JPH0529957U - 嵌合容器 - Google Patents

嵌合容器

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Publication number
JPH0529957U
JPH0529957U JP7804091U JP7804091U JPH0529957U JP H0529957 U JPH0529957 U JP H0529957U JP 7804091 U JP7804091 U JP 7804091U JP 7804091 U JP7804091 U JP 7804091U JP H0529957 U JPH0529957 U JP H0529957U
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JP
Japan
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peripheral wall
flange
flat portion
container
shoulder
Prior art date
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Pending
Application number
JP7804091U
Other languages
English (en)
Inventor
繁行 瀬戸
洋吉 谷口
Original Assignee
帝国化成株式会社
東洋エコー株式会社
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Publication date
Application filed by 帝国化成株式会社, 東洋エコー株式会社 filed Critical 帝国化成株式会社
Priority to JP7804091U priority Critical patent/JPH0529957U/ja
Publication of JPH0529957U publication Critical patent/JPH0529957U/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】この考案は外観をよくしかつ容量を増加させる
2重嵌合容器を提供。 【構成】頂壁51と周壁52及び周壁の下縁にフランジ
53を有する蓋50と、底壁41と周壁42及び周壁の
上縁にフランジ43を有する容器本体40より成り、一
方のフランジに周壁と逆方向に立ち上るテーパ状肩部5
4とそれからほぼ水平に延びる平坦部55及びその平坦
部の端縁から垂下するスカート部56を設け、他方のフ
ランジ43に周壁と同方向に立ち上るテーパ状肩部44
とそれからほぼ水平に延びる平坦部45及びその平坦部
の端縁から垂下するスカート部46を設け、前者の肩部
と平坦部及びスカート部の内面に後者のそれらを嵌め合
せる。肩部とスカート部が互に圧接して2重嵌合とな
り、嵌合力及び密閉性が増大し、また周壁から逆方向に
延びる肩部を有するものは、雌型によってフランジ巾を
狹く形成することができるので、バランスのとれた容量
の大きい容器が得られる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、嵌合容器、特に圧空成形又は真空成形によって形成された合成樹 脂製嵌合容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の嵌合容器で密封性を高めるため、図3に示すように、2重嵌合にした ものがある。即ち容器本体1の開口部外周に設けられたフランジ2に、上方が広 くなるテーパ凸条3を設け、蓋10の周壁11の下縁に設けられたフランジ12 には、前記凸条3に嵌り合うテーパ溝13を設けたものである。
【0003】 上記のような蓋10は、通常、図4に示すような雄型20を用いて成形される 。図から明らかなように、蓋10の周壁11及び頂壁14は、雄型20の中央に 設けられた柱錐台形突起21によって形成され、テーパ溝13は、テーパ凸条2 2によって形成される。
【0004】 ところが、容器の水密性や嵌合力を高めるためには、テーパ溝13の深さ及び 巾を大きくする必要があり、実用レベルでは例えば深さが3.5mm以上必要とさ れる。そのためには、当然雄型20のテーパ凸条22の高さ及び巾を大きくする 必要が生じ、成型後の型抜き等の関係から、凸条22と突起21との間隔aを広 くしなければならない。
【0005】 こうすると、必然的に図3に示す蓋10のフランジ12の巾が広くなり、従っ て頂壁14の径Aが小さくなる。これは、容器本体1との不釣合をまねき、外観 的に好ましくないばかりでなく、容積も小さくなる問題がある。
【0006】 一方、図5に示すような1重嵌合容器は、容器本体1aのフランジ2aに段部 5aを設け、蓋10aの周壁11aの下端のフランジ12aから立ち上る段部1 5aを設けて、前記段部5aの外面と段部15aの内面を嵌め合せて密着させた ものである。
【0007】 上記のような蓋10aは、図6に示すような雌型30によって成型される。即 ち、柱錐台状キャビティ31によって、蓋10aの頂壁14a及び周壁11aが 形成され、テーパ凸条32とそれに続く肩部33によって段部15aが形成され る。
【0008】 このような雌型30で成形を行なった後、型抜きする場合、凸条32及びそれ に続く肩部33による変形応力は小さく凸条32の巾を小さくすることができ、 従って、フランジ12aの巾も狹くすることができるので、頂壁14aの径を大 きくすることが可能となり、容器本体1aとバランスのとれた外観のよい、しか も容量の大きい容器が得られる。
【0009】 しかしながら、この容器は、1重嵌合であるので、密封性、嵌合力の強さで図 3の容器より劣っている。
【0010】
【考案の課題】
そこで、この考案の課題は、蓋と容器本体のバランスがとれ外観がよく、かつ 容量の大きい2重嵌合容器を提供することである。
【0011】
【課題の解決手段】
上記の課題を解決するため、この考案の嵌合容器は、頂壁と周壁及び周壁の下 縁にフランジを有する蓋と、底壁と周壁及び周壁の上縁にフランジを有する容器 本体より成り、前記一方のフランジに周壁と逆方向に立ち上るテーパ状肩部とそ れからほぼ水平に延びる平坦部及びその平坦部の端縁から垂下するスカート部を 設け、他方のフランジに周壁と同方向に立ち上るテーパ状肩部とそれからほぼ水 平に延びる平坦部及びその平坦部の端縁から垂下するスカート部を設け、前者の 肩部と平坦部及びスカート部の内面に後者のそれらを嵌め合せたことを特徴とす る。
