JPH05302593A - 板金製ポンプケーシング - Google Patents

板金製ポンプケーシング

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JPH05302593A
JPH05302593A JP4120170A JP12017092A JPH05302593A JP H05302593 A JPH05302593 A JP H05302593A JP 4120170 A JP4120170 A JP 4120170A JP 12017092 A JP12017092 A JP 12017092A JP H05302593 A JPH05302593 A JP H05302593A
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Japan
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casing
inner casing
suction
sheet metal
pump
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真 小林
Masakazu Yamamoto
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポンプケーシングのライナー部の変形を抑え
ることができると共に配管外力、内部圧力に対して適正
な板厚を有し必要以上に板厚を厚くする必要がなく、
又、ポンプケーシングを補強するための補強部材を設け
る必要がない板金製ポンプケーシングを提供する。 【構成】プレス成形により製作する板金製ポンプケーシ
ングにおいて、吸込ノズル3を有した外ケーシング1
と、外ケーシング1とは離隔した状態で外ケーシング1
内に設けられその内部に羽根車14を収容した内ケーシ
ング10とを備え、内ケーシング10は吸込流路を形成
する第1内ケーシング11と、羽根車14を収容した第
2内ケーシング12とからなり、第1内ケーシング11
の吸込側端部と外ケーシング1との間隙に弾性材からな
るシール部材13を介装するとともに第1内ケーシング
11と第2内ケーシング12との接続部に弾性材からな
るシール部材20を介装した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は板金製ポンプケーシング
に係り、特にステンレススチール等の鋼板をプレス成形
して製作するポンプケーシングに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から一枚のステンレス鋼板等をプレ
スにより深絞りしてポンプケーシングを製作することが
行われている。そして、プレス成形したポンプケーシン
グに吸込フランジおよび吐出フランジを溶接等によって
固着している。斯かるポンプケーシングにはポンプ自身
が発生する内部圧力と共に配管外力等の外力が作用し、
なんらかの変形を生ずる。この変形は、ケーシングと羽
根車の接触を引き起こさない程度に小さく抑えなければ
ならない。したがって、プレス製ポンプケーシングは、
配管外力、内圧等の荷重を支える強度機能 回転体
摺動部(ライナーリングと羽根車間)のクリアランス確
保のための剛性機能の二つの機能を必要とする。
【0003】しかしながら、プレス製ポンプケーシング
は、本来、荷重に対して柔構造であるとの観点から見る
と、ポンプケーシング単体で強度機能と剛性機能とを同
時に満足させるのは困難である。そのため、従来のプレ
ス製ポンプケーシングは、剛性を確保するため、内部圧
力に対して必要な強度以上に板厚を厚くするか、又は、
吸込フランジとポンプケーシングとの間に複雑な形状を
した補強部材を設け、吸込フランジ及びポンプケーシン
グを補強をしている。西独公開公報(DE OS)第3
517828号は、補強部材を設けた従来例を示し、図
5に示されるように、ポンプケーシング51と吸込フラ
ンジ52との間に吸込ノズル53を囲むようにボックス
ガーダと称される複雑な形状をした補強部材54が設け
られている。このように板厚を厚くするか、又は、補強
部材によってライナーリングを収容するか、又は、それ
自身がライナーリングの機能を果たすポンプケーシング
のライナー部の変形を防止し、回転摺動部のクリアラン
ス確保を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のプレス製ポンプ
