JP6823234B2 - 包装シート製造装置 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には包装シートの一構成例が開示され、特許文献2には、包装シートを製造する包装機械の一構成例が開示されている。
他方、シートの凹部に分注される原料が低粘性液の場合、低粘性液の液面が変動しやすいため、シートの取り扱いに特別な配慮が必要となる。また、このような特別な配慮を不要とするためには、深底の凹部を形成したり、凹部の容積に比べて原料液の充填量を低く抑える、等の対策が必要となる。
複数の凹部が形成されたシートを一枚ずつ搬送するためのコンベアと、
前記シートの搬送面を含む前記コンベアの一部を囲って冷却空間を形成し、前記シートを予冷するための一次冷却室と、
前記一次冷却室より搬送方向下流側の前記搬送面に設けられ前記複数の凹部の各々に薬液を注入するための分注部と、
前記分注部より前記搬送方向下流側の前記搬送面を含む前記コンベアの一部を囲って冷却空間を形成し、前記分注部で前記複数の凹部に注入された前記薬液の少なくとも表層を凍結させるための二次冷却室と、
前記一次冷却室及び前記二次冷却室の前記冷却空間を冷却する冷却部と、
前記二次冷却室において冷却された前記複数の凹部内の前記薬液を凍結乾燥する凍結乾燥部と、
前記コンベアの搬送面に設けられ、前記薬液が凍結乾燥された前記シートの上面に蓋フィルムを被覆して前記複数の前記凹部を密封するための蓋フィルム被覆部と、
を含む。
二次冷却室で凹部に注入された薬液の少なくとも表層を凍結させることで、以後の工程において、凹部からの液体のこぼれを抑制できる。従って、シートの取り扱いが容易になり、凍結乾燥剤の包装品を安定的に生産することができる。
また、シートを複数の処理部にコンベアで搬送しながら、包装シートを製造できるため、包装シートの製造効率を向上できる。
ここで、「極低温」とは、例えば、−120℃〜−70℃の温度を言う。
なお、複数の凹部に注入される液体の容量が微小の場合は、該凹部に注入された液体の全量を凍結させるようにしてもよく、全量を凍結しても冷却部の消費動力の増加を抑制できる。
複数の凹部が形成されたシートを一枚ずつ搬送するためのコンベアと、
前記シートの搬送面を含む前記コンベアの一部を囲って冷却空間を形成し、前記シートを予冷するための冷却室と、
前記冷却室の前記冷却空間を極低温に冷却するための冷却部と、
前記冷却室より前記搬送方向下流側の前記搬送面に設けられ、前記複数の凹部の各々に薬液を注入し前記シートが保有する冷熱によって前記薬液の少なくとも表層を凍結させるための分注部と、
前記分注部において少なくとも表層が凍結された前記複数の凹部内の前記薬液を凍結乾燥する凍結乾燥部と、
前記コンベアの搬送面に設けられ、前記薬液が凍結乾燥された前記シートの上面に蓋フィルムを被覆して前記複数の前記凹部を密封するための蓋フィルム被覆部と、
を含む。
また、冷却室でコンベアの搬送面及びシート状物品は極低温に冷却されるため、分注後の薬液の表層を凍結可能な冷熱を保有できると共に、冷却部の所要動力は液体の表層を凍結するだけの動力で済む。
また、シートを複数の処理部にコンベアで搬送しながら、包装シートを製造できるため、包装シートの製造効率を向上できる。
なお、シートに形成される複数の凹部に注入される液体の容量が微小な場合は、凹部に注入された液体の全量を凍結させてもよい。凹部の容積が微小な場合、全量凍結しても冷却部の消費動力の増加を抑えることができる。
前記蓋フィルム被覆部は、
ロール状に巻かれた前記蓋フィルムを前記シートの一枚分ごと送り出すローラと、
前記ローラから送り出された前記蓋フィルムを前記コンベア上の前記シートの上方に引き出すクランパと、
前記蓋フィルムと前記シートを挟み込んでシールするシーラと、
前記シール後に、送り出された前記蓋フィルムを前記ローラの手前で切断するカッタと、
を備える。
