JPH11231963A - マイクロコンピュータ - Google Patents

マイクロコンピュータ

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JPH11231963A
JPH11231963A JP10030129A JP3012998A JPH11231963A JP H11231963 A JPH11231963 A JP H11231963A JP 10030129 A JP10030129 A JP 10030129A JP 3012998 A JP3012998 A JP 3012998A JP H11231963 A JPH11231963 A JP H11231963A
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JP
Japan
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oscillation
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data
value
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JP10030129A
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English (en)
Inventor
Takashi Ichikawa
敬 市川
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 待機動作中に電源が瞬停しても、短時間で待
機動作に復帰できるマイクロコンピュータを提供する。 【解決手段】 電源投入後、比較レジスタ13の値を確
認する。比較レジスタ13が特定値に設定されていない
場合は、比較レジスタ13に特定値をセットし、発振選
択レジスタ14及び補助レジスタ15にセラミック発振
器3を選択する為の選択データを同時セットする。一
方、比較レジスタ12が特定値に設定された状態で電源
が瞬停した場合、補助レジスタ15の値を発振選択レジ
スタ14にセットし、電源瞬停前の通常動作の為のメイ
ンルーチンプログラム処理又は待機動作の為のサブルー
チンプログラム処理に復帰する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の発振回路を
用途に応じて選択できるマイクロコンピュータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】マイクロコンピュータは、クロックジェ
ネレータを用いて発振クロックからシステムクロックを
形成し、このシステムクロックに同期して各種論理演算
を実行するものである。マイクロコンピュータは電源投
入と同時に初期化動作を実行しその後通常動作の実行に
移行しなければならない為、電源投入と同時に安定し且
つ発振周波数が高い発振クロックを発生できる発振回路
が要求される。しかし、1個の発振回路が電源投入と同
時に発振安定した高周波数の発振クロックを発生するの
は現状では不可能である。そこで、電源投入と同時に発
振安定する利点を有する反面発振周波数が低く外部要因
(温度等)で特性がばらつき易い欠点を有するRC発振
器(第1発振回路)と、外部要因の影響を受け難い利点
を有する反面電源投入から発振安定時間の待機を強いら
れる欠点を有する水晶発振器(第2発振回路)と、発振
周波数が高く外部要因の影響を受け難い利点を有する反
面、水晶発振器の発振安定時間より短いが電源投入から
発振安定時間の待機を強いられる欠点を有するセラミッ
ク発振器(第3発振回路)とをマイクロコンピュータに
内蔵し、RC発振器、水晶発振器、及びセラミック発振
器の各々の利点のみを活用してマイクロコンピュータを
動作させる様にしている。
【0003】詳しくは、電源投入すると、RC発振器は
直ちに発振安定し、水晶発振器及びセラミック発振器は
各々発振振動子に起因して定められた時間(水晶発振器
は1〜2sec、セラミック発振器は数msec)を経
過した後に発振安定する。従って、マイクロコンピュー
