JPH05308968A - 液状の尿酸オキシダーゼ酵素の安定化方法 - Google Patents

液状の尿酸オキシダーゼ酵素の安定化方法

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JPH05308968A
JPH05308968A JP4124820A JP12482092A JPH05308968A JP H05308968 A JPH05308968 A JP H05308968A JP 4124820 A JP4124820 A JP 4124820A JP 12482092 A JP12482092 A JP 12482092A JP H05308968 A JPH05308968 A JP H05308968A
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enzyme
uricase
dicarboxylic acid
liquid preparation
acid
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JP4124820A
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Alterio Maurizio D
マウリッツィオ・ダルテリオ
Dario Frontini
ダリオ・フロンティーニ
Mauro Papagni
マウロ・パパンニ
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Instrumentation Laboratory SpA
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    • C12N9/00Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
    • C12N9/0004Oxidoreductases (1.)
    • C12N9/0012Oxidoreductases (1.) acting on nitrogen containing compounds as donors (1.4, 1.5, 1.6, 1.7)
    • C12N9/0044Oxidoreductases (1.) acting on nitrogen containing compounds as donors (1.4, 1.5, 1.6, 1.7) acting on other nitrogen compounds as donors (1.7)
    • C12N9/0046Oxidoreductases (1.) acting on nitrogen containing compounds as donors (1.4, 1.5, 1.6, 1.7) acting on other nitrogen compounds as donors (1.7) with oxygen as acceptor (1.7.3)
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    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
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    • C12N9/00Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
    • C12N9/96Stabilising an enzyme by forming an adduct or a composition; Forming enzyme conjugates

Abstract

(57)【要約】 【目的】 尿酸の臨床分析測定用のウリカーゼ酵素(尿
酸オキシダーゼ)含有液状製剤の長期安定性を改善する
こと。 【構成】 ウリカーゼ酵素の液状製剤中にC2 〜C5
好ましくはC4 またはC5 の置換または非置換ジカルボ
ン酸を添加する。 【効果】 製剤の安定性が向上し、しかも尿酸分析に伴
なう反応の進行が妨害されることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は尿酸オキシダーゼ(通常
はウリカーゼと称され、以下そのように称する)の安定
化に関する。
【0002】ウリカーゼは、ヒトを除くほとんどの動物
の肝臓、ひ臓及び腎臓中に存在する酵素であり、酵素の
存在下では、下記の反応に従って尿酸をアラントインに
転化すると共に過酸化水素を発生させる。
【0003】 主として微生物起源のウリカーゼは、一般に、生体液中
の尿酸を測定するために臨床分析研究室で使用される。
【0004】尿酸はプリン異化代謝の最終生成物であ
り、ヒトはそれをさらに異化代謝できないので血液及び
尿中にそれは見出される。生体液中の尿酸の測定方法
は、尿酸を血液中に蓄積させる過剰産生または低減分泌
の症状(いわゆる高尿酸血)に関連する独特の臨床的重
要事項を推測する。この異常病理状態の典型例は、痛風
によって代表され、この場合には尿酸濃度の増大に引き
続いて尿酸ナトリウム結晶が軟骨中に沈澱する。
【0005】血清中の尿酸を臨床的に測定するために一
般的に用いられる一方法は、上記の反応を、光度測定可
能な着色(有色)化合物の生成をもたらす第2の反応
(いわゆるトリンダー:Trinder反応のような反
応)と組合せて利用する。
【0006】すべての酵素がそうであるように、ウリカ
ーゼは、劣った安定性を有し、従って通常は、凍結乾燥
粉末のような固体状態で市販されている。固体状態より
も低い酵素安定性を有するが、液状調剤は製造するのが
より容易であり、敏感かつ有毒な粉末と接触することが
少ないので人身に対する危険が少なく、そしてより快適
に使用されうる。
【0007】経費のかかる製造方法を伴なわず、その酵
素を製造または使用する人への危険を防止し、そしてそ
の使用を簡易化(例えば試薬の調製のために必要とされ
る時間を短縮することにより)するウリカーゼ酵素の液
状製剤を達成することの重要性は、従って明かである。
【0008】
【従来の技術】公知ウリカーゼ溶液は、例えばH.U.
