JPH0688587A - インラインポンプ - Google Patents
インラインポンプInfo
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- JPH0688587A JPH0688587A JP26291292A JP26291292A JPH0688587A JP H0688587 A JPH0688587 A JP H0688587A JP 26291292 A JP26291292 A JP 26291292A JP 26291292 A JP26291292 A JP 26291292A JP H0688587 A JPH0688587 A JP H0688587A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- terminal box
- frame
- motor
- pump
- Prior art date
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 プレス製ケーシングであってもターミナルボ
ックスを強固に支持できるとともにターミナルボックス
を取り付けるためにフレーム外胴の形状が複雑にならな
いインラインポンプを提供する。 【構成】 吸込側ケーシング1と吐出側ケーシング5と
これら吸込側ケーシング1と吐出側ケーシング5とを接
続するフレーム外胴9からなるポンプケーシングと、ポ
ンプケーシング内に設けられたモータ22とを備え、吸
込口と吐出口とが同一線上に配置されるインラインポン
プにおいて、フレーム外胴9にネジを有した取付座44
を設け、モータ22のリード線と外部ケーブルとの接続
部を収納するためのターミナルボックス45に脚48を
設け、脚48を取付座44にネジ止めした。
ックスを強固に支持できるとともにターミナルボックス
を取り付けるためにフレーム外胴の形状が複雑にならな
いインラインポンプを提供する。 【構成】 吸込側ケーシング1と吐出側ケーシング5と
これら吸込側ケーシング1と吐出側ケーシング5とを接
続するフレーム外胴9からなるポンプケーシングと、ポ
ンプケーシング内に設けられたモータ22とを備え、吸
込口と吐出口とが同一線上に配置されるインラインポン
プにおいて、フレーム外胴9にネジを有した取付座44
を設け、モータ22のリード線と外部ケーブルとの接続
部を収納するためのターミナルボックス45に脚48を
設け、脚48を取付座44にネジ止めした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインラインポンプに係
り、特に板金製ポンプケーシングを備え吸込口と吐出口
とが同一線上に配置されるインラインポンプに関する。
り、特に板金製ポンプケーシングを備え吸込口と吐出口
とが同一線上に配置されるインラインポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から吸込口と吐出口とが同一線上に
配置されるインラインポンプが知られている。斯かるイ
ンラインポンプのケーシングは、吸込側ケーシングと、
吐出側ケーシングと、これら吸込側ケーシングと吐出側
ケーシング間に設けられたフレーム外胴とによって構成
されている。そして、吸込側ケーシング及び吐出側ケー
シングは鋳鉄等の鋳物製からなり、したがって、これら
ケーシングは一般的に剛性に富んでいる。
配置されるインラインポンプが知られている。斯かるイ
ンラインポンプのケーシングは、吸込側ケーシングと、
吐出側ケーシングと、これら吸込側ケーシングと吐出側
ケーシング間に設けられたフレーム外胴とによって構成
されている。そして、吸込側ケーシング及び吐出側ケー
シングは鋳鉄等の鋳物製からなり、したがって、これら
ケーシングは一般的に剛性に富んでいる。
【0003】一方、ケーシング内にはキャンドモータが
配設されており、このキャンドモータに電力を供給する
ためのリード線は、ケーシングから外部に取り出した後
に外部ケーブルと接続するが、この接続部を収納するた
めに、ケーシングにターミナルボックスを設けている。
配設されており、このキャンドモータに電力を供給する
ためのリード線は、ケーシングから外部に取り出した後
に外部ケーブルと接続するが、この接続部を収納するた
めに、ケーシングにターミナルボックスを設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した鋳物製のケー
