JPH05303440A - デジタル回路のリセット制御装置 - Google Patents

デジタル回路のリセット制御装置

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JPH05303440A
JPH05303440A JP4107762A JP10776292A JPH05303440A JP H05303440 A JPH05303440 A JP H05303440A JP 4107762 A JP4107762 A JP 4107762A JP 10776292 A JP10776292 A JP 10776292A JP H05303440 A JPH05303440 A JP H05303440A
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JP
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signal
power
clock
high level
output
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JP4107762A
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Hitotsugu Kato
仁嗣 加藤
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、電源投入時に動作クロックの発振
状態が安定するまでデジタル回路をリセット状態に保っ
て誤動作を防止する制御を行う場合に、制御回路の調整
を簡単にし、ハードウエア規模の増大を抑えることを目
的とする。 【構成】 電源の初期投入時に、インバータ216から
のRESET次段信号がハイレベルに立ち上がることに
よってF/F208がセットされ、RES2信号がハイ
レベルになる。この信号がROMアドレス制御部105
のアドレス指定動作を阻止する。更に、RESET次段
信号がローレベルに立ち下がってからも、ラッチ21
0、211からなるカウンタがカウントアップ動作を行
ってSK 信号をハイレベルに立ち上げるまでの約3オペ
レーションサイクルの間は、RES2信号はハイレベル
を維持する。これにより、電源初期投入時の動作安定化
のためのタイミング制御が実現される。ラッチ210、
211からなるカウンタは、電源スイッチオフ後の再度
オン時の動作安定化のタイミング制御に兼用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電源投入時に動作クロ
ックの発振状態が安定するまでデジタル回路をリセット
状態に保つことによりデジタル回路によって制御される
装置の誤動作を防止するデジタル回路のリセット制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】中央処理装置(CPU)とROM、RA
Mなどのメモリ、及び入出力装置をチップ上に集積した
マイクロコンピュータなどのデジタル回路は、電卓、電
子楽器、家庭用電化製品、その他様々な情報機器などに
使用されている。
【0003】デジタル回路は、一般に、発振器から発振
される所定の動作クロックによって動作し、その発振器
には所定の電源が供給されている。そして、このような
デジタル回路を内蔵した装置に電源を投入する場合、電
源電圧が安定せず発振器からの動作クロックの発振が安
定しないうちに回路の動作を開始させてしまうと、装置
の誤動作を引き起こす可能性がある。
【0004】そこで、一般に、電源投入後電源電圧が安
定するまでデジタル回路をリセット状態に保ち、電源電
圧が安定した後にデジタル回路のリセットを解除してそ
の動作を開始させる制御が行われている。
【0005】このような制御を実現するための従来例と
して、装置の電源に電源監視回路を接続したものがあ
る。この従来例では、電源が投入された場合に、電源監
視回路が電源電圧が安定したことを検出した後に、デジ
タル回路のリセット状態が解除される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来例
では、電源に電源監視機能を有する外部回路又は内部回
路を接続しなければならず、部品点数の増大、或いは装
置のハードウエア規模の増大を招いてしまうという問題
点を有している。
【0007】また、電源監視ICなどの外部回路を使用
した場合、電源容量や動作クロックの周期などに応じて
デジタル回路のリセット状態が解除されるまでの時間を
所望の時間に設定したくても、それらの回路の調整が難
しいという問題点を有している。
【0008】本発明の課題は、調整が簡単で、ハードウ
エア規模の増大が少ないデジタル回路のリセット制御装
置を、低いコストで提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定の動作ク
ロックに基づいて動作するデジタル回路を前提とする。
【0010】本発明の第1の態様は、次のような構成を
有する。まず、電源の初期投入時に、動作を開始した動
作クロックに基づいて所定タイミング分の期間をカウン
トするカウンタ手段を有する。
【0011】そして、電源の初期投入時に、カウンタ手
段が所定タイミング分の期間をカウントするまでは、デ
ジタル回路の状態を初期状態にリセットしてその動作を
固定し、カウンタ手段が所定タイミング分の期間をカウ
ントした後に、デジタル回路の動作を開始させる動作開
始手段を有する。
【0012】本発明の第2の態様は、次のような構成を
有する。まず、第1の態様の場合と同様のカウンタ手段
及び動作開始手段を有する。次に、電源スイッチのオフ
時に、動作クロックの論理状態を固定させると共にその
動作クロックの発振回路の発振を停止させ、デジタル回
路の動作を固定するパワーオフ制御手段を有する。
【0013】また、電源スイッチが再度オンされた時
に、動作クロックの論理が固定された状態を解除してそ
の動作クロックの発振回路の発振を再開させる発振再開
手段を有する。
【0014】そして、電源スイッチが再度オンされて発
振再開手段によって動作クロックの発振が再開された時
に、カウンタ手段にカウント動作を開始させ、そのカウ
ンタ手段が第2の所定タイミング分の期間をカウントし
た後に、パワーオフ制御手段によって固定されたデジタ
ル回路の動作を再開させる動作再開手段を有する。
【0015】
【作用】本発明の第1の態様では、電源投入後、カウン
タ手段によって所定タイミング分の期間が経過しこの期
間中に電源電圧が安定し動作クロックの発振が安定した
後に、デジタル回路のリセットが解除されその動作が開
始される。
【0016】従って、電源電圧が安定するのを監視する
ための専用回路を設ける必要がなくなり、簡単なカウン
タ回路によって電源投入後の安定化制御を実現できる。
このときの安定化に必要な時間は、カウンタ手段におけ
る所定タイミングの期間のカウント数として簡単に設定
できる。
【0017】本発明の第2の態様では、上述の本発明の
第1の態様の作用に加えて、次のような作用を有する。
即ち、電源スイッチのオフ時には、パワーオフ制御手段
が、動作クロックの論理状態を固定させると共にその動
作クロックの発振回路の発振を停止させ、デジタル回路
の動作を固定する。この結果、パワーオフ状態でも、例
えばデジタル回路を構成するスタティックRAMの内容
が保持される。
【0018】電源スイッチが再度オンされた時には、ま
ず、発振再開手段が動作クロックの論理が固定された状
態を解除してその動作クロックの発振回路の発振を再開
させる。
【0019】そして、動作再開手段は、電源スイッチが
再度オンされた時に、前述のカウンタ手段にカウント動
作を再び開始させ、カウンタ手段が第2の所定タイミン
グ分の期間をカウントした後に、デジタル回路の動作を
再開させる。
【0020】この結果、デジタル回路は、パワーオフ状
態において動作クロックの論理が固定されることによっ
