JP4201971B2 - 運搬用容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、運搬用容器に関するもので、詳しくは、医療関係で使用された廃棄物などを収容するのに好適な運搬用容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、医療関係で使用された物品、例えば注射針、脱脂綿、カテーテルなどは、密閉性の高い専用容器内に保管され、所定場所まで搬送されている。
このように物品を外部に露見しないように保管または運搬する密閉容器は、図6に示したように、容器本体20の開口部22に、フランジ21と、例えば、断面略逆L字状の折り返しリブ24が形成され、このフランジ21と折り返しリブ24とによる段部に跨って、上方から蓋体を装着することで開口部22が密閉されている。一方、折り返しリブ24の下方には、容器本体20の強度を向上させるために、折り返しリブ24に連続して補強用の縦リブ26が一体に連設されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このように形成された運搬用容器では、物品を収容した状態で仮に横転された場合は、図7に示したように、その衝撃力Fが折り返しリブ24から縦リブ26に伝達され、さらには容器本体20に伝わって、容器本体20が変形したり、欠損したり、場合によっては、開口部22を塞いでいた蓋体が容器本体20から外れてしまうという問題があった。
【0004】
本発明はこのような実情に鑑み、容器が横転した場合などに容器本体が変形したり、欠損したり、あるいは、蓋体が外れてしまうことを可及的に防止することが可能な運搬用容器を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係る運搬用容器は、開口部2に蓋体28が取り外し可能に装着される合成樹脂製の略角筒状の運搬用容器であって、
前記開口部2の外面全体を囲繞するように、水平方向のリブ部分15と傾斜した案内リブ部分18と上下方向のリブ部分16とから構成される断面略逆L字状の折り返しリブ10が形成されているとともに、前記容器本体4の互いに対向する少なくとも短手側の一対の側壁32、34の外面には、前記折り返しリブ10の水平方向への幅が周囲より広く確保されることにより、一対の取っ手A、Aが形成され、さらに前記折り返しリブ10と一部ラップするように、略長方形状の補強用リブ12が上下方向に形成されており、
さらに、前記補強用リブ12の幅が前記水平方向のリブ部分15の突出幅よりも短くされることにより、前記補強用リブ12と前記案内リブ部分18との間に、間隙14が確保されていることを特徴としている。
【0006】
係る構成による本発明によれば、折り返しリブに衝撃に加わっても、間隙が形成されていることにより、その衝撃が直接容器本体に伝わることがないので、容器本体が変形したり、欠損したり、蓋体が外れてしまうことを防止できる。
ここで、前記折り返しリブの水平方向のリブ部分15と上下方向のリブ部分16との間が、傾斜した案内リブ部分18により接続されていることが好ましい。
【0007】
このような構成であれば、仮に横転して折り返しリブに衝撃力が加わっても、その衝撃力が容器本体に伝達される前に、特に案内リブ部分が大きく変形されるので、本体側の変形、欠損、ならびに蓋体の外れなどを防止することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施例について説明する。
図1、および図2(A)、(B)、(C)は本発明の一実施例による運搬用容器を示したものである。
この運搬用容器の容器本体4は、底壁と、4側壁とにより、略角筒状に形成されている。また、この容器本体4は、ポリプロピレンなどの合成樹脂により一体成形されている。
【0009】
容器本体4の開口部2には、フランジ3と断面略逆L字状の折り返しリブ10とが全体を囲繞するように形成されている。そして、容器本体4の短手側の側壁32,34の中央部においては、上記した折り返しリブ10の水平方向への幅が若干広くなっており、これにより、手で持ち上げるのに好適な一対の取っ手A,Aが形成されている。
【0010】
このように形成された容器本体4には、その開口部2に、蓋体が着脱自在に装着されることにより、密閉性の高い容器が構成されることになる。
上記折り返しリブ10は、図3に示したように、水平方向のリブ部分15と上下方向のリブ部分16と、これらリブ部分15、16間を接続する案内リブ部分18とからなり、案内リブ部分18は斜めに傾斜して形成されている。
【0011】
