JP2003026206A - 運搬用容器における蓋の封止構造 - Google Patents

運搬用容器における蓋の封止構造

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JP2003026206A
JP2003026206A JP2001208325A JP2001208325A JP2003026206A JP 2003026206 A JP2003026206 A JP 2003026206A JP 2001208325 A JP2001208325 A JP 2001208325A JP 2001208325 A JP2001208325 A JP 2001208325A JP 2003026206 A JP2003026206 A JP 2003026206A
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lid
container
container body
sealing structure
flange portion
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Toshihiro Kasahara
原 俊 弘 笠
Shinichi Terado
戸 慎 一 寺
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Sanko Co Ltd
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Sanko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】蓋体の装着が容易な運搬用容器における蓋の封
止構造を提供すること。 【解決手段】蓋体8の凹状係止部10を構成する内側壁
13と外側壁14とに、フランジ部6の内側肩部S1お
よび外側肩部S2に密に係合する凹陥部16と膨出部1
8とをそれぞれ形成し、蓋体8を容器本体2に嵌め合わ
せたときに、蓋体8と容器本体2との間に間隙22が形
成されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運搬用容器に関す
るもので、詳しくは、医療廃棄物などを運搬するのに好
適な運搬用容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、医療分野で使用された物品、
例えば注射針、脱脂綿、カテーテルなどは、密閉性の高
い専用容器内に保管され、所定場所まで搬送されてい
る。このように物品を運搬するのに好適な密閉容器は、
例えば、図5および図6(A),(B)に示したよう
に、容器本体30の開口部32に、フランジ部34が形
成されている。そして、この開口部32に略皿状の蓋体
36が本体側のフランジ部34を両側から挟み込むよう
に嵌合されている。すなわち、蓋体36には、図6
(A),(B)に示したように、その外周縁に下向きの
凹状係止部38が形成され、この凹状係止部38を構成
する壁体が容器本体30の開口部に形成されたフランジ
部34の外方に、両側から挟み込むように嵌合されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の運搬用容器における蓋の封止構造では、蓋体36
の凹状係止部38を構成している外側壁40の内方に、
膨出部42が内方に向かって形成され、この膨出部42
をフランジ部34が乗り越えることにより、図6(B)
に示したように、蓋体36が容器本体30に密に嵌合さ
れる。
【0004】しかしながら、従来の構造では、蓋体36
を容器本体30の開口部32に装着する場合に、先ず、
図6(A)に示したように、蓋体36の膨出部42がフ
ランジ部34の外方側の肩部と当接する。このように、
蓋体36の締め始めから、図6(A)の状態に至るまで
は、蓋体36を軽い力で操作すれば良いが、フランジ部
34に一旦、当接した後は、蓋体36にかなりの力を作
用させなければ、その蓋体36を嵌め合わすことができ
ない。すなわち、図6(A)の状態から図6(B)の状
態に移行するまでに、Tの距離の間は強い力で蓋体36
を押し込なければならなかった。
【0005】したがって、力の弱い操作者にあっては、
この作業が労を要するため、改善が求められていた。本
発明はこのような実状に鑑み、蓋体の装着が容易な運搬
用容器における蓋の封止構造を提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、容器本体(2)の開口部(4)に具備され
たフランジ部(6)を両側から挟み込むように、蓋体
(8)の周縁部に具備された凹状係止部(10)を嵌合
させることにより、前記容器本体(2)の前記開口部
(4)を密に封止する運搬用容器における蓋の封止構造
