JP3195707B2 - 防湿容器 - Google Patents

防湿容器

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JP3195707B2
JP3195707B2 JP05324394A JP5324394A JP3195707B2 JP 3195707 B2 JP3195707 B2 JP 3195707B2 JP 05324394 A JP05324394 A JP 05324394A JP 5324394 A JP5324394 A JP 5324394A JP 3195707 B2 JP3195707 B2 JP 3195707B2
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孝之 後藤
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は防湿容器に関する。
【0002】
【従来の技術】防湿容器として、図4に示す如き、底壁
周縁から起立する円筒状の胴部4の上部を、下向き段部
5を介して大外径部6とした容器体2と、頂壁7外周か
ら垂下する周壁8下部を外方へ拡開して該拡開部9の下
面外周を上記容器体大外径部の上端面に圧接させるとと
もに、その拡開部外周から垂下した嵌合筒10の上半部を
大外径部6の外面へ気密に嵌合させ、かつ該嵌合筒下半
部の上端内面の複数箇所に横設した係合突条11を上記大
外径部6下端の下向き段部5下面へ係合させた軟質合成
樹脂製の計量兼用キャップ3とからなるものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記容器は、キャップ
を外して内容物を計量し、使用後再びキャップを容器体
に嵌着した際、中蓋を必要とせずに容器体内の密閉性を
ひいては防湿性を良好に維持できる便利なものである。
【0004】しかしながら、上記従来のものは、キャッ
プを外し難いという欠点があった。上記従来容器は、拡
開部9下面外周を容器体大外径部6上端面へ圧接させる
とともに、嵌合筒10の上半部を容器体大外径部6の外面
へ気密に嵌合させ、しかも、係合突条11を下向き段部5
下面へ係合させて収納物の良好な防湿性を得る如く構成
しているため、キャップを軟質合成樹脂で形成している
にもかかわらず取り外し難い。
【0005】本発明は、上記した従来容器において、キ
ャップの取り外しが簡単に行えて、しかも従来通り防湿
性にも優れた容器を提案するものである。
【0006】また、そのキャップは合成樹脂の一体成形
により形成することができ、従来通り製造も簡単であ
り、従来容器の一部を変えることにより簡単に製造でき
る容器を提案するものである。
【0007】更に、取扱いも極めて便利である容器を提
案するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明容器は上記課題を
解決するため、底壁周縁から起立する円筒状の胴部4の
上部を、下向き段部5を介して大外径部6とした容器体
2と、頂壁7外周から垂下する周壁8下部を下外方へ拡
開して該拡開部9の下面外周を上記容器体大外径部の上
端面へ圧接させるとともに、その拡開部外周から垂下し
た嵌合筒10の上半部を大外径部6の外面へ気密に嵌合さ
せ、かつ該嵌合筒下半部の上端内面の複数箇所に横設し
た係合突条11を上記大外径部6下端の下向き段部5下面
へ係合させた軟質合成樹脂製の計量兼用キャップ3とか
らなる防湿容器であって、上記各係合突条11成形部位間
の嵌合筒10部分を内方への押し込みが可能な押圧部12と
して形成し、上記押圧部12は、その内面上端部を容器体
大外径部6の少なくとも上端部に気密に嵌合する垂壁面
13として形成するとともに、内面下部を上記垂壁面13下
端縁より延設する下方外方へ広がるテーパ状面14として
形成し、その外面を上記係合突条形成部位の嵌合筒10外
面より突出させて形成した。
【0009】
【作用】例えば、容器体2を左手で持って右手の各指で
各押圧部12の外面中央部を内方へ押し込むと、各押圧部
12の両側部分が外方へ膨出し、それに伴って各係合突条
11形成部位の嵌合筒10が外方へ広がり、キャップ3の係
合突条11が容器体2の下向き段部5から外れ易くなり、
