JPH05308714A - 電源電圧監視方法 - Google Patents
電源電圧監視方法Info
- Publication number
- JPH05308714A JPH05308714A JP13973192A JP13973192A JPH05308714A JP H05308714 A JPH05308714 A JP H05308714A JP 13973192 A JP13973192 A JP 13973192A JP 13973192 A JP13973192 A JP 13973192A JP H05308714 A JPH05308714 A JP H05308714A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- reset
- microcomputer
- value
- supply voltage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 マイクロコンピュータの電源電圧の低下によ
る警報発生時からリセットまでの時間を、各機器につい
て一定化し、サービスの公平化を図る。 【構成】 マイクロコンピュータのデストプログラムに
従って、当該マイクロコンピュータの電源電圧を徐々に
低下させ、その電源電圧が上記マイクロコンピュータの
リセット電圧となったときに、その直前の電圧値をメモ
リに保存させておき、一方、通常プログラムの実行中に
おいては、上記電源電圧が上記保存中の電圧値よりも一
定値を加えた値に低下したときに警報を発生させる。
る警報発生時からリセットまでの時間を、各機器につい
て一定化し、サービスの公平化を図る。 【構成】 マイクロコンピュータのデストプログラムに
従って、当該マイクロコンピュータの電源電圧を徐々に
低下させ、その電源電圧が上記マイクロコンピュータの
リセット電圧となったときに、その直前の電圧値をメモ
リに保存させておき、一方、通常プログラムの実行中に
おいては、上記電源電圧が上記保存中の電圧値よりも一
定値を加えた値に低下したときに警報を発生させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、マイクロコンピュー
タの電源電圧が動作の下限値に達したことを予報または
警告する電源電圧監視方法に関するものである。
タの電源電圧が動作の下限値に達したことを予報または
警告する電源電圧監視方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、マイクロコンピュータをリセ
ットするリセット回路IC及び、このマイクロコンピュ
ータの電源電圧をディジタル値に変換するA/D変換回
路を設けて、そのディジタル値をマイクロコンピュータ
で読み取ることによって、上記電源電圧が一定値を下回
った際、リセットをかけるようになっている。また、こ
のリセット先立って、アラ−ム電圧検出用ICを用い
て、上記一定値よりも若干高いアラ−ム電圧を検出して
警報を鳴らすようにしている。尚、この場合に、マイク
ロコンピュータやこれにより制御されている機器は、上
記警報中も動作を継続する場合が多い。
ットするリセット回路IC及び、このマイクロコンピュ
ータの電源電圧をディジタル値に変換するA/D変換回
路を設けて、そのディジタル値をマイクロコンピュータ
で読み取ることによって、上記電源電圧が一定値を下回
った際、リセットをかけるようになっている。また、こ
のリセット先立って、アラ−ム電圧検出用ICを用い
て、上記一定値よりも若干高いアラ−ム電圧を検出して
警報を鳴らすようにしている。尚、この場合に、マイク
ロコンピュータやこれにより制御されている機器は、上
記警報中も動作を継続する場合が多い。
【0003】従って、このように動作を継続すると、上
記電圧はさらに低下し、やがてマイクロコンピュータを
リセットする回路が動作するレベルに達し、マイクロコ
ンピュータの動作が突然に止む。例えば、機器がコード
レス電話であった場合に、アラ−ム電圧検出力ICが電
池電圧のアラ−ム電圧への低下を検出すると、通話中に
電池電源の電圧降下を示す警報が鳴り、さらに通話を続
けると、やがてリセット回路が働いてマイクロコンピュ
ータの機能が停止し、通話が切断される。
記電圧はさらに低下し、やがてマイクロコンピュータを
リセットする回路が動作するレベルに達し、マイクロコ
ンピュータの動作が突然に止む。例えば、機器がコード
レス電話であった場合に、アラ−ム電圧検出力ICが電
池電圧のアラ−ム電圧への低下を検出すると、通話中に
電池電源の電圧降下を示す警報が鳴り、さらに通話を続
けると、やがてリセット回路が働いてマイクロコンピュ
ータの機能が停止し、通話が切断される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、警報が鳴り始めてリセットがかかるまでの時間
は、アラ−ム電圧検出用ICの精度のばらつきと、A/
