JPH05306311A - グラフト変性共重合体の製造法 - Google Patents

グラフト変性共重合体の製造法

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JPH05306311A
JPH05306311A JP4111730A JP11173092A JPH05306311A JP H05306311 A JPH05306311 A JP H05306311A JP 4111730 A JP4111730 A JP 4111730A JP 11173092 A JP11173092 A JP 11173092A JP H05306311 A JPH05306311 A JP H05306311A
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JP
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copolymer
graft
cyclopentadienyl
zirconium dichloride
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JP4111730A
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Masayuki Tomita
田 雅 之 冨
Hitoshi Futamura
村 均 二
Mitsutoshi Aritomi
富 充 利 有
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Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 C3〜12のα‐オレフィンと下式(I)の環
状オレフィンとからなる不飽和共重合体中100重量部
を、ラジカル重合可能な単量体0.1〜300重量部と
共にラジカル重合条件に付すことからなる、グラフト変
性共重合体の製造法。 【化1】 (R:C2〜5アルキリデン基又はC2〜5のアルケ
ニル基、R:C1〜5の炭化水素基又はH、n:0、
1又は2) 【効果】 α‐オレフィン重合体の優れた特性を損うこ
となく、ラジカル重合性モノマーから形成された高分子
鎖由来の諸性質が付与される。他樹脂との相溶性が良好
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】〔発明の背景〕
【産業上の利用分野】本発明は、α‐オレフィンと特定
の環状オレフィンとからなる不飽和共重合体をラジカル
重合可能な単量体と共にラジカル重合条件に付して得ら
れる、接着性、印刷性、親水性、ポリマーブレンドでの
相溶性等に優れたグラフト変性共重合体の製造法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】α‐オレフィン(本発明では、エチレン
を包含するものとする)の単独重合体やその共重合体
は、廉価であることに加えて、優れた機械的強度、光
沢、透明性、成形性、耐湿性、耐薬品性等を有している
ので、単独で、もしくはポリマーブレンドの一成分とし
て汎用されている。しかしながら、α‐オレフィン重合
体は、分子構造が非極性であるため他物質との親和性に
乏しく、接着性、印刷性、ポリマーブレンドでの相溶性
が著しく劣っている。
【0003】この性質を改善するために、α‐オレフィ
ン重合体へラジカル重合可能な単量体をグラフト重合さ
せて変性重合体を製造する方法が古くから数多く試みら
れてきた。
【0004】しかし、一般にラジカルグラフト法はグラ
フト率やグラフト効率が充分に高くはなく、また多くの
場合、有機もしくは無機過酸化物などのラジカル重合開
始剤が使用されるので、グラフトされるべき幹ポリマー
の分子切断や架橋反応が生じやすい等多くの問題を残し
ている。
【0005】このような点に解決を与えることを目的と
して種々の発明が提案されているが、その中でも本発明
と特に関連の深いと考えられるものとしては、特開昭5
7−98508号公報および特開平2−269110号
公報がある。この発明は、α‐オレフィンと非共役ジエ
ンモノマーとの不飽和共重合体樹脂をその不飽和結合の
反応性を利用して、幹ポリマーの分子切断や架橋を抑え
て単量体のグラフト率を高めたものである。
【0006】しかしながら、その発明で用いられる不飽
和共重合体は、共重合性が必ずしも高くない非共役ジエ
ンモノマーであり、さらにこの不飽和共重合体樹脂への
ラジカルグラフト反応は、単量体のグラフト率、グラフ
ト効率や幹ポリマーの分子切断等の観点で、実用上必ず
しも完成されているとは言い難い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の技
術はそれなりに有用なものであるが、グラフト効率等の
点で十分満足できるものとは言い難たかった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
〔発明の概要〕 <要 旨>本発明は、ポリオレフィンの接着性、印刷
性、親水性、ポリマーブレンドでの相溶性を改善しよう
とするものであって、単量体のグラフト率およびグラフ
ト効率や幹ポリマーの分子切断等の問題ない、α‐オレ
フィンと特定の環状オレフィンとからなる不飽和共重合
体のグラフト変性体の製造法を与えようとするものであ
る。
【0009】すなわち、本発明によるグラフト変性共重
合体の製造法は、炭素数が3〜12のα‐オレフィンと
下記一般式(I)で表わされるアルキリデン基またはア
ルケニル基含有環状オレフィンを共重合させてなる不飽
和共重合体(ただし、該共重合体に占める該環状オレフ
ィンに基づく単位濃度は0.05〜50モル%である)
100重量部を、ラジカル重合可能な単量体0.1〜3
00重量部と共にラジカル重合条件に付して、該アルキ
リデン基またはアルケニル基の炭素・炭素二重結合に該
ラジカル重合可能なモノマーから形成された高分子鎖を
導入することからなること、を特徴とするものである。
【0010】
【化2】 (式中、Rは炭素数が2〜5のアルキリデン基または
炭素数が2〜5のアルケニル基を、Rは炭素数1〜5
の炭化水素基または水素原子を示し、nは0、1または