上記(3)の構成によれば、コンベアで搬送される複数のシートの各々に対して蓋フィルムを効率良く被覆できると共に、蓋フィルム被覆部をコンベア周囲の限られたスペースにコンパクトに配置できる。
前記コンベアの前記蓋フィルム被覆部より前記搬送方向下流側に設けられ、前記蓋フィルムが被覆された前記シートを、設定された切断線に沿って切断するためのシート切断部を含む。
上記(4)の構成によれば、上記シート切断部によって1枚のシートから複数の包装シートを得ることができる。
前記シートが、少なくともその外周縁を枠体によって挟持されたシート状物品として前記コンベアで搬送される。
上記(5)の構成によれば、上記シートを上記枠体に支持させ、剛性が付与された上記シート状物品として搬送することで、安定したシートの搬送を行うことができる。
前記コンベアの搬送面より下方から前記搬送面より上方に突出して前記搬送面を搬送されるシート状物品を停止可能なストッパと、
前記ストッパによって前記搬送面上に停止する前記シート状物品の停止位置に設けられ、前記搬送面より下方から上昇して停止した前記シート状物品を前記搬送面から持ち上げ可能なリフタと、
前記停止位置で前記コンベアの上方に向かって突出可能に設けられ、前記リフタによって前記搬送面から持ち上げられた前記シート状物品をその高さで支持可能なハンガと、
前記ストッパを前記搬送面より上方へ突出させ前記コンベアで搬送される前記シート状物品を停止させる第1停止動作と、前記リフタを前記搬送面より上昇させて前記シート状物品を前記ハンガによって支持される高さまで持ち上げる第1リフト動作と、前記ハンガを前記コンベアヘ向かって突出させ、前記シート状物品を支持させる第1支持動作と、を複数の前記シート状物品に対して順次行うことで、前記複数のシート状物品を上下方向へ段積みする制御部と、
を備える。
また、上記ストッパ、上記リフタ及び上記ハンガは、夫々一方向の往復動作のみを行えばよいため、これらの動作制御を簡素化でき、これらの駆動部及び上記制御部の構成を低コスト化できる。
シートの複数の凹部の各々に注入された薬液を上記凍結乾燥部で凍結乾燥機に段積みして収納する場合、上記段積み装置を用いることで、段積み作業を自動化できるため、包装シートの製造に要する時間を短縮できる。
前記制御部は、
前記ストッパを前記搬送面より上方へ突出させ、前記搬送面上で前記停止位置に段積みされた前記複数のシート状物品を停止させる第2停止動作と、前記リフタを前記搬送面より上方へ上昇させ、下から2番目の前記シート状物品が前記ハンガによって支持される高さとなるように前記複数のシート状物品を前記搬送面から持ち上げる第2リフト動作と、前記下から2番目のシート状物品を前記ハンガにより支持させる第2支持動作と、前記リフタ及び前記ストッパを前記搬送面より下方へ下降させて最下段の前記シート状物品のみを前記搬送面に降ろし搬送する下降搬送動作と、
を複数回行うことで、段積みされた前記複数のシート状物品を1個ずつ前記コンベアで前記搬送方向へ搬送させるものである。
前記コンベアは、前記搬送方向と交差する方向で互いに間隔を有して配置され前記搬送方向に延設される一対の搬送体で構成され、
前記ストッパは、前記一対の搬送体の間に配置される。
上記(8)の構成によれば、搬送されるシート状物品の下方であって、かつ上記一対の搬送体の間に形成されるスペースを利用して上記ストッパを配置できるので、段積み装置をコンパクト化できる。
なお、ここでは、搬送方向と交差する方向のうち、例えば、搬送方向と直交する方向を、ここでは「コンベア幅方向」と言う。
前記リフタは、前記搬送方向と交差する方向で互いに間隔を有して上下動可能に設けられ前記搬送方向に沿って配置された一対の板状体を含む。
上記(9)の構成によれば、上記一対の板状体を搬送方向に沿って配置するため、コンベア幅方向のスペースを要しない。そのため、段積み装置をコンパクト化できる。