て保持されていたスタティックRAMなどの内容を使用
して動作を再開する。従って、パワーオフ時の動作状態
をそのまま再現することができる。
【0021】また、動作クロックの発振が安定した後に
デジタル回路の動作が再開されるため、デジタル回路が
誤動作を起こすこともない。そして、本発明の第2の態
様では、電源の初期投入時に装置が動作を開始するとき
のタイミング制御と、電源スイッチが再度オンされた時
に装置が動作を再開するときのタイミング制御とを、同
じカウンタ手段で兼用することができる。
【0022】なお、カウンタ手段において、電源の初期
投入時の第1の所定タイミング分のカウント数と電源ス
イッチが再度オンされた時の第2の所定タイミング分の
カウント数は必ずしも同一である必要はない。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
つき詳細に説明する。本発明の実施例の全体構成 図1は、本発明の実施例の全体構成図であり、1チップ
マイクロコンピュータと、それに接続されるキースイッ
チの構成を示す図である。このマイクロコンピュータ
は、電卓、電子楽器、家庭用電化製品、その他様々な情
報機器などの装置(以下、単に装置と呼ぶ)に使用され
る。
【0024】プログラムROM101は、マイクロコン
ピュータが実行すべきプログラム命令(以下、オペレー
ションと呼ぶ)が記憶するROMである。オペレーショ
ンデコード部102は、プログラムROM101から読
み出されるオペレーションをデコードして他の回路を制
御する。
【0025】RAMアドレス制御部103は、プログラ
ムROM101から読み出されるオペレーションの一部
として指定されるアドレスデータに基づいてRAM10
4をアクセスする。
【0026】ROMアドレス制御部105は、オペレー
ションデコード部102でのオペレーションのデコード
結果に基づいて、プログラムROM101に対して次に
読み出されるべきオペレーションのアドレスを指定す
る。
【0027】演算回路106は、オペレーションデコー
ド部102による制御に基づいて、RAM104から読
みだされるデータに対して算術論理演算を実行する。デ
ータROM107は、予め固定されたデータを記憶する
ROMであり、RAM104から出力されるアドレスデ
ータに対応するデータを出力する。
【0028】入力切換回路108は、演算回路106又
はデータROM107の何れかの出力を選択して、RA
M104に格納する。外部インタフェース109は、マ
イクロコンピュータの外部に接続されるキースイッチ部
110におけるキー操作状態を取り込んで、RAM10
4に格納する。
【0029】クロック・タイミング発生部111は、装
置全体を制御するためのマスタークロックMCLKをは
じめとする各種クロック及びタイミング信号を生成し、
それらをオペレーションデコード部102、RAMアド
レス制御部103、RAM104、及びROMアドレス
制御部105に供給する。
【0030】クロック・タイミング発生部111には、
後述するように、RESET信号生成部(図3参照)か
らのRESET信号、〜MI信号生成部(図4参照)か
らの〜MI信号、発振回路(図5参照)からの接続信号
COSIが入力され、また、その発振回路への接続信号
COSOが出力される。
【0031】また、クロック・タイミング発生部111
には、オペレーションデコード部102によって生成さ
れるパワーオフ検出信号POFCMが入力される。本発明の実施例の主要部の構成 図2は、図1のROMアドレス制御部105及びクロッ
ク・タイミング発生部111内の本発明に関連する部分
の構成図である。
【0032】まず、ROMアドレス制御部105の構成
について説明する。#0〜#15 のF/F201は、それぞ
れクロック・タイミング発生部111から各クロック端
子CKに入力されるクロックT1CK1に従って、図1
のオペレーションデコード部102から各入力端子Iに
入力される各アドレスデータad0〜ad16を保持
し、各出力端子からアドレスデータAD0〜AD15と
して図1のプログラムROM101に出力する。これら
のアドレスデータが、プログラムROM101から次に
読み出されるオペレーションを指定するアドレスデータ
となる。
【0033】また、各F/F201のリセット端子に
は、後述するリセットスタート時の一定期間とパワーオ
フ時から再パワーオン時の一定期間にかけてクロック・
タイミング発生部111からハイレベルのSM (RES
2)信号が入力され、各F/F201の内容がリセット
される。
【0034】更に、通常動作時には、クロック・タイミ
ング発生部111からのローレベルのSL 信号によって
反転ゲート203がオフされ、また、SL 信号がインバ
ータ204によって反転されたハイレベルの信号によっ
て反転ゲート202がオンされる。従って、#7のF/F
201に保持されるアドレスデータad7は、反転ゲー
ト202及びインバータ203を介して、それと同じ論
理を有するアドレスデータAD7として出力される。
【0035】一方、パワーオフ時から再パワーオン時の
一定期間にかけて、前述したように各F/F201がハ
イレベルのSM (RES2)信号によりリセットされる
と共に、クロック・タイミング発生部111からのハイ
レベルのSL 信号によって反転ゲート203がオンさ
れ、また、SL 信号がインバータ204によって反転さ
れたローレベルの信号により反転ゲート202がオフさ
れる。従って、アドレスデータAD7は、電源電圧VDD
に基づいてハイレベルに固定され、他のアドレスデータ
AD0〜AD6及びAD8〜AD15はローレベルに固
定される。この結果、パワーオフ時から再パワーオン時
の一定期間にかけて、アドレスデータAD0〜AD15
によるアドレスとして、アドレス0080H(Hは、1
6進数であることを示す)が出力される。これが、再パ
ワーオン時の再スタートアドレスとなる。
【0036】次に、クロック・タイミング発生部111
の構成について説明する。インバータ207及びF/F
208とで構成される部分は、後述するF/F212の
出力に基づき、又は後述するインバータ216から出力
されるRESET次段信号に基づき、或いは後述するF
/F213から出力されノアゲート205及びインバー
タ206を介してF/F208に入力するSA 信号に基
づき、SM(RES2)信号を生成する。RES2信号
は、装置の通常動作時にはローレベルであるが、後述す
るリセットスタート時の一定期間と、パワーオフ時から
再パワーオン時の一定期間にかけてハイレベルとなる。
このハイレベルのRES2信号は、ROMアドレス制御
部105の各F/F201をリセットすると共に、特に
は図示しない装置内の各端子状態を電流が流れない電圧
レベル状態にしたり、カウンタ等を初期状態にし、又は
装置内の表示装置の表示を消したりする。このように、
パワーオフ時にハイレベルとなるRES2信号によって
装置の状態が初期状態に自動的にリセットされる。
【0037】ノアゲート209、ラッチ210、21
1、F/F212からなる部分は、後述するリセットス
タート時にRESET信号がローレベルに立ち下がって
から一定期間のタイミングをとった後に、F/F212
からハイレベルの信号を出力し、F/F208から出力
されるRES2信号をローレベルにして、装置のリセッ
ト状態を解除する。これにより、リセットスタート時
に、電源電圧が安定するまで装置の動作開始が遅らせら
れる。このように、本発明の実施例では、デジタル回路
によってリセットスタート時のタイミングがとられるこ
とが大きな特徴である。
【0038】また、この部分は、後述するパワーオフ時
に、図1のオペレーションデコード部102からのパワ
ーオフ検出信号POFCMによってセットされるF/F
213の出力信号SA によってリセットされた後、後述
する再パワーオン時に、一定期間のタイミングをとった
後にF/F212からハイレベルの信号を出力する。こ
れにより、再パワーオン時に、F/F208から出力さ