2である。) <効 果>本発明によるグラフト変性共重合体は、α‐
オレフィン重合体が生得的に有する特性、例えば優れた
機械的強度、透明性、成形性、耐薬品性等を損なうこと
なく、導入されたラジカル重合性単量体に基づく特性、
例えば各種インク、塗料の接着性ないし染色性が付与さ
れたものである。また、本発明による共重合体は、他樹
脂との親和性が高く、ポリマーブレンドにおいて優れた
相溶化効果を発揮する。
【0011】本発明は、基本的には、α‐オレフィンと
環状オレフィンとの不飽和共重合体中の該環状オレフィ
ンに由来するアルキリデン基またはアルケニル基の炭素
・炭素二重結合を利用してグラフト変性して枝重合体鎖
を導入してなるものである。このような本発明の方法に
よって得られた変性共重合体は、グラフト率ないしグラ
フト効率が充分高く、かつ幹ポリマーの分子切断や架橋
反応が満足できるレベルにまで抑えられたものである。 〔発明の具体的説明〕 <<変性すべき不飽和共重合体>> <一般的説明>本発明で使用する不飽和共重合体は、新
規なポリマーで、炭素数3〜12、好ましくは3〜8、
のα‐オレフィンと上式(I)で表わされる特定の環状
オレフィンとの共重合体であって、環状オレフィン
(I)含量が0.05〜50モル%、好ましくは0.1
〜30モル%、のものである。そして一般式(I)で表
される環状オレフィンは共重合体中において、主として
下記一般式(II)で示される構造で共重合していること
が、 1H−NMR、13C−NMRおよびIR分析により
確認されている。
【0012】
【化3】 この不飽和共重合体は、結晶性のものである。結晶性
は、X線解析による結晶化度が10%以上、好ましくは
20%以上、であることによって示される。なお、この
不飽和共重合体は、上記両単量体の合計量に対して15
モル%程度までの少量の共単量体をさらに含んでなって
いてもよい。
【0013】この不飽和共重合体は、それを樹脂といい
うるのに十分な分子量および(または)融点を持つべき
である。分子量は数平均分子量で表わして3,000以
上1,000,000以下、好ましくは5,000以上
500,000以下、更に好ましくは8,000以上、
300,000以下である。あるいは融点は40℃以上
であることが代表的である。 <α‐オレフィン>不飽和共重合体の構成成分の一つで
ある炭素数3〜12、好ましくは3〜8、のα‐オレフ
ィンの例としては、プロピレン、1‐ブテン、1‐ヘキ
セン、3‐メチル‐1‐ブテン、3‐メチル‐1‐ペン
テン、4‐メチル‐1‐ペンテン、3,3‐ジメチル‐
1‐ブテン、4,4‐ジメチル‐1‐ペンテン、3‐メ
チル‐1‐ヘキセン、4‐メチル‐1‐ヘキセン、4,
4‐ジメチル‐1‐ヘキセン、5‐メチル‐1‐ヘキセ
ン、アリルシクロペンタン、アリルシクロヘキサン、ア
リルベンゼン、3‐シクロヘキシル‐1‐ブテン、ビニ
ルシクロプロパン、ビニルシクロヘキサン、2‐ビニル
ビシクロ〔2,2,1〕‐ヘプタンなどを挙げることが
できる。これらのうち好ましい例としては、プロピレ
ン、1‐ブテン、1‐ヘキセン、3‐メチル‐1‐ブテ
ン、3‐メチル‐1‐ペンテン、4‐メチル‐1‐ペン
テン、3‐メチル‐1‐ヘキセンなどを挙げることがで
き、特に、プロピレン、1‐ブテン、3‐メチル‐1‐
ブテン、および4‐メチル‐1‐ペンテンが好ましい。
これらのα‐オレフィンは一種でもよく、また、二種以
上用いてもさしつかえない。特に、α‐オレフィンが1
‐ヘキセンのときは、プロピレン、1‐ブテン、4‐メ
チル‐1‐ペンテン、3‐メチル‐1‐ブテンのうち少
なくとも一種との併用が好ましい。二種以上のα‐オレ
フィンを用いる場合は、該α‐オレフィンが不飽和共重
合体中にランダムに分布していてもよく、あるいはブロ
ック的に分布していてもよい。 <環状オレフィン>本発明で用いられる環状オレフィン
は、下記一般式(I)で表される化合物である。
【0014】
【化4】 (但し、Rは炭素数2〜5のアルキリデン基またはア
ルケニル基を、Rは炭素数1〜5の炭化水素基または
水素原子を、nは0、1または2をそれぞれ示す)R
で表される炭素数2〜5のアルキリデン基としては、=
CH(CH)、=CH(CHCH)、=CH(C
CH、=C(CH、=C(CH
(CHCH)、=C(CHCH等であり、
炭素数2〜5のアルケニル基としては、−CH=C
、−CH−CH=CH、−CH−C(C
)=CH、−CH−CH=CH(CH)、−
CH−CH=C(CH、−CH−CH−C
(CH)=CH、−CH−CH−CH=CH
(CH)等を挙げることができる。
【0015】Rで表される炭素数1〜5の炭化水素基
としては、メチル、エチル、プロピル、ブチル等のアル
キル基を挙げることができる。nは、2までの整数であ
るが、0または1が好ましい。具体的には表1に記載し
た化合物などを挙げることができる。
【0016】
【表1】 <不飽和共重合体製造用触媒>本発明で使用される不飽
和共重合体は、成分(A)および成分(B)からなる触
媒と前記のα‐オレフィンならびに環状オレフィンとを
接触させて重合させることにより製造することができ
る。ここで、「からなる」ということは、成分が挙示の
もの(すなわち、(A)および(B))のみであるとい
うことを意味するのではなく、合目的的な他成分の共存
を排除しない。 <成分(A)> 成分(A)は一般式 Q(C5-a-b )(C5-a-c )MeXY であらわされる遷移金属化合物である。
【0017】ここで、Qは、二つの共役五員環配位子を
架橋する結合性基である。詳しくは、(イ)メチレン
基、エチレン基、イソプロピレン基、フェニルメチルメ
チレン基、ジフェニルメチレン基、シクロヘキシレン基
等の、炭素数1〜3のアルキレン基またはその炭化水素
残基置換体で合計炭素数が炭素数1〜20程度の二価炭
化水素残基、(ロ)シリレン基、ジメチルシリレン基、
フェニルメチルシリレン基、ジフェニルシリレン基、ジ
シリレン基、テトラメチルジシリレン基等の炭素数1〜
20程度の炭化水素残基を置換基として有してもよいモ
ノないしオリゴシリレン基、(ハ)ゲルマニウム、リ
ン、窒素、ホウ素あるいはアルミニウムを含む炭素数1
〜20程度の炭化水素基(具体的には(CHGe
基、(CGe基、(CH)P基、(C
)P基、(C)N基、(C)N基、(C
)B基、(C)B基、(C)B基、
