JP2017218317A - 搬送装置 - Google Patents

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Kazuhiko Sawada
和彦 澤田
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Abstract

【課題】薬剤を包装した縦長形状の包装品を上下方向に集積した状態で搬送する際、包装品の荷崩れを従来よりも抑制することが可能な搬送装置を得る。
【解決手段】搬送装置50は、分包シート102が載置される底面部52と、分包シート102の長手方向の側面部に所定の間隙を介して対向する一対の側面部53と、を有するバケット51を複数備え、分包シート102は、外周部の一部に熱圧着部101aが形成されたものであり、バケット51の少なくとも一方の側面部53には、分包シート102の熱圧着部101aと対向する範囲の少なくとも一部に、横方向に延設された溝部54を有している。
【選択図】図4

Description

本発明は、薬剤を包装した縦長形状の包装品を上下方向に集積した状態でバケットに保持し搬送する搬送装置に関する。
薬剤を包装した縦長形状の包装品(例えば、複数連の分包シートやスティック状包装体等)を上下方向に集積し、これらの包装品をバンド締めや箱詰めして出荷することが従来より行われている。また、集積した包装品を上記のようにバンド締めや箱詰めする従来の自動包装装置としては、例えば特許文献1に記載のものが提案されている。
詳しくは、特許文献1に記載の薬剤の自動包装装置は、複数連の分包シートを上下方向に集積してバンド締めするものである。この自動包装装置は、四方シール機にて複数連の分包シート(四方シール型の分包シートを複数連結したもの)を製作する。そして、特許文献1に記載の薬剤の自動包装装置は、この分包シートを搬送コンベア上で移送しながら、計量装置及び検査装置によって薬剤の充填量及び異物の混入の有無を検査し、検査に合格した複数連の分包シートを集積機に送る。この集積機では、複数の分包シートが上下方向に集積される。そして、上下方向に集積されたこれらの分包シートは、搬送装置によって、これらの集積された分包シートをバンド締めするバンド装置に送られる。
図11は、従来の搬送装置のバケットを示す側面図である。
図11に示す従来のバケット251は、側面視略コの字形状をしており、上下方向に集積された分包シート102(例えば、四方シール型の分包シートが三連に連結された分包シート)が分包シート102の長手方向(紙面直交方向)に沿って搬入されるものである。このバケット251は、分包シート102が載置される底面部252と、分包シート102の長手方向の側面部に所定の間隙を介して対向する一対の側面部253と、を備えている。従来のバケット251の側面部253における分包シート102との対向面は、フラットな面となっている。
従来の搬送装置のコンベア上には、上記のように構成されたバケット251が、例えば分包シート102の短手方向(図11の白抜き矢印方向)に沿って複数並設されている。そして、従来の搬送装置は、バケット251を図11の白抜き矢印方向にピッチ送り(間欠送り)しながら、バケット251内に集積された分包シート102を搬入し、当該分包シートを次工程(集積された分包シート102をバンド締めするバンド装置、集積された分包シート102を箱詰めする箱詰装置等)に向かって搬出する。
特開2000−6905号公報(図8)
上述のように、従来の搬送装置のバケット251には、上下方向に集積された分包シート102が分包シート102の長手方向(紙面直交方向)に沿って搬入される。このため、バケット251の側面部253間の距離を、分包シート102の短手方向の長さよりも、若干長くする必要がある。つまり、バケット251の側面部253と分包シート102の長手方向の端部との間には、若干の間隙(例えば、1mm〜2mm)が形成されることとなる。このため、例えば図11の白抜き矢印方向にバケット251をピッチ送りした際、移動開始及び停止時の衝撃によって集積された各分包シート102が短手方向にずれ、図12に示すようになってしまうことがある。