れるRES2信号がローレベルになりリセット状態が解
除されるまで一定時間のタイミングがとられ、マスター
クロックMCLKが安定になるまで装置の動作開始が遅
らせられる。
【0039】このように、本発明の実施例では、リセッ
トスタート時のタイミング調整を行う回路と再パワーオ
ン時にタイミング調整を行う回路とが同一のカウンタ回
路によって兼用されることが大きな特徴である。
【0040】セット/リセットF/F215、ノアゲー
ト214、及びF/F217からなる部分は、パワーオ
フ時から再パワーオン時の一定期間にかけてROMアド
レス制御部105に再スタートアドレス0080Hを生
成させるためのSL 信号を生成する。SL 信号は、リセ
ットスタート時以降の通常動作時には、インバータ21
6から出力されるRESET次段信号によってセット/
リセットF/F215がリセットされSI 信号がローレ
ベルとなることによりローレベルを維持する。この結
果、通常動作時には、ROMアドレス制御部105が再
スタートアドレス0080Hを出力することはない。
【0041】また、後述するパワーオフ時には、図1の
オペレーションデコード部102からのパワーオフ検出
信号POFCMによってセットされるF/F213の出
力信号SA によって、F/F217が強制的にセットさ
れ、SL 信号がハイレベルに立ち上げられる。このSL
信号のハイレベル状態は再パワーオン時の一定期間が終
了するまで維持される。これにより、ROMアドレス制
御部105は、再パワーオン時に、再スタートアドレス
0080Hを出力する。その後、再パワーオン時から一
定期間経過後にSK 信号がハイレベルとなることにより
I 信号がローレベルになり、SL 信号もローレベルに
戻る。この結果、ROMアドレス制御部105は、再パ
ワーオン時から一定期間経過後に、再スタートアドレス
0080Hを起点として、アドレスの出力動作を再開す
る。
【0042】クロック・タイミング発生部111に入力
されるRESET信号は、図3(a)又は(b) の何れかの
構成を有するRESET信号生成部で生成される。図2
及び図3(a) 又は(b) において、電源電圧VDDが所定の
閾値を越えると、図2のインバータ216の出力(以
下、この出力をRESET次段信号と呼ぶ)がローレベ
ルにローレベルに立ち下がる。なお、図2のクロック・
タイミング発生部111において、RESET信号が入
力される端子は、抵抗218を介してグランドに接続さ
れる。
【0043】クロック・タイミング発生部111に入力
される〜MI信号は、図4の構成を有する〜MI信号生
成部401によって生成される。〜MI信号生成部40
1は、パワースイッチ状態検出部402と共に、図1の
キースイッチ部110内に構成される。
【0044】〜MI信号生成部401において、スイッ
チ403は、パワースイッチ状態検出部402内のパワ
ースイッチ404に連動して動作し、パワースイッチ4
04がB端子側に倒されてパワーオフされた場合には、
スイッチ403は、電源電圧VDDが印加されるB端子側
に接続される。また、パワースイッチ404がA端子側
に倒されてパワーオンされた場合には、スイッチ403
は、グランドレベルが印加されるA端子側に接続され
る。
【0045】スイッチ403には、容量405と抵抗4
06が縦続に接続され、抵抗406の他方の端子から〜
MI信号(負論理の信号)が出力される。また、この端
子には、他方がグランドに接続される容量407が接続
される。
【0046】また、図2のクロック・タイミング発生部
111において、〜MI信号が入力される端子は、〜M
I信号生成部401の抵抗406より十分に大きな抵抗
値を有する抵抗219によって、電源電圧VDDにプルア
ップされる。
【0047】図4の〜MI信号生成部401によって生
成される〜MI信号は、通常動作時はハイレベルを維持
し、後述するパワーオフ後の再パワーオン時のみ一瞬ロ
ーレベルに立ち下がり、その後、再びハイレベルに戻
る。
【0048】図4のパワースイッチ状態検出部402
は、パワースイッチ404と電流の逆流防止用のダイオ
ード408とから構成され、ダイオードの一端とパワー
スイッチ404のB端子側は、図1の外部インタフェー
ス109に接続される。図1のオペレーションデコード
部102は、外部インタフェース109を介してキース
イッチ部110内のパワースイッチ状態検出部402に
電流を供給し、パワースイッチ404がA端子側に接続
されパワーオン状態になっているときは電流が流れない
ことによりパワーオン状態を検出し、逆にパワースイッ
チ404がB端子側に接続されパワーオフ状態になって
いるときは電流が流れることによりパワーオフ状態を検
出する。
【0049】クロック・タイミング発生部111におけ
る接続信号COSIとCOSOは、図5の構成を有する
発振回路に対して入出力される。そして、図5の発振子
501と抵抗502、及び図2のクロック・タイミング
発生部111のナンドゲート221と抵抗220からな
る部分は、マスタークロックMCLKを発振する回路を
構成する。
【0050】次に、図2のクロック・タイミング発生部
111において、インバータ216、222及びナンド
ゲート223〜226よりなる部分は、リセットスター
ト時以降及び再パワーオン時以降の各動作時には、マス
タークロックMCLKの発振回路を構成するナンドゲー
ト221にハイレベルのSD 信号を供給することによ
り、マスタークロックMCLKの発振を可能にし、後述
するパワーオフ時には、ナンドゲート221にローレベ
ルのSD 信号を供給することにより、マスタークロック
MCLKをハイレベルに固定し、図1のRAM104な
どの内容をバックアップする。
【0051】以上、図1〜図5の構成を有する本発明の
実施例の動作について、順次詳細に説明する。基本動作の説明 まず、本発明の実施例の基本動作について、図6の動作
タイミングチャートに従って説明する。
【0052】クロック・タイミング発生部111(図
1、図2)から出力されるマスタークロックMCLK
は、同発生部に接続される図5の発振回路の発振子50
1の発振に対応して発生されるクロックであり、装置全
体を制御する最も基本的なクロックである。
【0053】クロックCK1、CK2は、装置内のラッ
チやゲートの開閉、RAMの書き込み等の動作を制御す
るための2相クロックである。クロックT1〜T3は、
本実施例における基本動作タイミングを示す3相クロッ
クである。T1〜T3までの1サイクルがオペレーショ
ンが実行される基本サイクルとなる。長いオペレーショ
ンは、このオペレーション実行サイクルの倍数の命令サ
イクルで実行される。
【0054】クロックCKROは、クロックT1とCK
2がアクティブとなるオペレーション実行サイクルの先
頭のタイミングにおいて発生されるクロックであり、各
オペレーションの読出しタイミングを示す。図1のオペ
レーションデコード部102は、プログラムROM10
1から読み出したオペレーションを、このクロックCK
ROによって内部にラッチする。また、このクロックC
KROの間隔が、前述したオペレーション実行サイクル
となる。
【0055】クロックT1CK1は、オペレーション実
行サイクルの先頭のタイミングでクロックCKROが発
生した後、クロックT1とCK1がアクティブとなるタ
イミングにおいて発生されるクロックであり、図1のR
OMアドレス制御部105がプログラムROM101に
対して出力するアドレスの変化タイミングを示す。
【0056】上記各クロックCK1、CK2、T1、T
2、T3、、CKRO、及びT1CK1は、クロック・
タイミング発生部111内の特には図示しない回路で、
マスタークロックMCLKに基づいて生成される。
【0057】図6において、例えば時刻tA において、
ROMアドレス制御部105からプログラムROM10
1に出力されるAD0〜AD15(図2参照)の16ビ
ットのアドレスが、クロックT1CK1に従って、アド
レスからアドレスに変化した場合、次のオペレーシ
ョン実行サイクルの先頭の時刻tB において、オペレー
