JPH0530570A - 遠隔制御装置 - Google Patents

遠隔制御装置

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JPH0530570A
JPH0530570A JP3182233A JP18223391A JPH0530570A JP H0530570 A JPH0530570 A JP H0530570A JP 3182233 A JP3182233 A JP 3182233A JP 18223391 A JP18223391 A JP 18223391A JP H0530570 A JPH0530570 A JP H0530570A
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Akihiko Yasuda
明彦 安田
Jun Nakamura
純 中村
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Harman Co Ltd
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Harman Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 給湯器等の本体装置に対して端末装置から無
線により指令を与える遠隔制御装置において、外来ノイ
ズがあるときにも、誤動作する虞を少なくして、信頼性
を高めること。 【構成】 本体装置と端末装置に同一の識別コードを設
定する。そして、データ信号に識別コードを含め、本体
装置は、受信した識別コードが本体装置の識別コードと
一致したときにデータ信号に基づく作動を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、本体装置と端末装置の
夫々に無線式の通信手段が設けられ、前記本体装置に前
記端末装置からのデータ信号に基づいて作動する制御手
段が設けられている遠隔制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような遠隔制御装置は、例えば、
屋外等に設置された本体装置としての給湯器に対して台
所や浴室に設けられた端末装置から指令を与えるために
用いられる。つまり、燃焼の開始停止や給湯温度の変更
等の制御データを端末装置から給湯器に送信することに
なる。従来、端末装置から給湯器に対して送信されるデ
ータ信号には、同期用の信号を除くと上記のような制御
データのみが含まれていた(例えば、特開平2−460
98号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、本
体装置が受信したデータ信号が正規のデータ信号である
か、外来ノイズであるか判別出来ない。従って、本体装
置が外来ノイズによって誤動作する虞があった。本発明
の目的は、上記従来欠点を解消して外来ノイズがあると
きにも、誤動作する虞の少ない信頼性の高い遠隔制御装
置を得る点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明による遠隔制御装置の第1の特徴構成は、前
記本体装置と前記端末装置の夫々に識別コードを設定す
る設定手段が設けられ、前記通信手段は、前記データ信
号に前記設定手段にて設定された識別コードを含めるよ
うに構成され、前記制御手段は、受信した識別コードが
前記本体装置の識別コードと一致したときに前記データ
信号に基づく作動を実行するように構成されていること
である。
【0005】第2の特徴構成は、前記本体装置の通信手
段及び前記端末装置の通信手段の夫々が同内容のデータ
信号を複数回繰り返し送信するように構成されると共に
変調周波数を変更自在に構成され、前記本体装置の通信
手段又は前記端末装置の通信手段は、自己の識別コード
を正常に受信できないときには、受信情報に基づいて使
用されている変調周波数と異なる変調周波数に切り換え
て応答信号を送信するように構成されると共に、変調周
波数を切り換えながら受信するように構成されているこ
とである。
【0006】
【作用】第1の特徴構成における作用は、以下の通りで
ある。先ず、1つの遠隔制御装置を構成する本体装置と
端末装置の夫々に同一の識別コードを設定する。従っ
て、本体装置の受信した識別コードが本体装置の識別コ
ードと一致したときは、外来ノイズの影響を受けていな
いと判断できる。一方、受信した識別コードが本体装置
の識別コードと一致しないときは、外来ノイズの影響を
受けていると判断できる。
【0007】第2の特徴構成における作用は、以下の通
りである。例えば、図5に示すように、その時点で使用
されている変調周波数をF1としたときに、その周波数
F1付近のスペクトルを有する外来ノイズがあると、受
信側の通信手段はその周波数F1と異なる変調周波数F
2に切り換えて送信側に対して応答信号を送信する。送
信側の通信手段は、変調周波数を切り換えながら受信す
るので応答信号を受信でき、変調周波数がF2に切り換
わっていることを検出できる。次に、端末装置からデー
タ信号を送信するときには、変調周波数をF2に変更す
ればよい。
【0008】
【発明の効果】第1の特徴構成では、本体装置が受信し
たデータ信号が正規のデータ信号であるか、外来ノイズ
を含むデータ信号であるか判別することができる。従っ
て、本体装置が外来ノイズによって誤動作する虞を少な
くでき、遠隔制御装置の信頼性の向上に寄与できる。
【0009】第2の特徴構成では、外来ノイズがあると
きには、外来ノイズのスペクトルと異なる変調周波数で
データ信号を送信する。従って、本体装置に確実にデー
タ信号を伝達でき、遠隔制御装置の信頼性の向上に寄与
できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1に示すように、給湯栓や浴槽に給湯する本体