図12は、従来の搬送装置のバケットで集積された分包シートを搬送した状態を示す側面図である。
従来のバケット251の側面部253における分包シート102との対向面は、上述のように、フラットな面となっている。このため、バケット251をピッチ送りした際、移動開始及び停止時の衝撃によって集積された各分包シート102が短手方向にずれ、分包シート102の一部が分包シート102と側面部253との間隙に入り込んだりし、集積された分包シート102が荷崩れを起こしてしまう。したがって、従来の搬送装置は、このように荷崩れした分包シート102を次工程のバンド装置や箱詰装置に送ってしまい、次工程においてバンド締めや箱詰めができなくなってしまうという問題点が発生していた。
本発明は、上述のような問題点を解決するためになされたものであり、薬剤を包装した縦長形状の包装品を上下方向に集積した状態で搬送する際、包装品の荷崩れを従来よりも抑制することが可能な搬送装置を得ることを目的とする。
本発明に係る搬送装置は、縦長形状で外周部の一部に熱圧着部が形成されて薬剤を包装した包装品を上下方向に集積した状態でバケットに保持し搬送する搬送装置であって、包装品が載置される底面部と、包装品の長手方向の側面部に所定の間隙を介して対向する一対の側面部と、を有するバケットを複数備え、バケットの少なくとも一方の側面部には、包装品の熱圧着部と対向する範囲の少なくとも一部に、横方向に延設された溝部を有しているものである。
このとき、バケットの両方の側面部に溝部が形成されていてもよい。
また、溝部が、包装品の熱圧着部と対向する範囲の一部に形成されていてもよい。
また、溝部が、包装品の熱圧着部と対向する範囲の全域に形成されていてもよい。
本発明に係る搬送装置のバケットの少なくとも一方の側面部には、包装品の熱圧着部と対向する範囲の少なくとも一部に、横方向に延設された溝部を有している。このため、本発明に係る搬送装置は、バケットをピッチ送りした際の衝撃によって集積された各包装品が短手方向にずれ、包装品が荷崩れしそうになった場合でも、包装品の熱圧着部がバケットの側面部に形成された溝部に引っ掛かり、包装品の荷崩れを従来よりも抑制することができる。
また、バケットの両方の側面部に溝部を形成することにより、包装品の熱圧着部がバケットの側面部の溝部により引っ掛かりやすくなり、包装品の荷崩れをより確実に抑制することができる。
また、溝部を包装品の熱圧着部と対向する範囲の一部に形成することにより、溝部を包装品の熱圧着部と対向する範囲の全域に形成した場合と比べ、本発明に係る搬送装置を安価に製造することができる。
また、溝部を包装品の熱圧着部と対向する範囲の全域に形成することにより、溝部を包装品の熱圧着部と対向する範囲の一部に形成した場合と比べ、包装品の荷崩れをより確実に抑制することができる。
本発明の実施の形態に係る自動包装装置を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態に係る三連包の分包シートを示す平面図である。 本発明の実施の形態に係る搬送装置を示す側面図である。 本発明の実施の形態に係る搬送装置のバケットを示す側面図である。 本発明の実施の形態に係る搬送装置のバケットを示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る搬送装置のバケットで集積された分包シートを搬送した状態を示す側面図である。 本発明の実施の形態に係る搬送装置のバケットの別の一例を示す側面図である。 本発明の実施の形態に係る搬送装置のバケットのさらに別の一例を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係る搬送装置のバケットのさらに別の一例を示す要部拡大図である。 本発明の実施の形態に係る搬送装置で搬送可能な包装品の一例を示す平面図である。 従来の搬送装置のバケットを示す側面図である。 従来の搬送装置のバケットで集積された分包シートを搬送した状態を示す側面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る搬送装置の一例について説明する。
実施の形態.