タは、電源投入時はRC発振器の発振クロックに基づい
てメモリ、レジスタ等の初期化をソフトウエア処理で実
行し、電源投入から一定時間経過後はセラミック発振器
の発振クロックに基づいて各種演算等の通常動作をソフ
トウエア処理で実行し、その後、必要に応じて水晶発振
器の発振出力に基づいて時計動作等の最小限の機能ブロ
ックのみを動作させる省電力化の為の待機動作を実行す
る様に、3個の発振器を切り換える機能を有している。
尚、マイクロコンピュータの初期化は、大規模な演算動
作を実行する訳ではないので、RC発振器が発生する低
周波数の発振クロックで十分である。
【0004】さて、3個の発振器の選択は、選択レジス
タ(揮発性素子)とデコーダとを用いて実現される。即
ち、電源が投入されると、選択レジスタはRC発振器を
選択する為の選択データ(例えば00H)がハードウエ
ア処理でセットされ、デコーダはこの時の選択データを
解読してRC発振器を選択し、マイクロコンピュータは
RC発振器の発振クロックに基づいて初期化動作を実行
する。電源投入から一定時間が経過すると、選択レジス
タはセラミック発振器を選択する為の選択データ(例え
ば11H)がソフトウエア処理でセットされ、デコーダ
はこの時の選択データを解読してセラミック発振器を選
択し、マイクロコンピュータはセラミック発振器の発振
クロックに基づいて各種演算動作を実行する。その後、
待機の為の割り込み要求が発生すると、選択レジスタは
水晶発振器を選択する為の選択データ(例えば10H)
がソフトウエア処理でセットされ、デコーダはこの時の
選択データを解読して水晶発振器を選択し、マイクロコ
ンピュータは水晶発振器の発振クロックに基づいて時計
動作等の待機状態へ移行する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、選択レ
ジスタが揮発性素子であるが故に以下の問題がある。即
ち、水晶発振器が選択されてマイクロコンピュータが待
機動作を実行している時、電源電圧が外部要因等の影響
を受けて瞬停し、この瞬停に起因してリセットが働く
と、マイクロコンピュータが初期化動作を開始して選択
レジスタの値がRC発振器を選択する為の選択データに
戻り、マイクロコンピュータは電源電圧が僅かな時間で
復帰するにも関わらず再び初期化動作を強いられること
になる。
【0006】本来ならば、電源電圧の下降の度合いがR
AM等の格納データを破壊しない程度の瞬停であれば、
マイクロコンピュータは瞬停後であっても瞬停前の待機
動作を継続するのが好ましい。しかし、電源電圧の下降
の度合いに関わらず、マイクロコンピュータは一律に初
期化の為の低速動作に戻ってしまう。即ち、マイクロコ
ンピュータは、待機動作の実行時に電源瞬停が発生して
システムリセットがかかると、RC発振器を選択して初
期化動作を実行し、その後、セラミック発振器を選択し
て通常動作を実行する過程を経ないと、待機状態へ復帰
できない為、電源瞬停から待機状態の復帰までに多く
の時間を要する。
【0007】プログラム処理が複雑になる。待機状
態へ復帰する前、マイクロコンピュータはセラミック発
振器を選択して必ず高速動作する為、消費電流が多くな
る。特に、バッテリー駆動型の携帯機器(コードレス電
話等)が制御対象の場合、電池寿命が短くなってしま
う。といった問題がある。
【0008】そこで、本発明は、待機動作中に電源が瞬
停しても、待機動作を継続できるマイクロコンピュータ
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解決する為に成されたものであり、第1発振回路と、第
2発振回路と、前記第2発振回路より発振周波数が高い
第3発振回路と、前記第1発振回路、前記第2発振回
路、前記第3発振回路のうちの1つの発振出力を選択す
る選択回路と、電源投入時は前記第1発振回路の発振出
力を選択し且つ所定時間経過後は前記第2発振回路又は
前記第3発振回路の何れか一方の発振出力を選択する為
の前記選択回路に供給される選択データがセットされる
発振選択レジスタと、を内蔵するマイクロコンピュータ
において、データの電気消去が可能であり且つデータの
書き込み及び読み出しが可能な特性を有する第1不揮発
性レジスタを備え、前記所定時間経過後、前記発振選択
