JPH05305902A - 自立袋の箱詰め方法及び装置 - Google Patents

自立袋の箱詰め方法及び装置

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JPH05305902A
JPH05305902A JP12293492A JP12293492A JPH05305902A JP H05305902 A JPH05305902 A JP H05305902A JP 12293492 A JP12293492 A JP 12293492A JP 12293492 A JP12293492 A JP 12293492A JP H05305902 A JPH05305902 A JP H05305902A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軟質自立袋を箱詰めするに際し、箱内の隙間
を低減し、箱詰め効率を向上すること。 【構成】 相対する胴部シート2の上側縁部を接合する
とともに、下側縁部を底部シート3を介して接合してな
る軟質自立袋1を箱8に詰める方法において、複数の自
立袋1をその底部側が上位となる傾斜伏臥姿勢にて積層
し、該自立袋1を該傾斜積層状態で箱8に挿入するよう
にしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は軟質自立袋の箱詰め方法
及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】洗浄液、飲料液等の内溶液を充填するた
めの袋容器として、相対する胴部シートの上側縁部を接
合するとともに、下側縁部を底部シートを介して接合し
てなる軟質自立袋が用いられている。この自立袋は内溶
液を充填させた起立状態で底部シートを平坦状に広く展
開して自立する。
【0003】従来、複数個の小袋を包装箱に挿入し、包
装する技術として、特開昭59-152117 号公報に記載のも
のがある。ここで、小袋は2枚の胴部シートの両側接合
部が突出し、中央部が張り出し、2個の円弧を重ねあわ
せた如くの断面形状である。そこで、従来技術では、小
袋を箱に隙間なく詰めるため、小袋をコンベヤ上にて起
立させた搬送過程で、小袋を起立させたまま搬送方向に
対して所定角度だけ転回させ、かつ小袋の周辺部を互い
に密着、集積させた状態で箱詰めするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
では、小袋の底部周縁部は互いに密着して隙間のない箱
詰めになるものの、小袋の上部胴回りでは互いに密着し
ておらず、多くの隙間が存在している。
【0005】本発明は、軟質自立袋を箱詰めするに際
し、箱内の隙間を低減し、箱詰め効率を向上することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、相対する胴部シートの上側縁部を接合するととも
に、下側縁部を底部シートを介して接合してなる軟質自
立袋を箱に詰める方法において、複数の自立袋をその底
部側が上位となる傾斜伏臥姿勢にて積層し、該自立袋を
該傾斜積層状態で箱に挿入するようにしたものである。
【0007】請求項2に記載の本発明は、相対する胴部
シートの上側縁部を接合するとともに、下側縁部を底部
シートを介して接合してなる軟質自立袋を箱に詰める装
置において、複数の自立袋をその底部側が上位となる傾
斜伏臥姿勢にて積層保持する袋ホルダと、該自立袋を保
持した袋ホルダを略平行に相対移動して該自立袋を傾斜
積層状態で箱に挿入する袋ホルダ挿入手段と、箱に挿入
された該自立袋を起立姿勢にて並置させる状態で該袋ホ
ルダを除去する袋ホルダ除去手段とを有してなるように
したものである。
【0008】請求項3に記載の本発明は、請求項2に記
載の本発明において更に、前記袋ホルダが、相対する側
壁内面に、各自立袋の両側縁部を係入保持するための溝
を多段状に備えてなるようにしたものである。
【0009】請求項4に記載の本発明は、相対する胴部
シートの上側縁部を接合するとともに、下側縁部を底部
シートを介して接合してなる軟質自立袋において、底部
シートが両胴部シートに挟まれる中央部を折り目として
2分され、両底部シートは上記折り目にてそれらの袋外