前記ハンガは、前記コンベアの両側に設けられ前記コンベアの上方に向かって進退可能であり、前記シート状物品を下方から支持可能な一対の受け部を含む。
上記(10)の構成によれば、上記受け部はコンベアの両側でコンベアの上方に向かって進退可能であり、上記第1支持動作又は上記第2支持動作以外の時に、搬送面から離れた位置に待機できるので、シート状物品の搬送に障害とならない。
前記シート状物品の下面であって前記搬送方向両端部の間に、前記一対の受け部が挿入可能な凹部が形成される。
上記(11)の構成によれば、シート状物品の下面に上記凹部が形成されるため、上記第1支持動作及び上記第2支持動作のときに、上記一対の受け部を上記凹部に挿入することで、シート状物品を持ち上げ位置から落とすことなく確実に保持できる。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一つの構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
一次冷却室16でシート14は予冷され、分注室18で凹部14aに薬液が注入され、二次冷却室20で凹部14aに注入された薬液の少なくとも表層が凍結される。
二次冷却室20で凹部14aに注入された薬液の少なくとも表層を凍結させることで、以後の工程において、凹部14aからの薬液のこぼれを抑制できる。従って、シート14の取り扱いが容易になり、凍結乾燥剤の包装品を安定的に生産することができる。
また、シート14を複数の処理部にコンベア12で搬送しながら、包装シート28を製造できるため、包装シート28の製造効率を向上できる。
ここで、「極低温」とは、例えば、−120℃〜−70℃の温度を言う。
なお、複数の凹部14aに注入される液体の容量が微小の場合は、凹部14aに注入された薬液の全量を凍結させるようにしてもよく、薬液の全量を凍結しても冷凍機22の消費動力の増加を抑制できる。
一実施形態では、分注室18で分注機32から複数の凹部14aの各々に薬液が注入される。
一実施形態では、冷凍機22から冷媒又はブラインが二次冷却室20内に設けられたクーラ(不図示)に循環し、このクーラによって二次冷却室内が冷却される。二次冷却室20と一次冷却室16とは配管34で連通し、二次冷却室内の冷気は配管34を介して一次冷却室16に送られ、一次冷却室内を冷却する。
分注室18は、搬送面12aに設けられ、複数の凹部14aの各々に薬液を注入しシート14が保有する冷熱によって薬液の少なくとも表層を凍結させる。
また、冷却室30でシート14は極低温に冷却されるため、分注後の薬液の表層を凍結可能な冷熱を保有できると共に、冷凍機22の所要動力は薬液の表層を凍結するだけの動力で済む。また、シート14を複数の処理部にコンベア12で搬送しながら、包装シート28を製造できるため、包装シート28の製造効率を向上できる。
シート14を枠体36(36a、36b)に支持させ、枠体36によって剛性が付与されたシート状物品38として搬送することで、安定したシート14の搬送を行うことができる。
段積み装置40は、図3に示すように、搬送面12aより下方から搬送面12aの上方へ突出可能なストッパ42を備える。ストッパ42は搬送面12aより下方の待機位置から搬送面12aより上方へ突出することでコンベア12で搬送されるシート状物品38を停止させることができる。
ハンガ46は上記停止位置で搬送面12aからコンベア幅方向に離れた位置に配置され、コンベア12の上方空間へ向かって突出可能に設けられる。ハンガ46は、リフタ44によって搬送面12aから持ち上げられたシート状物品38に接近し、その高さで支持する。
なお、ストッパ42及びリフタ44の待機位置は搬送面12aより下方の位置であり、ハンガ46の待機位置は搬送面12aの上方からコンベア幅方向へ退避した位置である。
次に、リフタ44を搬送面12aより下方の待機位置から搬送面12aより上方へ上昇させてシート状物品38をハンガ46によって支持される高さまで持ち上げる(第1リフト動作S12)。
