JPH05303146A - 画像複写装置 - Google Patents

画像複写装置

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JPH05303146A
JPH05303146A JP4131925A JP13192592A JPH05303146A JP H05303146 A JPH05303146 A JP H05303146A JP 4131925 A JP4131925 A JP 4131925A JP 13192592 A JP13192592 A JP 13192592A JP H05303146 A JPH05303146 A JP H05303146A
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Kazuhide Sugiyama
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • G03B21/10Projectors with built-in or built-on screen
    • G03B21/11Projectors with built-in or built-on screen for microfilm reading
    • G03B21/118Reader-printers

Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像をスクリーン21に投影してこれを観察
するリーダー状態と、その画像を露光部10に走査露光
して複写像を得るプリンター状態に切り替えられる画像
複写装置について、プリンター状態時に露光開始位置へ
前進移動駆動された保持台102の先端部がスクリーン
21に対して干渉する問題を、スクリーン21を更に前
方に配設する構成とすることなしに解消する。 【構成】 2枚の走査ミラー27・28を互いの反射面
が直角を形成するように保持する保持台102と、該保
持台を支持して走査露光部に移送すると共に走査露光せ
しめる移送台101を有し、該保持台もしくは該移送台
に円弧状の回転案内部105及び嵌入部103を設けて
該保持台が前記2枚の走査ミラーの交線を中心として移
送台上で回転運動可能とし、前記走査ミラーが露光走査
時に走査運動と共に回転運動を行うこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像を露光部に投影し
て複写像を得る画像複写装置に関する。
【0002】より詳しくは、画像をスクリーンに投影し
てこれを観察(閲読)するリーダー状態(リーダーモー
ド)と、その画像を2枚の反射走査ミラーによって露光
部に走査露光して複写像を得るプリンター状態(プリン
ターモード)に切り替えられる画像複写装置に関する。
【0003】
【従来の技術】従来、この種の装置として、マイクロリ
ーダープリンターがある。マイクロリーダープリンター
は、マイクロフィルムの画像をスクリーンに拡大投影し
て観察し、必要に応じてその画像の複写プリントを得る
装置である。
【0004】図17・図18に従来のリーダープリンタ
ーの一例の概略図を示した。図17はリーダーモード時
の光学系の状態図、図18はプリンターモード時の光学
系の動作図である。
【0005】図17において、1はリーダープリンター
の下部筐体部分、2は上部筐体部分、3はその下部筐体
部分1と上部筐体部分2の間の空間部分である。
【0006】下部筐体部分1内には、照明ランプ5・球
面反射鏡6・照明光反射ミラー7・集光レンズ8等から
なるフィルム照明部4やプリンター機構9等を内蔵させ
てある。
【0007】プリンター機構9は例えば電子写真複写機
構であり、10は回転駆動される電子写真感光ドラム、
11は給紙カセット、12は該カセット内に収納の複写
用紙(転写用紙)、13は給紙ローラ、14は用紙ガイ
ド、15はレジストローラ対、16はスリット板、17
は定着ローラ対、18は排紙トレイである。感光ドラム