一方、取っ手A,Aを構成する少し幅が広くなった部分での折り返しリブ10の下方には、上下方向に2つの補強用リブ12、12が形成され、これらのリブ12により開口部2近傍の強度が向上されている。また、補強用リブ12と少なくともリブ部分16との間は、連続しておらず、ここに間隙14が確保されている。
【0012】
このように形成された容器本体4の開口部2に、図4に示したようにシール部材27を備えた蓋体28が装着されることにより、開口部2が密閉される。以下に、本実施例の作用について説明する。
今、容器本体4内には、例えば、医療用の廃棄物が収容され蓋体28が緊密に嵌合されている。この状態から、図5に示したように容器本体4が横転されると、先ず、折り返しリブ10のリブ部分16に衝撃力Fが作用する。すると、その衝撃力Fは、リブ部分16から傾斜した案内リブ部分18に力を分散して伝達する。そして、この分散された力を受けて、案内リブ部分18がリブ部分16とは異なる方向に変形する。このように、最初に加わった衝撃力Fは、力が減衰されてから、リブ部分15に伝達され、さらに容器本体4(側壁32)側に伝達される。よって、リブ部分16などが欠損したり、あるいは蓋体28が開口部2から外れることが防止される。
【0013】
このように、本実施例による運搬用容器によれば、蓋が開いたり、容器自体が欠損してしまうことを効果的に防止することができるので、医療用廃棄物などを運搬するのに適している。
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されない。例えば、上記実施例では、角筒形の運搬用容器を例示したが、円筒形の容器にも本発明を適用することが可能である。また、補強用リブ12は、短手側の壁面32,34のみでなく、周囲の壁面全体に形成されていても良い。また、案内リブ部分18は、直線状に限定されず、湾曲して形成されていても良い。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る運搬用容器によれば、仮に容器本体が横転されたとしても、床などの対象物に直接当接する折り返しリブと補強用リブとの間に、間隙が確保されているので、この間隙の分だけ、折り返しリブが変形し易くなる。したがって、横転したときの衝撃力を減衰させることができ、これにより割れ欠け、あるいは、蓋体の外れを防止することもできる。
【0015】
さらに、本発明によれば、折り返しリブ部を構成している水平方向のリブ部分と上下方向のリブ部分との間に、傾斜した案内リブ部分が設けられているので、この案内リブ部分が変形されることで、衝撃力を一層を減衰させることができる。したがって、本発明によれば、容器本体が変形したり、蓋体を装着するための折り返しリブの一部が欠けたり、蓋体が外れてしまうという不具合を可及的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例による運搬用容器から蓋体を取り外したときの斜視図である。
【図2】図2(A)は図1に示した容器本体の平面図、同図(B)は一部破断正面図、同図(C)は一部破断側面図である。
【図3】図3は図2(B)の一部を拡大して示す断面図である。
【図4】図4は容器本体に蓋体を組み付けたときの断面図である。
【図5】図5は本実施例の容器本体が横転した状態を示す一部拡大断面図である。
【図6】図6は従来の運搬用容器の破断正面図である。
【図7】図7は従来の運搬用容器が横転した状態を示す一部拡大断面図である。
【符号の説明】
2 開口部
4 容器本体
10 折り返しリブ
12 補強用リブ
14 間隙
15 水平方向のリブ部分
16 上下方向へのリブ部分
18 案内リブ部分
28 蓋体
32、34 側壁

Claims (1)

  1. 開口部(2)に蓋体(28)が取り外し可能に装着される合成樹脂製の略角筒状の運搬用容器であって、
    前記開口部(2)の外面全体を囲繞するように、水平方向のリブ部分(15)と傾斜した案内リブ部分(18)と上下方向のリブ部分(16)とから構成される断面略逆L字状の折り返しリブ(10)が形成されているとともに、前記容器本体(4)の互いに対向する少なくとも短手側の一対の側壁(32)、(34)の外面には、前記折り返しリブ(10)の水平方向への幅が周囲より広く確保されることにより、一対の取っ手(A)、(A)が形成され、さらに前記折り返しリブ(10)と一部ラップするように、略長方形状の補強用リブ(12)が上下方向に形成されており、
    さらに、前記補強用リブ(12)の幅が前記水平方向のリブ部分(15)の突出幅よりも短くされることにより、前記補強用リブ(12)と前記案内リブ部分(18)との間に、間隙(14)が確保されていることを特徴とする運搬用容器。
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