JPH05308593A - ビーム電流制限装置 - Google Patents

ビーム電流制限装置

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JPH05308593A
JPH05308593A JP4361654A JP36165492A JPH05308593A JP H05308593 A JPH05308593 A JP H05308593A JP 4361654 A JP4361654 A JP 4361654A JP 36165492 A JP36165492 A JP 36165492A JP H05308593 A JPH05308593 A JP H05308593A
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William A Lagoni
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N3/00Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages
    • H04N3/10Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical
    • H04N3/16Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical by deflecting electron beam in cathode-ray tube, e.g. scanning corrections
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/44Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards
    • H04N5/57Control of contrast or brightness
    • H04N5/59Control of contrast or brightness in dependence upon beam current of cathode ray tube

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  • Television Receiver Circuits (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 コントラスト制御電圧はD/A変換器13を
介してコントラスト部5に結合され、輝度制御電圧は輝
度D/A変換器15を介して輝度部7に結合される。閾
値比較器19は、抵抗RSの両端に発生するビーム電流
を表わす電圧と基準電圧VREFとを比較する。比較器
19を構成するトランジスタQ2のコレクタに発生する
ビーム電流制御電圧は、それぞれダイオードCRD、ト
ランジスタQ3を介してD/A変換器13とD/A変換
器15に結合される。一度ビーム電流制限閾値に達する
と、ビーム電流制限電圧の値は減少するが、輝度部7に
結合される輝度制御電圧はトランジスタQ3が導通する
まで減少しない。 【効果】 ビーム電流が閾値を越えた時、輝度に影響を
及ぼすことなく、コントラストを低減させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン受像機ま
たはモニターに使用されるような、ビーム電流制限装置
に関する。
【0002】
【発明の背景】表示装置として受像管を備えているテレ
ビジョン受像機やモニターのような大抵のテレビジョン
システムは、自動ビーム制限(ABL)装置としても知
られている受像管ビーム電流制限(BCL)装置も備え
ている。ビーム電流制限装置は電子ビームスポットの焦
点ぼけすなわち“ブルーミング”を生じる傾向があり、
そして極度の状態では受像管を損傷することもある過大
なビーム電流を防止するように動作する。ビーム電流制
限装置は、典型的には、受像管用の高電圧電源から引き
込まれる“再供給”電流を感知することにより、受像管
に流れる平均ビーム電流を感知して、ビーム電流の大き
さを表わすビーム電流制限制御信号を発生する。ビーム
電流制限制御信号はテレビジョンシステムのコントラス
ト部と輝度部の何れか一方または両方に帰還的に結合さ
れ、感知されたビーム電流が予め定められる閾値を超え
るとビーム電流を低減させるようにする。コントラスト