10の周囲には帯電器・現像器・転写器・クリーニング
器等の周知の画像形成プロセス機器が配設されているが
図には省略してある。
【0008】空間部分3には、図には省略したがロール
マイクロフィルム走行機構或はマイクロフィッシュキャ
リア、投影レンズ19等が配設されている。Fは上記不
図示のロールマイクロフィルム走行機構或はマイクロフ
ィッシュキャリアにセットされたマイクロフィルムであ
る。20は投影レンズ19の出光側に配設した像回転用
プリズムである。
【0009】上部筐体部分2にはその前面側にスクリー
ン21を配設し、内部に前記投影レンズ19・プリズム
20からの上方出射光を順次に反射してスクリーン21
の裏面に導光する第1及び第2の2枚のリーダーミラー
23・24(リーダー光路形成用ミラー)、可動のスキ
ャンケース26、該スキャンケース26に互いが直角を
形成するように収納保持させた第1及び第2の2枚のプ
リントミラー(走査ミラー)27・28等を内蔵させて
ある。
【0010】スクリーン21は本例の場合はその上辺側
の軸部22を中心に回動可能に吊り下げて配設してあ
る。
【0011】第1のリーダーミラー23は固定ミラーで
あり、第2のリーダーミラー24は軸部25を中心に回
動可能な揺動ミラーである。
【0012】スキャンケース26は画像を露光走査する
ために上部筐体部分2内を前後方向a・b(投影レンズ
19から固定の第1のリーダーミラー23へ至る光軸に
垂直な方向)に不図示の案内手段・駆動手段により移動
駆動される。
【0013】図17のリーダーモード時において、スキ
ャンケース26は上部筐体部分2内の後方に移動されて
いて、第2のリーダーミラー24の背後となる図示の位
置をホームポジションとして待機停止状態に保持されて
いる。また第2のリーダーミラー24は固定の第1のリ
ーダーミラー23からの画像光をスクリーン21の裏面
へ反射させる図示の角度姿勢に保持されている。
【0014】上記のリーダーモード状態において、フィ
ルム照明部4の集光レンズ8の上面側位置に検索されて
位置決め停止されたマイクロフィルムFの目的画像コマ
部分がマイクロフィルム照明部4により下から照明さ
れ、その照明光のフィルム透過光が投影レンズ19に入
光し、該投影レンズ19→プリズム20→第1のリーダ
ーミラー23→第2のリーダーミラー24のリーダー光
路にてスクリーン21の裏面に対して投射され、上記フ
ィルム画像コマ部分の画像がスクリーン21に拡大結像
投影されてフィルム表面側から観察される。
【0015】プリズム20を回転操作することによりス
クリーン21の投影画像を任意の角度に回転させること
ができる。
【0016】スクリーン21に対する投影画像の複写プ
リントを得たい場合には不図示のプリントキーを押すこ
とにより、装置はプリンターモードになる。
【0017】即ち、プリント開始信号に基づいてプリン
ター機構9の作動が開始されると共に、スキャンケース
26が図17のホームポジションから前進移動駆動aさ
れ、図18の実線示の露光開始位置へ移動する。このス
キャンケース26の前進移動に伴い第2のリーダーミラ
ー24は前進するスキャンケース26により押されて軸
部25を中心に時計方向に押し上げ回動されてスキャン
ケース26の進路から逃がされる。
【0018】スキャンケース26が図18の実線示の露
光開始位置へ到達すると、該スキャンケース26は不図
示のクラッチ手段によって逆方向に所定の走査速度で反
転移動駆動bされる。
【0019】このスキャンケース26の反転移動駆動b
により投影レンズ19・プリズム20からの出射画像光
が第1のプリントミラー27により順次に走査され、そ
の走査光が第2のプリントミラー28を介してプリンタ
ー機構9のスリット板16のスリットを通して回転感光
ドラム10の面に入射し、回転感光ドラム10の面に対
する画像光の走査露光がなされ、リーダー機構9により
複写が実行されてマイクロフィルムFの目的コマ画像の
拡大複写プリントが排紙トレイ18に出力される。
【0020】回転感光ドラム10に対する画像光の走査