ションデコード部102は、クロックCKROに従っ
て、プログラムROM101から、今までのアドレス
のオペレーションに代えてアドレスのオペレーション
を取り込んで実行する。同様に、続く時刻tC ではプロ
グラムROM101にアドレスが指定され、時刻tD
においてそのアドレスのオペレーションが実行される。全体動作 次に、本発明の実施例の全体動作について、図7の動作
フローチャートを用いて説明する。このフローは、図1
のオペレーションデコード部102がプログラムROM
101に格納されている各オペレーションを実行する動
作として実現される。
【0058】まず、ステップS701は、最初に装置に
電源が投入されたとき、即ち、リセットスタート時に実
行される処理部分である。この処理のオペレーション
は、例えば次のステップS702の処理の先頭オペレー
ションのアドレスの指定のみを行なうものである。
【0059】ここで、リセットスタート時の電源電圧V
DDが安定しかつマスタークロックMCLKの発振が安定
するまでの一定期間は、RESET信号がハイレベルと
なり、また、SJ 信号がハイレベルとなることにより、
RES2信号(図2参照)がハイレベルとなる。この結
果、ROMアドレス制御部105は、ステップS701
の処理のオペレーションに基づいてオペレーションデコ
ード部102より指定されるステップS702の処理の
先頭オペレーションのアドレスを、プログラムROM1
01へ出力しない。
【0060】また、RES2信号がハイレベルとなるこ
とにより、装置内の各端子状態を電流が流れない電圧レ
ベル状態にしたり、カウンタ等を初期状態にし、又は装
置内の表示装置の表示を消したりするリセット動作が自
動的に行なわれる。
【0061】RESET信号がローレベルに立ち下がっ
た後、ラッチ210、211からなるカウンタ回路がカ
ウント動作を行い、SK 信号がハイレベル、SJ 信号が
ローレベルとなると、RES2信号がローレベルに立ち
下がり、ROMアドレス制御部105は、ステップS7
01の処理のオペレーションに基づいてオペレーション
デコード部102より指定されるステップS702の処
理の先頭オペレーションのアドレスを、プログラムRO
M101へ出力する。この結果、オペレーションデコー
ド部102は、ステップS702の処理を実行する。
【0062】ステップS702では、図1のRAM10
4の内容がクリアされる。ステップS703では、図1
のRAM104以外の各部分に初期値を設定する処理
(イニシャライズ)などが実行される。
【0063】次に、ステップS704では、図1のマイ
クロコンピュータが制御を行なう装置の機能を実現する
ためのメイン処理が実行される。例えば電子楽器では、
実際に楽音を発生する処理である。
【0064】ステップS704は、次のステップS70
5において、キースイッチ部110内のパワースイッチ
状態検出部402(図4)においてパワースイッチ40
4がオフされたことが検出されるまで繰り返し実行され
る。
【0065】ステップS705で、パワースイッチ40
4がオフされたことが検出されると、ステップS706
において、パワーオフ処理が実行される。この処理は、
後述するようにマスタークロックMCLKの論理をハイ
レベルに固定させてその発振を停止させるために、パワ
ーオフ検出信号POFCMをハイレベルに立ち上げる処
理である。
【0066】なお、パワーオフ時には、RES2信号が
ハイレベルとなることにより、装置内の各端子状態を電
流が流れない電圧レベル状態にしたり、カウンタ等を初
期状態にし、又は装置内の表示装置の表示を消したりす
るリセット動作が自動的に行なわれる。
【0067】以上のパワーオフ処理により、装置はパワ
ーオフ状態(ステップS707)になる。次に、キース
イッチ部110内のパワースイッチ状態検出部402
(図4)においてパワースイッチ404が再びオンされ
ると、図4の〜MI信号生成部401から出力される〜
MI信号の論理が一瞬だけローレベルに立ち下がり、こ
の変化がクロック・タイミング発生部111(図1、図
2)において検知される。この結果、同発生部は、マス
タークロックMCLKの発振を再開すると共に、ROM
アドレス制御部105(図1、図2)に対してプログラ
ムROM101へアドレスデータとして0080Hを出
力させる。
【0068】プログラムROM101上のアドレス00
80Hには、ステップS708の再パワーオン時に実行
される処理のオペレーションが格納されている。このオ
ペレーションは、例えばステップS703の処理の先頭
オペレーションのアドレスの指定のみを行なうものであ
る。
【0069】ここで、再パワーオン時にマスタークロッ
クMCLKの発振が安定するまでの一定期間は、図2の
ラッチ210、211の動作に基づいてRES2信号が
ハイレベルを維持することにより、ROMアドレス制御
部105は、ステップS701の処理のオペレーション
に基づいてオペレーションデコード部102より指定さ
れるステップS703の処理の先頭オペレーションのア
ドレスを、プログラムROM101へ出力しない。
【0070】上記一定期間が経過すると、ROMアドレ
ス制御部105は、ステップS703の処理の先頭オペ
レーションのプログラムROMアドレスをプログラムR
OM101へ出力し、これにより、ステップS703以
降の処理が再開される。
【0071】今、ステップS707のパワーオフ状態で
は、前述したようにマスタークロックMCLKの論理が
固定されるため、スタティックRAMである例えば図1
のRAM104の内容はそのまま保持されている。従っ
て、再パワーオン時には、装置は、パワーオフ直前の装
置の状態から動作を再開することができる。
【0072】また、パワーオフから再パワーオンまでの
間は、装置各部に電圧は与えられていてもマスタークロ
ックMCLKなどの論理は固定されているため、装置が
消費する電流は非常に少なく抑えられる。リセットスタート時の動作 次に、最初に装置に電源が投入されたとき、即ち、リセ
ットスタート時の詳細な動作について、図8、図9の動
作タイミングチャートに従って説明する。
【0073】図8、図9において、マスタークロックM
CLK、クロックCK1、CK2、クロックT1、T
2、T3、、クロックCKRO、クロックT1CK1、
アドレスAD0〜AD15、及びオペレーションについ
ては、図6で既に説明した。
【0074】クロック〜T1CK2は、クロックT1と
CK2がアクティブとなるタイミングにおいて発生され
る負論理のクロックである。クロックT2CK1は、ク
ロックT2とCK1がアクティブとなるタイミングにお
いて発生されるクロックである。クロックT3CK1
は、クロックT3とCK1がアクティブとなるタイミン
グにおいて発生されるクロックである。
【0075】まず、装置への最初の電源投入時に、図3
(a) 又は(b) のRESET信号生成部において、電源電
圧VDDが上昇してゆき、VDDが図2のインバータ216
の論理閾値レベルを越えると、RESET次段信号がハ
イレベルからローレベルに変化する。
【0076】RESET次段信号が最初にハイレベルで
ある間、図2のクロック・タイミング発生部111にお
いて、インバータ222の出力はローレベルであり、ナ
ンドゲート223の出力信号SD はハイレベルとなる。
一方、F/F213の出力であるSA 信号はローレベル
となっており、ナンドゲート224の出力信号SB はハ
イレベルとなる。従って、ナンドゲート225の出力信
号SC はローレベルとなり、このローレベル信号により
ナンドゲート223の出力信号SD のハイレベル状態が
維持される。この結果、ナンドゲート221はインバー
タとして動作し、マスタークロックMCLKは発振可能
な状態となっている。また、上述のようにインバータ2
22の出力がローレベルであることにより、ナンドゲー
ト226の出力信号SE はハイレベルとなっている。
【0077】次に、前述したように電源電圧VDDが上昇
してゆきRESET次段信号がローレベルに立ち下がっ
