JPH10218213A - 嵌合容器 - Google Patents

嵌合容器

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JPH10218213A
JPH10218213A JP9023435A JP2343597A JPH10218213A JP H10218213 A JPH10218213 A JP H10218213A JP 9023435 A JP9023435 A JP 9023435A JP 2343597 A JP2343597 A JP 2343597A JP H10218213 A JPH10218213 A JP H10218213A
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JP
Japan
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lid
fitting
skirt
container body
container
Prior art date
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Pending
Application number
JP9023435A
Other languages
English (en)
Inventor
Seita Mori
誠太 森
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TOYO ECHO KK
Original Assignee
TOYO ECHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 嵌合力を高めながら蓋の嵌合を容易にした外
嵌合容器を提供することである。 【解決手段】 容器本体10のフランジ13から面取り
14を介して垂下するスカート部15を設け、蓋20の
フランジ23から面取り24を介してスカート部25を
設け、前記スカート部15と25の垂直線に対する傾き
角を11°〜18°としたのである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】この発明は、嵌合容器、特に外嵌合
容器に関する。
【0002】
【従来の技術】比較的薄い合成樹脂シートを成形した容
器において、蓋を容器本体に被せた状態が維持できるよ
うに、合成樹脂シートの弾性を利用して蓋の周辺部を容
器本体の周辺部に圧接、嵌合したものがある。
【0003】図5に、この種の嵌合容器の一例を示す。
図示のように、容器本体1の開口部外周に設けられたフ
ランジ2には、テーパ状スカート部3が形成されてお
り、蓋4のフランジ5には、テーパ状スカート部6が設
けられ、前記蓋4のスカート部6を容器本体1のスカー
ト部3の外面に圧接して、容器本体1に蓋4を嵌合する
ようになっている。この所謂外嵌合容器は、材質を一定
とすれば、スカート部3と6の垂直線との傾き角(以下
テーパ角と言う)によって嵌合の強さが定まり、テーパ
角が小さければ衝撃によって蓋が外れ易く、テーパ角が
大きい程外れ難くなる。しかしながらテーパ角をあまり
大きくすると、成形型から製品を抜き取る所謂型抜きが
困難になる問題のほか、蓋の取り付け取り外しが容易に
できない問題があり、最大でも10°程度であって、そ
れ以下が普通である。
【0004】また、図6に示すように、スカート部3と
6にそれぞれ半円形凹条3aと凸条6aを形成して互に
係合するようにし、嵌合力を高めたものもあるが、構造
が複雑になるばかりでなく、横方向(矢印方向)に衝撃
が加わると、凹条3aと凸条6aの凹凸が小さいため係
合が外れてしまう問題がある。
【0005】上記のような外嵌合容器には色々な問題が
あるため、図7に示すように、容器本体1のフランジ2
にテーパ凸条3bを設け、蓋4のフランジ5にテーパ凹
条6bを設けて、この凹条6bに凸条3bを圧入し蓋4
を容器本体1に嵌合する所謂両嵌合容器が考えられてい
る。しかしながら、この容器は、蓋の嵌合及び取り外し
に手間がかかり、構造も複雑になるほか、図5や図6の
外嵌合容器に比較して鎖線A、Bで示す部分だけ容積が
小さくなる欠点がある。特に、図示のような容器本体1
がトレイ形で蓋4の頂壁7の高さが大きい上げ蓋形式に
なっている容器では容積の減少が大きい。
【0006】そこで、この発明の課題は、嵌合力を高め
ながら、しかも蓋の嵌合を容易にした外嵌合容器を提供
することである。
【0007】
【課題の解決手段】上記の課題を解決するために、この
発明は、容器本体の外周に設けたフランジから垂下する
スカート部外面に蓋の外周から垂下するスカート部を圧
接して蓋を容器本体に嵌合する容器において、前記容器
本体と蓋のスカート部の垂直線に対する傾き角を11°
〜18°とし、前記容器本体のフランジとスカート部と
のコーナ部に面取りを施したことを特徴とする。
【0008】前記蓋のスカート部の下端外周に突縁を設
け、このスカート部と突縁とのコーナ部にも面取りを施
しておくのが好ましい。
【0009】
【実施の形態】以下、この発明の実施形態を図1乃至図
4に基づいて説明する。
【0010】図1乃至図3に示すように、容器本体10
は、底壁11と、その周縁から立ち上る周壁12と、こ
の周壁12の上端から外側にほぼ水平に延びるフランジ
13と、このフランジ13の外周に、巾の狭い傾斜面
(面取り)14を介して設けられたスカート部15から
成る。また、スカート部15の下端外周には、タブ16
aを形成した突縁16が設けられている。なお、図1及
び2に示すように、周壁12の外面の適宜個所に突起1