露光はスキャンケース26が図18の2点鎖線示の走査
露光終了位置へ反転移動するまで行われる。
【0021】スキャンケース26は上記の走査露光終了
位置へ反転移動した後も反転移動を続けて前記図17の
ホームポジションに到達すると停止されて待機する。
【0022】第2のリーダーミラー24はスキャンケー
ス26のホームポジションへの移動復帰に伴いスキャン
ケース26による押し上げが解除されて図17のもとの
リーダーモード時の角度姿勢に回動復帰する。
【0023】なお、プリズム20を回動操作することに
より複写用紙12面に形成される画像の向きを任意の角
度に回転させた形態にすることができる。またプリンタ
ーモードにおける走査露光部に感光ドラム10の代わり
に1次元イメージセンサー(CCD等)を配置して画像
情報を光電読取りさせ、このイメージセンサーへの出力
とレーザビームプリンターによって複写プリントを出力
させるようにすることもできる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】
(a)上述のような光学配置のリーダープリンターにお
いて、プリンターモード時に走査露光に必要なスキャン
ケース26の移動量は、画像長さの1/2である。例え
ばA4用紙分の画像を複写するためには150mmの移
動量を要する。
【0025】本例のリーダープリンターのような光学配
置ではA4用紙いっぱいに複写を行おうとすると、スク
リーン21に対して、露光開始位置へ前進移動駆動aさ
れたスキャンケース26の先端部がぶつかってしまう。
【0026】そこで本例のリーダープリンターではスク
リーン21をその上辺側を軸部22を中心に回転可能に
支持させて吊り下げた構成となし、スキャンケース26
が露光開始位置へ前進移動駆動aされたときは図18の
ようにスクリーン21が該スキャンケース26に押され
て前方へ逃げ回動するようにして上記の問題を回避して
いる。
【0027】しかし、プリンターモード時にスクリーン
21が上記のように前方へ逃げ回動したり、逆に復帰回
動して揺動することは操作者に奇異感・不快感を与え
る。
【0028】スキャンケース26とスクリーン21との
干渉を避けるためにスクリーン21を更に前方に配設す
る構成とすると、投影レンズ19が奥まってしまい、ピ
ント調整等の操作が困難になる。
【0029】そこで本発明の第1の目的は、上記のスキ
ャンケース26とスクリーン21との干渉問題を、スク
リーン21を更に前方に配設する構成とすることなしに
解消した、この種の画像複写装置を提供することにあ
る。
【0030】(b)前述のような露光走査方式において
は、第1及び第2のプリントミラー27・28に厳しい
表面仕上げ精度が要求されていた。
【0031】なぜならば、図18に示すように、画像の
端部では第1及び第2のプリントミラー27・28によ
る光路の反射角がA・Bに示すように鈍角になるため、
ミラー反射面のわずかな歪みが画像劣化を引き起こして
しまうからである。
【0032】また、画像中心部では反射角が鋭角とな
り、ミラーの表面精度の影響をさほど受けなくなる。こ
のため表面精度を余程上げない限り同一の複写画像内で
画質の優劣が生じ、見苦しい画像になってしまう。
【0033】そこで本発明の第2の目的は、プリントミ
ラー(走査ミラー)27・28の表面精度に起因する、
画像の劣化、および同一の複写像内での画質の優劣を防
止した、高品位の複写画像が得られる、この種の画像複
写装置を提供することにある。
【0034】(c)前述のようなリーダープリンターに
おいては、スキャンケース26が第2のリーダーミラー
24を押し上げ回転動作させながら走査露光を行ってい
るために、 .該ミラー24の回転に要する負荷がスキャンケース
26の駆動ムラを引き起こし、複写画像に悪影響を及ぼ
してしまう .該ミラー24の軸部25の回転部をかなり滑らかに
作成しないと、振動・負荷変動が発生し、これの影響が
スキャンケース26に及んで複写画像が劣化する という問題が生じたため、負荷変動に耐え得るに十分な