ベルグメーヤー(Bergmeyer)編の「Meth
ods and Enzymatic Analysi
s」Vol,VII、第3版(VCH Verlags
gesellschaft,Weiheim,1985
年第323頁)に記載されており、50mMのグリセリ
ン及び130mMの炭酸ナトリウムを含み、pH10.
2の50%グリセリン水溶液が記載されており、4℃で
数ケ月間安定であると述べられている。
【0009】英国ケンブリッジのEnzymatic
Ltdは、50mMリン酸塩緩衝液中のpH7.5のウ
リカーゼ組成物を製造しており、このものは4℃及び常
温の両方において数ケ月安定であると言われる。しかし
該酵素は、より高い温度では低安定性であるから、臨床
実験者は、一般の非冷蔵式輸送手段による輸送中、ある
いは使用前の酵素の貯蔵中に発生しうる酵素貯蔵温度の
変化により低減された活性ないしは無活性となった酵素
を使用するというリスクに曝されることとなる。
【0010】多様な物質の安定化効果についての実験も
実施されてきている。例えば、カルボン酸類のような広
範な化合物群はワイズマン(Wiseman)の文献
「A.Proc.Biochem.」1973年8月号
第14頁において特定の場合に安定化効果を与えうると
述べられている。しかしながら、これらの薬剤の安定化
能力と特定の酵素との間の関連性は全く見出されておら
ず、そして事実多くの場合に、カルボン酸及びその他の
試薬の酵素に対する効果(架橋)は安定化に向かわずむ
しろ反対に酵素の不活性化をもたらすことが明示的に認
識されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の一目的
は、ウリカーゼ酵素の製剤が従来の製品よりも大きな経
時安定性を示し、製造経済性を示し、そして使用容易性
を示すように、ウリカーゼ酵素製剤を安定化する方法を
提供することである。
【0012】本発明の別のさらに詳しい目的は、初期尿
酸の分析測定のために、酵素ウリカーゼにより触媒作用
を受ける反応中に発生される過酸化水素を利用するのに
必要な試薬を含む即使用可能な単液式試薬液におけるウ
リカーゼを安定化する方法を提供することである。
【0013】特に、ペルオキシダーゼ酵素による妨害
(干渉)を最小限化して、ウリカーゼがいわゆるトリン
ダー(Trinder)反応(この反応にはペルオキシ
ダーゼ酵素の使用が必須である)による尿酸測定のため
の試薬中で使用されうるようにするウリカーゼ酵素安定
化方法を提供することを意図している。
【0014】この点に関して本発明は、即使用可能な経
時安定性製剤を得ることができるウリカーゼ酵素の液状
組成物の製造に関している。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ウリカ
ーゼ酵素の液状製剤中に、2〜5個、好ましくは4また
は5個の炭素原子を含む非置換または置換ジカルボン酸
を導入することを特徴とするウリカーゼ酵素の液状製剤
の安定化方法が提供される。
【0016】本発明によるウリカーゼ酵素の即使用可能
な安定化液状製剤は、2〜5個、好ましくは4または5
個の炭素原子を含む置換または非置換ジカルボン酸を含
有することを特徴としている。
【0017】この点に関して、驚くべきことに、C2
5 ジカルボン酸(置換されていてもよい)を500m
Mを超える濃度で、ウリカーゼ酵素含有溶液中に添加す
ると、液状製剤中のウリカーゼ酵素の予想外の安定化効
果が現れるということを発見した。
【0018】例示のために、以下にいくつかの本発明に
よる製剤の例を示すが、これらについて行なった実験
は、それらの性質が本発明の目的に適合することを明か
にした。
【0019】これらの実験結果は表及び図面によって示
されている。
【0020】
【実施例1】酵素ウリカーゼを含む溶液(ホウ酸塩緩衝
液で0.2〜0.5U/mlに稀釈)の0.05ml
を、0.02Mホウ酸塩緩衝液中の0.13mM尿酸溶
液(pH9.0、37℃に保持)に、添加することによ
り、ウリカーゼ活性を測定した。
【0021】前記反応式による尿酸のアラントインへの
転化を、3分間にわたり292nmにおいて追跡した。
