JPH05308354A - 同期クロック生成回路 - Google Patents
同期クロック生成回路Info
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- JPH05308354A JPH05308354A JP4112696A JP11269692A JPH05308354A JP H05308354 A JPH05308354 A JP H05308354A JP 4112696 A JP4112696 A JP 4112696A JP 11269692 A JP11269692 A JP 11269692A JP H05308354 A JPH05308354 A JP H05308354A
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- JP
- Japan
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- clock
- synchronous clock
- load signal
- counter
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- Time-Division Multiplex Systems (AREA)
- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 マスタークロックと同期クロックの2系統の
クロック入力と、マスタークロックに同期したデータ入
力を有し、同期クロックに同期して入力データを処理す
る同期クロック生成回路に関し、マスタークロックと同
期クロックとの間に周波数ずれが生じた場合でも、デー
タ処理に際してのビットスリップが生じないようにする
ことを目的とする。 【構成】 カウンタによるカウント動作からマスターク
ロックに対する同期クロックの許容揺らぎ範囲を示す選
択信号を生成し、この選択信号によりその許容揺らぎ範
囲に同期クロックが入っているか否かにより、そのカウ
ンタのキャリー出力を選択するか入力される同期クロッ
クを選択してカウンタのロード信号とし、そのカウンタ
のキャリー出力に対応して同期クロックを再生する様に
構成する。
クロック入力と、マスタークロックに同期したデータ入
力を有し、同期クロックに同期して入力データを処理す
る同期クロック生成回路に関し、マスタークロックと同
期クロックとの間に周波数ずれが生じた場合でも、デー
タ処理に際してのビットスリップが生じないようにする
ことを目的とする。 【構成】 カウンタによるカウント動作からマスターク
ロックに対する同期クロックの許容揺らぎ範囲を示す選
択信号を生成し、この選択信号によりその許容揺らぎ範
囲に同期クロックが入っているか否かにより、そのカウ
ンタのキャリー出力を選択するか入力される同期クロッ
クを選択してカウンタのロード信号とし、そのカウンタ
のキャリー出力に対応して同期クロックを再生する様に
構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は同期クロック生成回路に
関し、特にマスタークロックと同期クロックの2系統の
クロック入力と、マスタークロックに同期したデータ入
力を有し、同期クロックに同期して入力データを処理す
る同期クロック生成回路に関するものである。
関し、特にマスタークロックと同期クロックの2系統の
クロック入力と、マスタークロックに同期したデータ入
力を有し、同期クロックに同期して入力データを処理す
る同期クロック生成回路に関するものである。
【0002】近年、通信システムの利用の拡大に伴い、
通信の信頼性の向上が求められているが、このため、今
までの通信システム構築の際に仮定した前提条件の見直
しが同期クロックを生成する回路においても求められて
いる。
通信の信頼性の向上が求められているが、このため、今
までの通信システム構築の際に仮定した前提条件の見直
しが同期クロックを生成する回路においても求められて
いる。
【0003】
【従来の技術】図7は従来の同期クロック生成回路を示
しており、マスタークロックは例えば8MHZ 高速クロッ
クであり、同期クロックは例えばデータ・フレームの先
頭を示すフレームパルスに相当するものであり、例えば
400HZ クロックである。
しており、マスタークロックは例えば8MHZ 高速クロッ
クであり、同期クロックは例えばデータ・フレームの先
頭を示すフレームパルスに相当するものであり、例えば
400HZ クロックである。