大型モーターを駆動源とし、精度の高い軸受けを軸部2
5に用いるか、または該ミラー24を別の駆動系で回転
させる必要があった。しかし、これが結果的に装置の大
型化と、複雑化、コストアップを招いた。
【0035】そこで本発明の第3の目的は、この種の画
像複写装置について、プリンターモード時に第2のリー
ダーミラー24を別の駆動源を用いて回転させたり、大
型モータを駆動源としたり、精度の高い軸受けを軸部に
用いる必要なしに、スキャンケース26の駆動ムラ、振
動・負荷変動の問題を解消して装置の簡素化・低廉化・
信頼性向上を可能とすることにある。
【0036】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする画像複写装置である。
【0037】(1)画像をスクリーンに投影してこれを
観察するリーダー状態と、その画像を2枚の反射走査ミ
ラーによって露光部に走査露光して複写像を得るプリン
ター状態に切り替えられる画像複写装置において、上記
2枚の走査ミラーを互いの反射面が直角を形成するよう
に保持する保持台と、該保持台を支持して走査露光部に
移送すると共に走査露光せしめる移送台を有し、該保持
台もしくは該移送台に円弧状の回転案内部及び嵌入部を
設けることにより、該保持台が前記2枚の走査ミラーの
交線を中心として移送台上で回転運動可能とし、前記走
査ミラーが露光走査時に走査運動と共に回転運動を行う
ことを特徴とする画像複写装置。
【0038】(2)画像をスクリーンに投影してこれを
観察するリーダー状態と、その画像を2枚の反射走査ミ
ラーによって露光部に走査露光して複写像を得るプリン
ター状態に切り替えられる画像複写装置において、上記
2枚の走査ミラーを互いの反射面が直角を形成するよう
に保持する保持台と、該保持台を支持して走査露光部に
移送すると共に走査露光せしめる移送台を有し、該保持
台が前記2枚の走査ミラーの交線を中心として移送台上
で回転運動可能とし、露光走査時には走査ミラーでの投
影光反射角が略直角となるように、保持台が走査運動と
共に回転運動を行うことを特徴とする画像複写装置。
【0039】(3)画像をスクリーンに投影してこれを
観察するリーダー状態と、その画像を2枚の反射走査ミ
ラーによって露光部に走査露光して複写像を得るプリン
ター状態に切り替えられる画像複写装置において、プリ
ンター状態時には回転退避してプリンター光路を形成可
能とするリーダー光路形成用ミラーと、前記2枚の走査
ミラーを互いの反射面が直角を形成するように保持する
保持台と、該保持台を支持して走査露光部に移送すると
共に走査露光せしめる移送台を有し、該保持台が前記2
枚の走査ミラーの交線を中心として移送台上で回転運動
可能とし、該保持台が上記リーダー光路形成用ミラーを
回転させることによってリーダー光路とプリンター光路
を切り替えると共に、露光走査時には前記リーダー光路
形成用ミラーが回転しないように前記保持台が走査運動
と共に回転運動を行うことを特徴とする画像複写装置。
【0040】
【作用】
a)本発明は画像走査方法として、図15に示したよう
に2枚の走査ミラー27・28の面が互いに直角を維持
していれば、この交線Oを中心軸としてこれらを回転さ
せても回転感光ドラム10上への入射光軸は移動せず、
かつ光軸距離も変化しない、という幾何光学的性質を利
用する。
【0041】これによる効果を図16に示した。即ち2
枚のミラー27・28による走査が直線運動だけであれ
ば、走査に必要なミラーの幅はそれぞれ27(A)・2
7(B),28(A)・28(B)のようになる。とこ
ろがこの直線運動に、2枚のミラー27・28の反対面
の交線Oを中心とする回転運動を加えることによって、
走査に要するミラー幅を27(a)・27(b),28
(a)・28(b)のように変化させることができる。
【0042】即ち、前方側のミラー27を小さくするこ
とが可能となるので、露光開始位置へ前進移動したスキ
ャンケースの先端部とスクリーンとの干渉を、スクリー
ンを更に前方に配設する構成とすることなしに、防ぐこ
とができるのである。