装置としての給湯器1と、給湯器1に対して指令を与え
る端末装置としての2個のリモートコントローラM1,
M2が設けられている。
【0011】給湯器1には、熱交換器2、バーナ3、湯
温サーミスタ4、点火プラグ5、給湯用電磁弁6、ガス
電磁弁7等が備えられている。又、リモートコントロー
ラM1,M2からのデータ信号に基づいて点火プラグ5
や電磁弁6,7の作動を制御する制御手段としての制御
部10、無線式の通信手段としての通信部20、及び、
識別コードを設定する設定手段としてのコード設定部3
0が設けられている。
【0012】リモートコントローラM1,M2には、夫
々通信部20、コード設定部30、及び、燃焼の開始停
止や給湯温度の変更等の操作や作動状況の表示を行う操
作表示部40が設けられている。尚、給湯器1とリモー
トコントローラM1,M2には、出荷時に同一の識別コ
ードが設定されることになる。
【0013】次に、給湯器1とリモートコントローラM
1,M2間のデータの通信方法について説明する。先
ず、変調方法について述べる。図7に示すように、1回
のデータ信号には、コード設定部30にて設定された識
別コードと、給湯器1とリモートコントローラM1,M
2のいずれが発信したデータ信号であるか示すためのア
ドレスコードと、制御データとを含んでいる。図6に示
すように、そのデータ信号に対して先ず、周波数変調
(FSK)を行う。更に、周波数変調されたデータ信号
に対して、周波数Fの正弦波で振幅変調(AM)を行
う。そして、この振幅変調されたデータ信号を発信する
ことになる。当然、受信側では、上記と逆の経路で復調
する。ところで、振幅変調(復調)の周波数Fは、各通
信部20で変更自在に構成されている。尚、FSKの代
わりにASKを用いてもよく、又、AMの代わりにFM
を用いてもよい。
【0014】次に、データの通信手順について述べる。
図4は、給湯器1が受信した識別コードが給湯器1の識
別コードと一致した場合を示す。つまり、その時点で使
用されているAMの変復調周波数をF1としたとき、外
来ノイズの影響を受けていなければ、給湯器1が受信し
た識別コードは、給湯器1の識別コードと一致する。そ
こで、給湯器1は受信した制御データに従って制御を実
行し、変復調周波数をF1としたまま応答信号を送信す
る。リモートコントローラM1,M2は、この応答信号
を受信することにより、給湯器1が正常にデータ信号を
受信したことを確認できる。一方、図5は、給湯器1が
受信した識別コードが給湯器1の識別コードと一致しな
い場合を示す。つまり、その時点で使用されている変復
調周波数をF1としたとき、外来ノイズの影響を受け、
給湯器1が受信した識別コードが給湯器1の識別コード
と一致しないとき、給湯器1は制御データの読み取りを
行わない。そして、異なる変復調周波数F2に切り換え
て応答信号を送信する。リモートコントローラM1,M
2は、この応答信号を受信することにより、給湯器1が
正常にデータ信号を受信できなかったことを確認する。
そこで、変復調周波数をF2として再度データ信号を送
信する。変復調周波数の変更は、給湯器1が受信した識
別コードが給湯器1の識別コードと一致するまで繰り返
す。
【0015】次に、図2のフローチャートに基づいてリ
モートコントローラM1,M2の動作を説明する。先
ず、送信データが有るか、つまり、操作表示部40が操
作されたかチェックする。送信データが有れば、そのデ
ータを送信する(送信処理)。その後、給湯器1からの
応答を待機する(受信処理)。給湯器1からの応答を受
信すると、受信した識別コード(IDコード)が自己の
識別コードと一致するかチェックする。識別コードが一
致すれば、受信したデータに基づいて表示を変更する。
識別コードが一致しなければ、変復調周波数を変更して
再度受信処理を行う。尚、いずれの変復調周波数でも正
常に受信出来ないときは、エラー処理を行う。
【0016】次に、図3のフローチャートに基づいて給
湯器1の動作を説明する。通常、リモートコントローラ
M1,M2からの送信を待機する(受信処理)。リモー
トコントローラM1,M2からの送信を受信すると、受
信した識別コードが自己の識別コードと一致するかチェ
ックする。識別コードが一致すれば、受信したデータに
基づいて制御を実行する。識別コードが一致しなけれ
ば、異なる変復調周波数に切り換えて応答信号を送信す
る(送信処理)。この送信処理は、N回繰り返す。送信
処理が終了すると、受信処理に移行する。
【0017】〔別実施例〕上記実施例では、本発明を給
湯器に適用した場合を示したが、エアコン等にも適用で
きる。上記実施例では、本体装置1の通信手段20のみ
が同内容のデータ信号を複数回繰り返し送信するように
構成され、端末装置M1,M2の通信手段20のみが変
調周波数を切り換えながら受信するように構成されてい
たが、双方の通信手段20を上記のように構成してもよ
い。上記実施例では、給湯器1のケーシング内に通信部
20を設けていたが、通信部20を給湯器1と別個のケ
ーシングに設けて給湯器1と通信部20とを有線で接続
する等、各部の具体構成は、各種変更できる。
【0018】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体構成のブロック図
【図2】制御作動のフローチャート
【図3】制御作動のフローチャート
【図4】通信手順の説明図
【図5】通信手順の説明図
【図6】データ信号の説明図
【図7】データ構造の説明図
【符号の説明】 1 本体装置 10 制御手段 20 通信手段 30 設定手段 M1,M2 端末装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 9/00 311 L 7170−5K 321 B 7170−5K 9/14 J 7170−5K