図1は、本発明の実施の形態に係る自動包装装置を示す概略構成図である。
自動包装装置100は、分包シート101を複数連に連結したもの(本実施の形態では分包シート101を三連に連結した分包シート102)を集積し、集積された分包シート102のバンド締めまでを自動で行う装置である。この自動包装装置100は、四方シール機10、計量装置20、検査装置30、集積装置40、搬送装置50、及びバンド装置60を備えている。なお、本実施の形態では搬送装置50と集積装置40とが1つのユニットとして形成されているが、搬送装置50と集積装置40とを別々のユニットとして形成しても勿論よい。
四方シール機10は、薬剤投入部11及びシートロール部12等を備えている。また、シートロール部12は、一対のロール12a,12bを備えている。一対のロール12a,12bは、外周面に略四角形状に開口した凹部が複数形成されており、ロール12aの凹部とロール12bの凹部が対向するように配置されている。また、ロール12a,12b間には、図示せぬフィルム供給装置から二枚の包装フィルムが供給される。このため、二枚の包装フィルムを加熱されたロール12a,12b間で挟み込みながら、ロール12a,12bを回転させることにより、二枚の包装フィルムは、上記凹部部分を除く範囲が熱圧着されることとなる。つまり、二枚の包装フィルムの熱圧着された範囲が、後述する四方シール型の分包シート101の熱圧着部101aとなり、熱圧着部101aの内周側に形成された空間(上記凹部部分に対応する位置に形成される空間)が、後述する分包シート101の充填空間101bとなる(図2参照)。
薬剤投入部11は、例えば所定量の粉状の薬剤を、間欠的に下方へ落下させるものである。上述のシートロール部12で二枚の包装フィルムを熱圧着する際、充填空間101bの下側、側方及び上側の部分が順次熱圧着されていくこととなる。このため、充填空間101bの下側及び側方が熱圧着された状態、つまり、充填空間101bの上側が熱圧着されていない状態で、薬剤投入部11から薬剤を充填空間101b内に投入することで、充填空間101b内に薬剤を充填することができる。
シートロール部12に包装フィルムを通過させただけでは、充填空間101b内に薬剤が投入された分包シート101が無限に連結された状態となる。四方シール機10は、図示せぬスリット形成装置で各分包シート101間にスリット101cを形成し、図示せぬ切断装置で3つの分包シート101が連結した状態に切断し、図2に示す三連包の分包シート102を形成する。その後、四方シール機10は、分包シート102を次工程に順次送り出していく。
計量装置20及び検査装置30は、四方シール機10と集積装置40とを接続する搬送コンベアの途中部に設けられている。計量装置20は、分包シート102の重量を計測し、充填空間101b内に充填されている薬剤の重量が所定の範囲になっているか否かを検査するものである。検査装置30は、充填空間101b内に異物が混入されていないかを検査するものである。なお、四方シール機10と集積装置40とを接続する搬送コンベアは、計量装置20及び検査装置30の検査で不良と判断された分包シート102を搬送コンベア外へ排出する機能も有している。
集積装置40は、計量装置20及び検査装置30の検査に合格した分包シート102が搬入されるものであり、これらの分包シート102を上下方向に集積するものである。集積装置40は、分包シート102の長手方向に沿って、例えばプッシャー等により集積された分包シート102を搬送装置50のバケットに押し込む。
搬送装置50は、集積された分包シート102を集積装置40から受け取り、次工程のバンド装置60へ集積された分包シート102を受け渡すものである。この搬送装置50は、集積された分包シート102が内部に搬入される複数のバケットと、これらバケットをピッチ送りする搬送機構と、を備えている。つまり、搬送装置50は、バケットを集積装置40の排出口に移動させ、集積装置40から集積された分包シート102がバケット内に搬入されるのを待つ。そして、バケット内に集積された分包シート102が搬入させると、搬送機構によってバケットを分包シート102の短手方向に移動させ、分包シート102が搬入されていないバケットを集積装置40の排出口に移動させる。そして、バケットの当該ピッチ送りを繰り返し、集積された分包シート102を保持するバケットがバンド装置60の搬入口に到達したところで、集積された分包シート102を例えばプッシャー等でバンド装置60に送り出す。なお、搬送装置50の詳細については後述する。