面部を互い固定的に重合され、該折り目を袋内方に向け
て突状をなすように固定化してなるようにしたものであ
る。
【0010】
【作用】 軟質自立袋をその底部側が上位となる傾斜伏臥姿勢に
て積層する場合には、自立袋内の内溶液を底部側から頭
部側に流動させて底部側厚みを減ずるとともに、頭部側
厚みを膨らませることにて、自立袋の厚みをその高さ方
向で略均一化させることができる。従って、自立袋を上
記傾斜積層状態で箱に挿入することにより、箱に挿入さ
れた複数の自立袋を胴回りの上部ないし下部の全域にお
いて互いに密着させ、袋間の隙間を低減し、箱詰め効率
を向上できる。
【0011】袋ホルダに複数の自立袋をその底部袋側
が上位となる傾斜伏臥姿勢にて積層保持するに際し、袋
ホルダに各自立袋の両側縁部を係入保持するための多段
溝を備えるものとすることができる。これにより、各自
立袋を自軸回りにて回転させて荷崩れや段積不良を招く
ことなく、整然とした前述の傾斜積層状態を確保できる
(図3参照)。従って、上記を確実に実行し、箱詰め
効率の良い整然とした箱詰め状態を得ることができる。
【0012】自立袋の底部シートを中央にて2分し、
両底部シート間に袋内方に向けて突状をなす折り目を設
けるものとすることができる。これにより、自立袋は、
傾斜伏臥状態にて、底部シートが上述の折り目を自然に
袋内方に移行させた折り込み状となって、底部側厚みを
減ずる習性を得ることとなり、袋の厚みをその高さ方向
で迅速に略均一化できる。従って、各自立袋の荷崩れや
段積み不良を招くことなく整然とした前述の傾斜積層状
態を確保できる。即ち、上記を確実に実行し、箱詰め
効率の良い整然とした箱詰め状態を得ることができる。
【0013】
【実施例】図1は本発明が適用された箱詰め装置の一例
を示す模式図、図2は自立袋の積層状態を示す模式図、
図3は袋ホルダを示す模式図、図4は自立袋の本発明例
を示す模式図、図5は自立袋の他の本発明例を示す模式
図、図6は自立袋を扁平化するに必要な好適傾斜伏臥角
範囲を示す線図、図7は自立袋の比較例を示す模式図、
図8は自立袋の他の比較例を示す模式図である。
【0014】自立袋箱詰め装置10は、図1に示す如
く、自立袋充填シール機11に接続配置されるものであ
り、自立袋段積みライン12、自立袋挿入ライン13、
自立袋梱包ライン14とを有し、軟質自立袋1をダンボ
ール箱8に詰めるものである。
【0015】先ず、自立袋1について説明する。自立袋
1は熱接着可能性樹脂層を有する軟質胴部シート2と軟
質底部シート3とからなり、図4に示す如く、相対する
2枚の胴部シート2、2の上端縁部2A同士、左側縁部
2B同士、右側縁部2C同士を熱接着するとともに、一
方の胴部シート2の下端縁部2Dと他方の胴部シート2
の下端縁部2Dのそれぞれに底部シート3の左右の外縁
部3A、3Aのそれぞれを熱接着することにて構成され
たものである。
【0016】従って、自立袋1にあっては、上述の各熱
接着部の内、上端縁部2A同士以外の熱接着部を接着し
た状態で、内容液を充填し、その後上端縁部2A同士を
熱接着し、内容液を封止する。そして、自立袋1は、内
容液が充填された状態で起立せしめられると、底部シー
ト3を平坦状に広く展開して安定自立する。
【0017】本発明の実施において、自立袋1への内容
液の充填率(充填された内容液の容積/自立袋1の最大
拡張時の内容積)は、例えば500ml/900ml である。
【0018】尚、自立袋1にあっては、底部シート3が
両胴部シート2、2に挟まれる中央部を折り目4として
底部シート5、6に2分され、両底部シート5、6は折
り目4にてそれらの袋外面部を互いに熱接着されること
にて固定的に重合され、該折り目4を袋内方に向けて突
状をなすように固定化している(図4(C)参照)。
【0019】従って、自立袋充填シール機11は、上述
の胴部シート2、底部シート3によって自立袋1を製造
するとともに、その製造過程で内容液を充填された自立
袋1を封止し、該自立袋1を搬送具15によりグリップ
して自立袋箱詰め装置10に搬送する。
【0020】自立袋箱詰め装置10による箱詰め方法を
各ライン12ないし14の構成とともに説明する。
【0021】(a) 自立袋段積みライン12 自立袋段積みライン12では、空の袋ホルダ21が供給
