JP4841036B2 - 電源管理用の回路および方法 - Google Patents

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Description

【0001】
(発明の分野)
本発明は、概して、コンピュータシステム、より具体的には、回路をディセーブルおよびイネーブルする電源シーケンスの管理に関する。
【0002】
(発明の背景)
半導体およびコンピュータ技術の進歩によって、コンピュータシステムは、より速くなり、同時にサイズがより小さくなる。今日では、デスクトップコンピュータシステム、ラップトップコンピュータシステムでさえ、かつて小さい部屋を一杯にしていたメインフレームコンピュータの処理速度を有する。普及してきている携帯用情報端末(PDA)のような携帯型コンピュータシステムでさえ、より強力になってきている。コンピュータシステムがより小型化し、かつ安価になってきているので、より多くの要求が常に求められている。このような要求の1つに速度または性能がある。
【0003】
同時に、コンピュータシステムが、より強力になり、かつ小型化するにつれて、電力を節約することが、克服の困難な問題として現れる。サイズが小さいので、携帯型コンピュータシステムは、限定された動作時間を有するバッテリーによって電力供給される。より速く、より強力なプロセッサに関してより大きい電力が必要とされるので、電力の節約、およびそれによって延長されるバッテリー動作時間のために、革新的な解決策が必要とされる。
【0004】
各コンピュータシステム内には、メモリコントローラ、ハードディスクコントローラ、グラフィックス/映像コントローラ、通信コントローラ、および他の周辺コントローラのような、異なる機能を行うように設計された多くの集積回路がある。周知であるように、これらの集積回路の各々は、集積回路の動作の同期化において、タイミング基準として用いられる、クロック信号を供給される。概して、電力消費は、より速くクロックされる集積回路の結果として増加する。
【0005】
システム機能性に関する限り、集積回路は、周期的には必要なく、利用されていない。他のときは、集積回路においてデータ処理および転送を行うサブ回路(例えば、ロジックおよびデータ経路の組合せ)が、未だ実行している間、集積回路において他のサブ回路が利用されていない。これらのサブ回路がクロック信号を受信し続けるので、それぞれの内部サブ回路が、利用されていないにも関わらず実行され、大きい電力を消費し続ける。従って、電力を節約するために、利用されていないサブ回路へのクロック信号は、ディセーブルされる。これらのサブ回路へのクロック信号は、その後、必要に応じてイネーブルされる。集積サブ回路において、選択されたサブ回路のパワーアップ(イネーブル)、およびパワーダウン(ディセーブル)は、必要なシーケンスにおいて発生し得る。このような電源シーケンス制御は、いくつかのサブ回路が他のサブ回路に依存するので、必要となる。例えば、サブ回路は、他のサブ回路のパワーアップされ得る前に、パワーアップされる必要がある。電源シーケンス制御は、また、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(RAM)または液晶表示(LCD)フラットパネルモニタの場合と同様に、入力信号のシーケンスがオンになったりオフになったりすることをサブ回路が必要とする場合に必要とされる。電源シーケンスが適切に行われない場合、いくつかの回路部ブロックが適切にイネーブルされないので、このような電源シーケンスが重要である。
【0006】
電源管理ユニット(PMU)は、典型的には、所望の電源シーケンス制御を提供するために用いられる。しかし、従来のPMUは、1つのシーケンスにおいて、選択されたサブ回路のパワーアップ、パワーダウンしたりすることしかできなかった。すなわち、従来のPMUは、同じシーケンスにおいて、選択されたサブ回路がパワーアップしたり、他の選択されたサブ回路をパワーダウンしたりする能力を有していなかった。このように融通がきかないことにより、従来のPMUの電源シーケンス制御適用例が大幅に限定される。さらに、従来のPMUにおける電源シーケンスは、通常、前もって定められ、従来のPMUの適用例をさらに限定する。
【0007】
従って、1つのシーケンス内でパワーアップシーケンス制御およびパワーダウンシーケンス制御が発生することを可能にするPMU、ならびに、1つの電源シーケンス内で選択的に回路パワーアップしたりパワーダウンしたりすることを可能にするPMUが必要とされている。
【0008】
(発明の要旨)
本発明は、プログラマブルかつフレキシブルな電源管理ユニット(PMU)によって、上記の必要性を満たす。PMUは、カウンタ回路、状態装置、デコーダ、および複数のイネーブル回路を備える。カウンタ回路は、間隔制御信号を、入力として受信する。カウンタ回路は、間隔制御信号に応答して、電源シーケンス制御間隔をモニタリングする。カウンタ回路は、電源シーケンス制御間隔が終了したかどうかを示す信号を発生する。状態装置は、電源シーケンス制御間隔ステータス信号および状態制御信号を、入力として受信する。状態制御信号に応答して、状態装置は、PMUの主電源状態を選択する。主電源状態の各々は、ある順序に配列されたN個のサブ状態を有する。電源シーケンス制御間隔ステータス信号に応答して、状態装置は、PMUのサブ状態を選択する。状態装置は、状態装置(ステートマシン)が現在取る主電源状態およびサブ状態を示す信号を発生する。
【0009】
デコーダ回路は、状態装置から信号を入力として受信する。状態装置からの信号に応答して、デコーダ回路は、状態装置が現在取る主電源状態およびサブ状態のステータスをモニタリングし、ステータス信号を発生して主電源状態およびサブ状態のステータスを示す。複数のイネーブル回路は、入力として、状態装置から信号を受信し、デコーダ回路からステータス信号を受信し、信号を選択する。複数のイネーブル回路は、信号を発生して、選択された回路をイネーブルする。
【0010】
本発明の全ての特徴および利点は、添付の図面を参照しながら、好適な実施形態についての以下の詳細な説明を考慮することにより、明らかになる。
【0011】
(発明の詳細な説明)
以下の本発明の詳細な説明において、本発明を完全な理解のために、多くの特定の細部について述べられる。しかし、当業者にとって、本発明がこれらの特定の細部なしに実施され得ることが明らかである。他の場合において、本発明の局面を不必要に不明瞭にしないため、周知の方法、手順、構成要素、および回路が、詳細には説明されない。以下の本発明の詳細な説明において、グラフィックス/表示コントローラを含む領域における適用例が説明されるが、本発明が、通信、コアロジック、中央処理装置(CPU)等のような複数のデータ経路を含む任意の適用例に適用され得ることが理解される。
【0012】
本発明の好適な実施形態によると、電源管理ユニット(PMU)は、5つの異なる電源状態を支持する。すなわち、通常電源状態、ソフトウェア制御スリープ電源状態、ハードウェア制御スリープ電源状態、および2つのレジスタープログラマブル電源状態である。通常電源状態において、集積回路内の全ての回路(例えば、グラフィックス/表示コントローラ)は、イネーブルされ得る。ソフトウェア制御スリープ電源状態において、集積回路内の全ての回路は、フレームバッファメモリリフレッシュロジック(任意にイネーブルされ得る)、およびバスインターフェースの一部を除いて、ディセーブルされる。ハードウェア制御スリープ電源状態において、集積回路内の全ての回路は、任意にイネーブルされ得るフレームバッファメモリリフレッシュロジックを除いて、ディセーブルされる。2つのレジスタープログラマブル電源状態において、回路は、所望されるように、選択的にイネーブルまたはディセーブルされ得る。本発明において、さらなる所定の電源状態、およびプログラマブル電源状態が、上述の5つの電源状態を越えて加えられ得る。
【0013】
従って、本発明において、プログラマブル電源状態は、どのモジュールがディセーブルされ、どのモジュールがディセーブルされないか(すなわち、どのモジュールがイネーブルされ、どのモジュールがイネーブルされ得るか)を、ユーザが完全に決定することを可能にする。さらに、本発明によると、電源シーケンスにおいて、ディセーブルまたはイネーブルされる回路間の間隔も、プログラマブルである。
【0014】
次に、図1を参照すると、例えば、本発明が実現または実施され得るコンピュータシステム100のハイレベル図が示される。より具体的には、コンピュータシステム100は、ラップトップまたは携帯型コンピュータシステムであり得る。コンピュータシステム100は、例示に過ぎず、本発明は、デスクトップコンピュータシステム、汎用コンピュータシステム、埋め込みコンピュータシステムを含む複数の異なるコンピュータシステム内で動作し得る。
【0015】
図1に示すように、コンピュータシステム100は、集積プロセッサ回路101、周辺コントローラ102、読出し専用メモリ(ROM)103、およびランダムアクセスメモリ(RAM)104を含む高集積システムである。高集積アーキテクチャは、電力の節約を可能にする。コンピュータシステムアーキテクチャ100は、また、集積プロセッサ回路101において提供されない、複雑、かつ/または高いピンカウントの周辺部とインターフェースする必要がある場合、周辺コントローラを含む。
【0016】
周辺コントローラ102が、集積プロセッサ回路101に、一方の端部で接続され、ROM103およおびRAM104が、集積プロセッサ回路101に他方の端部で接続される。集積プロセッサ回路101は、処理装置105、メモリインターフェース106、グラフィックス/表示コントローラ107、ダイレクトメモリアクセス(DMA)コントローラ108、ならびに、エンコーダ/デコーダ(コーデック)インターフェース109、パラレルインターフェース110、シリアルインターフェース111、入力機器インターフェース112、およびフラットパネルインターフェース(FPI)113を含むコアロジック機能を備える。処理装置105は、命令/データキャッシュと共に、中央処理装置(CPU)、メモリ管理装置(MMU)を集積する。
【0017】
CODECインターフェース109は、音声ソース、および/またはモデムが集積プロセッサ101に接続されるためのインターフェースを提供する。パラレルインターフェース110は、ハードディスク、プリンタ等のようなパラレル入力/出力(I/O)機器が集積プロセッサ回路101に接続されることを可能にする。シリアルインターフェース111は、ユニバーサル非同期型レシーバートランスミッター(UART)のようなシリアルI/O機器が集積プロセッサ回路101に接続されるためのインターフェースを提供する。入力機器インターフェース112は、キーボード、マウス、およびタッチパッドのような入力機器が集積プロセッサ回路101に接続されるためのインターフェースを提供する。
【0018】
DMAコントローラ108は、メモリインターフェース106を介して、RAM104に格納されたデータにアクセスし、CODECインターフェース109、パラレルインターフェース110、シリアルインターフェース111、または入力機器インターフェース112に接続された周辺機器にデータを提供する。グラフィックス/表示コントローラ107は、RAM104からメモリインターフェース106を介して、映像/グラフィックスデータをリクエストし、かつ映像/グラフィックスデータにアクセスする。グラフィックス/表示コントローラ107は、その後、データを処理し、処理されたデータをフォーマットし、フォーマットされたデータを、液晶ディスプレイ(LCD)、陰極線管(CRT)、またはテレビ(TV)モニタのような表示機器に送信する。コンピュータシステム100において、1つのメモリバスが用いられて、集積プロセッサ回路101をROM103およびRAM104に接続する。
【0019】
好適な実施形態において、本発明は、グラフィックス/表示コントローラ107の一部として実現される。より正確に言うと、本発明は、グラフィックス/表示コントローラ107の構成要素であるPMU205の内部で実現される。次に、図2を参照すると、グラフィックス/表示コントローラ107がより詳細に示されている。概して、グラフィックス/表示コントローラ107は、CPUインターフェースユニット(CIF)201、フレームバッファ202、位相ロックループ(PLL)回路203、発振器204、電源管理ユニット(PMU)205、グラフィックスエンジン(GE)206、メモリインターフェースユニット(MIU)207、表示コントローラ1および2(DC1およびDC2)208、フラットパネルインターフェース(FPI)209、CRTデジタル−アナログ変換器(DAC)210、およびマスターモードモジュール211を備える。CIF201は、処理装置105およびDMAコントローラ108に対するインターフェースを提供する。従って、CIF201は、処理装置105から受信したリクエストおよびデータを所望の目的地に転送する。特に、CIF201は、レジスタ読み出し/書き込みリクエスト、およびメモリ読み出し/書き込みリクエストを、ホストCPU処理装置105およびDMAコントローラ108から、グラフィックス/表示コントローラ107の中の適切なモジュールに送出する。例えば、メモリ読み出し/書き込みリクエストは、MIU207に伝達され、MIU207は、データを、フレームバッファ202から読み出し、フレームバッファ202に書き込む。CIF201は、システムメモリ(ROM103およびRAM104)からデータを取り出すように、DMAコントローラ108との接触部分(liaison)として機能し、GE206およびMIU207にデータを提供する。さらに、CIF201は、グラフィックス/表示コントローラ107の電源状態を制御する、中央処理装置105内のホストCPUによってプログラマブルである、電源モードレジスターPMCSRを有する。
【0020】
