JPH05307163A - 液晶表示パネル - Google Patents

液晶表示パネル

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JPH05307163A
JPH05307163A JP4110440A JP11044092A JPH05307163A JP H05307163 A JPH05307163 A JP H05307163A JP 4110440 A JP4110440 A JP 4110440A JP 11044092 A JP11044092 A JP 11044092A JP H05307163 A JPH05307163 A JP H05307163A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 検査終了後には使用しない信号入出力パッド
の形成位置を最適化して、非表示領域の狭小化が可能な
液晶表示パネルを実現すること。 【構成】 液晶表示パネル1のアクティブマトリクス基
板20において、ソース線X1 〜XN に対する検査回路
20のうち、TFT31a1 〜31aN のゲートに対す
る駆動用信号を入力するTFT駆動用信号入力パッドT
1 ,TX2 は、第1および第2の透明基板20a,4
0aの間に液晶42を封入しておくシール層41の下層
側に形成されている。ここで、検査工程は、TFT駆動
用信号入力パッドTX1 ,TX2 がシール層41で覆わ
れる前に行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶表示パネルに関し、
特に、その検査回路の信号入出力パッドの配置構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】液晶の配向状態などを利用して情報を表
示する代表的なフラット型表示パネルであるアクティブ
マトリクス方式の液晶表示パネルにおいて、そのアクテ
ィブマトリクス基板は、その全体構成を図3にブロック
図で示すように、第1の透明基板20aの表面側に、ソ
ース線X1 ,X2 ・・・XN (信号線)とゲート線
1,Y2 ・・・YM (走査線)とが格子状に配置され
て、その交点に画素が形成された画素マトリクス21を
有しており、いずれの画素にも、薄膜トランジスタ(T
FT)と液晶セルとを有する。ここで、ソース線X1
2 ・・・XN はソース線駆動回路22の側に導電接続
する一方、ゲート線Y1 ,Y2 ・・・YM はゲート線駆
動回路25の側に導電接続している。さらに、第1の透
明基板20aの表面側には、ソース線X1 ,X2 ・・・
N に対する検査回路30も形成されている。この検査
回路30は、ソース線X1 ,X2 ・・・XN に対してT
FT31a1 ,31a2 ・・・31aN (スイッチング
回路)を介して導電接続する2つの検査用信号線32
a,32bと、TFT31a1 ,31a2 ・・・31a
N のゲートに導電接続する2つのTFT駆動用信号線3
3a,33bとを有し、そのうち、検査用信号線32
a,32bはそれぞれの端部に検査用信号出力パッドC
1 ,CX2 を備え、TFT駆動用信号線33a,33
bは、それぞれの端部にTFT駆動用信号入力パッドT
1 ,TX2 を備える。そこで、偶数番目のソース線X
2 ,X4 ・・・XN に対して断線の有無を検査する場合
には、TFT駆動用信号入力パッドTX2 からハイレベ
ルのゲート電位(駆動用信号)を偶数番目のTFT31
2 ,31a4 ・・・31aN のゲートに供給してそれ
らをONにした状態で、ビデオ信号線Videoから所
定の検査用信号を供給すると共に、シフトレジスタ部3
3にクロック信号CKAを供給すると、シフトレジスタ
部23からのビット信号に対応して、サンプルホールド
回路24の各アナログスイッチが動作し、ビデオ信号線
Videoからの検査用信号は、検査用信号出力パッド
CX2 から時系列的に出力される。ここで、ソース線X
2 に断線が生じていると、検査用出力信号には、開始信