部は受像管に結合されたビデオチャネルの利得を制御
し、従って、受像管に結合されたビデオ信号の最高−最
低振幅を制御する。輝度部は受像管に結合されたビデオ
信号の黒レベルを制御する。
【0003】ビーム電流制限装置は逐次的な動作を行
い、再生画像のコントラストを低減させてから輝度を減
少させる。コントラストの変化は輝度の変化よりも視聴
者が主観的に気が付きにくいからである。それでも、よ
く構成された画像には著しい輝度の変化が生じることも
ある。このようなビーム電流制限により誘導される輝度
変化は、画像の平均光出力を増加させるために比較的高
利得のビデオチャネルを使用する大画面の投射型システ
ムのような、テレビジョンシステムにおいて特に著し
い。
【0004】
【発明の概要】本発明の1つの特徴は、ビーム電流制限
装置が通常の動作状態の下で再生画像の輝度を低減させ
るのは望ましくないという認識に関連する。しかしなが
ら、本発明のもう1つの特徴は、通常の(中間の)輝度
レベルで再生画像のコントラストだけを低減させること
によりビーム電流を制限することはできるが、このよう
にコントラストだけでビーム電流を制限することは、通
常よりも高い輝度レベルを有する画像に対しては満足の
行くものではなく効果がないという認識に関連する。従
って、利用者による輝度設定が通常の輝度レベルに相当
する設定よりも高く、そして、コントラストだけでビー
ム電流を制限することが行われるならば、ビーム電流を
満足なレベルまで低減させずに、画像のコントラストは
最低レベルに低減される。
【0005】本発明のもう1つの特徴は、利用者による
輝度設定が通常レベルにある場合、輝度を低減させずに
コントラストがほぼ全域にわたり低減されるビーム電流
制限装置に関連する。しかしながら、ビーム電流制限装
置は、利用者による輝度設定のレベルを感知し、利用者
による輝度設定が異常に高ければ、輝度設定を通常レベ
ルの限度内に低減させる。コントラストの低減により、
ビーム電流の追加的な低減が行われる。
【0006】本発明のこれらの特徴およびその他の特徴
は添付されている図面に関連して説明される。
【0007】例示的な構成要素、電圧および電流の値は
図1〜図6に示されている。抵抗値の単位は、特に指定
されれていなければ、オームである。文字“K”はキロ
オームを表わし、“M”はメグオームを表わす。コンデ
ンサの値はマイクロファラドである。電圧の値はボルト
(V)で表わされ、電流の値はマイクロアンペアであ
る。
【0008】
【実施例】図1に示すテレビジョンシステムは、複合ビ
デオ入力信号のルミナンス成分とクロミナンス成分を処
理し、受像管3を駆動するのに適する赤、緑、および青
(R、G、B)の出力信号を発生する、ビデオ信号処理
装置1を含んでいる。ビデオ信号処理装置1は、受像管
3に結合されたR、G、およびBの信号の最高−最低振
幅を制御するコントラスト部5と、R、G、およびB信
号の黒レベルを制御する輝度部7とを含んでいる。コン
トラスト部5と輝度部7は、東芝(株)より入手できる
テレビジョン信号処理用集積回路TA8680の中に組
み込まれているような、ルミナンス信号処理チャネル
(図示せず)の中に含めることもできる。あるいは、コ
ントラスト部5と輝度部7に対応するコントラスト/輝
度部の対を、やはり東芝(株)より入手できるビデオ信
号処理用集積回路TA7730に組み込まれているよう
な、赤、緑、および青のビデオ信号処理チャネルのそれ
ぞれの中に含めることもできる。高電圧電源9は、偏向
部(図示せず)から発生される水平偏向信号に応答し、
受像管3に高い動作電圧を供給する。図1に示すテレビ
ジョンシステムの残りの部分に、コントラストおよび輝
度制御部と、本発明に従って構成されるビーム電流制限
(BCL)装置とが含まれている。
【0009】このテレビジョンシステムの種々の部分
は、蓄積プログラムに従って動作し、そして利用者によ
り開始されるコマンド信号、例えば、リモートコントロ
ール装置(図示せず)により入力されるコマンド信号に
応答して動作するマイクロプロセッサを含んでいる制御
装置11により制御される。
【0010】制御装置11は、利用者のコントラストの
好みを表わすパルス信号、例えば、2進レート乗算器
(BRM)形式で符号化されるパルス信号を発生する。
このコントラスト2進レート乗算器パルス信号は、ディ
ジタル/アナログ(D/A)変換器13の一部を構成す
る電子スイッチを制御して、利用者が選択したアナログ
のコントラスト制御電圧を発生し、この制御電圧はコン