【0004】そして、このような同期クロックとマスタ
ークロックとがM進カウンタ部2に入力され、同期クロ
ックをロード信号としてマスタークロックが入力される
度にカウントアップされ、M進カウンタ部2の最大カウ
ント値においてキャリー出力が発生されると、これを以
て再生された同期クロックとし、この同期クロックによ
りデータ処理部5においてマスタークロックに同期した
データの処理を行っている。
ークロックとがM進カウンタ部2に入力され、同期クロ
ックをロード信号としてマスタークロックが入力される
度にカウントアップされ、M進カウンタ部2の最大カウ
ント値においてキャリー出力が発生されると、これを以
て再生された同期クロックとし、この同期クロックによ
りデータ処理部5においてマスタークロックに同期した
データの処理を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の同期
クロック生成回路は、マスタークロックの周波数と同期
クロックの周波数は、これら2系統のクロックが同一の
クロックから生成されている場合には正確に一定の逓倍
関係になっていることを前提に構成されており、両系統
のクロック間に周波数の揺らぎやクロックの欠如等はな
いものと仮定されていた。
クロック生成回路は、マスタークロックの周波数と同期
クロックの周波数は、これら2系統のクロックが同一の
クロックから生成されている場合には正確に一定の逓倍
関係になっていることを前提に構成されており、両系統
のクロック間に周波数の揺らぎやクロックの欠如等はな
いものと仮定されていた。
【0006】しかしながら、システムの構築方法によっ
ては、前記の2系統のクロックが同一のクロックから生
成されていた場合でも、2系統のクロック間に周波数の
揺らぎやクロックの欠如等があり得るので、これにより
マスタークロックと同期クロックとの間に周波数ずれが
生じた場合には、M進カウンタ部2から出力されるキャ
リー出力は間隔が広くなったり狭くなったりすることと
なり、データ処理部で即座にビットスリップが生じてし
まうといった問題点を生じていた。また、同期クロック
において1周期だけ異常になった、例えば、クロックが
欠けたような場合も即座にビットスリップが生じてしま
うといった問題点を生じていた。
ては、前記の2系統のクロックが同一のクロックから生
成されていた場合でも、2系統のクロック間に周波数の
揺らぎやクロックの欠如等があり得るので、これにより
マスタークロックと同期クロックとの間に周波数ずれが
生じた場合には、M進カウンタ部2から出力されるキャ
リー出力は間隔が広くなったり狭くなったりすることと
なり、データ処理部で即座にビットスリップが生じてし
まうといった問題点を生じていた。また、同期クロック
において1周期だけ異常になった、例えば、クロックが
欠けたような場合も即座にビットスリップが生じてしま
うといった問題点を生じていた。
【0007】そこで本発明は、マスタークロックと同期
クロックとの間に周波数ずれが生じた場合でも、データ
処理に際してのビットスリップが生じないようにした同
期クロック生成回路を実現することを目的とする。
クロックとの間に周波数ずれが生じた場合でも、データ
処理に際してのビットスリップが生じないようにした同
期クロック生成回路を実現することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る同期クロック生成回路は、図1に原理
的に示すように、同期クロックの入力を周波数が該同期
クロックのM倍のマスタークロックのタイミングで検出
して同期クロック検出信号を発生する同期クロック検出
部1、ロード信号を入力した時点から該マスタークロッ
クをクロックとしてカウントを行いキャリー出力を再生
同期クロックとして発生するM進カウンタ部2、該同期
クロック検出信号を受けた後、該M進カウンタ部2から
出力される所定カウント値に対応した許容揺らぎ範囲を
示す選択信号を出力する制御部3、該制御部3からの該
選択信号による該許容揺らぎ範囲に該同期クロックが入
っているときには該キャリー出力をロード信号として該
M進カウンタ部2に与え、該許容揺らぎ範囲に該同期ク
ロックが入っていないときには該同期クロックをロード
信号として該M進カウンタ部2に与えるロード信号選択
部4、及び、該マスタークロックに同期したデータを該
再生同期クロックに同期して処理するデータ処理部5、
を備えている。
め、本発明に係る同期クロック生成回路は、図1に原理
的に示すように、同期クロックの入力を周波数が該同期
クロックのM倍のマスタークロックのタイミングで検出