号Dxを基準としたときのソース線X2 に対応するタイ
ミングで異常信号が出現して、ソース線X2 の断線を確
認できる。
【0003】このような構成のアクティブマトリクス基
板20に対して、図4(a)に平面を、図4(b)に図
4(a)のVI−VI′線における断面を示すように、第1
の透明基板20aに対して、対向電極などが形成された
第2の透明基板40aが対向するように配置されて、液
晶表示パネル11が構成される。ここで、第1の透明基
板20aと第2の透明基板40aとの間において、その
外周縁から内側の位置にシール層41が形成されてお
り、このシール層41の内側領域に液晶42が封入され
た状態にある。また、第1の透明基板20aの外周縁か
らシール層41の形成領域までの間には額縁領域45が
存在し、ここに前述のソース線駆動回路22およびゲー
ト線駆動回路25などが形成された状態にある。
【0004】ここで、従来の液晶表示パネルにおいて
は、図5(a)に平面を、図5(b)に図5(a)の V
II−VII ′線における断面を示すように、第1の透明基
板20aの額縁領域45には前述の検査回路も形成さ
れ、そのうちのTFT駆動用信号入力パッド61,62
(TFT駆動用信号入力パッドTX1 ,TX2 )および
TFT駆動用信号線33a,33bの一部が図5(a)
および図5(b)に図示されている。これらの図におい
て、第1の透明基板20aの表面側のうち、額縁領域4
5には約100μm幅のTFT駆動用信号入力パッド6
1,62が形成されており、そのうちの一部が保護膜4
6の開口部から露出する状態にある。この露出部分か
ら、図3に示す検査回路30のTFT31a1 ,31a
2 ・・・31aN を駆動するためのゲート電位(駆動用
信号)がプローブなどを介して供給される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
液晶表示パネルにおいて、TFT駆動用信号入力パッド
61,62は、第1の透明基板20aの表面側の額縁領
域45に形成され、その表面側に形成された保護膜46
から部分的に開口する構造になっているため、TFT駆
動用信号入力パッド61,62自身の形成面積を大きく
確保せざるを得ず、額縁領域45(液晶表示パネルの非
表示部分)の狭小化の妨げになっているという問題点が
ある。すなわち、第1の透明基板20aの表面側にTF
T駆動用信号入力パッド61,62が形成された後に、
その表面側に保護膜46が形成され、この保護膜46を
開口してTFT駆動用信号入力パッド61,62の表面
をフォトリソグラフィ工程により部分的に露出させるた
め、その露出部の一辺の寸法が約50μmでも充分にプ
ローブを介して電位をTFT駆動用信号入力パッド6
1,62に供給可能であっても、保護膜46に対する開
口精度を考慮すると、TFT駆動用信号入力パッドTX
1 ,TX2 を一辺が約100μm以上となるように形成
しておく必要があるので、額縁領域45に対する検査回
路30の配線密度を高密度化できないからである。
【0006】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
検査回路の信号入出力パッドのように、検査終了後には
使用することがないパッドの形成位置を最適化して、額
縁領域と称せられる非表示領域の狭小化が可能な液晶表
示パネルを実現することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明において講じた手段は、信号線駆動回路側に
導電接続する複数の信号線および走査線駆動回路側に導
電接続する複数の走査線が格子状に配置された第1の透
明基板と、この透明基板に対向する第2の透明基板と、
第1の透明基板の表面側に形成されて第1および第2の
透明基板の間に液晶を封入しておくシール層とを有する
液晶表示パネルに対して、第1の透明基板の表面側に、
信号線にスイッチング回路を介して接続し、信号線側に
入力された検査用信号がスイッチング回路を介して出力
