JPH0530861Y2 - - Google Patents

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JPH0530861Y2
JPH0530861Y2 JP1986043776U JP4377686U JPH0530861Y2 JP H0530861 Y2 JPH0530861 Y2 JP H0530861Y2 JP 1986043776 U JP1986043776 U JP 1986043776U JP 4377686 U JP4377686 U JP 4377686U JP H0530861 Y2 JPH0530861 Y2 JP H0530861Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、主に排気管の溶接に用いられ、ター
ンテーブル上に、支柱およびベースを有するワー
ク固定治具を配置してなる全周自動溶接機に関す
る。
〔従来の技術〕
上記全周自動溶接機にあつては、ターンテーブ
ルの回転に伴つて移動するワーク固定治具の支柱
がトーチに当たり、全周自動溶接が不可能となる
ことから、本出願人は、特開昭58−55179号公報
に開示されるような全周自動溶接機を開発した。
第8図は、この公報に開示される全周自動溶接
機を示すもので、図において符号11は、ポジシ
ヨナー13上に配置されるターンテーブルを示し
ている。ターンテーブル11上には、架台15を
介して、ベース17および支柱19とからなるワ
ーク固定治具21が配置されている。支柱19の
中間部には、ロタシヨンレバー22が配置されて
いる。ターンテーブル11と一定間隔を置いてコ
ラム23が配置されており、このコラム23上に
は、トーチ架台25が配置されている。トーチ架
台25上には、偏心倣い機構27およびワーク倣
い機構29により、ワークの形状に倣つて移動す
るトーチ31が配置されている。
以上のように構成された全周自動溶接機では、
トーチ31の先端を所定の位置に設定し、ターン
テーブル11を回転することにより、例えば、タ
ーンテーブル11上に置かれた消音器33へ排気
管35が全周自動溶接される。
すなわち、このような全周自動溶接機では、第
9図に示すように、トーチ架台25の左側のカム
フロアー37にロタシヨンレバー22が当接した
状態で溶接が開始され、ターンテーブル11の回
転により、ロタシヨンレバー22は、第10図及
び第11図に示すように回転される。従つて、支
柱19の中心が、ワークである排気管35とトー
チ31とを結ぶ軸線上に位置した時にも、トーチ
31は、コ字状のロタシヨンレバー22内に位置
することができ、支柱19に邪魔されることなく
排気管35の全周自動溶接を行なうことが可能と
なる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
そして、このような全周自動溶接機では、第1
1図に示した状態から、さらに同一方向にターン
テーブル11が回転すると、ロタシヨンレバー2
2がトーチ31に衝突するため、従来は、第12
図に示すように、ロタシヨンレバー22がトーチ
架台25の右側のカムフロアー39に当接した所
で、ターンテーブル11の回転方向が逆転され、
次のワークの溶接が行なわれている。
しかしながら、パイプの円周溶接法では、第1
3図に示すように、溶接金属の溶融、凝固による
収縮作用で溶接過程の前半部の方向へ歪による形
状の変形を生じてしまう。このため、溶接の回転
方向が異なると、変形の方向も異なり、製品の安
定化が図れない。
これを屈曲部を有する管の溶接を例にして、第
14図ないし第17図により詳述する。
第14図は、屈曲部を有する管である排気管3
5を溶接した消音器33を示す。
第15図は、第14図の平面図である。
第16図は、ワークを左廻りで溶接した場合を
示すもので、溶接開始点34に対して、35aの
ように倒れる。
第17図は、ワークを右廻りで溶接した場合を
示すもので、溶接開始点34に対して、35bの
ように倒れる。
以上のように、溶接開始点34で、回転方向
(半径方向)外方に排気管35の端部36が倒れ
ることが判る。
すなわち、第14図に示すように、特に屈曲点
を有する長尺管を備えた消音器33にあつては、
右側回転溶接と、左側回転溶接とでのそれぞれの
歪に基づく傾き方向の相違により、長尺管の先端
の位置が大きく異なつてしまう。
したがつて、右側回転により溶接されたワーク
と、左側回転により溶接されたワークとで異な
り、製品にばらつきが生ずるという問題点があつ
た。
なお、第14図では、屈曲部を有する管である
排気管35を溶接した消音器33について説明し
たが、排気管35が直管であつても、同様の理由
によつて右側回転で溶接されたワークと、左側回
転で溶接されたワークとで異なり、製品にばらつ
きが生ずるという問題があつた。
そこで、従来では、溶接回転方向に同一にして
溶接回転方向相違による溶接歪を防止するものと
して特開昭60−133984号公報が知られている。
この特開昭60−133984号公報には、上述した問
題点を解決するために、溶接時に管状材を3/4周
させた後に溶接トーチを倣い機構で反対方向へ1/
4周させることによつて、一定方向への溶接を行
うことが開示されている。
ところが、特開昭60−133984号公報に開示され
た溶接方法では、溶接後に次の溶接に備えて、管
状材を3/4周逆回転させると同時に溶接トーチも
1/4周逆回転させるという操作が必要である。
すなわち、この公知例では、常時一定方向への
溶接を行うために、溶接後にワークと溶接トーチ
を元の位置に戻すという操作をしないと、ワーク