【0012】
【作用】
前記肩部とスカート部において2重嵌合になるため密閉性が高く嵌合力も強い 。
【0013】 そして、周壁と逆方向に立ち上がる肩部は、そのフランジ巾が狹くても形成す ることができるので、全体としてバランスのとれた容量の大きい容器が得られる 。
【0014】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図1及び図2に基づいて説明する。
【0015】 図示のように、嵌合容器は、容器本体40と蓋50より成る。
【0016】 上記容器本体40は、底壁41と周壁42及び周壁42の開口部周縁にフラン ジ43を有し、このフランジ43から周壁42と同方向に立ち上るテーパ状肩部 44が設けられ、さらにこの肩部44からほぼ水平に平坦部45が延び、平坦部 45の端縁からスカート部46が垂下している。
【0017】 前記蓋50は、頂壁51と周壁52及び周壁52の下端縁にフランジ53を有 し、このフランジ53から周壁52と逆方向に立ち上るテーパ状肩部54が設け られ、さらにこの肩部54からほぼ水平に平坦部55が延び、平坦部55の端縁 からスカート部56が垂下している。なお、フランジ53は、アール形になって いてもよい。
【0018】 この蓋50は、図2のような雌型60によって成形される。即ち、中央の柱錐 台形キャビティ61によって、頂壁51及び周壁52が形成され、凸条62の先 端は、フランジ53と対応し、溝63の内側側壁64から底65は、テーパ状肩 部54及び平坦部55を形成する。そして、溝63の外側側壁66は、スカート 部56を形成する。
【0019】 ここで、H>I即ち肩部54の高さはスカート部56の高さよりも大きい。さ らに溝63の底65の巾Wは、外側側壁66の高さIよりも3〜2倍大きい。こ のようにすると型抜き等が容易に行なうことができる。
【0020】 なお、前記H:Iの比率は1:1〜3:1程度が好ましく、蓋50の材質によ って適宜選択することができる。材質が延伸ポリスチレンの場合はH:Iは約3 :1、ポリスチレンの場合は約2.5:1、塩化ビニールの場合は約2.2:1 、ポリプロピレンやポリエステルの場合は約2.5:1等である。
【0021】 上記蓋50は、容器本体として用いることができる。その場合には、容器本体 40が蓋になる。
【0022】
【効果】
この考案によれば、以上のように、容器本体及び蓋のフランジに互に逆方向に 延びる肩部とそれに続く平坦部及び平坦部を外側縁から垂下するスカート部を設 けて互に嵌め合せるようにしたので、肩部及びスカート部が2重嵌合となって、 密閉性及び嵌合力が増大し、また容器本体又は蓋の周壁から逆方向に延びる肩部 を有するものは、雌型によってフランジ巾を狹く形成することができるので、全 体としてバランスがとれ外観の良い容器が得られ、容量も増加させることができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の2重嵌合容器の一実施例を示す縦断
面図
【図2】同上の容器の蓋を成形する雌型の縦断面図
【図3】従来の2重嵌合容器の縦断面図
【図4】同上の容器の蓋を成形する雄型の縦断面図
【図5】従来の1重嵌合容器の縦断面図
【図6】同上の容器の蓋を成形する雌型の縦断面図
【符号の説明】 40 容器本体 41 底壁 42 周壁 43 フランジ 44 肩部 45 平坦部 46 スカート部 50 蓋 51 頂壁 52 周壁 53 フランジ 54 肩部 55 平坦部 56 スカート部 60 雌型 61 キャビティ 62 凸条 63 溝 64 内側側壁 66 外側側壁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頂壁と周壁及び周壁の下縁にフランジを
    有する蓋と、底壁と周壁及び周壁の上縁にフランジを有
    する容器本体より成り、前記一方のフランジに周壁と逆
    方向に立ち上るテーパ状肩部とそれからほぼ水平に延び
    る平坦部及びその平坦部の端縁から垂下するスカート部
    を設け、他方のフランジに周壁と同方向に立ち上るテー
    パ状肩部とそれからほぼ水平に延びる平坦部及びその平
    坦部の端縁から垂下するスカート部を設け、前者の肩部
    と平坦部及びスカート部の内面に後者のそれらを嵌め合
    せたことを特徴とする嵌合容器。
JP7804091U 1991-09-26 1991-09-26 嵌合容器 Pending JPH0529957U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7804091U JPH0529957U (ja) 1991-09-26 1991-09-26 嵌合容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7804091U JPH0529957U (ja) 1991-09-26 1991-09-26 嵌合容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0529957U true JPH0529957U (ja) 1993-04-20

Family

ID=13650722

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7804091U Pending JPH0529957U (ja) 1991-09-26 1991-09-26 嵌合容器

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JP (1) JPH0529957U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0880959A (ja) * 1994-09-12 1996-03-26 Sanei Kogyo:Kk 密閉蓋付容器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02269665A (ja) * 1989-04-04 1990-11-05 Asahi Chem Ind Co Ltd 嵌合型包装容器

Patent Citations (1)

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JPH02269665A (ja) * 1989-04-04 1990-11-05 Asahi Chem Ind Co Ltd 嵌合型包装容器

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