JPH05307294A - 原稿搬送装置 - Google Patents

原稿搬送装置

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JPH05307294A
JPH05307294A JP13765192A JP13765192A JPH05307294A JP H05307294 A JPH05307294 A JP H05307294A JP 13765192 A JP13765192 A JP 13765192A JP 13765192 A JP13765192 A JP 13765192A JP H05307294 A JPH05307294 A JP H05307294A
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Tsutomu Kobayashi
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動両面複写機に設ける自動原稿送り装置に
おいて、プラテンに対応する搬送部の両側に反転機構を
配置し、プラテンに対応する部分の上に配置する原稿ト
レイと排出トレイの間で、原稿の頁が乱れない状態で搬
送させ得るようにする。 【構成】 自動原稿送り装置1の上部に、原稿トレイ5
と排出トレイ6を配置し、複写機本体のプラテンガラス
3に対応させて搬送部20を配置し、ベルト装置を正逆
方向に駆動させ得るように設ける。前記搬送部の両側に
配置する供給部10と、排出部30には、それぞれ原稿
に対する反転機構を配置して、両面原稿に対する複写を
容易に行い得るとともに、排出トレイに排出される原稿
の頁が乱れないようにする機構を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動両面複写機等の電
子複写機に設ける自動原稿送り装置に関し、特に、原稿
トレイと排出トレイとが、複写機本体の上部に配置さ
れ、装置の両側に突出することがないように構成される
原稿搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般の電子複写機等のように、電子写真
方式を用いる電子複写機では、原稿の画像を走査した情
報を、感光体ドラム等の画像担持体に伝達し、該感光体
ドラムにトナー画像を形成する機構を設けている。そし
て、前記感光体ドラムに形成したトナー画像を用紙に転
写し、定着装置を介してコピーを作成し、その片面コピ
ーをそのまま排出トレイに向けて排出する機構を用いて
いる。また、自動両面複写機として構成される装置で
は、片面コピーとして作成した用紙を、装置内部に配置
する反転機構を介して、送り出す機構を設けている。そ
して、裏面の複写のモードに対応させて片面コピーを画
像転写部に向けて送り出し、用紙の裏面に別のトナー画
像を転写して両面コピーを作成してから排出トレイに向
けて排出するようにしている。
【0003】前述したような自動両面複写機に対して、
従来より自動原稿送り装置を配置しておき、表裏面にそ
れぞれ画像を有する原稿を、自動的に反転させながら、
プラテンガラスにセットして、画像の読み取りを行うよ
うにする装置が用いられている。例えば、特開昭63−
196427号公報等に示される自動原稿送り装置で
は、プラテンガラスに対応させて、正逆方向に駆動され
るベルトを配置し、該ベルトと原稿トレイとの間に配置
する供給部には、原稿を反転させる機構を設けている。
【0004】そして、原稿トレイから排出される原稿の
第1頁面を、プラテンに対して位置決めし、走査した後
で、ベルトを逆転駆動して、反転経路を通して反転させ
てから、原稿の第2頁面をプラテンガラスに対して位置
決めし、裏面の複写に対応させることができるようにさ
れている。したがって、前述したような自動原稿送り装
置を用いる場合には、原稿トレイに対して両面原稿をセ
ットするのみで、該装置の内部に設けた反転路等を介し
て、原稿を自動的に反転させ、原稿の両面の画像の走査
を容易に行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例に示されるように構成された自動原稿送り装置で