ケーシングは、上述したように、ポンプケーシングのラ
イナー部の変形を防止するためにポンプケーシングの剛
性を確保するようにしていた。そのため、内圧に対して
必要な強度以上に板厚を厚くし、かつ複雑な形状をした
補強部材を設けて、吸込フランジ及びポンプケーシング
を補強しなければならなかった。そのため、板厚の増加
によってプレス成形がしにくくなり、又、複雑な形状を
した補強部材を設けていたため、製作コストが上昇する
という問題点があった。
【0005】本発明は上述の事情に鑑みなされたもの
で、その目的とする処は、ポンプケーシングのライナー
部の変形を抑えることができると共に配管外力、内部圧
力に対して適正な板厚を有し必要以上に板厚を厚くする
必要がなく、又、ポンプケーシングを補強するための補
強部材を設ける必要がない板金製ポンプケーシングを提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明の板金製ポンプケーシングは、プレス成形
により製作する板金製ポンプケーシングにおいて、吸込
ノズルを有した外ケーシングと、該外ケーシングとは離
隔した状態で外ケーシング内に設けられその内部に羽根
車を収容した内ケーシングとを備え、該内ケーシングは
吸込流路を形成する第1内ケーシングと、前記羽根車を
収容した第2内ケーシングとからなり、前記第1内ケー
シングの吸込側端部と前記外ケーシングとの間隙に弾性
材からなるシール部材を介装するとともに前記第1内ケ
ーシングと前記第2内ケーシングとの接続部に弾性材か
らなるシール部材を介装したことを特徴とするものであ
る。前記内ケーシングの反吸込側端部は、モータ直動型
の場合モータブラケット、モータ直結型の場合軸受ブラ
ケット等の剛性を有する部材に直接に又は他部材を介し
て保持されている。また、前記内ケーシングはライナー
部を構成する。
【0007】
【作用】前述した構成からなる本発明によれば、ケーシ
ングを外ケーシングと内ケーシングとに分割し、さらに
内ケーシングを第1内ケーシングと第2内ケーシングと
に分割し、吸込と吐出の差圧が生ずる分割部はそれぞれ
弾性材からなるシール部材でそれぞれシールすると同時
に、これら弾性材によって第1内ケーシングの両端部が
支持されるため、配管外力等によって外ケーシングが変
形しても、その変形は第1内ケーシングの変位により吸
収され、第2内ケーシングに伝わることがない。したが
って、外ケーシングに剛性を持たせる必要がないため、
外ケーシングの板厚を必要以上に厚くする必要がなく、
しかも、外ケーシングを補強部材により補強する必要が
ない。一方、内ケーシングがライナー部を構成している
ため、ライナー部のクリアランス確保が容易となり、ま
た、内ケーシングは配管外力等の荷重から解放されるた
め、板厚を小さくでき、プレス成形が容易になるととも
にプレス成形の精度確保が容易となる。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る板金製ポンプケーシング
の一実施例を図1及び図2を参照して説明する。図1は
本発明の板金製ポンプケーシングを備えた陸上設置の横
型遠心ポンプを示す縦断面図である。図1において、符
号1は外ケーシングを示し、この外ケーシング1は、ス
テンレススチール等からなる一枚の鋼板をプレスにより
深絞りして形成されている。外ケーシング1は、円筒容
器状の本体部2と、この本体部2より吸込側に延設され
た円筒状の吸込ノズル3と、この吸込ノズル3の反対側
の開口部側に設けられたケーシングフランジ4とを備え
ている。そして、本体部2の円筒状側壁には吐出ノズル
5が溶接等により固着されており、この吐出ノズル5の
先端部に吐出フランジ6が溶接等により接続されてい
る。また、吸込ノズル3は、大径部3aと小径部3bと
を有した異径ノズルから構成されており、吸込ノズル3
の先端には、吸込フランジ7が溶接等により固着されて
いる。
【0009】また、ケーシングフランジ4は、モータ直
動型の場合には、モータブラケット8に、モータ直結型
の場合には軸受ブラケットに固定され支持されている。
同様に、ブラケット8に固定されたケーシングカバー9
は、外ケーシング1の開口部を閉塞するように設けられ
ている。
【0010】一方、外ケーシング1の内側には、内ケー
シング10が設けられている。内ケーシング10は吸込
ノズル3の近傍から羽根車14の近傍まで伸び吸込流路