して同期クロック検出信号を発生する同期クロック検出
部1、ロード信号を入力した時点から該マスタークロッ
クをクロックとしてカウントを行いキャリー出力を再生
同期クロックとして発生するM進カウンタ部2、該同期
クロック検出信号を受けた後、該M進カウンタ部2から
出力される所定カウント値に対応した許容揺らぎ範囲を
示す選択信号を出力する制御部3、該制御部3からの該
選択信号による該許容揺らぎ範囲に該同期クロックが入
っているときには該キャリー出力をロード信号として該
M進カウンタ部2に与え、該許容揺らぎ範囲に該同期ク
ロックが入っていないときには該同期クロックをロード
信号として該M進カウンタ部2に与えるロード信号選択
部4、及び、該マスタークロックに同期したデータを該
再生同期クロックに同期して処理するデータ処理部5、
を備えている。
【0009】また本発明では、該ロード信号選択部4
が、入力された該同期クロックが該選択信号の該許容揺
らぎ範囲内であると所定回数続けて判定した場合には該
M進カウンタ部2のキャリー出力を該ロード信号として
選択して同期クロック保護状態とし、該同期クロックが
該許容揺らぎ範囲外であると所定回数続けて判定した場
合には該同期クロック保護状態を解除して該同期クロッ
クを該ロード信号として選択するものとすることができ
る。
が、入力された該同期クロックが該選択信号の該許容揺
らぎ範囲内であると所定回数続けて判定した場合には該
M進カウンタ部2のキャリー出力を該ロード信号として
選択して同期クロック保護状態とし、該同期クロックが
該許容揺らぎ範囲外であると所定回数続けて判定した場
合には該同期クロック保護状態を解除して該同期クロッ
クを該ロード信号として選択するものとすることができ
る。
【0010】
【作用】図1に示す本発明に係る同期クロック生成回路
の動作においては、同期クロックが入力される前はデー
タ処理部5における動作は行われないが、同期クロック
が入力されると、同期クロック検出部1はその同期クロ
ックをマスタークロックのタイミングで検出し同期クロ
ック検出信号として制御部3に与える。
の動作においては、同期クロックが入力される前はデー
タ処理部5における動作は行われないが、同期クロック
が入力されると、同期クロック検出部1はその同期クロ
ックをマスタークロックのタイミングで検出し同期クロ
ック検出信号として制御部3に与える。
【0011】この同期クロック検出信号を受けた制御部
3は、最初は同期クロックを選択する為の選択信号をロ
ード信号選択部4に与え、これによりロード信号選択部
4からM進カウンタ部2に与えられるロード信号として
は、同期クロックが与えられ、このM進カウンタ部2は
マスタークロックのタイミングでカウントを行う。
3は、最初は同期クロックを選択する為の選択信号をロ
ード信号選択部4に与え、これによりロード信号選択部
4からM進カウンタ部2に与えられるロード信号として
は、同期クロックが与えられ、このM進カウンタ部2は
マスタークロックのタイミングでカウントを行う。
【0012】このM進カウンタ部2のカウント動作が最
大値Mまで進むと、キャリー出力が発生されるが、その
間、M進カウンタ部2から制御部3にカウント値が与え
られ、そのカウント値の中で、同期クロックに対する所
定の揺らぎ範囲を規定する為の上記の選択信号を制御部
3が発生してロード信号選択部4に与える。
大値Mまで進むと、キャリー出力が発生されるが、その
間、M進カウンタ部2から制御部3にカウント値が与え
られ、そのカウント値の中で、同期クロックに対する所
定の揺らぎ範囲を規定する為の上記の選択信号を制御部
3が発生してロード信号選択部4に与える。
【0013】この選択信号が制御部3からロード信号選
択部4に与えられると、ロード信号選択部4では、上記
の所定揺らぎ範囲と同期クロックとを比較し、この所定
の揺らぎ範囲に同期クロックが入っている時には、M進
カウンタ部2のキャリー出力を選択する様にし、逆にそ
の所定揺らぎ範囲に同期クロックが入っていない時には
同期クロックをロード信号として選択する。
択部4に与えられると、ロード信号選択部4では、上記
の所定揺らぎ範囲と同期クロックとを比較し、この所定
の揺らぎ範囲に同期クロックが入っている時には、M進
カウンタ部2のキャリー出力を選択する様にし、逆にそ
の所定揺らぎ範囲に同期クロックが入っていない時には
同期クロックをロード信号として選択する。
【0014】従って、M進カウンタ部2は、同期クロッ
クが所定の揺らぎ範囲内に入っている時には、そのキャ
リー出力を一定の周期で再生された同期クロックとして