D変換回路の精度、リセット回路の検出電圧のばらつき
によって、同一機種であっても機器ごとに警報からリセ
ットまでの時間が、例えば一方の機器では1時間である
のに対し、他方の機器では10分しかないという不衝平
が生じ、顧客に公平なサービスをするメーカの立場から
好ましいことではないという実用上の問題点があった。
ように、警報が鳴り始めてリセットがかかるまでの時間
は、アラ−ム電圧検出用ICの精度のばらつきと、A/
D変換回路の精度、リセット回路の検出電圧のばらつき
によって、同一機種であっても機器ごとに警報からリセ
ットまでの時間が、例えば一方の機器では1時間である
のに対し、他方の機器では10分しかないという不衝平
が生じ、顧客に公平なサービスをするメーカの立場から
好ましいことではないという実用上の問題点があった。
【0005】この発明は上記のような従来の問題点に着
目してなされたものであり、電源電圧の低下による警報
発生時からマイクロコンピュータのリセットまでの時間
を各機器について均等とすることにより、顧客に対する
サービスの公平化を図ることができる電源電圧監視方法
を提供することを目的とする。
目してなされたものであり、電源電圧の低下による警報
発生時からマイクロコンピュータのリセットまでの時間
を各機器について均等とすることにより、顧客に対する
サービスの公平化を図ることができる電源電圧監視方法
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電源電圧
監視方法は、マイクロコンピュータのテストプログラム
に従って、当該マイクロコンピュータの電池を電源とす
る電源電圧を徐々に低下させ、その電源電圧が上記マイ
クロコンピュータのリセット電圧となったときに、その
直前の電圧値をメモリに保存させておき、一方、通常プ
ログラムの実行中においては、上記電源電圧が上記保存
中の電圧値よりも一定値を加えた値に低下したときに警
報を発生させるようにしたものである。
監視方法は、マイクロコンピュータのテストプログラム
に従って、当該マイクロコンピュータの電池を電源とす
る電源電圧を徐々に低下させ、その電源電圧が上記マイ
クロコンピュータのリセット電圧となったときに、その
直前の電圧値をメモリに保存させておき、一方、通常プ
ログラムの実行中においては、上記電源電圧が上記保存
中の電圧値よりも一定値を加えた値に低下したときに警
報を発生させるようにしたものである。
【0007】
【作用】この発明における通常プログラムでは、テスト
プログラムの実行によりメモリに格納したリセット時の
電圧値に対して一定値だけ高い電圧値を警報データとし
てメモリ等に書き込んでおき、電源電圧がその警報デー
タとしての電圧値に達した際に警報を発生させるように
し、これによりこの警報発生からマイクロコンピュータ
のリセットまでの時間を個々の機器間で一定にできるよ
うにする。
プログラムの実行によりメモリに格納したリセット時の
電圧値に対して一定値だけ高い電圧値を警報データとし
てメモリ等に書き込んでおき、電源電圧がその警報デー
タとしての電圧値に達した際に警報を発生させるように
し、これによりこの警報発生からマイクロコンピュータ
のリセットまでの時間を個々の機器間で一定にできるよ
うにする。
【0008】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はコ−ドレス電話の子機の制御用として組み
込んだこの発明の実施に用いるマイクロコンピュータシ
ステムであり、同図において、1は機器の動作を制御す
るマイクロコンピュータ、2はマイクロコンピュータ1
の電池を電源とする電源電圧を検出し、この検出値をデ
ィジタル変換して例えばマイクロコンピュータ1内の書
き込みメモリ5(不揮発性RAMなど)に入力するA/
D変換回路、3はマイクロコンピュータ1にリセット信
号を入力するリセット回路、4はアラーム回路である。
する。図1はコ−ドレス電話の子機の制御用として組み
込んだこの発明の実施に用いるマイクロコンピュータシ
ステムであり、同図において、1は機器の動作を制御す
るマイクロコンピュータ、2はマイクロコンピュータ1
の電池を電源とする電源電圧を検出し、この検出値をデ
ィジタル変換して例えばマイクロコンピュータ1内の書
き込みメモリ5(不揮発性RAMなど)に入力するA/
D変換回路、3はマイクロコンピュータ1にリセット信
号を入力するリセット回路、4はアラーム回路である。
【0009】次に動作について、図2及び図3に示すフ
ローチャートに従って説明する。まず。電池を電源とす
る電源電圧は、放電が垂下領域に入った直後までの領域
で、マイクロコンピュータ1を略正常に動作させること
が可能である。従って、このマイクロコンピュータ1及
びこれにより制御される機器を正常かつ安定に動作させ
るためには、上記電源電圧を監視して、電圧が不足した
際に、速やかに、その電圧を回復させるよう対処する必
要がある。図4はかかる電圧電源としての電池の放電特