され、自立袋供給装置22が自立袋充填シール機11の
出側から取り出した自立袋1を袋ホルダ21に段積みす
る。
【0022】袋ホルダ21は、自立袋供給装置22の供
給位置に配置されたリフトシリンダ装置23の傾斜テー
ブル23A(傾斜角θ)上に載置されて昇降可能とさ
れ、自立袋供給装置22が順次供給する複数の自立袋1
をその底部側が上位となる傾斜伏臥姿勢にて積層保持す
る。
【0023】尚、自立袋供給装置22は、自立袋充填シ
ール機11の出側に到達した自立袋1の下端部をグリッ
プした後、回転(横移動でも可)して該自立袋1を袋ホ
ルダー21の天部開口24及び側部開口25から袋ホル
ダ21内に伏臥状態にて投入する。また、リフトシリン
ダ装置23は、自立袋供給装置22が袋ホルダ21内に
1個の自立袋1を投入する毎に、1ピッチづつ下降でき
る。
【0024】従って、自立袋段積みライン12にあって
は、軟質自立袋1をその底部側が上位となる傾斜伏臥姿
勢にて袋ホルダ21内に積層することにて、自立袋1内
の内容液を底部側から頭部側に流動させて底部側厚みを
減ずるとともに、頭部側厚みをふくらませることにて、
袋1の胴部厚みをその高さ方向で自然に略均等化した扁
平厚み状態とする。(図2(B)、図4(D)参照)。
これにより、袋ホルダ21には、複数の扁平袋1が胴部
扁平面を互いに接する状態で傾斜積層される。これに対
し、軟質自立袋1を水平伏臥姿勢にて袋ホルダ21内に
積層する場合には図2(A)に示す如く、袋1内の内容
液は、水平状態に位置しようとする(特に最下段の
袋)。一方、袋1は底部側が展開状態になる構造のた
め、袋1内の空気は内容液に押され、自由度の高い部
分、即ち底部側に集められる。その結果、袋1は全体的
に底部側が展開した状態となり、略均一な厚さの状態と
ならない。尚、自立袋供給装置22は、袋1の下端部を
グリップし、袋ホルダ21内に投入する際に、袋1の底
部を袋内方へ向けて押すための手段を設け、積極的に袋
1の胴部厚みを略均等化する一助にしても良い。
【0025】自立袋1の胴部厚みtを袋高さ方向で略均
等化した扁平厚み状態を得るために、好適な扁平袋傾斜
伏臥角θは、図6に示す如くにより定める。即ち、自立
袋1の底面から高さh1 、h2 、h3 (自立袋1の袋高
さa=260mm に対し、h1 =40mm、h2 =130mm 、h3
=210mm とした)をなす3位置の各胴部厚みt1 、t2
、t3 を、θの変化とともに測定する。そして、t1
〜t3 が略均等となるθを好適値とする。θの好適値は
20〜30°である。
【0026】このとき、自立袋1は前述の如く、底部シ
ート3を2分した両底部シート5、6間に袋内方に向け
て突状をなす折り目4を備えている。これにより、袋1
は、上述の傾斜伏臥姿勢にて、底部シート5、6が上述
の折り目4を自然に袋内方に移行させて折り込み状とし
底部側厚みを減ずる習性を備えることとなり、該袋1の
胴部厚みをその高さ方向で迅速に略均等化できる。これ
に対し、自立袋1の底部シート3を2分しなかったり
(図7参照)、底部シート3を両底部シート5、6に2
分しても折り目4にてそれら両底部シート5、6の袋内
面部を互いに熱接着する(図8参照)等により、袋内方
に向かって突状をなす折り目4を設けない場合には、袋
1を傾斜伏臥状態としても底部シート3の中央部が自然
に袋内方に移行して折り込み状となることがなく(図7
(B)、図8(B)参照)、底部側厚みを迅速容易には
減じない。
【0027】また、自立袋段積みライン12にあって
は、袋ホルダ21に複数の自立袋1を積層保持するに際
し、袋ホルダ21の相対する側壁内面に、各袋1の両側
縁部を係入保持するための溝21Aを多段状に備えるこ
とができる(図3参照)。図3(A)の袋ホルダ21
は、袋ホルダ21の側壁内面にバー材を固定することに
て溝21Aを形成したものである。また、図3(B)の
袋ホルダ21は、袋ホルダ21の側壁を凹突状に成形す
ることにて溝21Aを形成したものである。これによ
り、各自立袋1は自軸回りにて回転して荷崩れや段積み
不良を生ずることがなく、整然とした前述の傾斜積層状
態を確保できる(図3(C)参照)。これに対し、袋ホ
ルダ21の側壁内面に溝21Aを設けない場合には、各
自立袋1が自軸回りにて回転し荷崩れや段積み不良を招