フレームバッファ202は、表示画像を格納するために用いられ、様々な目的の一時的バッファとして機能を果たす。発振器204は、基準クロック信号をPLL回路203に提供し、PLL回路203は、グラフィックス/表示コントローラ107の異なるモジュールについて、3つのプログラマブル位相ロックループクロック信号、PLL1、PLL2、およびPLL3を発生する。より具体的には、クロック信号PLL1が、GE206およびMIU207について用いられ、クロック信号PLL2およびPLL3が、表示コントローラ1および2(DC1およびDC2)208について用いられる。PMU205は、外部信号PDWNLIと共に、CIF201内のPMCSRレジスタをモニタリングして、所望の電源状態を決定する。その後、PMU205は、異なるモジュールをイネーブルまたはディセーブルし、特定の電源状態に関して、異なるモジュールの必要なパワーアップおよびパワーダウンシーケンスを行う。GE206は、ホストCPUが発するコマンドに基づいて、フレームバッファ202に格納されているグラフィックス画像データを処理する。マスターモードモジュール211は、ホストCPUが発する、システムメモリ(ROM103およびRAM104)内の待ち状態のコマンドを、GE206が取り出すことを可能にする。
【0021】
MIU207は、フレームバッファ202からの、およびフレームバッファ202への、読み出しおよび書き込みトランザクションの全てを制御する。このような読み出しおよび書き込みリクエストは、CIF201、GE206、表示コントローラ1および2(DC1およびDC2)208、FPI209等を介して、ホストCPUから到達し得る。表示コントローラ208は、フレームバッファ202から、MIU207を介して、画像データを取り出し、FPI209またはCRTDAC210に出力する前に、画像データをピクセルにシリアル化する。従って、表示コントローラ1および2208は、必要な水平および垂直表示タイミング信号を発生する。含まれるディスプレイ装置がLCDである場合、表示コントローラ208からのピクセルデータが、LCDに伝達される前に、FPI209に送出される。好適な実施形態において、表示コントローラ1および2208は、通常フラットパネルディスプレイ(FPD)用に用いられる表示コントローラ1(DC1)、および、通常CRT用に用いられる表示コントローラ2(DC2)を備える。FPI209は、表示のために、異なる色相または濃淡をさらに加えることによって、データをさらに処理する。さらに、薄膜トランジスタ(TFT)LCD(アクティブマトリクスLCDとしても公知である)、または超ねじれネマチック(STN)LCD(パッシブマトリクスLCDとしても公知である)が用いられるかどうかに依存して、FPI209は、ディスプレイのタイプに適するように、データをフォーマットする。さらに、単色LCDが用いられる場合、FPI209はカラーデータが単色データに変換されることを可能にする。反対に、ディスプレイ装置が陰極線管(CRT)である場合、ピクセルデータは、CRTに送出される前に、CRTデジタル−アナログ変換器(DAC)210に提供される。CRTDAC210は、表示コントローラ208からのデジタルピクセルデータを、アナログ赤、緑、および青(RGB)信号に変換して、CRTモニタに表示する。
【0022】
次に、図3を参照すると、本発明を実施するPMU205がより詳細に示される。図3に示すように、PMU205は、状態装置回路301、カウンタ回路302、デコーダ303、クロックイネーブル回路304、メモリイネーブル回路305、表示イネーブル回路306、フラットパネルイネーブル回路307、バッファ308〜309、およびインバータ310を含む。チップリセット信号CCRSTLは、出力信号PMSTLを状態装置をD3状態にリセットするために用いられるバッファ308によってバッファリングされる。信号PMSTLは、状態装置回路301およびカウンタ回路302に入力として提供される。電源管理クロック信号PMCLKIは、バッファ309および310に入力として提供され、バッファ309および310は、その後、それぞれPMCLKおよびPMCLKLを出力する。従って、信号PMCLKLは、信号PMCLKIおよびPMCLKの反転である。本発明において、電源管理クロック信号PMCLKIは、約16.384kHzである。クロック信号PMCLKLおよびPMCLKは、入力として、状態装置回路301、およびカウンタ回路302にそれぞれ提供される。状態装置回路301は、クロック信号の立ち上がりでクロックされる。状態装置回路301の全ての入来信号は、クロック信号PMCLKの立ち上がりエッジにおいて発生される。信号PMCLKの立ち上がりエッジは、クロック信号PMCLKLの立ち上がりエッジより、180°遅れている。このようにして、状態装置回路301に十分なセットおよび待機時間が提供され、クロックスキューに関連する問題を最小化して、入来信号によって搬送される有効な情報がラッチされることを可能にする。さらに、状態装置回路301の出力信号、およびデコーダ出力303によって発生される復号化された出力信号は、イネーブル回路304〜307によって、クロックPMCLKの立ち上がりエッジでラッチされる。
【0023】
カウンタ回路302が用いられて、電源シーケンス制御における、2つの回路またはモジュールのディセーブルまたはイネーブルの間の時間の間隔を決定する。このような時間間隔は、回路/モジュールが適切にイネーブルまたはディセーブルされることを確実にするために、必要とされる。本発明によると、このような時間の間隔は、プログラマブルである。好適には、電源シーケンス制御間隔には、2つの主なタイプ、全体電源シーケンス制御間隔(以下、Tiと呼ばれる)およびフラットパネル電源シーケンス制御間隔(以下、Tjと呼ばれる)がある。概して、フラットパネル電源シーケンス制御は、全体電源シーケンス制御の一部として必要とされる。フラットパネルディスプレイ(FPD)は、通常、ある特定の順序でイネーブルされる必要のある2つか3つの電源を有するので、このようなフラットパネル電源シーケンス制御が必要とされる。例えば、2つの電源を有するFPDについて、第1の電源はイネーブルされる必要があり、フラットパネル制御信号およびフラットパネルデータ出力信号は、第2の電源がイネーブルされる前に、イネーブルされる必要がある。両方のタイプの電源シーケンス制御間隔が、異なる時間に起こるので、両方について、同じカウンタが用いられ得る。Tiは、16、32、64、または128PMCLKクロックサイクルの持続時間を有するように、ビットPM00R[19:18]によって制御される。Tjは、512、1024、2048、または4096PMCLKクロックサイクルの持続時間を有するように、ビットPM00R[21:20]によって制御される。好適な実施形態において、カウンタ回路302は、パワーアップ/パワーダウンシーケンス制御の終了と、次のパワーアップ/パワーダウンシーケンス制御との間の最小限の待ち時間である、電源シーケンス設定時間を決定するようにさらに用いられる。電源設定時間は、4PMCLKクロックサイクルに固定される。
【0024】
状態装置回路301は、信号PMCEを発生して、カウンタ回路302をイネーブルまたはディセーブルする。イネーブル信号PMCEがハイでアサートされる場合、カウンタ回路302がイネーブルされる。そうではない場合、イネーブル信号PMCEがローでアサートされ、カウンタ回路302は、リセットされた後、ディセーブルされる。クロック信号PMCLKが用いられて、カウンタ回路302を駆動する。ビットPM00R[19:18]の値が用いられて、Tiが16、32、64、または128PMCLKクロックサイクルの持続時間を有するかどうか判定される。ビットPM00R[21:20]が用いられて、Tjが512、1024、2048、または4096PMCLKクロックサイクルの持続時間を有するかどうか判定される。従って、状態装置回路301に入力として提供され、それぞれ、TiおよびTjが終了したことを状態装置回路301に示す信号PMCIおよびPMCJを、カウンタ回路302がアサートする。カウンタ回路302は、同様に状態装置回路301に入力として提供され、カウンタ回路302が3PMCLKクロックサイクルをイネーブルしたことを状態装置301に示す信号PMC2をさらにアサートし得る。
【0025】
概して、状態装置回路301が用いられて、PMU205について電源状態を決定およびモニタリングする。状態装置回路301に入力として提供される、電源状態ビットPMCSR[1:0]および信号PDWNLIは、PMU205が取る電源状態を命ずる。ビットPMCSR[1:0]および信号PDWNLIは、状態装置回路301において、復号化され、状態装置回路301への実際の入力である電源状態信号PMD[4:0]を発生する。PMD[4:0]の値が変化する場合、電源状態に変化があること示し、結果として、電源シーケンス制御用のPM状態装置は、古い電源状態から新たな電源状態への遷移の電源シーケンス制御を実行するようにトリガされる。
【0026】
次に、図3Aを参照すると、状態装置回路301がより詳細に示されている。図3Aに示すように、状態装置回路301は、PM状態装置351、ANDゲート352〜355、およびインバータ356を備える。状態装置回路301は、入力信号FPPS、MIUPS、PMCI、PMCJ、PMC2、PMCSR[1:0]、PDWNLI、PMSTL、およびPMCLKLを受信し、出力信号PMD[4:0]、PMS[5:0]、PMSQDONE、およびPMSQACTを提供する。ANDゲート352〜355、およびインバータ356は、共に、ビットPMCSR[1:0]および信号を復号化して、電源状態信号PMD[4:0]を発生する。より具体的には、ビットPMCSR[0]の反転、ビットPMCSR[1]の反転、およびビットPDWNLIは、ビットPMD[0]を出力するANDゲート352への入力として提供される。ビットPMCSR[0]、ビットPMCSR[1]の反転、およびビットPDWNLIは、ビットPMD[1]を出力するANDゲート353への入力として提供される。ビットPMCSR[0]の反転、ビットPMCSR[1]、およびビットPDWNLIは、ビットPMD[2]を出力するANDゲート354への入力として提供される。ビットPMCSR[0]、ビットPMCSR[1]、およびビットPDWNLIは、ビットPMD[3]を出力するANDゲート355への入力として提供される。ビットPDWNLIは、ビットPMD[4]を出力するインバータ356に提供される。PM状態装置351は、信号PMRSTL、PMCLKL、FPPS、MIUPS、PMCJ、PMCI、PMC2、および電源状態信号PMD[4:0]を、入力として受信する。以下でより詳細に説明するように、PM状態装置351は、信号PMCE、PMSQDONE、PMSQACT、およびPMS[5:0]を出力として発生する。
【0027】
以下の表1に、電源状態ビットPMCSR[1:0]および信号PDWNLIを復号化することによって発生される異なる電源状態を示す。
【0028】
【表1】
【0029】
図1に示すように、本発明によると、PMU205によって支持される5つの可能な電源状態D0〜D4がある。好適な実施形態において、D0(すなわち、PMD[4:0]は00001)は、通常電源状態であり、D1は、第1のレジスタ制御プログラマブル電源状態(すなわち、PMD[4:0]は00010)であり、D2は、第2のレジスタ制御プログラマブル電源状態(すなわち、PMD[4:0]は00100)であり、D3は、ソフトウェア制御スリープ電源状態(すなわち、PMD[4:0]は01000)であり、D4は、ハードウェア制御スリープ電源状態(すなわち、PMD[4:0]は10000)である。名前が示すように、通常電源状態D0の間、表示/グラフィックスコントローラ107は、回路およびモジュールが全てイネーブルされ得る(パワーアップされ得る)通常動作モードである。電源状態D1は、CIF201およびPMU205がイネーブルされ、表示/グラフィックスコントローラ107内の他の回路およびモジュールが、PM01Rレジスタによって制御されてイネーブルまたはディセーブルされ得る、プログラマブル省電力モードである。PM01Rレジスタが、ユーザによってプログラマブルであるので、本発明によると、この電源状態に関連する電源シーケンス制御はフレキシブルである。電源状態D2は、CIF201およびPMU205がイネーブルされ、表示/グラフィックスコントローラ107内の他の回路およびモジュールが、PM02Rレジスタによって制御されてイネーブルまたはディセーブルされ得る、第2のプログラマブル省電力モードである。本発明によると、PM02Rレジスタが、ユーザによってプログラマブルであるので、この電源状態に関連する電源シーケンス制御はフレキシブルである。
【0030】
電源状態D3は、電力の節約を目的としたソフトウェア制御スリープモードである。従って、CIF201内の殆どのサブ回路を含む、表示/グラフィックスコントローラ107内の殆どの回路およびモジュールは、ディセーブルされる(パワーダウンされる)。電源状態D3の間イネーブルされたままの回路およびモジュールは、PMSCR[1:0]を含むCIF201内の構成レジスタ、およびPMU205のみである。さらに、MIU207の一部であるメモリリフレッシュ回路部は、D3状態において、プログラマブルレジスタービットによって制御されて、任意にイネーブルされ得る。好適には、表示/グラフィックスコントローラ107がリセットされる場合、電源状態D3がデフォルト状態である。電源状態D4は、ハードウェア制御スリープモードであり、最も低い省電力モードである。電力を節約するため、CIF201内の全てのサブ回路を含む、表示/グラフィックスコントローラ107内の、実質的に全ての回路およびモジュールは、ディセーブルされる(パワーダウンされる)。電源状態D4の間イネーブルされたままのモジュールは、PMU205のみである。さらに、MIU207の一部であるメモリリフレッシュ回路部は、D4状態において、プログラマブルレジスタービットによって制御されて、任意にイネーブルされ得る。
【0031】
表1に示すように、入力信号PWDNLIが用いられて、ハードウェア制御スリープモードD4を制御する。信号PWDNLIがハイである場合、異なる順列のビットPMSCR[1:0]と結合されて、4つの異なる電源状態(D0〜D3)を形成する。信号PWDNLIがローである場合、任意の順列のビットPMSCR[1:0]と結合され得、残りの電源状態(D4)を形成する。
