JPH05304139A - 半導体用ガラス及びこれを用いた半導体デバイス - Google Patents

半導体用ガラス及びこれを用いた半導体デバイス

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Publication number
JPH05304139A
JPH05304139A JP24500392A JP24500392A JPH05304139A JP H05304139 A JPH05304139 A JP H05304139A JP 24500392 A JP24500392 A JP 24500392A JP 24500392 A JP24500392 A JP 24500392A JP H05304139 A JPH05304139 A JP H05304139A
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JP
Japan
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glass
semiconductor
sccm
film
och
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Application number
JP24500392A
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English (en)
Inventor
Keiji Kobayashi
啓二 小林
Masayuki Murota
雅之 室田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Publication of JPH05304139A publication Critical patent/JPH05304139A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Formation Of Insulating Films (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 低温粘性流動化ができ、平坦性に優れ、膜質
の均質化ができることを目的とする。 【構成】 PO(CH3 3 ,P(OC2 5 3 ,B
(OCH3 3 ,B(OC3 7 3 ,Si(OC2
5 4 のうち少なくとも2種類以上の化合物により形成
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体用ガラス及びこの
半導体用ガラスを用いた半導体デバイスに関、し、特
に、次世代D−RAM、S−RAM、EP−ROMなど
の高集積化に伴う半導体デバイスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体デバイスの被覆材料とし
て、B2 3 −P2 5 −SiO2 系の無機系ガラスが
用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の無機系ガラスにおいては、リフロー温度が90
0℃と高く、従って850℃以下で低温粘性流動化させ
るにはB(ほう素)及びP(りん)の濃度を高める必要
があった。ところが、高濃度にすると、キノコ状の不均
質な結晶が発生してガラス化しないと共に、平坦性が著
しく低下して上層配線が断線しデバイスの歩留りや信頼
性が低下するという問題点があった。
【0004】更に、ガラスの分相現象が発生し、膜質が
不均質になるため、ウェハー内でのデバイスの電気特性
がばらつくという問題点があった。
【0005】本発明の目的は、上述した問題点に鑑み、
850℃以下の低温でリフローでき、かつ結晶が析出す
ることもなく、均質な膜形成が可能で、半導体デバイス
の層間絶縁膜に適用した場合、微細化した配線の断線の
ない信頼性の高い半導体デバイスを提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、上述した
目的を達成するため、PO(CH3 3 ,P(OC2
5 3 ,B(OCH3 3 ,B(OC3 7 3 ,Si
(OC2 5 4 のうち少なくとも2種類以上の化合物
により形成した半導体用ガラス或いはPO(C
3 3 ,P(OC2 5 3 ,B(OCH3 3 ,B
(OC3 7 3 ,Si(OC2 5 4 のうち少なく
とも2種類以上の化合物と、Sn(CH3 4 ,As
(OC2 5 3 のうち少なくとも1種類以上の化合物
とにより形成した半導体用ガラスを提供するものであ
り、特にこのガラスを半導体素子の被覆材料に用いたこ
とを特徴とするものである。
【0007】第2の発明は、一種類以上の網目形成イオ
ンのアルコキシド化合物と水酸基又は亜りん酸アルコキ
シド化合物とにより形成した半導体用ガラスを提供する
ものであり、特にこの半導体用ガラスを用いて絶縁薄膜
を形成し、前記半導体用ガラスの粘性流動を利用して金
属配線の上部又は下部の絶縁膜を平坦化したことを特徴
とするものである。
【0008】第3の発明は、Tf を流動点、Tg を転移
点、Tliq.を液相温度としたとき、Tf が850℃以下
