と振動体への皮膚の接触を
防ぐ振動減衰部材からなる保護片とを設けていることに
特徴を有している。
波振動発生手段とこの超音波振動発生手段によって超音
波領域での振動を行う振動体とを備えるとともに、振動
体に毛髪を接触させる接触面と振動体への皮膚の接触を
防ぐ振動減衰部材からなる保護片とを設けていることに
特徴を有している。
【０００６】振動体の接触面に毛髪を接触させることで
毛髪に超音波領域の振動を与えることができるものであ
り、そして超音波領域で振動を行う振動体に毛髪を接触
させることで毛髪に振動を与えれば、その理由は定かで
はないものの、熱を加えた場合と同様にヘアセットを行
うことができる。すなわち超音波領域での振動を行う振
動体に毛髪を接触させるとともに毛髪に接触時の形状を
しばし維持させたならば、振動体から離した後も毛髪は
振動体に接触させていた時の形状を保持するものであ
る。なお、超音波振動を毛髪に加えた場合には毛髪に摩
擦熱が生じるが、超音波振動を毛髪に与えた場合、毛髪
に熱を加える場合に比して毛髪温度が１５℃以上低い温
度でヘアセットすることができることから、ヘアセット
ができる理由が上記摩擦熱でないことは明らかであり、
超音波振動そのものが上記水素結合に作用するためと考
えられる。
毛髪に超音波領域の振動を与えることができるものであ
り、そして超音波領域で振動を行う振動体に毛髪を接触
させることで毛髪に振動を与えれば、その理由は定かで
はないものの、熱を加えた場合と同様にヘアセットを行
うことができる。すなわち超音波領域での振動を行う振
動体に毛髪を接触させるとともに毛髪に接触時の形状を
しばし維持させたならば、振動体から離した後も毛髪は
振動体に接触させていた時の形状を保持するものであ
る。なお、超音波振動を毛髪に加えた場合には毛髪に摩
擦熱が生じるが、超音波振動を毛髪に与えた場合、毛髪
に熱を加える場合に比して毛髪温度が１５℃以上低い温
度でヘアセットすることができることから、ヘアセット
ができる理由が上記摩擦熱でないことは明らかであり、
超音波振動そのものが上記水素結合に作用するためと考
えられる。
【０００７】そしてこのような超音波領域で振動を行う
振動体に毛髪ではなく皮膚が接触した場合、その振動数
や振幅等によっては皮膚に火傷のような傷を与えてしま
うおそれを有しているが、振動減衰部材からなる保護片
を設けてこの保護片で皮膚が振動体に接触することを防
ぐために安全に使用することができる。振動体がその外
周面が接触面とされた棒状である時には、保護片は振動
体の外周面から突出する突起状のものであることが好ま
しく、また一端が超音波振動発生手段に接続されるとと
もに外周面が接触面とされた棒状の振動体については、
振動体の他端部を被覆するキャップ状の保護片を設ける
ことが好ましい。振動減衰部材である保護片は合成樹脂
で形成することができる。
振動体に毛髪ではなく皮膚が接触した場合、その振動数
や振幅等によっては皮膚に火傷のような傷を与えてしま
うおそれを有しているが、振動減衰部材からなる保護片
を設けてこの保護片で皮膚が振動体に接触することを防
ぐために安全に使用することができる。振動体がその外
周面が接触面とされた棒状である時には、保護片は振動
体の外周面から突出する突起状のものであることが好ま
しく、また一端が超音波振動発生手段に接続されるとと
もに外周面が接触面とされた棒状の振動体については、
振動体の他端部を被覆するキャップ状の保護片を設ける
ことが好ましい。振動減衰部材である保護片は合成樹脂
で形成することができる。
【０００８】振動体の接触面に対して毛髪を押さえ付け
る押さえ体を備えるとともに押さえ体の位置に応じて超
音波振動発生手段の動作を制御する連動制御部を備えた
ものとすることも好ましい。
る押さえ体を備えるとともに押さえ体の位置に応じて超
音波振動発生手段の動作を制御する連動制御部を備えた
ものとすることも好ましい。
【０００９】
【発明の実施の形態】円筒状のグリップとして機能する
器体３とこの器体３の先端から突出させた棒状の振動体
１とからなるヘアセット器は、図２に示すようにその器
体３内に振動発生部を内蔵している。この振動発生部は
直流電源部１１と発振回路１２、発振回路１２の出力に
よって高周波トランス１３を介して駆動されて電気信号
を超音波領域（ほぼ２０ｋＨｚ〜２００ｋＨｚ）の機械
的振動に変換するトランスデューサー１４、そしてトラ
ンスデューサー１４による機械的振動の振幅を拡大させ
るブースタ１５とから構成されており、上記ブースタ１
５に振動体１の一端が機械的に結合されてブースタ１５
からの振動により振動体１が振動を行うようになってい
