JPH05308759A - サーボモータの回転子 - Google Patents

サーボモータの回転子

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Publication number
JPH05308759A
JPH05308759A JP4111100A JP11110092A JPH05308759A JP H05308759 A JPH05308759 A JP H05308759A JP 4111100 A JP4111100 A JP 4111100A JP 11110092 A JP11110092 A JP 11110092A JP H05308759 A JPH05308759 A JP H05308759A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
magnet
iron core
resin
acrylic resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP4111100A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomiaki Sakano
富明 坂野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP4111100A priority Critical patent/JPH05308759A/ja
Publication of JPH05308759A publication Critical patent/JPH05308759A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 鉄心と磁石の接着剤、前記鉄心の外被の強化
材、バランスパテ材の硬化時間を短縮した、加工性の優
れたサーボモータの回転子を提供することを目的とす
る。 【構成】 鉄心2と磁石3の接着剤5、磁石3の外被5
およびバランスパテ7の材料の基礎材料を光増感剤を加
えた、紫外線硬化性エポキシアクリル系樹脂を使用する
ことにより、硬化加工工程が紫外線照射のみで、大巾な
加工時間短縮と消費エネルギー削減ができる優れたサー
ボモータの回転子が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はサーボモータの回転子の
磁石の接着剤、外被の補強材およびバランスパテ材の材
質に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、サーボモータの回転子に使用され
る接着剤、強化剤、充填材は硬化加工時間を短縮できる
ものが強く要望されるようになってきた。
【0003】以下に従来のサーボモータの回転子につい
て説明する。図1(実施例と共通)は従来のサーボモー
タの回転子の構成を示すものである。図1に示すよう
に、サーボモータの回転子1の鉄心2の外周に磁石3が
接着剤4で接着固定されている。磁石3の外周は外被5
で被覆されている。回転子1の両端に嵌められた円環状
のリング6には、バランスパテ7が充填されている。接
着剤4は加熱硬化によって固化する液状樹脂で、固化後
は熱膨脹の異なる鉄心2と磁石3との間にあって、クラ
ックの生じない比較的可撓性のあるエポキシ樹脂が使用
されていた。外被5の回転子1が使用時の高温での高速
回転による遠心力負荷に耐えられるように捲きつけ補強
したガラスロービィング材は、熱硬化性樹脂を含浸した
のち半硬化状態にしたもので、後の加熱処理によって含
浸樹脂が硬化し、十分な機械強度を発揮できるものであ
る。熱硬化性樹脂として、接着性がよく半硬化状態でも
安定なエポキシ樹脂が用いられていた。また、パランス
パテ7は熱硬化性樹脂と高比重無機粉末とを混合したパ
テで、熱硬化性樹脂は接着性がよく可使用時間も長い高
温硬化型のエポキシ樹脂が用いられ、高比重化のための
無機粉末には鉄粉、タルク等の粉末が使用されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、接着剤4および外被5のガラスロービィ
ング材に含浸されているエポキシ樹脂、またバランスパ
テ7のパテに含まれる結着剤などの主成分をなしている
エポキシ樹脂は、回転子1の高温時に十分耐える強度を
必要とすることから必然的にその硬化処理に高温、長時
間処理が必要で、一般的に150℃前後で2〜3時間処
理が必要で、処理時間が長いという問題点を有してい
た。
【0005】また、回転子1は熱容量が大きく、エポキ
シ樹脂の硬化温度まで上昇させるのに、一般の熱風炉で
は回転子1の小さいもので1時間、大きいものでは2時
間以上の長時間必要とし、回転子1が所定温度に上昇す
るまでの時間と、接着剤4,外被5,バランスパテ7が
硬化するに必要な保持時間を加えると4〜5時間に達
し、回転子1の製造工程に非常に長時間の作業を要する
という問題点を有していた。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、製造工程を短縮したサーボモータの回転子を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のサーボモータの回転子は、鉄心と磁石の接着
剤に光増感剤を加えた嫌気性、紫外線硬化樹脂のエポキ
シアクリル系樹脂を使用し、前記磁石の外被にガラスロ
ービィング材基材で光増感材を加えた紫外線硬化性エポ
キシアクリル系樹脂を使用し、バランスパテにシリカ粉
末を充填し、光増感剤を加えた紫外線硬化性のエポキシ
アクリル系樹脂を使用した構成を有している。
【0008】
【作用】この構成によって、鉄心と磁石の接着剤、前記
磁石の外被およびバランスパテに光増感剤を加えた紫外
線硬化樹脂のエポキシアクリル系樹脂を使用しているの
で、回転子の製造工程を簡略かつ作業時間を短縮するこ
とができる。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。なお、全体構成は従来と同じである
ので、従来例を説明した図1を共用して説明する。
【0010】図1に示すように、回転子1の鉄心2と磁
石3の接着剤4は、空気との接触が遮断されると硬化す
る嫌気性および紫外線によって硬化する光増感剤を加え
た紫外線硬化性樹脂のエポキシアクリル系樹脂である。
磁石3の外被5は、液状樹脂の硬化を半硬化状態に保
ち、かつ粘着性を付与され、磁石3の外周への捲回作業
工程が容易なガラスロービィング材基材の紫外線で硬化
する光増感剤を加えた紫外線硬化性樹脂のエポキシアク
リル系樹脂である。リング6に充填するバランスパテ7
は、充填剤としてシリカ粉末等の粒状物を主体に用い、
比重を約2.5とし、結着剤に比較的シリカ粉末等にも
透過しやすく、バランスパテ7が厚くなっても紫外線に
よって硬化し、長波長の紫外線吸収を示す光増感剤を加
えた紫外線硬化性樹脂であるエポキシアクリル系樹脂で
ある。以上の接着剤4,外被5,バランスパテ7を装着
した回転子1を紫外線硬化炉中に約2分間回転しながら
エポキシアクリル系樹脂を完全に硬化させる。
【0011】以上のように本実施例によれば、接着剤
4,外被5,バランスパテ7に紫外線で硬化する光増感
剤を加えたエポキシアクリル系樹脂を使用しているの
で、紫外線照射のみの数分の作業工程で硬化させること
ができ、また、従来の加熱硬化工程がないのでエネルギ
ー的にも節約できるものである。
【0012】
【発明の効果】以上の実施例の説明より明らかなよう
に、本発明は回転子の鉄心と磁石の接着剤に嫌気性、光
増感剤を加えた紫外線硬化性エポキシアクリル系樹脂を
使用し、前記磁石の外被にガラスロービィング材基材で
光増感剤を加えた紫外線硬化性エポキシアクリル系樹脂
を使用し、バランスパテにシリカゲルを充填し、光増感
剤を加えた紫外線硬化性エポキシアクリル系樹脂を使用
することにより、硬化作業工程が数分間の紫外線照射の
みで、従来に較べて大巾な作業時間を短縮することがで
き、前記回転子の製造工程におけるリードタイムを大巾
に短縮できる。
【0013】また、従来の加熱硬化工程に較べ紫外線照
射工程は大巾な消費エネルギーの削減ができる優れたサ
ーボモータの回転子を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるサーボモータの
回転子の断面図
【符号の説明】
2 鉄心 3 磁石 4 接着剤 5 外被 7 バランスパテ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄心と磁石の接着剤に嫌気性、紫外線硬
    化性のエポキシアクリル系樹脂を、前記磁石の外被およ
    びバランスパテに紫外線硬化性のエポキシアクリル系樹
    脂を使用したサーボモータの回転子。
JP4111100A 1992-04-30 1992-04-30 サーボモータの回転子 Pending JPH05308759A (ja)

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