く虞れがある(図3(D)参照)。
【0028】(b) 自立袋挿入ライン13 自立袋挿入ライン13は、複数の並列的に設置された自
立袋段積みライン12の合流部に接続され、段積みライ
ン12において自立袋1を保持した袋ホルダ21を移載
ロボット30により移載される搬送コンベヤ31を備え
る。搬送コンベヤ31の搬送面は搬送方向に直交する方
向において傾斜角θをなす傾斜面とされており、前述
(a)で形成された袋ホルダ21内における自立袋1の
傾斜積層状態を維持しながら、該袋ホルダ21を搬送可
能としている。
【0029】尚、搬送コンベヤ31をマグネットコンベ
ヤにて構成し、袋ホルダ21を磁性体にて構成すること
が好ましい。
【0030】ここで、上述した移載ロボット30は、2
個の袋ホルダ21を1組として各自立袋段積みライン1
2から自立袋挿入ライン13に移載する。これは、2個
の袋ホルダ21に保持された左右2列の自立袋積層郡を
各箱8に挿入するためである。
【0031】そして、自立袋挿入ライン13は搬送コン
ベヤ31に沿う中間位置の側方に中仕切り挿入シリンダ
装置32を配置している。中仕切り挿入シリンダ装置3
2は、自立袋1内に嵌入されることになる中仕切り7を
バキュームチャック等により吸着し、この中仕切り7を
搬送コンベヤ31上で並置されて前述の1組をなす2個
の袋ホルダ21の側部開口25の側からそれら袋ホルダ
21の間に挿入する。
【0032】また、自立袋挿入ライン13は、搬送コン
ベヤ31に沿う出側1の側方に袋ホルダ挿入シリンダ装
置33を配置している。尚、袋ホルダ挿入シリンダ装置
33に対し搬送コンベヤ31を挟む反対側には、箱8が
横向き開放状態で待機せしめられる。袋ホルダ挿入シリ
ンダ装置33は搬送コンベヤ31上で並置されて前述の
一列をなす2個の袋ホルダ21の反側部開口25側か
ら、それら袋ホルダ21を略平行に(搬送コンベヤ31
の傾斜搬送面に沿う方向に)、搬送コンベヤ31の搬送
方向に直交する方向に横移動させ、自立袋1を前述の傾
斜積層状態のまま袋ホルダ21とともに横向き開放状態
の箱8内に挿入する。
【0033】(c) 自立袋梱包ライン14 自立袋梱包ライン14は自立袋挿入ライン13の出側側
方に接続され、反転ロボット40を備えている。反転ロ
ボット40は、自立袋挿入ライン13において自立袋1
及び袋ホルダ21を挿入された箱8を90°転回し、結果
として箱8内で袋ホルダ21に保持されている自立袋1
を起立させる。
【0034】自立袋梱包ライン14は反転ロボット40
による反転位置の下流側に袋ホルダ除去シリンダ装置4
1を配置している。袋ホルダ除去シリンダ装置41は、
箱8内に挿入されている2個の袋ホルダ21の反側部開
口25側の側部を電磁チャック等により吸着し、それら
袋ホルダ21を箱8から抜き取り除去し、箱8内に中仕
切り7によって仕切られた左右2列の積層郡をなす自立
袋1を残存せしめる。
【0035】自立袋梱包ライン14は袋ホルダ除去シリ
ンダ装置41の下流側に封緘ロボット42を配置してい
る。封緘ロボット42は、中仕切り7及び自立袋1を装
填された上述の箱8を封緘する。
【0036】封緘された箱8は、工場出荷後、販売店等
において、例えば上半部を削除される。これにより、複
数の扁平袋1がそれらの胴部扁平面を互いに接する状態
で箱8の周辺壁間に並置されて起立せしめられ、陳列に
供されることになる。
【0037】次に本実施例の作用について説明する。 軟質自立袋1をその底部側が上位となる傾斜伏臥姿勢
にて積層する場合には、自立袋1内の内溶液を底部側か
ら頭部側に流動させて底部側厚みを減ずるとともに、頭
部側厚みを膨らませることにて、自立袋1の厚みをその
高さ方向で略均一化させることができる。従って、自立
袋1を上記傾斜積層状態で箱8に挿入することにより、
箱8に挿入された複数の自立袋1を胴回りの上部ないし
下部の全域において互いに密着させ、袋間の隙間を低減
し、箱詰め効率を向上できる。
【0038】袋ホルダ21に複数の自立袋1をその底
部袋側が上位となる傾斜伏臥姿勢にて積層保持するに際
し、袋ホルダ21に各自立袋1の両側縁部を係入保持す
るための多段溝21Aを備えるものとすることができ
る。これにより、各自立袋1を自軸回りにて回転させて
荷崩れや段積不良を招くことなく、整然とした前述の傾