てインバータ222の出力がハイレベルに変化しても、
C信号はローレベルを維持するため、ナンドゲート2
23の出力信号SD はハイレベル状態を維持する。従っ
て、マスタークロックMCLKは発振可能な状態を維持
する。一方、インバータ222の出力がハイレベルに変
化し、かつ、SD 信号がハイレベルの状態を維持する
と、ナンドゲート226の出力信号SE は、図8に示さ
れるようにローレベルに変化する。この結果、F/F2
13のリセット状態が解除され、F/F213は、図1
のオペレーションデコード部102からのパワーオフ検
出信号POFCMを入力可能な状態になる。このパワー
オフ検出信号POFCMは、オペレーションデコード部
102がパワースイッチ404(図4)がパワーオフさ
れたことを検出しない限りローレベルを維持し、SA
号もローレベルを維持する。
【0078】一方、クロック・タイミング発生部111
において、ラッチ210と211は、ノアゲート209
の出力をクロック入力とし、SG 信号を下位出力、SH
信号を上位出力とする2ビットカウンタを構成してい
る。また、F/F212は、クロックT3CK1に基づ
いて、上記カウンタの上位出力であるSH 信号を保持し
て、SK 信号を出力する。今、電源投入後直後は、RE
SET次段信号は前述したようにハイレベルであり、こ
の信号がノアゲート205、インバータ206を介して
ラッチ210、211、F/F212の各リセット端子
に入力することにより、これらの回路がリセットされ
る。従って、これらの回路によるカウント動作は行われ
ず、SK 信号はローレベル、SJ 信号はハイレベルとな
る。また、ノアゲート205、インバータ206を介し
て入力するRESET次段信号によってF/F208が
強制的にセットされ、SM (RES2)信号はハイレベ
ルとなる。
【0079】電源投入後、電源電圧VDDが上昇し、RE
SET信号がハイレベルに立ち上がり、インバータ21
6から出力されるRESET次段信号がローレベルに立
ち下がると、ラッチ210、211、F/F212のリ
セットが解除され、F/F208のセットが解除され
る。
【0080】この結果、ラッチ210、211からなる
カウンタが動作可能な状態になる。そして、前述したよ
うに始めはF/F212から出力されるSK 信号はロー
レベルであるから、ノアゲート209にクロック〜T1
CK2が入力可能な状態となる。この結果、RESET
次段信号がローレベルに立ち下がったタイミングから、
ラッチ210と211とからなるカウンタがクロック〜
T1CK2によるカウントアップ動作を開始する。
【0081】一方、RESET次段信号がローレベルに
立ち下がってF/F208のセットが解除されても、S
K 信号がハイレベルに立ち上がらないうちは、SJ 信号
がローレベルであり、F/F208から出力されるSM
(RES2)信号は、図8に示されるようにハイレベル
を維持する。
【0082】ハイレベルのRES2信号は、図2のRO
Mアドレス制御部105内のアドレス出力用の#1〜#15
のF/F201をリセットする。また、電源投入時には
ハイレベルとなったRESET次段信号によりセット/
リセットF/F215がセットされ、その出力がハイレ
ベルとなる。従って、ノアゲート214から出力される
I 信号はローレベルとなり、F/F217から出力さ
れるSL 信号もローレベルとなる。これにより、ROM
アドレス制御部105において、反転ゲート203がオ
フされ、また、SL 信号がインバータ204により反転
されたハイレベルの信号により反転ゲート202がオン
される。従って、アドレスデータAD7としては#7のF
/F201の出力が選択される。
【0083】以上の結果、AD0〜AD15は、図8に
示されるように、オール0(アドレス)となる。従っ
て、図1のプログラムROM101からオペレーション
デコード部102へは、図7のステップS701に対応
するオペレーションが出力されることになる。しかし、
上述したように、RES2信号によって#1〜#15 のF/
F201はリセットされ、ROMアドレス制御部105
はオール0のアドレスを出力し続けるため、図7のステ
ップS702の処理は実行されない。
【0084】また、RES2信号がハイレベルとなるこ
とにより、装置内の各端子状態を電流が流れない電圧レ
ベル状態にしたり、カウンタ等を初期状態にし、又は装
置内の表示装置の表示を消したりするリセット動作が自
動的に行なわれる。
【0085】ラッチ210と211とからなるカウンタ
がクロック〜T1CK2によるカウントアップ動作を開
始すると、まず、図8に示されるように、RESET次
段信号がローレベルに立ち下がった後に最初に発生する
クロック〜T1CK2によって、ラッチ210の正論理
出力であるSG 信号がハイレベルに立ち上がる。次に、
2番目のクロック〜T1CK2が入力すると、図8に示
されるように、SG 信号がローレベルに立ち下がり、同
時にラッチ212の正論理出力であるSH 信号がハイレ
ベルに立ち上がる。そして、このタイミングの後に入力
するクロックT3CK1の入力タイミングにおいて、上
記ハイレベルのSH 信号がF/F212に取り込まれて
その出力信号SK がハイレベルに立ち上がる。SK 信号
がハイレベルとなると、ノアゲート209から出力され
るSF 信号はローレベルに固定されるため、以後、F/
F212から出力されるSK 信号は後述するパワーオフ
時までハイレベルを維持する。
【0086】SK 信号がハイレベルに立ち上がると、図
9に示されるように、SJ 信号がローレベルに立ち下が
る。その後、このローレベルのSJ 信号はクロックT2
CK1が出力されるタイミングでF/F208に取り込
まれ、続いてクロックCKROが出力されるタイミング
で、図9に示されるように、F/F208から出力され
るRES2信号がローレベルに立ち下がる。
【0087】この結果、図2のROMアドレス制御部1
05内のアドレス出力用の#1〜#15のF/F201のリ
セットが解除される。この時既に、オペレーションデコ
ード部102より指定されるad0〜ad15として、
オール0のアドレスの図7のステップS701の処理の
オペレーションによって指定されるステップS702の
処理の先頭オペレーションのアドレスが入力してい
る。そして、各F/F201は、解除後に入力するクロ
ックT1CK1に同期して上記アドレスを取り込み、
それをプログラムROM101に出力する。
【0088】これ以後、前述した図6の動作タイミング
チャートと同様の図9の動作タイミングチャートが実行
されることにより、図7のステップS702以降の処理
が実行され、装置は動作状態になる。
【0089】動作状態に入った後は、図9に示されるよ
うに、電源電圧VDDはハイレベルを維持する。また、R
ESET次段信号はローレベルを維持し、SJ 信号及び
RES2信号はローレベルを維持する。
【0090】また、動作状態に入った後は、セット/リ
セットF/F215がセットされたままでその出力がハ
イレベルであることにより、又はSK 信号がハイレベル
であることにより、ノアゲート214から出力されるS
I 信号はローレベルを維持し、F/F217から出力さ
れるSL 信号もローレベルを維持する。この結果、RO
Mアドレス制御部105において、反転ゲート203が
オフされ、また、SL信号がインバータ204によって
反転されたハイレベルの信号によって反転ゲート202
がオンされる。従って、#7のF/F201に保持される
アドレスデータad7は、反転ゲート202及びインバ
ータ203を介して、それと同じ論理を有するアドレス
データAD7として出力される。
【0091】以上の結果、動作状態に入った後は、RO
Mアドレス制御部105は有効なアドレスを出力可能な
状態になる。更に、動作状態に入った後は、SE 信号は
ローレベルを維持し、F/F213は図1のオペレーシ
ョンデコード部102からのパワーオフ検出信号POF
CMを入力可能な状態になる。
【0092】以上のように、本発明の実施例では、リセ