トラスト部5に結合される。再生画像のコントラスト
は、利用者が選択したアナログのコントラスト制御電圧
の大きさに直接関連している。従って、アナログのコン
トラスト制御電圧を増大すると、画像のコントラストが
増加し、アナログのコントラスト制御電圧を低減させる
と画像のコントラストは低下する。
【0011】スイッチSWCは、抵抗RC1およびRC
2と直列に、正の供給電圧(+12V)源に接続されて
いる。コントラスト2進レート乗算器信号に応答してス
イッチSWCが開閉すると、レベルシフトされたコント
ラスト2進レート乗算器パルス信号が抵抗RC1とRC
2の接続点に発生する。このレベルシフトされたパルス
信号は、低い値の抵抗RC3を介して、フィルタコンデ
ンサCCに結合され、ここで低域濾波されて、利用者が
選択したアナログのコントラスト制御電圧を発生する。
【0012】また制御装置11は、利用者の輝度の好み
を表わす2進レート乗算器符号化パルス信号を発生す
る。この輝度2進レート乗算器パルス信号は、ディジタ
ル/アナログ(D/A)変換器15の一部を構成する電
子スイッチSWBを制御して、利用者が選択したアナロ
グ輝度制御電圧を発生し、この制御電圧は輝度部7に結
合される。再生画像の輝度は、利用者が選択したアナロ
グ輝度制御電圧の大きさに直接関連している。従って、
アナログ輝度制御電圧を増加すると、画像の輝度は増加
し、アナログ輝度制御電圧を低減させると画像の輝度が
低下する。
【0013】スイッチSWBは、抵抗RB1と直列に正
の供給電圧(+12V)源に接続されている。輝度2進
レート乗算器信号に応答してスイッチSWBが開閉する
と、レベルシフトされた輝度2進レート乗算器パルス信
号が抵抗RB1とスイッチSWBの接続点に発生する。
このレベルシフトされた信号は、直列接続された抵抗R
B2とRB3およびコンデンサCBとで構成される低域
フィルタで濾波され、利用者が選択したアナログ輝度制
御電圧を発生する。またこの低域フィルタは、正の供給
電圧(+12V)源と大地の間に直列に接続された抵抗
RB4とRB5を含んでいる分圧器を構成する。通常の
輝度レベルに対応する電圧が抵抗RB4とRB5の接続
点に発生され、抵抗RB3とコンデンサCBの接続点に
結合される。
【0014】ビーム電流制限装置は、抵抗RSを介して
正の供給電圧(+24V)源から高電圧電源9に流れ込
む電流(IS)を感知することにより、R、GおよびB
の信号に応答して受像管3に流れるビーム電流を感知す
る回路17を含んでいる。電流ISは、水平走査期間の
間、受像管3に流れ込む電流を補給(再供給)するため
に、水平帰線期間の間、高電圧電源9により引き込まれ
るので、再供給電流として知られている。抵抗RSの両
端間に発生する電圧は、再供給電流ISの大きさに比例
し、フィルタコンデンサCSにより濾波される。従っ
て、抵抗RSの両端間に発生する電圧は、通常は、再供
給電流ISの平均値に比例し、従って、受像管3が引き
込むビーム電流の平均値に比例する。
【0015】ダイオードCRQは、通常、順方向にバイ
アスされており、アノードが抵抗RQを介して正の供給
電圧(+12V)源に接続されるので導通している。ダ
イオードCRQが導通している時、フィルタコンデンサ
CSは接地されるので、フィルタコンデンサCSは、前
述のように、抵抗RSに生じる電圧を濾波する働きをす
る。しかしながら、ダイオードCRQは逆バイアスされ
るので、再供給電流の瞬時サージに応答して非導通とな
る。ダイオードCRQが非導通になると、フィルタコン
デンサCSは大地から減結合され、抵抗RSに生じる電
圧は再供給電流の瞬時サージを反映する。このような
“急速断絶”回路は、1979年9月4日付でディー・
エイチ・ウィリス氏に付与された“ピークビーム電流自
動制限器”という名称の米国特許第4,167,025
号の主題となっている。
【0016】抵抗RSの両端間に発生するビーム電流を
表わす電圧は、エミッタホロワPNPトランジスタQ1
を介して、共通ベースNPNトランジスタQ2を含んで
いる閾値比較器19に結合される。また閾値比較器19
は、トランジスタQ1とQ2のエミッタ間に接続された
抵抗RGを備えており、そして抵抗RRF1とRRF2
およびフィルタコンデンサCRFを含んでいる、基準電
圧(VREF)を決定する分圧器21を備えている。基
準電圧VREFはトランジスタQ2のベースに結合され
る。トランジスタQ1のベースと正の供給電圧(+12
V)源との間に接続されたクランプダイオードCRC
は、ベースに発生した電圧が供給電圧よりも少し(0.