される検査用信号線と、スイッチング回路を高インピー
ダンス状態および低インピーダンス状態に切り換える駆
動用信号をそれに入力する駆動用信号線とを設け、これ
らの検査用信号線および駆動用信号線のうちの少なくと
も一方側に設けるべき信号入出力パッド(本発明におい
て、信号入出力パッドとは信号入力パッドまたは信号出
力バッドを意味する。)を、第1の透明基板の表面側に
おける液晶の封入領域の外周側に設けると共に、その表
面のうちの少なくとも液晶側の表面および第2の透明基
板側の表面をシール層で覆って、信号入出力パッドを液
晶側および第2の透明基板側から絶縁分離しておくこと
である。
【0008】ここで、第1の透明基板と第2の透明基板
とのギャップ寸法がシール層内部のギャップ材によって
規定されている場合に、シール層の形成領域に信号入出
力パッドを設けると、シール層の下層側において、信号
入出力パッドの形成領域と非形成領域との間に段差が生
じるため、ギャップ寸法を調整しにくくなる。そこで、
かかる段差を補償してギャップ調整を容易とする目的
に、シール層の形成領域における第1の透明基板の表面
側のうち、信号入出力パッドの形成領域の周囲に、その
表面と略同等の高さの段差補正部、たとえば信号入出力
パッドと同時形成された配線層を形成しておくことが好
ましい。
【0009】
【作用】上記手段を講じた本発明に係る液晶表示パネル
において、その製造工程のうちの信号入出力パッドが開
放状態にあるときに、駆動用信号線を介してスイッチン
グ回路に所定の電位(駆動用信号)を供給して、スイッ
チング回路を低インピーダンス状態に切り換えた状態
で、信号線に検査用信号を入力すると、検査用信号はス
イッチング回路を介して検査用信号線に出力されるた
め、その信号に基づいて、ソース線の断線の有無をソー
ス線毎に検査できる。ここで、駆動用信号線などの信号
入出力パッドは第1の透明基板の表面側における液晶の
封入領域の外周側に設けられているが、シール層の形成
予定領域に設けられている。従って、検査工程の後に、
信号入出力パッドはシール層に覆われるが、これらの入
出力パッドは液晶表示パネルの完成後は使用しないの
で、支障がなく、逆に、シール層によって、液晶側や第
2の透明基板側から絶縁分離された状態になる。すなわ
ち、従来のように、信号入出力パッドの表面側の保護膜
を開口して信号入出力パッドの一部を露出させる必要が
ないので、信号入出力パッドのサイズはプローブなどを
接触可能な大きさで充分であり、小さい。しかも、信号
入出力パッドの一部または全体はシール層の形成領域に
あるため、信号入出力パッドは額縁領域に大きな面積を
占めず、あるいは、信号入出力パッドは額縁領域に存在
しない。それ故、額縁領域における高密度配線化を妨げ
ないので、額縁領域(非表示領域)を狭小化できる。
【0010】
【実施例】つぎに、添付図面を参照して、本発明の実施
例について説明する。
【0011】〔実施例1〕図1(a)は本発明の実施例
1に係る液晶表示パネルのアクティブマトリクス基板に
形成された駆動用信号線の信号入力パッドの配置を示す
平面図、図1(b)は図1(a)のIV−IV線における断
面図である。なお、本例の液晶表示パネルのアクティブ
マトリクス基板の全体構成は、従来のマトリクス基板と
略同様であるため、以下の説明のうち、液晶表示パネル
の全体構成については図3,図4(a)および図4
(b)を参照して説明する。また、本例の液晶表示パネ
ルの全体構成は、従来のマトリクス基板と略同様である
ため、対応する機能を有する部分には同符号を付して説
明する。
【0012】図3において、本例の液晶表示パネル1の
マトリクス基板20は、第1の透明基板20aの表面側
に、ソース線X1 ,X2 ・・・XN (信号線)とゲート
線Y1 ,Y2 ・・・YM (走査線)とが格子状に配置さ
れて、その交点に画素が形成された画素マトリクス21
を有しており、いずれの画素にも、薄膜トランジスタ
(TFT)と液晶セルとを有する。ここで、ソース線X
1 ,X2 ・・・XN は画素マトリクス21と同一基板上