(C)Al基、(CHO)Al基等)等であ
る。好ましくはアルキレン基およびシリレン基である。
aは0または1である。
【0018】(C5-a-b )および(C
5-a-c )であらわす共役五員環配位子は、それぞ
れ別個に定義されているけれども、bおよびcならびに
およびRの定義そのものは同じであるから(詳細
後記)、この二つの共役五員環基は同一でも異なっても
よいことはいうまでもない。この共役五員環基の一つの
具体例は、b=0(あるいはc=0)のシクロペンタジ
エニル基(架橋基Q以外の置換基のない)である。この
共役五員環基がb≠0(あるいはc≠0)であって置換
基を有するものである場合は、R(あるいはR)の
一つの具体例は、炭化水素基(C〜C20、好ましくは
〜C12)であるが、この炭化水素基は一価の基とし
てシクロペンタジエニル基と結合していてもまたこれが
複数個存在するときに、その2個がそれぞれの他端で結
合して、シクロペンタジエニル基の一部と共に環を形成
していてもよい。後者の代表例は、R(あるいは
)が当該シクロペンタジエニル基の二重結合を共有
して縮合六員環を形成しているもの、すなわちこの共役
五員環基がインデニル基またはフルオレニル基であるも
の、である。すなわち、この共役五員環基の代表例は、
置換または非置換の、シクロペンタジエニル基、インデ
ニル基およびフルオレニル基、である。
【0019】RおよびRは、それぞれ、上記のC
〜C20、好ましくはC〜C12、の炭化水素基の外に、
ハロゲン基(たとえば、フッ素、塩素、臭素)、アルコ
キシ基(たとえば、C〜C12のもの)、ケイ素含有炭
化水素基(たとえば、ケイ素原子を−Si−(R
(R)(R)の形で含む炭素数1〜24程度の
基)、リン含有炭化水素基(たとえば、リン原子を−P
−(R)(R)の形で含む炭素数1〜18程度の基)、
窒素含有炭化水素基(たとえば、窒素原子を−N(R)
(R′)の形で含む炭素数1〜18程度の基)あるいは
ホウ素含有炭化水素基(たとえば、ホウ素原子を−B−
(R)(R)の形で含む炭素数1〜18程度の基)であ
る。b(あるいはc)が2以上であってR(あるいは
)が複数個存在するときは、それらは同一でも異な
っていてもよい。
【0020】bおよびcは、aが0のときは0≦b≦
5、0≦c≦5を、aが1の時は0≦b≦4、0≦c≦
4を、満足する整数をあらわす。
【0021】Meはチタン、ジルコニウムおよびハフニ
ウムから選ばれる周期律表IVB族遷移金属、好ましくは
チタンおよびジルコニウム、特に好ましくはジルコニウ
ム、である。
【0022】XおよびYは、各々水素、ハロゲン基、炭
素数1〜20、好ましくは1〜10、の炭化水素基、炭
素数1〜20、好ましくは1〜10、のアルコキシ基、
アミノ基、炭素数1〜20、好ましくは1〜12、のリ
ン含有炭化水素基(具体的には、たとえばジフェニルホ
スフィン基)、あるいは炭素数1〜20、好ましくは1
〜12、のケイ素含有炭化水素基(具体的には、たとえ
ばトリメチルシリル基)である。XとYとは同一でも異
なってもよい。これらのうちハロゲン基、炭化水素基が
好ましい。特にXおよびYがハロゲンであるものが好ま
しい。
【0023】具体的には、(1)ビス(シクロペンタジ
エニル)ジメチルジルコニウム、(2)ビス(シクロペ
ンタジエニル)ジエチルジルコニウム、(3)ビス(シ
クロペンタジエニル)メチルジルコニウムモノクロリ
ド、(4)ビス(シクロペンタジエニル)エチルジルコ
ニウムモノクロリド、(5)ビス(シクロペンタジエニ
ル)メチルジルコニウムモノブロミド、(6)ビス(シ
クロペンタジエニル)メチルジルコニウムモノイオデイ
ド、(7)ビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウム
ジクロリド、(8)ビス(シクロペンタジエニル)ジル
コニウムジブロミド、(9)エチレンビス(シクロペン
タジエニル)ジルコニウムジクロリド、(10)エチレン
ビス(シクロペンタジエニル)メチルジルコニウムモノ
クロリド、(11)エチレンビス(シクロペンタジエニ
ル)ジメチルジルコニウム、(12)メチレンビス(シク
ロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、(13)プ
ロピレンビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジ
クロリド、(14)エチレンビス(インデニル)ジルコニ
ウムジクロリド、(15)エチレンビス(インデニル)ジ
ルコニウムモノクロリドモノハイドライド、(16)エチ
レンビス(インデニル)ジメチルジルコニウム、(17)
エチレンビス(インデニル)ジフェニルジルコニウム、
(18)エチレンビス(インデニル)ジルコニウムジブロ
ミド、(19)エチレンビス(4,5,6,7‐テトラヒ
ドロ‐1‐インデニル)ジメチルジルコニウム、(20)
エチレンビス(4,5,6,7‐テトラヒドロ‐1‐イ
ンデニル)ジルコニウムジクロリド、(21)エチレンビ
ス(4‐メチル‐1‐インデニル)ジルコニウムジクロ
リド、(22)エチレンビス(2,3‐ジメチル‐1‐イ
ンデニル)ジルコニウムジクロリド、(23)ジメチルシ
リルビス(シクロペンタジエニル)ジメチルジルコニウ
ム、(24)ジメチルシリルビス(シクロペンタジエニ
ル)ジルコニウムジクロリド、(25)ジメチルシリルビ
ス(メチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロ
リド、(26)ジメチルシリルビス(ジメチルシクロペン
タジエニル)ジルコニウムジクロリド、(27)ビス(シ
クロペンタジエニル)ジメチルチタニウム、(28)ビス
(シクロペンタジエニル)メチルチタニウムモノクロリ
ド、(29)ビス(シクロペンタジエニル)チタニウムジ
クロリド、(30)エチレンビス(インデニル)チタニウ
ムジクロリド、(31)エチレンビス(4,5,6,7‐
テトラヒドロ‐1‐インデニル)チタニウムジクロリ
ド、(32)メチレンビス(シクロペンタジエニル)チタ
ニウムジクロリド、(33)メチレン(シクロペンタジエ
ニル)(3,4‐ジメチルシクロペンタジエニル)ジル
コニウムジクロリド、(34)メチレン(シクロペンタジ
エニル)(3,4‐ジメチルシクロペンタジエニル)ジ