シングを備えたインラインポンプにおいては、ケーシン
グ、特に吸込側ケーシング又は吐出側ケーシングが剛性
を有しているため、前記ターミナルボックスをこれらケ
ーシングにネジ止め等によって固定することができた。
しかしながら、ケーシングがプレス製になった場合に
は、ケーシングが剛性に欠けるため、前記ターミナルボ
ックスをケーシングに強固に支持させることができない
という問題点があった。
シングを備えたインラインポンプにおいては、ケーシン
グ、特に吸込側ケーシング又は吐出側ケーシングが剛性
を有しているため、前記ターミナルボックスをこれらケ
ーシングにネジ止め等によって固定することができた。
しかしながら、ケーシングがプレス製になった場合に
は、ケーシングが剛性に欠けるため、前記ターミナルボ
ックスをケーシングに強固に支持させることができない
という問題点があった。
【0005】また、ケーシングのフレーム外胴にターミ
ナルボックスを溶接により取り付ける場合には、フレー
ム外胴が複雑な形状になるという問題点があった。そし
て、フレーム外胴がステンレススチールからなる場合、
ターミナルボックスもステンレススチールにしなければ
ならないという問題点があった。
ナルボックスを溶接により取り付ける場合には、フレー
ム外胴が複雑な形状になるという問題点があった。そし
て、フレーム外胴がステンレススチールからなる場合、
ターミナルボックスもステンレススチールにしなければ
ならないという問題点があった。
【0006】本発明は上述の事情に鑑みなされたもの
で、その目的とする処は、プレス製ケーシングであって
もターミナルボックスを強固に支持できるとともにター
ミナルボックスを取り付けるためにフレーム外胴の形状
が複雑にならないインラインポンプを提供することにあ
る。
で、その目的とする処は、プレス製ケーシングであって
もターミナルボックスを強固に支持できるとともにター
ミナルボックスを取り付けるためにフレーム外胴の形状
が複雑にならないインラインポンプを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明のインラインポンプは、吸込側ケーシング
と吐出側ケーシングとこれら吸込側ケーシングと吐出側
ケーシングとを接続するフレーム外胴からなるポンプケ
ーシングと、該ポンプケーシング内に設けられたモータ
とを備え、吸込口と吐出口とが同一線上に配置されるイ
ンラインポンプにおいて、前記フレーム外胴にネジを有
した取付座を設け、前記モータのリード線と外部ケーブ
ルとの接続部を収納するためのターミナルボックスに脚
を設け、該脚を前記取付座にネジ止めしたことを特徴と
するものである。
ため、本発明のインラインポンプは、吸込側ケーシング
と吐出側ケーシングとこれら吸込側ケーシングと吐出側
ケーシングとを接続するフレーム外胴からなるポンプケ
ーシングと、該ポンプケーシング内に設けられたモータ
とを備え、吸込口と吐出口とが同一線上に配置されるイ
ンラインポンプにおいて、前記フレーム外胴にネジを有
した取付座を設け、前記モータのリード線と外部ケーブ
ルとの接続部を収納するためのターミナルボックスに脚
を設け、該脚を前記取付座にネジ止めしたことを特徴と
するものである。
【0008】
【作用】前述した構成からなる本発明によれば、フレー
ム外胴に溶接等によって取付座を固定し、ターミナルボ
ックスに脚を設け、この脚を取付座にネジ止めすること
によりターミナルボックスを着脱可能にフレーム外胴に
固定することができる。したがって、ターミナルボック
スをフレーム外胴に強固に支持させることができるとと
もにフレーム外胴の形状が単純になる。またフレーム外
胴がステンレススチールからなっていても、非接液部の
ターミナルボックスはフレーム外胴とは別材質の金属を
使用することが可能となり、材料費の低減及び製作コス
トの低減を図ることができる。
ム外胴に溶接等によって取付座を固定し、ターミナルボ
ックスに脚を設け、この脚を取付座にネジ止めすること
によりターミナルボックスを着脱可能にフレーム外胴に
固定することができる。したがって、ターミナルボック
スをフレーム外胴に強固に支持させることができるとと
もにフレーム外胴の形状が単純になる。またフレーム外
胴がステンレススチールからなっていても、非接液部の
ターミナルボックスはフレーム外胴とは別材質の金属を
使用することが可能となり、材料費の低減及び製作コス
