JPH05301497A - 複写画像物の製造方法 - Google Patents

複写画像物の製造方法

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JPH05301497A
JPH05301497A JP13175992A JP13175992A JPH05301497A JP H05301497 A JPH05301497 A JP H05301497A JP 13175992 A JP13175992 A JP 13175992A JP 13175992 A JP13175992 A JP 13175992A JP H05301497 A JPH05301497 A JP H05301497A
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孜 丸山
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 基材表面に、(a)離型層、ポリ酢酸ビニル
のケン化物を主成分とする複写用樹脂層及び複写画像層
を有する剥離シートを、基材表面と複写画像層とが重な
るように転写し、(b)ついで複写用樹脂層から離型層
をはがし取り、基材、複写画像層及び複写用樹脂層で構
成される転写物を得たのち、(c)得られた転写物の複
写用樹脂層を、水性アルコール系溶剤及び水を含有し、
かつ2成分の混合割合が水性アルコール系溶剤90〜6
0重量%、水10〜40重量%の範囲である転写剥離液
で取り除く複写画像物の製造方法。 【効果】 作業時間が短縮され、かつ仕上り性の良い複
写画像物が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写画像物の製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、タイル板、スレート
板、プラスチック板などの基材に絵柄を施す方法とし
て、一般にスクリーン印刷がおこなわれている。
【0003】しかしながら該方法は、特に、多色印刷を
おこなう場合には色合わせに労力を要し、そして各色ご
とに印刷をおこなうので時間がかかり、また、複雑な絵
柄を印刷する場合には何回ものスクリーン印刷をおこな
うためにこの労力とそれに費す時間も長くなるという欠
点がある。
【0004】また、カラー複写機を用いて、複写用樹脂
層に複写画像層を複写し、次いでこのものを被転写物に
熱転写し、続いて該複写用樹脂層を剥離液で取り除くこ
とにより被転写物に絵柄を作成する方法が考えられる。
【0005】しかしながら、該方法は複写用樹脂層を複
写画像層から取り除くのに多くの時間が必要であるこ
と、剥離が十分でないために複写画像層が被転写物から
はがれ複写画像物の商品価値が劣るなどの欠点があっ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記した
問題点を解消するために、鋭意研究を重ねた結果、特
に、ポリ酢酸ビニルのケン化物を主成分とした樹脂で構
成される複写用樹脂層を用いること及び特定の転写剥離
液を用いることにより、上記問題点を全て解消できるも
のであることが分かり、本発明を完成するに至った。
【0007】即ち、本発明は基材表面に、(a)離型
層、ポリ酢酸ビニルのケン化物を主成分とする複写用樹
脂層及び複写画像層を有する剥離シートを、基材表面と
複写画像層とが重なるように転写し、(b)ついで複写
用樹脂層から離型層をはがし取り、基材、複写画像層及
び複写用樹脂層で構成される転写物を得たのち、(c)
得られた転写物の複写用樹脂層を、水性アルコール系溶
剤及び水を含有し、かつ2成分の混合割合が水性アルコ
ール系溶剤90〜60重量%、水10〜40重量%の範
囲である転写剥離液で取り除くことを特徴とする複写画
像物の製造方法に係る。
【0008】本発明について図面を用いて説明する。図
1は剥離シートの断面図、図2は剥離シートの複写画像
層と基材とを重ね転写し、次いで離型層をはがし取った
あとの転写物の断面図、図3は複写用樹脂層に転写剥離
液を浸み込ませた転写物の断面図、図4は図3で得られ
た転写物から複写用樹脂層を剥離した転写物の断面図を
示す。
【0009】剥離シートは、複写用樹脂層1及び離型層
2を有する複写用シートを複写機で複写することによっ
て複写用樹脂層1の表面に複写画像層3を形成したもの
が使用できる。複写用樹脂層はポリ酢酸ビニルのケン化
物を主成分とする樹脂で形成されるものであって、必要
に応じて添加剤、顔料などを含有することもできる。ま
た、複写用樹脂層1及び離型層2との間にジメチルポリ
シロキサンなどの離型性層を必要に応じて設けておくこ
ともできる。複写機は特に制限されず従来の単色もしく
は多色(カラー)複写機が使用できるが、好ましくはト
ナー粒子を静電式で定着させる電子写真式のものが良
い。また、複写に際して、次の工程で複写画像層3を基
材4に転写させ反転させるので、元図は裏面で複写がお
こなわれる。
【0010】該剥離シートを用いて転写を行なう基材4
は、熱によって変質、変型などが生じないものであって
例えば陶器(タイル、スレートなど)、木、ガラス、金
属、プラスチック及びこれらの組合わせで構成される
板、シート、型材などが使用できる。また、該基材4に