次いで、上方に引き上げれば容器にキャップ3を取り外
せる。
【0010】また、容器の径の大きいものにあっては、
一つの係合突条11両側の押圧部12を押し込んでその間の
係合突条11の係合を外し、しかる後、他の係合突条11を
外すことによって容易にキャップ3を外すことができ
る。
【0011】更に、一部の押圧部12下面を上方に押し上
げることによっても、従来容器よりは容易にキャップ3
を外すことができる。
【0012】キャップ3の装着に際しては、容器体2上
方より押し込んで、各係合突条11を強制的に大外径部6
を乗り越えさせてその下向き段部5下面に係合させるこ
とにより行える。この際、拡開部9下面外周が容器体大
外径部6上端面に圧接するとともに、係合突条形成部位
の嵌合筒10の上半部及び押圧部12の垂壁面13が大外径部
6の外面へ気密に嵌合し、容器体2内収納物の防湿を良
好に図れる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。本発明の容器1は、容器体2と、キャップ3とか
ら構成している。
【0014】容器体2は、底壁周縁から起立する円筒状
の胴部4の上部を、下向き段部5を介して大外径部6と
して構成している。上記胴部4を紙,合成樹脂等により
形成し、大外径部6を金属,合成樹脂等により形成す
る。
【0015】また、キャップ3はポリエチレン等の軟質
合成樹脂よりなる一体成形品で、頂壁7外周から垂下す
る周壁8下部を下外方へ拡開して該拡開部9の下面外周
を上記容器体大外径部の上端面へ圧接させるとともに、
その拡開部外周から垂下した嵌合筒10の上半部を大外径
部6の外面へ気密に嵌合させ、かつ該嵌合筒下半部の上
端内面の複数箇所に横設した係合突条11を上記大外径部
6下端の下向き段部5下面へ係合させて容器体2に着脱
可能に装着させている。
【0016】本発明において、キャップ3は、各係合突
条11形成部位間の嵌合筒10部分を押圧部12として構成し
ている。この押圧部12は、その内面上端部を容器体大外
径部6の少なくとも上部に気密に嵌合する垂壁面13とし
て構成するとともに、その内面下部を上記垂壁面13下端
縁より延設して下方外方へ広がるテーパ状面14として構
成している。上記垂壁面13はキャップ3を容器体2に装
着させた際に容器体2内の良好な気密性を維持するため
に大外径部6外面に気密に嵌合させたものであり、従っ
て、大外径部6外面全面にわたって嵌合する上下幅を有
するとより良好な気密性を維持できるが、少なくとも、
大外径部6の外面上端部に嵌合する上下幅があれば、拡
開部9下面外周が大外径部6の上端面へ圧接しているこ
ととあいまって、気密性は十分維持することができる。
【0017】また、押圧部12外面を係合突条形成部位の
嵌合筒10外面より突出させて構成している。この様に構
成しないと、テーパ状部14の存在で押圧部12の厚み(特
に下端縁部の厚み)が極端に薄くなり、その結果押圧部
12外面を押し込んだ際に押圧部12が全体的に凹んでその
両側部分の外方への膨出が行い難く、従って、係合突条
11が外方へ良好に移行しない虞がある。
【0018】上記各押圧部12外面の水平方向中央部を内
方へ押し込むことにより、押圧部12は平面視円弧状をな
しているので、その両端部が外方へ膨出する如く弾性的
に変形し、それに伴って係合突条11形成部位の嵌合筒10
部分がその下端縁を外方へ広げる如く弾性的に変形して
各係合突条11が下向き段部5から外れ易くなり、ひいて
はキャップ3を容易に外すことが出来る如く構成してい
る。
【0019】本実施例では容器の大きさを指を広げた片
手で掴める程度の大きさとするとともに、上記係合突条
11を周方向等間隔に三箇所設けているが、この係合突条
11の数は三箇所に限らず二箇所でも或いは四箇所以上で
もよい。
【0020】しかしながら、係合突条11の数をあまり増
やすと各押圧部12の横幅が狭くなり各押圧部12を押し込
んだ際の両側部の外方への膨出幅が小さくなり、その結
果キャップの取り外しがそれ程容易で無くなる虞があ
り、また、片手でいっぺんに各押圧部12を押し込み難く
なるので、三箇所程度が一番好ましい。
【0021】尚、図中15は計量用筒を示す。
【0022】
【発明の効果】以上説明した如く本発明容器は、各係合
突条11成形部位間の嵌合筒10部分を内方への押し込みが