バンド装置60は、搬送装置50で搬送されてきた集積された分包シート102を、例えば樹脂製のバンドでバンド締めするものである。
つづいて、搬送装置50の詳細について説明する。
図3は、本発明の実施の形態に係る搬送装置を示す側面図である。図4は、この搬送装置のバケットを示す側面図である。また、図5は、この搬送装置のバケットを示す斜視図である。なお、図5は、バケットの一部を断面にして示している。
本実施の形態に係る搬送装置50は、集積された分包シート102を保持する複数のバケット51と、これらのバケット51を搬送するコンベア58と、を備えている。
本実施の形態に係るバケット51は、従来のバケット251と同様に、側面視略コの字形状をしており、上下方向に集積された分包シート102が分包シート102の長手方向(図3の紙面直交方向)に沿って搬入されるものである。このバケット51は、従来のバケット251と同様、分包シート102が載置される底面部52と、分包シート102の長手方向の側面部に所定の間隙を介して対向する一対の側面部53と、を備えている。本実施の形態に係るバケット51も、従来のバケット251と同様、分包シート102の長手方向に沿って分包シート102をバケット51内に搬入できるように、バケット51の側面部53間の距離が分包シート102の短手方向の長さよりも若干長くなっている。つまり、バケット51の側面部53と分包シート102の長手方向の端部との間には、若干の間隙(例えば、1mm〜2mm)が形成されている。
しかしながら、本実施の形態に係るバケット51は、従来のバケット251と異なり、側面部53における分包シート102との対向面に、分包シート102の長手方向に延設された断面V字状の複数の溝部54を有している。これらの溝部54は、分包シート102の熱圧着部101aと対向する範囲の一部に形成されている。詳しくは、分包シート102の長手方向と垂直な平面でバケット51を観察した場合(図4)、分包シート102の熱圧着部101aと対向する範囲、つまり、最下段の分包シート102の熱圧着部101aから最下段の分包シート102の熱圧着部101aまでの範囲において、当該範囲の下部には溝部54が形成されておらず、当該範囲の中央部から上部に掛けて溝部54が形成されている。なお、溝部54は分包シート102の長手方向に沿って切れ目なく側面部53に形成されているので、平面視においては、溝部54は分包シート102の熱圧着部101aと対向する範囲の全域に設けられている。
上記のように構成された複数のバケット51は、図3に示すように、分包シート102の短手方向(図3の白抜き矢印方向)に沿って複数並設されている。なお、図3では、コンベア58の一部のみにバケット51が設けられているが、実際には、コンベア58の全周にバケット51が設けられている。つまり、コンベア58を駆動させて、バケット51を図3の白抜き矢印方向にピッチ送りしながら、集積された分包シート102を集積装置40から受け取り、次工程のバンド装置60へ集積された分包シート102を受け渡す。
なお、コンベア58はあくまでも搬送機構の一例を示したものであり、本実施の形態に係る搬送装置50の搬送機構がコンベア58に限定されるものではない。バケット51をピッチ送りできるものであれば搬送機構は特に限定されるものではなく、従来の搬送装置に用いられている種々の搬送機構を採用することができる。
上記のように構成された搬送装置50においても、従来と同様に、集積された分包シート102を搬送するためにバケット51をピッチ送りした際、移動開始及び停止時の衝撃によって、各分包シート102には、分包シート102を短手方向にずらそうとする力が作用する。特に、分包シート102は、当該分包シート102を形成するフィルムが柔らかく、充填された薬剤によって充填空間101a部分のフィルムが曲面状に膨らんでいる。このため、分包シート102は、バケット51の移動開始及び停止時の衝撃によってずれやすく、また、ずれたときの傾きが大きくなりやすい(図12参照)。そして、集積された分包シート102が搬送途中で荷崩れした場合には、バンド装置60で集積された分包シート102をバンド締めできなくなってしまう。また、搬送装置50の次工程が箱詰装置の場合には、集積された分包シート102を箱詰めすることができなくなってしまう。
しかしながら、本実施の形態に係る搬送装置50のバケット51には、側面部53における分包シート102の熱圧着部101aとの対向面に、分包シート102の長手方向に延設された断面V字状の複数の溝部54を有している。このため、図6に示すように、本実施の形態に係る搬送装置50は、バケット51をピッチ送りした際の衝撃によって集積された分包シート102が短手方向にずれ、分包シート102荷崩れしそうになった場合でも、分包シート102の熱圧着部101aが溝部54に引っ掛かり、分包シート102の荷崩れを従来よりも抑制することができる。