る。振動体１は与えられる振動に対する共振体として構
成されているのが望ましいのはもちろんである。図中３
０はパワー調整スイッチを兼ねた電源スイッチである。
器体３とこの器体３の先端から突出させた棒状の振動体
１とからなるヘアセット器は、図２に示すようにその器
体３内に振動発生部を内蔵している。この振動発生部は
直流電源部１１と発振回路１２、発振回路１２の出力に
よって高周波トランス１３を介して駆動されて電気信号
を超音波領域（ほぼ２０ｋＨｚ〜２００ｋＨｚ）の機械
的振動に変換するトランスデューサー１４、そしてトラ
ンスデューサー１４による機械的振動の振幅を拡大させ
るブースタ１５とから構成されており、上記ブースタ１
５に振動体１の一端が機械的に結合されてブースタ１５
からの振動により振動体１が振動を行うようになってい
る。振動体１は与えられる振動に対する共振体として構
成されているのが望ましいのはもちろんである。図中３
０はパワー調整スイッチを兼ねた電源スイッチである。
【００１０】上記振動体１の外周面には鍔型突起状の保
護片６が振動体１の軸方向において所要の間隔で突出し
ている。この保護片６は、軟質の合成樹脂やゴム系材の
ように内部損失が大きくて図３に示すように振動を減衰
させる部材で形成されている。なお、図示例では鍔状と
なっているが、保護片６は振動体１の外周面が頭皮のよ
うな皮膚に直接接触することを防ぐためのものであり、
この点と毛髪２の振動体１外面への接触を妨げないとい
う点を満足するならばブラシ形状のものも用いることが
できる。
護片６が振動体１の軸方向において所要の間隔で突出し
ている。この保護片６は、軟質の合成樹脂やゴム系材の
ように内部損失が大きくて図３に示すように振動を減衰
させる部材で形成されている。なお、図示例では鍔状と
なっているが、保護片６は振動体１の外周面が頭皮のよ
うな皮膚に直接接触することを防ぐためのものであり、
この点と毛髪２の振動体１外面への接触を妨げないとい
う点を満足するならばブラシ形状のものも用いることが
できる。
【００１１】このヘアセット器においては、図４に示す
ように、振動体１の外周面に毛髪２を巻き付けてこの状
態で上記振動発生部によって振動体１を振動させること
によって毛髪２に振動を与えて毛髪２のヘアセットを行
うのであるが、この時、保護片６は間隔をおいて設けら
れた鍔状のものであるために、毛髪２を振動体１に巻き
付けることについての妨げになることがなく、しかも図
４から明らかなように、保護片６は振動体１の外周面に
皮膚７が直接接触してしまうことを確実に防ぐ。保護片
６は振動減衰部材で形成されており、振動体１に設けら
れているとはいえ、保護片６先端での振動は図３に示す
ように振動体１における振動と比較してはるかに小さい
ものとなっているために、保護片６の先端が皮膚７に接
触しても皮膚７が振動による影響を受けることはない。
なお、保護片６の間隔は、毛髪２の振動体１への巻き付
けの妨げにならない範囲でできるだけ狭くしておくこと
が望ましい。
ように、振動体１の外周面に毛髪２を巻き付けてこの状
態で上記振動発生部によって振動体１を振動させること
によって毛髪２に振動を与えて毛髪２のヘアセットを行
うのであるが、この時、保護片６は間隔をおいて設けら
れた鍔状のものであるために、毛髪２を振動体１に巻き
付けることについての妨げになることがなく、しかも図
４から明らかなように、保護片６は振動体１の外周面に
皮膚７が直接接触してしまうことを確実に防ぐ。保護片
６は振動減衰部材で形成されており、振動体１に設けら
れているとはいえ、保護片６先端での振動は図３に示す
ように振動体１における振動と比較してはるかに小さい
ものとなっているために、保護片６の先端が皮膚７に接
触しても皮膚７が振動による影響を受けることはない。
なお、保護片６の間隔は、毛髪２の振動体１への巻き付
けの妨げにならない範囲でできるだけ狭くしておくこと
が望ましい。
【００１２】図５及び図６に示すように、振動体１の先
端面を被覆するキャップ状の保護片６も設けておくと、
振動体１の先端面に指や肌が触れてしまうことを防ぐこ
とができる。ところで振動体１で毛髪２に振動を与える
にあたっては、毛髪２と振動体１とが強い接触圧で接触
していると毛髪２に加えられる振動がより強くなるため
に、毛髪２は振動体１に強く巻き付けることが望まし
く、また振動体１の外周面はこの点に答えることができ
るように、摩擦係数が大きいものとしておくことが望ま
しいのであるが、図７に示すような押さえ体４で振動体
１に巻き付けている毛髪２を振動体１に向けて押さえ付
けることができるようにしておくと、上記接触圧を確実