を形成する円筒状の第1内ケーシング11と、この第1
内ケーシング11に前端部が嵌合されるとともに羽根車
14を収容している円筒状の第2内ケーシング12とか
ら構成されている。そして、第1内ケーシング11の吸
込側端部と外ケーシング1の吸込ノズル3との間隙に
は、弾性材からなるシール部材13が介装されており、
このシール部材13によって吸込側(低圧側)と吐出側
(高圧側)とがシールされている。なお、シール部材1
3は高圧側と低圧側との差圧により吸込側に押されるた
め、脱落することもなく確実にシールできる。また、第
1内ケーシング11と第2内ケーシング12との接続部
にも弾性材からなるシール部材20が介装されている。
なお、図1のhで示される領域に加わる差圧(高圧と低
圧との)により第1内ケーシング11が第2内ケーシン
グ12側に押されるため、シール部材20は、所定量だ
け潰されシール機能を果たすようになっている。
【0011】また、第2内ケーシング12の開口側端部
は、ケーシングカバー9に嵌合され支持されている。ケ
ーシングカバー9は、鋳物製等からなるモータ側ブラケ
ット8に保持されているため、高い剛性を有し、この高
い剛性を有したケーシングカバー9に第2内ケーシング
12は支持されている。
【0012】一方、羽根車14は主軸15の自由端に連
結され支持されている。主軸15は軸受(図示せず)に
より回転自在に支持されており、この主軸15とケーシ
ングカバー9との間には軸封装置16が設けられてい
る。また第2内ケーシング12の内側にはガイドベーン
またはボリュートを構成する案内装置17が設置され、
第1内ケーシング11の内側には旋回防止板18が固定
されている。この旋回防止板18は図2に示されるよう
に略U字状断面をしており、外端部で溶接等によって第
1内ケーシング11に固着されている。第2内ケーシン
グ12の吸込側端部はライナー部Lを構成し、羽根車1
4の吸込側の端縁部14aとライナー部Lとの間には僅
かなクリアランスが形成されている。
【0013】前記遠心ポンプの作用を簡単に説明する
と、吸込ノズル3より吸い込まれた流体は、第1内ケー
シング11を通って羽根車14内に導かれる。回転する
羽根車14から吐出された流体は、案内装置17によっ
て圧力回収がなされ、第2内ケーシング12に穿設され
た開口部12aより外ケーシング1と内ケーシング10
(第1内ケーシング11と第2内ケーシング12とから
なる)との間の空間に流入し、その後、外ケーシング1
に形成された吐出ポート2aから吐出ノズル5を経て図
示されない吐出配管に排出される。内ケーシング10か
ら外ケーシング1と内ケーシング10との間の空間に流
入した流体は、シール部材13及び20によって吸込側
への流入が防止されている。なお、仮想線で示されるよ
うに内ケーシング10から吐出された流体を吐出ノズル
5に導くためのガイド板19を設けても良い。
【0014】本実施例においては、ケーシングを外ケー
シング1と内ケーシング10とに分割し、さらに内ケー
シング10を第1内ケーシング11と第2内ケーシング
12とに分割し、吸込と吐出の差圧が生ずる分割部は、
弾性材からなるシール部材13及び20でシールすると
同時に、これら弾性材によって第1内ケーシング11の
両端部がフローティング(浮動)状態で支持される。し
たがって、配管荷重等によって外ケーシング1が変形
(図3の実線位置から破線位置へ)しても、図3に示さ
れるように第1内ケーシング11は第2内ケーシング1
2を支点として傾斜して自由に変位可能であるため(図
3の実線位置から破線位置へ)、第2ケーシング12が
変形することはない。また、内ケーシング10にかかる
内圧荷重が小さい(第1内ケーシング11のみ)ので、
内ケーシング自身の変形も小さい。よって、ライナー部
を構成する第2内ケーシング12と羽根車14との間の
回転体摺動部のクリアランスが確保でき、第2内ケーシ
ング12が羽根車14に接触することがない。
【0015】次に、本発明の他の実施例を図4を参照し
て説明する。図4は、本発明の板金製ポンプケーシング
を備えた全周流型インラインポンプを示す断面図であ
る。本実施例に示すインライン型ポンプは、吸込側外ケ
ーシング21と、吐出側ケーシング40と、この吸込側
外ケーシング21と吐出側ケーシング40間を接続する
外筒41とを備えている。吸込側外ケーシング21と外
筒41とはフランジ45,45により、吐出側ケーシン