【0032】
PM状態装置回路351は、入力として、信号MIUPS、FPPS、およびPMRSTLをさらに受信する。それぞれ、MIU207またはFPI209がイネーブル/ディセーブルされる場合、信号MIUPSおよびFPPSが用いられて、電源シーケンス制御がトリガされる。PM状態装置351は、カウンタ回路302の出力である、信号PMCI、PMCJ、およびPMC2をも受信する。アクティブローである信号PMRSTLが用いられて、PM状態装置351をリセットする。前述した出力信号PMCEおよび電源状態信号PMD[4:0]に加えて、PM状態装置351は、信号PMS[5:0]、PMSQDONE、およびPMSQACTをさらに出力する。信号PMSQACTは、現在の全体電源シーケンス制御が発生していることを示し、信号PMSQDONEは、現在の全体電源シーケンス制御が完了したことを示す。状態符号化信号[5:0]が用いられて、PM状態装置351における全ての状態を示す。表2に、PM状態装置351の装置状態を示す。
【0033】
【表2】
【0034】
表2に示すように、5つの主状態S00(D0)、S10(D1)、S20(D2)、S30(D3)、およびS40(D4)がある。これらは、強調するため、強調表示されている。好適な実施形態において、5つの主状態が、3つの最上位PMSビット(すなわち、PMS[5:3])によって表される(符号化される)。この実施形態において、これらの主な状態について、7つの関連するサブ状態Sx1〜Sx7がある。ここで、x=0〜4である。しかし、当業者にとって、他のサブ状態が主電源状態の各々に関連し得ることが明らかである。全てのサブ状態Sx1〜Sx7は、3つの最下位(PMS)ビット(すなわち、PMS[2:0])によって表される(符号化される)。状態符号化信号PMS[5:0]によって搬送される、この実施形態における主状態およびサブ状態に対応する状態符号化値も、表2に示されている。
【0035】
状態符号化信号PMS[5:0]およびイネーブル信号PMCEが、これらの信号を復号化して、信号PMP[7:1]、PMD0X、PMD1X、およびPMD2Xを発生するデコーダに入力として提供される。ステータス信号PMP[7:1]は、対応するサブ状態Sx1〜Sx7(x=0〜4)の開始を示す1クロックパルス信号である。ステータス信号PMD0Xは、PM状態装置351が状態S00、S01、S02、S03、S04、S05、S06、およびS07にある場合、アサートされる。ステータス信号PMD1Xは、PM状態装置351が状態S10、S11、S12、S13、S14、S15、S16、およびS17にある場合、アサートされる。ステータス信号PMD2Xは、PM状態装置351が状態S20、S21、S22、S23、S24、S25、S26、およびS27にある場合、アサートされる。ステータス信号PMP[7:1]は、クロックイネーブル回路304、メモリイネーブル回路305、表示イネーブル回路306、およびフラットパネルイネーブル回路307に、入力として提供される。ステータス信号PMD0X、PMD1X、およびPMD2Xは、表示イネーブル回路306に入力として提供される。
【0036】
本発明によると、補助(miscellaneous)制御レジスPM00R、D1制御レジスタPM01R、およびD2制御レジスタPM02Rが用いられて、電源シーケンス制御の間、特定の回路またはモジュールが、イネーブルまたはディセーブルされるかを制御する。概して、これらの制御レジスタ内のビットは、イネーブルされるか、またはディセーブルされる、特定の回路/モジュールに割り当てられている。例えば、補助制御レジスタPM00Rのビット0〜3が用いられて、それぞれ、クロック発振器(OSCCLK)、PLL1、PLL2、およびPLL3をイネーブルする(パワーアップする)か、またはディセーブルする(パワーダウンする)。制御レジスタは、ユーザにとってプログラマブルであり、所望の電源シーケンスにおいて、選択された回路/モジュールがイネーブルまたはディセーブルされることを可能にする。
【0037】
一般的に、クロックイネーブル回路304は、発振器PLL1、PLL2およびPLL3用のイネーブル信号を生成する。クロックイネーブル回路304は、信号PMCLK、PRSTL、PM00R[17:16、3:0]、PM01R[3:0]およびPM02R[3:0]を入力として受け取る。加えて、クロックイネーブル回路304はまた、信号PMD[4:0]、PMP[7]およびPMP[l]を入力として受け取る。好適な実施形態において、補助制御レジスタPM00Rのビット0〜3(すなわち、PM00R[0:3])を用いて、クロック発振器(OSCCLK)、PLL1、PLL2およびPLL3をそれぞれイネーブル(パワーアップ)またはディセーブル(パワーダウン)する。レジスタPM00Rのビット16〜17(すなわち、PM00R[l7:16])を用いて、状態D3および状態D4のそれぞれの間、フレームバッファ202のメモリリフレッシュをイネーブル/ディセーブルする。Dl状態の制御レジスタPM01Rのビット0〜3を用いて、クロック発振器(OSCCLK)、PLL1、PLL2およびPLL3をそれぞれDl電源状態にイネーブル/ディセーブルする。D2状態の制御レジスタPM02Rのビット0〜3を用いて、クロック発振器(OSCCLK)、PLL1、PLL2およびPLL3をそれぞれD2電源状態にイネーブル/ディセーブルする。
【0038】
所望のPMU電源状態(例えば、状態)を表す電源状態信号PMD[4:0]と、サブ状態Sx7およびSx1(x=0〜4)の開始を表すステータスビットPMP[7、1]とを用いて、クロックイネーブル回路304は、イネーブル信号PMOSCEN、PMPLL1EN、PMPLL2ENおよびPMPLL3ENをアサートするかどうかを判定する。さらに、これらのイネーブル信号をアサートする場合、クロックイネーブル回路304は、これらのイネーブル信号をアサートする適切な順序を判定する。信号PMRSTLは、クロックイネーブル回路304をリセットするために用いられる。クロック信号PMCLKは、クロックイネーブル回路304中の伝搬信号の同期化およびラッチを行うために用いられる。
【0039】
メモリイネーブル回路305は、MIU、内部メモリリフレッシュおよび内部メモリ限定リフレッシュ用のイネーブル信号を生成する。メモリイネーブル回路305は、信号PMCLK、PMRSTL、PM01R[4]、PM02R[4]およびMIUENA信号を入力として受け取る。加えて、メモリイネーブル回路305はまた、信号PMD[2:0]、PMP[6]およびPMP[2]を入力として受け取る。好適な実施形態において、MIUENAはレジスタビットである。ビットMIUENAがハイの場合、これは、(MIU207が現在の電源状態においてイネーブル可能な場合に)MIU207がイネーブルされることを示す。ビットMIUENAがローの場合、これは、MIU207がディセーブルされることを意味する。Dl状態の制御レジスタPM01Rのビット4を用いて、MIU207をDl電源状態にイネーブル/ディセーブルする。D2状態の制御レジスタPM02Rのビット4を用いて、MIU207をD2電源状態にイネーブル/ディセーブルする。
【0040】
所望の電源状態(例えば、主状態)を表す電源状態信号PMD[2:0]ならびにサブ状態Sx6およびSx2(x=0〜4)のステータスを表すステータスビットPMP[6、2]とMIUENA信号とを用いて、メモリイネーブル回路305は、イネーブル信号PMMIUENをアサートするかどうかを判定する。メモリイネーブル回路305はさらに、信号MIUPSを生成する。MIU207がイネーブル/ディセーブルされると、信号MIUPSがハイにアサートされ、MIU電源シーケンス制御が必要であることが示される。より詳細には、MIU207がイネーブルされると、パワーアップの順序付けが必要となり、MIU207がディセーブルされると、パワーダウンの順序付けが必要となる。信号PMRSTLは、メモリイネーブル回路305をリセットするために用いられる。クロック信号PMCLKは、メモリイネーブル回路305中の伝搬信号の同期化およびラッチを行うために用いられる。
【0041】
表示イネーブル回路306は、GE206、表示コントローラ208およびCRT DAC210用のイネーブル信号を生成する。表示イネーブル回路306は、信号PMCLK、PMRSTL、PM00R[8]、PM01R[27、25、24、19、17、16、8、6]およびPM02R[27、25、24、19、17、16、8、6]を入力として受け取る。加えて、表示イネーブル回路306はまた、信号PMD[2:0]、PMP[3、5]、PMD0X、PMD1XおよびPMD2Xを入力として受け取る。好適な実施形態において、GE206が現在の電源状態においてイネーブル可能である場合、補助制御レジスタPM00Rのビット8(すなわち、PM00R[8])を用いて、GE206をイネーブル/ディセーブルする。Dl状態の制御レジスタPM01Rのビット6、8、16、17、19、24、25および27を用いて、GE206、CRTDAC210、表示コントローラ1、ウィンドウ1のサブモジュール、カーソル1のサブモジュール、表示コントローラ2、ウィンドウ2のサブモジュールおよびカーソル2のサブモジュールをDl電源状態にイネーブル/ディセーブルする。同様に、D2状態の制御レジスタPM02Rのビット6、8、16、17、19、24、25および27を用いて、GE206、CRTDAC210、表示コントローラ1、ウィンドウ1のサブモジュール、カーソル1のサブモジュール、表示コントローラ2、ウィンドウ2のサブモジュールおよびカーソル2のサブモジュールをD2電源状態にイネーブル/ディセーブルする。ビットPMD0X、PMD1XおよびPMD2Xはそれぞれ、アサートされると、状態装置回路301が1つの主状態にあるかまたはD0、DlおよびD2の主状態へ遷移しているところであるかを示す。
【0042】
所望のPMU電源状態(例えば、状態)を表す電源状態信号PMD[2:0]、サブ状態Sx3およびSx5(x=0〜4)の開始を表すステータスビットPMP[3、5]、信号DCDACENA、信号DC1ENAおよび信号DC2ENAを用いて、表示イネーブル回路306は、イネーブル信号PMGEEN、PMDACEN、PMDC1ENおよびPMDC2ENをアサートするかどうかを判定する。さらに、ステータス信号PMD0X、PMD1X、PMD2Xを用いて、表示イネーブル回路306は、イネーブル信号PMDC1WEN、PMDC1CEN、PMDC2WENおよびPMDC2CENをアサートするかどうかを判定する。より詳細には、表示コントローラ208の表示コントローラ1用のイネーブル信号は、PMDC1ENと、PMDC1WENと、PMDC1CENとを含む。表示コントローラ208の表示コントローラ2用のイネーブル信号は、PMDC2ENと、PMDC2WENと、PMDC2CENとを含む。上記のイネーブル信号がアサートまたはデアサートされることになると、表示イネーブル回路306は、これらのイネーブル信号をアサートする適切なシーケンスを判定する。CRTDAC210が現在の電源状態においてイネーブル可能である場合、信号DCDACENAを用いて、CRTDAC210をイネーブルする。信号DC1ENAおよびDC2ENAはそれぞれ、表示コントローラ1および表示コントローラ2をイネーブルするかどうかを示す。信号PMRSTLは、表示イネーブル回路306をリセットするために用いられる。クロック信号PMCLKは、表示イネーブル回路306中の伝搬信号の同期化およびラッチを行うために用いられる。
【0043】
フラットパネルイネーブル回路307は、FPI209、フラットパネル電源シーケンス制御およびPWMのイネーブル用のイネーブル信号を生成する。フラットパネルイネーブル回路307は、信号PMCLK、PMRSTL、PM01R[9]、PM02R[9]、FPIENAおよびDCFPIENAを入力として受け取る。加えて、フラットパネルイネーブル回路307はまた、信号PMD[2:0]およびPMP[5:3]を入力として受け取る。好適な実施形態において、Dlの制御レジスタPM01Rのビット9(すなわち、PM01R[9])を用いて、フラットパネル表示をDl電源状態においてイネーブル/ディセーブルする。同様に、D2の制御レジスタPM02Rのビット9(すなわち、PM02R[9])を用いて、フラットパネル表示をD2電源状態においてイネーブル/ディセーブルする。FPIENAおよびDCFPIENAは制御ビットである。ビットFPIENAがハイの場合、これは、FPI209が現在の電源状態においてイネーブル可能であるときにFPI209がイネーブルされることを示す。ビットDCFPIENAがハイの場合、これは、FPI209を駆動するために選択される表示コントローラ208の1および2のDC1またはDC2のどちらかがイネーブルされることを示す。
【0044】
所望の電源状態(例えば、主状態)を表す電源状態信号PMD[2:0]、信号FPIENA、信号DCFPIENAと、サブ状態Sx3、Sx4およびSx5(x=0〜4)の開始を表すステータスビットPMP[5:3]とを用いて、フラットパネルイネーブル回路307は、イネーブル信号PMENVDD、PMENCTLおよびPMENVEEをアサートするかどうかを判定する。FPI209用のイネーブル信号はPMENCTLである。フラットパネル電源シーケンス制御用のイネーブル信号は、PMENVDD、PMENCTLおよびPMENVEEを含む。これらのイネーブル信号がアサートされることになると、フラットパネルイネーブル回路307は、これらのイネーブル信号をアサートする適切なシーケンスを判定する。フラットパネルイネーブル回路307はさらに、信号FPPSを生成し、この信号FPPSは、フラットパネル表示がイネーブルまたはディセーブルされると、ハイでアサートされて、フラットパネル電源シーケンス制御が必要であることを示す。信号PMRSTLは、フラットパネルイネーブル回路307をリセットするために用いられる。クロック信号PMCLKは、フラットパネルイネーブル回路307中の伝搬信号の同期化およびラッチを行うために用いられる。
【0045】