に高くすることができてヘアセットがより容易となる。
端面を被覆するキャップ状の保護片６も設けておくと、
振動体１の先端面に指や肌が触れてしまうことを防ぐこ
とができる。ところで振動体１で毛髪２に振動を与える
にあたっては、毛髪２と振動体１とが強い接触圧で接触
していると毛髪２に加えられる振動がより強くなるため
に、毛髪２は振動体１に強く巻き付けることが望まし
く、また振動体１の外周面はこの点に答えることができ
るように、摩擦係数が大きいものとしておくことが望ま
しいのであるが、図７に示すような押さえ体４で振動体
１に巻き付けている毛髪２を振動体１に向けて押さえ付
けることができるようにしておくと、上記接触圧を確実
に高くすることができてヘアセットがより容易となる。
【００１３】そして前記振動発生部の動作が上記押さえ
体４の位置に応じて制御されるようにしておくとよい。
つまり、図示例の押さえ体４が軸４０によって枢着され
ているものにおいては、押さえ体４の振動体１に対する
角度を検出する角度検知部４１を設けておき、押さえ体
４を閉じて毛髪２を振動体１に押し付けたならば振動発
生部が作動して超音波領域での振動を発生し、押さえ体
４を開けば振動発生部が停止するようにしておくのであ
る。振動体１が振動するのは押さえ体４で毛髪を振動体
１に押し付けた状態の時だけ、つまり指などで毛髪を振
動体１に押し付けたりしていなくともよい状態の時だけ
となるために、安全性の向上を図ることができる。
体４の位置に応じて制御されるようにしておくとよい。
つまり、図示例の押さえ体４が軸４０によって枢着され
ているものにおいては、押さえ体４の振動体１に対する
角度を検出する角度検知部４１を設けておき、押さえ体
４を閉じて毛髪２を振動体１に押し付けたならば振動発
生部が作動して超音波領域での振動を発生し、押さえ体
４を開けば振動発生部が停止するようにしておくのであ
る。振動体１が振動するのは押さえ体４で毛髪を振動体
１に押し付けた状態の時だけ、つまり指などで毛髪を振
動体１に押し付けたりしていなくともよい状態の時だけ
となるために、安全性の向上を図ることができる。
【００１４】押さえ体４を閉じた時の押さえ体４の角度
は振動体１に巻き付けた毛髪の量に比例することになる
ために、上記角度に応じて振動発生部の動作のオンオフ
だけでなく、毛髪２に与える振動エネルギー（振動数や
振幅等の振動力や振動発生時間）を自動調節するように
してもよい。なお、振動体１に毛髪２を接触させること
は上記巻き付けに限るものではなく、たとえば毛髪２に
振動体１をなでつけることによっても行うことができる
ために、振動体１の形状は上記棒状のものに限定するも
のではない。
は振動体１に巻き付けた毛髪の量に比例することになる
ために、上記角度に応じて振動発生部の動作のオンオフ
だけでなく、毛髪２に与える振動エネルギー（振動数や
振幅等の振動力や振動発生時間）を自動調節するように
してもよい。なお、振動体１に毛髪２を接触させること
は上記巻き付けに限るものではなく、たとえば毛髪２に
振動体１をなでつけることによっても行うことができる
ために、振動体１の形状は上記棒状のものに限定するも
のではない。
【００１５】
【発明の効果】以上のように本発明は超音波領域での振
動を行う振動体毛髪を接触させる接触面と振動体への皮
膚の接触を防ぐ振動減衰部材からなる保護片とを設けた
ものであって、振動体の接触面に毛髪を接触させること
で毛髪に超音波領域の振動を与えることができるもので
あり、そして超音波領域で振動を行う振動体に毛髪を接
触させることで毛髪に超音波領域の振動を与えることに
よるヘアセットを簡単に行うことができる上に、毛髪に
熱を加えてヘアセットを行う場合に比して、毛髪に殆ど
熱によるダメージを与えることなくヘアセットを行うこ
とができ、ヘアセットに要する時間も熱の立ち上がりに
要する時間がなくなることもあって短時間ですむもので
ある。しかも振動体には振動減衰部材からなる保護片を
設けてこの保護片で皮膚が振動体に接触することを防ぐ
ために安全に使用することができる。
動を行う振動体毛髪を接触させる接触面と振動体への皮
膚の接触を防ぐ振動減衰部材からなる保護片とを設けた
ものであって、振動体の接触面に毛髪を接触させること
で毛髪に超音波領域の振動を与えることができるもので
あり、そして超音波領域で振動を行う振動体に毛髪を接
触させることで毛髪に超音波領域の振動を与えることに
よるヘアセットを簡単に行うことができる上に、毛髪に
熱を加えてヘアセットを行う場合に比して、毛髪に殆ど
熱によるダメージを与えることなくヘアセットを行うこ
とができ、ヘアセットに要する時間も熱の立ち上がりに