次に、ハンガ46を待機位置からコンベア12の上方位置ヘ向かって突出させ、搬送面12aから持ち上げられたシート状物品38をその高さで支持させる(第1支持動作S14)。
上記動作S10からS14をn個(n≧2)のシート状物品38に対して順次行うことで、搬送面12aでn個のシート状物品38を上下方向へ段積みできる。
また、ストッパ42、リフタ44及びハンガ46は、夫々一方向の往復動作のみを行えばよいため、これらの動作制御を簡素化でき、これらの駆動部及び制御部50の構成を低コスト化できる。例えば、ハンガ46はコンベア幅方向に沿って往復動する動きだけ行い、上下方向へ動く必要がないため、ハンガ46の動作制御を簡素化できる。
段積み装置40を備えることで、凍結乾燥機24にシート状物品38を段積みして収納できる。
凍結乾燥機24の下流側に設けられた段積み装置40の制御部50は、ストッパ駆動部52、リフタ駆動部54及びハンガ駆動部56を制御し、ストッパ42、リフタ44及びハンガ46に以下の動作(段バラシ)を行わせる。
即ち、図6に示すように、まず、ストッパ42を稼働中のコンベア12の搬送面12aより下方の位置から搬送面12aより上方の位置へ突出させ、搬送面12a上で上下方向に段積みされたn個(n≧2)のシート状物品38を停止させる(第2停止動作S20)。
次に、下から2番目のシート状物品38をハンガ46に支持させる(第2支持動作S24)。
さらに、ストッパ42及びリフタ44を搬送面12aより下方位置へ下降させて最下段のシート状物品38のみを搬送面12aに降ろし、コンベア12によって搬送する(下降搬送動作S26)。
上記動作S20からS26までをn回行うことで、段積みされたn個のシート状物品38を1個ずつコンベア12で搬送方向(図1中矢印a方向)へ搬送させる。
上記構成によれば、搬送されるシート状物品38の下方であって、かつ一対の搬送体48a及び48bの間に形成されるスペースを利用してストッパ42を配置できるので、段積み装置40をコンパクト化できる。
一実施形態では、図3に示すように、ストッパ42は、シート状物品38の搬送方向長さ分の間隔で搬送方向に配置された2個の板状体で構成される。これらの板状体は長辺がコンベア幅方向に沿うように配置される。ストッパ42を上記2個の板状体で構成することでコンパクト化でき、ストッパ駆動部52は、上記2個の板状体を上下方向のみに往復動させるだけの簡単な動作をさせればよいので低コスト化できる。
上記構成によれば、リフタ44は一対の板状体44a及び44bで構成されるので、コンベア幅方向の配置スペースを縮小できる。そのため、段積み装置40をコンパクト化できる。
上記構成によれば、受け部60は、第1支持動作S14及び第2支持動作S24以外の時に、搬送面12aの上方からコンベア幅方向に退避した位置にあるため、搬送面12aにおけるシート状物品38の搬送に障害とならない。
一実施形態では、受け部60はL形断面を有し、シート状物品38に当接するための平坦な前面を有する当て部64aと、シート状物品38の下部枠体36(36b)の下面に形成された凹部66aに挿入されてシート状物品38を支持する支持部64bとを有する。
このように、当て部64aをコンベア幅方向両側からシート状物品38の側面に当て、支持部64bでシート状物品38を支持するので、シート状物品38をコンベア上方の措定位置に確実に保持できる。
これによって、第1支持動作S14及び第2支持動作S24のときに、受け部60を凹部66aに挿入することで、シート状物品38をコンベア上方位置に確実に保持できる。
上記構成によれば、コンベア12の搬送面12aが凹部66bに進入した状態でシート状物品38が搬送されるので、搬送中シート状物品38が搬送面12aから落下するのを防止できる。