7V)高いレベルを超えるのを防止し、トランジスタQ
1および/またはトランジスタQ2の逆電圧破損を防止
するようにする。トランジスタQ2のコレクタは、抵抗
RBを介して正の供給電圧(+24V)源に結合され
る。ビーム電流の大きさ表わすビーム電流制限制御電圧
はトランジスタQ2のコレクタに発生される。
【0017】トランジスタQ2のコレクタに発生される
ビーム電流制限制御電圧は、ダイオードCRDを介して
コントラストD/A変換器13の出力に供給される。ま
たビーム電流制限制御電圧は、輝度D/A変換器15に
関連するエミッタホロワPNPトランジスタQ3にも結
合される。ダイオードCRDは、コントラストD/A変
換器13を輝度D/A変換器15から絶縁する。エミッ
タホロワトランジスタQ3はトランジスタQ2のコレク
タをバッファするので、トランジスタQ2を含んでいる
比較器19の利得は、輝度D/A変換器15が示すイン
ピーダンスとは無関係である。比較器19の利得は、コ
ントラストD/A変換器13およびトランジスタQ1と
Q2のエミッタ間に接続された抵抗RGの値がトランジ
スタQ2のコレクタに示すインピーダンスにより決定さ
れる。またトランジスタQ3は抵抗RB2、RB3、R
B4およびRB5と共に、利用者の輝度設定をビーム電
流制限制御電圧と比較する比較器にも成る。この比較に
よって、輝度ビーム電流制限制限がいつ始まるのかが決
定され、特に、輝度ビーム電流制限は、通常、利用者の
輝度設定が標準(中間)の輝度制御レベルを超えた時に
だけ行われることが確実となる。
【0018】動作中、受像管3が引き込むビーム電流の
値が非常に低い時、トランジスタQ1のベース電圧は、
導通ダイオードCRCにより約+12.7ボルトにクラ
ンプされる。ビーム電流の値がやや高いと、ダイオード
CRCは非導通となり、トランジスタQ1のベース電圧
は変化する。再供給電流ISが流れる抵抗RSに発生す
る電圧の値は、ビーム電流の値に直接関連する。従っ
て、トランジスタQ1のベースに生じる電圧の値はビー
ム電流の値と逆の関係にあるので、ビーム電流が増加し
続けると、逆関係にあるトランジスタQ1のベース電圧
は減少する。トランジスタQ1のエミッタ電圧はトラン
ジスタQ1のベース電圧に従う。しかしながら、Q1の
ベース電圧はトランジスタQ2のコレクタに結合され
ず、ビーム電流の制限は、トランジスタQ2が導通する
ようになるまでは起こらない。トランジスタQ2が導通
するようになるのは、トランジスタQ2のエミッタ電圧
が基準電圧VREFよりも少し(0.7V)低い電圧に
達する時である。ビーム電流の制限が始まる閾値は、基
準電圧VREFの値と抵抗RSの値により定量的に設定
される。
【0019】ひとたびビーム電流制限閾値に達すると、
トランジスタQ2のコレクタに発生するビーム電流制限
制御電圧の値は減少する。しかしながら、輝度部7に結
合される輝度制御電圧は、比較器トランジスタQ3が導
通する状態になるまで減少しない。トランジスタQ3は
次の2つの条件が満たされたとき導通状態になる。1.