出力し、データ処理部5に与える事によりマスタクロッ
クに同期したデータをこのキャリー出力による同期クロ
ックで処理する事が出来る。
クが所定の揺らぎ範囲内に入っている時には、そのキャ
リー出力を一定の周期で再生された同期クロックとして
出力し、データ処理部5に与える事によりマスタクロッ
クに同期したデータをこのキャリー出力による同期クロ
ックで処理する事が出来る。
【0015】また、上記の所定の揺らぎ範囲内に同期ク
ロックが入らなかった時には、同期クロックがロード信
号としてM進カウンタ部2に与えられる事となるので、
この時点より新たにカウント動作が行われ、新たにキャ
リー出力が発生される事により新たに再生された同期ク
ロックとしてデータ処理部5に与えられデータ処理が行
われる。
ロックが入らなかった時には、同期クロックがロード信
号としてM進カウンタ部2に与えられる事となるので、
この時点より新たにカウント動作が行われ、新たにキャ
リー出力が発生される事により新たに再生された同期ク
ロックとしてデータ処理部5に与えられデータ処理が行
われる。
【0016】この様にして同期クロックとマスタークロ
ックとが所定の揺らぎ範囲内の周波数を保持している時
には、常に一定周期のキャリー出力による再生同期クロ
ックが発生されてデータ処理に用いられ、同期クロック
とマスタークロックとの周波数の関係が所定の揺らぎ範
囲を越えてずれた時には再びその同期クロックに合わせ
て同期クロックを再生し、これによりデータ処理を行う
ので、同期クロックとマスタークロックとの間の所定の
周波数揺らぎ範囲内ではデータ処理部5でのビットスリ
ップの発生を防止する事が出来る。
ックとが所定の揺らぎ範囲内の周波数を保持している時
には、常に一定周期のキャリー出力による再生同期クロ
ックが発生されてデータ処理に用いられ、同期クロック
とマスタークロックとの周波数の関係が所定の揺らぎ範
囲を越えてずれた時には再びその同期クロックに合わせ
て同期クロックを再生し、これによりデータ処理を行う
ので、同期クロックとマスタークロックとの間の所定の
周波数揺らぎ範囲内ではデータ処理部5でのビットスリ
ップの発生を防止する事が出来る。
【0017】
【実施例】図2は、本発明に係る同期クロック生成回路
の実施例を示したもので、この実施例では、図1に示し
た同期クロック検出部1としてJ−Kフリップフロップ
を用い、M進カウンタ部2がカウンタ21とこのカウン
タ21のキャリー出力C0をデータ入力とするD−フリ
ップフロップ22とで構成されている。
の実施例を示したもので、この実施例では、図1に示し
た同期クロック検出部1としてJ−Kフリップフロップ
を用い、M進カウンタ部2がカウンタ21とこのカウン
タ21のキャリー出力C0をデータ入力とするD−フリ
ップフロップ22とで構成されている。
【0018】また、制御部3は、J−Kフリップフロッ
プ1の反転出力端子に一方の入力端子が接続されたAN
Dゲート31とこのANDゲート31の出力をデータ入
力とし、マスタークロックによりラッチして選択信号を
発生するD−フリップフロップ32と、カウンタ21の
カウント出力Q0〜Qnを入力して所定のウィンドウパ
ルスを発生しANDゲート31の他方の端子に入力する
デコーダ33とで構成されている。更に、ロード信号選
択部4はD−フリップフロップ32からの選択信号を選
択端子SELに入力し、同期クロックを入力端子Bに入
力すると共にカウンタ21のキャリー出力C0を入力端
子Aに入力してその出力端子Yからロード信号をカウン
タ21のロード端子LDに与えるセレクタ4で構成され
ている。更に、データ処理部5は、D−フリップフロッ
プ22の出力信号によりデータ処理を行う様になってい
る。
プ1の反転出力端子に一方の入力端子が接続されたAN
Dゲート31とこのANDゲート31の出力をデータ入
力とし、マスタークロックによりラッチして選択信号を
発生するD−フリップフロップ32と、カウンタ21の
カウント出力Q0〜Qnを入力して所定のウィンドウパ
ルスを発生しANDゲート31の他方の端子に入力する
デコーダ33とで構成されている。更に、ロード信号選
択部4はD−フリップフロップ32からの選択信号を選
択端子SELに入力し、同期クロックを入力端子Bに入
力すると共にカウンタ21のキャリー出力C0を入力端
子Aに入力してその出力端子Yからロード信号をカウン
タ21のロード端子LDに与えるセレクタ4で構成され
ている。更に、データ処理部5は、D−フリップフロッ
プ22の出力信号によりデータ処理を行う様になってい
る。
【0019】次に、この実施例の動作例を図3〜図6に