好ましくは、図3に示すように、凹部66bは搬送面12aが凹部66bに進入可能となるために下部枠体36(36b)の下面でコンベア幅方向のほぼ全域に形成される。こうして、搬送面12aだけでなく、リフタ44を構成する一対の板状体44a及び44bも凹部66bに挿入可能にすれば、第1リフト動作S12及び第2リフト動作S22のときに、シート状物品38の落下を確実に防止できる。
その後、図7(B)に示すように、停止位置に停止したシート状物品38は、一対の板状体44a及び44bが搬送面12aより上方へ上昇することで、上方に支持された下段のシート状物品38に接する位置まで持ち上げられる。
次に、図7(C)に示すように、一対の受け部60がコンベア幅方向でシート状物品38から離れる方向へ移動する。
次に、図7(D)に示すように、最下段のシート状物品38が受け部60によって支持される高さまで一対の板状体44a及び44bによって上昇する。
図5(A)から図5(E)までの工程をn回繰り返すことで、図5(F)に示すように、n個のシート状物品38の段積み作業を行うことができる。
上記構成によれば、シート状物品38を複数の処理部にコンベア12で搬送しながら、包装シート28を製造できるため、包装シート28の製造効率を向上できる。
シート14に接着された蓋フィルムfは、カッタ78によってシート14の長さに見合う長さ切断される。
これによって、コンベア12で搬送される複数のシート14の各々に対して蓋フィルムfを効率良く被覆できると共に、蓋フィルム被覆部70をコンベア周囲の限られたスペースにコンパクトに配置できる。
図9(A)は、ローラ72から引き出された帯状の蓋フィルムfをクランパ74でシート状物品38の上方へ引き出す時の状態を示し、図9(B)は、シート状物品38の上方へ引き出された帯状の蓋フィルムfをカッタ78で切断すると共に、上盤80が下降してシート14の上面に蓋フィルムfを接着する時の状態を示す。
これに対して、蓋フィルムfが搬送方向と交差する方向へ引き出される場合、コンベア12が動いている状態での蓋フィルムfの接着は容易ではない。
一実施形態では、クランパ74によってシート状物品38の上方に引き出された蓋フィルムfの下方であってカッタ78が下降する側にカッタ受け台86が設けられる。カッタ78をカッタ受け台86で受けることで、帯状の蓋フィルムfの切断を確実に行うことができる。
シート切断部90によって1枚のシート14から複数の包装シート28を得ることができる。
シート切断部90を備えることで、1枚のシート14から複数の包装シート28を得ることができる。
他方、コンベア12の下方には上面にメス型カット部102が固定された切断ジグ100が配置される。蓋フィルム押え96とメス型カット部102とは、上面視で重なり合う位置に配置される。オス型カット部92とメス型カット部102との切断面は、上面視で互いに摺接する位置に配置される。
また、コンベア12とは別に、シート14から切断された複数の包装シート28を取り出す搬出コンベア104が設けられる。
吸着パッド94は包装シート28を吸着しながら下降し、搬出コンベア104の上方で包装シート28は吸着パッド94から外れて搬出コンベア104に落下し、矢印b方向へ搬送されて製品として取り出される。
図12及び図13に示すように、ミシン目カット部110(110A、110B)は、コンベア12で搬送されるシート状物品38に対して、シート状物品38を挟むように、上方にミシン目カッタ112(112a、112b)が設けられ、下方にカッタ受け台114(114a、114b)が設けられる。ミシン目カッタ112とカッタ受け台114とでシート14を挟むことで、シート14にミシン目116(116a、116b)を付けることができる。
一実施形態では、カッタ受け台114(114a、114b)には、ミシン目カッタ112(112a、112b)の刃に対応する位置に、ミシン目カッタ112を受け入れる溝115(115a、115b)が形成されている。