抵抗RB1とスイッチSWBの接続点(節点1)に発生
するパルス信号の平均値は、抵抗RB4とRB5の接続
点(節点2)に発生する電圧を超えなければならない。
2.トランジスタQ2のコレクタに発生するビーム電流
制限制御電圧は抵抗RB2とRB3の接続点(節点3)
に発生する電圧よりも低くならなければならない。先に
述べたように、接続点(節点2)に発生する電圧が通常
の輝度制御レベルに一致するように抵抗RB4とRB5
の値が選択されるならば、上の第1の条件により、利用
者の輝度制御設定が通常の輝度制御レベルよりも高くな
ければ輝度ビーム電流制限は起こらない。
【0020】トランジスタQ3と抵抗RB2、RB3、
RB4およびRB5を含んでいる輝度比較回路は以下の
ように動作する。節点1に発生するパルス信号の平均値
が節点2に発生する電圧に等しければ、節点1と節点2
の間には何れの方向にも電流は流れない。その結果、節
点3に発生する電圧は節点1に発生する電圧(すなわ
ち、通常の輝度制御レベル)に等しい。節点1に発生す
るパルス信号の平均値が節点2に発生する電圧よりも低
ければ、節点3に発生する電圧は通常の輝度制御レベル
よりも低い。節点1に発生するパルス信号の平均値が節
点2に発生する電圧よりも高ければ、節点3に発生する
電圧は通常の輝度制御レベルよりも高い。その結果、利
用者が輝度制御レベルを通常の輝度制御レベルよりも高
く設定しなければ、輝度ビーム電流制限は起こらない。
【0021】ひとたびトランジスタQ3が導通状態にな
ると、輝度制御電圧はトランジスタQ2のコレクタに発
生するビーム電流制限制御電圧の減少に応じて減少す
る。この期間の間、輝度制御電圧は、トランジスタQ3
のエミッタに発生する電圧(トランジスタQ3のベース
・エミッタ間の電圧降下を差し引いた、ビーム電流制限
制御電圧)と、抵抗RB3の値と、そして抵抗RB4と
RB5から成る分圧器のテブナン等価回路(節点2に発
生する電圧に等しい電圧を供給する電圧源、および抵抗
RB4と抵抗RB5との並列に等しいソース抵抗)とに
より決定される。
【0022】トランジスタQ2は、比較的高レベルのビ
ーム電流において最後に飽和する。その後で、トランジ
スタQ2のコレクタに発生するビーム電流制限制御電圧
は、ベース・コレクタ間の電圧降下を差し引いた、トラ
ンジスタQ2のベースに結合される基準電圧VREFに
クランプされる。その結果、ダイオードCRDの電圧降
下はトランジスタQ2のベース・コレクタ間の電圧降下
にほぼ等しいことに注目して、コントラスト制御電圧は
ほぼ基準電圧VREFにクランプされる。先に述べたよ
うに、輝度制御電圧は、基準電圧VREF、抵抗RB3
の値、および抵抗RB4とRB5から成る分圧器のテブ
ナン等価回路によって決まる電圧にクランプされる。
【0023】図2〜図5は、図1に示すビーム電流制限
装置の開ループコントラスト/輝度制御特性をビーム電
流の関数として示す。これらの特性は図1に示す抵抗値
に対応(抵抗RB2とRB3を除く)し、前述した東芝
(株)のビデオ信号処理用IC TA7730のコント
ラスト部と輝度部を制御するのに適している。図2〜図
5において、利用者によるコントラスト制御の最小設
定、中間設定および最大設定が示されている。コントラ
スト制御特性に関して注目されるのは、ひとたび制御電
圧がコントラスト部5の最小利得値に達すると、コント
ラスト制御電圧は減少し続けるが、画像のコントラスト
はそれ以上減少しないということである。利用者による
輝度設定が中間設定値であるか、またはそれ以上でなけ
れば輝度ビーム電流制限は起こらないので、輝度制御特
性は利用者による中間輝度および最大輝度設定に対して
のみ示してある。
【0024】図2〜図5は、輝度D/A変換器15の抵
抗RB2とRB3の値を変化させることにより輝度制御
特性に及ぼされる効果を示す。抵抗RB2とRB3の比
率により、利用者によるコントラスト制御設定に対して