を常時一定方向に溶接することができず、操作性
に難点があつた。
〔考案の目的〕
本考案は、上記のような問題を解決したもの
で、ターンテーブルの回転方向を一方向にすると
共に、連続的に溶接可能とし、製品のばらつきを
有効に解消すると共に、無駄な工程を省いた全周
自動溶接機を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案にかかわる全周自動溶接機は、ターンテ
ーブル上に、支柱およびベースを有するワーク固
定治具を配置し、前記支柱の中間部にロタシヨン
レバーを配置するとともに、前記ターンテーブル
と一定間隔を置いてコラムを配置し、このコラム
上にトーチを有するトーチ架台を配置してなる全
周自動溶接機において、前記トーチ架台とコラム
との間に、一定方向に回転する前記ターンテーブ
ルの回転に同期して、前記トーチ架台をロタシヨ
ンレバーの軌跡から外れる位置に移動するトーチ
架台移動機構を配置したものである。
〔考案の作用〕
本考案の全周自動溶接機では、トーチ架台とコ
ラムとの間に、一定方向に回転するターンテーブ
ルの回転に同期して、トーチ架台をロタシヨンレ
バーの軌跡から外れる位置に移動するトーチ架台
移動機構を配置したのでターンテーブルが一回転
し、ロタシヨンレバーがトーチ架台のカムフロア
ーに当接した所で、トーチ架台移動機構が作動
し、トーチ架台がロタシヨンレバーの軌跡から外
れる位置に移動される。この結果、ターンテーブ
ルを同一方向にそのまま回転してもロタシヨンレ
バーがトーチに衝突することがなくなり、ロタシ
ヨンレバーを溶接開始時における所定位置に移動
することができる。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の詳細を図面に示す一実施例につ
いて説明する。
第1図は、本考案の全周自動溶接機の一実施例
を示すもので、図において符号41は、ポジシヨ
ナー43上に配置されるターンテーブルを示して
いる。ターンテーブル41上には、架台45を介
して、ベース47および支柱49とからなるワー
ク固定治具51が配置されている。支柱49の中
間には、ロタシヨンレバー52が配置されてい
る。ターンテーブル41と一定間隔を置いてコラ
ム53が配置されており、このコラム53上に
は、トーチ架台55が配置されている。トーチ架
台55上には、偏心倣い機構57およびワーク倣
い機構59により、ワークの形状に倣つて移動す
るトーチ61が配置されている。
しかして、この実施例では、トーチ架台55と
コラム53との間に、ターンテーブル41の回転
に同期して、トーチ架台55をロタシヨンレバー
52の軌跡から外れる位置(第4図ないし第7図
参照)に移動するトーチ架台移動機構63が配置
されている。
このトーチ架台移動機構63では、トーチ架台
55の下面に移動体65が固定されている。移動
体65には、第2図に示すように2本の案内軸6
7が挿通されており、案内軸67は、コ字状の支
持部材69に両端を固定されている。支持部材6
9の側面には、空圧シリンダ71が固定されてお
り、この空圧シリンダ71のピストン軸73の先
端は、第2図に示すように移動体65に螺合して
いる。支持部材69の下部は、コラム53に固定
されている。
第3図は、移動体65への案内軸67の挿通部
の詳細を示すもので、案内軸67は、リニアモー
シヨンベアリング75により支持されている。な
お、図において符号76はオイルシートを示して
いる。
以上のように構成された全周自動溶接機では、
トーチ61の先端を所定の位置に設定し、ターン
テーブル41を回転することにより、例えば、ベ
ース47上に置かれた消音器77へ排気管79が
全周自動溶接される。
しかして、このような全周自動溶接機では、第
4図に示すように、トーチ架台55の左側のカム
フロアー81にロタシヨンレバー52が当接した
状態から溶接が開始され、ターンテーブル41の
回転により、ロタシヨンレバー52は、第5図に
示すような状態になるまで回転する。従つて、支
柱49の中心が、ワークである排気管79とトー
チ61とを結ぶ軸線上に位置した時にも、トーチ
61は、コ字状のロタシヨンレバー52内に位置
することができ、支柱49に邪魔されることなく
ワークの全周自動溶接を行なうことが可能とな
る。
そして、第5図に示したように、トーチ架台5
5の右側のカムフロアー83にロタシヨンレバー
52が当接した状態で、ターンテーブル41に組
み込まれた、図示しないリミツトスイツチが作動
し、トーチ架台移動機構63の空圧シリンダ71
が作動され、トーチ架台55は、第6図に示すよ
うに、ターンテーブル41と離れる方向に移動さ
れる。トーチ架台55が後退すると、トーチ架台
55に配置される図示しないリミツトスイツチが
作動し、第1図に示した溶接開始位置まで、ター
ンテーブル41が回転される。ターンテーブル4
1が溶接開始点まで回転すると、ターンテーブル
41に配置される図示しないリミツトスイツチが
作動し、トーチ架台55の左側のカムフロアー8
1が、ロタシヨンレバー52に当接するまでトー
チ架台55が、ターンテーブル41側に移動され
る。
すなわち、以上のように構成された全周自動溶
接機では、トーチ架台55とコラム53との間
に、ターンテーブル41の回転に同期して、トー
チ架台55をロタシヨンレバー52の軌跡から外
れる位置に移動するトーチ架台移動機構63を配
置したので、ターンテーブル41が一回転し、ロ
タシヨンレバー52がトーチ架台55のカムフロ
アー83に当接した所で、トーチ架台移動機構6
3が作動し、トーチ架台55がロタシヨンレバー
の軌跡から外れる位置(第4図ないし第7図参