ットスタート時に、RESET次段信号がローレベルに
立ち下がってから、ラッチ210、211からなるカウ
ンタがカウントアップ動作を行ってSK 信号をハイレベ
ルに立ち上げるまでの約3オペレーションサイクルの間
は、装置が実質的な動作を開始しないため、電源投入時
の誤動作を防止することができる。
【0093】本発明の実施例では、上記カウンタとして
は、ラッチ210と211とからなる2段のカウンタが
構成されている。ここで、電源投入後RESET次段信
号がローレベルに立ち下がるまでの時間は、図3(a) 又
は(b) の回路における素子特性により変化する。従っ
て、上述のカウントアップ動作の時間は、電源電圧VDD
が安定してマスタークロックMCLKの発振が安定する
までの時間以上となるような十分な時間がとられ、その
時間によってラッチの段数が決定される。パワーオフ時の動作 次に、パワーオフ時の動作について、図10、図11の
動作タイミングチャートに従って説明する。
【0094】図10、図11において、マスタークロッ
クMCLK、クロックCK1、CK2、クロックT1、
T2、T3、、クロックCKRO、アドレスAD0〜A
D15、オペレーションについては、図6、図8、図9
で既に説明した。
【0095】パワーオフ検出信号POFCMは、図1の
オペレーションデコード部102がキースイッチ部11
0内のパワースイッチ状態検出部402(図4)におい
てパワースイッチ404がオフされたことを検出した場
合に、同デコード部がハイレベルの信号として出力する
信号である。
【0096】今、前述した図6、図9の動作タイミング
チャートと同様の図10の動作タイミングチャートが実
行されることにより、図7のステップS704とS70
5の処理が繰り返し実行され、装置は動作状態にある。
【0097】この状態で、図1のオペレーションデコー
ド部102は、図7のメイン処理S704の一部の処理
として、パワースイッチ状態検出部402に電流を供給
しパワースイッチ404の接続状態を走査する。
【0098】この結果、オペレーションデコード部10
2は、図7のステップS705の処理としてパワースイ
ッチ404がB端子側に接続されパワーオフされたこと
を検出すると、図1のROMアドレス制御部105に対
して、図10、図11に示されるように、パワーオフ処
理用のアドレスを出力する。
【0099】従って、オペレーションデコード部102
は、プログラムROM101からアドレスに対応する
パワーオフ処理用のオペレーションを読み出し、それを
実行する。この結果、前述した図7のステップS706
の処理として、パワーオフ処理が実行される。この処理
は、前述したようにパワーオフ検出信号POFCMをハ
イレベルに立ち上げるための処理である。
【0100】この結果、オペレーションデコード部10
2は、クロックCKROに同期した上記パワーオフ処理
のオペレーションの実行タイミングで、図11に示され
るようにパワーオフ検出信号POFCMをハイレベルに
立ち上げる。
【0101】図2のクロック・タイミング発生部111
では、図11に示されるようにパワーオフ検出信号PO
FCMがハイレベルに立ち上がった後最初にクロックT
1CK1が出力されるタイミングで、F/F213がハ
イレベルのパワーオフ検出信号POFCMを取り込む。
これにより、その出力であるSA 信号がハイレベルに立
ち上がる。
【0102】このハイレベルのSA 信号は、ノアゲート
205、インバータ206を介してF/F217及びF
/F208をそれぞれセットするため、図11に示され
るように、それらの各出力であるSL 信号及びSM (R
ES2)信号がそれぞれハイレベルに立ち上がる。
【0103】このようにパワーオフ時にRES2信号が
ハイレベルとなることにより、装置内の各端子状態を電
流が流れない電圧レベル状態にしたり、カウンタ等を初
期状態にし、又は装置内の表示装置の表示を消したりす
るリセット動作が自動的に行なわれる。
【0104】同時に、ROMアドレス制御部105にお
いて、各F/F201が上述のハイレベルのSM 信号に
よってリセットされると共に、ハイレベルのSL 信号に
よって反転ゲート203がオンされ、また、SL 信号が
インバータ204によって反転されたローレベルの信号
によって反転ゲート202がオフされる。従って、アド
レスデータAD7は、電源電圧VDDに基づいてハイレベ
ルに固定され、他のアドレスデータAD0〜AD6及び
AD8〜AD15はローレベルに固定される。この結
果、図11に示されるように、SM 信号及びSL 信号が
ハイレベルとなるタイミングで、ROMアドレス制御部
105からは、アドレス0080H(アドレスs)が
出力され、オペレーションデコード部102からのアド
レスは出力されなくなる。このアドレス0080Hは、
後述する再パワーオン時の再スタートアドレスとなる。
【0105】また、ハイレベルのSA 信号はF/F21
2をリセットするため、図11に示されるように、SK
信号がローレベルに立ち下がる。更に、ハイレベルのS
A 信号はラッチ210、211をもリセットし、パワー
オフ時の段階では、後述するようにSA 信号が立ち上が
った以後はクロック〜T1CK2が発生しなくなるた
め、ラッチ210、211からなるカウンタは動作せ
ず、SK 信号はローレベルを維持する。
【0106】これと共に、ハイレベルのSA 信号はセッ
ト/リセットF/F215をリセットし、その出力がロ
ーレベルになる。従って、ノアゲート214の2つの入
力は共にローレベルとなり、そこから出力されるSI
号はハイレベルに立ち上がる。このハイレベルのSI
号は、後述する再パワーオン時の一定期間、SL 信号を
ハイレベルに維持するために使用される。
【0107】一方、図11に示されるように、SA 信号
がハイレベルに立ち上がった後、クロックCK2がハイ
レベルに立ち上がるタイミングで、ナンドゲート224
から出力されるSB 信号がローレベルに立ち下がる。ロ
ーレベルのSB 信号は、図11に示されるように、ナン
ドゲート225から出力されるSC 信号をハイレベルに
立ち上げる。また、RESET次段信号はリセットスタ
ート時以後ローレベルのままであり(図8参照)、ま
た、〜MI信号は、プルアップ抵抗219によってハイ
レベルにプルアップされている。従って、ナンドゲート
223から出力されるSD 信号は、図11に示されるよ
うに、ローレベルに立ち下がる。ローレベルのSD 信号
は、ナンドゲート225から出力されるSC 信号をハイ
レベルに維持し、この結果、SD 信号自身もローレベル
に維持される。
【0108】ローレベルのSD 信号は、図11に示され
るように、ナンドゲート226から出力されるSE 信号
をハイレベルに立ち上げる。この結果、F/F213が
リセットされ、図11に示されるように、SA 信号はロ
ーレベルに立ち下がり、ナンドゲート224から出力さ
れるSB 信号はハイレベルに戻る。
【0109】また、ローレベルのSD 信号は、ナンドゲ
ート221から出力されるマスタークロックMCLKの
論理をハイレベルに固定する。この結果、接続信号CO
SO、COSIを介して接続される図5の発振回路が発
振を停止する。
【0110】ここで、SA 信号がローレベルに立ち下が
るとF/F208のセットが解除されるが、前述したよ
うにSK 信号はローレベルを維持するためSJ 信号はハ
イレベルを維持し、従って、F/F208から出力され
るRES2信号はハイレベルを維持する。
【0111】このようにして、マスタークロックMCL
K、それに基づいて生成されるクロックCK1、CK
2、CKRO、T1、T2、及びT3の各論理が固定さ
れ、従って、図1のオペレーションデコード部102
は、前述したアドレスのパワーオフ処理のオペレーシ
ョンを実行した状態でその動作が固定され、また、RO
Mアドレス制御部105は、アドレス0080Hを出力
した状態でその動作が固定される。
【0112】以上説明したように、パワーオフ状態で
は、マスタークロックMCLKの論理が固定されるた