トの低減を図ることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係るインラインポンプを図1
乃至図3を参照して説明する。図1は本発明の全周流型
インラインポンプを示す断面図、図2は図1のII−II線
断面図、図3は図2のIII矢視図である。本実施例に示
すインラインポンプは、吸込側ケーシング1と、吐出側
ケーシング5と、この吸込側ケーシング1と吐出側ケー
シング5間を接続するフレーム外胴9とを備えている。
吸込側ケーシング1、フレーム外胴9及び吐出側ケーシ
ング5は、それぞれ開口部側の端部外周部に、それぞれ
外方に延設された鍔部1a,9a,9b,5aを備えて
いる。そして、吸込側ケーシング1とフレーム外胴9と
は、相隣接する鍔部1a,9aが鋳鉄等の鋳物製のフラ
ンジ40,41により挟持されるとともにボルト37に
より締め付けられることにより、一体に接続されてい
る。また、吐出側ケーシング5とフレーム外胴9とは、
同様に相隣接する鍔部5a,9bが鋳鉄等の鋳物製のフ
ランジ42,43により挟持されるとともにボルト37
により締め付けられることにより、一体に接続されてい
る。そして、これら吸込側ケーシング1、吐出側ケーシ
ング5及びフレーム外胴9とでポンプケーシングが構成
され、このポンプケーシング内にはキャンドモータ22
が配設されている。
乃至図3を参照して説明する。図1は本発明の全周流型
インラインポンプを示す断面図、図2は図1のII−II線
断面図、図3は図2のIII矢視図である。本実施例に示
すインラインポンプは、吸込側ケーシング1と、吐出側
ケーシング5と、この吸込側ケーシング1と吐出側ケー
シング5間を接続するフレーム外胴9とを備えている。
吸込側ケーシング1、フレーム外胴9及び吐出側ケーシ
ング5は、それぞれ開口部側の端部外周部に、それぞれ
外方に延設された鍔部1a,9a,9b,5aを備えて
いる。そして、吸込側ケーシング1とフレーム外胴9と
は、相隣接する鍔部1a,9aが鋳鉄等の鋳物製のフラ
ンジ40,41により挟持されるとともにボルト37に
より締め付けられることにより、一体に接続されてい
る。また、吐出側ケーシング5とフレーム外胴9とは、
同様に相隣接する鍔部5a,9bが鋳鉄等の鋳物製のフ
ランジ42,43により挟持されるとともにボルト37
により締め付けられることにより、一体に接続されてい
る。そして、これら吸込側ケーシング1、吐出側ケーシ
ング5及びフレーム外胴9とでポンプケーシングが構成
され、このポンプケーシング内にはキャンドモータ22
が配設されている。
【0010】キャンドモータ22のモータフレーム外胴
23は、図1及び図2に示されるように、その外周面に
軸方向に沿って放射状に複数のリブ24が形成されてい
る。この複数のリブ24は、プレス成形によってモータ
フレーム外胴23に一体に形成され、そして、これらリ
ブ24の外側面がポンプケーシングのフレーム外胴9の
内周面に嵌合されるとともに、この嵌合部で両者はスポ
ット溶接等で接合され一体化されている。
23は、図1及び図2に示されるように、その外周面に
軸方向に沿って放射状に複数のリブ24が形成されてい
る。この複数のリブ24は、プレス成形によってモータ
フレーム外胴23に一体に形成され、そして、これらリ
ブ24の外側面がポンプケーシングのフレーム外胴9の
内周面に嵌合されるとともに、この嵌合部で両者はスポ
ット溶接等で接合され一体化されている。
【0011】また、リブ24の一つには、リード線取出
口24aが形成されており、モータのリード線はこのリ
ード線取出口24aより取り出され、モータフレーム外
胴9に形成された開口9cを通って、ターミナルボック
ス45に取り出されるようになっている。前記フレーム
外胴9には、図2に示されるように取付座を構成する固
定ボルト44,44が、円周方向に所定間隔を置いて溶
接等によって固定されている。一方、ターミナルボック
ス45は下部ケース46と上部ケース47とを有した上
下二つ割構造になっており、下部ケース46には脚4
8,48が取り付けられている。そして、脚48,48
を前記固定ボルト44,44にナット49,49を用い
てネジ止めすることにより、下部ケース46はフレーム
外胴9に着脱可能に取り付けられる。
口24aが形成されており、モータのリード線はこのリ
ード線取出口24aより取り出され、モータフレーム外
胴9に形成された開口9cを通って、ターミナルボック