要する時間がなくなることもあって短時間ですむもので
ある。しかも振動体には振動減衰部材からなる保護片を
設けてこの保護片で皮膚が振動体に接触することを防ぐ
ために安全に使用することができる。
【００１６】振動体がその外周面が接触面とされた棒状
である時には、保護片は振動体の外周面から突出する突
起状のものとしておくと、毛髪を振動体に巻き付けた時
に頭皮などの皮膚が振動体に接触してしまうことを確実
に防ぐことができる。また一端が超音波振動発生手段に
接続されるとともに外周面が接触面とされた棒状の振動
体については、振動体の他端部を被覆するキャップ状の
保護片を設けておくと、毛髪を振動体に巻き付ける際に
指が振動体の他端部に触れても安全である。
である時には、保護片は振動体の外周面から突出する突
起状のものとしておくと、毛髪を振動体に巻き付けた時
に頭皮などの皮膚が振動体に接触してしまうことを確実
に防ぐことができる。また一端が超音波振動発生手段に
接続されるとともに外周面が接触面とされた棒状の振動
体については、振動体の他端部を被覆するキャップ状の
保護片を設けておくと、毛髪を振動体に巻き付ける際に
指が振動体の他端部に触れても安全である。
【００１７】そして振動減衰部材である保護片は合成樹
脂で形成することで容易に且つ安価に製作することがで
きる。更には振動体の接触面に対して毛髪を押さえ付け
る押さえ体を備えたものとすれば、振動体と毛髪との接
触圧を高めて確実なカール付けを行うことができるもの
とすることができ、しかも押さえ体の位置に応じて超音
波振動発生手段の動作を制御する連動制御部を備えたも
のとしておくと、振動状態にある振動体に指などが触れ
てしまう虞れを少なくすることができて安全性が更に高
くなる。
脂で形成することで容易に且つ安価に製作することがで
きる。更には振動体の接触面に対して毛髪を押さえ付け
る押さえ体を備えたものとすれば、振動体と毛髪との接
触圧を高めて確実なカール付けを行うことができるもの
とすることができ、しかも押さえ体の位置に応じて超音
波振動発生手段の動作を制御する連動制御部を備えたも
のとしておくと、振動状態にある振動体に指などが触れ
てしまう虞れを少なくすることができて安全性が更に高
くなる。
【図１】本発明の実施の形態の一例を示す斜視図であ
る。
る。
【図２】同上の概略構成を示す説明図である。
【図３】同上の概略縦断面図である。
【図４】同上の使用状態を示すもので、(a)(b)は共に概
略横断面図である。
略横断面図である。
【図５】他例の部分斜視図である。
【図６】同上の概略縦断面図である。
【図７】他の実施形態例を示す斜視図である。
１ 振動体 ６ 保護片
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成８年５月１３日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００９
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００９】
【発明の実施の形態】円筒状のグリップとして機能する
器体３とこの器体３の先端から突出させた棒状の振動体
１とからなるヘアセット器は、図２に示すようにその器
体３内に振動発生部を内蔵している。この振動発生部は
直流電源部１１と発振回路１２、発振回路１２の出力に
よって高周波トランス１３を介して駆動されて電気信号
を超音波領域（ほぼ２０ｋＨｚ〜２００ｋＨｚ）の機械
的振動に変換するトランスデューサー１４、そしてトラ
ンスデューサー１４による機械的振動の振幅を拡大させ
るブースタ１５とから構成されており、上記ブースタ１
５に振動体１の一端が機械的に結合されてブースタ１５
からの振動により振動体１が振動を行うようになってい
る。超音波振動の振動発生部の構成は上記ブースタ１４
の存在も含めて上記の構成に限られるものではないこと
は言うまでもなく、また、振動体１は与えられる振動に
対する共振体として構成されているのが望ましいのはも
ちろんである。図中３０はパワー調整スイッチを兼ねた
電源スイッチである。
器体３とこの器体３の先端から突出させた棒状の振動体
１とからなるヘアセット器は、図２に示すようにその器
体３内に振動発生部を内蔵している。この振動発生部は
直流電源部１１と発振回路１２、発振回路１２の出力に
よって高周波トランス１３を介して駆動されて電気信号
を超音波領域（ほぼ２０ｋＨｚ〜２００ｋＨｚ）の機械
的振動に変換するトランスデューサー１４、そしてトラ
ンスデューサー１４による機械的振動の振幅を拡大させ
るブースタ１５とから構成されており、上記ブースタ１