は、その装置本体を複写機本体の上部に配置することが
できるものの、排出トレイが複写機本体の側部に大きく
突出するという問題がある。また、排出トレイを複写機
本体の上部に配置した場合には、両面原稿の頁を揃えた
状態で原稿トレイにセットしたものが、排出トレイに排
出される状態では、その原稿の順序は変わらないもの
の、頁が逆になるために、後で各両面原稿を反転させる
ことが必要となる。したがって、複写の動作は非常に簡
素化されるものの、多数枚の両面原稿を用いて複写を行
った場合には、原稿の後処理の点で、オペレータの負担
が大きくなるという問題がある。
【0006】そこで、前述したような問題を解決するた
めに、例えば、特開昭60−191960号公報等に示
されるように、両面原稿を原稿トレイに向けて排出する
際に、原稿をさらに反転させる動作を行う機構を用いる
ことが考えられる。前記従来例の自動原稿送り装置で
は、プラテンに原稿を位置決めして走査する機構に対し
て、その両側に反転機構をそれぞれ配置し、両面原稿の
走査を行うとともに、走査が終了した原稿を再び反転し
て、原稿トレイに排出することができるようにされてい
る。
【0007】また、前記従来例の自動原稿送り装置で
は、原稿トレイに対して原稿を戻す際に、そのまま排出
するモードと、反転させる状態で排出するモードとの2
つの方式を用いることができるようにされている。した
がって、前記装置を用いる場合には、両面原稿の処理の
作業を容易に行うことができ、オペレータの負担を軽減
することができる。
【0008】ところが、前述したような自動原稿送り装
置では、複写機本体の上部に配置されるプラテンに対し
て、プラテンの両側に反転機構を大きく突出させて配置
する必要があり、自動原稿送り装置をコンパクトにまと
めることができないという問題がある。つまり、近年の
電子複写機では、用紙の補給等の動作を、装置の前側か
ら行い得るような機構を構成し、複写機本体に対して、
側部に突出する部材を少なくすることが行われている。
しかし、そのような電子複写機に対して、その上部に余
分な突出部部材を配置することは、結果として、電子複
写機が占める床面積を大きく必要とし、事務室内でのス
ペース等を余分に必要とするという問題がある。
【0009】
【発明の目的】本発明は、前述したような従来の自動原
稿送り装置の問題を解消するもので、両面原稿を反転さ
せて走査するための機構と、排出される原稿の頁を揃え
る機構とをそれぞれ設けるとともに、原稿トレイと排出
トレイとをプラテンの上の位置に配置し、装置をコンパ
クトに構成できるような原稿搬送装置を提供することを
目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、電
子複写機のプラテンガラスに対応する位置に、原稿の搬
送を行う搬送部を配置し、該搬送部では、プラテンガラ
スの上部で原稿を正逆方向に搬送するベルトを配置し、
前記搬送部と原稿トレイとの間に供給部を、搬送部と排
出トレイとの間に排出部を配置して構成され、原稿トレ
イから供給される原稿を、搬送部によりプラテンガラス
に対して位置決めし、原稿の走査を行う装置に関する。
【0011】本発明の原稿搬送装置では、搬送部の上部
に原稿トレイと排出トレイとを配置し、前記供給部に
は、原稿の反転を行う機構を配置し、前記排出部には、
搬送部と原稿トレイとの間の位置に反転路を配置し、該
反転路に配置する正逆転ローラ装置を用いて、原稿を反
転させる状態で排出トレイに向けて排出する原稿搬送機
構を設けている。また、本発明の原稿搬送装置では、前
記排出部に対して、原稿を反転させて排出する経路と、
搬送部から直接原稿を排出トレイに向けて排出する経路
とを配置し、該2つの排出経路を任意に選択可能にする
ことができるように構成している。
【0012】前述したように、複写機本体の上部に配置
するプラテンに対して、その上部に原稿トレイと排出ト
レイとを配置し、そのプラテンの両側の部分に、反転機
構を設けた原稿搬送機構をそれぞれ配置することによ