【0022】図1のグラフにおいて、すべての場合に非
置換ジカルボン酸を750mMの最終濃度及びpH8ま
で添加し、残留活性を、溶液を60℃で40分間維持し
た後の促進安定性試験により測定したものである。
【0023】その種類は、酸の2〜5個の炭素原子数を
表わし、0はカルボン酸が添加されていないことを表わ
している。他方、縦軸は初期活性値の百分率として表わ
した残留活性値を示す。
【0024】それぞれ2〜5個の炭素原子を含む下記の
カルボン酸を添加した;シュウ酸、マロン酸、シクシン
酸、グルタル酸及びアジピン酸。
【0025】図1のグラフから、酵素活性回復ピークは
シュウ酸に対応することが判る。
【0026】6.5〜10のpH範囲内において、pH
8はその付近で酵素安定化効果が最適化される値である
ことが確認された。
【0027】実験は、「安定剤のミリモル値/l」:
「酵素の活性単位/l」の比が、酵素安定性の顕著な変
化を生じさせることなく、1:3から1:0.2まで変
動しうることも示した。
【0028】実用的酵素濃度、すなわち100U/lな
いし1000U/lの溶液については、500mMのジ
カルボン酸濃度は、その付近で酵素に対するジカルボン
酸の安定化効果が実質的に出現し始める値であることが
確認された。
【0029】再び、750mMのジカルボン酸濃度は、
その付近で酵素に対するジカルボン酸の安定化効果が実
用目的のために満足である値として確認された。
【0030】
【実施例2】実施例1に述べた非置換ジカルボン酸以外
に、酒石酸及びアスパラギン酸のような置換ジカルボン
酸も試験した。
【0031】図2はアスパラギン酸濃度の関数としての
ウリカーゼ活性(促進試験)のグラフである。このグラ
フは、アスパラギン酸(位置2においてアミノ置換基を
有するC4 ジカルボン酸)の種々の濃度をもつ溶液を6
0℃で40分間インキュベーートした後のウリカーゼ活
性を測定することにより得られたものである。ウリカー
ゼ活性は実施例1のようにして測定した。
【0032】図2のグラフから、溶液中のウリカーゼの
活性に対する安定化効果が、約500mMのアスパラギ
ン酸濃度のところで生じ始めることが判る。
【0033】
【実施例3】アスパラギン酸の安定化効果は、この実施
例によって明かに示される。この実施例においては、前
記の英国ケンブリッジのEnzymatic Ltd製
のリン酸塩緩衝液中のウリカーゼ溶液を、アスパラギン
酸を添加し、または添加することなく試験することによ
り、下記表1のデータを得た。
【0034】
【表1】 60℃で40分後の残留活性 リン酸塩緩衝液のみ 22% リン酸塩緩衝液にアスパラギン酸添加 55% 前述のように、尿酸がアラントインに変化する反応(ウ
リカーゼによる触媒作用を受ける)中の過酸化水素の生
成は、その生成過酸化水素を比色測定するためのトリン
ダー(Trinder)反応:すなわち、 と組合せて利用できるようにする。トリンダー反応は、
発生水素をペルオキシダーゼ酵素と特定のクロモーゲン
とを用いて比色的に測定する反応を一般的に意味するも
のである。トリンダー反応についてのより詳しい情報は
我々の米国特許第5,108,733号明細書(199
2年4月28日)に記載されている。
【0035】ウリカーゼ酵素、トリンダー試薬及び上述
の置換または非置換ジカルボン酸の一つを含む、尿酸臨
床測定用の液体製剤を本方法で試験した。
【0036】この試験は、溶液中のウリカーゼを安定化
させるのに有用なカルボン酸のうちの若干のものが、ト
リンダー試薬中に存在するペルオキシダーゼ酵素の機能
に負の作用を及ぼし、かくして、分析目的のために発生
過酸化水素を利用するためにペルオキシダーゼ酵素の使
用を伴なう試薬の処方物を、使用できなくすることがあ
りうることを明かにした。
【0037】アスパラギン酸は、ウリカーゼ酵素を著し
く安定化させると同時にトリンダー試薬を妨害しないと
いう二重の機能において、他のジカルボン酸よりも良好
であることが示された。
【0038】下記の実施例は、トリンダー試薬を含み、
アスパラギン酸で安定化された、尿酸測定用の即時使用
可能単液式試薬の性能を示すために、促進化安定度試験
に関して興味ある実験データを与えるものである。
