JPH0528202Y2 - - Google Patents

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JPH0528202Y2
JPH0528202Y2 JP2832088U JP2832088U JPH0528202Y2 JP H0528202 Y2 JPH0528202 Y2 JP H0528202Y2 JP 2832088 U JP2832088 U JP 2832088U JP 2832088 U JP2832088 U JP 2832088U JP H0528202 Y2 JPH0528202 Y2 JP H0528202Y2
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は手提げ用把手付き篭容器、詳しくは少
なくとも4つの側面がメツシユ構造をなしたプラ
スチツク製の手提げ用把手付きの篭容器に関する
ものである。
(従来の技術) 一般的な従来の手提げ用把手を備えたプラスチ
ツク製の整理容器における手提げ用把手の取付け
部は、第7図〜第9図に示しているように、容器
本体1の側面の中央上部に、手提げ用把手2の下
端部内側に突設されている結合短軸3が嵌入され
る孔4を備えた把手2の取付け部5が該容器本体
1と一体成形手段によつて設けられ、該取付け部
5の孔4に先端部が該孔4の内径よりも稍大径と
なつている結合短軸3を強制的に加圧嵌入して容
器本体1の手提げ用把手2が取付けられている。
他に図示を省略しているが容器本体の上縁を外側
に逆U字状に折曲させた構造となし、その折曲周
縁の中央部に孔を設けて該孔に把手の結合短軸が
嵌入された手提げ容器が知られているが、強度的
に若干難点があることから近年においては前記し
た構造の把手取付け部5を備えた手提げ容器が広
く使用されている。
そして前記した構造の把手取付け部5は、把手
2の結合短軸3の嵌入を可能にするために孔4の
ほかに孔4と容器本体1の周壁面との間に空間6
を必要とすることから、第7図に示した要領で成
形されている。即ち容器本体1および把手取付け
部5の成形金型は、容器本体1の外側を成形する
ための箱形金型7と、容器本体1の内面側を成形
するための芯形金型8および把手取付け部5を成
形するための金型ピース9とからなり、成形に先
立つて該金型ピース9,9を箱形金型7上部中央
に設けている切込み部に配置し、次いで芯形金型
8を箱形金型7に挿入して組み合わせて金型7,
8,9間に容器本体1と把手取付け部5の成形空
間を形成し、しかるのち溶融プラスチツクを射出
し、射出冷却後まず芯形金型8を抜き出し、次い
で箱形金型7内から金型ピース9,9と共に成形
容器本体1を取り出し、しかるのち金型ピース
9,9を横方向に引つ張つて取り去るという手段
によつて成形されている。
(考案が解決しようとする課題) ところが上記した把手取付け部を備えた手提げ
容器の成形手段は、金型個数が少なく製作コスト
が低廉であるという利点を有しているが、箱形金
型7および芯形金型8が成形容器に対してそれぞ
れ上下方向に動かして分離されているため、同様
な把手取付け部を備えたメツシユ構造の手提げ用
容器を得ることができない。
本考案は上記した従来の手提げ容器のように、
望ましい把手取付け部を備えたメツシユ構造の手
提げ容器を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 本考案によるメツシユ構造の手提げ容器は、第
1図および第2図に示しているように、容器本体
10の少なくとも前後の側面11,11および左
右の側面12,12が多数の透孔13,13を有
したメツシユ構造をなし、該容器本体10の上周
縁に外側に屈折された小幅な突縁14が形成さ
れ、対向する左右の側面12の上方中央位置の該
突縁14の下側に、該側面12と一体成形された
前後の小壁15,15と外側端面16とからなる
把手取付け部17が形成され、該外側端面16の
中央部に孔18が形成されて該孔18に手提げ用
把手19の下端部内側に設けられた結合短軸20
が嵌入され、さらに該取付け部17の上方の突縁
12の該取付け部17の前後の小壁15,15の
間隔よりも稍大きい開口部21が形成されて該開
口部21に埋め込みピース22が嵌入止着されて
なり、後記実施例において詳述しているように、
メツシユ構造の容器本体10の成形時に上記把手
取付け部17が容器本体10と一体的に形成さ
れ、上方に引抜かれる芯形金型の1部によつて把
手取付け部17の内部空間が形成できるような手
提げ容器構造となしたものである。
(作用) 手提げ把手を備えた容器本体10は既に汎用さ
れているこの種の手提げ容器と同様に各種物品の
整理箱として、あるいは買物用としての機能を発
揮する。そして上記した取付け部17は把手19
を的確に保持し、またその取付け部17の構造は
容器本体10と一体的な成形を容易化し、一体成
形手段によつて容器本体10に設けられた把手1
9の取付け部17は耐荷重性を向上させ、埋込み
ピース22は突縁14の開口部21を隠蔽して容
器本体の体裁の悪化を防ぐ。
(実施例) 以下本考案の実施例を示した第1図〜第6図に
ついて説明すると、本考案によるメツシユ構造の
手提げ容器は第2図その全体斜視図に示している
ように、容器本体10にその前後左右の側面1
1,11,12,12が碁盤目状の多数の透孔1
3,13を有し、左右の側面12,12の上部中
央に手提げ用把手19を備えてなる。容器本体1
0の上周縁には外側に屈折した小幅な突縁14が
形成され、手提げ用把手19は該突縁14の下面
側に枢着されている。該把手19を枢着するため
の把手取付け部17は、第1図に示しているよう
に、側面12と一体成形された上下方向に延びる
前後の小壁15,15と外側端面16および底面
23とからなる小箱状をなし、外側端面16の中
央部には把手19の下端部内側に設けられた結合