図4は、表2に示すPM状態装置351内の関連する状態のいくつかを示す状態図である。好適な実施形態において、その時のPM状態装置351がどんな状態であっても、状態S30(D3)は、リセット信号PMRSTLがローでアサートされるたびにデフォルト状態になる。状態S30から、PM状態装置351は、電源状態信号PD[4:0]をモニタリングして電源状態が変化したかどうかを判定する。信号PMD[4:0]が、所望の電源状態がD3であることを示すバイナリ値01000を有する場合、PM状態装置351は状態S30に留まる。信号PMD[4:0]が、所望の電源状態がD4であることを示すバイナリ値10000に変化すると、PM状態装置351は、信号PMCEをデアサートしてカウンタ回路302をディセーブルし、状態S41に切り換わる。信号PMD[4:0]が、所望の電源状態がD0であることを示すバイナリ値00001に変化すると、PM状態装置351は、信号PMCEをデアサートしてカウンタ回路302をディセーブルし、状態S01に切り換わる。信号PMD[4:0]が、所望の電源状態がDlであることを示すバイナリ値00010に変化すると、PM状態装置351は、信号PMCEをデアサートしてカウンタ回路302をディセーブルし、状態Sllに切り換わる。最後に、信号PMD[4:0]が、所望の電源状態がD2であることを示すバイナリ値00100に変化すると、PM状態装置351は、信号PMCEをデアサートしてカウンタ回路302をディセーブルし、状態S21に切り換わる。
【0046】
現在、PM状態装置351が状態S40(D4)である場合、PM状態装置351は、電源状態信号PMD[4:0]をモニタリングして、電源状態が変化したかどうかを判定する。信号PMD[4:0]が、所望の電源状態がD4であることを示すバイナリ値10000を有する場合、PM状態装置351は、状態S40に留まる。信号PMD[4:0]が、所望の電源状態がD0であることを示すバイナリ値00001に変化すると、PM状態装置351は、信号PMCEをデアサートしてカウンタ回路302をディセーブルし、状態S01に切り換わる。信号PMD[4:0]が、所望の電源状態がDlであることを示すバイナリ値00010に変化すると、PM状態装置351は、信号PMCEをデアサートしてカウンタ回路302をディセーブルし、状態S11に切り換わる。信号PMD[4:0]が、所望の電源状態がD2であることを示すバイナリ値00100に変化すると、PM状態装置351は、信号PMCEをデアサートしてカウンタ回路302をディセーブルし、状態S2lに切り換わる。最後に、信号PMD[4:0]が、所望の電源状態がD3であることを示すバイナリ値01000に変化すると、PM状態装置351は、信号PMCEをデアサートしてカウンタ回路302をディセーブルし、状態S31に切り換わる。
【0047】
現在、PM状態装置351が状態S00(D0)である場合、PM状態装置351は、電源状態信号PMD[4:0]をモニタリングして電源状態が変化したかどうかを判定し、信号MIUPSおよびFPPSをモニタリングしてMIUまたはフラットパネル電源シーケンス制御を開始する必要があるかどうかを判定する。信号PMD[4:0]が、所望の電源状態がD0であることを示すバイナリ値00001を有する場合、PM状態装置351は次いで、信号MIUPSおよびFPPSをモニタリングして、MIUまたはFPIがイネーブル/ディセーブルされ、電源シーケンス制御を必要とするのかどうかを判定する。MIU電源シーケンス制御またはフラットパネル電源シーケンス制御が必要な場合、PM状態装置351は、信号PMCEをデアサートしてカウンタ回路302をディセーブルし、状態S01に切り換わる。そうでない場合、信号PMD[4:0]が所望の電源状態がD0であることを示すバイナリ値00001を有し、信号MIUPSおよびFPPSがデアサートされてMIUシーケンス制御またはフラットパネルシーケンス制御のいずれも必要ないことが示されると、PM状態装置351は状態S00に留まる。
【0048】
信号PMD[4:0]が、所望の電源状態がD4であることを示すバイナリ値10000に変化すると、PM状態装置351は、信号PMCEをデアサートしてカウンタ回路302をディセーブルし、状態S41に切り換わる。信号PMD[4:0]が、所望の電源状態がD3であることを示すバイナリ値01000に変化すると、PM状態装置351は、信号PMCEをデアサートしてカウンタ回路302をディセーブルし、状態S31に切り換わる。信号PMD[4:0]が所望の電源状態がD2であることを示すバイナリ値00100に変化すると、PM状態装置351は、信号PMCEをデアサートしてカウンタ回路302をディセーブルし、状態S21に切り換わる。最後に、信号PMD[4:0]が所望の電源状態がDlであることを示すバイナリ値00010に変化すると、PM状態装置351は、信号PMCEをデアサートしてカウンタ回路302をディセーブルし、状態S11に切り換わる。
【0049】
現在、PM状態装置351が状態S10(Dl)である場合、PM状態装置351は、電源状態信号PMD[4:0]をモニタリングして電源状態が変化したかどうかを判定し、信号MIUPSおよびFPPSをモニタリングして、MIUまたはフラットパネル電源シーケンス制御を開始する必要があるかどうかを判定する。信号PMD[4:0]が所望の電源状態がDlであることを示すバイナリ値00010を有する場合、PM状態装置351は次いで、信号MIUPSおよびFPPSをモニタリングして、MIU電源シーケンス制御またはフラットパネル電源シーケンス制御が必要かどうかを判定する。MIU電源シーケンス制御またはフラットパネル電源シーケンス制御のいずれかが必要な場合、PM状態装置351は、信号PMCEをデアサートしてカウンタ回路302をディセーブルし、状態S11に切り換わる。そうでない場合、信号PMD[4:0]が所望の電源状態がDlであることを示すバイナリ値00010を有し、信号MIUPSおよびFPPSがデアサートされてMIUシーケンス制御またはフラットパネルシーケンス制御のいずれも不要であることが示されると、PM状態装置351は状態Sl0に留まる。
【0050】
信号PMD[4:0]が、所望の電源状態がD0であることを示すバイナリ値00001に変化すると、PM状態装置351は、信号PMCEをデアサートしてカウンタ回路302をディセーブルし、状態S01に切り換わる。信号PMD[4:0]が所望の電源状態がD4であることを示すバイナリ値10000に変化すると、PM状態装置351は、信号PMCEをデアサートしてカウンタ回路302をディセーブルし、状態S4lに切り換わる。信号PMD[4:0]が所望の電源状態がD3であることを示すバイナリ値01000に変化すると、PM状態装置351は、信号PMCEをデアサートしてカウンタ回路302をディセーブルし、状態S31に切り換わる。最後に、信号PMD[4:0]が所望の電源状態がD2であることを示すバイナリ値00100に変化すると、PM状態装置351は、信号PMCEをデアサートしてカウンタ回路302をディセーブルし、状態S2lに切り換わる。
【0051】
現在、PM状態装置351が状態S20(D2)である場合、PM状態装置351は、電源状態信号PMD[4:0]をモニタリングして電源状態が変化したかどうかを判定し、信号MIUPSおよびFPPSをモニタリングしてフラットパネル電源シーケンス制御を開始する必要があるかどうかを判定する。信号PMD[4:0]が所望の電源状態がD2であることを示すバイナリ値00100を有する場合、PM状態装置351は次いで、信号MIUPSおよびFPPSをモニタリングして、MIU電源シーケンス制御またはフラットパネル電源シーケンス制御が必要かどうかを判定する。MIU電源シーケンス制御またはフラットパネル電源シーケンス制御が必要な場合、PM状態装置351は、信号PMCEをデアサートしてカウンタ回路302をディセーブルし、状態S21に切り換わる。別の場合、信号PMD[4:0]が所望の電源状態がD2であることを示すバイナリ値00100を有し、信号MIUPSおよびFPPSがデアサートされてMIUシーケンス制御またはフラットパネルシーケンス制御のいずれも必要ないことが示されると、PM状態装置351は状態S20に留まる。
【0052】
信号PMD[4:0]が所望の電源状態がD3であることを示すバイナリ値01000に変化すると、PM状態装置351は、信号PMCEをデアサートしてカウンタ回路302をディセーブルし、状態S31に切り換わる。信号PMD[4:0]が所望の電源状態がD4であることを示すバイナリ値10000に変化すると、PM状態装置351は、信号PMCEをデアサートしてカウンタ回路302をディセーブルし、状態S41に切り換わる。信号PMD[4:0]が所望の電源状態がD0であることを示すバイナリ値00001に変化すると、PM状態装置351は、信号PMCEをデアサートしてカウンタ回路302をディセーブルし、状態S01に切り換わる。最後に、信号PMD[4:0]が所望の電源状態がDlであることを示すバイナリ値00010に変化すると、PM状態装置351は、信号PMCEをデアサートしてカウンタ回路302をディセーブルし、状態S11に切り換わる。
【0053】
ここで、図5を参照する。図5は、PM状態装置351内の状態の継続状態図を示す。より詳細には、図5では、図4においてサブ状態S01、S11、S21、S3lおよびS4lに達した後の状態を取り上げる。図4〜5中の状態は全て、PM状態装置351によって実行されることが理解される。しかし、分かり易くするために、これらの状態を2つの別個の図4および図5に分けて示す。図5において、変数xは、0〜4の任意の値であり得る。例えば、Sx1は、xの値に応じて、サブ状態S01、S11、S21、S31およびS41であり得る。図5に示すように、図5中のサブ状態は、状態(Sx0)に戻る前に、順次的なシーケンス(Sx1〜Sx7)を構成する。すなわち、図5に示すサブ状態は、対応する主電源状態(例えば、S00(D0)、S10(Dl)、S20(D2)、S30(D3)およびS40(D4))に遷移する際の全体電源シーケンス制御を表す。
【0054】
このようなものとして、図4中の状態図による状態からサブ状態Sx1に到達すると、PM状態装置351は、全体電源シーケンス制御間隔Tiが終了したかどうかを示す信号PMCIをモニタリングする。PM状態装置351は、電源シーケンス制御間隔Ti終了するまで、サブ状態Sx1に留まる。上述したように、全体電源シーケンス制御間隔Tiは、フラットパネル電源シーケンス制御と無関係の回路/モジュールが適切にディセーブルまたはイネーブルされるために必要な時間を提供する。信号PMCIがデアサートされて電源シーケンス制御間隔Tiがまだ続いていることが示されると、PM状態装置351は、信号PMCEをハイに設定してカウンタ回路302をイネーブルすることを確実にし、サブ状態Sx1に留まる。そうでない場合、信号PMCIがアサートされて電源シーケンス制御間隔Tiが終了したことが示されると、PM状態装置351は、信号PMCEをローに設定してカウンタ回路302をディセーブルおよびリセットし、この電源シーケンス制御における次のサブ状態Sx2に切り換わる。先行のサブ状態Sx1の場合と同様に、PM状態装置351は、電源シーケンス制御間隔Tiが終了するまで、サブ状態Sx2に留まる。ハイでアサートされている信号PMCIで示すように電源シーケンス制御間隔Tiが終了すると、PM状態装置351は、信号PMCEをローに設定してカウンタ回路302をディセーブルおよびリセットし、全体電源シーケンス制御における次のサブ状態Sx3に切り換わる。
【0055】
全体電源シーケンス制御の間、フラットパネル電源シーケンス制御が必要になり得る。このようなものとして、サブ状態Sx3において、PM状態装置351は、信号PMCIに加えて信号FPPSおよびPMCJをモニタリングする。上述したように、信号FPPSは、ハイにアサートされると、フラットパネル電源シーケンス制御が必要であることを示す。信号PMCJは、ハイにアサートされると、フラットパネル電源シーケンス制御間隔Tjが終了したことを示す。信号FPPSがハイであるが信号PMCJはローである場合、PM状態装置351は状態Sx3に留まる。同様に、信号FPPSおよびPMCIが両方ともローの場合、PM状態装置351は状態Sx3に留まる。逆に、信号FPPSおよびPMCJが両方ともハイの場合、装置状態301は、この電源シーケンスにおける次のサブ状態Sx4に切り換わる。信号FPPSがローであるが信号PMCIはハイである場合、PM状態装置351は、サブ状態Sx5にスキップする。信号PMCEは、PM状態装置351がSx3状態に留まっている場合はハイに設定され、PM状態装置351が状態Sx3からSx4状態またはSx5状態のいずれかに移動する場合、ローに設定される。
【0056】
サブ状態Sx4は、フラットパネル電源シーケンス制御のみのために用いられる。従って、サブ状態Sx4の間、PM状態装置351は、信号PMCJをモニタリングしてフラットパネル電源シーケンス制御間隔Tjが終了する時期を判定する。ローの信号PMCJによって示すようにフラットパネル電源シーケンス制御間隔Tjが終了する前は、PM状態装置351はサブ状態Sx4に留まる。ハイである信号PMCJによって示すようにフラットパネル電源シーケンス制御Tjが終了した後、PM状態装置351は、この電源シーケンス制御における次のサブ状態に切り換わる前に、信号PMCEをローにリセットする。サブ状態Sx5において、PM状態装置351は、全体電源シーケンス制御を継続する。PM状態装置351は、電源シーケンス制御間隔Tiが終了するまで、サブ状態Sx5に留まる。ハイにアサートされる信号PMCIによって示すように電源シーケンス制御間隔Tiが終了すると、PM状態装置351は、信号PMCEをローに設定して、全体電源シーケンス制御における次のサブ状態Sx6に切り換わる前に、カウンタ回路302をディセーブルおよびリセットする。サブ状態Sx6は、PM状態装置351が電源シーケンス制御間隔Tiが終了するまでサブ状態Sx5に留まる点においてサブ状態Sx5と実質的に類似する。ハイにアサートされている信号PMCIで示すように、電源シーケンス制御間隔Tiが終了すると、PM状態装置351は、全体電源シーケンス制御における次のサブ状態Sx7に切り換わる前、信号PMCEをローに設定してカウンタ回路302をディセーブルする。