示した動作タイムチャートを参照して以下に説明する。
尚、図2に示した符号〜で示される信号は図3〜図
6に示した信号〜に対応している。
示した動作タイムチャートを参照して以下に説明する。
尚、図2に示した符号〜で示される信号は図3〜図
6に示した信号〜に対応している。
【0020】図3は初めて同期クロックが来た場合のタ
イムチャートを示しており、同期クロックがJ−Kフ
リップフロップ1に入力される前はこのJ−Kフリープ
フロップ1の出力信号はHレベル(J−Kフリープフ
ロップ1は負論理である為、セット状態はLレベルとな
りリセット状態はHレベルとなる)となっており、従っ
て同じく負論理となっているANDゲート31はディス
エーブルとなり、デコーダ33からのウインドウパルス
は制御部3に入力させない様にしている。
イムチャートを示しており、同期クロックがJ−Kフ
リップフロップ1に入力される前はこのJ−Kフリープ
フロップ1の出力信号はHレベル(J−Kフリープフ
ロップ1は負論理である為、セット状態はLレベルとな
りリセット状態はHレベルとなる)となっており、従っ
て同じく負論理となっているANDゲート31はディス
エーブルとなり、デコーダ33からのウインドウパルス
は制御部3に入力させない様にしている。
【0021】この後、同期クロックが入力すると、J
−Kフリップフロップ1はセットされてLレベルとな
り、その出力信号は同期クロック検出信号となってA
NDゲート31に与えられる為、このANDゲート31
はイネーブル状態となり、デコーダ33からのウィンド
ウパルスを制御部3のD−フリップフロップ32に与
えられる。
−Kフリップフロップ1はセットされてLレベルとな
り、その出力信号は同期クロック検出信号となってA
NDゲート31に与えられる為、このANDゲート31
はイネーブル状態となり、デコーダ33からのウィンド
ウパルスを制御部3のD−フリップフロップ32に与
えられる。
【0022】尚、このウィンドウパルスの正規の形
は、図示の様にカウンタ21がキャリー出力を発生する
時点を境にして5つのカウント値を「窓」とする様にな
っており、最初の時点では、同期クロックがカウンタ
21にロードされた時点から2つのカウント値だけHレ
ベルになるウィンドウパルスがANDゲート31に与
えられている。従って、このANDゲート31から出力
されるウィンドウパルスはD−フリップフロップ32
でラッチされる事により図示の様な選択信号がセレク
タ4に与えられる事となる。
は、図示の様にカウンタ21がキャリー出力を発生する
時点を境にして5つのカウント値を「窓」とする様にな
っており、最初の時点では、同期クロックがカウンタ
21にロードされた時点から2つのカウント値だけHレ
ベルになるウィンドウパルスがANDゲート31に与
えられている。従って、このANDゲート31から出力
されるウィンドウパルスはD−フリップフロップ32
でラッチされる事により図示の様な選択信号がセレク
タ4に与えられる事となる。
【0023】選択信号がセレクタ4に与えられた時、
そのレベルがHレベルの時には同期クロックが選択さ
れ、Lレベルの時にはカウンタ21のキャリー出力が
選択されるので、最初の同期クロックが入力された時
にはこの選択信号がLレベル状態にある範囲内に同期
クロックは存在しないが、この時点ではカウンタ21
の出力COからのキャリー出力がまだ発生していない
ので同期クロックによりカウンタ21はカウントを続
け、カウント値がMになった時点でキャリー出力が発
生される事となる。
そのレベルがHレベルの時には同期クロックが選択さ
れ、Lレベルの時にはカウンタ21のキャリー出力が
選択されるので、最初の同期クロックが入力された時
にはこの選択信号がLレベル状態にある範囲内に同期
クロックは存在しないが、この時点ではカウンタ21
の出力COからのキャリー出力がまだ発生していない
ので同期クロックによりカウンタ21はカウントを続
け、カウント値がMになった時点でキャリー出力が発
生される事となる。
【0024】このキャリー出力が発生される時点の前
後5つのカウント値が上述の如くデコーダ33から出力
されるウィンドウパルスになっており、同期クロック
がJ−Kフリップフロップ1に入力されて同期クロッ
ク検出信号がLレベルになった後は、D−フリップフ
ロップ32でラッチする事によりウィンドウパルス
は、マスタークロックの一周期分だけ遅れて且つ反転
された形で選択信号としてセレクタ4に与えられる。
後5つのカウント値が上述の如くデコーダ33から出力
されるウィンドウパルスになっており、同期クロック