り、原稿搬送装置の両側に余分に突出する部材をなくす
ことができる。また、本発明の原稿搬送装置では、供給
部と排出部とのそれぞれに、反転機構を設けているの
で、それ等の装置の機構を特に複雑にすることがなく、
複写の後処理の作業を簡素化することができる。そし
て、原稿搬送装置を片面原稿と両面原稿とに対応させて
動作させることができるとともに、装置をコンパクトに
構成することにより、該原稿搬送装置を装着した電子複
写機が、余分に床面積を占めることがなくなり、事務ス
ペースの有効利用に寄与することが可能になる。
【0013】
【実施例】図示される例にしたがって、本発明の原稿搬
送装置を説明する。図1に示される自動原稿送り装置1
は、自動両面複写機等の装置の上部に配置されるもの
で、該電子複写機では、プラテンガラス3の下面に、図
示を省略した光学走査装置を配置している。そして、プ
ラテンガラス3の上で、センサS3により設定される基
準位置に、原稿を位置決めして、画像の走査を行うよう
にする。前記プラテンガラス3に対応させて、搬送装置
21により構成される搬送部20を配置し、該搬送装置
21のベルト22を正逆方向に駆動することにより、原
稿を図の左右方向(矢印bおよびc方向)に任意に搬送
し、センサS3により設定される基準位置に、原稿を位
置決めできるようにしている。
【0014】なお、前記搬送装置21は、従来より自動
原稿送り装置等に用いられているベルト装置の場合と同
様に、ベルト22を両端部のプーリ23、24により案
内し、一方のプーリを駆動して、ベルト22を正逆方向
に駆動させる機構を構成している。前記搬送部20で
は、前記ベルト22をプラテンに向けて押圧するため
に、複数の押圧ローラ25……を所定の間隔で配置し、
原稿をプラテンに押圧しながら搬送するようにしてい
る。
【0015】前記自動原稿送り装置1の上部には、原稿
トレイ5と排出トレイ6とを配置しており、該排出トレ
イ6は、原稿トレイ5の上部に揺動可能な状態で設ける
ことができる。また、前記原稿トレイ5では、原稿の送
り出し部に対応させて、ナジャーローラ8と、用紙さば
き機構9とを配置し、原稿をさばきながら、1枚ずつ送
り出す機構を構成している。なお、前記原稿を送り出す
給紙装置は、一般の画像形成装置において、給紙トレイ
から用紙を送り出す機構と同様なものを用いることがで
き、その他に、任意の機構の用紙さばき機構等を配置す
ることが可能である。本発明の自動原稿送り装置では、
原稿トレイとしては、原稿支持板部材を上下動可能に設
けて、該原稿トレイに設けたセンサS1により原稿の位
置の検知を行い、支持板を上昇させる機構を設けること
ができ、その場合には、ナジャーローラに接する原稿の
位置を一定に維持させることができる。
【0016】前記原稿トレイ5と搬送部20との間に
は、図2に示されるように構成される供給部10を配置
している。前記図2に示される供給部10では、原稿ト
レイ5からの給紙路11を、搬送装置の原稿搬送路に接
続している。該給紙路11の下流部には、レジローラ装
置12を配置し、原稿の先端部の位置決めを行い、搬送
部に向けて原稿を送り出すタイミングにより、該ローラ
装置を駆動して、送り出す作用を行わせる。また、前記
給紙路11の下流側の端部と、給紙路11の途中の部分
に接続部を設けた反転経路15を配置し、該反転経路1
5に向けて、供給部から戻される原稿をゲート13を介
して導入する。そして、反転経路15内で搬送ローラ装
置16、17により搬送して、再び給紙路11に合流さ
せるようにして、原稿を反転させる動作を行い、画像読
み取り部に向けて案内する作用を行うようにする。した
がって、原稿の第1面を走査した後で、給紙路11を通
して反転し、再びプラテンにセットすることにより、原
稿の第2面を走査することができるようにしている。
【0017】前記図1に示される自動原稿送り装置1に
おいて、図の右側に配置される排出部30は、図3に示
されるように、戻し路31と反転路34、および、排出
路36とから構成される。前記3つの原稿搬送路を接続
する部分には、ゲート33を配置しており、原稿を戻し