可能な押圧部12として形成し、上記押圧部12は、その内
面上端部を容器体大外径部6の少なくとも上端部に気密
に嵌合する垂壁面13とし形成するとともに、内面下部を
上記垂壁面13下端縁より延設する下方外方へ広がるテー
パ状面14として形成し、その外面を上記係合突条形成部
位の嵌合筒10外面より突出させて形成したので、各押圧
部12を内方へ押圧することにより、その間の係合突条11
形成部位の嵌合筒10下端縁部が外方へ変移し、係合突条
11の下向き段部5との係合が極めて外れ易くなり、よっ
てキャップの取り外しが極めて容易となる。しかも、キ
ャップ3装着時には、その拡開部9下面外周が容器体大
外径部6上端面へ圧接されるとともに、係合突条11形成
部位の嵌合筒10内面及び押圧部12の垂壁面13が容器体大
外径部6外面に気密に嵌合しているため、良好な気密性
も併せ持つものである。
【0023】また、本発明容器では、その径を指を広げ
た片手で掴める程度に適宜選択しておけば、例えば容器
体2を左手で持って、右手の各指を各押圧部12外面に添
えて内方へ押し込むと同時に引上げれば簡単にキャップ
3を外すことができ、一方、キャップ装着時には従来通
り上方より押し込み嵌合させれば良いため、取扱いが非
常に便利である。
【0024】また、本発明容器は、そのキャップを合成
樹脂の一体成形で形成でき、従来のこの種容器における
キャップを一部変形させただけの簡単な構造変更により
得られるため、製造も容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す要部斜視図である。
【図2】 同実施例の要部拡大断面図である。
【図3】 同実施例のキャップを示す底面図である。
【図4】 従来容器を示す一部切欠き要部側面図であ
る。
【符号の説明】
2…容器体,3…キャップ,4…胴部,5…下向き段
部,6…大外径部,7…頂壁,8…周壁,9…拡開部,
10…嵌合筒,11…係合突条,12…押圧部,13…垂壁面,
14…テーパ状面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 41/18 B65D 41/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底壁周縁から起立する円筒状の胴部4の
    上部を、下向き段部5を介して大外径部6とした容器体
    2と、頂壁7外周から垂下する周壁8下部を下外方へ拡
    開して該拡開部9の下面外周を上記容器体大外径部の上
    端面へ圧接させるとともに、その拡開部外周から垂下し
    た嵌合筒10の上半部を大外径部6の外面へ気密に嵌合さ
    せ、かつ該嵌合筒下半部の上端内面の複数箇所に横設し
    た係合突条11を上記大外径部6下端の下向き段部5下面
    へ係合させた軟質合成樹脂製の計量兼用キャップ3とか
    らなる防湿容器において、上記各係合突条11成形部位間
    の嵌合筒10部分を内方への押し込みが可能な押圧部12と
    して形成し、上記押圧部12は、その内面上端部を容器体
    大外径部6の少なくとも上端部に気密に嵌合する垂壁面
    13として形成するとともに、内面下部を上記垂壁面13下
    端縁より延設する下方外方へ広がるテーパ状面14として
    形成し、その外面を上記係合突条形成部位の嵌合筒10外
    面より突出させて形成したことを特徴とする防湿容器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3207091U (ja) * 2016-07-19 2016-10-20 ホワイトストーン カンパニーリミテッドWhitestone Co., Ltd. 曲面カバーガラス保護フィルムおよびこれの付着装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3207091U (ja) * 2016-07-19 2016-10-20 ホワイトストーン カンパニーリミテッドWhitestone Co., Ltd. 曲面カバーガラス保護フィルムおよびこれの付着装置

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