のソース線駆動回路22の側に導電接続し、このソース
線駆動回路22の側にはシフトレジスタ部23,サンプ
ルホールド回路24およびビデオ信号線Videoを有
する。一方、ゲート線Y1 ,Y2 ・・・YM は画素マト
リクス21と同一基板上のゲート線駆動回路25の側に
導電接続し、このゲート線駆動回路25の側にはシフト
レジスタおよび必要に応じてバッファ回路を有する。さ
らに、ソース線駆動回路22の側には、そのシフトレジ
スタ部23にクロック信号CKAを入力すべきクロック
信号線26および開始信号DX を供給すべき開始信号線
27が配置されている一方、ゲート線駆動回路25の側
にも、そのシフトレジスタにクロック信号を入力すべき
クロック信号線28および開始信号を供給すべき開始信
号線29が配置されている。また、第1の透明基板20
aの表面側には、ソース線X1 ,X2 ・・・XN に対す
る検査回路30も形成されている。この検査回路30
は、ソース線X1 ,X2 ・・・XN に対してTFT31
1 ,31a2 ・・・31aN (スイッチング回路)を
介して導電接続する2つの検査用信号線32a,32b
と、TFT31a1 ,31a2 ・・・31aN のゲート
に導電接続する2つのTFT駆動用信号線33a,33
bとを有する。そのうち、検査用信号線32aは、奇数
番目のTFT31a1 ,31a3 ・・・31aN-1 を介
して奇数番目のソース線X1 ,X3 ・・・XN-1 に接続
し、検査用信号線32bは、偶数番目のTFT31
2 ,31a4 ・・・31aN を介して偶数番目のソー
ス線X2 ,X4 ・・・XN に接続しており、いずれの検
査用信号線32a,32bも、それぞれ、端部に検査用
信号出力パッドCX1 ,CX2 を備える。一方、TFT
駆動用信号線33aは奇数番目のTFT31a1 ,31
3 ・・・31aN-1 のゲートに導電接続し、TFT駆
動用信号線33bは偶数番目のTFT31a2 ,31a
4 ・・・31aN のゲートに導電接続しており、いずれ
のTFT駆動用信号線33a,33bも、それぞれ、端
部にTFT駆動用信号入力パッドTX1 ,TX2 を備え
る。
【0013】このような構成のアクティブマトリクス基
板20に対しては、図4(a)に本例の液晶表示パネル
1の平面を、図4(b)に図4(a)のV−V′線にお
ける断面を示すように、第1の透明基板20aに対し
て、対向電極などが形成された第2の透明基板40aが
対向するように配置されて、液晶表示パネル1が構成さ
れる。ここで、第1の透明基板20aと第2の透明基板
40aとの間において、その外周縁から内側にシール層
41が形成されており、このシール層41の内側に液晶
42が封止された状態にある。このため、第1の透明基
板20aの外周縁からシール層41の形成領域までの間
には、前述のソース線駆動回路22およびゲート線駆動
回路25などが形成された額縁領域45が存在する。
【0014】また、図5(a)に本例の液晶表示パネル
1の平面を、図5(b)に図5(a)のVI−VI′線にお
ける断面を示すように、第1の透明基板20aの額縁領
域45には検査回路30のうちのTFT駆動用信号線3
3a,33bが形成されているが、そのTFT駆動用信
号入力パッド12,13(TFT駆動用信号入力パッド
TX1 ,TX2 )は、シール層41の下層側における第
1の透明基板20aの表面側に形成されており、TFT
駆動用信号入力パッド12,13の表面はシール層41
に覆われて、液晶42および第2の透明基板40aから
絶縁分離されている。しかも、TFT駆動用信号入力パ
ッド12,13は、その1辺が約50μmと小さなサイ
ズで形成されている。ここで、TFT駆動用信号入力パ
ッド12,13の寸法はTFT駆動用信号入力パッド1
2,13に対してプローブを接触可能な最小寸法に相当
する。
【0015】このような構成の液晶表示パネル1の製造
工程のうち、そのソース線X1 ,X2 ・・・XN の断線
の有無を検査する工程は、液晶表示パネル1の製造工程