グ40と外筒41とはフランジ46,46によりそれぞ
れ接続されている。そして、これら吸込側外ケーシング
21、吐出側ケーシング40及び外筒41とで外側ケー
シングが構成され、このケーシング内にはキャンドモー
タ42が配設されている。なお、キャンドモータ42は
一般的なキャンドモータを使用しているため、図4にお
いては、その詳細は図示していない。また、吸込側外ケ
ーシング21及び吐出側ケーシング40には、吸込フラ
ンジ48及び吐出フランジ49がそれぞれ固着されてい
る。
【0016】前記吸込側外ケーシング21は、切頭円錐
台状の本体部22と、この本体部22より吸込側に延設
された円筒状の吸込ノズル23と、この吸込ノズル23
の反対側の開口部側に設けられたケーシングフランジ2
4とを備えている。
【0017】一方、吸込側外ケーシング21の内側に
は、内ケーシング30が設けられている。内ケーシング
30は図1の実施例と同様に円筒状の第1内ケーシング
31と、容器状の第2内ケーシング32とから構成され
ている。そして、第1内ケーシング31の吸込側端部と
吸込側外ケーシング21の吸込ノズル23との間隙に
は、弾性材からなるシール部材13が介装されており、
このシール部材13によって吸込側(低圧側)と吐出側
(高圧側)とがシールされている。また、第1内ケーシ
ング31と第2内ケーシング32との接続部にも弾性材
からなるシール部材20が介装されている。
【0018】第2内ケーシング32の内側にはガイドベ
ーンまたはボリュートを構成する案内装置33が設置さ
れている。案内装置33はインロー嵌合部を有し、この
インロー嵌合部がキャンドモータ42の外筒と嵌合され
ている。このキャンドモータ42の外筒は高い剛性を有
しており、この外筒に案内装置33が支持されるため、
結果として、内ケーシング30は高い剛性を有したキャ
ンドモータ42の外筒に支持されることになる。
【0019】第2内ケーシング32の内側には羽根車1
4が収容されており、この羽根車14はキャンドモータ
42の主軸15に連結され支持されている。また、図1
に示す実施例と同様に、第1内ケーシング31の内側に
は旋回防止板18が固定されている。第2内ケーシング
32の吸込側端部はライナー部Lを構成し、羽根車14
の吸込側の端縁部14aとライナー部Lとの間には僅か
なクリアランスが形成されている。
【0020】前記インラインポンプの作用を簡単に説明
すると、吸込ノズル23より吸い込まれた流体は、第1
内ケーシング31を通って羽根車14内に導かれる。回
転する羽根車14から吐出された流体は、案内装置33
を経て半径方向から軸方向に流れ方向が転換された後、
外筒41とキャンドモータ42との間に形成された流路
43に流入し、この流路43を通って吐出側ケーシング
40内に流入する。そして、吐出側ケーシング40に一
体に形成された吐出ノズル47より排出される。
【0021】本実施例においても図1に示す実施例と同
様に、吸込側ケーシングを外ケーシング21と内ケーシ
ング30とに分割し、さらに内ケーシング30を第1内
ケーシング31と第2内ケーシング32とに分割し、吸
込と吐出の差圧が生ずる分割部は、弾性材からなるシー
ル部材13及び20でシールすると同時に、これら弾性
材によって第1内ケーシング31がフローティング(浮
動)状態で支持される。したがって、配管荷重等によっ
て外ケーシング21が変形しても、第1内ケーシング3
1は第2内ケーシング32を支点として傾斜して自由に
変位可能であるため、第2内ケーシング32が変形する
ことはない。よって、ライナー部Lを構成する第2内ケ
ーシング32と羽根車14との間の回転体摺動部のクリ
アランスが確保でき、第2内ケーシング32が羽根車1
4に接触することがない。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ケーシングを外ケーシングと内ケーシングとに分割し、
この外ケーシングと内ケーシング間に弾性材からなるシ
ール部材を介装したため、配管外力等により外ケーシン
グが変形しても、その変形は第1内ケーシングの変位に
より吸収され、第2内ケーシングに伝わることがない。
また、内ケーシングにかかる内圧荷重が小さいので、内
ケーシング自身の変形も少ない。したがって、外ケーシ
ングは配管外力および内部圧力等の荷重に対する適正な
板厚だけで済み、剛性を確保するために必要以上に板厚
を厚くする必要がなく、また外ケーシングを補強部材等