レジスタ及び前記第1不揮発性レジスタに前記第2発振
回路又は前記第3発振回路の何れか一方の発振出力を選
択する為の選択データを同時セットし、その後の電源瞬
停時、前記発振選択レジスタに前記第1不揮発性レジス
タの値をセットする様にしたことを特徴とする。
【0010】前記第1不揮発性レジスタはフラッシュメ
モリであることを特徴とする。前記第1不揮発性レジス
タには、待機モードを実行する場合は前記第2発振回路
を選択する為の選択データがセットされ、通常モードを
実行する場合は前記第3発振回路を選択する為の選択デ
ータがセットされることを特徴とする。データの電気消
去が可能であり且つデータの書き込み及び読み出しが可
能な特性を有し、前記発振選択レジスタ及び前記第1不
揮発性レジスタに前記第2又は第3発振回路の何れか一
方の発振出力を選択する為の選択データを同時セットす
る以前に、特定値が書き込まれる第2不揮発性レジスタ
を備え、電源投入後に前記第2不揮発性レジスタの値を
判断し、前記第2不揮発性レジスタの値が特定値でない
場合は電源投入後の動作開始状態であるものと判断し、
前記第2不揮発性レジスタの値が特定値である場合は電
源瞬停後の動作再開状態であるものと判断することを特
徴とする。
【0011】前記第2不揮発性レジスタはフラッシュメ
モリであることを特徴とする。前記第2不揮発性レジス
タの値が特定値である場合は、前記発振選択レジスタに
前記第1不揮発性メモリの値をセットさせることを特徴
とする。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の詳細を図面に従って具体
的に説明する。図1は本発明のマイクロコンピュータを
示すブロック図である。図1において、(1)はRC発
振器(第1発振回路)であり、抵抗の抵抗値及びコンデ
ンサの容量で定まる周波数の発振クロックを発生するも
のである。RC発振器(1)は、電源投入と同時に安定
発振を開始する利点を有するが、発振周波数が低く(例
えば数百KHz)且つ外部要因(温度変化等)で発振周
波数がばらつく欠点も有する。(2)は水晶発振器(第
2発振回路)であり、水晶振動子の振動周波数に従い、
RC発振器(1)より低い周波数の発振クロックを発生
するものである。水晶発振器(2)は、発振周波数が待
機動作で消費電流を抑えるには適当(32.768KH
z)で且つ発振周波数が外部要因の影響を受け難い利点
を有するが、電源投入から比較的長い時間(規定は1〜
2sec)経過しないと安定発振できない欠点も有す
る。(3)はセラミック発振器(第3発振回路)であ
り、セラミック振動子の振動周波数に従い、RC発振器
(1)より高い周波数の発振クロックを発生するもので
ある。セラミック発振器(3)は、発振周波数が高く
(例えば最大数十MHz)且つ発振周波数が外部要因の
影響を受け難い利点を有するが、電源投入から比較的短
い時間(規定は数msec)ではあるが経過しないと安
定発振できない欠点も有する。マイクロコンピュータ
は、RC発振器(1)、水晶発振器(2)及びセラミッ
ク発振器(3)の各々の利点を利用し、電源投入時はR
C発振器(1)の出力を選択して初期化の為の低速動作
を実行し、電源投入から一定時間経過後はセラミック発
振器(3)の出力を選択して各種論理演算の為の高速動
作を実行し、その後、必要に応じて水晶発振器(2)の
出力を選択して待機動作を実行する。
【0013】(4)はROMであり、マイクロコンピュ
ータの動作制御の為のプログラムデータ、テーブルデー
タ等が予め格納されたものである。(5)はプログラム
カウンタであり、ROM(4)をアドレス指定するもの
である。(6)はインストラクションレジスタであり、
ROM(4)の読み出しデータを保持するものである。
(7)はインストラクションデコーダであり、インスト
ラクションレジスタ(6)がプログラムデータを保持し
ている時、このプログラムデータを解読して制御信号を
出力するものである。(8)はCPUであり、制御信号
に従って各種論理演算を実行するものである。(9)は
RAMであり、CPU(8)の演算データを内部バス
(10)を介して書き込み及び読み出しするものであ
る。(11)はスタックポインタであり、割り込み要求