であって、前記凹状係止部(10)を構成する内側壁
(13)と外側壁(14)とに、前記フランジ部(6)
の内側肩部(S1)および外側肩部(S2)に密に係合
する凹陥部(16)と膨出部(18)とをそれぞれ形成
し、前記蓋体(8)を前記容器本体(2)に嵌め合わせ
たときに、前記蓋体(8)の前記膨出部(18)が前記
フランジ部(6)の下端を係止するとともに、前記凹陥
部(16)により、前記蓋体(8)と前記容器本体
(2)との間に間隙(22)が形成されるようにしたこ
とを特徴としている。
【0007】このような構成による本発明によれば、蓋
体(8)の締め付け距離を若干短くすることができると
ともに、実際に嵌合させるときの力を少なくすることが
できた。ここで、前記外側肩部(S2)は、直線状に面
取りすることもできる。また、本発明は、凹陥部(1
6)を設ける代わりに、寄せリブ(42)を設けること
もできる。
【0008】このような構造であっても、蓋体(8)を
容器本体(2)のフランジ部(6)に嵌合させるときの
力を少なくすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施例について説明する。図1は本発明の一実施例
による運搬用容器を示したものである。この運搬用容器
の容器本体2は、底壁と、4側壁とにより、略角筒状に
形成されている。また、この容器本体2は、ポリプロピ
レンなどの合成樹脂により一体成形されている。
【0010】容器本体2の開口部4には、フランジ部6
と断面略逆L字状の折り返しリブ11とが全体を囲繞す
るように形成されている。このように形成された容器本
体2の開口部4に、図2に示したように天井部にシール
部材27を備えた蓋体8が装着されることにより、密閉
性の高い容器が構成される。
【0011】蓋体8の外周縁には、下方に開口した凹状
係止部10が全周に亘って形成されている。この凹状係
止部10は、内側壁13と外側壁14とから構成され、
両者の間に上記したシール部材27が介装されている。
外側壁14の内方には、膨出部18が内側に向かって形
成されている。なお、この膨出部18の下面は湾曲して
形成されている。一方、凹状係止部10の内側壁13に
は、略中間部から下方に向かって凹陥部16が形成され
ている。そして、凹陥部16の上部内面も、湾曲して形
成されている。
【0012】さらに、容器本体2のフランジ部6は、内
周側の肩部S1と外周側の肩部S2とを有し、これらは
アール状に湾曲して形成されている。以下に、本実施例
による容器本体2に対する蓋8の封止構造の作用につい
て説明する。今、蓋体8が容器本体2の開口部4に装着
される場合に、先ず、蓋体8が上方から容器本体2に合
致され、軽く押し込まれる。すると、蓋体8の膨出部1
8が容器本体2のフランジ部6の肩部S2に当接すると
ともに、内方では、フランジ部6の他方の肩部S1が凹
陥部16の上部内壁面に当接する。
【0013】この状態、すなわち図2(A)の状態か
ら、さらに蓋体8を下方に押し込めば、蓋体8の膨出部
18が容器本体2のフランジ部6を乗り越えることによ
り、図2(B)のように、蓋体8が容器本体2の開口部
4に緊密に封止する。なお、膨出部18がフランジ部6
の下面に配置されたとき、凹状係止部10内のシール部
材27は、フランジ部6との間で挟持されるので、ここ
でのシールが確実なものとされる。
【0014】このように、本実施例において、膨出部1
8が肩部S2に当接した図2(A)の状態から、図2
(B)のように完全にフランジ部6を乗り越えるまでに
押し込まれる距離Uは、上記した従来例の距離Tに比べ
て短くなる。さらに、このとき、凹陥部16の下方域で
は、容器本体2との間に隙間22が形成される。また、
本実施例によれば、互いに引っ掛かり合う肩部S2と膨
出部18の先端部の形状は、従来と全く変更されていな
いので、外れ難さという点では、従来のものと全く変わ
りはない。したがって、嵌め易く、外れ難い構造になっ
ている。
【0015】以上本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に何ら限定されない。例えば、
上記実施例では、蓋体8に凹陥部16を形成したが、こ
の凹陥部16に代えて、図3に示したように凹状係止部
10に寄せリブ42を設けることもできる。このような
寄せリブ42を設ける場合であっても、フランジ部6を
嵌め込むときの力を小さくすることができ、また、寄せ
リブ42の下方に隙間22が形成される。したがって、
上記実施例と同様の作用効果を奏することができる。
【0016】さらに、図4に示したように、フランジ部
6の一方の肩部S2を直線状に面取りすることもでき
る。このように直線状に面取りすれば、膨出部18に対
し、蓋体8を一層嵌め易くすることができる。なお、本
発明者は、フランジ部6の肩部S2を直線状に面取りす
る場合の効果を調べるために、面取りしないものと比較