【0043】b)また、2枚の走査ミラー27・28に
よる走査が直線運動だけであれば、前述(図18)した
ようにミラー27・28の反射角A・Bは鈍角となる。
ところがこの直線運動に、2枚のミラー27・28の反
対面の交線0を中心とする回転運動を加えることによっ
て、ミラーの反射角をa・b(図16)のように小さく
することができる。
【0044】すなわち、露光走査中は2枚のミラーを各
々の位置に合った角度に回転させることで、反射角を常
に90度近辺に保つことが可能となる。従って、走査ミ
ラー27・28の表面精度に起因する、画像の劣化、お
よび同一の複写像内での画質の優劣を防止することがで
きる。
【0045】c)プリンターモード時にリーダー光路形
成用ミラーを移動する走査ミラー保持台(スキャンケー
ス)で押し動かして退避回動させてリーダー光路からプ
リンター光路に切り替える構成とする場合でも、露光走
査時には退避位置に押し回動されたリーダー光路形成用
ミラーが走査ミラー保持台の動きに拘らずその退避位置
に保たれて回転しないように走査ミラー保持台を走査運
動と共に回転運動させることで、リーダー光路形成用ミ
ラーの回転動作による振動・負荷の変動等、画像に対す
る悪影響を防ぎ、走査ミラー保持台でリーダー光路形成
用ミラーを直接回動させることが可能となる。従ってリ
ーダー光路形成用ミラーを別の駆動源を用いて回転させ
る必要がなく、装置の簡素化・低廉化・信頼性向上がで
きる。
【0046】
【実施例】
〈実施例1〉(図1〜図4) 図1は本実施例のリーダープリンターのプリンターモー
ド時の画像走査系の動作を表す概略図、図2はリーダー
モード時の光学系の状態を示した概略図であり、図1と
はリーダープリンターを逆の方向から見た図である。前
述図17・図18のものと共通の構成部材・部分には同
じ符号を付して再度の説明を省略する。図3・図4はプ
リンターモード時の光路を示したもので、両図は互いに
プリズム20の向きが180°異なる場合である。
【0047】101は移送台であり、ガイド軸64に沿
って前後方向a・bに直線運動する。102は走査ミラ
ー保持台としての揺動ケース(スキャンケース)であ
る。この揺動ケース102にはコロ103が片側2カ所
(計4カ所)取り付けられている。コロ103は移送台
101に形成した円弧状の案内溝105に4カ所とも嵌
入されている。これにより、揺動ケース102が案内溝
105に沿って回転運動可能となる。
【0048】この回転運動の中心が、揺動ケース102
に反射面が直角を形成するように保持させた走査ミラー
27・28の交線Oと一致するように、案内溝105の
半径とコロ103の位置が決められている。
【0049】また回転運動はミラー27・28の反射角
が走査露光中常に約90度を保つように決められてい
る。
【0050】案内溝105の半径とコロ103の位置
は、何種類も選ぶことが可能である。コロ103は両側
とも2カ所である必要はなく、片側は1カ所でも良い。
また、必ずしもコロを用いなくとも、揺動ケース102
に円形の突起を設けるだけでも良い。
【0051】106はカムであり、揺動ケース102に
設けられた制御コロ104を、このカム106のカム溝
107に嵌入することで、揺動ケース102の回転運動
が制御される。すなわち、移送台101の移動に伴い、
揺動ケース102は案内溝105に沿って、カム溝10
7で決定される角度に回転運動を行うのである。本実施
例では、走査露光中の揺動ケース102の動作が、該ケ
ースに保持されている走査ミラー27・28の反射角が
露光走査中常に約90度を保つように、カム溝107の
形状が決められている。
【0052】逆に、カム形状を工夫することで揺動ケー
ス102に任意の動作をさせることが可能である。
【0053】本実施例のリーダープリンターは、プリン
ターモード時は揺動ケース102に互いに直角を維持さ
せて保持させた2枚の走査ミラーであるプリンターモー
ド27・28が直線運動に加えて回転運動することで、
前記作用の項で説明したように、第1のプリントミラー