ス45に取り出されるようになっている。前記フレーム
外胴9には、図2に示されるように取付座を構成する固
定ボルト44,44が、円周方向に所定間隔を置いて溶
接等によって固定されている。一方、ターミナルボック
ス45は下部ケース46と上部ケース47とを有した上
下二つ割構造になっており、下部ケース46には脚4
8,48が取り付けられている。そして、脚48,48
を前記固定ボルト44,44にナット49,49を用い
てネジ止めすることにより、下部ケース46はフレーム
外胴9に着脱可能に取り付けられる。
【0012】上下部ケース46,47はそれぞれ外縁に
鍔部46a,47aを有し、上部ケース47は下部ケー
ス46にネジ50によって固定され、下部ケース46と
上部ケース47との合わせ面はゴム等の弾性材からなる
パッキン51でシールされている。したがって、ターミ
ナルボックス内部を外気と遮断することができ、ターミ
ナルボックス内部の結露防止を図ることができる。ケー
ブル52は上下部ケース46,47の半円形の切欠き4
6b,47bによって形成される穴からポンプの円周方
向に引き出されている。なお、ケーブルが2本の場合は
逆方向からも引き出すことができる。前記パッキン51
は、鍔部46a,47aの間に介装されるシール面51
aと、下部ケース46に嵌め込んで位置決めを容易にす
るための凸部51bと、ケーブル52の外周面に嵌合し
ケーブル52を引き出すための円筒部51cとを備えて
いる。
鍔部46a,47aを有し、上部ケース47は下部ケー
ス46にネジ50によって固定され、下部ケース46と
上部ケース47との合わせ面はゴム等の弾性材からなる
パッキン51でシールされている。したがって、ターミ
ナルボックス内部を外気と遮断することができ、ターミ
ナルボックス内部の結露防止を図ることができる。ケー
ブル52は上下部ケース46,47の半円形の切欠き4
6b,47bによって形成される穴からポンプの円周方
向に引き出されている。なお、ケーブルが2本の場合は
逆方向からも引き出すことができる。前記パッキン51
は、鍔部46a,47aの間に介装されるシール面51
aと、下部ケース46に嵌め込んで位置決めを容易にす
るための凸部51bと、ケーブル52の外周面に嵌合し
ケーブル52を引き出すための円筒部51cとを備えて
いる。
【0013】また、ターミナルボックス45とフレーム
外胴9との間には、ガスケット53が介装されており、
このガスケット53によりフレーム外胴9の外面に結露
した水分がターミナルボックス45内及びモータ内部へ
侵入するのを防止している。
外胴9との間には、ガスケット53が介装されており、
このガスケット53によりフレーム外胴9の外面に結露
した水分がターミナルボックス45内及びモータ内部へ
侵入するのを防止している。
【0014】本実施例においては、フレーム外胴9に固
定ボルト44,44を溶接等により固定するだけで済む
ため、フレーム外胴9の形状が単純になる。また、耐食
性を考慮してポンプケーシングをステンレス鋼板で製作
する場合にも、ケーシングとは別部材からなるターミナ
ルボックス45は非接液部であるため、高価なステンレ
ススチールを用いる必要がない。また本実施例において
は、ターミナルボックス45をフレーム外胴9の円周方
向に沿って延長することで、リード線の接続部収納スペ
ースを自由に確保することができる。従って、ターミナ
ルボックスの軸方向長さを短縮でき、リード線取出口位
置の制約もなくなる。
定ボルト44,44を溶接等により固定するだけで済む
ため、フレーム外胴9の形状が単純になる。また、耐食
性を考慮してポンプケーシングをステンレス鋼板で製作
する場合にも、ケーシングとは別部材からなるターミナ
ルボックス45は非接液部であるため、高価なステンレ
ススチールを用いる必要がない。また本実施例において
は、ターミナルボックス45をフレーム外胴9の円周方
向に沿って延長することで、リード線の接続部収納スペ
ースを自由に確保することができる。従って、ターミナ
ルボックスの軸方向長さを短縮でき、リード線取出口位
置の制約もなくなる。
【0015】吸込側ケーシング1は切頭円錐台上の本体
部2と、この本体部2より吸込側に延設された円筒上の
吸込ノズル3とを備えている。また、吐出側ケーシング
5も、吸込側ケーシング1と同様に、切頭円錐台状の本
体部6と、この本体部6より吸込側に延設された円筒状
の吐出ノズル7とを備えている。