なお、本実施の形態では、分包シート102の長手方向と垂直な平面でバケット51を観察した場合(図4に示す観察方向)、分包シート102の熱圧着部101aと対向する範囲、つまり、最下段の分包シート102の熱圧着部101aから最上段の分包シート102の熱圧着部101aまでの範囲の一部のみに溝部54が形成されていた。詳しくは、本実施の形態では、分包シート102の長手方向と垂直な平面でバケット51を観察した場合(図4に示す観察方向)、分包シート102の熱圧着部101aと対向する範囲において、当該範囲の下部には溝部54が形成されておらず、当該範囲の中央部から上部に掛けて溝部54が形成されている構成となっていた。しかしながら、溝部54の形成位置は、上述した位置に限定されるものではない。
図7は、本発明の実施の形態に係る搬送装置のバケットの別の一例を示す側面図である。
例えば図7(a)に示すように、分包シート102の長手方向と垂直な平面でバケット51を観察した状態において、分包シート102の熱圧着部101aと対向する範囲の全域に溝部54を形成してもよい。このように溝部54を形成することにより、分包シート102の熱圧着部101aが溝部54により引っ掛かりやすくなり、集積された分包シート102の荷崩れをより抑制することができる。また例えば、図7(b)に示すように、分包シート102の長手方向と垂直な平面でバケット51を観察した状態において、分包シート102の熱圧着部101aと対向する範囲の一部に溝部54を形成する場合、溝部54が形成されている範囲(最下段の溝部54と最上段の溝部54との間)の一部に、溝部54の形成されていない箇所があってもよい。溝部54の形成されている箇所において分包シート102が傾くことを抑制できるため、集積された分包シート102の荷崩れを抑制できる。
また、本実施の形態では、平面視においては、溝部54は分包シート102の熱圧着部101aと対向する範囲の全域に設けられていた。しかしながら、溝部54の平面視における形成位置は、このような位置に限定されるものではない。上述の説明からわかるように、分包シート102の熱圧着部101aが溝部54に引っ掛かることができれば、集積された分包シート102の荷崩れを防止することができる。このため、以下の図8に示すように溝部54を形成してもよい。
図8は、本発明の実施の形態に係る搬送装置のバケットのさらに別の一例を示す平面図である。この図8は、側面部53が溝部54の位置の断面になっている。
例えば、図8に示すように、熱圧着部101aの角部等、平面視において熱圧着部101aの一部と対向する範囲のみに、溝部54を形成してもよい。
また、本実施の形態では、溝部54の断面形状をV字状に形成したが、溝部54の断面形状もこの形状に限定されるものではない。上述の説明からわかるように、分包シート102の熱圧着部101aが溝部54に引っ掛かることができれば、集積された分包シート102の荷崩れを防止することができる。このため、溝部54の断面形状を以下の図9に示すように形成してもよい。
図9は、本発明の実施の形態に係る搬送装置のバケットのさらに別の一例を示す要部拡大図である。この図9は、バケット51の側面部53の溝部54近傍を示す側面図である。
例えば、溝部54の断面形状を、図9(a)に示すような四角形状にしてもよいし、図9(b)に示すような円弧形状にしてもよい。
また、本実施の形態では、四方シール型の分包シート101を複数連に連ねた分包シート102について説明したが、本実施の形態に係る搬送装置50が実装可能な包装品は分包シート102に限定されるものではない。外周部の一部に引っ掛かり部となる熱圧着部が形成されている包装品であれば、本実施の形態に係る搬送装置50は、上下方向に集積された包装品を荷崩れさせずに搬送することが可能である。
図10は、本発明の実施の形態に係る搬送装置で搬送可能な包装品の一例を示す平面図である。なお、図10に示す添え字「a」は熱圧着部を示しており、図10に示す添え字「b」は薬剤の充填空間を示している。
例えば、図10(a)のような、三方シール型の分包シートが連結された分包シート103を搬送装置50で搬送してもよい。また例えば、図10(b)に示すような、スティック状包装体104を搬送装置50で搬送してもよい。分包シート103やスティック状包装体104も、充填空間103b,104bが曲面状に膨らんだ形状になっており、集積した状態で搬送した際に荷崩れしやすいものである。このような包装品を本実施の形態に係る搬送装置50で搬送することは、非常に有用である。