でかつ0.50≦Tg /Tf ≦0.75、0.75≦T
f /Tliq.≦0.95の粘性特性を有する半導体用ガラ
スを提供するものであり、特にこの半導体用ガラスで平
坦化を行ったことを特徴とするものである。
【0009】また、第1乃至第3の発明において、これ
らの発明における半導体用ガラスを用いて平坦化後、化
学的機械研磨を行っても良いものである。
【0010】第4の発明は、断差部をアルコキシドガラ
スで絶縁する際に、リンゲッター処理を行い、リンゲッ
ター処理後に化学的不活性な雰囲気中で流動点以下の温
度でガラスの粘性流動によって薄膜を形成した半導体デ
バイスを提供するものであり、特にガラス薄膜のアルコ
キシル基の比率が0.3≦C2 5 - /CH3 -
2 5 - ≦10の範囲内にある半導体デバイスであ
ることを特徴とするものである。
【0011】
【作用】第1及び第2の発明の半導体用ガラスは、アル
キル基の金属化合物及びアルコキシル基の金属化合物に
より形成されたので、850℃以下の温度で低温粘性流
動化され、平坦性が向上すると共に、キノコ状の不均質
な結晶の発生がなくなる。更に、ガラスの分相現象がな
くなり、膜質が均質化する。従って、かかる半導体用ガ
ラスを用いた半導体デバイスの歩留り及び信頼性が向上
すると共に、ウェハー内での半導体デバイスの電気特性
のばらつきがなくなる。
【0012】特に第2の発明の半導体用ガラスを用い
て、例えばLogic LSIの層間絶縁膜に適用する
と最大段差部が0.6μmの平坦化に於ても、従来のB
2 3−P2 5 −SiO2 系ガラスを用いた場合の断
線率20%に比べ、1%以下となる。又64M−DRA
Mセルアレーに適用してみると最大段差部1〜1.5μ
mに対して配線の断線率が2%以下である。
【0013】また、第3の発明の半導体用ガラスを用い
て平坦化すると、例えば64MD−RAM,265−R
AM程度の平坦化に於ても配線のオープン不良などの発
生率は極めて少い。
【0014】ここで、Tg /Tf の範囲を限定した理由
はこの値が0.50以下の時には流動化温度が900℃
以上となり、事実上LSIの平坦化には使用できないた
めであり、この値が0.75以上ではガラス化能力が困
難であり、結晶化傾向が生ずるためである。またTf
liq.の値を限定した理由はこの値が0.75以下では
平坦化に必要な高温粘性が得られないためであり、この
値が0.95以上ではガラスの均質な膜質に出来ないた
めである。
【0015】第4の発明では、例えばDRAMセルアレ
ー上にSi(OC2 5 4 250sccm、B(O
CH3 3 40sccm、PH3 200sccm
450℃において、常圧でベースガラスを厚さ1μm付
け、これにリンゲッター処理をPClO3 200l/
min、N2 0.5l/min、O2 30l/mi
nの条件で行い、780℃においてN2 ガス中で30分
アニールを行った。
【0016】この処理でガラスの粘性流動化集は充分で
あり、ガラスの上に付けた配線の断線率は1%以下であ
った。ここで、アルコキシル基の比率を限定した理由
は、比率が0.3%以下ではリフロー温度が高く、10
%以上ではリンゲッター処理時のリンの不均質分布があ
るためである。
【0017】
【実施例】
第1の発明 第1の発明の半導体用ガラス及びこれを用いた半導体デ
バイスに係わる実施例を図1乃至図5に基づいて説明す
る。
【0018】以下、第1実施例について述べる。
【0019】即ち、図1に示すように、半導体基板1上
に絶縁膜2を介して形成されたDRAMセル3の段差部
上に5%のPO(CH3 3 、5%のB(OCH3 3
及び90%のSi(OC2 5 4 により組成された1
μm厚のガラス薄膜4を塗布し、平坦化のためガラス薄
膜4を850℃のN2 雰囲気中で30分間リフローす
る。これにより、ガラス薄膜4の平坦化の角度θは15
°になる。これに対し、従来の無機系ガラスを同じ段差
部上に同条件で塗布し、平坦化したときの平坦化の角度
θは32°になる。つまり、本実施例によれば、平坦化
が格段に向上していることが分かる。また、本実施例で
はウェハー内の平坦化のばらつきも±2〜3%以内に納
まり、従来の無機系ガラスの平坦化のばらつき15〜3
0%に比べて極めて小さく、キノコ結晶や分相現象も発
生しない。
【0020】次に、第2実施例について述べる。
【0021】即ち、化学気相成長法によりガス流量が5
0SCCMのPH3 、ガス流量が60SCCMのB(O
CH3 3 、ガス流量が100SCCMのSi(OC2
54 、ガス流量が30SCCMのO2 及びガス流量
が20SCCMのN2 を用い、図1に示す段差部上に1
μm厚のガラス薄膜4を形成し、平坦化のためガラス薄
膜4を800℃のN2 雰囲気中で1時間リフローした場
合の平坦化の角度θは18°になる。これに対し、高濃
度BPSGを800℃のN2 雰囲気中で1時間リフロー
した後の平坦化の角度θは45°である。このように、
本実施例によれば、平坦化が格段に向上する。また、ウ
ェハー内の平坦化のばらつきも1〜2%以内に納まり、
高濃度BPSGの平坦化のばらつき30%に比べて格段
に小さい。更に、水素化合物とアルコキシド化合物との
共存による粘性流動温度の低温化が認められる。