部2と、この本体部2より吸込側に延設された円筒上の
吸込ノズル3とを備えている。また、吐出側ケーシング
5も、吸込側ケーシング1と同様に、切頭円錐台状の本
体部6と、この本体部6より吸込側に延設された円筒状
の吐出ノズル7とを備えている。
【0016】一方、吸込側ケーシング1の内側には内ケ
ーシング10が設けられており、この内ケーシング10
は容器状の本体部11と、この本体部11より吸込側に
延設された円筒状の吸込側部12とから構成されてい
る。そして、内ケーシング10の本体部11の内側には
ガイドベーンまたはボリュートを構成する案内装置13
が設置されている。案内装置13はインロー嵌合部を有
し、このインロー嵌合部がキャンドモータ22のモータ
フレーム外胴23と嵌合されている。このキャンドモー
タ22のモータフレーム外胴23は高い剛性を有してお
り、このモータフレーム外胴23に案内装置13が支持
されるため、結果として、内ケーシング10は高い剛性
を有したキャンドモータ22のモータフレーム外胴23
に支持されることになる。内ケーシング10の吸込側部
12の一端は、吸込ノズル3の近傍まで延びている。そ
して、内ケーシング10の吸込側部12の端部と吸込側
ケーシング1の吸込ノズル3との間隙にはシール部材1
4が介装されており、このシール部材14によって吸込
側(低圧側)と吐出側(高圧側)とがシールされてい
る。
ーシング10が設けられており、この内ケーシング10
は容器状の本体部11と、この本体部11より吸込側に
延設された円筒状の吸込側部12とから構成されてい
る。そして、内ケーシング10の本体部11の内側には
ガイドベーンまたはボリュートを構成する案内装置13
が設置されている。案内装置13はインロー嵌合部を有
し、このインロー嵌合部がキャンドモータ22のモータ
フレーム外胴23と嵌合されている。このキャンドモー
タ22のモータフレーム外胴23は高い剛性を有してお
り、このモータフレーム外胴23に案内装置13が支持
されるため、結果として、内ケーシング10は高い剛性
を有したキャンドモータ22のモータフレーム外胴23
に支持されることになる。内ケーシング10の吸込側部
12の一端は、吸込ノズル3の近傍まで延びている。そ
して、内ケーシング10の吸込側部12の端部と吸込側
ケーシング1の吸込ノズル3との間隙にはシール部材1
4が介装されており、このシール部材14によって吸込
側(低圧側)と吐出側(高圧側)とがシールされてい
る。
【0017】内ケーシング10の内側には羽根車15が
収容されており、この羽根車15はキャンドモータ22
の主軸16に固定され支持されている。また、内ケーシ
ング10の吸込側部12の内側には旋回防止板18が固
定されている。内ケーシング10の本体部11と吸込側
部12との隣接部にはライナーリング19が配設されて
おり、このライナーリング19と羽根車15の端縁部1
5aとの間にはわずかなクリアランスが形成されてい
る。
収容されており、この羽根車15はキャンドモータ22
の主軸16に固定され支持されている。また、内ケーシ
ング10の吸込側部12の内側には旋回防止板18が固
定されている。内ケーシング10の本体部11と吸込側
部12との隣接部にはライナーリング19が配設されて
おり、このライナーリング19と羽根車15の端縁部1
5aとの間にはわずかなクリアランスが形成されてい
る。
【0018】また、吸込ノズル3及び吐出ノズル7に
は、それぞれ中間リング30を介して吸込フランジ31
及び吐出フランジ32がそれぞれ固定されている。前記
キャンドモータ22のモータフレーム外胴23内には、
ステータ25及びロータ26が配設されている。ロータ
26は主軸16によって支持されており、また、ステー
タ25の内側には円筒状のキャン27が嵌着されてい
る。また、主軸16は、その両端において、ラジアルベ
アリング28,29によって回転支承されるとともに、
その一側端で2個のスラストディスク34,35によっ
てスラスト方向の力が支持されるようになっている。
は、それぞれ中間リング30を介して吸込フランジ31
及び吐出フランジ32がそれぞれ固定されている。前記
キャンドモータ22のモータフレーム外胴23内には、
ステータ25及びロータ26が配設されている。ロータ
26は主軸16によって支持されており、また、ステー
タ25の内側には円筒状のキャン27が嵌着されてい
る。また、主軸16は、その両端において、ラジアルベ
アリング28,29によって回転支承されるとともに、