【0057】
サブ状態Sx7は、PM状態装置351が対応する主状態に切り換わって戻ってくる前に全体電源シーケンス制御における最後のサブ状態である。従って、PM状態装置351は、サブ状態Sx7からサブ状態Sx0に戻る遷移のために用いられる信号PMC2をモニタリングする。好適な実施形態において、サブ状態Sx7の継続時間は4クロックであり、この4クロックの長さは、PM状態装置351が電源シーケンス制御を終えた後のPM状態装置351が再活性化されるタイミングが早過ぎないようにすることを確実にするよう、サブ状態Sx7とサブ状態Sx0との間に十分な間隔を提供し、これにより、関連ステータス信号を更新する時間を得ることができる。従って、PMC2がローであり、4クロック間隔が終了していないことが示されると、PM状態装置351はサブ状態Sx7に留まる。ハイである信号PMC2で示すように4クロック間隔が終了すると、PM状態装置351は、信号PMCEをローに設定して、カウンタ回路302および信号PMSQDONEをハイにディセーブルおよびリセットし、主状態Sx0に切り換わって戻る前に現在の全体電源シーケンス制御が完了したことを示す。
【0058】
ここで図6を参照する。図6は、カウンタ回路302の実施形態をより詳細に示す。カウンタ回路302は、ANDゲート601と、13ビットのカウンタ602と、マルチプレクサ603〜604とを含む。ANDゲート601は、PM状態装置351から、クロック信号PMCLKおよびイネーブル信号PMCEを入力として受け取る。ANDゲート601の出力は、カウンタ602に接続される。カウンタ602のビット4〜7は、マルチプレクサ603に入力として供給される。カウンタ602のビット9〜12は、マルチプレクサ604に入力として供給される。カウンタ602のビット2は、信号PMC2を提供する。従って、信号PMCEが3クロックにわたってアクティブのとき、信号PMC2はハイである。マルチプレクサ603および604はそれぞれ、信号PMCIおよびPMCJを出力する。クロック信号PMCLKは、イネーブル信号PMCEがアサートされたときのみにカウンタ602に送られ、これにより、カウンタ602がトリガされて各クロックサイクルを計数する。カウンタ602は、(1)イネーブル信号PMCEがデアサートされるたびに1にリセットされる。ビットPM00R[19:l8]およびPM00R[21:20]は、マルチプレクサ603および604が出力する計数値を制御するために用いられる。
【0059】
図7は、デコーダ回路303の実施形態をより詳細に示す。デコーダ回路は、インバータ701およびANDゲート703〜719を含む。イネーブル信号PMCEは、入力としてインバータ701に提供され、インバータ701の出力は、入力としてANDゲート713〜719にそれぞれ提供される。ビットPMS[0]と、ビットPMS[1]の反転と、ビットPMS[2]の反転とは、入力としてANDゲート703に提供される。ANDゲート703の出力は、第2の入力としてANDゲート713に提供される。そうするうちに、ANDゲート703および713は、ビットPMS[2:0]がバイナリ値「001」を有し、かつイネーブル信号PMCEがデアサートされる場合のみに、結合してビットPMP[l]をハイに活性化する。ビットPMS[0]の反転と、ビットPMS[1]と、ビットPMS[2]の反転とは、入力としてANDゲート704に提供される。ANDゲート704の出力は、第2の入力としてANDゲート714に提供される。そうするうちに、ANDゲート704および714は、ビットPMS[2:0]がバイナリ値「010」を有し、かつイネーブル信号PMCEがデアサートされる場合のみに、結合してビットPMP[2]を活性化する。ビットPMS[0]と、ビットPMS[1]と、ビットPMS[2]の反転とが、入力としてANDゲート705に提供される。ANDゲート705の出力は、第2の入力としてANDゲート715に提供される。そうするうちに、ANDゲート705および715は、ビットPMS[2:0]がバイナリ値「011」を有し、かつイネーブル信号PMCEがデアサートされる場合のみに結合してビットPMP[3]を活性化する。ビットPMS[0]の反転と、ビットPMS[1]の反転と、ビットPMS[2]とが、入力としてANDゲート706に提供される。ANDゲート706の出力は、第2の入力としてANDゲート716に提供される。そうするうちに、ANDゲート706および716は、ビットPMS[2:0]がバイナリ値「100」を有し、かつイネーブル信号PMCEがデアサートされる場合のみに、結合してビットPMP[4]を活性化する。ビットPMS[0]と、ビットPMS[1]の反転と、ビットPMS[2]とが、入力としてANDゲート707に提供される。ANDゲート707の出力は、第2の入力としてANDゲート717に提供される。そうするうちに、ANDゲート707および717は、ビットPMS[2:0]がバイナリ値「101」を有し、かつイネーブル信号PMCEがデアサートされる場合のみに、結合してビットPMP[5]を活性化する。ビットPMS[0]の反転と、ビットPMS[1]と、ビットPMS[2]とが、入力としてANDゲート708に提供される。ANDゲート708の出力は、第2の入力としてANDゲート718に提供される。そうするうちに、ANDゲート708および718は、ビットPMS[2:0]がバイナリ値「110」を有し、かつイネーブル信号PMCEがデアサートされる場合のみに、結合してビットPMP[6]を活性化する。最後に、ビットPMS[0]と、ビットPMS[1]と、ビットPMS[2]とが、入力としてANDゲート709に提供される。ANDゲート709の出力は、第2の入力としてANDゲート719に提供される。そうすうるうちに、ANDゲート709および719は、ビットPMS[2:0]がバイナリ値「111」を有し、かつイネーブル信号PMCEがデアサートされる場合のみに、結合してビットPMP[7]を活性化する。そうするうちに、PMP[l]は、サブ状態Sx1(x=0、1、2、3および4)における第1のクロックサイクルにおいて生成される1クロックのパルスとなる。同様に、PMP[2]〜PMP[7]もそれぞれ、サブ状態Sx2〜Sx7(x=0、1、2、3および4)における第1のクロックサイクルにおいて生成される1クロックのパルスとなる。
【0060】
ビットPMS[3]、PMS[4]およびPMS[5]の反転が、出力が信号PMD0XであるANDゲート710に入力として提供される。従って、信号PMD0Xは、状態S0x(x=0、1、2、3、4、5、6および7)においてアクティブハイである。ビットPMS[3]と、ビットPMS[4]の反転と、ビットPMS[5]の反転とは、信号PMD1Xを出力するANDゲート711に入力として提供される。従って、信号PMD1Xは、状態S1x(x=0、1、2、3、4、5、6および7)においてアクティブハイである。最後に、ビットPMS[3]の反転と、PMS[4]と、ビットPMS[5]の反転とが、信号PMD2Xを出力するANDゲート712に入力として提供される。従って、信号PMD2Xは、状態S2x(x=0、1、2、3、4、5、6および7)においてアクティブハイである。
【0061】
図8は、クロックイネーブル回路304の実施形態をより詳細に示す。クロックイネーブル回路304は、発振器イネーブル信号PMOSCEN、PLL1のイネーブル信号PMPLL1EN、PLL2のイネーブル信号PMPLL2EN、およびPLL3のイネーブル信号PMPLL3ENを生成するように設計された4つのサブ回路からなる。PLL1イネーブル信号PMPLL1EN、PLL2イネーブル信号PMPLL2EN、およびPLL3イネーブル信号PMPLL3ENを生成するために用いられるこれら3つのサブ回路は、構造上では互いに同一である。このようなものとして、簡潔かつ分かり易くするため、本明細書中、PLL1イネーブル信号PMPLL1ENを生成するために用いられるサブ回路のみについて詳細に説明する。なぜならば、このサブ回路についての説明は、入力が異なる点以外は、PLL2イネーブル信号PMPLL2ENおよびPLL3イネーブル信号PMPLL3ENを生成するために用いられるサブ回路にも同様に当てはまるからである。
【0062】
PLL1イネーブル信号PMPLL1ENを生成するサブ回路は、ANDゲート813〜814、ORゲート815、Dタイプのフリップフロップ816、ANDゲート817〜818、ORゲート819、ANDゲート820、Dタイプのフリップフロップ821、およびANDゲート822を含む。ANDゲート813は、ビットPMD1およびPM01R[1]を入力として受け取る。ビットPMD1は、現在PM状態装置351が状態D1であるかまたは状態D1に遷移しているかを示すために用いられる。ビットPM01R[l]は、PLL1が状態D1においてイネーブル可能かどうかを示す。従って、PM状態装置351が現在D1であるかまたはD1に遷移しているところでありかつPLL1が状態D1においてイネーブル可能である場合のみに、ANDゲート813はハイ信号を出力する。ANDゲート814は、ビットPMD2およびPM02R[1]を入力として受け取る。ビットPMD2は、現在PM状態装置351が状態D2であるかまたは状態D2に遷移しているかを示すために用いられる。ビットPM02R[l]は、PLL1が状態D2においてイネーブル可能かどうかを示す。従って、PM状態装置351が現在D2であるかまたはD2に遷移しており、かつPLL1が状態D2においてイネーブル可能である場合のみに、ANDゲート814はハイ信号を出力する。
【0063】
ANDゲート813〜814の出力は、ORゲート815に入力として提供される。ORゲート815は、ビットPMD0を第3の入力として受け取る。ビットPMD0は、PM状態装置351が現在状態D0であるのかまたは状態D0に遷移していることを示すために用いられる。従って、現在PM状態装置351が状態D0であるかまたは状態D0に遷移している場合、もしくは現在PM状態装置351が状態D1であるかまたは状態D1に遷移しており、かつPLL1が状態D1においてイネーブル可能である場合、もしくはPM状態装置351が現在状態D2であるかまたは状態D2に遷移しており、かつPLL1が状態D2においてイネーブル可能である場合、ORゲート815は、クロック信号PMCLKによってクロックされるDタイプのフリップフロップ816の入力にハイ信号を出力する。クロック信号PMCLKの各立ち上がりエッジにおいて、フリップフロップ816は、その現在の入力をラッチし、ラッチした入力をその出力に提供する。従って、ORゲート815の出力がハイになると、フリップフロップ816の出力がハイになる。信号PMRSTLは、リセット信号としてフリップフロップ816に提供される。フリップフロップ816の出力は、入力としてANDゲート817に提供され、フリップフロップ816の出力の反転は、入力としてANDゲート818に提供される。
【0064】
ANDゲート817は、ビットPMP1をその第2の入力として受け取る。このビットPMP1は、サブ状態Sx1(x=0、1、2、3および4)の開始を示す。ANDゲート817の出力は、入力としてDタイプのフリップフロップ821およびORゲート819に提供される。ANDゲート818は、ビットPMP7をその第2の入力として受け取る。このビットPMP7は、サブ状態Sx7(x=0、1、2、3および4)の開始を示す。ANDゲート818の出力は、第2の入力としてORゲート819に提供される。ORゲート819の出力は、入力としてANDゲート820に提供される。このANDゲート820は、クロック信号PMCLKを第2の入力として受け取る。ANDゲート820の出力は、フリップフロップ821をクロックするために用いられる。ANDゲート820は、フリップフロップ821がクロック信号PMCLKの立ち上がりエッジにおいてその入力をラッチすることを可能にする。ANDゲート820の出力は、ANDゲート817の出力がハイである場合またはANDゲート818の出力がハイである場合のみに、イネーブルされる。PMP1およびPMP7が同時に活性化されることはないため、1つの出力のみがハイになり得る点に留意されたい。ANDゲート817の出力がハイになると、信号PMCLKの次の立ち上がりエッジにおいてDタイプのフリップフロップ821の出力が設定される。ANDゲート818の出力がハイになると、ANDゲート817の出力はローとなり、信号PMCLKの次の立ち上がりエッジにおいてDタイプのフリップフロップ821の出力がリセットされる。フリップフロップ821の出力は、入力としてANDゲート822に提供される。このANDゲート822は、ビットPM00R[l]をその第2の入力として受け取る。ビットPM00R[1]は、PLL1がイネーブルされるかどうかを示す。信号PMRSTLは、リセット信号としてフリップフロップ821に提供される。そうするうちに、PLL1イネーブル信号PMPLL1ENは、フリップフロップ806の出力に応じて、ビットPMP1がアクティブのときに活性化され、PMP7がアクティブのときに非活性化される。
【0065】
PLL2イネーブル信号PMPLL2ENおよびPLL3イネーブル信号PMPLL3ENを生成するために用いられるサブ回路は、上述したPLL1イネーブル信号PMPLL1ENを生成するために用いられるサブ回路と同一である。しかし、予想されるように、PLL2イネーブル信号PMPLL2ENを生成するために用いられるサブ回路は、PLL2が状態D1およびD2においてそれぞれイネーブル可能かどうかを示す2つの異なる入力ビットPM01R[2]およびPM02R[2]を受け取る。同様に、PLL2イネーブル信号PMPLL3ENを生成するために用いられるサブ回路は、PLL3が状態D1およびD2においてそれぞれイネーブル可能であるかどうかを示す2つの異なる入力ビットPM01R[3]およびPM02R[3]を受け取る。
【0066】