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体装置(1)と端末装置(M1),
    (M2)の夫々に無線式の通信手段(20)が設けら
    れ、前記本体装置(1)に前記端末装置(M1),(M
    2)からのデータ信号に基づいて作動する制御手段(1
    0)が設けられている遠隔制御装置であって、 前記本体装置(1)と前記端末装置(M1),(M2)
    の夫々に識別コードを設定する設定手段(30)が設け
    られ、前記通信手段(20)は、前記データ信号に前記
    設定手段(30)にて設定された識別コードを含めるよ
    うに構成され、前記制御手段(10)は、受信した識別
    コードが前記本体装置(1)の識別コードと一致したと
    きに前記データ信号に基づく作動を実行するように構成
    されている遠隔制御装置。
  2. 【請求項2】 前記本体装置(1)の通信手段(20)
    及び前記端末装置(M1),(M2)の通信手段(2
    0)の夫々が同内容のデータ信号を複数回繰り返し送信
    するように構成されると共に変調周波数を変更自在に構
    成され、前記本体装置(1)の通信手段(20)又は前
    記端末装置(M1),(M2)の通信手段(20)は、
    自己の識別コードを正常に受信できないときには、受信
    情報に基づいて使用されている変調周波数と異なる変調
    周波数に切り換えて応答信号を送信するように構成され
    ると共に、変調周波数を切り換えながら受信するように
    構成されている請求項1記載の遠隔制御装置。
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JPH0530570A true JPH0530570A (ja) 1993-02-05
JP2501974B2 JP2501974B2 (ja) 1996-05-29

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100799041B1 (ko) * 2007-07-25 2008-01-28 정호원 무선 조종기

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60119195A (ja) * 1983-11-30 1985-06-26 Noritsu Co Ltd 無線式遠隔制御方法

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JP2501974B2 (ja) 1996-05-29

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