【0022】以下、第3実施例について述べる。
【0023】即ち、化学気相成長法によりガス流量が3
0SCCMのPO(CH3 3 、ガス流量が10SCC
MのAs(OC2 5 3 、ガス流量が60SCCMの
B(OCH3 3 、ガス流量が100SCCMのSi
(OC2 5 4 及びガス流量が40SCCMのO3
用い、図1に示す段差部上に1μm厚のガラス薄膜4を
形成し、平坦化のためガラス薄膜4を830℃のN2
囲気中で30分間リフローした場合の平坦化の角度θは
15°になる。これに対し、高濃度BPSGを830℃
のN2 雰囲気中で30分間リフローした後の平坦化の角
度θは48°である。従って、本実施例によれば、平坦
化が3倍以上に向上するのが分かる。更に、ウェハー内
の平坦化のばらつきも2%以内であり、高濃度BPSG
の平坦化のばらつき20〜30%に比べて格段に小さ
く、膜質の均質性にも優れている。
【0024】次に、第4実施例について述べる。
【0025】即ち、化学気相成長法によりガス流量が5
0SCCMのB(OC3 7 3 、ガス流量が50SC
CMのP(OC2 5 3 、ガス流量が100SCCM
のSi(OC2 5 4 、ガス流量が20SCCMのN
2 及びガス流量が30SCCMのO2 を用い、図1に示
す段差部上に1μm厚のガラス薄膜4を形成し、平坦化
のためガラス薄膜4を820℃のN2 雰囲気中で30分
間リフローした場合の平坦化の角度θは50°であり、
ウェハー内の平坦化のばらつきは1〜2%以内に納ま
る。このように、本実施例は平坦性に優れていることが
分かる。
【0026】以下、第5実施例について述べる。
【0027】即ち、化学気相成長法によりガス流量が5
0SCCMのPH3 、ガス流量が30SCCMのB(O
3 7 3 、ガス流量が20SCCMのB(OC
3 3、ガス流量が100SCCMのSi(OC2
5 4 及びガス流量が30SCCMのO3 を用い、図1
に示す段差部上に1μm厚のガラス薄膜4を形成し、平
坦化のためガラス薄膜4を820℃のN2 雰囲気中で3
0分間リフローした場合の平坦化の角度θは13°であ
る。
【0028】これに対し、高濃度BPSGを820℃の
2 雰囲気中で30分間リフローした後の平坦化の角度
θは45°である。従って、本実施例は平坦性に優れて
いることが分かる。更に、水素化合物とアルコキシド化
合物との共存による粘性流動温度の低温化が認められ
る。
【0029】次に、第6実施例について述べる。
【0030】即ち、化学気相成長法によりガス流量が5
0SCCMのPO(CH3 3 、ガス流量が60SCC
MのB2 6 、ガス流量が120SCCMのSi(OC
2 5 4 、ガス流量が30SCCMのN2 及びガス流
量が20SCCMのO2 を用い、図1に示す段差部上に
1μm厚のガラス薄膜4を形成し、平坦化のためガラス
薄膜4を825℃のN2 雰囲気中で30分間リフローし
た場合の平坦化の角度θは14°であり、ウェハー内の
平坦化のばらつきは2〜3%以内に納まる。また、水素
化合物とアルコキシド化合物との共存による粘性流動温
度の低温化が認められる。
【0031】以下、第7実施例について述べる。
【0032】即ち、化学気相成長法により流量ガスが5
0SCCMのPO(CH3 3 、流量ガスが60SCC
MのB(OCH3 3 、流量ガスが50SCCMのSn
(CH3 4 、流量ガスが120SCCMのSi(OC
2 5 4 及び流量ガスが500SCCMのO3 を用
い、図1に示す段差部上に1μm厚のガラス薄膜4を形
成する。このとき、ガラス薄膜4の誘電率(ε)は常温
1MHzで24であり、誘電体損失角(tan δ)は0.0
05である。これはシリケートガラスの誘電率の3倍以
上に当たる。
【0033】また、かかるガラスを図2及び図3に示す
ようなトレンチの埋め込みに用いた場合、デバイスを微
細化してもデバイスに作動異常が生じることはない。
【0034】図中、5はSi基板であり、このSi基板
5にトレンチ6が形成され、トレンチ6の表面にはキャ
パシタSiO2 膜8が形成されている。更に、トレンチ
6の内部にガラス層9及び第1ポリシリコン層10が埋
め込まれ、第1ポリシリコン層10に面するSi基板5
にはn- 層7が形成されている。また、Si基板5の主
面上にはゲートSiO2 膜11を介して第2ポリシリコ
ン層12が形成され、第2ポリシリコン層12の両側に
はn+ 層13が形成されている。
【0035】ここで、ガラス層9は熱膨脹係数(α)が
40×10-7/℃であり、Si基板5との熱膨脹差が小
さいので、トレンチ6周辺部の欠陥が著しく減少する。
従って、ジャンクションのSi基板5へのリーク電流レ
ベルは、逆方向電圧(VR )が5ボルトのとき1×10
-16 A/μmであり、格段に優れている。また、素子分
離特性も良好である。
【0036】次に、第8実施例について述べる。
【0037】即ち、化学気相成長法によりガス流量が4
0SCCMのPO(CH3 3 、ガス流量が50SCC
MのB(OCH3 3 、ガス流量が120SCCMのS
iH4 、ガス流量が30SCCMのO2 及びガス流量が
30SCCMのN2 を用いて形成したガラスを図2及び
図3に示すトレンチの埋め込みに使用する。
【0038】ここで、ガラス層9の熱膨脹係数は42×