発振器イネーブル信号PMOSCENを生成するために用いられるサブ回路は、PLL1イネーブル信号PMPLL1EN、PLL2イネーブル信号PMPLL2EN、およびPLL3イネーブル信号PMPLL3ENを生成するために用いられるサブ回路とほとんど同じである。しかし、発振器イネーブル信号PMOSCENを生成するために用いられるサブ回路は、2つの別のANDゲートを含む。従って、ORゲート805は、他のサブ回路の場合はその相対物が3つ(例えば、ORゲート815、825および835)であるのとは異なり、5つの入力を有する。その理由は、ORゲート805は、状態S0x〜S4x(x=0、1、2、3、4、5、6、7)全てにおいて、発振器を選択的にイネーブルする能力を提供しなければならないためである。D3状態およびD4状態でディセーブルされるPLL1、PLL2およびPLL3とは異なり、この実施形態において、発振器は、PM00R[16]およびPM00R[17]による制御通りにD3状態およびD4状態でイネーブルされ得る。この違い以外は、発振器イネーブル信号PMOSCENを生成するために用いられるサブ回路は、上述したサブ回路とほとんど同じである。この理由のため、本明細書中、発振器イネーブル信号PMOSCENを生成するために用いられるサブ回路ついてはこれ以上言及しない。
【0067】
図9Aは、メモリイネーブル回路305の実施形態のより詳細な実施形態を示す。図9Aに示すように、メモリイネーブル回路305は、ANDゲート900〜902、Dタイプのフリップフロップ903、ANDゲート904〜905、ORゲート906、ANDゲート907、Dタイプのフリップフロップ908、ORゲート909、およびXORゲート910を含む。ANDゲート900は、ビットPMD1およびPM01R[4]を入力として受け取る。ビットPMD1は、PM状態装置351が現在状態D1であるかまたは状態D1に遷移しているかどうかを示すために用いられる。ビットPM01R[4]は、MIU207が状態D1においてイネーブル可能かどうかを示す。従って、現在PM状態装置351が状態D1であるかまたは状態D1に遷移している場合でありかつMIU207が状態D1においてイネーブル可能である場合にのみ、ANDゲート900は、ハイ信号を出力する。ANDゲート901は、ビットPMD2およびPM02R[4]を入力として受け取る。ビットPMD2は、現在PM状態装置351が状態D2であるかまたは状態D2に遷移しているところかどうかを示すために用いられる。ビットPM02R[4]は、MIU207が状態D2においてイネーブル可能かどうかを示す。従って、現在PM状態装置351が状態D2であるかまたは状態D2に遷移している場合でありかつMIU207が状態D2においてイネーブル可能である場合にのみ、ANDゲート901は、ハイ信号を出力する。
【0068】
ANDゲート900〜901の出力が、ビットPMD0と共にORゲート909に入力として提供される。ビットPMD0は、現在PM状態装置351が状態D0であるかまたは状態D0に遷移しているかどうかを示すために用いられる。従って、PM状態装置351が状態D0であるかまたは状態D0に遷移している場合、もしくは現在PM状態装置351が状態D1であるかまたは状態D1に遷移しており、かつMIU207が状態D1においてイネーブル可能である場合、もしくは現在PM状態装置351が状態D2であるかまたは状態D2に遷移しており、かつMIU207が状態D2においてイネーブル可能である場合、ORゲート909は、ANDゲート902の入力にハイ信号を出力する。ANDゲート902は、信号MIUENAを第2の入力として受取り、この信号MIUENAは、MIU207をイネーブル/ディセーブルするプログラム可能なレジスタビットである。ANDゲート902の出力は、Dタイプのフリップフロップ903の入力として提供される。このDタイプのフリップフロップ903は、クロック信号PMCLKによってクロックされる。クロック信号PMCLKの各立ち上がりエッジにおいて、フリップフロップ903は、その現在の入力をラッチし、ラッチした入力をその出力として提供する。従って、信号MIUENAがアサートされると、ANDゲート902の出力がハイになると、フリップフロップ903の出力はハイになる。信号PMRSTLは、リセット信号としてフリップフロップ903に提供される。フリップフロップ903の出力は、入力としてANDゲート904およびXORゲート910に提供される。フリップフロップ903の反転も、ANDゲート905の入力として提供される。
【0069】
ANDゲート904は、第2の入力として、サブ状態Sx2(ここで、x=0、1、2、3および4である)の始まりを示すビットPMP2を受信する。ANDゲート904の出力は、D型フリップフロップ908およびORゲート906の入力として提供される。ANDゲート905が、第2の入力として、サブ状態Sx6(ここで、x=0、1、2、3および4である)の始まりを示すビットPMP6を受信する。ANDゲート905の出力が、第2の入力として、ORゲート906に提供される。ORゲート906の出力は、入力として、クロック信号PMCLKを第2の入力として受信する、ANDゲート907に提供される。ANDゲート907の出力は、フリップフロップ908をクロックさせるために用いられる。ANDゲート907が、フリップフロップ908がクロック信号PMCLKの立ち上がりエッジで、入力をラッチすることを可能にする。フリップフロップ908の出力は、MIUイネーブル信号PMMIUENとして提供される。信号PMRSTLが、リセット信号として、フリップフロップ908に提供される。この間に、MIUイネーブル信号PMMIUENが、ビットPMP2がアクティブである場合にアクティブ化され、ビットPMP6がフリップフロップ903の出力に依存してアクティブである場合にイナクティブ化される。イネーブル信号PMMIUENが、出力が信号MIUPSである、XORゲート910の第2の入力として提供される。よって、MIU207がイネーブルされている場合、またはMIU207がディセーブルされて、MIU電源シーケンス制御(powersequencing)が必要とされることを示す場合に、信号MIUPSがハイにアサートされる。
【0070】
図9Bは、MIU207がイネーブル/ディセーブルされている場合には電源シーケンス制御が必要とされないため、図9Aの相対物のメモリイネーブル回路305とは異なって、信号MIUPSを生成しない、メモリイネーブル回路305’の代替的な実施形態をより詳細に示す。図9Bにおいて、素子は、図9Aの相対物に対応する、ダッシュが付された参照番号を有する。図9Aで示したように、メモリイネーブル回路305’は、ANDゲート900’〜902’、D型フリップフロップ903’、ANDゲート904’および905’、ORゲート906’、ANDゲート907’、D型フリップフロップ908’、ならびにORゲート909’を含む。メモリイネーブル回路305とは異なって、メモリイネーブル回路305’は、信号MIUPSを生成するための対応するORゲート910を有さない。また、入力として、ORゲート900’の出力を受信せずに、ANDゲート902’は、入力として、フリップフロップ908’の出力を受信する。残りの素子および関連づけられた接続は、図9Aのものと等しい。図9Aに関して提供されるメモリイネーブル回路305を詳細に説明したので、図9Bの代替的なメモリイネーブル回路305’の動作および構成は、当業者には明白である。この理由および簡潔さのために、代替的なメモリイネーブル回路305’の詳細な説明はしない。
【0071】
図10は、ディスプレイイネーブル回路306の1つの実施形態をさらに詳細に示す。ディスプレイイネーブル回路306は、グラフィックスイネーブル信号PMGEEN、DACイネーブル信号PMDACEN、グラフィックスディスプレイコントローラ1イネーブル信号PMDC1EN、ディスプレイコントローラ1に対するウインドーイネーブル信号PMDC1WEN、ディスプレイコントローラ1に対するカーソルイネーブル信号PMDC1CEN、グラフィックスディスプレイコントローラ2イネーブル信号PMDC2EN、ディスプレイコントローラ2に対するウインドーイネーブル信号PMDC2WEN、およびディスプレイコントローラ2に対するカーソルイネーブル信号PMDC2CENを生成するように設計された、8個のサブ回路から成る。グラフィックスイネーブル信号PMGEEN、DACイネーブル信号PMDACEN、グラフィックスディスプレイコントローラ1イネーブル信号PMDC1EN、およびグラフィックスディスプレイコントローラ2イネーブル信号PMDC2ENを生成するために用いられる4個のサブ回路は、構成の点において、相互に等しい。よって、簡潔さおよび明瞭さのために、ここでは、グラフィックスイネーブル信号PMGEENを生成するために用いられるサブ回路のみを詳細に説明するが、この説明は、入力が異なる以外は、DACイネーブル信号PMDACEN、グラフィックスディスプレイコントローラ1イネーブル信号PMDC1EN、およびグラフィックスディスプレイコントローラ2イネーブル信号PMDC2ENを生成するために用いられるサブ回路にも等しく適用できる。
【0072】
グラフィックスイネーブル信号PMGEENを生成するサブ回路は、ANDゲート1001および1002、ORゲート1003、D型フリップフロップ1004、ANDゲート1005および1006、ORゲート1007、ANDゲート1008、D型フリップフロップ1009、ならびにANDゲート1010を含む。ANDゲート1001は、入力として、ビットPMD1およびPM01R[6]を受信する。ビットPMD1は、PM状態装置351が、現在、状態D1にあるか、または状態D1に遷移していることを示すために用いられる。ビットPM01R[6]は、GE206が状態D1でイネーブルされることが可能であるかどうかを示す。よって、PM状態装置351が、現在、状態D1にあるか、または状態D1に遷移しており、且つGE206が状態D1でイネーブルされることが可能である場合、ANDゲート1001は、ハイ信号を出力する。ANDゲート1002は、入力として、ビットPMD2およびPM02R[6]を受信する。ビットPMD2は、PM状態装置351が、現在、状態D2にあるか、または状態D2に遷移していることを示すために用いられる。ビットPM02R[6]は、GE206が状態D2でイネーブルされることが可能であるかどうかを示す。よって、状態装置が、現在、状態D2にあるか、または状態D2に遷移しており、且つGE206が状態D2でイネーブルされることが可能である場合、ANDゲート1002は、ハイ信号を出力する。
【0073】
ANDゲート1001および1002の出力が、ビットPMD0を第3の入力として受信する、ORゲート1003の入力として提供される。ビットPMD0は、PM状態装置351が、現在、状態D0にあるか、または状態D0に遷移していることを示すために用いられる。よって、PM状態装置351が、現在、状態D0にあるか、または状態D0に遷移している場合、あるいはPM状態装置351が、現在、状態D1にあるか、または状態D1に遷移しており、且つGE206が状態D1でイネーブルされることが可能である場合、もしくはPM状態装置351が、現在、状態D2にあるか、または状態D2に遷移しており、且つGE206が状態D2でイネーブルされることが可能である場合、ORゲート1003は、クロック信号PMCLKによってクロックされるD型フリップフロップ1004に、ハイ信号を出力する。クロック信号PMCLKの各立ち上がりエッジで、フリップフロップ1004が、電流入力をラッチし、出力に提供する。従って、ORゲート1003の出力がハイである場合、フリップフロップ1004の出力はハイである。信号PMRSTLが、リセット信号として、フリップフロップ1004に提供される。フリップフロップ1004の出力が、入力として、ANDゲート1005に提供され、フリップフロップ1004の反転出力が、入力として、ANDゲート1006に提供される。
【0074】
ANDゲート1005は、第2の入力として、サブ状態Sx3の始まりを示すビットPMP3を受信する。ANDゲート1005の出力が、入力として、D型フリップフロップ1009およびORゲート1007に提供される。ANDゲート1006は、第2の入力として、サブ状態Sx5の始まりを示すビットPMP5を受信する。ANDゲート1006の出力は、第2の入力として、ORゲート1007に提供される。ORゲート1007の出力は、入力として、クロック信号PMCLKを第2の入力として受信する、ANDゲート1008に提供される。ANDゲート1008の出力が、フリップフロップ1009をクロックさせるために用いらる。ANDゲート1008は、フリップフロップ1009がクロック信号PMCLKの立ち上がりエッジで、入力をラッチすることを可能にする。フリップフロップ1009の出力は、入力として、ビットPM00R[8]を第2の入力として受信する、ANDゲート1010に提供される。ビットPM00R[8]は、GE206がイネーブルされるかどうかを示す。信号PMRSTLが、リセット信号として、フリップフロップ1009に提供される。この間に、PM00R[8]がハイである場合、GE206イネーブル信号PMGEENが、ビットPMP3およびフリップフロップ1004の出力がアクティブである場合にアクティブ化され、ビットPMP5がアクティブであり、フリップフロップ1004の出力がイナクティブである場合にイナクティブ化される。
【0075】