ルコニウムクロリドヒドリド、(35)メチレン(シクロ
ペンタジエニル)(3,4‐ジメチルシクロペンタジエ
ニル)ジルコニウムジメチル、(36)メチレン(シクロ
ペンタジエニル)(3,4‐ジメチルシクロペンタジエ
ニル)ジルコニウムジフェニル、(37)メチレン(シク
ロペンタジエニル)(トリメチルシクロペンタジエニ
ル)ジルコニウムジクロリド、(38)メチレン(シクロ
ペンタジエニル)(テトラメチルシクロペンタジエニ
ル)ジルコニウムジクロリド、(39)イソプロピリデン
(シクロペンタジエニル)(3,4‐ジメチルシクロペ
ンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、(40)イソプ
ロピリデン(シクロペンタジエニル)(3‐メチルイン
デニル)ジルコニウムジクロリド、(41)イソプロピリ
デン(シクロペンタジエニル)(フルオレニル)ジルコ
ニウムジクロリド、(42)イソプロピリデン(2‐メチ
ルシクロペンタジエニル)(フルオレニル)ジルコニウ
ムジクロリド、(43)イソプロピリデン(2,5‐ジメ
チルシクロペンタジエニル)(3′,4′‐ジメチルシ
クロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、(44)
イソプロピリデン(2,5‐ジメチルシクロペンタジエ
ニル)(フルオレニル)ジルコニウムジクロリド、(4
5)エチレン(シクロペンタジエニル)(3,5‐ジメ
チルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、
(46)エチレン(シクロペンタジエニル)(フルオレニ
ル)ジルコニウムジクロリド、(47)エチレン(2,5
‐ジメチルシクロペンタジエニル)(フルオレニル)ジ
ルコニウムジクロリド、(48)エチレン(2,5‐ジエ
チルシクロペンタジエニル)(フルオレニル)ジルコニ
ウムジクロリド、(49)ジフェニルメチレン(シクロペ
ンタジエニル)(3,4‐ジメチルシクロペンタジエニ
ル)ジルコニウムジクロリド、(50)ジフェニルメチレ
ン(シクロペンタジエニル)(3,4‐ジエチルシクロ
ペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、(51)シク
ロヘキシリデン(シクロペンタジエニル)(フルオレニ
ル)ジルコニウムジクロリド、(52)シクロヘキシリデ
ン(2,5‐ジメチルシクロペンタジエニル)(3′,
4′‐ジメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジ
クロリド、(53)ジメチルシリレン(シクロペンタジエ
ニル)(3,4‐ジメチルシクロペンタジエニル)ジル
コニウムジクロリド、(54)ジメチルシリレン(シクロ
ペンタジエニル)(トリメチルシクロペンタジエニル)
ジルコニウムジクロリド、(55)ジメチルシリレン(シ
クロペンタジエニル)(テトラメチルシクロペンタジエ
ニル)ジルコニウムジクロリド、(56)ジメチルシリレ
ン(シクロペンタジエニル)(3,4‐ジエチルシクロ
ペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、(57)ジメ
チルシリレン(シクロペンタジエニル)(トリエチルシ
クロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、(58)
ジメチルシリレン(シクロペンタジエニル)(テトラエ
チルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、
(59)ジメチルシリレン(シクロペンタジエニル)(フ
ルオレニル)ジルコニウムジクロリド、(60)ジメチル
シリレン(シクロペンタジエニル)(2,7‐ジ‐t‐
ブチルフルオレニル)ジルコニウムジクロリド、(61)
ジメチルシリレン(シクロペンタジエニル)(オクタヒ
ドロフルオレニル)ジルコニウムジクロリド、(62)ジ
メチルシリレン(2‐メチルシクロペンタジエニル)
(フルオレニル)ジルコニウムジクロリド、(63)ジメ
チルシリレン(2,5‐ジメチルシクロペンタジエニ
ル)(フルオレニル)ジルコニウムジクロリド、(64)
ジメチルシリレン(2‐エチルシクロペンタジエニル)
(フルオレニル)ジルコニウムジクロリド、(65)ジメ
チルシリレン(2,5‐ジエチルシクロペンタジエニ
ル)(フルオレニル)ジルコニウムジクロリド、(66)
ジメチルシリレン(2‐メチルシクロペンタジエニル)
(2,7‐ジ‐t‐ブチルフルオレニル)ジルコニウム
ジクロリド、(67)ジメチルシリレン(2,5‐ジメチ
ルシクロペンタジエニル)(2,7‐ジ‐t‐ブチルフ
ルオレニル)ジルコニウムジクロリド、(68)ジメチル
シリレン(2‐エチルシクロペンタジエニル)(2,7
‐ジ‐t‐ブチルフルオレニル)ジルコニウムジクロリ
ド、(69)ジメチルシリレン(ジエチルシクロペンタジ
エニル)(2,7‐ジ‐t‐ブチルフルオレニル)ジル
コニウムジクロリド、(70)ジメチルシリレン(メチル
シクロペンタジエニル)(オクタヒドロフルオレニル)
ジルコニウムジクロリド、(71)ジメチルシリレン(ジ
メチルシクロペンタジエニル)(オクタヒドロフルオレ
ニル)ジルコニウムジクロリド、(72)ジメチルシリレ
ン(エチルシクロペンタジエニル)(オクタヒドロフル
オレニル)ジルコニウムジクロリド、(73)ジメチルシ
リレン(ジエチルシクロペンタジエニル)(オクタヒド
ロフルオレニル)ジルコニウムジクロリド、(74)ジメ
チルゲルマン(シクロペンタジエニル)(フルオレニ
ル)ジルコニウムジクロリド、(75)フェニルアミノ
(シクロペンタジエニル)(フルオレニル)ジルコニウ
ムジクロリド、(76)フェニルアルミノ(シクロペンタ
ジエニル)(フルオレニル)ジルコニウムジクロリド、
などを挙げることができる。 <成分(B)>成分(B)は、アルモキサンである。本
発明で好ましく用いられるものは、下記一般式(III )
または(IV)で表される有機アルミニウム化合物であ
る。
【0024】
【化5】 この一般式において、Rはそれぞれ独立して炭素数1
〜5のアルキル基、例えば、メチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基などであり、特に好ましくはメチル基