性を示し、この発明では、垂下領域に入った設定レベル
で警報を発生させ、さらに電圧降下が進んでより低い設
定レベルに達すると、上記リセット回路3によりマイク
ロコンピュータ1にリセットをかけ、動作を停止させる
ようにしている。
ローチャートに従って説明する。まず。電池を電源とす
る電源電圧は、放電が垂下領域に入った直後までの領域
で、マイクロコンピュータ1を略正常に動作させること
が可能である。従って、このマイクロコンピュータ1及
びこれにより制御される機器を正常かつ安定に動作させ
るためには、上記電源電圧を監視して、電圧が不足した
際に、速やかに、その電圧を回復させるよう対処する必
要がある。図4はかかる電圧電源としての電池の放電特
性を示し、この発明では、垂下領域に入った設定レベル
で警報を発生させ、さらに電圧降下が進んでより低い設
定レベルに達すると、上記リセット回路3によりマイク
ロコンピュータ1にリセットをかけ、動作を停止させる
ようにしている。
【0010】すなわち、まず、マイクロコンピュータ1
の制御プログラムの中にテスト用プログラムを設け、電
池電圧としての電源電圧をA/D変換回路2を通して読
み込み(ステップST1)、このA/D変換回路2を通
して得たディジタル値(電圧値)を上記メモリ5の特定
アドレスに書き込む(ステップST2)。そして、電源
電圧が次第に低下するように変化していくとき、他のル
ーチンを実行した後(ステップST3)、その低下して
いく最新のディジタル値をメモリ5に書き込み、この書
き込みをしたディジタル値を、マイクロコンピュータ1
にリセットがかかった後も保存するようにしている。
の制御プログラムの中にテスト用プログラムを設け、電
池電圧としての電源電圧をA/D変換回路2を通して読
み込み(ステップST1)、このA/D変換回路2を通
して得たディジタル値(電圧値)を上記メモリ5の特定
アドレスに書き込む(ステップST2)。そして、電源
電圧が次第に低下するように変化していくとき、他のル
ーチンを実行した後(ステップST3)、その低下して
いく最新のディジタル値をメモリ5に書き込み、この書
き込みをしたディジタル値を、マイクロコンピュータ1
にリセットがかかった後も保存するようにしている。
【0011】そして、このようにテストプログラムを走
らせた状態で、電源電圧を徐々に下げていき、マイクロ
コンピュータ1にリセットがかかると、上記のように、
メモリ5にはリセットがかかる電圧にほぼ等しい電圧を
変換したディジタル値が記録されることになる。
らせた状態で、電源電圧を徐々に下げていき、マイクロ
コンピュータ1にリセットがかかると、上記のように、
メモリ5にはリセットがかかる電圧にほぼ等しい電圧を
変換したディジタル値が記録されることになる。
【0012】一方、通常のプログラムが走り、マイクロ
コンピュータ1が機器の動作を制御している場合におい
て、このマイクロコンピュータ1は電源電圧の低下を、
A/D変換回路2を通してディジタルデータとしてモニ
タしており(ステップST11)、そのディジタル値が
リセットのかかる電圧値と比較し(ステップST1
2)、このリセット電圧より一定値だけ高い値(例え
ば、図4において、リセット電圧が3.3ボルトとする
と、一定値が0.2ボルトで、3.5ボルト)に達する
と(ステップST13)、アラーム回路4を動作させる
(ステップST14)。そして、他のルーチンを実行さ
せた後(ステップST15)、再びステップ11の処理
に戻る。
コンピュータ1が機器の動作を制御している場合におい
て、このマイクロコンピュータ1は電源電圧の低下を、
A/D変換回路2を通してディジタルデータとしてモニ
タしており(ステップST11)、そのディジタル値が
リセットのかかる電圧値と比較し(ステップST1
2)、このリセット電圧より一定値だけ高い値(例え
ば、図4において、リセット電圧が3.3ボルトとする
と、一定値が0.2ボルトで、3.5ボルト)に達する
と(ステップST13)、アラーム回路4を動作させる
(ステップST14)。そして、他のルーチンを実行さ
せた後(ステップST15)、再びステップ11の処理
に戻る。
【0013】この結果、このアラーム回路4の動作によ
り警報を発生してからリセットがかかるまでの電源電圧
の差を常に一定にすることができ、従って、その警報を
発生してからリセットがかかるまでの動作時間を、同様
の他の電圧検出システムについても等しくすることがで
きる。
り警報を発生してからリセットがかかるまでの電源電圧
の差を常に一定にすることができ、従って、その警報を
発生してからリセットがかかるまでの動作時間を、同様
の他の電圧検出システムについても等しくすることがで
きる。
【0014】
【発明の効果】以上のように、この発明によればマイク
ロコンピュータのテストプログラムに従って、当該マイ
クロコンピュータの電源電圧を徐々に低下させ、その電
源電圧が上記マイクロコンピュータのリセット電圧とな
ったときに、その直前の電圧値をメモリに保存させてお
き、一方、通常プログラムの実行中においては、上記電