7を設けておくのが好ましい。容器本体10のみを多数
積み重ねて、運搬又は保管する際にブロッキングが生じ
るのを防止するためである。
【0011】前記蓋20は、図1及び図3に示すよう
に、頂壁21と、その周縁から垂下する周壁22と、こ
の周壁22の下端から外側にほぼ水平に延びるフランジ
23と、このフランジ23の外周に、巾の狭い傾斜面
(面取り)24を介して設けられたスカート部25から
成る。また、スカート部25の下端外周には、タブ26
aを形成した突縁26が設けられている。なお、図1及
び図3に示すように、周壁22の外面の適宜個所に突起
27を設けておくのが好ましい。蓋20のみを多数積み
重ねる際のブロッキングを防止するためである。
【0012】次に、上記容器本体10と蓋20の嵌合部
の詳細を図4に基づいて説明する。まず、スカート部1
5と25のテーパ角αを11°〜18°と従来よりも大
きくしてある。前述のように、嵌合時に互に圧接するス
カート部15と25の垂直線に対する傾き角αが大きい
程嵌合力が大きくなる。しかしまた、テーパ角αを大き
くすれば成形時の型抜きが困難になり、蓋の取り付け取
り外しも容易にできなくなることは前述の通りである。
【0013】そこで、成形型のフランジ13とスカート
部15に対応する成形部のコーナ部に面取りを施してお
くと、型抜きを容易に行なうことができる。この成形型
の面取りは、製品の容器本体10に、面取り14として
現れるので、蓋20を容器本体10に嵌合する際、蓋2
0のスカート部25を容器本体10のスカート部15に
圧入するための導入傾斜面となって、容易かつスムーズ
な嵌合を可能にする。勿論、蓋20にも同様の面取り2
4を設けることができるが、蓋20の場合は嵌合を容易
にする機能を持たない。型抜きの容易性に利点を有する
のみである。また、容器本体10と蓋20のいずれにお
いても、面取り14及び24はリブとなって強度向上に
役立つ。
【0014】前記面取り14及び24は、図示のような
直線的なものに限らず、アール状になっていてもよい。
【0015】なお∠αを18°より大きくすることは、
上記の方法によっても型抜きが難しく、また、蓋を容器
本体に取り付けたり取り外すのも難しくなって、取り扱
いがかえって不便になる。
【0016】前記スカート部15と突縁16とのコーナ
部及びスカート部25と突縁26とのコーナ部にも面取
り15a、25aを施しておくのが好ましい。この面取
りは、アール状がよいが、直線状でもよい。これらの面
取りも成形型に設けられたものの転写であって、前記面
取り14、24と同様に型抜きの容易性に役立つほか、
蓋20の場合は、嵌合を容易にする機能を有する。
【0017】前述のように、嵌合力は主としてスカート
部のテーパ角αに依存するが、∠αの大きさは、型抜き
の関係や取り扱いの容易性(蓋の取り付け取り外しの容
易性)によって限度がある。そこで、嵌合力を高めるた
めの他の要素として、スカート部15と25の接触面積
を大きくしておくことが考えられる。そのため、スカー
ト部15と25の高さH(フランジ13、23と突縁1
6、26間の距離)を或る程度以上にしておくのが好ま
しい。この高さHは、容器のサイズにもよるが、例えば
5mm以上が好ましい。
【0018】容器の形状は、種々選択可能である。図示
のような4角形のほか、3角形などの多角形、円形、楕
円形、その他の異形などである。
【0019】
【効果】この発明によれば、以上のように、容器本体と
蓋の外周に設けたスカート部のテーパ角を11°〜18
°としたので、外嵌合容器の嵌合力を高めることがで
き、また容器本体のフランジとスカート部とのコーナ部
に面取りを設けたので、蓋のスカート部のテーパ角が大
きくても嵌合が容易にできる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の容器の一例を示す縦断面図
【図2】同上の容器本体を示す平面図
【図3】図1の蓋の平面図
【図4】図1の容器の嵌合部を分離した状態を示す拡大
縦断面図
【図5】従来の外嵌合容器の一例を示す部分断面図
【図6】従来の外嵌合容器の他の例を示す部分断面図
【図7】従来の両嵌合容器の一例を示す部分断面図
【符号の説明】
1 容器本体 2 フランジ 3 スカート部 3a 半円形凹条 3b テーパ凸条 4 蓋 5 フランジ 6 スカート部 6a 半円形凸条 6b テーパ凹条 10 容器本体 11 底壁 12 周壁 13 フランジ 14 傾斜面(面取り) 15 スカート部 15a 面取り 16 突縁 16a タブ 17 突起 20 蓋 21 頂壁 22 周壁 23 フランジ 24 傾斜面(面取り) 25 スカート部 25a 面取り 26 突縁 26a タブ 27 突起

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体の外周に設けたフランジから垂
    下するスカート部外面に蓋の外周から垂下するスカート
    部を圧接して蓋を容器本体に嵌合する容器において、前
    記容器本体と蓋のスカート部の垂直線に対する傾き角を
    11°〜18°とし、前記容器本体のフランジとスカー
    ト部とのコーナ部に面取りを施したことを特徴とする嵌
    合容器。
  2. 【請求項2】 前記蓋のスカート部の下端外周に突縁を
    設け、このスカート部と突縁とのコーナ部に面取りを施
    した請求項1に記載の嵌合容器。
JP9023435A 1997-02-06 1997-02-06 嵌合容器 Pending JPH10218213A (ja)

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