め、スタティックRAMである例えば図1のRAM10
4の内容はそのまま保持されている。従って、後述する
再パワーオン時には、装置は、パワーオフ直前の装置の
状態から動作を再開することができる。
【0113】また、パワーオフ時にハイレベルとなるR
ES2信号によって、装置の状態が初期状態に自動的に
リセットされる。再パワーオン時の動作 最後に、再パワーオン時の動作について、図12、図1
3の動作タイミングチャートに従って説明する。
【0114】図1のキースイッチ部110内のパワース
イッチ状態検出部402(図4)において、パワースイ
ッチ404がB端子側に接続されてオフされた後に再び
A端子側に接続されてオンされると、図4の〜MI信号
生成部401の回路構成により、〜MI信号は、図12
に示されるように瞬間的にディスチャージされてローレ
ベルに立ち下がり、その後、徐々にハイレベルに復帰す
る。
【0115】〜MI信号がローレベルに立ち下がると、
ナンドゲート223から出力されるSD 信号がハイレベ
ルに立ち上がる。ハイレベルのSD 信号はナンドゲート
225から出力されるSC 信号をローレベルに立ち下
げ、ナンドゲート223から出力されるSD 信号自身は
ハイレベルを維持する。
【0116】ハイレベルのSD 信号は、ナンドゲート2
21のインバート機能を回復させ、図12に示されるよ
うにマスタークロックMCLKの発振を再開させる。こ
れにより、クロックCK1、CK2、CKRO、T1、
T2、及びT3なども出力が再開される。但し、発振開
始後しばらくの期間は、図5の発振回路の発振波形は、
例えば図14に示されるような過渡特性を有し、各クロ
ックは、図14又は図12に示されるように、そのクロ
ック幅などが安定しない状態となっている。
【0117】また、ハイレベルのSD 信号は、ナンドゲ
ート226から出力されるSE 信号をローレベルに立ち
下げる。従って、F/F213のリセット状態が解除さ
れ、F/F213は、図1のオペレーションデコード部
102からのパワーオフ検出信号POFCMを再び入力
可能な状態になる。
【0118】一方、図1のオペレーションデコード部1
02は、図12に示されるようにように、クロックCK
ROの出力タイミンで、ROMアドレス制御部105が
パワーオフ時に出力したままになっているアドレス00
80H(図11参照)に対応するオペレーションを取り
込む。このオペレーションは、前述したように、図7の
ステップS708の再パワーオン時に実行される処理の
オペレーションであって、例えばステップS703の処
理の先頭オペレーションのアドレスの指定のみを行なう
ものである。なお、オペレーションデコード部102
は、アドレス0080Hに対応するオペレーションを取
り込むタイミングで、図12に示されるようにパワーオ
フ検出信号POFCMをローレベルに立ち下げる。
【0119】ここで、再パワーオン時において、図2の
ROMアドレス制御部105の動作状態を決定するSM
(RES2)信号とSL 信号は、パワーオフ時にハイレ
ベルに立ち上げられたままである(図11参照)。従っ
て、ROMアドレス制御部105は、前述したように、
アドレス0080Hを出力したままの状態を維持する。
そして、本実施例では、以下に説明する動作によって、
マスタークロックMCLKの発振が安定するまでの3オ
ペレーションサイクル強の間は、図2のラッチ210、
211のカウント動作に基づいて、上述のRES2信号
及びSL 信号がハイレベルである状態が維持される。
【0120】この結果、ROMアドレス制御部105
は、アドレス0080Hのオペレーションに基づいてオ
ペレーションデコード部102から指定される図7のス
テップS703の処理の先頭オペレーションのアドレス
(図9のアドレスと同じ)をプログラムROM10
1へ出力することはせず、アドレス0080Hを出力し
続ける。これにより、マスタークロックMCLKの発振
が安定するまで装置の動作が再開されないように制御す
ることができる。以下に、このタイミングカウント動作
について説明する。
【0121】まず、図2のクロック・タイミング発生部
111において、ノアゲート209に入力するSK 信号
は前述したパワーオフ時にローレベルに立ち下げられて
いるため(図11参照)、図12に示されるように、再
パワーオン時の最初のクロック〜T1CK2の出力によ
り、ノアゲート209からラッチ210に、クロック〜
T1CK2の論理が反転された論理を有するSF 信号が
入力し、ラッチ210、211からなるカウンタがカウ
ントアップされ、下位カウント出力であるSG信号がハ
イレベルに立ち上がる。
【0122】続いて、図12に示されるように、次のオ
ペレーションサイクルの先頭タイミングのクロック〜T
1CK2の出力により、再びSF 信号がハイレベルとな
り、ラッチ210、211からなるカウンタが更にカウ
ントアップされ、下位カウント出力であるSG 信号がロ
ーレベルに戻ると共に、上位カウント出力であるSH
号がハイレベルに立ち上がる。
【0123】この結果、図13に示されるように、次の
クロックT3CK1の出力により、F/F212がハイ
レベルのSH 信号を取り込んでその出力であるSK 信号
をハイレベルに立ち上げる。SK 信号がハイレベルとな
ると、ノアゲート209から出力されるSF 信号はロー
レベルに固定されるため、以後、図13に示されるよう
に、F/F212から出力されるSK 信号は次のパワー
オフ時までハイレベルを維持する。
【0124】ハイレベルのSK 信号は、インバータ20
7から出力されるSJ 信号をローレベルに立ち下げる。
また、ハイレベルのSK 信号は、ノアゲート214から
出力されるSI 信号をローレベルに立ち下げる。
【0125】次に、SJ 信号がローレベルに立ち下がっ
た後、クロックT2CK1の出力により、そのローレベ
ル信号がF/F208に取り込まれ、図13に示される
ように、続いて出力されるクロックCKROによって、
F/F208から出力されるSM (RES2)信号がロ
ーレベルに立ち下がる。この結果、ROMアドレス制御
部105の各F/F201のリセット状態が解除され
る。
【0126】また、SM 信号がローレベルに立ち下が
り、上述のようにROMアドレス制御部105の各F/
F201のリセット状態が解除された後、クロックT1
CK1の出力により、ローレベルのSI 信号がF/F2
17に取り込まれ、そこから出力されるSL 信号がロー
レベルに立ち下がる。この結果、ROMアドレス制御部
105において、反転ゲート203がオフされ、また、
L 信号がインバータ204によって反転されたハイレ
ベルの信号によって反転ゲート202がオンされる。従
って、#7のF/F201に保持されるアドレスデータa
d7は、反転ゲート202及びインバータ203を介し
て、それと同じ論理を有するアドレスデータAD7とし
て出力される。
【0127】以上のように、ROMアドレス制御部10
5は、再パワーオン時にマスタークロックMCLKが発
振を再開してから3オペレーションサイクル強の時間が
経過した後にRES2信号及びSL 信号がローレベルに
立ち下がることにより、図1のオペレーションデコード
部102からの有効なアドレスを出力可能な状態に戻
る。
【0128】SL 信号がローレベルに立ち下がったタイ
ミングにおいては、図1のオペレーションデコード部1
02は、図13に示されるように、アドレス0080H
のオペレーションを実行している状態にある。このオペ
レーションは、前述したように、例えば図7のステップ
S703の処理の先頭オペレーションのアドレスの指定
のみを行なうものである。従って、図2のROMアドレ
ス制御部105内の各F/F201は、図13に示され
るように、SL 信号が立ち下がるタイミングと同時のク
ロックT1CK1が出力されるタイミングで、アドレス
0080Hのオペレーションに基づいてオペレーション
デコード部102から指定される図7のステップS70
3の処理の先頭オペレーションのアドレス(図9のア