【0039】
【実施例4】下記の処方物を使用した。
【0040】 アスパラギン酸 750mM DPTA(ジエチレントリアミンペンタ酢酸) 2.5mM NaOH PH8.0とする量 TOOS〔N−エチル−N−(2−ヒドロキシ−3 −スルホプロピル)−m−トルイジン 2.4mM 4−AA(4−アミノアンチピリン) 1.6mM アジド・ナトリウム塩 1 g/l ペルオキシダーゼ 5000U/l ウリカーゼ 600U/l トリンダー試薬の自発着色に対する抑制剤としてのDP
TAの使用についての情報は、米国特許第5,108,
733号明細書に記載されている。TOOS及び4−A
Aはトリンダー試薬のクロモーゲンであり、アジド・ナ
トリウム塩は抗微生物剤である。
【0041】6.5〜10のpH範囲の中で、pH8は
両方の反応のために最適値に近いことが認められた。こ
のタイプの液体組成物についても、500mMのジカル
ボン酸濃度は、酵素へのジカルボン酸の安定化効果が表
れ始める値に近いことが確認された。
【0042】また750mlのジカルボン酸濃度は組成
物中に含まれるトリンダー試薬への妨害を生じることな
くジカルボン酸の安定化効果が最大となる値に近いこと
が確認された。さらには、実験は、「安定剤のミリモル
/l」:「酵素の単位/l」の比が、酵素の安定性を著
しく変えることなく、1:1から1:0.2までの間で
変動できることも示した。我々が製造しているモナーク
(Monarch)ケミストリィ・アナライザーを用い
て分析及び性能試験を実施した。安定化されていない凍
結乾燥試薬を尿酸測定のために参照試料として用いた。
【0043】機器試験データは下記の通りであった: 温度 37℃ 試料容積 8μl 試料稀釈剤 32μl 試薬容積 50μl 試薬稀釈剤 110μl 方法:二波長法(バイクロマチズム)(最終−初期) 690nm−550nm 遅延 230秒 間隔 15秒 一点キャリブレーション 6mg/dl 直線性のために、尿酸の2mg/dl、6mg/dl及
び12mg/dlの標準品(Preciset Bio
chemia)を用い、20mg/dl点のものは我々
の実験室で調製した。
【0044】これらの標準品は、血清中の生理学的及び
病理学的尿酸濃度の範囲、すなわち2〜6mg/dl及
び6mg/l以上に関して使用した。得られたデータを
表2に示す。各値は、三回の繰返し試験のメジアン値で
ある。
【0045】
【表2】 上記の「Precinorm U」(商標)及び「Pr
ecipath U」(商標)は市販血清であり、それ
ぞれ4.2mg/dl及び10.3mg/dlの尿酸濃
度を有するものである。
【0046】表2のデータからトリダー試薬を含む液体
組成物の活性に対するアスパラギン酸の安定化効果の数
値的に明示される。
【0047】液体組成物そのもの(空:ブランク)につ
いて測定した吸光度と対比して、このタイプのウリカー
ゼ液体組成物についてのアスパラギン酸のさらに著しい
効果が明かである。すなわち安定剤を添加すると、試薬
の自発着色を抑制するという作用も発揮される。また実
験は、アスパラギン酸の両方の立体異性体の同等な安定
性能も明かにした。
【0048】さらには、実験は、安定剤としてアスパラ
ギン酸を添加するか、添加してない参照試薬についての
450nmスペクトル及び600nmスペクトルの曲線
は、試薬と尿酸とを反応させた後に、実用的には同一と
なることを示す。このような二つの曲線の実用的同一性
は、安定剤の存在が上記二反応の進行を如何ようにも妨
害しないことを明かにするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ウリカーゼ酵素液に添加したジカルボン酸中の
炭素原子数(横軸)の関数としてのウリカーゼ安定度
(残留活性%;縦軸)のグラフ。
【図2】アスパラギン酸濃度(mM:横軸)の関数とし
てのウリカーゼ安定度(残留活性%;縦軸)のグラフ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マウロ・パパンニ イタリア共和国 21052 バレセ,ブス ト・アルシッツィオ,ビア・ベルガモ 11