輝度ビーム電流制限が始まる点が決まる。図2(RB2
=270K、RB3=0)は、コントラストビーム電流
制限が最大であるか最大に近くなるまでは輝度ビーム電
流制限に起こらないことを示している。図5(RB2=
0、RB3=270K)は、輝度ビーム電流制限はコン
トラストビーム電流制限とほぼ同じレベルのビーム電流
で始まることを示している。図3および図4に示すよう
に、抵抗RB2とRB3の値の比率が中間にあると、輝
度ビーム電流制限が始まる点は図2と図5に示す点の間
で変化する。抵抗RB2とRB3の値を変えても、コン
トラスト制御特性に著しい影響はない。また、利用者に
よるコントラスト制御の設定は輝度ビーム電流制限の開
始点に影響を及ぼすが、利用者による輝度制御設定はコ
ントラスト制御特性に影響を及ぼさないことも注目され
る。
【0025】また図2〜図5は、基準電圧VREFを変
化させることにより輝度制御特性に及ぼされる影響を破
線で示す。基準電圧VREFの値は、抵抗RB3、RB
4およびRB5の値と共に、最小輝度ビーム電流制限制
御電圧を決定する。しかしながら、輝度ビーム電流制限
制御電圧は、コントラストビーム電流制限制御電圧の全
域が使い果たされ、コントラストビーム電流制限制御電
圧が最小値になるまでは、通常の輝度制御電圧以下に下
がらない。このような輝度の低減は、例えば、受像管3
のスクリーン電圧の調節不良により生じる異常な動作状
態に対して採られる非常手段である。
【0026】基準電圧VREFの値が変えられ、そして
同じビーム電流制限閾値を保持することが望ましいなら
ば、抵抗RSの値を変える必要がある。抵抗RSの値は
ビーム電流制限ループ利得を決定する条件の1つなの
で、抵抗の値が変えられ、同じループ利得を保持するこ
とが望ましいならば、抵抗RGの値も変えなければなら
ない。
【0027】ここに選択された実施例は特定の必要例に
適合するよう変更できることは当業者には理解できるで
あろう。例えば図6に示すビーム電流制限装置は図1に
示すものと構成が類似しているが、構成要素の値を変更
し、より高い平均ビーム電流がより高いビーム電流制限
閾値(例えば、2050マイクロアンペア)を必要と
し、且つ輝度制御電圧の範囲が異なる(例えば、5.2
V±0.7V)テレビジョンシステムに適合するように
してある。トランジスタQ3の逆電圧破損を防止するた
めに、トランジスタQ3のエミッタと抵抗RB2および
RB3(節点3)との間に保護ダイオードCRPが追加
されている。
【0028】図6に示すビーム電流制限装置は、その他
の点でも図1に示すものと異なる。特に、自動コントラ
スト制御装置23が追加されている。自動コントラスト
制御装置23は、再生画像のルミナンス成分に対応する
信号の白方向ピークに応答して、白方向ピークが予め定
められた閾値を超えると、フィルタコンデンサCCに発
生するコントラスト制御電圧を低減させる。図6に示す
ように、自動コントラスト制御装置23は、受像管23
に結合されたR、G、B信号の組合わせ(例えば、和)
に応答する。このような自動コントラスト制御装置は、
1990年12月25日付けでダブリュ・エイ・ラゴー
ニ氏に付与された“テレビジョンシステム用の制御信号
発生器”という名称の米国特許第4,980,756号
に詳しく述べられている。また自動コントラスト制御装
置23は、利用者によるコントラスト設定にも応答し
て、利用者によるコントラスト設定が最大値になれば、
自動白ピーク制限動作を打ち消すようにする。コントラ
ストの設定が最大値になるのは、電子ビームスポットの
焦点ぼけを防止することよりも、最大のピーク白部分を
有する画像を得ることに利用者が興味を持っていること
を示している。自動白ピーク制限動作を打ち消すため
に、自動コントラスト制御装置23は、利用者によるコ
ントラスト制御設定を感知する補助低域フィルタ(図示
せず)と、利用者によるコントラスト制御設定が最大レ