その一側端で2個のスラストディスク34,35によっ
てスラスト方向の力が支持されるようになっている。
【0019】前記インラインポンプの作用を簡単に説明
すると、吸込ノズル3より吸い込まれた流体は、内ケー
シング10の吸込側部12を通って羽根車15内に導か
れる。回転する羽根車15から吐出された流体は、案内
装置13を経て半径方向から軸方向に流れ方向が転換さ
れた後、フレーム外胴9とキャンドモータ22のモータ
フレーム外胴23との間に形成された流路36に流入
し、この流路36を通って吐出側ケーシング5内に流入
する。その後、流体は吐出側ケーシング5に一体に形成
された吐出ノズル7より排出される。
すると、吸込ノズル3より吸い込まれた流体は、内ケー
シング10の吸込側部12を通って羽根車15内に導か
れる。回転する羽根車15から吐出された流体は、案内
装置13を経て半径方向から軸方向に流れ方向が転換さ
れた後、フレーム外胴9とキャンドモータ22のモータ
フレーム外胴23との間に形成された流路36に流入
し、この流路36を通って吐出側ケーシング5内に流入
する。その後、流体は吐出側ケーシング5に一体に形成
された吐出ノズル7より排出される。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、フ
レーム外胴に溶接等によって取付座を固定し、ターミナ
ルボックスに脚を設け、この脚を取付座にネジ止めする
ことによりターミナルボックスを着脱可能にフレーム外
胴に固定することができる。したがって、ターミナルボ
ックスをフレーム外胴に強固に支持させることができ
る。また、フレーム外胴は取付座を固定するだけで済む
ため、フレーム外胴の形状が単純になる。
レーム外胴に溶接等によって取付座を固定し、ターミナ
ルボックスに脚を設け、この脚を取付座にネジ止めする
ことによりターミナルボックスを着脱可能にフレーム外
胴に固定することができる。したがって、ターミナルボ
ックスをフレーム外胴に強固に支持させることができ
る。また、フレーム外胴は取付座を固定するだけで済む
ため、フレーム外胴の形状が単純になる。
【0021】また、本発明によれば、耐食性を考慮して
ケーシングをステンレス鋼板で製作する場合にも、ケー
シングとは別部材からなるターミナルボックスは非接液
部であるため、高価なステンレススチールを用いる必要
がなく、材料費の節減を図ることができる。
ケーシングをステンレス鋼板で製作する場合にも、ケー
シングとは別部材からなるターミナルボックスは非接液
部であるため、高価なステンレススチールを用いる必要
がなく、材料費の節減を図ることができる。
【0022】さらに、本発明によれば、ターミナルボッ
クスの上下部ケースの合わせ面にパッキンを介装すると
ともにターミナルボックスとケーシングのフレーム外胴
との間にガスケットを介装したため、外気と遮断するこ
とができターミナルボックス内部の結露防止を図ること
ができ、又、フレーム外胴の外面に結露した水分がター
ミナルボックス内及びモータ内部へ侵入するのを防止で
きる。また、ターミナルボックスをフレーム外胴の円周
方向に沿って延長することで、リード線の接続部収納ス
ペースを確保することができる。従って、ターミナルボ
ックスの軸方向長さを短縮でき、リード線取出口位置の
制約がなくなる。
クスの上下部ケースの合わせ面にパッキンを介装すると
ともにターミナルボックスとケーシングのフレーム外胴
との間にガスケットを介装したため、外気と遮断するこ
とができターミナルボックス内部の結露防止を図ること
ができ、又、フレーム外胴の外面に結露した水分がター
ミナルボックス内及びモータ内部へ侵入するのを防止で
きる。また、ターミナルボックスをフレーム外胴の円周
方向に沿って延長することで、リード線の接続部収納ス
ペースを確保することができる。従って、ターミナルボ
ックスの軸方向長さを短縮でき、リード線取出口位置の
制約がなくなる。
【図1】本発明に係るインラインポンプの一実施例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図2のIII 矢視図である。
1 吸込側ケーシング 5 吐出側ケーシング 9 フレーム外胴 10 内ケーシング 15 羽根車 16 主軸 22 キャンドモータ 23 モータフレーム外胴 24 リブ 25 ステータ 26 ロータ 44 固定ボルト 45 ターミナルボックス 46 下部ケース 47 上部ケース 48 脚 51 パッキン 53 ガスケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊勢本 耕司 神奈川県藤沢市本藤沢4丁目2番1号 株 式会社荏原総合研究所内