であり、mは2以上、好ましくは4以上100以下の整
数である。
【0025】この成分(B)は、一種類のトリアルキル
アルミニウム、または二種類以上のトリアルキルアルミ
ニウムと水との反応により得られる生成物である。具体
的には、(イ)一種類のトリアルキルアルミニウムから
得られるメチルアルモキサン、エチルアルモキサン、プ
ロピルアルモキサン、ブチルアルモキサン、イソブチル
アルモキサン、(ロ)二種類のトリアルキルアルミニウ
ムと水から得られるメチルエチルアルモキサン、メチル
ブチルアルモキサン、メチルイソブチルアルモキサン等
が例示される。これらの中で、特に好ましいのはメチル
アルモキサンである。
【0026】これらのアルモキサンは、各群内および各
群間で複数種併用することも可能であり、また、トリメ
チルアルミニウム、トルエチルアルミニウム、トリイソ
ブチルアルミニウム、ジメチルアルミニウムクロリド等
の他のアルキルアルミニウム化合物と併用することも可
能である。
【0027】これらのアルモキサンは公知の様々な条件
下に調製することができる。具体的には以下の様な方法
が例示できる。 (イ) トリアルキルアルミニウムをトルエン、ベンゼ
ン、エーテル等の適当な有機溶剤を用いて直接水と反応
させる方法、(ロ) トリアルキルアルミニウムと結晶
水を有する塩水和物、例えば硫酸銅、硫酸アルミニウム
の水和物と反応させる方法、(ハ) トリアルキルアル
ミニウムとシリカゲル等に含浸させた水分とを反応させ
る方法、(ニ) トリメチルアルミニウムとトリイソブ
チルアルミニウムを混合し、トルエン、ベンゼン、エー
テル等の適当な有機溶剤を用いて直接水と反応させる方
法、(ホ) トリメチルアルミニウムとトリイソブチル
アルミニウムを混合し、結晶水を有する塩水和物、例え
ば硫酸銅、硫酸アルミニウムの水和物、と加熱反応させ
る方法、(ヘ) シリカゲル等に水分を含浸させ、トリ
イソブチルアルミニウムで処理した後、トリメチルアル
ミニウムで追加処理する方法、(ト) メチルアルモキ
サンおよびイソブチルアルモキサンを公知の方法で合成
し、これら二成分を所定量混合し、加熱反応させる方
法、好ましくは、(イ)の方法である。 <不飽和共重合体の製造>α‐オレフィンと環状オレフ
ィンとの共重合は、通常、炭化水素溶媒中で実施され
る。炭化水素溶媒としては、具体的にはヘキサン、ヘプ
タン、オクタン、デカン、シクロヘキサン、灯油などの
脂肪族炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの
芳香族炭化水素が挙げられる。これらは単独もしくは混
合物として用いることができる。
【0028】重合手法は、懸濁重合法、溶解重合法など
のような液相重合法を用いることができる。重合温度は
−60〜150℃、好ましくは−30〜80℃である。
重合圧力は、一般的には0〜50Kg/cm2 であり、好ま
しくは0〜30Kg/cm2 である。本発明においては共重
合体の分子量調節のために、水素を使用することができ
る。
【0029】共重合において、触媒成分として用いる遷
移金属原子の炭化水素溶媒中の濃度としては、10-5
1ミリグラム原子/リットル、好ましくは10-4〜10
-1ミリグラム原子/リットルである。また、アルモキサ
ンの炭化水素溶媒中の濃度としては、アルミニウム原子
として10-1〜102 ミリグラム原子/リットル、好ま
しくは5×10-1〜5×10ミリグラム原子/リットル
である。重合反応終了後、重合反応液を常法により処理
することにより不飽和オレフィン共重合体が得られる。 <<不飽和重合体のグラフト変性>>本発明では、これ
らの不飽和共重合体をグラフト変性して、枝重合体鎖を
導入する。
【0030】不飽和共重合体にグラフト重合すべき単量
体は、ラジカル機構で単独重合もしくは共重合し得る化
合物である。このような単量体としては、ビニル単量
体、ビニリデン単量体、α,β‐不飽和カルボン酸およ
びその誘導体がある。
【0031】具体的には、例えば(イ)スチレン系単量
体、たとえば、非置換または核および(または)側鎖置
換スチレン(置換基は、ハロゲン、低級アルキル基、ハ
ロ低級アルキル基、その他)、特にスチレン、核置換ス
チレン、たとえばメチルスチレン、ジメチルスチレン、
エチルスチレン、イソプロピルスチレン、クロルスチレ
ン、クロルメチルスチレン、α‐置換スチレン、たとえ
ばα‐メチルスチレン、α‐エチルスチレン、(ロ)ハ
ロゲン化ビニルないしハロゲン化ビニリデン、たとえば
塩化ビニル、臭化ビニル、塩化ビニリデン、臭化ビニリ
デン、(ハ)不飽和ニトリル、たとえばアクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル、(ニ)ビニルエステル、たと
えば酢酸ビニル、(ホ)塩基性ないし含窒素単量体、た
とえばビニルカルバゾール、ビニルピリジン、ビニルピ
ロリドン、(ヘ)不飽和ケトン、たとえばメチルビニル
ケトン、(ト)スチレン以外の芳香族単量体、たとえば
ビニルナフタレン、アリルベンゼン、(チ)共役ジエ
ン、たとえばブタジエン、イソプレン、クロロプレン、
(リ)不飽和カルボン酸およびその誘導体、たとえばア
クリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマール酸、イ
タコン酸、シトラコン酸、ハイミック酸、クロトン酸、
これらのエステル(アルコール成分の炭素数1〜10程
度。グリシジルアルコール、ハロヒドリンおよびエーテ
ルアルコールを包含する)、無水物、金属塩、アミド、
イミド、を挙げることができる。
【0032】これらのうち、スチレン、α‐メチルスチ
レン、塩化ビニル、アクリロニトリル、酢酸ビニル、ア
ルコール成分が炭素数1〜8のアルキル基であるアクリ
ル酸、メタクリル酸、マイレン酸あるいはフマール酸エ
ステル、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリ
レート、アルキル(炭素数1〜8)・グリシジルマレエ
ート、アルキル(炭素数1〜8)・グリシジルフマレー
ト、無水マレイン酸等が好んで用いられる。特には、
(リ)の不飽和カルボン酸およびその誘導体に属するも
のが好んで用いられる。
【0033】これらの単量体は、単独または群内または