10-7/℃であり、Si基板5との熱膨脹差が小さいの
で、トレンチ6周辺部の欠陥発生が防止できる。従っ
て、Si基板5へのリーク電流レベルは、逆方向電圧が
5ボルトのとき1×10-15 A/μmとなり、減少す
る。
【0039】以下、第9実施例について述べる。
【0040】即ち、35%のB(OCH3 3 、45%
のAs(OC2 5 3 、10%のSn(CH3 4
び10%のSi(OC2 5 4 により組成されたガラ
スを図4及び図5に示すようなパッケージ封止用ガラス
に適用する。
【0041】図中、14はアルミナベースであり、この
アルミナベース14にはリードフレーム16にワイヤ1
7を介して接続されたLSIチップ15が設けられ、ガ
ラス18により封止されている。また、19はキャップ
である。
【0042】ここで、550℃の温度を30分間掛けて
アルミナベース14を封止したとき、LSIチップ15
の気密特性は良好であり、5V印加電圧でピン間リーク
は20μA程度である。
【0043】最後に、第10実施例について述べる。
【0044】即ち、20%のPO(CH3 3 、35%
のB(OCH3 3 、15%のSi(OC2 5 4
25%のPbO及び5%のTiO2 のガラスバッチ組成
として、これらを通常の溶融法により白金のつぼの中に
入れSiC発熱体による電気炉の酸化雰囲気中で850
〜900℃の温度を3時間掛けてメルトする。そして、
メルトしたガラスをステンレス基板上に流し出しアニー
ルし、3mm厚の板状に研磨加工する。このとき、ガラス
の誘電率は常温1MHzで38、誘電体損失角は0.00
1であり、粘性流動化温度は750℃と低い。また、前
記ガラスを図4及び図5に示すパッケージ封止用ガラス
に適用すると、5V印加でピン間リークは30μA程度
であり、封止特性も良好である。
【0045】かくして、本実施例の半導体用ガラスは平
坦性、低温粘性、絶縁特性、電気特性、誘電特性及び膜
質の均質性に優れている。従って、これを用いたデバイ
スはその特性を向上できる。
【0046】更に、本実施例の半導体用ガラスはスタッ
クドプレーナリゼーション(stacked planarization
)、ソ−ス拡散層(diffusion source)、フロ−ガラ
ス(flowglass)及びダイエレクトリックス(dielectri
cs )などに応用できることは言うまでもない。
【0047】第2の発明 第2の発明の実施例を図1及び、図6乃至図10に基づ
いて説明する。
【0048】まず、第1実施例について述べる。
【0049】図6にLogic LSIの断面の一部を
示した。図中、斜線部がガラスで平坦化された層を表わ
している。最大段差部dm=0.6μmである。
【0050】ガラスとしてSi(OCH3 4 200
Ssccm、B(OCH3 3 250sccm、PH
3 30sccm、Si(OC2 5 4 50scc
mにキャリアガスとしてN2 ,O2 などを混入し、常
圧、450℃に於て厚さ1.5μmの層間膜を形成し
た。
【0051】図7にその装置の概略を示した。21〜2
3は反応ガス、(Si(OCH3 4 、B(OCH3
3 、OH3 など)24,25はN2 ,O2 などのキャリ
アーガス、26はウェハー、27はボート、28は加熱
体である。
【0052】800℃ 30分リフロー後の膜質を調べ
た結果、図8に示すように、水酸基による(Si−O
H,B−OHなど)3600cm-1付近に赤外吸収が観
測され、2800cm-1にOHの倍音振動の吸収がみら
れる。Zeisel法による分析の結果、OCH3 ,O
2 5 などの有機官能基がガラス中に残留していた。
残留官能基はそれぞれ1〜3ppm程度であった。この
残留官能基により、850℃以下の低温リフローが可能
となった。
【0053】デバイス適用の結果、平坦性良好、膜質は
結晶析出はなく均質であり、断線率は2%以内であっ
た。
【0054】次に、第2実施例について述べる。
【0055】ガラスとしてSi(OC2 5 4 10
0sccm,B(OCH3 3 150sccm,PH
3 100sccmにキャリアーガスとしてAr+O2
などを混入し圧力0.8Torr、450℃に於て厚さ
1μmの層間膜を形成し図6のようなデバイスに適用し
た。
【0056】820℃ 40分 Ar中でリフロー平坦
化した。リフロー後の膜質を赤外吸収で調べた結果36
00cm-1付近のSi−OHによる基準振動の強い吸収
が認められた。Zeisel法による分析の結果OC2
5 などの有機官能基がガラス中に5ppm程度存在し
ていた。デバイスの断線試験の結果、平坦性はよく、1
%以内に納まっていた。
【0057】以下、第3実施例について述べる。
【0058】D−RAM,S−RAMセルのpoly−
Si段差部(高さ1μm)にガラスを厚さ1μmつけ
た。その断面の一部は図1のようになった。本実施例の
場合、1はSi(100)、n基板2はSiO2 (50
0オングストローム)、3はpoli−Si(高さ1μ
m)、4はガラスの平坦化したレーアーである。
【0059】ガラスとしてSi(OC2 5 4 20
0sccm,B2 6 300sccm、,PO(OC
3 3 50sccmとN2 ,O2 などのキャリアー
ガスを混入して、常圧400℃に於てガラス薄膜を形成