照)に移動される。この結果、ターンテーブル4
1を同一方向にそのまま回転してもロタシヨンレ
バー52がトーチ61に衝突することがなくな
り、ロタシヨンレバー52を溶接開始時における
所定位置に移動することができる。
従つて、ターンテーブル41を常に同一方向に
回転することが可能となり、溶接方向の違いによ
る、溶接歪の発生する方向の相違を解消すること
ができ、製品のばらつきを解消することができ
る。
なお、以上述べた実施例では、消音器77と排
気管79との溶接に、本考案の全周自動溶接機を
用いた例について述べたが、本考案はかかる実施
例に限定されるものではなく、同様な形状を有す
る全ての製品に適用できることは勿論である。
また、以上述べた実施例では、トーチ架台55
の移動に空圧シリンダ71を用いた例について述
べたが、本考案はかかる実施例に限定されるもの
ではなく、例えば、油圧シリンダあるいは電動機
により、トーチ架台55を移動するようにしても
良いことは勿論である。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば、トーチ架
台とコラムとの間に、一定方向に回転するターン
テーブルの回転に同期して、トーチ架台をロタシ
ヨンレバーの軌跡から外れる位置に移動するトー
チ架台移動機構を配置したので、ターンテーブル
を同一方向にそのまま回転してもロタシヨンレバ
ーがトーチに衝突することがなくなり、ロタシヨ
ンレバーを溶接開始時における所定位置に移動す
ることができ、ターンテーブルの回転方向の違い
による製品のばらつきを有効に解消することがで
きるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の全周自動溶接機の一実施例を
示す側面図、第2図は案内軸の詳細を示す斜視
図、第3図し移動体への案内軸の挿通部の詳細を
示す縦断面図、第4図ないし第7図は本考案の全
周自動溶接機の動きを示す説明図、第8図は従来
の全周自動溶接機を示す側面図、第9図ないし第
12図は従来の全周自動溶接機の動きを示す説明
図、第13図は溶接方向と溶接歪による変形を示
す説明図、第14図は屈曲部を有する排気管を溶
接した消音器を示す斜視図、第15図は第14図
の平面図、第16図はワークを左廻りで溶接した
場合を示す説明図、第17図はワークを右廻りで
溶接した場合を示す説明図である。 41……ターンテーブル、47……ベース、4
9……支柱、51……ワーク固定治具、52……
ロタシヨンレバー、53……コラム、55……ト
ーチ架台、61……トーチ、63……トーチ架台
移動機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ターンテーブル上に、支柱およびベースを有す
    るワーク固定治具を配置し、前記支柱の中間部に
    ロタシヨンレバーを配置するとともに、前記ター
    ンテーブルと一定間隔を置いてコラムを配置し、
    このコラム上にトーチを有するトーチ架台を配置
    してなる全周自動溶接機において、前記トーチ架
    台とコラムとの間に、一定方向に回転する前記タ
    ーンテーブルの回転に同期して、前記トーチ架台
    をロタシヨンレバーの軌跡から外れる位置に移動
    するトーチ架台移動機構を配置したことを特徴と
    する全周自動溶接機。
JP1986043776U 1986-03-25 1986-03-25 Expired - Lifetime JPH0530861Y2 (ja)

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JP1986043776U JPH0530861Y2 (ja) 1986-03-25 1986-03-25

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JPS62155964U JPS62155964U (ja) 1987-10-03
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ID=30860958

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102328166B (zh) * 2011-07-08 2014-05-28 重庆市北碚区枫火机械制造有限公司 消音器支架焊接模具
CN102328165B (zh) * 2011-07-08 2014-05-28 重庆市北碚区枫火机械制造有限公司 消音器排气管焊接模具
CN102328168B (zh) * 2011-07-11 2015-03-18 重庆市北碚区枫火机械制造有限公司 圆形消声器组焊工装

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60133984A (ja) * 1983-12-22 1985-07-17 Takeshi Kondo 主筒部材へ管状部材を溶接する方法

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JPS60133984A (ja) * 1983-12-22 1985-07-17 Takeshi Kondo 主筒部材へ管状部材を溶接する方法

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JPS62155964U (ja) 1987-10-03

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