路31から反転路34に向けて導入する作用と、反転路
34から排出路36に向けて送り出す作用とを行うよう
にする。また、前記戻し路31には搬送ローラ装置32
を配置し、排出路36には排出ローラ37を設けて、原
稿を排出方向に駆動するが、反転路34に設けられるロ
ーラ装置35は、正逆転ローラ装置として構成されてい
る。そして、前記正逆転ローラ装置35は、原稿を反転
路34に導入する際と、排出する際に、正逆転方向にそ
れぞれ駆動され、用紙の搬送作用を発揮させるようにす
る。
【0018】つぎに、前述したような構成を有する本発
明の自動原稿送り装置において、原稿の搬送を行う場合
について説明する。まず、片面原稿を用いて走査する場
合には、図1に示される例において、原稿トレイ5に収
容された原稿Dは、その画像面を上に向けてセットす
る。そして、原稿を走査する際には、その上部のもの
(第1頁)から、ナジャーローラ8により取り出され、
用紙さばき機構9によりさばき作用を受けて、1枚ずつ
分離され、給紙路11を矢印a方向に搬送されて搬送部
20に供給される。そして、搬送部20の搬送装置21
により、プラテン3の上で矢印b方向に搬送され、原稿
の後端部をセンサS3の位置で停止させた状態で、画像
の走査が行われるようにする。
【0019】画像の走査が終了すると、搬送装置21が
再び駆動され、原稿を矢印b方向に駆動して、排出部3
0の戻し路31内を矢印e方向に搬送し、ゲート33の
下面を通って反転路34に挿入する。その際に、前記反
転路34に設けた正逆転ローラ装置35では、原稿を矢
印f方向に搬送する作用を行い、該原稿の後端部がセン
サS4により検知されてから、所定の時間だけ、反転路
内での原稿の搬送作用を継続し、その原稿の後端部を正
逆転ローラ装置によりニップした状態で停止される。
【0020】次いで、ゲート33が切り換えられて、反
転路34と排出路36とを接続する状態に設定し、正逆
転ローラ装置35を逆転させると、原稿は矢印g方向に
搬送され、排出ローラ37を介して排出トレイ6に向け
て排出させる。また、前記反転路34から送り出される
原稿の後端部が、センサS5により検知され、その情報
が制御装置に入力されてから所定の時間経過後に、ゲー
ト33を切り換える動作を行い、つぎの原稿に対する反
転に対処させるようにする。前述したように、原稿に対
する排出に際して、反転路34を経由させて反転排出さ
せることにより、排出トレイ6に堆積される原稿は、第
1頁の画像面を下に向けた状態で収容されるので、頁が
狂うことが防止される。
【0021】これに対して、両面原稿の場合には、原稿
トレイ5に対して頁の順序を揃えた状態で、第1頁を上
にしてセットされる。そして、給紙装置により取り出さ
れる原稿は、給紙路11を通って搬送装置21により走
査位置に停止され、第1頁の画像の走査が行われる。次
いで、搬送装置21を逆転方向(矢印c方向)に駆動
し、ゲート13の下面を通って反転経路15に導入さ
れ、該反転経路15内を矢印d方向に搬送される。そし
て、前記反転経路15から給紙路11を通ってプラテン
3の上に第2面がセットされ、画像の走査が行われる。
【0022】第1枚目の原稿の両面の画像の走査が終了
する前に、次の原稿が原稿トレイから送り出されて、給
紙路11内のレジローラ12の位置で待機している。そ
して、搬送部20の搬送装置21が原稿を矢印b方向に
移動させて、第2枚目の原稿の引き込みと、第1枚目の
原稿の排出の作用とを行うようにする。また、搬送部か
ら排出される原稿は、片面原稿の場合と同様に、反転路
を通って反転され、排出トレイ6に向けて排出される。
【0023】(排出部に直接排出路を配置する場合)本
発明の自動原稿送り装置では、前記実施例に加えて、図
4および図5に示されるように、排出部30に対して、
戻し路31から排出ローラ37の部分に向けて、原稿を
直接排出する直接排出路38を設けることができる。前
記図4に示される自動原稿送り装置1aでは、供給部1
0と搬送部20を構成する各部材は、図1の場合と同様
に配置され、片面原稿と両面原稿とに対して、それぞれ
の走査モードに対応させた搬送作用を行わせることがで