した。
【0060】825℃ N2 中で1時間リフロー処理
後、OH基板やアルコキシル基の検出を赤外吸収スペク
トルで調べた。3600cm-1付近にSi−OHの吸収
と6000cm-1付近にCH3 の吸収がみられた。Ze
isel法によりアルコキシル基の量を調べたところ
0.05%程リフロー処理されたガラス中に含まれてい
た。
【0061】リフロー後の平坦化の角度θ=15度であ
り、通常のB2 2 −P2 5 −SiO2 系ガラスのθ
=55度に比べて格段にその平坦性がすぐれていた。又
段差間(高さ1〜1.5μm)のガラス内に発生する気
泡が形成されることなく欠陥のない均質な膜が形成され
た。
【0062】以下、第4実施例について述べる。
【0063】Sol−Gel法によりSi(OC
2 5 4 −B(COH3 3 系ガラスを合成した。
【0064】Si(OC2 5 4 をエタノールでうす
めて、0.2N−HClで加水分解した。Si(OC2
5 4 とB(COH3 3 とを水で1:1にうすめ
た。よく撹拌して電気炉の中で60℃で24時間保っ
た。よく乾燥したのちゲル化して200℃で再加熱しガ
ラス化した。
【0065】ガラスをターゲット状に加工してスパッタ
ー法によりターゲット電力2kW、基板電力125W、
20℃、埋積速度200オングストローム/minで図
1に示したようなD−RAMセル上に厚さ1μmのガラ
スをつけて800℃ N2 ガス中で1時間リフロー処理
を行った。
【0066】形成されたガラス薄膜中には赤外吸収によ
り3600cm-1付近のOH基による吸収と6000c
-1付近のアルコキシル基の吸収を確認した。θ=21
度であり通常のBPSGを用いたときのθ=55度に比
べてその平坦性は格段にすぐれていた。また、段差間に
発生する気泡も形成されることなく、欠陥のない均質な
膜が得られた。
【0067】以下、第5実施例について述べる。
【0068】図9に示したようなアモルファスSi型C
CD(Charge Compled Device)
を作成して、Mo−polysideの段差部の平坦化
にガラスリフロー法を適用した。ガラス31はSi(O
2 5 4 −B(OCH33 −As(COH3 3
系を用いた。
【0069】即ちSi(OC2 5 4 200Scc
m、B(OCH3 3 150Sccm、As(OCH
3 3 200SccmとO2 などのキャリアガスとと
もに常圧、300℃に於て化学気相成長法により、厚さ
1.5μmの層間絶縁膜31を形成した。
【0070】800℃でN2 中1時間リフローしたが完
全平坦化し、ガラス31の上にアモルファスSi32を
つけても画素電極の断線は全くなく、素子の電気的動作
に異常はなかった。赤外吸収により、水酸基及びアルコ
キシド基の存在を確認し、リフロー後もこれらの有機官
能基がガラス中に残存し、これがガラスの低温リフロー
の要因であることを確認した。
【0071】次に、第6実施例について述べる。
【0072】図10はバイポーラ、Bi−CMOS L
SIの多層配線層間絶縁膜の断面の一部を示したもので
ある。プラズマSiO膜44aの上にガラス44bで平
坦化する。ガラスとしてはSi(OC2 5 4 35
wt% ,Ge(OC2 5 435wt% ,B(OCH3
3 20wt% の組成のガラスを白金るつぼの中で700
〜800℃で5時間溶融し、後アニールしてターゲット
ガラスを作成した。これを用いてバイアススパッター法
によりターゲット電力2kW、基板電力120W、磁場
電流Iout put =8A、Iin put=2A、常温、堆積ス
ピード200オングストローム/minによって膜形成
した。配線43の平坦性は良好であり、断線率は1%以
内であった。
【0073】最後に、第7実施例について述べる。
【0074】図10と同様の多層配線層間絶縁膜を形成
し、ガラスとしてSi(OC2 54 30wt% 、B
a(OC2 5 2 15wt% 、B(OCH3 3
wt % 、PO(OCH3 3 5%の組成のガラスを白
金るつぼの中で750℃ 5時間溶融し、後アニールし
ターゲットガラスを作製した。
【0075】バイアススパッター法によりターゲット電
力2kW、基板電力120W、磁場電流Iout put =8
A、Iin put=2A、常温、堆積スピード200オング
ストローム/minによって膜形成した。ガラス中のO
H基はマスクスペクトルで測定すると0.01%、アル
コキシド基(OC2 4 ,OCH3 )は5PPM程度で
あった。配線の断線率は2%以内であった。
【0076】以上説明したように第2の発明によれば、
850℃以下の低温でリフロー処理ができ、平坦性が良
く、かつ配線の断線もない半導体デバイスを提供でき
る。第3の発明 第3の発明の実施例を図1,10,11に基づいて説明
する。
【0077】まず、第1実施例について述べる。
【0078】一例としてバイポーラLSI,Bi−CM
OSLSIなどの多層配線の(三層又は四層)断面構造
を図10を用いて説明する。41はシリーズ基板であ
り、42は第一の配線パターン、43は第二の配線パタ
ーン、44aは第一の絶縁膜、44bは第二の絶縁膜で
ある。
【0079】第一の絶縁膜としてプラズマSiO膜
(0.5μm)、第二の絶縁膜としてガラス(厚さ0.