して嵌め合わせに要する力を測定する実験を行なった。
【0017】この実験は、45リットル入りのペール缶
で行ったが、このとき、面取りしない場合に嵌め合わせ
に要する力は240Kgであったが、面取りした場合の
嵌め合わせに要する力は、200Kgであった。このよ
うに、45リットル入りのペール缶で約17%の力を削
減することが確認された。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る運搬
用容器における蓋体の封止構造によれば、外れ難さとい
う点では従来のものと何ら変わらずに、蓋体の凹状係止
部をフランジ部に嵌合させるときの力をかなり小さくす
ることができる。したがって、力の弱い操作者に扱い易
い運搬用容器を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例による封止構造により
蓋体が装着される容器本体の斜視図である。
【図2】図2(A)は同実施例による封止構造を嵌合途
中で示す断面図、図2(B)は同実施例による封止構造
により完全に封止された状態を示す断面図である。
【図3】図3は本発明の他の実施例による要部を拡大し
て示す断面図である。
【図4】図4は本発明の変形例を示した要部断面図であ
る。
【図5】図5は従来の封止構造が採用される容器本体の
一部破断正面図である。
【図6】図6(A)は従来例の封止構造を嵌合途中で示
す断面図、図6(B)は従来例の封止構造により完全に
封止された状態を示す断面図である。
【符号の説明】
2 容器本体 4 開口部 6 フランジ部 8 蓋体 11 リブ 10 凹状係止部 13 内側壁 14 外側壁 16 凹陥部 18 膨出部 30 容器本体 32 開口部 34 フランジ部 36 蓋体 38 凹状係止部 S1,S2 肩部
フロントページの続き Fターム(参考) 3E084 AA05 AA14 AA26 AB10 BA01 CA03 DA03 DB13 FA09 FC03 GA08 GB12 HA05 HB04 HC01 HD03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体(2)の開口部(4)に具備さ
    れたフランジ部(6)を両側から挟み込むように、蓋体
    (8)の周縁部に具備された凹状係止部(10)を嵌合
    させることにより、前記容器本体(2)の前記開口部
    (4)を密に封止する運搬用容器における蓋の封止構造
    であって、 前記凹状係止部(10)を構成する内側壁(13)と外
    側壁(14)とに、前記フランジ部(6)の内側肩部
    (S1)および外側肩部(S2)に密に係合する凹陥部
    (16)と膨出部(18)とをそれぞれ形成し、 前記蓋体(8)を前記容器本体(2)に嵌め合わせたと
    きに、前記蓋体(8)の前記膨出部(18)が前記フラ
    ンジ部(6)の下端を係止するとともに、前記凹陥部
    (16)により、前記蓋体(8)と前記容器本体(2)
    との間に間隙(22)が形成されるようにしたことを特
    徴とする運搬用容器における蓋の封止構造。
  2. 【請求項2】 前記外側肩部(S2)は、直線状に面取
    りされていることを特徴とする請求項1に記載の運搬用
    容器における蓋の封止構造。
  3. 【請求項3】 容器本体(2)の開口部(4)に具備さ
    れたフランジ部(6)を両側から挟み込むように、蓋体
    (8)の周縁部に具備された凹状係止部(10)を嵌合
    させることにより、前記容器本体(2)の前記開口部
    (4)を密に封止する運搬用容器における蓋の封止構造
    であって、 前記凹状係止部(10)を構成する内側壁(13)と外
    側壁(14)とに、前記フランジ部(6)の肩部(S
    1),(S2)に密に係合する寄せリブ(42)と膨出
    部(18)とをそれぞれ形成し、 前記蓋体(8)を前記容器本体(2)に嵌め合わせたと
    きに、前記蓋体(8)の前記膨出部(18)が前記フラ
    ンジ部(6)の下端を係止するとともに、前記寄せリブ
    (42)により、前記蓋体(8)と前記容器本体(2)
    との間に間隙(22)が構成されることを特徴とする運
    搬用容器における蓋の封止構造。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5444225U (ja) * 1977-08-31 1979-03-27
JPH01134044U (ja) * 1988-03-04 1989-09-12
JPH10218213A (ja) * 1997-02-06 1998-08-18 Toyo Echo Kk 嵌合容器

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