の途中工程、すなわち、検査用信号出力パッドCX1
CX2 およびTFT駆動用信号入力パッドTX1 ,TX
2 の表面側がシール層41で覆われずに開放状態にある
うちに行われる。たとえば、偶数番目のソース線X2
4 ・・・XN に対して断線の有無を検査する場合に
は、TFT駆動用信号入力パッドTX2 からハイレベル
のTFT駆動用信号(ゲート電位)をTFT駆動用信号
線33bを介して偶数番目のTFT31a2 ,31a4
・・・31aN のゲートに供給してそれらをONにした
状態(低インピーダンス状態)で、ビデオ信号線Vid
eoから所定の検査用信号を供給すると共に、シフトレ
ジスタ部33にクロック信号CKAを供給すると、シフ
トレジスタ部23からのビット信号に対応して、サンプ
ルホールド回路24の各アナログスイッチが動作し、ビ
デオ信号線Videoからの検査用信号は、検査用信号
出力パッドCX2 から時系列的に出力される。ここで、
ソース線X2 に断線が生じていると、検査用出力信号に
は、開始信号Dxを基準としたときのソース線X2 に対
応するタイミングで異常信号が出現して、ソース線X2
の断線を確認できる。そして、ソース線X1 ,X2 ・・
・XN などに対する検査工程が終了した後に、シール層
41を構成すべきポリイミドなどのシール材を印刷など
の方法によって形成するシール層形成工程、第1の透明
基板20aと第2の透明基板40aとのギャップを規定
するためのギャップ材を第1の透明基板20aの表面に
散布するスペーサー散布工程、第1の透明基板20aと
第2の透明基板40aとを貼り合わせる貼り合わせ工
程、第1の透明基板20aと第2の透明基板40aとの
間に液晶封入孔から液晶を封入する液晶封入工程、この
液晶封入孔を封止する封止工程などを順次行って、液晶
表示パネル1を形成する。従って、ソース線X1 ,X2
・・・XN に対する検査工程が終了した後に、TFT駆
動用信号入力パッド12,13はシール層41で覆われ
ることになるが、これらのTFT駆動用信号入力パッド
12,13はソース線X1 ,X2 ・・・XN に対する検
査工程に用いる他に使用することがないので、TFT駆
動用信号入力パッド12,13をシール層41の下層側
に埋め込んでも差し支えない。
【0016】以上のとおり、本例の液晶表示パネル1に
おいては、TFT駆動用信号入力パッド12,13はシ
ール層41の形成予定領域内に形成されて、開放状態の
ままで検査工程で使用されるため、従来のように、信号
入出力パッドの表面側の保護膜を開口して信号入出力パ
ッドの一部を露出させる必要がないので、信号入出力パ
ッドのサイズはプローブなどを接触可能な大きさで充分
であり、1辺が約50μmと小さい。従って、シール層
41の下層側に余裕をもって形成でき、第1の透明基板
20aの額縁領域45にTFT駆動用信号入力パッド1
2,13を形成する必要がない。このため、額縁領域4
5に形成された検査回路30の配線ピッチなどを圧縮し
て高密度配線化できるので、額縁領域45(非表示領
域)の幅を狭く設計することができる。
【0017】〔実施例2〕図2(a)は本発明の実施例
2に係る液晶表示パネルのアクティブマトリクス基板に
形成された駆動用信号線の信号入力パッドの配置を示す
平面図、図2(b)は図2(a)のV−V線における断
面図である。なお、本例の液晶表示パネルのアクティブ
マトリクス基板の全体構成は、実施例1の液晶表示パネ
ルおよび従来のマトリクス基板と略同様であるため、以
下の説明では、本例の液晶表示パネルの全体構成につい
ては、その説明を省略し、その検査回路に形成された駆
動用信号入力パッド周辺の構造についてのみ説明する。
また、本例の液晶表示パネルの基本的な構成は、実施例
1の液晶表示パネルおよび従来のマトリクス基板と略同
様であるため、対応する機能を担う部分には同符号を付
してある。
【0018】本例の液晶表示パネルにおいては、図4
(b)に示すように、シール層41の内部のギャップ材
48によって、第1の透明基板20aと第2の透明基板