5μm、組成Ge(OC2 5 4 100sccm、
Si(OC2 5 4 150sccm、PH3 20
0sccm、B(OCH3 3 35sccmの条件で5
00℃酸化性番図気中で堆積)をつけて多層配線を形成
した。
【0080】このガラスの特性はTf =670℃,Tg
=450℃,Tg /Tf 0.67,Tliq.=750
℃,Tf /Tliq.=0.89であった。この多層配線構
造に於て層間リーク電流を測定したところ5V印加に対
して層間リーク電流は1×10-15 Aであった。この値
は通常のプラズマSiO膜に比べて均一桁向上してい
た。又平坦性がよいので配線のオープン不良はなかっ
た。
【0081】次に、第2実施例について述べる。
【0082】第1実施例と同様の構造に於て第一の絶縁
層に熱酸化SiO2 (厚さ0.5 μm)膜、第二の絶縁層
としてガラス(厚さ1μm,組成ZnO25wt% ,Zn
25%,PbF2 5%,B2 3 50% SiO2
5%のターゲットガラスをスパッター法によって堆積)
をつけて図10のような多層配線を形成した。
【0083】このガラスの特性は熱機械試験機(TM
A)で測定するとTf =620℃,Tg =470℃,T
g /Tf =0.75,Tliq.=710℃,Tf /Tliq.
=0.87であった。
【0084】5V印加電圧に対し層間リーク電流は3×
10-15 Aであり、通常の熱酸化膜より5割程度すぐれ
ていた。また平坦性もよく配線の断線もなかった。又こ
のターゲットガラスをつかってバイアススパッター法で
膜形成するとこれよりも30%程度平坦性がよく、3層
又は4層配線の形成が可能となった。
【0085】次に、第3実施例について述べる。
【0086】Sol−Gel法によって新ガラスを合成
した。即ちP(OCH3 3 とB(OCH3 3 とSi
(OC2 5 4 を1:1:1に混合し、これをエタノ
ールでうすめて0.2N−HClで加水分解した。これ
らのアルコキシド化合物を水との比を1:2でうすめ
て、よく撹拌してゾル部をとり出し、約60℃で加熱し
てガラスを合成した。
【0087】このガラスをターゲットにして図1のよう
なD−RAMセルのポリシリコン段差上に厚さ1μmの
ガラスを絶縁膜としてつけた。またこのガラスを研磨加
工して熱機械試験器によって求めた熱膨脹曲線から物性
値を求めた。Tf =750℃,Tg /Tf =0.65,
f /Tliq.=0.85であった。
【0088】またD−RAMセル上につけたガラスを7
50℃ 1時間 N2 ガス中でリフローさせて平坦化の
角度θを求めた。θ=21度であり、リフローしないガ
ラスではθ=45度であった。また通常の無機質のBP
SGを用いて同じ条件(750℃ 1時間 N2 リフロ
ー)ではθ=35度であるのに対して格段に平坦性がす
ぐれていた。
【0089】以下、第4実施例について述べる。
【0090】図1で示したようなD−RAMセルのpo
ly−Si段差上に厚さ1μmのガラスを堆積した。堆
積条件はB(OC3 7 3 30sccm,PO(O
CH3 3 350sccm,Si(OC2 5 4
250sccmこれにN2 +O2 のキャリアーガスを送
ってガラスを堆積した。
【0091】これを800℃ 1時間 N2 中でリフロ
ーさせた後、500meshの篩をパスしたコランダム
研磨材を用いて、これを0.1N−HCl 10%の液
中に懸だくさせて約30秒間化学切削研磨を行い平坦化
した。
【0092】リフロー角θを求めると、800℃ 1時
間リフロー後はθ=20度、化学切削研磨後はθ=12
度であり、通常の無機質のBPSGを用いた場合のθ=
45度に対し格段に平坦性がすぐれていた。
【0093】なおこの絶縁膜上の金属配線の断線率は2
%以内に納まっていた。
【0094】なおこのガラスはTf =810℃,Tg
f =0.65,Tf /Tliq.=0.78であった。
【0095】以下、第5実施例について述べる。
【0096】第4実施例と同様に図1で示したようなD
−RAMセルのpoly−Si段差上に厚さ1μmのガ
ラスを堆積した。堆積条件はB(OCH3 3 40s
ccm,Si(OC2 5 4 250sccm,Sb
(OCH3 3 30sccm,PH3 300scc
mてある。
【0097】測定された物性値はIf =710℃,Tg
/Tf =0.55,Tf /Tliq.=0.79であった。
このガラスを堆積したものを750℃ 1時間 N2
フロー後、第4実施例と同様のコランダム結晶による化
学切削研磨を行って平坦化をした。リフロー後はθ=2
4度、化学切削研磨後はθ=15度であり、通常のホウ
ケイ酸ガラスに比べて格段にすぐれていた。
【0098】以下、第6実施例について述べる。
【0099】図10で示したようなBi−CMOS L
SI三層配線層間絶縁膜として第2の絶縁材としてガラ
ス(1μm)をつけた。第1の絶縁材はプラズマSiO
膜(0.5μm)である。
【0100】ガラスの堆積条件はB(OCH3 3
5sccm,Si(OC2 5 4325sccm,P
3 350sccm,これに若干のAr ,O2 ,N2
などのキャリアーガス(100〜300sccm)であ
る。これと同じ化学成分のガラスをSol−Gel法を
合成して、B(OCH3 3 −P(OCH3 3 −Si
(OC2 5 4 系を作製して物性値を熱機械試験機で
測定した。
【0101】図11に示したような物性点はTf =78
0℃,Tg =500℃,Tliq.=850℃でありTg