また例えば、図10(c)に示すような、PTPシート105を搬送装置50で搬送してもよい。PTPシート105は、分包シート等に比べて剛性があり、且つ、充填空間105bの突出面の裏面(集積状態において下面部又は上面部となる面)が平坦になっている。このため、PTPシート105は、分包シート等に比べ、集積した状態で搬送した際に荷崩れが発生しづらい。しかしながら、PTPシート105を集積した状態で搬送する場合には荷崩れが発生しない、とは言い切れない。このため、本実施の形態に係る搬送装置50において上下方向に集積されたPTPシート105を搬送することは、有用なことである。
また、本実施の形態では、隣接する溝部54間のピッチ距離については特に言及しなかったが、隣接する溝部54間のピッチ距離は任意である。分包シート102の熱圧着部101aが溝部54に引っ掛かることができれば、集積された分包シート102の荷崩れを防止することができる。このため、本実施の形態に係る搬送装置50は、搬送する包装品によってバケット51を交換する必要がなく、つまり、バケット51をアタッチメント化する必要がなく、品種替え時間が従来よりも増加するといったことも生じない。
また、本実施の形態では、バケット51の両側の側面部53に溝部54を形成したが、一方の側面部53のみに溝部54を形成してもよい。例えば、バケット51の移動開始時における加速度と、バケット51の停止時における減速度(進行方向と反対方向に作用する加速度)が異なる場合等、一方の側面部53側にばかり包装品が荷崩れする場合がある。このような場合、包装品が荷崩れする側の側面部53のみに溝部54を形成しても、包装品の荷崩れを抑制することができる。
また、本実施の形態では、包装品の短手方向にバケット51を移動させる(所謂、横送り型の)搬送装置50について説明した。これに限らず、本実施の形態で示したバケット51を、包装品の長手方向にバケット51を移動させる(所謂、縦送り型の)搬送装置に用いてもよい。縦送り型の搬送装置で上下方向に集積した包装品を搬送する場合にも、移動開始及び停止時には包装品に衝撃がかかる。この際、包装品は、接触長さの少ない短手方向に荷崩れしようとする。このような場合でも、本実施の形態に係るバケット51を用いることにより、包装品の熱圧着部が溝部54に引っ掛かることにより、集積された包装品の荷崩れを抑制することができる。
10 四方シール機、11 薬剤投入部、12 シートロール部、12a ロール、12b ロール、20 計量装置、30 検査装置、40 集積装置、50 搬送装置、51 バケット、52 底面部、53 側面部、54 溝部、58 コンベア、60 バンド装置、100 自動包装装置、101 分包シート(四方シール型)、101a 熱圧着部、101b 充填空間、101c スリット、102 分包シート(分包シート101が三連に連なった状態)、103 分包シート(三方シール型)、103a 熱圧着部、103b 充填空間、104 スティック状包装体、104a 熱圧着部、104b 充填空間、105 PTPシート、105a 熱圧着部、105b 充填空間、251 バケット(従来)、252 底面部(従来)、253 側面部(従来)。

Claims (4)

  1. 縦長形状で外周部の一部に熱圧着部が形成されて薬剤を包装した包装品を上下方向に集積した状態でバケットに保持し搬送する搬送装置であって、
    前記包装品が載置される底面部と、前記包装品の長手方向の側面部に所定の間隙を介して対向する一対の側面部と、を有するバケットを複数備え、
    前記バケットの少なくとも一方の前記側面部には、前記包装品の前記熱圧着部と対向する範囲の少なくとも一部に、横方向に延設された溝部を有していることを特徴とする搬送装置。
  2. 前記バケットの両方の前記側面部に前記溝部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記溝部は、前記包装品の前記熱圧着部と対向する範囲の一部に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の搬送装置。
  4. 前記溝部は、前記包装品の前記熱圧着部と対向する範囲の全域に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の搬送装置。
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