５に振動体１の一端が機械的に結合されてブースタ１５
からの振動により振動体１が振動を行うようになってい
る。超音波振動の振動発生部の構成は上記ブースタ１４
の存在も含めて上記の構成に限られるものではないこと
は言うまでもなく、また、振動体１は与えられる振動に
対する共振体として構成されているのが望ましいのはも
ちろんである。図中３０はパワー調整スイッチを兼ねた
電源スイッチである。
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１１
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１１】このヘアセット器においては、図４に示す
ように、振動体１の外周面に毛髪２を巻き付けてこの状
態で上記振動発生部によって振動体１を振動させること
によって毛髪２に振動を与えて毛髪２のヘアセットを行
うのであるが、この時、保護片６は間隔をおいて設けら
れた鍔状のものであるために、毛髪２を振動体１に巻き
付けることについての妨げになることがなく、しかも図
４から明らかなように、保護片６は振動体１の外周面に
皮膚７が直接接触してしまうことを確実に防ぐ。保護片
６は振動減衰部材で形成されており、振動体１に設けら
れているとはいえ、保護片６先端での振動は図３に示す
ように振動体１における振動と比較してはるかに小さい
ものとなっているために、保護片６の先端が皮膚７に接
触しても皮膚７が振動による影響を受けることはない。
図３（及び図６）中の矢印は振動方向及び振動の大小を
表している。なお、保護片６の間隔は、毛髪２の振動体
１への巻き付けの妨げにならない範囲でできるだけ狭く
しておくことが望ましい。
ように、振動体１の外周面に毛髪２を巻き付けてこの状
態で上記振動発生部によって振動体１を振動させること
によって毛髪２に振動を与えて毛髪２のヘアセットを行
うのであるが、この時、保護片６は間隔をおいて設けら
れた鍔状のものであるために、毛髪２を振動体１に巻き
付けることについての妨げになることがなく、しかも図
４から明らかなように、保護片６は振動体１の外周面に
皮膚７が直接接触してしまうことを確実に防ぐ。保護片
６は振動減衰部材で形成されており、振動体１に設けら
れているとはいえ、保護片６先端での振動は図３に示す
ように振動体１における振動と比較してはるかに小さい
ものとなっているために、保護片６の先端が皮膚７に接
触しても皮膚７が振動による影響を受けることはない。
図３（及び図６）中の矢印は振動方向及び振動の大小を
表している。なお、保護片６の間隔は、毛髪２の振動体
１への巻き付けの妨げにならない範囲でできるだけ狭く
しておくことが望ましい。
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 安広 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 今井 健之 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 三原 泉 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 岩田 秀雄 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 久々宮 重徳 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 松尾 治樹 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 吉井 映滋 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内
Claims (5)
- 【請求項１】 超音波振動発生手段とこの超音波振動発
生手段によって超音波領域での振動を行う振動体とを備
えるとともに、振動体には毛髪を接触させる接触面と振
動体への皮膚の接触を防ぐ振動減衰部材からなる保護片
とが設けられていることを特徴とするヘアセット器。 - 【請求項２】 振動体は外周面が接触面とされた棒状で
あって保護片は振動体の外周面から突出する突起状のも
のであることを特徴とする請求項１記載のヘアセット
器。 - 【請求項３】 振動体は一端が超音波振動発生手段に接
続されるとともに外周面が接触面とされた棒状であって
保護片は振動体の他端部を被覆するキャップ状のもので
あることを特徴とする請求項１記載のヘアセット器。 - 【請求項４】 保護片は合成樹脂で形成されていること