f =0.64,Tf /Tliq.=0.92であった。配
線間リークは5V印加電圧で5×10-15 Aであり、通
常のBPSGよりも50%程すぐれていた。平坦性もよ
く、配線の断線はなかった。
【0102】以下、第7実施例について述べる。
【0103】図1で示したようなD−RAMセルpol
y−Si段差(1μm)にガラスを(1μm)つけた。
ガラスの堆積条件はB(OCH3 3 30sccm,
PO(OCH3 3 300sccm,As(OC
3 3 20sccm,Si(OC2 5 4 30
0sccmである。測定された物性値はTf =745
℃,Tg /Tf =0.60,Tf /Tliq.=0.85で
あった。
【0104】750℃ 1時間 N2 中でreflow
するとθ=23度であり、通常の無機質のBPSGでは
同じreflow条件でもθ=45度であるのに対して
格段に平坦性がすぐれていた。又この上につけた配線の
断線率も2%以下に納まっていた。
【0105】以上説明したように、第3の発明は通常の
無機系BPSGや他の酸化物ガラスに比べて平坦性が3
倍程度もすぐれ、電気特性もすぐれているので工業的に
すぐれた半導体デバイスを提供できる。第3の発明はこ
の他にtop passivationにも使用できる
ことは勿論である。
【0106】第4の発明 第4の発明の実施例を図12,13に基づいて説明す
る。
【0107】まず、第1実施例について述べる。
【0108】D−RAMセル上にSi(OC2 5 4
250sccm、PH3 350sccm、B(OC
3 3 30sccm、450℃常圧でベースガラス
の厚さ1μmを付けた。これにArガス中800℃ 3
0分アニールを行った後、リンゲッター処理(PClO
3 250l/mim、N2 0.5l/min、O2
20l/min)を行った。
【0109】この処理でガラスの流動化は充分であり、
ガラスの上に付けた配線の断線率は1%以下であった。
また、θは通常のBPSGの45度に対し、25度であ
った。
【0110】次に、第2実施例について述べる。
【0111】logic LSIの配線部と接する層間
絶縁膜ガラスを次のようなプロセスによって形成した。
即ち、Si(OC2 5 4 200sccm、P(O
CH3 3 300sccm、B2 6 50scc
m、これにN2 +O2 のキャリアーガスを用いた。
【0112】図12に示したようなガラス51の厚さ1
μmを400℃常圧で付けた後、リンゲッター処理(P
ClO3 150l/mim、N2 +O2 20l/m
in)及びBOXメルト(800℃10分)を行った。
【0113】この後、780℃ N2 中で30分メルト
処理を行ったが、ガラス51は断差部で粘性流動化し
た。このガラス51の上に付けた配線の断線率は殆ど0
%であり、θ=20度であった。
【0114】次に、第3実施例について述べる。
【0115】図12のようなデバイスの配線部と隣接す
る層間絶縁膜ガラス51を用いて、次のようなプロセス
によって形成した。即ち、Si(OC2 5 4 20
0sccm、PH3 250sccm、B(OCH3
3 20sccm、Si(OCH3 4 50sccm
と、O2 のキャリアーガスを用いて、450℃常圧で厚
さ1μmを付けた。
【0116】この後、第1実施例と同様のリンゲッター
処理(PClO3 250l/mim、N2 0.5l
/min、O2 20l/min)を行い、N2 ガス中
で800℃ 30分リフロー処理を行った。
【0117】Zeisel法によってアルコキシル基の
定量を行った結果、C2 5 - /(CH3 - +C2
5 - )=0.4であった。θ=25度であり、平坦
性もよくデバイスの配線断線率は1.5%以下であっ
た。
【0118】以下、第4実施例について述べる。
【0119】図12のようなデバイスの配線部と隣接す
る層間絶縁膜ガラス51を用いて、次のようなプロセス
によって形成した。即ち、Si(OC2 5 4 20
0sccm、Ge(OC2 5 4 50sccm、B
(OCH3 3 35sccmと、O2 +Arのキャリ
アーガスを用いて、450℃常圧で厚さ1μmのガラス
51を付けた。
【0120】この後、750℃ 30分 N2 アニール
を行い、リンゲッター処理(PClO3 200l/m
im、N2 0.5l/min、O2 30l/mi
n)を行った。
【0121】ガラス中のアルコキシル基の定量を行った
結果、C2 5 - /(CH3 -+C2 5 - )=
5.5であった。θ=24度であり、平坦性もよくデバ
イスの配線断線率は1%以下であった。
【0122】最後に、第5実施例について述べる。
【0123】D−RAMセル上にSi(OC2 5 4
200sccm、P(OCH3 3 300scc
m、B(OCH3 3 25sccmと、N2 +O2
キャリアーガスと共に、400℃常圧で厚さ1μmのガ
ラスを付けた。これにリンゲッター処理(PClO3
200l/mim、N2 0.2l/min、O2
0l/min)を行い、770℃ 30分 N2 ガス中
でアニール平坦化を行った。
【0124】このアニール温でガラスは充分の流動点以
下で粘性流動を起こし、セルアレー上の断差部での平坦
性は良好であり、配線の断線率は0%であった。また、
θは通常のBPSGの45度に対し、21度であった。
【0125】なお、通常の無機SiO2 −P2 5 −B
2 3 系を使用した場合のθの比較例と共に平坦性角度
θについて各実施例毎に図13の表にまとめた。