群間で二種以上併用して使用される。不飽和カルボン酸
またはその誘導体は、他の単量体と併用されることが多
い。
【0034】単量体の使用量は、不飽和共重合体100
部(重量部。以下同様)に対して、0.1〜300部、
好ましくは1〜200部、特に好ましくは1〜50部、
である。単量体が0.1部未満では本発明による改良効
果がほとんど無く、また、300部超過では不飽和共重
合体樹脂の機械的性質が発揮され難い。 <グラフト変性共重合体の製造>本発明によるグラフト
変性共重合体は、不飽和共重合体を上記のラジカル重合
性単量体と共に従来公知のラジカルグラフト重合条件に
付して製造することができる。例えば、不飽和共重合体
とラジカル重合性単量体の共存下、γ‐線または電子線
等の放射線を照射する方法、不飽和共重合体に放射線を
照射したのちラジカル重合性モノマーを共存させる方
法、溶液状態、溶融状態、分散状態あるいは含浸状態で
不飽和共重合体とラジカル重合性単量体を共存させ、ラ
ジカル重合触媒の存在下または不存在下でグラフト重合
させる方法等は、いずれも本発明に採用することができ
る。ここで含浸状態での重合(含浸重合)とは、不飽和
共重合体をパウダーもしくはペレット状態で水中に分散
させ、その分散した不飽和共重合体に、ラジカル重合触
媒とラジカル重合性単量体を含浸させて行う重合のこと
である。
【0035】これらのうち、好ましいものは、溶液状
態、溶融状態あるいは含浸状態で、不飽和共重合体とラ
ジカル重合性単量体を共存させ、ラジカル重合触媒の存
在下または不存在下で両者をグラフト重合させる方法で
ある。
【0036】上記グラフト重合において使用できる溶媒
としては、(イ)ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳
香族炭化水素系溶媒、(ロ)ペンタン、ヘキサン、ヘプ
タン、オクタン、ノナン、デカン等の脂肪族炭化水素系
溶媒、(ハ)シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、
デカヒドロナフタレン等の脂環族炭化水素系溶媒、
(ニ)クロルベンゼン、ジクロルベンゼン、トリクロル
ベンゼン、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、
テトラクロルエチレン等の塩素化炭化水素系溶媒等を挙
げることができる。これらの溶媒は、使用するラジカル
重合性単量体、重合条件等により適宜選択できる。
【0037】上記グラフト重合においては、無溶媒また
は少量、たとえば不飽和共重合体100重量部当り30
重量部以下の溶媒の存在下に溶融状態で重合を行なうこ
ともできる。
【0038】ラジカル重合触媒としては、ベンゾイルパ
ーオキサイド、t‐ブチルパーオキシベンゾエート、ジ
クミルパーオキサイド、t‐ブチルハイドロパーオキサ
イド、t‐ブチルパーオキシアセテート、ジイソプロピ
ルパーオキシジカルボネート、2,2‐ビス(t‐ブチ
ルパーオキシ)オクタン、メチルエチルケトンパーオキ
サイド、過酸化カリウム、過酸化水素などの有機および
無機過酸化物、α,α′‐アゾビスイソブチロニトリル
などのアゾ化合物、などがある。過酸化物は還元剤と組
合せて、レドックス系として使用することができる。た
とえば過酸化水素と第一鉄塩との組合せなどがある。
【0039】これらのラジカル重合触媒はモノマーや重
合法の種類との関連において適当に選択され、一種また
は二種以上併用することもできる。
【0040】ラジカルグラフト重合反応の温度は、通常
30℃〜350℃、好ましくは50℃〜300℃、の範
囲であり、重合時間は30秒〜50時間、好ましくは3
0秒〜24時間、の範囲である。
【0041】また、ラジカル重合触媒の使用量は、不飽
和共重合体100重量部に対して0〜100重量部、好
ましくは0〜30重量部、の範囲から適宜選択される。
【0042】ラジカル重合性単量体の重合部の分子量調
節が必要なときは、ラジカル重合で通常行われる分子量
調節方法を採用することができる。例えば、重合温度、
ラジカル重合触媒の添加量、単量体の使用量、メルカプ
タン類、2,4‐ジフェニル‐4‐メチル‐1‐ペンテ
ン等の分子量調節剤の添加等によって目的を達成するこ
とができる。 <<グラフト変性共重合体>>本発明でのグラフト共重
合は、「幹」重合体の存在下に、「枝」重合体を与える
べき単量体を重合させることに相当して、理想的な幹‐
枝構造の共重合体の外に、「枝」とならないこの単量体
自身の重合体が副成することがしばしば認められる。従
って、本発明においても「グラフト変性共重合体」はそ
のような副成物を含んだ混合物を包含するものである。
本発明において「ラジカル重合条件に付す」ならびに
「グラフト変性共重合体」と規定する所以である。
【0043】
【実施例】
〔不飽和共重合体製造例−1〕 <エチレンビス(インデニル)ジルコニウムジクロリド
の合成>充分に窒素置換した300mlガラス製フラスコ
に、ビス(インデニル)エタンを5.16gおよびテト
ラヒドロフランを150ml装入し、その後−78℃まで
冷却した。これにAldrich 社製ブチルリチウム25ml
(1.6モル/リットル濃度)を1時間かけ滴下し、還
流温度まで徐々に昇温し、その後2時間還流させた。
【0044】一方、充分に窒素置換した200mlガラス
製フラスコにテトラヒドロフランを100ml装入後、−
78℃まで冷却し、それに四塩化ジルコニウム4.7g
を加え、室温まで徐々に昇温した。この四塩化ジルコニ
ウム溶液を先に用意したビス(インデニル)ジルコニウ
ムのリチウム塩溶液中に、0℃にて一括添加し、その
後、還流温度まで昇温し16時間還流温度にて反応を続
けた。その後、生成した黄色固体をろ別し、その固体を
メタノールで洗浄し、減圧下に乾燥させた。1.9gの
エチレンビス(インデニル)ジルコニウムジクロリドが
得られた。 <アルモキサン>東ソーアクゾ社製メチルアルモキサン
(重合度20)を使用した。 <重合>誘導攪拌式ステンレススチール製の内容積1リ
ットルのオートクレーブを充分乾燥後、乾燥プロピレン
で充分に置換した。精製トルエン500ml及び5‐ビニ
ルビシクロ〔2,2,1〕ヘプト‐2‐エン 1.5ml
をプロピレンガス気流下にこのオートクレーブに入れ、
次にメチルアルモキサンをアルミニウム原子換算で3.