40aとのギャップ寸法が規定される構造になってい
る。
【0019】ここで、図2(b)に示すように、シール
層41の下層側にTFT駆動用信号入力パッド14(T
FT駆動用信号入力パッドTX2 )が形成されている
と、その形成部分と非形成部分との間に段差が生じ、シ
ール層41の内部のギャップ材48により規定されるギ
ャップにばらつきが生じやすい。そこで、本例の液晶表
示パネル2においては、図2(a)および図2(b)に
示すように、シール層41の下層側における第1の透明
基板20aの表面側のうち、TFT駆動用信号入力パッ
ド14の形成領域の周囲には、TFT駆動用信号入力パ
ッド14と同時形成されてTFT駆動用信号入力パッド
14と同じ厚みのダミー配線層49が形成されている。
このため、シール層41の下層側において、TFT駆動
用信号入力パッド14の形成部分と非形成部分との間に
生じる段差はダミー配線層49によって補正され、ギャ
ップ材48は、TFT駆動用信号入力パッド14または
ダミー配線層49と、第2の透明基板40aとの間に配
置された状態となって、第1の透明基板20aと第2の
透明基板40aとのギャップ寸法を調整している。
【0020】このため、本例の液晶表示パネル2におい
ては、額縁領域45にTFT駆動用信号入力パッド14
が形成されていないため、実施例1の液晶表示パネルと
同様な効果が得られるのに加えて、ダミー配線層49に
よって、シール層41の下層側における段差が緩和され
ているため、シール層41の内部のギャップ材48によ
って第1の透明基板20aと第2の透明基板40aとの
ギャップ寸法を調整する場合であっても、確実なギャッ
プ調整を行うことができる。
【0021】なお、実施例2の液晶表示パネルにおいて
は、段差補正部として、TFT駆動用信号入力パッド1
4と同時形成されたダミー配線層49を利用したが、こ
れに代えて、たとえば、第1の透明基板20aの側のう
ち、シール層41の形成予定領域のうちの所定領域に設
けた凹凸などを利用することもできる。
【0022】また、検査回路については、ソース線に対
する検査回路に加えて、その部分的な構成を変えて、ゲ
ート線に対しても設けてもよい。この場合にも、その信
号入出力パッドをシール層41の下層側に相当する付近
に形成しておくことができる。さらに、駆動用信号入力
パッドの他にも、検査用信号出力パッドなど、検査工程
以降において使用されないパッドについても、シール層
の形成予定領域に設けることによって、非表示領域をさ
らに狭小化してもよい。そして、これらの信号入出力パ
ッドについては、その全体をシール層の形成予定領域に
設けてもよいが、その1部分がシール層に覆われている
場合であっても、額縁領域における入出力パッドの占有
面積を小さくして、非表示領域を狭小化してもよい。
【0023】
【発明の効果】以上のとおり、本発明に係る液晶表示パ
ネルにおいては、第1および第2の透明基板の間に液晶
を封入しておくためシール層の下層側付近にソース線の
検査回路の信号入出力パッドを設け、その表面側をシー
ル層で覆った状態にあることに特徴を有する。従って、
本発明によれば、信号入出力パッドの一部または全体は
シール層の形成領域に形成されるため、液晶表示パネル
の額縁領域に大きな面積を占めないか、あるいは、そこ
に存在しない。それ故、液晶表示パネルの額縁領域、す
なわち、非表示領域を狭小化することができるという効
果を奏する。
【0024】また、シール層内部のギャップ材によって
第1および第2の透明基板のギャップを調整する液晶表
示パネルにおいて、シール層の下層側のうち、信号入出
力パッドの形成領域周囲に、信号入出力パッド表面と同
じ高さの段差補正部、たとえば、信号入出力パッドと同
時形成された配線層などを有する場合には、信号入出力
パッドの形成領域と非形成領域との間の段差が補正され
るので、かかるギャップ材によるギャップ調整が確実に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施例1に係る液晶表示パネ