【0126】以上のように、第4の発明では、800℃
以下の低温でのリフロー平坦化が従来のガラスよりも格
段にすぐれ、かつ配線の断線率も1〜2%以下か0であ
るので、工業的に優れた半導体デバイスを提供できる。
【0127】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、8
50℃以下の温度で低温粘性流動化できると共に、平坦
性が向上でき、デバイスの歩留りや信頼性が向上でき
る。
【0128】また、キノコ状の不均質な結晶の発生がな
くなると共に、ガラスの分相現象がなくなるので、膜質
が均質化しウェハー内でのデバイスの電気特性のばらつ
きが防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1乃至第3の発明で用いられたDRAMセル
の平坦化を説明する断面図である。
【図2】第1の発明のトレンチの埋め込みを説明する断
面図である。
【図3】第1の発明のトレンチの埋め込みを説明する断
面図である。
【図4】第1の発明のLSIパッケージの断面図であ
る。
【図5】第1の発明のLSIパッケージの一部切り欠き
斜視図である。
【図6】第2の発明のロジックLSIの平坦化の一部を
示す断面図である。
【図7】第2の発明を実現するためのCVD装置の断面
図である。
【図8】第2の発明によるアルコキシドガラスの赤外吸
収スペクトルを示すグラフである。
【図9】第2の発明のアモルファス−Si型CCDを示
す断面図である。
【図10】第2及び第3の発明のバイポーラ、Bi−C
MCS LSI多層配線層間絶縁膜の断面図である。
【図11】第3の発明におけるバルクガラスの熱膨脹曲
線である。
【図12】第4の発明のロジックLSIの配線部の平坦
化の断面図である。
【図13】第4の発明におけるリフロー条件による平坦
性の角度と従来のガラスによる角度とを比較した表であ
る。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 絶縁膜 3 DRAMセル 4 ガラス薄膜 31 ガラス薄膜 32 アモルファスSi 41 半導体基板 42 第1配線パターン 43 第2配線パターン 44a 第1絶縁膜 44b 第2絶縁膜 51 ガラス
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】第4の発明におけるリフロー条件による平坦
性の角度と従来のガラスによる角度とを比較した図表で
ある。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PO(CH3 3 ,P(OC
    2 5 3 ,B(OCH3 3,B(OC3 7 3
    Si(OC2 5 4 のうち2種類以上の化合物により
    形成したことを特徴とする半導体用ガラス。
  2. 【請求項2】 PO(CH3 3 ,P(OC
    2 5 3 ,B(OCH3 3,B(OC3 7 3
    Si(OC2 5 4 のうち2種類以上の化合物と、S
    n(CH3 4 ,As(OC2 5 3 のうち1種類以
    上の化合物とにより形成したことを特徴とする半導体用
    ガラス。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載した半導体用ガラ
    スを半導体素子の被覆材料に用いたことを特徴とする半
    導体デバイス。
  4. 【請求項4】 一種類以上の網目形成イオンのアルコキ
    シド化合物と水酸基又は亜りん酸アルコキシド化合物と
    により形成したことを特徴とする半導体用ガラス。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載した半導体用ガラスを用
    いて絶縁薄膜を形成し、前記半導体用ガラスの粘性流動
    を利用して金属配線の上部又は下部の絶縁膜を平坦化し
    たことを特徴とする半導体デバイス。
  6. 【請求項6】 Tf を流動点、Tg を転移点、Tliq.
    液相温度としたとき、Tf が850℃以下でかつ0.5
    0≦Tg /Tf ≦0.75、0.75≦Tf/Tliq.
    0.95の粘性特性を有することを特徴とする半導体用
    ガラス。
  7. 【請求項7】 請求項6で記載した半導体用ガラスで平
    坦化を行ったことを特徴とする半導体デバイス。
  8. 【請求項8】 請求項1,2,4及び6に記載した半導
    体用ガラスを用いて平坦化後、化学的機械研磨を行った
    ことを特徴とする半導体デバイス。
  9. 【請求項9】 断差部をアルコキシドガラスで絶縁する
    際に、リンゲッター処理を行い、リンゲッター処理後に
    化学的不活性な雰囲気中で流動点以下の温度でガラスの
    粘性流動によって薄膜を形成したことを特徴とする半導
    体デバイス。
  10. 【請求項10】 前記ガラス薄膜のアルコキシル基の比
    率が0.3≦C2 5 - /CH3 - +C2 5 -
    ≦10の範囲内にあるガラスであることを特徴とする請
    求項9記載の半導体デバイス。
JP24500392A 1991-10-21 1992-09-14 半導体用ガラス及びこれを用いた半導体デバイス Pending JPH05304139A (ja)

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