が発生した時、プログラムカウンタ(5)の現在のアド
レス値を割り込み処理が終了するまで保持するものであ
る。(12)はタイマであり、電源投入後、RC発振器
(1)の発振出力を用いて計数を開始し、電源投入から
一定時間経過後にオーバーフロー信号OFを出力するも
のである。CPU(8)は、ROM(4)のプログラム
データの解読結果に従ってタイマ(12)の計数値を監
視し、タイマ(12)の計数値が電源投入から一定時間
経過後を表す値となった時、RC発振器(1)からセラ
ミック発振器(3)への発振切換制御を実行する。
【0014】(13)は比較レジスタ(第2不揮発性レ
ジスタ)であり、データの電気消去が可能であり且つデ
ータの書き込み及び読み出しが可能な不揮発性の特性を
有し、電源がいつ瞬停したのかを判断する為のものであ
る。比較レジスタ(13)は、タイマ(12)がオーバ
ーフロー信号OFを出力した後、特定値(例えば55
H、AAH等)がセットされる。即ち、電源が瞬停した
時、比較レジスタ(13)の値が初期化されたままの状
態「00H」ならば、マイクロコンピュータがRC発振
器(1)の発振出力で低速動作していたものと判断し、
一方、比較レジスタ(13)の値が特定値ならば、マイ
クロコンピュータが水晶発振器(2)を選択した待機動
作又はセラミック発振器(3)を選択した高速動作の何
れか一方であったものと判断する。尚、比較レジスタ
(13)として不揮発性メモリ(EEPROM、フラッ
シュメモリ等)を使用し、単独で設けても、マイクロコ
ンピュータの内部又は外部に配置した不揮発性メモリの
一部領域を利用しても良い。また、比較レジスタ(1
3)のアドレス数が多い程、電源の瞬停の判断は一層確
実となる。
【0015】(14)は発振選択レジスタであり、電源
投入時、RC発振器(1)を選択する為の選択データ
(例えば00H)がハードウエア処理でセットされるも
のである。(15)は補助レジスタ(第1不揮発性レジ
スタ)であり、データの電気消去が可能であり且つデー
タの書き込み及び読み出しが可能な不揮発性の特性を有
し、発振選択レジスタ(14)と対をなすものである。
電源投入から一定時間経過後は、発振選択レジスタ(1
4)及び補助レジスタ(15)にセラミック発振器
(3)を選択する為の選択データ(例えば11H)が同
時セットされる。その後、待機動作の為の割り込み要求
が発生すると、発振選択レジスタ(14)及び補助レジ
スタ(15)に水晶発振器(2)を選択する為の選択デ
ータ(例えば10H)が同時セットされる。そして、マ
イクロコンピュータが水晶発振器(2)又はセラミック
発振器(3)を選択して待機動作又は高速動作している
時に瞬停した場合、補助レジスタ(15)の値が発振選
択レジスタ(14)にセットされる。尚、RC発振器
(1)、水晶発振器(2)及びセラミック発振器(3)
の選択の為のデータはROM(4)にテーブルデータと
して格納されているものとする。(16)は転送制御回
路であり、ROM(4)のプログラム命令の解読結果に
従って、発振選択レジスタ(14)及び補助レジスタ
(15)へのデータ転送、及び、補助レジスタ(15)
から発振選択レジスタ(14)へのデータ転送を実行す
るものである。(17)は選択回路であり、発振選択レ
ジスタ(14)の内容を解読し、RC発振器(1)、水
晶発振器(2)、セラミック発振器(3)のうちの1個
の発振出力を選択するものである。マイクロコンピュー
タは、選択回路(17)から得られる発振出力に基づい
て動作する。
【0016】図2は、マイクロコンピュータがROMの
プログラム命令の解読結果に従ってどの様に動作するの
かを説明する為のフローチャートである。以下、図1の
動作を図2のフローチャートを用いて説明する。先ず、
電源が投入されると、電源投入と同時にRC発振器
(1)が安定発振すると共に水晶発振器(2)及びセラ
ミック発振器(3)が発振を開始し、マイクロコンピュ
ータの特定素子がリセットされる。即ち、マイクロコン
ピュータのリセット時は比較レジスタ(13)の値がハ
ードウエア処理で「00H」となる(ステップ1)。そ
の後、電源電圧がマイクロコンピュータを正常動作させ
る電圧まで上昇すると、マイクロコンピュータはリセッ