源電圧が上記保存中の電圧値よりも一定値を加えた値に
低下したときに警報を発生させるようにしたので、電源
電圧低下の警報が鳴り始めて、マイクロコンピュータに
リセットがかかるまでの時間は、A/D変換の精度や各
回路電圧のばらつきにも拘らず、常に一定にでき、従っ
て、同一機種では顧客に公平なサービスを提供できると
いう効果が得られる。
ロコンピュータのテストプログラムに従って、当該マイ
クロコンピュータの電源電圧を徐々に低下させ、その電
源電圧が上記マイクロコンピュータのリセット電圧とな
ったときに、その直前の電圧値をメモリに保存させてお
き、一方、通常プログラムの実行中においては、上記電
源電圧が上記保存中の電圧値よりも一定値を加えた値に
低下したときに警報を発生させるようにしたので、電源
電圧低下の警報が鳴り始めて、マイクロコンピュータに
リセットがかかるまでの時間は、A/D変換の精度や各
回路電圧のばらつきにも拘らず、常に一定にでき、従っ
て、同一機種では顧客に公平なサービスを提供できると
いう効果が得られる。
【図1】この発明に係る電源電圧監視方法のテストプロ
グラムによる実施手順を示すフローチャート図である。
グラムによる実施手順を示すフローチャート図である。
【図2】この発明に係る電源電圧監視方法の通常プログ
ラムによる実施手順を示すフローチャート図である。
ラムによる実施手順を示すフローチャート図である。
【図3】この発明の実施に利用するマイクロコンピュー
タシステムの構成を示すブロック図である。
タシステムの構成を示すブロック図である。
【図4】電源電池の放電特性を示す特性図である。
1 マイクロコンピュータ 2 A/D変換回路 3 リセット回路 4 アラーム回路 5 メモリ
Claims (1)
- 【請求項1】 マイクロコンピュータのテストプログラ
ムに従って、当該マイクロコンピュータの電池を電源と
する電源電圧を徐々に低下させ、その電源電圧が上記マ
イクロコンピュータのリセット電圧となったときに、そ
の直前の電圧値をメモリに保存させておき、一方、通常
プログラムの実行中においては、上記電源電圧が上記保
存中の電圧値よりも一定値を加えた値に低下したときに
警報を発生させる電源電圧監視方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13973192A JPH05308714A (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | 電源電圧監視方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13973192A JPH05308714A (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | 電源電圧監視方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05308714A true JPH05308714A (ja) | 1993-11-19 |
Family
ID=15252078
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13973192A Pending JPH05308714A (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | 電源電圧監視方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05308714A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102208796A (zh) * | 2010-03-31 | 2011-10-05 | 本田技研工业株式会社 | 电源电压保护装置以及电源电压保护方法 |
JP2015042072A (ja) * | 2013-08-22 | 2015-03-02 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 自動車用の電子制御装置 |
-
1992
- 1992-05-01 JP JP13973192A patent/JPH05308714A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102208796A (zh) * | 2010-03-31 | 2011-10-05 | 本田技研工业株式会社 | 电源电压保护装置以及电源电压保护方法 |
JP2015042072A (ja) * | 2013-08-22 | 2015-03-02 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 自動車用の電子制御装置 |
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