がJ−Kフリップフロップ1に入力されて同期クロッ
ク検出信号がLレベルになった後は、D−フリップフ
ロップ32でラッチする事によりウィンドウパルス
は、マスタークロックの一周期分だけ遅れて且つ反転
された形で選択信号としてセレクタ4に与えられる。
【0025】図4は、正常な同期クロックが来た場合の
タイムチャートを示しており、これは図3の右側部分に
おいて既に出現された状態と同じであるが、この図4に
示す如く選択信号がLレベルの時キャリー出力を選
択し、Hレベルの時同期クロックを選択する様になっ
ている為、図示の様な正常な場合においてはキャリー出
力がセレクタ4より出力されてカウンタ21のロード
端子LDに入力され、そのカウント値Q0〜Qnがデコ
ーダ33に与えられ、デコーダ33からのウィンドウパ
ルスがANDゲート31及びD−フリップフロップ3
2を経て選択信号となるループを繰り返す事により、
カウンタ21のロード端子LDに与えられるロード信号
は絶えずキャリー出力となり、カウンタ21のキャリ
ー出力端子C0から発生されるキャリー出力は同一周
期でD−フリップフロップ22に与えられ、再生された
同期クロックとしてデータ処理部5に与えられる事と
なる。
タイムチャートを示しており、これは図3の右側部分に
おいて既に出現された状態と同じであるが、この図4に
示す如く選択信号がLレベルの時キャリー出力を選
択し、Hレベルの時同期クロックを選択する様になっ
ている為、図示の様な正常な場合においてはキャリー出
力がセレクタ4より出力されてカウンタ21のロード
端子LDに入力され、そのカウント値Q0〜Qnがデコ
ーダ33に与えられ、デコーダ33からのウィンドウパ
ルスがANDゲート31及びD−フリップフロップ3
2を経て選択信号となるループを繰り返す事により、
カウンタ21のロード端子LDに与えられるロード信号
は絶えずキャリー出力となり、カウンタ21のキャリ
ー出力端子C0から発生されるキャリー出力は同一周
期でD−フリップフロップ22に与えられ、再生された
同期クロックとしてデータ処理部5に与えられる事と
なる。
【0026】図4に示した同期クロックは常にマスター
クロックと一定の関係で入力される正常なものである
が、図5に示す様な同期クロックの場合にはマスターク
ロックとの関係がずれた形で入力されている。
クロックと一定の関係で入力される正常なものである
が、図5に示す様な同期クロックの場合にはマスターク
ロックとの関係がずれた形で入力されている。
【0027】但し、このような図5に示された場合にお
いても選択信号がLレベルにある間に同期クロック
が存在しているので、セレクタ4は同期クロックでな
くキャリー出力を選択し続けるので、図4の場合と同
様にキャリー出力に基づいて再生された同期クロック
によりデータ処理部5でデータ処理が行われる事とな
る。
いても選択信号がLレベルにある間に同期クロック
が存在しているので、セレクタ4は同期クロックでな
くキャリー出力を選択し続けるので、図4の場合と同
様にキャリー出力に基づいて再生された同期クロック
によりデータ処理部5でデータ処理が行われる事とな
る。
【0028】即ち、図3の右側及び図4並びに図5の場
合は、いずれも選択信号がLレベルにある範囲、即ち
マスタークロックに対する同期クロックの許容揺ら
ぎ範囲内に存在する事となり、若干の周波数のずれはあ
っても正常な同期クロックとして見做し一定の周期を有
する再生同期クロックによるデータ処理を行うことと
なる。
合は、いずれも選択信号がLレベルにある範囲、即ち
マスタークロックに対する同期クロックの許容揺ら
ぎ範囲内に存在する事となり、若干の周波数のずれはあ
っても正常な同期クロックとして見做し一定の周期を有
する再生同期クロックによるデータ処理を行うことと
なる。
【0029】一方、図6に示す様な場合においては、選
択信号がLレベル、即ち許容揺らぎ範囲内に同期クロ
ックが存在しない様な場合(図6の右側部分)には、
選択信号7がHレベルにある時に同期クロックが入力
されるので、セレクタ4の出力端子Yからは同期クロッ
クが出力され、ロード信号としてカウンタ21の端子
LDに入力され、この時点より再びカウントが行われる
事となる。その後は、図3に示した場合と同様の動作が
行われる。
択信号がLレベル、即ち許容揺らぎ範囲内に同期クロ
ックが存在しない様な場合(図6の右側部分)には、
選択信号7がHレベルにある時に同期クロックが入力
されるので、セレクタ4の出力端子Yからは同期クロッ
クが出力され、ロード信号としてカウンタ21の端子
LDに入力され、この時点より再びカウントが行われる