ト解除される(ステップ2)。すると、選択回路(1
7)がRC発振器(1)を選択し、マイクロコンピュー
タはRC発振器(1)の発振出力で低速動作を開始し、
即ち、ROM(4)のプログラムデータの解読結果に従
って初期プログラムの実行を開始する(ステップ3)。
初期プログラムでは、比較レジスタ(13)の値が特定
値であるかどうかをCPU(8)で演算する(ステップ
4)。比較レジスタ(13)の値が特定値でない場合
(ステップ5NO)、マイクロコンピュータが初期プロ
グラムを実行している過程と判断する。この時、タイマ
(12)が計数を開始し(ステップ6)、マイクロコン
ピュータの残りの内部素子が初期設定される(ステップ
7)。その後、タイマ(12)が計数動作を継続してオ
ーバーフロー信号OFを出力すると(ステップ8YE
S)、セラミック発振器(3)が安定発振したものと判
断する。この時、プログラムカウンタ(5)の現状値を
スタックポインタ(11)に一時待避し、且つ、プログ
ラムカウンタ(5)を現状値からタイマ割り込み処理を
実行する値に変更する。すると、ROM(4)から特定
値(テーブルデータ)を読み出してインストラクション
レジスタ(6)に保持した後、内部バス(10)を介し
て比較レジスタ(13)に書き込む(ステップ9)。ま
た、ROM(4)からセラミック発振器(3)を選択す
る為の選択データ(テーブルデータ)を読み出してイン
ストラクションレジスタ(6)に保持した後、内部バス
(10)を介して転送制御回路(16)に供給し、発振
制御レジスタ(14)及び補助レジスタ(15)に同時
セットする(ステップ10)。これでタイマ割り込み処
理は終了する。この時点から、選択回路(17)はセラ
ミック発振器(3)を選択し、マイクロコンピュータは
セラミック発振器(3)の発振出力で高速動作する。即
ち、スタックポインタ(11)の値をプログラムカウン
タ(5)に戻し、ROM(4)のプログラムデータの解
読結果に従って通常動作の為のメインルーチンプログラ
ム処理を実行する(ステップ11)。
【0017】その後、待機状態となる為の割り込み要求
が発生しない場合は(ステップ12NO)、メインルー
チンプログラム処理を継続する(ステップ13)。一
方、待機状態とする為の割り込み要求が発生した場合
(ステップ12YES)、プログラムカウンタ(5)の
現状値をスタックポインタ(11)に一時待避し、且
つ、プログラムカウンタ(5)を現状値から待機状態と
する為の割り込み処理を実行する値に変更する。する
と、ROM(4)から水晶発振器(2)を選択する為の
選択データ(テーブルデータ)を読み出してインストラ
クションレジスタ(6)に保持した後、内部バス(1
0)を介して転送制御回路(16)に供給し、発振制御
レジスタ(14)及び補助レジスタ(15)に同時セッ
トする(ステップ14)。この時点から、選択回路(1
7)は水晶発振器(2)を選択し、マイクロコンピュー
タは水晶発振器(2)の発振出力で待機動作の為のサブ
ルーチンプログラム処理を実行する(ステップ15)。
【0018】電源が瞬停しない場合は、その時点のメイ
ンルーチンプログラム処理又はサブルーチンプログラム
処理を継続する(ステップ16NO)。一方、通常動作
又は待機動作を実行している時、電源が瞬停した場合
(ステップ16YES)、マイクロコンピュータをリセ
ットし、ステップ2に戻る(ステップ17)。この時、
発振選択レジスタ(14)の値が「00H」に戻る為、
選択回路(17)はRC発振器(1)を再び選択する。
さて、比較レジスタ(13)は不揮発性であるが故に比
較レジスタ(13)の値はマイクロコンピュータのリセ
ットに関わらず特定値のまま変わることはない。従っ
て、比較レジスタ(13)の値が特定値である場合に該
当し(ステップ5YES)、電源の瞬停は、マイクロコ
ンピュータがメイン又はサブルーチンプログラム処理の
何れか一方を実行していた時のものと判断する。また、
補助レジスタ(15)も不揮発性であるが故に補助レジ
スタ(15)の値はマイクロコンピュータのリセットに
関わらず水晶又はセラミック発振器(2)(3)を選択
する為の選択データのまま変わることはない。そこで、
比較レジスタ(13)の値が特定値に設定されているこ
とに伴い、転送制御回路(16)は補助レジスタ(1