ルのアクティブマトリクス基板に形成された駆動用信号
線のパッドの配置を示す平面図、(b)は図1(a)の
IV−IV′線における断面図である。
【図2】(a)は本発明の実施例2に係る液晶表示パネ
ルのアクティブマトリクス基板に形成された駆動用信号
線のパッドおよびダミー配線層の配置を示す平面図、
(b)は図2(a)のV−V′線における断面図であ
る。
【図3】本発明の実施例1ないし実施例2に係る液晶表
示パネルおよび従来の液晶表示パネルの全体構成を示す
ブロック図である。
【図4】(a)は図3に示す液晶表示パネルの概略平面
図、(b)は図4(a)のVI−VI′線における断面図で
ある。
【図5】(a)は従来の液晶表示パネルのアクティブマ
トリクス基板に形成された駆動用信号線のパッドの配置
を示す平面図、(b)は図5(a)の VII−VII ′線に
おける断面図である。
【符号の説明】
1,2,11・・・液晶表示パネル 20・・・アクティブマトリクス基板 20a・・・第1の透明基板 21・・画素マトリクス 22・・・ソース線駆動回路 23・・・シフトレジスタ部 24・・・サンプルホールド回路 25・・・ゲート線駆動回路 26,28・・・クロック信号線 30・・・検査回路 31a1 〜31aN ・・・TFT(スイッチング回路) 32a,32b・・・検査用信号線 33a,33b・・・TFT駆動用信号線(駆動用信号
線) 40a・・・第2の透明基板 41・・・シール層 42・・・液晶 CX1 ,CX2 ・・・検査用信号出力パッド TX1 ,TX2 ,12〜14,61,62・・・TFT
駆動用信号入力パッド Video・・・ビデオ信号線 X1 〜XN ・・・ソース線(信号線) Y1 〜YM ・・・ゲート線(走査線)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号線駆動回路側に導電接続する複数の
    信号線および走査線駆動回路側に導電接続する複数の走
    査線が格子状に配置された第1の透明基板と、この透明
    基板に対向する第2の透明基板と、前記第1の透明基板
    の表面側に形成されて前記第1および第2の透明基板の
    間に液晶を封入しておくシール層と、を有する液晶表示
    パネルにおいて、 前記第1の透明基板の表面側には、前記信号線にスイッ
    チング回路を介して接続し、前記信号線に入力された検
    査用信号が前記スイッチング回路を介して出力される検
    査用信号線と、前記スイッチング回路を高インピーダン
    ス状態および低インピーダンス状態に切り換えする駆動
    用信号をそれに入力する駆動用信号線と、を有し、これ
    らの検査用信号線および駆動用信号線のうちの少なくと
    も一方側の信号線が備える信号入出力パッドは、前記第
    1の透明基板の表面側における前記液晶の封入領域の外
    周側に形成され、その表面のうちの少なくとも前記液晶
    側の表面および前記第2の透明基板側の表面が前記シー
    ル層に覆われて前記液晶側および前記第2の透明基板側
    から絶縁分離されていることを特徴とする液晶表示パネ
    ル。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第1の透明基板
    と前記第2の透明基板とのギャップ寸法は前記シール層
    内部のギャップ材によって規定されており、前記シール
    層の形成領域における前記第1の透明基板の表面側のう
    ち、前記信号入出力パッドの形成領域の周囲には、その
    表面と略同等の高さの段差補正部を有することを特徴と
    する液晶表示パネル。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記段差補正部は、
    前記信号入出力パッドと同時形成された配線層であるこ
    とを特徴とする液晶表示パネル。
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