27を小型にできるので、スクリーン21を更に前方に
配設する構成とすることなしに、揺動ケース(スキャン
ケース)102とスクリーン21との干渉を防止するこ
とができる。
【0054】また、ミラー27・28の反射角を前述図
16のa・bのように小さくすることができるので、露
光走査中は該2枚のミラー27・28を各々の位置に合
った角度に回転させることで、反射角を常に90度近辺
に保つことが可能となり、従って走査ミラー27・28
の表面精度に起因する画像の劣化、および同一の複写像
内での画質の優劣を防止することができる。
【0055】また本実施例においては、プリンターモー
ド時における第2のリーダーミラー24の軸部25を中
心とする、揺動ケース進路からの退避回動は移動する揺
動ケース102による押し上げで行なわせており、この
場合、本実施例では揺動ケース102が、 .走査露光中は、該ミラー24を回転運動させずに図
1の退避位置に保持する動作となるように、 .走査露光開始時は、該ミラー24を図1の退避位置
へ滑らかに移行させるような動作となるように、 .走査露光終了後は、該ミラー24を図2のリーダー
モード時の位置へ滑らかに移行させるような動作となる
ように、カム溝107の形状が決められている。
【0056】これにより第2のリーダーミラー24の回
転動作による振動・負荷の変動等、画像に対する悪影響
を防いでおり、揺動ケース102が該ミラー24を直接
回動させることを可能としている。
【0057】従って該ミラー24を別の駆動源を用いて
回転させたり、大型モーターを駆動源としたり、精度の
高い軸受けを軸部に用いる必要がなくなり、装置の簡素
化・低廉化・信頼性向上ができる。
【0058】本実施例では、リーダーモード時に揺動ケ
ース102が第2のリーダーミラー24から完全に離れ
るように、待機地点(ホームポジション)では揺動ケー
ス102を略水平状態にまで回転復帰させるべくカムの
形状を決定している。
【0059】〈実施例2〉(図5〜図11) 図5は本実施例のリーダープリンターのプリンターモー
ド時の画像走査光学系の動作を示す概略図、図6はリー
ダーモード時の光学系の状態を示した概略図である。
【0060】本実施例では、揺動ケース102側に案内
溝105を設け、移送台101側にコロ103が設けて
ある。
【0061】この構成によって、第1と第2のプリント
ミラー27・28の位置決めと、案内溝105の円弧形
成を同一部品内で行うことが出来るので、前述実施例1
のものに比較して、反射面交線Oと円弧中心の合わせを
より正確に行うことが可能となる。
【0062】図7・図8はそれぞれ揺動ケース102を
一方側と他方側からみた斜視図、図9・図10はそれぞ
れ移送台101を一方側と他方側から見た斜視図、図1
1の(a)・(b)は片寄せ台108の斜視図である。
【0063】移送台101側のコロ103(図10)及
び片寄せ台108側のコロ103(図11の(a))が
それぞれ揺動ケース102の案内溝105(図7・図
8)に嵌入され、その後、移送台101と片寄せ台10
8が接着・溶接等で固着される。以上で揺動ケース10
2が回転可能となる。
【0064】移送台101には低摩擦部材で形成された
案内片109が、一方、片寄せ台108には板バネ11
2がビス113によって取り付けられており、案内溝1
05の外縁が案内または押圧されることによって、揺動
ケース102の左右の位置決めがなされる。
【0065】図9・図10において110は軸64が通
る穴、図11において114は不図示のレール板上を移
送台101が移動する際の摩擦軽減用コロである。
【0066】〈実施例3〉(図12) 図12は本実施例のリーダープリンターの要部図であ
る。115は小型DCモータで、これの出力軸に取り付
けられた摩擦ローラ116が前述実施例2の図7・図8
の案内溝105の内周面117に圧接している。本実施
例ではモータ115の回転によって揺動ケース102が
回転する構成となっている。
【0067】これにより、構造上大きな比重(体積)を
占めるカム部材を廃止できるので、装置構成の簡易化を