3ミリグラム原子に相当する量、エチレンビス(インデ
ニル)ジルコニウムジクロリドをジルコニウム原子換算
で1.1×10-3ミリグラム原子に相当する量をそれぞ
れこの順にオートクレーブに室温で加え、プロピレンガ
スで5kg/cm2 Gに加圧し、40℃で2時間共重合を行
った。重合後、残存ガスをパージし、重合体溶液を大量
のメタノール中に投入し、重合体を析出させた。
【0045】その後、80℃で減圧乾燥し、乾燥後4
8.4gの共重合体が得られた。単位ジルコニウム当た
りの活性は、22000gポリマー/ミリグラム原子Z
r・hrであった。得られた重合体中の5‐ビニルビシ
クロ〔2,2,1〕ヘプト‐2‐エン含量は13C−NM
R分析の結果0.5モル%、得られた重合体の数平均分
子量(Mn)はポリスチレン換算で29000、重量平
均分子量(Mw)は60900であった。NMRで測定
したタクティシティはmmが92.3%、mrが6.6
%、rrが1.1%であった。これを樹脂Aとする。 〔不飽和共重合体製造例−2〕不飽和共重合体製造例−
1の重合において、表1に示した化合物No. 3の環状オ
レフィンを1.5ml使用した以外は、不飽和共重合体製
造例−1と同じ方法にて共重合を行った。その結果、5
8.9gの共重合体が得られ、26800gポリマー/
ミリグラム原子Zr・hrの重合活性であった。得られ
た重合体のコモノマー含量、Mn、Mw、mm、mr、
rrはそれぞれ0.5モル%、30000、5900
0、93.1%、5.6%、1.3%であった。これを
樹脂Bとする。 〔不飽和共重合体製造例−3〕 <担体付触媒の調製>充分に乾燥し、窒素置換した0.
4リットルのボールミルに12mmのステンレス鋼製ボー
ルを40個充てんし、これにMgClを20g、フタ
ル酸ジクロリドを8.8ミリリットル導入して回転ボー
ルミルで48時間粉砕した。粉砕終了後、ドライボック
ス内で混合粉砕組成物をミルより取り出した。続いて、
充分に窒素置換したフラスコに、粉砕組成物を8.8グ
ラム導入し、さらにn‐ヘプタン25ミリリットルとT
iCl 25ミリリットルを導入して100℃で3時
間反応させた。反応終了後、n‐ヘプタンで充分に洗浄
した。得られた固体成分〔成分(i)〕の一部分をとり出
して組成分析したところ、Ti含量は、3.01重量パ
ーセントであった。
【0046】次に、充分に窒素置換したフラスコに充分
に精製したn‐ヘプタンを50ミリリットル導入し、こ
れに上記で得た成分(i)を5グラム、次いで成分(ii)
として(CHCSi(CH)(OCH
1.1ミリリットル導入し、30℃で2時間接触させ
た。接触終了後、n‐ヘプタンで充分に洗浄して、成分
(A)とした。 <共重合体の製造>容量1リットルのオートクレーブを
プロピレンで置換した後、n‐ヘプタン260mlを仕込
み、トリエチルアルミニウム0.9gおよび前述の方法
で調製した担体付触媒0.16gをこの順で加えた。次
いで水素250Nmlを加えた後、プロピレンを圧入し、
50℃、0.5kg/cm2 G(ゲージ圧)で攪拌した。こ
の間に生成するポリマーは、5.1gであった。この
後、7‐メチル‐1,6‐オクタジエン20mlを追加
し、プロピレンを圧入しながら昇温し、系を65℃、5
kg/cm2 Gに保持して、重合を行なった。n‐ブタノー
ルで触媒を不活性化した後、触媒残渣を水で抽出し遠心
分離により共重合体を回収し、乾燥した。得られた共重
合体パウダーは、153gであり、嵩密度は0.47g
/ccであった。
【0047】この共重合体のMnおよびMwは、それぞ
れ24000および150000であった。また、NM
R分析により、7‐メチル‐1,6‐オクタジエンの含
有量は0.6モル%であり、このジエンモノマーユニッ
トの連鎖はなく、かつ1,2付加構造であることがわか
った。これを樹脂Cとする。 〔実施例−1〕樹脂A10gと無水マレイン酸2gとを
クロロベンゼン200mlに加え、110℃に加熱攪拌し
て溶解させた。この溶液に、クロロベンゼン30mlに溶
解したベンゾイルパーオキサイド1gを2時間かけて滴
下し、110℃で3時間反応を行なった。得られた反応
物を大量の冷アセトンに注いで重合体を析出させて、濾
別洗浄、続いて減圧乾燥させることにより、グラフト共
重合体を得た。
【0048】このグラフト変性重合体の無水マレイン酸
含量は、赤外分光法により0.89mol %であった。こ
のグラフト変性重合体を80メッシュの金網に入れ、沸
とうキシレンで8時間抽出した結果、不溶分は無かっ
た。 〔実施例−2〕樹脂B10gとグリシジルメタクリレー
ト10gとをクロロベンゼン200mlに加え、110℃
に加熱攪拌して溶解させた。この溶液に、クロロベンゼ
ン30mlに溶解したベンゾイルパーオキサイド3gを2
時間かけて滴下し、110℃で3時間反応を行なった。
得られた反応物を大量の冷アセトンに注いで重合体を析
出させて、ろ別洗浄、続いて減圧乾燥させることによ
り、グラフト変性共重合体を得た。
【0049】このグラフト共重合体のグリシジルメタク
リレート含量は、NMR分光法により0.5mol %であ
り、樹脂B中の二重結合はすべて消失していた。 〔実施例−3〕樹脂B44g、メチルアクリレート4.
