JP3895650B2 - 運搬用容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、運搬用容器に関するもので、詳しくは、医療関係で使用された廃棄物などを収容するのに好適な運搬用容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、医療関係で使用された物品、例えば注射針、脱脂綿、カテーテルなどは、密閉性の高い専用容器内に保管され、所定場所まで搬送されている。
このように物品を外部に露見しないように保管または運搬する密閉容器は、図5に示したように、容器本体20の開口部22の天井部に、フランジ21と、これよりやや下がった位置に、断面略逆L字状の折り返しリブ24がそれぞれ形成され、このフランジ21を跨ぐように、上方から略皿状の蓋体を装着することにより開口部22が密閉されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このように形成された運搬用容器では、図6に示したように、容器本体20内に物品が収容され蓋体23が装着された状態で、仮に横転したり落下したりした場合は、その衝撃により容器本体20があるいは蓋体23が変形し、容器本体20と蓋体23の内壁との間に隙間が生じ、密閉性が損われ、その結果、仮に溶液などが収容されている場合には、容器本体20から液漏れが生じてしまうという問題があった。
【0004】
本発明はこのような実情に鑑み、容器が横転した場合などに容器本体内に収容された溶液などが漏れ出てしまうことを可及的に防止することのできる運搬用容器を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係る運搬用容器は、開口部2に、該開口部2を囲繞するフランジ3を有するとともに、このフランジ3と略平行でやや下がった位置に折り返しリブ10を有し、前記フランジ3を跨ぐように蓋体28の断面略コ字状の嵌合部Aが装着される合成樹脂製の運搬用容器であって、
前記フランジ部3と前記折り返しリブ10との間の立ち上がり壁2aに、前記開口部2を囲う水平方向に所定間隔離間して、断面四角形状から頂部の三角形の範囲が一部削除されて5角形に形成された上下方向に延びる小リブ40を立設したことを特徴としている。
【0006】
係る構成による本発明によれば折り返しリブ10に衝撃が加わっても、蓋体が変形する方向に小リブ40が形成されていることにより、蓋体の変形が防止される。したがって、容器本体内の溶液などが漏れ出てしまうことが防止される。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施例について説明する。
図1は本発明の一実施例による運搬用容器を示したものである。
この運搬用容器の容器本体4は、底壁31と、4側壁32,34,35,36とにより、一方面が開口した略角筒状に形成されている。この容器本体4は、ポリプロピレンなどの合成樹脂により一体成形されている。
【0008】
容器本体4の開口部2には、フランジ3と、このフランジ3から所定間隔離間して断面略逆L字状の折り返しリブ10とが全体を囲繞するように形成されている。そして、上記フランジ3と折り返しリブ10との間を連結する4側壁の立ち上がり部2aには、図2に拡大して示したように、上下方向に延びる小リブ40が所定間隔置きに形成されている。これらの小リブ40の数は、実施例に限定されるものではなく、必要に応じて増減することができる。また、これらの小リブ40は、全体が略一定の間隔で形成されていることが好ましいが、これに限定されず、例えば、長側壁35,36からコーナ部に近づく程、互いの距離を近接させることもできる。
【0009】
さらに、これらの小リブ40の角部は面取りされていることが好ましい。
このような小リブ40が各側壁に複数個形成された容器本体4には、開口部2の天井部に形成されたフランジ3を跨ぐように、図3に示したように、断面略コ字状の嵌合部Aを備えた蓋体28が着脱自在に装着される。このように、蓋体28の嵌合部Aが容器本体4の開口部2に着脱自在に装着されると、密閉性の高い蓋構造が構成される。なお、図3において符号27は、Oリングなどのシール部材を示したもので、通常、このようなシール部材27は、予め蓋体28の嵌合部A内に介装されている。そして、容器本体4の立ち上がり部2aに形成された小リブ40は、蓋体28が装着された場合に、嵌合部Aの内壁面と当接される。
【0010】
以下に、このように形成された本実施例による運搬用容器の作用について説明する。
今、容器本体4内には、医療用の廃棄物、例えば、使用済み脱脂綿、あるいは輸液パックなどが収容されている。そして、その容器本体4は、収容物で満杯にされ、開口部2に蓋体28が緊密に嵌合されている。この状態から、図4に示したように容器本体4が、例えば横転されると、先ず、蓋体28の嵌合部Aを中心に衝撃力が作用する。しかしながら、嵌合部Aの内面側には、容器本体4に小リブ40が形成されているため、この小リブ40により、横転の際の衝撃力を吸収することができる。したがって、容器本体4がどの向きに転倒されたとしても、蓋体28が大きく変形することはない。また、小リブ40が形成されていることにより、横転の際に容器本体4の開口部2と蓋体28との間に、不用意な隙間などが生じることがない。したがって、容器本体4からの液漏れが防止される。
【0011】
このように、本実施例による運搬用容器によれば、蓋体28と容器本体4との間に隙間が生じることが少ないので、例えば、溶液などが容器本体4内に含有されているとしても、その液漏れの発生を防止することができる。したがって、溶液などが含有される場合のある医療用廃棄物などを密封状態で運搬するのに適している。
【0012】
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されない。例えば、上記実施例では、一方面が開口した角筒形の容器本体4を例示したが、勿論円筒形の容器にも本発明を適用することが可能である。また、小リブ40を設ける位置、数などは限定されるものではない。
【0013】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る運搬用容器によれば、仮に容器本体が横転されたとしても、容器本体の立ち上がり壁の外面に小リブが形成されているため、この小リブにより横転の際の衝撃を吸収することができる。したがって、蓋体の変形を防止することができる。よって、蓋体と容器本体との間に不用意な隙間が形成されることがないので、容器本体からの液漏れの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例による運搬用容器から蓋体を取り外してみたときの容器本体の斜視図である。
【図2】図2は図1に示した容器本体の一部破断斜視図である。
【図3】図3は図1の容器本体に蓋体を組み付けたときの嵌合部分の断面図である。
【図4】図4は本実施例の容器本体が横転した状態を示す嵌合部分の断面図である。
【図5】図5は従来の運搬用容器における容器本体の一部破断正面図である。
【図6】図6は従来の運搬用容器が横転した状態を示す嵌合部分の断面図である。
【符号の説明】
2 開口部
3 フランジ
10 折り返しリブ
28 蓋体
40 小リブ
A 嵌合部

Claims (1)

  1. 開口部(2)に、該開口部(2)を囲繞するフランジ(3)を有するとともに、このフランジ(3)と略平行でやや下がった位置に折り返しリブ(10)を有し、前記フランジ(3)を跨ぐように蓋体(28)の断面略コ字状の嵌合部(A)が装着される合成樹脂製の運搬用容器であって、
    前記フランジ部(3)と前記折り返しリブ(10)との間の立ち上がり壁(2a)に、前記開口部(2)を囲う水平方向に所定間隔離間して、断面四角形状から頂部の三角形の範囲が一部削除されて5角形に形成された上下方向に延びる小リブ(40)を立設したことを特徴とする運搬用容器。
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