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウリカーゼ酵素の液状製剤中に、2〜5
    個の炭素原子を含む非置換または置換ジカルボン酸を導
    入することを特徴とするウリカーゼ酵素の液状製剤の安
    定化方法。
  2. 【請求項2】 非置換または置換ジカルボン酸が4また
    は5個の炭素原子を含むことを特徴とする請求項1の方
    法。
  3. 【請求項3】 「ジカルボン酸のmM/l」:「ウリカ
    ーゼのU/l」の比が1:3ないし1:0.2であるこ
    とを特徴とする請求項1の方法。
  4. 【請求項4】 ジカルボン酸濃度が500mM/lを超
    えることを特徴とする請求項3の方法。
  5. 【請求項5】 ジカルボン酸濃度が約750mM/lで
    あることを特徴とする請求項4の方法。
  6. 【請求項6】 ジカルボン酸がアスパラギン酸であるこ
    とを特徴とする請求項2の方法。
  7. 【請求項7】 液状製剤が、ウリカーゼによる触媒作用
    を受ける反応行程中に生成される過酸化水素の比色測定
    のために適当なトリンダー試薬を含むことを特徴とする
    請求項2の方法。
  8. 【請求項8】 ジカルボン酸がアスパラギン酸であるこ
    とを特徴とする請求項7の方法。
  9. 【請求項9】 液状製剤のpHが6.5〜10.0の範
    囲内であり、好ましくは約8.0であることを特徴とす
    る請求項8の方法。
  10. 【請求項10】 「安定剤のmM/l」:「酵素のU/
    l」の比が1:1ないし1:0.2であることを特徴と
    する請求項8の方法。
  11. 【請求項11】 アスパラギン酸濃度が約750ml/
    lであることを特徴とする請求項8の方法。
  12. 【請求項12】 2〜5個の炭素原子を含む置換または
    非置換ジカルボン酸を含むことを特徴とする安定化され
    たウリカーゼ酵素の液状製剤。
  13. 【請求項13】 置換または非置換ジカルボン酸が4ま
    たは5個の炭素原子を含むことを特徴とする請求項12
    の安定化液状製剤。
  14. 【請求項14】 「ジカルボン酸のmM/l」:「ウリ
    カーゼのU/l」の比が1:3ないし1:0.2である
    ことを特徴とする請求項12の安定化液状製剤。
  15. 【請求項15】 ジカルボン酸濃度が500mM/lを
    超えることを特徴とする請求項14の安定化液状製剤。
  16. 【請求項16】 ジカルボン酸濃度が約750mM/l
    であることを特徴とする請求項15の安定化液状製剤。
  17. 【請求項17】 ジカルボン酸がアスパラギン酸である
    ことを特徴とする請求項13の安定化液状製剤。
  18. 【請求項18】 ウリカーゼによる触媒作用を受ける反
    応行程中に生成される過酸化水素の比色測定に適当なト
    リンダー試薬を含むことを特徴とする請求項13の安定
    化液状製剤。
  19. 【請求項19】 ジカルボン酸がアスパラギン酸である
    ことを特徴とする請求項18の安定化液状製剤。
  20. 【請求項20】 液状製剤のpHが6.5〜10.0の
    範囲内であり、好ましくは約8.0であることを特徴と
    する請求項19の安定化液状製剤。
  21. 【請求項21】 「安定剤のmM/l」:「酵素のU/
    l」が1:1ないし1:0.2であることを特徴とする
    請求項19の安定化液状製剤。
  22. 【請求項22】 アスパラギン酸濃度が約750mM/
    lであることを特徴とする請求項19の安定化液状製
    剤。
JP4124820A 1991-05-17 1992-05-18 液状の尿酸オキシダーゼ酵素の安定化方法 Pending JPH05308968A (ja)

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EP (1) EP0513914A1 (ja)
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