ベルにあるとき自動コントラスト制御装置23の出力を
フィルタコンデンサCCから減結合するスイッチ装置
(図示せず)とを含んでいる。このような装置は、19
91年8月30日に、ダブリュ・エイ・ラゴーニ氏とア
ール・エル・オブライエン氏により出願された“自動制
御回路を動作不能にする装置を含んでいるビデオ信号シ
ステム”という名称の米国特許出願第751,810号
に詳しく述べられている。自動コントラスト制御装置2
3の自動コントラスト打消し部分の補助低域フィルタを
備えるために、抵抗RC1とRC2の接続点と、抵抗R
C3およびフィルタコンデンサCCから成る低域フィル
タとの間に、NPNトランジスタQ4とエミッタ負荷抵
抗RC4を含んでいるエミッタホロワがコントラストD
/A変換器13に追加されている。
【0029】本発明は、単一の受像管の画面に再生画像
が直接表示される直視型テレビジョンシステムに関連し
て説明してきたが、投射型テレビジョンシステムの赤、
緑、青の個々の受像管の電子ビーム電流を制御するのに
使用することもできる。例えば、図6に示す構成は、抵
抗RSの値を11.1キロオームから13.7キロオー
ムに変えるだけで、ビーム電流制限閾値1650マイク
ロアンペアを必要とする投射型テレビジョンシステムに
使用することができる。
【0030】当業者には、更に他の変形も明らかになる
であろう。これらの変形および他の変形は、特許請求の
範囲により定められる本発明の範囲内にあるものと考え
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の特徴に従って構成されたビーム電流制
限装置を含んでいるテレビジョンシステムを、一部はブ
ロック図で一部は概略図で示す。
【図2】図1に示すビーム電流制限装置の動作を理解す
るのに役立つ特性を示す。
【図3】図1に示すビーム電流制限装置の動作を理解す
るのに役立つ特性を示す。
【図4】図1に示すビーム電流制限装置の動作を理解す
るのに役立つ特性を示す。
【図5】図1に示すビーム電流制限装置の動作を理解す
るのに役立つ特性を示す。
【図6】図1に示すテレビジョンシステムを変更した構
成を、一部はブロック図で一部は概略図で示す。
【符号の説明】
1 ビデオ信号処理装置 3 受像管 5 コントラスト部 7 輝度部 9 高電圧電源 11 制御装置 13 コントラストD/A変換器 15 輝度D/A変換器 17 ビーム電流感知回路 19 閾値比較器 21 分圧器 23 自動コントラスト制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受像管と、画像コントラスト部および輝
    度部を有し処理済みビデオ信号を前記受像管に供給する
    ビデオ信号処理チャネルと、利用者が選択したコントラ
    ストおよび輝度制御信号をそれぞれ発生する、利用者用
    のコントラストおよび輝度制御装置とを備えているテレ
    ビジョンシステムにおけるビーム電流制限装置であっ
    て、 前記受像管に流れ込むビーム電流を感知する手段と、 感知されたビーム電流が第1の閾値を超えた時に画像の
    コントラストを低減させるためにコントラストビーム電
    流制御信号を発生させる手段と、 前記利用者用の輝度制御装置に結合され、前記利用者が
    選択したコントラスト制御信号のレベルと、通常の画像
    の輝度レベルに対応する通常の輝度制御レベルとを比較
    する手段と、 前記比較手段に結合され、(1)感知されたビーム電流
    が第2の閾値を超えた時、および(2)利用者による輝
    度制御レベルが通常の利用者による輝度制御レベルを超
    えた時、輝度ビーム電流制御信号を発生して画像のコン
    トラストを低減させる手段とを含んでいる、前記ビーム
    電流制限装置。
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