5)の値を発振選択レジスタ(14)にセットする(ス
テップ18)。この時点から、選択回路(17)は発振
選択レジスタ(14)の値に応じて水晶又はセラミック
発振器(2)(3)の何れか一方を選択し、マイクロコ
ンピュータは水晶又はセラミック発振器(2)(3)の
何れか一方の発振出力で動作を開始する。そして、RA
M(9)の特定番地のデータを読み出してCPU(8)
で所定演算を行い、RAM(9)の特定番地のデータが
本来書き込まれているべきデータであるかどうかを判断
する(RAM(9)の内容はマイクロコンピュータをリ
セットしても不定である)。つまり、RAM(9)は揮
発性であるが故に電源が瞬停した場合に瞬停前のデータ
を保持しているかどうか定かなものではない。そこで、
RAM(9)の特定番地のデータを確認し、電源瞬停
(ステップ16)の際の電圧下降に対するRAM(9)
のデータ保持具合を判断する(ステップ19)。尚、R
AM(9)の特定番地を多く設定する程、RAM(9)
の状態を正確に判断できる。RAM(9)の特定番地の
データが本来書き込まれているべきデータと一致しない
場合(ステップ20NO)、電源瞬停の際の電圧がRA
M(9)のデータ保持電圧より低い値まで下降したもの
と判断する。この時、RAM(9)の保持内容が不定と
なっている為、CPU(8)が電源瞬停前の状態から待
機動作又は通常動作を継続しても、正しい演算結果を得
ることができない。そこで、発振選択レジスタ(14)
を除く全てのブロックを初期設定してから(ステップ2
1)、メイン又はサブルーチンプログラム処理の何れか
一方を実行する(ステップ22)。このメイン又はサブ
ルーチンプログラム処理の何れか一方を実行している
時、電源が瞬停した場合(ステップ23YES)、マイ
クロコンピュータをリセットし、ステップ2に再び戻る
(ステップ24)。
【0019】RAM(9)の特定番地のデータが本来書
き込まれているべきデータと一致した場合(ステップ2
0YES)、電源瞬停の際の電圧がRAM(9)のデー
タ保持電圧の限界値以下には下降しなかったものと判断
する。即ち、RAM(9)は電源瞬停前のデータを保持
しているものと判断する。この時、RAM(9)及び発
振選択レジスタ(14)を除く全てのブロックを初期設
定し(ステップ25)、RAM(9)の保持データを使
用してメイン又はサブルーチンプログラム処理の何れか
一方を実行する(ステップ26)。このメイン又はサブ
ルーチンプログラム処理の何れか一方を実行している
時、電源が瞬停した場合(ステップ27YES)、マイ
クロコンピュータをリセットし、ステップ2に再び戻
り、RAM(9)の特定番地のデータが本来書き込まれ
ているべきデータであるかどうかの判断を繰り返す(ス
テップ28)。
【0020】以上より、本発明の実施の形態によれば、 補助レジスタ(15)を設けた作用効果として、マイ
クロコンピュータが水晶発振器(2)の発振出力で待機
動作している時、電源電圧が何らかの外部要因の影響を
受けて瞬停した場合であっても、セラミック発振器
(3)の発振出力で高速動作するプログラム処理を省い
て従来より短い時間で待機動作に復帰できる。特に、バ
ッテリー駆動型の携帯機器を制御する場合、消費電流を
抑えて電池寿命を長くできる。
【0021】比較レジスタ(13)を設けた作用効果
として、発振選択レジスタ(14)及び補助レジスタ
(15)に選択データを同時セットするタイミングと、
補助レジスタ(15)から発振選択レジスタ(14)へ
選択データを転送するタイミングとを、確実に認識でき
る。等の利点を有する。
【0022】尚、図2のフローチャートは図1の動作を
説明する為の本発明の実施の形態の一実施例に過ぎず、
これに限定されるものではない。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、第1不揮発性レジスタ
を設けた作用効果として、マイクロコンピュータが第2
発振回路の発振出力で待機動作している時、電源電圧が
何らかの外部要因の影響を受けて瞬停した場合であって
も、第3発振回路の発振出力で高速動作するプログラム
処理を省いて従来より短い時間で待機動作に復帰でき
る。特に、バッテリー駆動型の携帯機器を制御する場