DACイネーブル信号PMDACEN、グラフィックスディスプレイコントローラ1イネーブル信号PMDC1EN、およびグラフィックスディスプレイコントローラ2イネーブル信号PMDC2ENを生成するために用いられるサブ回路は、上述のGEイネーブル信号PMGEENを生成するために用いられるサブ回路と等しい。しかしながら、予期されることであるが、DACイネーブル信号PMDACENを生成するために用いられるサブ回路が、異なる入力、すなわち、DAC210がイネーブルされるかどうかを示すビットDCDACENA、CRTディスプレイが状態D1でイネーブルされることが可能であるかどうかを示すビットPM01R[8]、およびCRTディスプレイが状態D2でイネーブルされることが可能であるかどうかを示すPM02R[8]を受信する。同様に、グラフィックスディスプレイコントローラ1イネーブル信号PMDC1ENを生成するために用いられるサブ回路が、異なる入力、すなわち、ディスプレイコントローラ1がイネーブルされるかどうかを示すDC1ENA、ディスプレイコントローラ1が状態D1でイネーブルされることが可能であるかどうかを示すPM01R[16]、およびディスプレイコントローラ1が状態D2でイネーブルされることが可能であるかどうかを示すPM02R[16]を受信する。同様に、グラフィックスディスプレイコントローラ2イネーブル信号PMDC2ENを生成するために用いられるサブ回路が、異なる入力、すなわち、ディスプレイコントローラ2がイネーブルされるかどうかを示すDC2ENA、ディスプレイコントローラ2が状態D1でイネーブルされることが可能であるかどうかを示すPM01R[24]、およびディスプレイコントローラ2が状態D2でイネーブルされることが可能であるかどうかを示すPM02R[24]を受信する。簡潔さのため、これらのサブ回路に関しては、ここではさらには論じない。
【0076】
ディスプレイコントローラ1は、ウインドーコントローラ1サブ回路、およびカーソル1サブ回路からなる。イネーブル信号PMDC1WENがアクティブである場合、ウインドーコントローラ1サブ回路がイネーブルされることが可能である。同様に、イネーブル信号PMDC1CENがアクティブである場合、カーソルコントローラ1サブ回路がイネーブルされることが可能である。信号PMDC1WENおよびPMDC1CENがともに、信号PMDC1ENがアクティブであり、且つウインドーコントローラ1およびカーソル1サブ回路が相応してイネーブルされる場合にのみ有効であることに留意されたい。
【0077】
ディスプレイコントローラ1に対するウインドーイネーブル信号PMDC1WENを生成するために用いられるサブ回路は、ANDゲート1041および1042、ORゲート1043、ならびにANDゲート1052から成る。ANDゲート1041は、入力として、状態S1x(ここで、x=1、2、3、4、5、6および7)に関連する電源シーケンス制御が発生しているかどうかを示すビットPMD1X、およびウインドーが状態D1でイネーブルされることが可能であるかどうかを示すビットPM01R[17]を受信する。ANDゲート1041の出力が、入力として、ORゲート1043に提供される。ANDゲート1042は、入力として、状態S2x(ここで、x=1、2、3、4、5、6および7)に関連する電源シーケンス制御が発生しているかどうかを示すビットPMD2x、およびウインドーが状態D2でイネーブルされることが可能であるかどうかを示すビットPM02R[17]を受信する。ANDゲート1042の出力が、入力として、ORゲート1043に提供される。ORゲート1043は、第3の入力として、状態S0x(ここで、x=1、2、3、4、5、6および7)に関連する電源シーケンス制御が発生しているかどうかを示すビットPMD0xを受信する。ORゲート1043の出力が、グラフィックスディスプレイコントローラ1イネーブル信号PMDC1ENと共に、入力として、ANDゲート1052に提供される。ANDゲート1052の出力は、ディスプレイコントローラ1に対するウインドーイネーブル信号PMDC1WENである。
【0078】
ディスプレイコントローラ1に対するカーソルイネーブル信号PMDC1CEN、ディスプレイコントローラ2に対するウインドーイネーブル信号PMDC2WEN、およびディスプレイコントローラ2に対するカーソルイネーブル信号PMDC2CENを生成するために用いられるサブ回路は、上述のディスプレイコントローラ1に対するウインドーイネーブル信号PMDC1WENを生成するために用いられるサブ回路と等しい。しかしながら、予期されることであるが、ディスプレイコントローラ2に対するウインドーイネーブル信号PMDC2WENを生成するために用いられるサブ回路が、異なる入力、すなわち、グラフィックスディスプレイコントローラ2イネーブル信号PMDC2EN、ならびにウインドーが状態D1でイネーブルされることが可能であるかどうかを示すビットPM01R[25]、およびウインドーが状態D2でイネーブルされることが可能であるかどうかを示すビットPM02R[25]を受信する。同様に、ディスプレイコントローラ1に対するカーソルイネーブル信号PMDC1CENを生成するために用いられるサブ回路が、異なる入力、すなわち、カーソルが状態1でイネーブルされるかどうかを示すビットPM01R[19]、およびカーソルが状態D2でイネーブルされることが可能であるかどうかを示すPM02R[19]を受信する。同様に、ディスプレイコントローラ2に対するカーソルイネーブル信号PMDC2CENを生成するために用いられるサブ回路が、異なる入力、すなわち、カーソルが状態D1でイネーブルされることが可能であるかどうかを示すビットRM01R[27]、およびカーソルが状態D2でイネーブルされることが可能であるかどうかを示すPM02R[27]を受信する。簡潔さのため、これらのサブ回路に関しては、ここではさらには論じない。
【0079】
図11は、フラットパネルイネーブル回路307の1つの実施形態をより詳細に示す。図11に示すとおり、フラットパネルイネーブル回路307は、電源1イネーブル信号PMENVDD、電源2イネーブル信号PMENVEE、フラットパネルインターフェースイネーブル信号PMENCTL、および信号FPPSを生成する。信号PMENCTLが、FPI209がイネーブルされるかどうかを示し、信号FPPSが、フラットパネル電源シーケンス制御が必要であるかどうか(すなわち、フラットパネルディスプレイがイネーブルまたはディセーブルされている場合に)を示し、電源1イネーブル信号PMENVDDが、電源1がイネーブルされるかどうかを示し、電源2イネーブル信号PMENVEEが、電源2がイネーブルされるかどうかを示す。フラットパネルイネーブル回路307は、ANDゲート1101および1102、ORゲート1103、ANDゲート1104、D型フリップフロップ1105、ANDゲート1106および1107、ORゲート1108、ANDゲート1109、D型フリップフロップ1110、ANDゲート1111および1112、ORゲート1113、ANDゲート1114および1115、ORゲート1116、ANDゲート1117、D型フリップフロップ1118、ANDゲート1119、インバータ1120、ANDゲート1121、ならびにD型フリップフロップ1122を含む。
【0080】
ANDゲート1101は、入力として、PM状態装置351が、現在,状態D1にあるか、または状態D1に遷移していることを示すビットPMD1、およびFPI209が状態D1でイネーブルされることが可能であるかどうか示すビットPM01R[9]を受信する。よって、PM状態装置351が、現在、状態D1にあるか、または状態D1に遷移しており、FPI209が状態D1でイネーブルされることが可能である場合にのみ、ANDゲート1101はハイ信号を出力する。ANDゲート1102は、入力として、ビットPMD2およびPM02R[9]を受信する。ビットPMD2は、PM状態装置351が、現在、状態D2にあるか、または状態D2に遷移していることを示すために用いられる。ビットPM02R[9]は、FPI209が状態D2でイネーブルされることが可能であるかどうかを示す。ANDゲート1101および1102の出力は、入力として、ORゲート1103に提供される。ORゲート1103の第3の入力は、PM状態装置351が、現在、状態D0にあるか、または状態D0に遷移していることを示すビットPMD0である。ORゲート1103は、入力として、ANDゲート1104に出力を提供する。信号FPIENAは、FPI209がイネーブル/ディセーブルされることを示し、信号DCFPIENAは、データをFPI209に提供している、ディスプレイコントローラ1および2208もイネーブルされることを示す。
【0081】
よって、PM状態装置351が、現在、状態D0にあるか、または状態D0に遷移している場合、PM状態装置351が、現在、状態D1にあるか、または状態D1に遷移しており、且つFPI209が状態D1でイネーブルされることが可能である場合、もしくはPM状態装置351が、現在、状態D2にあるか、または状態D2に遷移しており、且つFPI209が状態D2でイネーブルされることが可能である場合、ANDゲート1104がハイ信号を、クロック信号PMCLKによってクロックされるD型フリップフロップ1105に出力する。クロック信号PMCLKの各立ち上がりエッジで、フリップフロップ1105が、電流入力をラッチし、出力に提供する。従って、信号FPIENAおよびDCFPIENAが共にハイである場合、ANDゲート1104の出力がハイであるときに、フリップフロップ1105の出力はハイである。信号PMRSTLが、リセット信号として、フリップフロップ1105に提供される。フリップフロップ1105の出力は、入力として、ANDゲート1106に提供され、フリップフロップ1105の反転が、入力として、ANDゲート1107に提供される。
【0082】
ANDゲート1106が、第2の入力として、サブ状態Sx3(ここで、x=0、1、2、3および4である)の始まりを示すビットPMP3を受信する。ANDゲート1106の出力は、入力として、D型フリップフロップ1110およびORゲート1108に提供される。ANDゲート1107は、第2の入力として、サブ状態Sx5(ここで、x=0、1、2、3および4である)が完了したかどうかを示すビットPMP5を受信する。ANDゲート1107の出力は、第2の入力として、ORゲート1108に提供される。ANDゲート1108の出力は、入力として、クロック信号PMCLKを第2の入力として受信する、ORゲート1109に提供される。ANDゲート1109の出力は、フリップフロップ1110をクロックさせるために用いられる。ANDゲート1109は、フリップフロップ1110が、クロック信号PMCLKの立ち上がりエッジで、入力をラッチすることを可能にする。フリップフロップ1110の出力は、電源1イネーブル信号PMENVDDである。信号PMRSTLは、リセット信号として、フリップフロップ1110に提供される。この間に、電源1イネーブル信号PMENVDDは、ビットPMP3およびフリップフロップ1105の出力がアクティブである場合にアクティブ化され、ビットPMP5がアクティブであり、且つフリップフロップ1105の出力がイナクティブである場合にイナクティブ化される。
【0083】
フリップフロップ1105の出力はまた、入力として、ANDゲート1114に提供され、フリップフロップ1105の反転は、入力として、ANDゲート1115に提供される。ANDゲート1114は、第2の入力として、サブ状態Sx5(ここで、x=0〜4である)の始まりを示すビットPMP5を受信する。ANDゲート1114の出力は、入力として、D型フリップフロップ1118およびORゲート1116に提供される。ANDゲート1115は、第2の入力として、サブ状態Sx3(ここで、x=0〜4である)の始まりを示すビットPMP3を受信する。ANDゲート1115の出力は、第2の出力として、ORゲート1116に提供される。ORゲート1116の出力は、入力として、クロック信号PMCLKを第2の入力として受信する、ANDゲート1117に提供される。ANDゲート1117の出力は、フリップフロップ1118をクロックさせるために用いられる。ANDゲート1117は、フリップフロップ1118が、クロック信号PMCLKの立ち上がりエッジで、入力をラッチすることを可能にする。フリップフロップ1118の出力は、電源2イネーブル信号PMENVEEである。信号PMRSTLは、リセット信号として、フリップフロップ1118に提供される。この間に、電源2イネーブル信号PMENVEEが、ビットPMP5およびフリップフロップ1105の出力がアクティブである場合にアクティブ化され、ビットPMP3がアクティブであり、且つフリップフロップ1105の出力がイナクティブである場合にイナクティブ化される。
【0084】
電源1イネーブル信号PMENVDDは、入力として、フリップフロップ1105の反転出力を第2の入力として受信する、ANDゲート1111に提供される。ANDゲート1111の出力は、入力として、ORゲート1113に提供される。電源2イネーブル信号PMENVEEの反転は、入力として、フリップフロップ1105の出力を第2の入力として受信する、ANDゲート1112に提供される。ANDゲート1112の出力は、第2の入力として、ORゲート1113に提供される。ORゲート1113の出力は、イネーブル信号FPPSである。従って、信号FPPSは、フラットパネルディスプレイがイネーブルまたはディセーブルされている場合にアクティブ化される。
【0085】
イネーブル信号FPPSは、入力として、サブ状態Sx4(ここで、x=0、1、2、3および4である)の始まりを示すビットPMP4を第2の入力として受信する、ANDゲート1119に提供される。ANDゲート1119の出力は、入力として、ANDゲート1121に提供される。ANDゲート1121は、第2の入力として、クロック信号PMCLKを受信する。ANDゲート1121の出力は、フリップフロップ1122をクロックさせるために用いられる。ANDゲート1121は、フリップフロップ1122が、クロック信号PMCLKの立ち上がりエッジで、入力をラッチすることを可能にする。フリップフロップ1122の出力は、フラットパネルインターフェースイネーブル信号PMENCTLである。フラットパネルインターフェースイネーブル信号PMENCTLの反転は、フリップフロップ1122の入力に提供される。信号PMRSTLは、リセット信号として、フリップフロップ1118に提供される。この間に、フラットパネルインターフェースイネーブル信号PMENCTLは、イネーブル信号FPPSがアサートされた後に、ビットPMP4がアクティブである場合に反転される。
【0086】