は、プライマー層及び(又は)中塗り層を設けておくこ
ともできる。これらの層は基材4と複写画像層3との密
着性を向上させることができるとともにこれらの層を着
色することにより画像の背後の色を変えて、該画像を浮
き上がらせたり、また、ぼやかしたりして感じの異なる
画像を得ることができる。
【0011】また、転写は剥離シートの複写画像層3と
基材4との表面を重ね加圧することによっておこなわれ
る。該加圧は、通常、加熱した状態でおこなわれる。加
熱は一般に約80〜250℃、好ましくは約150〜1
70℃で約20〜50秒の範囲が良い。また、必要に応
じて基材4が温かいあいだに転写した表面を布などで押
しあて複写画像層3をさらに均一に密着させることもで
きる。
【0012】転写後、離型層2は複写用樹脂層1から剥
離する。更に、複写用樹脂層1は、冷却後、転写画像層
3から剥離する。該剥離は転写剥離液を用いておこな
う。転写剥離液は水性アルコール系溶剤及び水を含有
し、かつその混合割合が2成分の総合計量で水性アルコ
ール系溶剤90〜60重量%、好ましくは90〜70重
量%、水10〜40重量%、好ましくは10〜30重量
%の範囲である。該水性アルコール系溶剤としては、特
にメチルアルコール、エチルアルコール、プロピルアル
コールなどが好ましい。更に、エチルアルコールとイソ
プロピルアルコールとを60/40〜40/60(重量
比)で組合わせたものを用いると、短時間で剥離できる
とともに転写画像層が変質せず、仕上り性の良い画像が
得られるといった利点がある。該転写剥離液は、例えば
スプレー、ハケなどの塗装手段を用いたり、また、ガー
ゼなどを用いたりして転写剥離液を複写用樹脂層1の表
面に塗布することができる。塗布した後1分間程度以内
で複写用樹脂層1を十分に剥離することができる。
【0013】かくして得られた複写画像物には必要に応
じてクリヤー塗料を塗布することができる。
【0014】本発明方法で得られた複写画像物は、例え
ば建材(壁材、天井材、床材など)、美術品、装飾品、
デスプレー品としてもしくはこれらを構成するものの一
部として使用できる。
【0015】
【実施例】
実施例 元図として絵柄、カラー複写機としてカラーレーザーコ
ピアピクセル500(商標名、キャノン(株)、トナー
方式)を用いて複写用シート(転写紙コプレス4H“商
標名、大阪太洋物産”複写用樹脂層(ポリ酢酸ビニルの
ケン化物)、ジメチルポリシロキサン層及び離型層を有
するシート)に反転複写して複写画像を有する剥離シー
トを作成した。
【0016】基材として、不二見タイル(株)社製の素
焼タイル(20cm角)板のものにプライマーとしてレタ
ンPG−60白エナメル(商標名、関西ペイント(株)
社製、ウレタン系塗料)を乾燥膜厚60μm になるよう
に塗布し60℃で30分間乾燥をおこなったものを準備
した。
【0017】上記剥離シートの複写画像層と基材のプラ
イマー層とが均一に接触するように重ね、170℃で3
0秒間圧着をおこなった。次に、室温まで冷却したのち
離型層をはがし取り、次いで、ガーゼに浸み込ませた転
写剥離液(エチルアルコール/イソプロピルアルコール
/水=40/40/20“重量比”)を複写用樹脂層の
全面に塗布した。塗布後10秒以内に複写用樹脂層を複
写画像層から剥離した。その結果、剥離は容易におこな
うことができ、かつ剥離後の複写画像物の外観は良好で
あった。
【0018】比較例 実施例において転写剥離液としてエチルアルコール/イ
ソプロピルアルコール/水=45/10/45“重量
比”)を用いた以外は実施例と同様にして実施した。そ
の結果、塗布後、剥離が実施できるまでの時間は3分〜
5分間であり、長時間であった。また、塗布後1分間の
ものを強制的に剥離したものは複写画像層がプライマー
層から一部はがれ落ち複写画像物の外観は劣るものであ
った。
【0019】
【発明の効果】本発明方法は、複写用樹脂層の剥離作業
性が優れかつ得られた複写画像物の仕上り外観が優れる
といった著しい効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】剥離シートの概略断面図
【図2】剥離シートを基材に転写した物の概略断面図
【図3】複写用樹脂層に転写剥離液を浸み込ませた転写
物の概略断面図
【図4】複写用樹脂層を剥離した後の転写物の概略断面
【符号の説明】
1 複写用樹脂層 1´ 転写剥離液を含む複写用樹脂層 2 離型層 3 複写画像層 4 基材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材表面に、(a)離型層、ポリ酢酸ビ
    ニルのケン化物を主成分とする複写用樹脂層及び複写画
    像層を有する剥離シートを、基材表面と複写画像層とが
    重なるように転写し、(b)ついで複写用樹脂層から離
    型層をはがし取り、基材、複写画像層及び複写用樹脂層
    で構成される転写物を得たのち、(c)得られた転写物
    の複写用樹脂層を、水性アルコール系溶剤及び水を含有
    し、かつ2成分の混合割合が水性アルコール系溶剤90
    〜60重量%、水10〜40重量%の範囲である転写剥
    離液で取り除くことを特徴とする複写画像物の製造方
    法。
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