ミシン目116を付けることで、所定数の凹部14aを有する断片毎に包装シート28の分離が容易になる。
一実施形態では、図1に示すように、包装シート28が分離された後のシート状物品38は、シート切断部90からコンベア12によって排出される。
12 コンベア
12a 搬送面
14 シート
14a 凹部
16 一次冷却室
18 分注室
20 二次冷却室
22 冷凍機
24 凍結乾燥機
28 包装シート
30 冷却室
32 分注機
36 枠体
36a 上部枠体
36b 下部枠体
38 シート状物品
40 段積み装置
42 ストッパ
44 リフタ
44a、44b 板状体
46 ハンガ
48a、48b 搬送体
50 制御部
60 受け部
62 軸
64a 当て部
64b 支持部
66a、66b 凹部
67 篏合孔
68 突部
69 サイドガイド
70 蓋フィルム被覆部
72 ローラ
74 クランパ
76 シーラ
78 カッタ
80 上盤
82 シーラ受け台
84 ゴム板
86 カッタ受け台
88 原反ローラ
90 シート切断部
91 昇降機
92 オス型カット部
94 吸着パッド
96 蓋フィルム押え
98 蓋フィルム押えバネ
100 切断ジグ
102 メス型カット部
104 搬出コンベア
110(110A、110b) ミシン目カット部
112(112a、112b) ミシン目カッタ
114(114a、114b) カッタ受け台
116(116a、116b)ミシン目
Sc 冷却空間
a、b 搬送方向
f 蓋フィルム
Claims (11)
- 複数の凹部が形成されたシートを一枚ずつ搬送するためのコンベアと、
前記シートの搬送面を含む前記コンベアの一部を囲って冷却空間を形成し、前記シートを予冷するための一次冷却室と、
前記一次冷却室より搬送方向下流側の前記搬送面に設けられ前記複数の凹部の各々に薬液を注入するための分注部と、
前記分注部より前記搬送方向下流側の前記搬送面を含む前記コンベアの一部を囲って冷却空間を形成し、前記分注部で前記複数の凹部に注入された前記薬液の少なくとも表層を凍結させるための二次冷却室と、
前記一次冷却室及び前記二次冷却室の前記冷却空間を冷却する冷却部と、
前記二次冷却室において冷却された前記複数の凹部内の前記薬液を凍結乾燥する凍結乾燥部と、
前記コンベアの搬送面に設けられ、前記薬液が凍結乾燥された前記シートの上面に蓋フィルムを被覆して前記複数の前記凹部を密封するための蓋フィルム被覆部と、
を含むことを特徴とする包装シート製造装置。 - 複数の凹部が形成されたシートを一枚ずつ搬送するためのコンベアと、
前記シートの搬送面を含む前記コンベアの一部を囲って冷却空間を形成し、前記シートを予冷するための冷却室と、
前記冷却室の前記冷却空間を極低温に冷却するための冷却部と、
前記冷却室より前記搬送方向下流側の前記搬送面に設けられ、前記複数の凹部の各々に薬液を注入し前記シートが保有する冷熱によって前記薬液の少なくとも表層を凍結させるための分注部と、
前記分注部において少なくとも表層が凍結された前記複数の凹部内の前記薬液を凍結乾燥する凍結乾燥部と、
前記コンベアの搬送面に設けられ、前記薬液が凍結乾燥された前記シートの上面に蓋フィルムを被覆して前記複数の前記凹部を密封するための蓋フィルム被覆部と、
を含むことを特徴とする包装シート製造装置。 - 前記蓋フィルム被覆部は、
ロール状に巻かれた前記蓋フィルムを前記シートの一枚分ごと送り出すローラと、
前記ローラから送り出された前記蓋フィルムを前記コンベア上の前記シートの上方に引き出すクランパと、
前記蓋フィルムと前記シートを挟み込んでシールするシーラと、
前記シール後に、送り出された前記蓋フィルムを前記ローラから切断するカッタと、
を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の包装シート製造装置。 - 前記コンベアの前記蓋フィルム被覆部より前記搬送方向下流側に設けられ、前記蓋フィルムが被覆された前記シートを、設定された切断線に沿って切断するためのシート切断部を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の包装シート製造装置。