きる。これに対して、本発明の第2の実施例では、図5
に詳細に示されるように、排出部30の戻し路31の途
中に、ゲート39を介して直接排出路38を配置してい
る。そして、原稿を反転させずに前記直接排出路38を
通し、そのまま排出ローラ37を介して排出トレイ6に
向けて排出させる経路を選択できるようにしている。
【0024】前記図5に示される例において、片面原稿
の頁を揃えた状態で、原稿トレイに向けて原稿を排出す
る場合には、図3の場合と同様に、反転路34を通して
反転させ、原稿の画像面を下に向けた状態で排出させる
ことができる。これに対して、ゲート39を切り換え
て、戻し路31から直接排出路38に向けて原稿を案内
するモードを設定した場合には、原稿は矢印hに示す経
路を通って、片面原稿の画像面は上に向けられる状態で
排出される。しかし、前記経路を選択することは、少数
枚の原稿に対する走査を行う場合等には、余分な機構を
作動させずに、容易に原稿を排出させることができ、時
間的に有効に利用されるものである。
【0025】(装置の駆動機構)前述したように構成さ
れる本発明の自動原稿送り装置においては、図6ないし
図8に示されるように、3つのモータを使用しており、
それぞれのモータにより、各領域での原稿の搬送作用を
行い得るようにしている。図6に示される駆動系につい
て、図1の装置を対象にして駆動する場合を例にとって
説明する。前記モータ40は正逆方向に駆動されるステ
ッピングモータを使用するもので、供給部10に配置さ
れるレジローラ装置12と、反転経路15に設けた搬送
ローラ装置16、17、および、ベルト22に対するプ
ーリ23を駆動する。
【0026】そして、給紙路11からプラテンに向けて
原稿を搬送する場合には、前記ベルト22を原稿を搬送
する方向(矢印b方向)に駆動するので、プーリ23に
対して正転方向に駆動する。その際に、反転経路15に
設けた搬送ローラ装置16、17に対しては、原稿を矢
印d方向に駆動するようにしているが、前述したモード
では、反転経路15内では、原稿は存在しない状態にあ
る。また、前記モータ40を逆転方向に駆動して、第1
面の画像の走査が終了した原稿を、反転経路15に通し
て反転させる際には、ベルト22は逆転方向に駆動され
て、原稿を反転経路15に向けて戻す作用を行うが、レ
ジローラ装置12に対して配置するワンウエイクラッチ
により、該レジロ−ラ装置に対する駆動は行われない。
【0027】そして、前記ベルト22を逆転させる動作
と、反転経路内に配置される搬送ローラ装置は、原稿を
矢印d方向に搬送するように駆動され、原稿を反転させ
てレジロ−ラ装置12の位置にまで搬送する。そして、
その後で、モータ40を正転させて、レジロ−ラ装置1
2とベルト22とを正転方向に駆動し、原稿をプラテン
の上にセットさせるようにする。なお、前記反転経路1
5に設ける搬送ローラ装置16、17は、モータの正逆
方向の回転によっても、一方にのみ回転される機構を構
成するが、その他に、モータの逆転にのみ追従して、回
転されるような機構のものとして構成することもでき
る。
【0028】図7に示される駆動系は、給紙装置を構成
するナジャーローラ8と、用紙さばき機構9とを駆動す
るもので、DCモータ41を使用して、ローラ装置を一
方にのみ駆動する機構を構成している。そして、自動両
面複写機からの信号により、モータ41を駆動して、原
稿を1枚ずつさばきながら送り出すようにする。そし
て、センサS2により原稿の先端部が検知された後で、
所定の時間だけ用紙さばき機構による搬送の動作を継続
し、原稿の先端部をレジロ−ラ装置12に位置決めして
から、モータ41の駆動を停止させる。
【0029】図8に示される駆動系では、正逆転させ得
るステッピンクモータ42を用いて、排出部30に配置
したローラ装置に対する駆動を行う機構を構成してい
る。また、前記駆動系において、排出ローラ37に対し
ては、一方向クラッチを介して駆動系を接続している。
そして、前記モータ42を正転させる場合には、戻し路
の搬送ローラ装置32と、反転路34の正逆転ローラ装
置35とに対する駆動を行う。