短軸20が嵌入される孔18を備え、該孔18の
外側周囲には上記した突縁14よりも稍外側に突
出する環状壁24を備え、孔18に嵌合されて取
付けられた手提げ用把手19の内面が該突縁14
に接触しないようになつている。把手19の結合
短軸20は周知の通りその先端部20Aの外径が
該孔18の内径よりも僅かに大きく形成され、強
制的に加圧して該短軸20が該孔18に嵌入され
て把手19が取付け部17に枢着されている。本
考案においては該取付け部17の上方の突縁14
の部分に、該取付け部17の前後の小壁15,1
5の間隔よりも稍大きい長さを有し外側端面16
と容器本体10の側面12との間の空間幅に等し
い幅を有した細長い開口部21が設けられ、該開
口部21は該開口部21と同形であり下縁に小突
起22Aを備えた埋め込みピース22の嵌入によ
つて閉塞状態においては該小突起22Aは突縁1
4の下面に位置し、埋め込みピース22が妄りに
抜け出るのを防止している。
第3図は手提げ用把手19を取付けた状態の断
面図を示し、また第4図は埋め込みピース22を
嵌入止着した状態の断面図を示している。
上記した本考案による手提げ容器は次のように
して製作することができる。即ち第5図および第
6図に示しているように手提げ容器の成形金型
を、底金型30、メツシユ透孔13を形成するた
めの多数の突出部31,31を備えた前後側面の
外側金型32,32と左右の側面の外側金型3
3,33および容器の内面を形成する芯形金型3
4の6個の金型によつて構成し、左右の側面の外
側金型33,33の内面側上部中央に第6図に示
したごとき、取付け部17の成形用の凹部35を
形成しておくとともに芯形金型34の上部両側に
該取付け部17の空間25を形成するための凸部
36を設けておき、上記各金型30,32,3
3,34を箱形に組合わせたのち金型間に形成し
た容器形状の空隙に溶融プラスチツクを射出し、
冷却後、芯形金型34を上方にそして各外側金型
32,32,33,33をそれぞれ前後左右の方
向に取外せば、第5図に示したように開口部22
および、空間25と孔18とを有する把手取付け
部17を備えたメツシユ容器10を得ることがで
きる。
(考案の効果) このように本考案における手提げ用把手付きメ
ツシユ容器は、容器本体10の少なくとも前後の
側面11,11および左右の側面12,12が多
数の透孔13,13を有したメツシユ構造をな
し、該容器本体10の上周縁に外側に屈折された
小幅な突縁14が形成され、対向する左右の側面
12の上方中央位置の該突縁14の下側に、該側
面12と一体成形された前後の小壁15,15と
外側端面16とからなる把手取付け部17が形成
され、該外側端面16の中央部に孔18が形成さ
れて該孔18に手提げ用把手19の下端部内側に
設けられた結合短軸20が嵌入され、さらに該取
付け部17の上方の突縁12に該取付け部17の
前後の小壁15,15の間隔よりも稍大きい開口
部21が形成されて該開口部21に埋め込みピー
ス22が嵌入止着されてなるものであり、殊に容
器本体10の突縁14の開口部21はメツシユ構
造の容器本体10と把手取付け部17との一体成
形を可能にし、強度と耐久性に富んだ把手取付け
部17となつて手提げ用把手を的確に枢着するこ
とができる。また、把手用取付け部17と容器本
体10とを一体成形手段でもつて形成された上記
開口部21は、埋め込みピース22によつて突縁
14と面一に閉塞されているため、容器本体10
の外観や体裁を損なうことがなく、また該埋め込
みピース22は嵌入止着されていることから妄り
に脱落することがない。
なお実施例においては容器本体10の左右の側
面12にそれぞれ1個の把手取付け部17を設け
た態様を示しているが、同じ構造の取付け部17
を左右の側面にそれぞれ2個配設し、2つの把手
でもつて手提げするようになしてもよいことは勿
論である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本考案の実施例を示している
ものであつて、第1図は本考案の主要部の拡大斜
視図、第2図は手提げ容器の全体斜視図、第3図
および第4図および第5図は把手取付け部の縦断
面正面図および縦断面側面図、第5図は容器本体
の成形手段を示す斜視図、第6図は把手取付け部
の成形要領を示す断面図、そして第7図、第8図
および第9図は従来の手提げ容器の成形手段を示
す斜視図、把手取付け部の斜視図および縦断面正
面図を示しているものである。 10は容器本体、11は前後の側面、12は左
右の側面、13は透孔、14は突縁、15は小
壁、16は外側端面、17は把手取付け部、18
は孔、19は手提げ用把手、20は把手の結合短
軸、21は開口部、22は埋め込みピース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容器本体の少なくとも前後の側面および左右の
    側面が多数の透孔を有したメツシユ構造をなし、
    該容器本体の上周縁に外側に屈折された小幅な突
    縁が形成され、対向する左右の側面の上方中央位
    置の該突縁に、該側面と一体成形された前後の小
    壁と外側端面とからなる把手取付け部が形成さ
    れ、該外側端面の中央部に孔が形成されて該孔に
    手提げ用把手の下端部内側に設けられた結合短軸
    が篏入され、さらに該取付け部の上方の突縁に該
    取付け部の前後の小壁の間隔よりも稍大きい開口
    部が形成されて該開口部に埋込みピースが篏入止
    着されていることを特徴とする手提げ用把手付き
    メツシユ容器。
JP2832088U 1988-03-02 1988-03-02 Expired - Lifetime JPH0528202Y2 (ja)

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