を特徴とする請求項１〜３のいずれかに記載のヘアセッ
ト器。 - 【請求項５】 振動体の接触面に対して毛髪を押さえ付
ける押さえ体を備えるとともに押さえ体の位置に応じて
超音波振動発生手段の動作を制御する連動制御部を備え
ていることを特徴とする請求項１〜４のいずれかに記載
のヘアセット器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7792996A JPH09262119A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | ヘアセット器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7792996A JPH09262119A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | ヘアセット器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09262119A true JPH09262119A (ja) | 1997-10-07 |
Family
ID=13647782
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7792996A Withdrawn JPH09262119A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | ヘアセット器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09262119A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6526988B2 (en) | 1999-06-29 | 2003-03-04 | Kikuboshi Corporation | Method for treating hair shape and treating device thereof |
| WO2007060872A1 (ja) * | 2005-11-25 | 2007-05-31 | Matsushita Electric Works, Ltd. | 超音波ヘアセット装置 |
| KR100850664B1 (ko) * | 2007-06-12 | 2008-08-07 | 이만택 | 모발 시술기구 |
| WO2009028237A1 (ja) | 2007-08-29 | 2009-03-05 | Kikuboshi Corporation | 毛髪形状の処理装置とその処理方法 |
| JP2020537574A (ja) * | 2017-10-17 | 2020-12-24 | エイチディースリー リミテッド | ヘア・スタイリング・デバイス、ヘア・スタイリング方法、およびドライブ・システム |
-
1996
- 1996-03-29 JP JP7792996A patent/JPH09262119A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
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| EP1958531A4 (en) * | 2005-11-25 | 2009-08-05 | Panasonic Elec Works Co Ltd | ULTRASOUND FEEDING DEVICE |
| KR101010168B1 (ko) * | 2005-11-25 | 2011-01-20 | 파나소닉 전공 주식회사 | 초음파 헤어세트장치 |
| KR100850664B1 (ko) * | 2007-06-12 | 2008-08-07 | 이만택 | 모발 시술기구 |
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| US8356608B2 (en) | 2007-08-29 | 2013-01-22 | Kikuboshi Corporation | Device and method for styling hair |
| JP2020537574A (ja) * | 2017-10-17 | 2020-12-24 | エイチディースリー リミテッド | ヘア・スタイリング・デバイス、ヘア・スタイリング方法、およびドライブ・システム |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030603 |