斜積層状態を確保できる(図3参照)。従って、上記
を確実に実行し、箱詰め効率の良い整然とした箱詰め状
態を得ることができる。
【0039】自立袋1の底部シート3を中央にて2分
し、両底部シート5、6間に袋内方に向けて突状をなす
折り目4を設けるものとすることができる。これによ
り、自立袋1は、傾斜伏臥状態にて、底部シート3が上
述の折り目4を自然に袋内方に移行させた折り込み状と
なって、底部側厚みを減ずる習性を得ることとなり、袋
1の厚みをその高さ方向で迅速に略均一化できる。従っ
て、各自立袋1の荷崩れや段積み不良を招くことなく整
然とした前述の傾斜積層状態を確保できる。即ち、上記
を確実に実行し、箱詰め効率の良い整然とした箱詰め
状態を得ることができる。
【0040】尚、自立袋1は、底部シート3の中央部を
折り目4として2分し、2分された両底部シート5、6
の折り目4が袋内方に向けて突状をなすように固定化す
る構造として、図4の如くの接着によることなく、図5
に示す如く、両底部シート5、6を上記折り目4にてそ
れらの袋側面部を互いに重合させ、かつV字状クリップ
9を用いてその重合状態を固定化するものとしても良
い。クリップ9は、両底部シート5、6の折り目4にて
それらの袋内面部に接して、それら底部シート5、6を
挟持する。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、軟質自立
袋を箱詰めするに際し、箱内の隙間を低減し、箱詰め効
率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明が適用された箱詰め装置の一例を
示す模式図である。
【図2】図2は自立袋の積層状態を示す模式図である。
【図3】図3は袋ホルダを示す模式図である。
【図4】図4は自立袋の本発明例を示す模式図である。
【図5】図5は自立袋の他の本発明例を示す模式図であ
る。
【図6】図6は自立袋を偏平化するに必要な好適傾斜伏
臥角範囲を示す線図である。
【図7】図7は自立袋の比較例を示す模式図である。
【図8】図8は自立袋の他の比較例を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
1 自立袋 2 胴部シート 3 底部シート 4 折り目 8 箱 21 袋ホルダ 33 袋ホルダ挿入シリンダ装置 41 袋ホルダ除去シリンダ装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対する胴部シートの上側縁部を接合す
    るとともに、下側縁部を底部シートを介して接合してな
    る軟質自立袋を箱に詰める方法において、 複数の自立袋をその底部側が上位となる傾斜伏臥姿勢に
    て積層し、 該自立袋を該傾斜積層状態で箱に挿入することを特徴と
    する自立袋の箱詰め方法。
  2. 【請求項2】 相対する胴部シートの上側縁部を接合す
    るとともに、下側縁部を底部シートを介して接合してな
    る軟質自立袋を箱に詰める装置において、 複数の自立袋をその底部側が上位となる傾斜伏臥姿勢に
    て積層保持する袋ホルダと、 該自立袋を保持した袋ホルダを略平行に相対移動して該
    自立袋を傾斜積層状態で箱に挿入する袋ホルダ挿入手段
    と、 箱に挿入された該自立袋を起立姿勢にて並置させる状態
    で該袋ホルダを除去する袋ホルダ除去手段とを有してな
    ることを特徴とする自立袋の箱詰め装置。
  3. 【請求項3】 前記袋ホルダが、相対する側壁内面に、
    各自立袋の両側縁部を係入保持するための溝を多段状に
    備えてなる請求項2記載の自立袋の箱詰め装置。
  4. 【請求項4】 相対する胴部シートの上側縁部を接合す
    るとともに、下側縁部を底部シートを介して接合してな
    る軟質自立袋において、底部シートが両胴部シートに挟
    まれる中央部を折り目として2分され、両底部シートは
    上記折り目にてそれらの袋外面部を互い固定的に重合さ
    れ、該折り目を袋内方に向けて突状をなすように固定化
    してなることを特徴とする自立袋。
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