合、消費電流を抑えて電池寿命を長くできる。また、第
2不揮発性メモリを設けた作用効果として、発振選択レ
ジスタ及び第1不揮発性レジスタに選択データを同時セ
ットするタイミングと、第1不揮発性レジスタから発振
選択レジスタへ選択データを転送するタイミングとを、
確実に認識できる。といった利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマイクロコンピュータを示すブロック
図である。
【図2】図1の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
(1) RC発振器 (2) 水晶発振器 (3) セラミック発振器 (13) 比較レジスタ (14) 発振選択レジスタ (15) 補助レジスタ (16) 転送制御回路 (17) 選択回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1発振回路と、第2発振回路と、前記
    第2発振回路より発振周波数が高い第3発振回路と、前
    記第1発振回路、前記第2発振回路、前記第3発振回路
    のうちの1つの発振出力を選択する選択回路と、電源投
    入時は前記第1発振回路の発振出力を選択し且つ所定時
    間経過後は前記第2発振回路又は前記第3発振回路の何
    れか一方の発振出力を選択する為の前記選択回路に供給
    される選択データがセットされる発振選択レジスタと、
    を内蔵するマイクロコンピュータにおいて、 データの電気消去が可能であり且つデータの書き込み及
    び読み出しが可能な特性を有する第1不揮発性レジスタ
    を備え、 前記所定時間経過後、前記発振選択レジスタ及び前記第
    1不揮発性レジスタに前記第2発振回路又は前記第3発
    振回路の何れか一方の発振出力を選択する為の選択デー
    タを同時セットし、その後の電源瞬停時、前記発振選択
    レジスタに前記第1不揮発性レジスタの値をセットする
    様にしたことを特徴とするマイクロコンピュータ。
  2. 【請求項2】 前記第1不揮発性レジスタはフラッシュ
    メモリであることを特徴とする請求項1記載のマイクロ
    コンピュータ。
  3. 【請求項3】 前記第1不揮発性レジスタには、待機モ
    ードを実行する場合は前記第2発振回路を選択する為の
    選択データがセットされ、通常モードを実行する場合は
    前記第3発振回路を選択する為の選択データがセットさ
    れることを特徴とする請求項1記載のマイクロコンピュ
    ータ。
  4. 【請求項4】 データの電気消去が可能であり且つデー
    タの書き込み及び読み出しが可能な特性を有し、前記発
    振選択レジスタ及び前記第1不揮発性レジスタに前記第
    2又は第3発振回路の何れか一方の発振出力を選択する
    為の選択データを同時セットする以前に、特定値が書き
    込まれる第2不揮発性レジスタを備え、 電源投入後に前記第2不揮発性レジスタの値を判断し、
    前記第2不揮発性レジスタの値が特定値でない場合は電
    源投入後の動作開始状態であるものと判断し、前記第2
    不揮発性レジスタの値が特定値である場合は電源瞬停後
    の動作再開状態であるものと判断することを特徴とする
    請求項1記載のマイクロコンピュータ。
  5. 【請求項5】 前記第2不揮発性レジスタはフラッシュ
    メモリであることを特徴とする請求項4記載のマイクロ
    コンピュータ。
  6. 【請求項6】 前記第2不揮発性レジスタの値が特定値
    である場合は、前記発振選択レジスタに前記第1不揮発
    性メモリの値をセットさせることを特徴とする請求項4
    記載のマイクロコンピュータ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010108253A (ja) * 2008-10-30 2010-05-13 Hitachi Ltd 不揮発性メモリを主記憶に用いた装置

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