Claims (3)
- 【請求項1】 吸込側ケーシングと吐出側ケーシングと
これら吸込側ケーシングと吐出側ケーシングとを接続す
るフレーム外胴からなるポンプケーシングと、該ポンプ
ケーシング内に設けられたモータとを備え、吸込口と吐
出口とが同一線上に配置されるインラインポンプにおい
て、前記フレーム外胴にネジを有した取付座を設け、前
記モータのリード線と外部ケーブルとの接続部を収納す
るためのターミナルボックスに脚を設け、該脚を前記取
付座にネジ止めしたことを特徴とするインラインポン
プ。 - 【請求項2】 前記モータの外周面に設けられたモータ
フレーム外胴に外方に突出したリブを軸方向に沿って放
射状に複数個設け、該リブの外側面を前記フレーム外胴
の内周面に嵌合するとともに、該嵌合部で両者を接合
し、前記リブに、前記モータのリード線を前記ターミナ
ルボックスに取り出すためのリード線取出口を設けたこ
とを特徴とする請求項1記載のインラインポンプ。 - 【請求項3】 前記ターミナルボックスと前記フレーム
外胴との間にガスケットを介装したことを特徴とする請
求項1記載のインラインポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26291292A JPH0688587A (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | インラインポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26291292A JPH0688587A (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | インラインポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0688587A true JPH0688587A (ja) | 1994-03-29 |
Family
ID=17382337
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26291292A Pending JPH0688587A (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | インラインポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0688587A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5494418A (en) * | 1992-04-14 | 1996-02-27 | Ebara Corporation | Pump casing made of sheet metal |
US5648694A (en) * | 1993-10-13 | 1997-07-15 | Ebara Corporation | Motor stator assembly and full-circumferential flow pump employing such motor stator assembly |
-
1992
- 1992-09-04 JP JP26291292A patent/JPH0688587A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5494418A (en) * | 1992-04-14 | 1996-02-27 | Ebara Corporation | Pump casing made of sheet metal |
US5648694A (en) * | 1993-10-13 | 1997-07-15 | Ebara Corporation | Motor stator assembly and full-circumferential flow pump employing such motor stator assembly |
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