事となる。その後は、図3に示した場合と同様の動作が
行われる。
【0030】即ち、選択信号で示されるウィンドウの
範囲外の以上な同期クロックが入力された時には今まで
再生していた同期クロックを一旦廃止し、新たに同期ク
ロックを作り直す様にしている。
範囲外の以上な同期クロックが入力された時には今まで
再生していた同期クロックを一旦廃止し、新たに同期ク
ロックを作り直す様にしている。
【0031】尚、上記の実施例では、選択信号がLレ
ベルにある時にはキャリー出力を選択し、Hレベルに
ある時には同期クロックを自動的に選択する事により
間接的に選択信号のLレベルによって規定される許容
揺らぎ範囲に同期クロックが存在しているか否かを判
定した形になっているが、場合によっては、入力された
同期クロックのクロックが欠けたり或いはノイズ等で
同期クロックにヒゲが乗ったりすることがあるので、こ
の様な同期クロックと選択信号によるウィンドウと
の関係を即座に判断せずに一定の前方保護及び後方保護
を付加する事が望ましい。
ベルにある時にはキャリー出力を選択し、Hレベルに
ある時には同期クロックを自動的に選択する事により
間接的に選択信号のLレベルによって規定される許容
揺らぎ範囲に同期クロックが存在しているか否かを判
定した形になっているが、場合によっては、入力された
同期クロックのクロックが欠けたり或いはノイズ等で
同期クロックにヒゲが乗ったりすることがあるので、こ
の様な同期クロックと選択信号によるウィンドウと
の関係を即座に判断せずに一定の前方保護及び後方保護
を付加する事が望ましい。
【0032】その為には、セレクタ4において入力され
た同期クロックが選択信号のウィンドウ内であると例
えばJ回続けて判定した場合には、キャリー出力を選
択して同期クロック保護状態とし、この様な同期クロッ
ク保護状態において同期クロックが選択信号による
許容揺らぎ範囲外である事が例えばK回続けて判定した
場合には、上記の同期クロック保護状態を解除してキャ
リー出力でなく同期クロックを選択してロード信号
としてカウンター21に与える様にしても良い。
た同期クロックが選択信号のウィンドウ内であると例
えばJ回続けて判定した場合には、キャリー出力を選
択して同期クロック保護状態とし、この様な同期クロッ
ク保護状態において同期クロックが選択信号による
許容揺らぎ範囲外である事が例えばK回続けて判定した
場合には、上記の同期クロック保護状態を解除してキャ
リー出力でなく同期クロックを選択してロード信号
としてカウンター21に与える様にしても良い。
【0033】
【発明の効果】以上の様に本発明に係る同期クロック生
成回路によれば、カウンタによるカウント動作からマス
タークロックに対する同期クロックの許容揺らぎ範囲を
示す選択信号を生成し、この選択信号によりその許容揺
らぎ範囲に同期クロックが入っているか否かにより、そ
のカウンタのキャリー出力を選択するか入力される同期
クロックを選択してカウンタのロード信号とし、そのカ
ウンタのキャリー出力に対応して同期クロックを再生す
る様に構成したので、マスタークロックと同期クロック
との間でジッターがあったり、あるいは同期クロックに
欠如等があっても、ジッター量を正確に見積もってその
ジッター量に応じたウィンドウを設けたり或いは同期ク
ロックが連続して欠如したりする回数を正確に見積もっ
てその回数に応じた保護段数を設けたりすることで、デ
ータ処理部におけるビットスリップが無くなり、装置の
動作の安定化に大いに寄与することとなる。
成回路によれば、カウンタによるカウント動作からマス
タークロックに対する同期クロックの許容揺らぎ範囲を
示す選択信号を生成し、この選択信号によりその許容揺
らぎ範囲に同期クロックが入っているか否かにより、そ
のカウンタのキャリー出力を選択するか入力される同期
クロックを選択してカウンタのロード信号とし、そのカ
ウンタのキャリー出力に対応して同期クロックを再生す
る様に構成したので、マスタークロックと同期クロック
との間でジッターがあったり、あるいは同期クロックに
欠如等があっても、ジッター量を正確に見積もってその
ジッター量に応じたウィンドウを設けたり或いは同期ク
ロックが連続して欠如したりする回数を正確に見積もっ
てその回数に応じた保護段数を設けたりすることで、デ
ータ処理部におけるビットスリップが無くなり、装置の
動作の安定化に大いに寄与することとなる。
【図1】本発明に係る同期クロック生成回路の構成を原
理的に示したブロック図である。
理的に示したブロック図である。
【図2】本発明に係る同期クロック生成回路の実施例を