4gおよびジクミルパーオキサイド0.084gをブラ
ベンダープラストグラフを用いて200℃、60rpm で
10分間溶融混練して、グラフト変性共重合体を得た。
【0050】得られた生成物5gを熱キシレン100ml
に溶解し、大量の冷テトラヒドフランで再沈させ、ろ別
洗浄、次いで減圧乾燥して、精製されたグラフト変性共
重合体を得た。
【0051】赤外分光法により、グラフト変性共重合体
のメチルアクリレート含量は、0.21mol %であるこ
とが判った。 〔実施例−4〕内容量1リットルのオートクレーブ内に
純水495ml、懸濁剤としてリン酸三カルシウム9.9
gおよび懸濁助剤としてドデシルベンゼンスルホン酸ソ
ーダ0.016gを加え、これに単軸抽出機(20mm
φ)を用い、温度230℃でペレット化した樹脂A50
gを加え攪拌して懸濁させた。
【0052】この懸濁液に、ラジカル重合触媒としてt
‐ブチルパーオキシベンゾエート0.1gをスチレン2
5gに溶かした溶液を加えて、攪拌下にオートクレーブ
内の温度を90℃に昇温し、1時間この温度で保持し
て、ラジカル重合触媒を含むスチレンを不飽和共重合体
樹脂ペレット中に含浸させた。次に、オートクレーブ内
の温度を105℃に昇温し、この温度で1時間保持し
て、重合を行い、さらに140℃に昇温し、この温度で
1時間保持して重合を完結させた。
【0053】室温に冷却後、内容物を取り出し、水層の
pHが2.5になるまで硝酸を加え、充分撹拌したの
ち、生成したグラフト変性共重合体樹脂をろ別洗浄、次
いで減圧乾燥した。
【0054】このグラフト変性共重合体樹脂3gを熱キ
シレン100mlに溶解し、大量のメチルエチルケトンで
再沈させ、ろ別洗浄、次いで減圧乾燥して、生成された
グラフト変性共重合体を得た。
【0055】赤外分光法により、グラフト変性共重合体
のスチレン含量は20.5wt%であることが判った。 〔実施例−5〕十分に窒素置換した300mlフラスコに
樹脂A20g、トルエン1ml、無水マレイン酸4gおよ
びジベンゾイルペルオキシド200mgを入れ、窒素下室
温で1時間、100回転/分で攪拌した後、100℃に
昇温し、4時間撹拌下、反応させた。反応後、反応物を
キシレンに溶解させた後、アセトンへ注いで沈殿させ、
濾過乾燥を行なった。
【0056】乾燥したポリマー中の無水マレイン酸含量
をIR分光法にて測定した結果、0.91wt%の無水マ
レイン酸がグラフトされた事がわかった。 〔比較例−1〕実施例−1での樹脂Aを樹脂Cに変えた
以外は実施例−1と全く同じ方法でグラフト変性共重合
体の製造を行なった。その結果、赤外分光法によって測
定した場合の無水マレイン酸含量が0.70mol %であ
るグラフト変性共重合体が得られた。実施例1と同様に
して、グラフト変性共重合体の沸とうキシレン不溶分を
測定したところ、不溶分は3.7重量%であった。 〔比較例−2〕実施例−3での樹脂Bを樹脂Cに変えた
以外は実施例−3と全く同じ方法でグラフト変性共重合
体の製造を行なった。その結果、赤外分光法によって測
定した場合のメチルアクリレート含量が0.13mol %
であるグラフト共重合体が得られた。 〔応用例−1〕実施例−1で得たグラフト変性共重合体
と、ポリプロピレン樹脂(三菱油化(株)製 商品名
「MA8」)と、ポリブチレンテレフタレート(三菱化
成(株)製 商品名「ノバドール5010」)とを表2
に示す組成で、内容積60mlの東洋精機社製のプラスト
ミルにより230℃、6分間180rpm で溶融混練し
た。得られた樹脂組成物を、下記方法によって物性を評
価した。表2は得られた結果を示すものである。 <測定及び評価法> (1)曲げ弾性率 幅25mm、長さ80mmの試験片を切削加工し、JIS
K7203に準拠してインストロン試験機を用いて測定
した。 (2)アイゾッド衝撃強度 長さ31.5mm、幅6.2mm、厚さ3.2mmの試験片を
射出成形し、カスタム・サイエンスティフィック社製ミ
ニマックスアイゾット衝撃試験機CS−138TI型を
用いて、ノッチ有りアイゾット衝撃強度を測定した。
【0057】
【表2】
【0058】
【発明の効果】本発明によるグラフト変性共重合体は、
α‐オレフィン重合体が生得的に有する特性、例えば優
れた機械的強度、透明性、成形性、耐薬品性を損なうこ
となく、導入されたラジカル重合性モノマーに基づく特
性、例えば各種インク、塗料の接着性ないし染色性が付
与されたものであり、また、本発明による共重合体は、
他樹脂との親和性が高く、ポリマーブレンドにおいて優
れた相溶化効果を発揮し、かつグラフト率ないしグラフ
ト効率が高く、幹ポリマーの分子切断や架橋反応が抑ら
れたものであることは、「発明の概要」の項において前
記したところである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炭素数が3〜12のα‐オレフィンと下記
    一般式(I)で表わされるアルキリデン基またはアルケ
    ニル基含有環状オレフィンを共重合させてなる不飽和共
    重合体(ただし、該共重合体に占める該環状オレフィン
    に基づく単位濃度は0.05〜50モル%である)10
    0重量部を、ラジカル重合可能な単量体0.1〜300
    重量部と共にラジカル重合条件に付して、該アルキリデ
    ン基またはアルケニル基の炭素・炭素二重結合に該ラジ
    カル重合可能なモノマーから形成された高分子鎖を導入
    することからなることを特徴とする、グラフト変性共重
    合体の製造法。 【化1】 (式中、Rは炭素数が2〜5のアルキリデン基または
    炭素数が2〜5のアルケニル基を、Rは炭素数1〜5
    の炭化水素基または水素原子を示し、nは0、1または
    2である。)
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