次に、例として、フラットパネルイネーブル回路307と関連づけられたパワーアップシーケンス(power−up sequence)のタイミング図を示す図11A〜11Gを参照する。さらに詳細には、図11A〜11Cは、それぞれ、信号PMP3〜PMP5に関するタイミング図を示す。図11D〜11Gは、それぞれ、信号PMENVDD、PMENCTL、PMENVEE、およびFPPSに関するタイミング図を示す。示されるとおり、信号FPPSがアサートされており、ビットPMP3がアクティブである場合に、イネーブル信号PMENVDDがアクティブ化される。信号FPPSがアサートされており、ビットPM4がアクティブである場合に、フラットパネルインターフェースイネーブル信号PMENCTLがアクティブ化される。信号FPPSがアサートされており、ビットPMP5がアクティブである場合に、イネーブル信号PMENVEEがアクティブ化される。
【0087】
逆に、図11H〜11Nは、例として、フラットパネルイネーブル回路307に関連づけられたパワーダウンシーケンスのタイミング図を示す。さらに詳細には、図11H〜11Jは、それぞれ、信号PMP3〜PMP5に関するタイミング図を示す。図11K〜11Nは、それぞれ、信号PMENVDD、PMENCTL、PMENVEE、およびFPPSに関するタイミング図を示す。示されるとおり、信号FPPSがアサートされており、ビットPMP3がアクティブである場合に、イネーブル信号PMENVEEがイナクティブ化される。信号FPPSがアサートされており、ビットPM4がアクティブである場合に、フラットパネルインターフェースイネーブル信号PMENCTLがイナクティブ化される。信号FPPSがアサートされており、ビットPMP5がアクティブである場合に、イネーブル信号PMENVDDがイナクティブ化される。パワーダウンシーケンスおよびパワーアップシーケンスは、相互に反対の順序で発生する。例えば、パワーアップシーケンスで最初にアクティブ化されるイネーブル信号PMENVDDは、パワーダウンシーケンスでは、最後にイナクティブ化され、パワーアップシーケンスで最後にアクティブ化されるイネーブル信号PMENVEEは、パワーダウンシーケンスでは、最初にイナクティブ化される。
【0088】
本発明の1つの実施形態では、1つのシーケンス内でパワーアップシーケンス制御およびパワーダウンシーケンス制御を発生させること、1つの電源シーケンス内で選択的に回路をパワーアップおよびパワーダウンすること、および電源シーケンス制御間隔を選択することができるPMU可能にするシステム、装置、および方法が提供される。本発明は特定の実施形態に関して説明されているが、本発明はそのような実施形態によって制限されるように解釈されるものではなく、以下の請求の範囲に基づいて解釈されるべきものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明を実現する、典型的なコンピュータシステムを示すハイレベルブロック図である。
【図2】 図2は、図1に示すグラフィックス/表示コントローラ107をより詳細に示すブロック図である。
【図3】 図3は、図2に示す電源管理ユニット205をより詳細に示すブロック図である。
【図3A】 図3Aは、図3の状態装置の回路301をより詳細に示す図である。
【図4】 図4は、図3Aに示すPM状態装置351によって行われる、いくつかの関連状態を示す第1の状態図である。
【図5】 図5は、図3Aに示すPM状態装置351によって行われる、他の関連状態を示す第2の状態図である。
【図6】 図6は、図3に示すカウンタ回路302の実施形態をより詳細に示すブロック図である。
【図7】 図7は、図3に示すデコーダ回路303の実施形態をより詳細に示すブロック図である。
【図8】 図8は、図3に示すクロックイネーブル回路304の実施形態をより詳細に示すブロック図である。
【図9A】 図9Aは、図3に示すメモリイネーブル回路305の実施形態をより詳細に示すブロック図である。
【図9B】 図9Bは、図3に示すメモリイネーブル回路305’の代替的な実施形態をより詳細に示すブロック図である。
【図10】 図10は、図3に示す表示イネーブル回路306の実施形態をより詳細に示すブロック図である。
【図11】 図11は、図3に示すフラットパネルイネーブル回路307の実施形態をより詳細に示すブロック図である。
【図11A】 図11Aは、フラットパネルイネーブル回路307に関連するパワーアップシーケンスの例示的なタイミング図である。
【図11B】 図11Bは、フラットパネルイネーブル回路307に関連するパワーアップシーケンスの例示的なタイミング図である。
【図11C】 図11Cは、フラットパネルイネーブル回路307に関連するパワーアップシーケンスの例示的なタイミング図である。
【図11D】 図11Dは、フラットパネルイネーブル回路307に関連するパワーアップシーケンスの例示的なタイミング図である。
【図11E】 図11Eは、フラットパネルイネーブル回路307に関連するパワーアップシーケンスの例示的なタイミング図である。
【図11F】 図11Fは、フラットパネルイネーブル回路307に関連するパワーアップシーケンスの例示的なタイミング図である。
【図11G】 図11Gは、フラットパネルイネーブル回路307に関連するパワーアップシーケンスの例示的なタイミング図である。
【図11H】 図11Hは、フラットパネルイネーブル回路307に関連するパワーダウンシーケンスの例示的なタイミング図である。
【図11I】 図11Iは、フラットパネルイネーブル回路307に関連するパワーダウンシーケンスの例示的なタイミング図である。
【図11J】 図11Jは、フラットパネルイネーブル回路307に関連するパワーダウンシーケンスの例示的なタイミング図である。
【図11K】 図11Kは、フラットパネルイネーブル回路307に関連するパワーダウンシーケンスの例示的なタイミング図である。
【図11L】 図11Lは、フラットパネルイネーブル回路307に関連するパワーダウンシーケンスの例示的なタイミング図である。
【図11M】 図11Mは、フラットパネルイネーブル回路307に関連するパワーダウンシーケンスの例示的なタイミング図である。
【図11N】 図11Nは、フラットパネルイネーブル回路307に関連するパワーダウンシーケンスの例示的なタイミング図である。

Claims (17)

  1. 電源管理用の回路であって、
    集積回路のための主電源状態にアクセスするように動作可能な第1の部品と、
    前記第1の部品に結合され、前記集積回路の複数の回路を制御するように動作可能な第2の部品と、
    を備え、
    前記第1の部品は、前記主電源状態に関連付けられた複数のサブ状態を実施するように更に動作可能であり、
    前記第2の部品は、前記主電源状態に関連付けられた前記複数のサブ状態において、前記主電源状態に関連付けられた制御レジスタを用いて、前記複数の回路の第1の部分集合及び第2の部分集合の各々がイネーブルされるか又はディセーブルされるかを制御するように更に動作可能であり、
    前記制御レジスタは、ユーザによってプログラム可能であり、前記第1の部分集合及び前記第2の部分集合の各々に割り当てられたビットを有しており、
    前記第2の部分集合は、前記第1の部分集合と異なっており、
    前記複数のサブ状態は、前記複数の回路の前記第1の部分集合をイネーブルすること又は前記第1の部分集合をディセーブルすることに関連付けられた第1のサブ状態を含んでおり、
    前記複数のサブ状態は、前記複数の回路の前記第2の部分集合をイネーブルすること又は前記第2の部分集合をディセーブルすることに関連付けられた第2のサブ状態を更に含んでおり、
    前記第1の部品は、前記複数のサブ状態を所定の順序で実施するように更に動作可能であり、
    前記第1の部品は、前記第1のサブ状態の後に前記第2のサブ状態を実施するように更に動作可能である、電源管理用の回路。
  2. 前記第1の部品は、状態装置回路を含んでおり、前記第2の部品は、少なくとも一つのイネーブル回路を含んでいる、請求項1に記載の回路。
  3. 前記第1のサブ状態に関連付けられた時間間隔を監視するように動作可能な第3の部品を更に備え、
    前記第1の部品は、前記第3の部品が前記時間間隔の経過を検出することに応答して前記第2のサブ状態を実施するように更に動作可能である、請求項1に記載の回路。
  4. 前記時間間隔は、ユーザによって定義される時間間隔、ディスプレイ装置に関連付けられた時間間隔、および固定の時間間隔からなる群から選択される、請求項3に記載の回路。
  5. 前記主電源状態は、前記複数の回路をイネーブルすることに関連付けられた電源状態、前記複数の回路をディセーブルすることに関連付けられた電源状態、およびユーザによって定義されるプログラマブル電源状態からなる群から選択される、請求項1に記載の回路。
  6. 前記集積回路は、携帯型電子デバイスの部品、プロセッサ、およびグラフィックコントローラからなる群から選択される、請求項1に記載の回路。
  7. プロセッサと、
    メモリと、
    ディスプレイ装置と、
    ユーザインタフェース部品と、
    電源管理用の回路と、
    を備えるシステムであって、前記電源管理用の回路は、
    集積回路のための主電源状態にアクセスするように動作可能な第1の部品と、
    前記第1の部品に結合され、前記集積回路の複数の回路を制御するように動作可能な第2の部品と、
    を備え、
    前記第1の部品は、前記主電源状態に関連付けられた複数のサブ状態を実施するように更に動作可能であり、
    前記第2の部品は、前記主電源状態に関連付けられた前記複数のサブ状態において、前記主電源状態に関連付けられた制御レジスタを用いて、前記複数の回路の第1の部分集合及び第2の部分集合の各々がイネーブルされるか又はディセーブルされるかを制御するように更に動作可能であり、
    前記制御レジスタは、ユーザによってプログラム可能であり、前記第1の部分集合及び前記第2の部分集合の各々に割り当てられたビットを有しており、
    前記第2の部分集合は、前記第1の部分集合と異なっており、
    前記複数のサブ状態は、前記複数の回路の前記第1の部分集合をイネーブルすること又は前記第1の部分集合をディセーブルすることに関連付けられた第1のサブ状態を含んでおり、
    前記複数のサブ状態は、前記複数の回路の前記第2の部分集合をイネーブルすること又は前記第2の部分集合をディセーブルすることに関連付けられた第2のサブ状態を更に含んでおり、
    前記第1の部品は、前記複数のサブ状態を所定の順序で実施するように更に動作可能であり、
    前記第1の部品は、前記第1のサブ状態の後に前記第2のサブ状態を実施するように更に動作可能である、システム。
  8. 前記第1の部品は、状態装置回路を含んでおり、前記第2の部品は、少なくとも一つのイネーブル回路を含んでいる、請求項に記載のシステム。
  9. 前記電源管理用の回路は、前記第1のサブ状態に関連付けられた時間間隔を監視するように動作可能な第3の部品を更に備えており、
    前記第1の部品は、前記第3の部品が前記時間間隔の経過を検出することに応答して前記第2のサブ状態を実施するように更に動作可能である、請求項に記載のシステム。
  10. 前記主電源状態は、前記複数の回路をイネーブルすることに関連付けられた電源状態、前記複数の回路をディセーブルすることに関連付けられた電源状態、およびユーザによって定義されるプログラマブル電源状態からなる群から選択される、請求項に記載のシステム。
  11. 前記集積回路は、携帯型電子デバイスの部品およびグラフィックコントローラからなる群から選択される、請求項に記載のシステム。
  12. 電源管理用の回路によって電源を管理する方法であって、
    前記電源管理用の回路に含まれる第1の部品が、集積回路のための主電源状態にアクセスするステップと、
    前記第1の部品が、前記主電源状態に関連付けられた複数のサブ状態を実施するステップであって、前記電源管理用の回路に含まれる第2の部品は、前記主電源状態に関連付けられた前記複数のサブ状態において、前記主電源状態に関連付けられた制御レジスタを用いて、前記集積回路の複数の回路の第1の部分集合及び第2の部分集合の各々がイネーブルされるか又はディセーブルされるかを制御する、ステップと、
    を備え、
    前記制御レジスタは、ユーザによってプログラム可能であり、前記第1の部分集合及び前記第2の部分集合の各々に割り当てられたビットを有しており、
    前記第2の部分集合は、前記第1の部分集合と異なっており、
    前記複数のサブ状態は、前記集積回路の前記複数の回路の前記第1の部分集合をイネーブルすること又は前記第1の部分集合をディセーブルすることに関連付けられた第1のサブ状態を含んでおり、
    前記複数のサブ状態は、前記集積回路の前記複数の回路の前記第2の部分集合をイネーブルすること又は前記第2の部分集合をディセーブルすることに関連付けられた第2のサブ状態を更に含んでおり、
    前記実施するステップは、前記複数のサブ状態を所定の順序で実施するステップを更に含んでおり、
    前記実施するステップは、前記第1のサブ状態の後に前記第2のサブ状態を実施するステップを更に含んでいる、方法。
  13. 前記電源管理用の回路に含まれる第3の部品が、前記第1のサブ状態に関連付けられた時間間隔を監視するステップを更に備え、
    前記第2のサブ状態を実施する前記ステップは、前記時間間隔の経過を検出することに応答して前記第2のサブ状態を実施する、請求項12に記載の方法。
  14. 前記時間間隔は、ユーザによって定義される時間間隔、ディスプレイ装置に関連付けられた時間間隔、および固定の時間間隔からなる群から選択される、請求項13に記載の方法。
  15. 前記第1の部分集合がユーザによって定められ、かつ、前記第2の部分集合がユーザによって定められる、請求項12に記載の方法。
  16. 前記主電源状態は、前記複数の回路をイネーブルすることに関連付けられた電源状態、前記複数の回路をディセーブルすることに関連付けられた電源状態、およびユーザによって定義されるプログラマブル電源状態からなる群から選択される、請求項12に記載の方法。
  17. 前記集積回路は、携帯型電子デバイスの部品、プロセッサ、およびグラフィックコントローラからなる群から選択される、請求項12に記載の方法。
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