示したブロック図である。
示したブロック図である。
【図3】本発明に係る同期クロック生成回路の実施例に
おいて初めて同期クロックが来たときの動作を示したタ
イムチャート図である。
おいて初めて同期クロックが来たときの動作を示したタ
イムチャート図である。
【図4】本発明に係る同期クロック生成回路の実施例に
おいて正常な同期クロックが来た時の動作を示すタイム
チャート図である。
おいて正常な同期クロックが来た時の動作を示すタイム
チャート図である。
【図5】本発明に係る同期クロック生成回路の実施例に
おいて異常な同期クロック(ウィンドウ内)が来た時の
動作を示すタイムチャート図である。
おいて異常な同期クロック(ウィンドウ内)が来た時の
動作を示すタイムチャート図である。
【図6】本発明に係る同期クロック生成回路の実施例に
おいて異常な同期クロック(ウィンドウ外)が来た時の
動作を示すタイムチャート図である。
おいて異常な同期クロック(ウィンドウ外)が来た時の
動作を示すタイムチャート図である。
【図7】従来例を示したブロック図である。
1 同期クロック検出部 2 M進カウンター部 3 制御部 4 ロード信号選択部 5 データ処理部 図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (2)
- 【請求項1】 同期クロックの入力を周波数が該同期ク
ロックのM倍のマスタークロックのタイミングで検出し
て同期クロック検出信号を発生する同期クロック検出部
(1) 、 ロード信号を入力した時点から該マスタークロックをク
ロックとしてカウントを行いキャリー出力を再生同期ク
ロックとして発生するM進カウンタ部(2) 、 該同期クロック検出信号を受けた後、該M進カウンタ部
(2) から出力される所定カウント値に対応した許容揺ら
ぎ範囲を示す選択信号を出力する制御部(3) 、 該制御部(3) からの該選択信号による該許容揺らぎ範囲
に該同期クロックが入っているときには該キャリー出力
をロード信号として該M進カウンタ部(2) に与え、該許
容揺らぎ範囲に該同期クロックが入っていないときには
該同期クロックをロード信号として該M進カウンタ部
(2) に与えるロード信号選択部(4) 、及び、 該マスタークロックに同期したデータを該再生同期クロ
ックに同期して処理するデータ処理部(5) 、 を備えたことを特徴とする同期クロック生成回路。 - 【請求項2】 該ロード信号選択部(4) が、入力された
該同期クロックが該選択信号の該許容揺らぎ範囲内であ
ると所定回数続けて判定した場合には該M進カウンタ部
(2) のキャリー出力を該ロード信号として選択して同期
クロック保護状態とし、該同期クロックが該許容揺らぎ
範囲外であると所定回数続けて判定した場合には該同期
クロック保護状態を解除して該同期クロックを該ロード
信号として選択することを特徴とした請求項1に記載の
同期クロック生成回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4112696A JPH05308354A (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | 同期クロック生成回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4112696A JPH05308354A (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | 同期クロック生成回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05308354A true JPH05308354A (ja) | 1993-11-19 |
Family
ID=14593207
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4112696A Withdrawn JPH05308354A (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | 同期クロック生成回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05308354A (ja) |
-
1992
- 1992-05-01 JP JP4112696A patent/JPH05308354A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990706 |