更に進めることが可能となる。 〈実施例4〉(図13・図14) 図13は本実施例のリーダープリンターのリーダーモー
ド時の光学系の状態を、図14はプリンターモード時の
光学系の動作を示す概略図である。
【0068】61は揺動ケース(スキャンケース)であ
り、回転軸62の回りに回転可能に取り付けられてい
る。回転軸62はガイド軸64に沿って移動可能な移送
台63の一部によって形成されている。これにより、移
送台63の直線運動につれて揺動ケース61も移動す
る。また、揺動ケース61は不図示のカムまたはモータ
ー等の駆動手段によって移送台63の動きに連動して回
転運動を行うように構成されている。
【0069】なお、前記作用の項で述べた光学的条件を
満たすために、回転軸62は揺動ケース61に互いが直
角を形成するように保持されている走査ミラー27・2
8の交線Oに位置している。
【0070】リーダーモード時において、揺動ケース6
1・移送台63は図13に示すように第2のリーダーミ
ラー24の背後となる位置をホームポジションとして静
止しており、マイクロフィルム1の画像光は投影レンズ
19・プリズム20を通り、第1と第2のリーダーミラ
ー23・24を介してスクリーン21上に投射される。
【0071】一方、プリンターモード時においては、ま
ず第2のリーダーミラー24が不図示の駆動手段によっ
て図14のように軸部25を中心に時計方向に揺動ケー
ス61の進路から退避回動される。
【0072】次に、揺動ケース61が移送台63と共に
前進移動駆動aされて実線で示した露光開始位置に到達
すると、不図示のクラッチ手段によってその位置から反
転移動駆動b及び回転運動をしつつマイクロフィルムF
の画像光をミラー27・28を介して感光ドラム10に
走査露光する。
【0073】このときの回転運動はミラー27・28の
反射角が露光中常に約90度を保つように決められてい
る。
【0074】走査露光は揺動ケース61が2点鎖線で示
した位置に到達するまで行われる。走査露光終了後も、
揺動ケース61・移送台63は反転移動及び回転を続
け、図13のホームポジションに到達すると静止する。
揺動ケース61・移送台63が静止した後に第2のリー
ダーミラー24がリーダー光路を形成する位置まで回転
復帰する。
【0075】本実施例のリーダープリンターも前述実施
例1のものと同様に、第1の走査ミラー27を小さくす
ることが可能となるので、露光開始位置へ前進移動した
揺動ケース61(スキャンケース)の先端部とスクリー
ン21との干渉を、スクリーン21を更に前方に配設す
る構成とすることなしに防ぐことができる。また、走査
ミラー27・28の反射面を小さくすることができるの
で、露光走査中は該2枚のミラー27・28を各々の位
置に合った角度に回転させることで、反射角を常に90
度近辺に保つことが可能となり、従って、走査ミラー2
7・28の表面精度に起因する画像の劣化、および同一
の複写像内での画質の優劣を防止することができる。
【0076】なお、本実施例の装置と前述の実施例1乃
至同3の装置との対比において、本実施例のものは構成
上、揺動ケース102やミラー24の駆動部や可動部が
装置内の上方に位置することになる。この点、実施例1
乃至同3の装置の場合はその駆動部がそれよりも装置内
の下方に位置し、プリンター機構部9と走査光学系の両
駆動部の距離が短くなり両者の連絡が容易化される、装
置をより小型化できる、装置の機械的振動の発生を低減
化できる等の有利点がある。
【0077】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、前述の問
題点を解消して、容易な構成で、小型で安価な、操作性
に優れた、高品位の複写画像が得られる、リーダーモー
ドとプリンターモードの両機能を有する画像複写装置が
構成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施例装置(リーダープリンター)の
プリンターモード時の画像走査系の動作を表す概略図