を用いて補強する必要がない。それゆえ、プレス成形が
容易となり、生産性の高いポンプケーシングにすること
ができる。しかも、ケーシングに、補強部材を設ける必
要がないため、部品点数の削減によるコスト低減を図る
こともできる。また、外ケーシングは案内装置に左右さ
れない単純な形状にできると共に同芯度確保等の加工精
度も不要となる。
【0023】また、内ケーシングがライナー部を構成し
ているため、ライナー部のクリアランス確保が容易とな
り、又、内ケーシングは配管外力等の荷重から解放され
るため、板厚を小さくでき、プレス成形が容易になると
ともにプレス成形の精度確保が容易となる。
【0024】さらに、内ケーシングが第1内ケーシング
と第2内ケーシングとに分割されているため、内ケーシ
ングを一体に製作する場合に比較して各々の成形絞り率
(H/D)が小さくなり、プレス成形が容易になる。ま
た、吸込側の第1内ケーシングは小形になり、旋回防止
板の取付及び溶接作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る板金製ポンプケーシングを備えた
陸上設置の横型ポンプの断面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1に示す実施例における外ケーシングに配管
外力が加わった場合の説明図である。
【図4】本発明に係る板金製ポンプケーシングを備えた
全周流型インラインポンプの断面図である。
【図5】従来の板金製ポンプケーシングの1例を示す断
面図である。
【符号の説明】
1,21 外ケーシング 2,22 本体部 3,23 吸込ノズル 4,24 ケーシングフランジ 5 吐出ノズル 6 吐出フランジ 7 吸込ノズル 8 ブラケット 9 ケーシングカバー 10,30 内ケーシング 11,31 第1内ケーシング 12,32 第2内ケーシング 13 シール部材 14 羽根車 15 主軸 16 軸封装置 17,33 案内装置 40 吐出側ケーシング 41 外筒 42 キャンドモータ 43 流路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明の板金製ポンプケーシングは、板金製ポン
プケーシングにおいて、吸込ノズルを有した外ケーシン
グと、該外ケーシングとは離隔した状態で外ケーシング
内に設けられその内部に羽根車を収容した内ケーシング
とを備え、該内ケーシングは吸込側に設けられた第1内
ケーシングと、前記羽根車を収容した第2内ケーシング
とからなり、前記第1内ケーシングと前記外ケーシング
との間隙に弾性材からなるシール部材を介装するととも
に前記第1内ケーシングと前記第2内ケーシングとの接
続部に弾性材からなるシール部材を介装したことを特徴
とするものである。前記内ケーシングの反吸込側端部
は、モータ直動型の場合モータブラケット、モータ直結
型の場合軸受ブラケット等の剛性を有する部材に直接に
又は他部材を介して保持されている。また、前記内ケー
シングはライナー部を構成する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレス成形により製作する板金製ポンプ
    ケーシングにおいて、吸込ノズルを有した外ケーシング
    と、該外ケーシングとは離隔した状態で外ケーシング内
    に設けられその内部に羽根車を収容した内ケーシングと
    を備え、該内ケーシングは吸込流路を形成する第1内ケ
    ーシングと、前記羽根車を収容した第2内ケーシングと
    からなり、前記第1内ケーシングの吸込側端部と前記外
    ケーシングとの間隙に弾性材からなるシール部材を介装
    するとともに前記第1内ケーシングと前記第2内ケーシ
    ングとの接続部に弾性材からなるシール部材を介装した
    ことを特徴とする板金製ポンプケーシング。
  2. 【請求項2】 前記第2内ケーシングの反吸込側端部
    は、モータ直動型の場合モータブラケット、モータ直結
    型の場合軸受ブラケット等の剛性を有する部材に直接に
    又は他部材を介して保持されていることを特徴とする請
    求項1記載の板金製ポンプケーシング。
  3. 【請求項3】 前記第2内ケーシングはライナー部を構
    成することを特徴とする請求項1記載の板金製ポンプケ
    ーシング。
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