ドレスと同じ)をプログラムROM101へ出力す
る。
【0129】これ以後、前述した図6、図9、図10の
動作タイミングチャートと同様の、図13の後半以降の
動作タイミングチャートが実行されることにより、図7
のステップS703以降の処理が実行され、装置は再び
動作状態になる。この場合、図1のRAM104の内容
をクリアするための図7のステップS702の処理は実
行されないため、前述したパワーオフ状態においてマス
タークロックMCLKの論理が固定されることによって
保持されていたRAM104の内容が使用されて、装置
の動作が再開される。
【0130】上述の再パワーオン時の制御動作におい
て、マスタークロックMCLKが発振を再開してからR
ES2信号及びSL 信号をローレベルに立ち下げるまで
のタイミングをとるために、図2の2段のラッチ21
0、211からなるカウンタが使用された。しかし、こ
の段数としては、図5の発振回路の発振再開時の過渡特
性やその他の条件によって決定されるマスタークロック
MCLKの発振が安定するまでの時間に応じて、適当な
段数を設定することができる。
【0131】以上説明したように、再パワーオン時に
は、マスタークロックMCLKの発振が安定するまでの
3オペレーションサイクル強の間は、図2のラッチ21
0、211のカウント動作に基づいて、装置の動作が再
開されないように制御される。ここで、ラッチ210、
211からなるカウンタは、リセットスタート時に、電
源電圧VDDが安定してマスタークロックMCLKの発振
が安定するまで装置が動作っを開始しないように制御す
るためにも用いられる。従って、本発明の実施例では、
リセットスタート時に装置が動作を開始するときのタイ
ミング制御と、再パワーオン時に装置が動作を再開する
ときのタイミング制御とを、同じカウンタで兼用するこ
とができる。
【0132】
【発明の効果】本発明の第1の態様によれば、電源の初
期投入時に装置が動作を開始するときのタイミング制御
において、電源電圧が安定するのを監視するための専用
回路を設ける必要がなくなり、簡単なカウンタ回路によ
って電源投入後の安定化制御を実現することが可能とな
る。
【0133】このときの安定化に必要な時間は、カウン
タ手段における所定タイミングの期間のカウント数とし
て簡単に設定することが可能である。本発明の第2の態
様によれば、本発明の第1の態様の場合と同様の効果が
得られると共に、電源スイッチがオフされた後に再度オ
ンされた場合に、動作クロックの発振が安定した後にパ
ワーオフ時の動作状態をそのまま再現してデジタル回路
の動作を再開させることができ、その動作再開のための
タイミング制御を、電源の初期投入時のタイミング制御
に用いたのと同じカウンタ手段で行うことが可能とな
る。
【0134】従って、ハードウエア規模の増大を抑える
ことが可能となり、装置のコスト低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の全体構成図である。
【図2】本発明に関連するROMアドレス制御部及びク
ロック・タイミング発生部の回路構成図である。
【図3】RESET信号生成部の構成図である。
【図4】〜MI信号生成部とパワースイッチ状態検出部
の構成図である。
【図5】発振回路の構成図である。
【図6】基本動作タイミングチャートである。
【図7】全体動作フローチャートである。
【図8】リセットスタート時の動作タイミングチャート
(その1)である。
【図9】リセットスタート時の動作タイミングチャート
(その2)である。
【図10】パワーオフ時の動作タイミングチャート(そ
の1)である。
【図11】パワーオフ時の動作タイミングチャート(そ
の2)である。
【図12】再パワーオン時の動作タイミングチャート
(その1)である。
【図13】再パワーオン時の動作タイミングチャート
(その2)である。
【図14】発振特性図である。
【符号の説明】
101 プログラムROM 102 オペレーションデコード部 103 RAMアドレス制御部 104 RAM 105 ROMアドレス制御部 106 演算回路 107 データROM 108 入力切換回路 109 外部インタフェース 110 キースイッチ部 111 クロック・タイミング発生部 201、208、212、213、217 フリップ
フロップ(F/F) 202〜204、206、207、216、222、3
02 インバータ 205、209、214 ノアゲート 210、211 ラッチ 215 セット/リセットF/F 218〜220、406、502 抵抗 221、223〜226 ナンドゲート 301 電源監視IC 401 〜MI信号生成部 402 パワースイッチ状態検出部 403 スイッチ 404 パワースイッチ 405、407 容量 501 発振子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 15/78 510 P 7530−5L

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の動作クロックに基づいて動作する
    デジタル回路において、 電源の初期投入時に、動作を開始した前記動作クロック
    に基づいて所定タイミング分の期間をカウントするカウ
    ンタ手段と、 前記電源の初期投入時に、前記カウンタ手段が前記所定
    タイミング分の期間をカウントするまでは、前記デジタ
    ル回路の状態を初期状態にリセットしてその動作を固定
    し、前記カウンタ手段が前記所定タイミング分の期間を
    カウントした後に、前記デジタル回路の動作を開始させ
    る動作開始手段と、 を有することを特徴とするデジタル回路のリセット制御
    装置。
  2. 【請求項2】 所定の動作クロックに基づいて動作する
    デジタル回路において、 前記動作クロックに基づいて任意のタイミング分の期間
    をカウントするカウンタ手段と、 前記電源の初期投入時に、前記カウンタ手段にカウント
    動作を開始させ、該カウンタ手段が第1の所定タイミン
    グ分の期間をカウントするまでは、前記デジタル回路の
    状態を初期状態にリセットしてその動作を固定し、前記
    カウンタ手段が前記第1の所定タイミング分の期間をカ
    ウントした後に、前記デジタル回路の動作を開始させる
    動作開始手段と、 電源スイッチのオフ時に、前記動作クロックの論理状態
    を固定させると共に該動作クロックの発振回路の発振を
    停止させ、前記デジタル回路の動作を固定するパワーオ
    フ制御手段と、 前記電源スイッチが再度オンされた時に、前記動作クロ
    ックの論理が固定された状態を解除して該動作クロック
    の発振回路の発振を再開させる発振再開手段と、 前記電源スイッチが再度オンされて前記発振再開手段に
    よって前記動作クロックの発振が再開された時に、前記
    カウンタ手段にカウント動作を開始させ、該カウンタ手
    段が第2の所定タイミング分の期間をカウントした後
    に、前記パワーオフ制御手段によって固定された前記デ
    ジタル回路の動作を再開させる動作再開手段と、 を有することを特徴とするデジタル回路のリセット制御
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007259463A (ja) * 1996-11-21 2007-10-04 Hitachi Ltd 低電力プロセッサ
JP2009025941A (ja) * 2007-07-18 2009-02-05 Nec Electronics Corp 複数の電源により動作するマイクロコンピュータ、及びマイクロコンピュータの起動方法
JP4841036B2 (ja) * 1998-10-09 2011-12-21 エヌヴィディア コーポレイション 電源管理用の回路および方法

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