- 前記シートが、少なくともその外周縁を枠体によって挟持されたシート状物品として前記コンベアで搬送されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の包装シート製造装置。
- 前記コンベアの搬送面より下方から前記搬送面より上方に突出して前記搬送面を搬送されるシート状物品を停止可能なストッパと、
前記ストッパによって前記搬送面上に停止する前記シート状物品の停止位置に設けられ、前記搬送面より下方から上昇して停止した前記シート状物品を前記搬送面から持ち上げ可能なリフタと、
前記停止位置で前記コンベアの上方に向かって突出可能に設けられ、前記リフタによって前記搬送面から持ち上げられた前記シート状物品をその高さで支持可能なハンガと、
前記ストッパを前記搬送面より上方へ突出させ前記コンベアで搬送される前記シート状物品を停止させる第1停止動作と、前記リフタを前記搬送面より上方へ上昇させて前記シート状物品を前記ハンガによって支持される高さまで持ち上げる第1リフト動作と、前記ハンガを前記コンベアヘ向かって突出させ、前記シート状物品を支持させる第1支持動作と、を複数の前記シート状物品に対して順次行うことで、前記複数のシート状物品を上下方向へ段積みする制御部と、
を備えることを特徴とする請求項5に記載の包装シート製造装置。 - 前記制御部は、
前記ストッパを前記搬送面より上方へ突出させ、前記搬送面上で前記停止位置に段積みされた前記複数のシート状物品を停止させる第2停止動作と、前記リフタを前記搬送面より上方へ上昇させ、下から2番目の前記シート状物品が前記ハンガによって支持される高さとなるように前記複数のシート状物品を前記搬送面から持ち上げる第2リフト動作と、前記下から2番目のシート状物品を前記ハンガにより支持させる第2支持動作と、
前記リフタを前記搬送面より下方へ下降させ最下段の前記シート状物品のみを前記搬送面に降ろし搬送する下降搬送動作と、
を複数回行うことで、段積みされた前記複数のシート状物品を1個ずつ前記コンベアで前記搬送方向へ搬送させるものであることを特徴とする請求項6に記載の包装シート製造装置。 - 前記コンベアは、前記搬送方向と交差する方向で互いに間隔を有して配置され前記搬送方向に延設される一対の搬送体で構成され、
前記ストッパは、前記一対の搬送体の間に配置されることを特徴とする請求項6又は7に記載の包装シート製造装置。 - 前記リフタは、前記搬送方向と交差する方向で互いに間隔を有して上下動可能に設けられ前記搬送方向に沿って配置された一対の板状体を含むことを特徴とする請求項6乃至8の何れか一項に記載の包装シート製造装置。
- 前記ハンガは、前記コンベアの両側に設けられ前記コンベアの上方に向かって進退可能であり前記シート状物品を下方から支持可能な一対の受け部を含むことを特徴とする請求項6乃至9の何れか一項に記載の包装シート製造装置。
- 前記シート状物品の下面であって前記搬送方向両端部の間に、前記一対の受け部が挿入可能な凹部が形成されることを特徴とする請求項10に記載の包装シート製造装置。
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JP2016250177A JP6823234B2 (ja) | 2016-12-22 | 2016-12-22 | 包装シート製造装置 |
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JP2018104009A JP2018104009A (ja) | 2018-07-05 |
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