【0030】これに対して、モータ42を逆転させる場
合には、搬送ローラ装置32、正逆転ローラ装置35、
および、排出ローラ37をそれぞれ逆転させ、原稿を反
転路34から排出路36に向けて搬送させる作用を行
う。なお、前記排出ローラ37に対する逆転の動作は、
原稿を排出トレイに向けて排出する方向として設定され
るものであり、その排出の動作に際して搬送ローラ装置
32を逆転させても、その戻し路には原稿が存在しない
状態にあるために、問題は生じないことになる。したが
って、本発明の自動原稿送り装置では、自動両面複写機
の制御装置に設定したプログラムにしたがって、各駆動
モータに対する駆動の作用を行い、原稿の画像の走査に
対応させて、原稿の搬送作用を行うことができる。
【0031】
【発明の効果】本発明の原稿搬送装置は、前述したよう
な機構を配置しているものであるから、片面原稿と両面
原稿とに対応させて動作させることができる。そして、
装置の両側に余分な突出部を設ける必要がなく、該装置
をコンパクトに構成することにより、該原稿搬送装置を
装着した電子複写機が、余分に床面積を占めることがな
くなり、事務スペースの有効利用に寄与することが可能
になる。また、複写機本体の上部に配置するプラテンに
対して、その上部に原稿トレイと排出トレイとを配置
し、そのプラテンの両側の部分に、反転機構を設けた原
稿搬送機構をそれぞれ配置することによって、原稿搬送
装置の両側に余分に突出する部材をなくすことができ
る。さらに、本発明の原稿搬送装置では、供給部と排出
部とのそれぞれに、反転機構を設けているので、それ等
の装置の機構を特に複雑にすることがなく、複写の後処
理の作業を簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の自動原稿送り装置の構成を示す側面
図である。
【図2】 自動原稿送り装置の供給部の構成を示す説明
図である。
【図3】 自動原稿送り装置の排出部の構成を示す説明
図である。
【図4】 本発明の自動原稿送り装置の別の実施例の側
面図である。
【図5】 図4に示される装置の排出部の説明図であ
る。
【図6】 本発明の供給部と搬送部での駆動系の説明図
である。
【図7】 給紙装置に対する駆動系の説明図である。
【図8】 排出部に対する駆動系の説明図である。
【符号の説明】 1 自動原稿送り装置、 3 プラテンガラス、
5 原稿トレイ、6 排出トレイ、 10 供給
部、 11 給紙路、13 ゲート、 15 反
転経路、 20 搬送部、22 ベルト、 30
排出部、 31 戻し路、 33 ゲート、34
反転路、 35 正逆転ローラ装置、 36
排出路、37 排出ローラ、 38 直接排出路、
40〜42 モータ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子複写機のプラテンガラスに対応する
    位置に、原稿の搬送を行う搬送部を配置し、該搬送部で
    は、プラテンガラスの上部で原稿を正逆方向に搬送する
    ベルト部材を配置し、 前記搬送部と原稿トレイとの間に供給部を、搬送部と排
    出トレイとの間に排出部をそれぞれ配置してなり、 原稿トレイから供給される原稿を搬送部によりプラテン
    ガラスに対して位置決めし、原稿の走査を行う装置にお
    いて、 搬送部の上部に原稿トレイと排出トレイとを配置し、 前記供給部には、原稿の反転を行う機構を配置し、 前記排出部には、搬送部と原稿トレイとの間の位置に反
    転路を配置し、該反転路に配置する正逆転ローラ装置を
    用いて、原稿を反転させる状態で排出トレイに向けて排
    出する原稿搬送路を設けることを特徴とする原稿搬送装
    置。
  2. 【請求項2】 前記排出部に対して、原稿を反転させて
    排出する経路と、搬送部から直接原稿を排出トレイに向
    けて排出する経路とを配置し、該2つの排出経路を任意
    に選択可能に構成することを特徴とする請求項1に記載
    の原稿搬送装置。
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