【図2】 リーダーモード時の光学系の状態を示した概
略図
【図3】 プリンターモード時の画像走査系の動作を表
す概略図
【図4】 像回転用プリズムを180°回転させた状態
の同上図
【図5】 第2の実施例装置のプリンターモード時の画
像走査系の動作を表す概略図
【図6】 リーダーモード時の光学系の状態を示した概
略図
【図7】 揺動ケースの斜視図
【図8】 逆方向からみた同上図
【図9】 移送台の斜視図
【図10】 逆方向からみた同上図
【図11】 (a)は片寄せ台の斜視図、(b)は逆方
向からみた斜視図
【図12】 (a)は第3の実施例装置の移送台の斜視
図、(b)は逆方向からみた斜視図
【図13】 第4の実施例装置のリーダーモード時の光
学系の状態を示した概略図
【図14】 プリンターモード時の画像走査系の動作を
表す概略図
【図15】 回転走査系の原理説明図
【図16】 作用・効果説明図
【図17】 従来装置の一例のリーダーモード時の光学
系の状態を示した概略図
【図18】 プリンターモード時の画像走査系の動作を
表す概略図
【符号の説明】
4 フィルム照明部 9 プリンター機構 21 スクリーン 23・24 第1及び第2のリーダーミラー 27・28 第1及び第2のプリントミラー(走査ミ
ラー) 101 移送台 102 揺動ケース(スキャンケース) 106 カム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像をスクリーンに投影してこれを観察
    するリーダー状態と、その画像を2枚の反射走査ミラー
    によって露光部に走査露光して複写像を得るプリンター
    状態に切り替えられる画像複写装置において、 上記2枚の走査ミラーを互いの反射面が直角を形成する
    ように保持する保持台と、 該保持台を支持して走査露光部に移送すると共に走査露
    光せしめる移送台を有し、 該保持台もしくは該移送台に円弧状の回転案内部及び嵌
    入部を設けることにより、該保持台が前記2枚の走査ミ
    ラーの交線を中心として移送台上で回転運動可能とし、 前記走査ミラーが露光走査時に走査運動と共に回転運動
    を行うことを特徴とする画像複写装置。
  2. 【請求項2】 画像をスクリーンに投影してこれを観察
    するリーダー状態と、その画像を2枚の反射走査ミラー
    によって露光部に走査露光して複写像を得るプリンター
    状態に切り替えられる画像複写装置において、 上記2枚の走査ミラーを互いの反射面が直角を形成する
    ように保持する保持台と、 該保持台を支持して走査露光部に移送すると共に走査露
    光せしめる移送台を有し、 該保持台が前記2枚の走査ミラーの交線を中心として移
    送台上で回転運動可能とし、 露光走査時には走査ミラーでの投影光反射角が略直角と
    なるように、保持台が走査運動と共に回転運動を行うこ
    とを特徴とする画像複写装置。
  3. 【請求項3】 画像をスクリーンに投影してこれを観察
    するリーダー状態と、その画像を2枚の反射走査ミラー
    によって露光部に走査露光して複写像を得るプリンター
    状態に切り替えられる画像複写装置において、 プリンター状態時には回転退避してプリンター光路を形
    成可能とするリーダー光路形成用ミラーと、 前記2枚の走査ミラーを互いの反射面が直角を形成する
    ように保持する保持台と、 該保持台を支持して走査露光部に移送すると共に走査露
    光せしめる移送台を有し、 該保持台が前記2枚の走査ミラーの交線を中心として移
    送台上で回転運動可能とし、該保持台が上記リーダー光
    路形成用ミラーを回転させることによってリーダー光路
    とプリンター光路を切り替えると共に、 露光走査時には前記リーダー光路形成用ミラーが回転し
    ないように前記保持台が走査運動と共に回転運動を行う
    ことを特徴とする画像複写装置。
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