JPH02269665A - 嵌合型包装容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ｃ産業上の利用分野〕 本発明は液漏れ防止構）告を有する容器本体と蓋体を嵌
合して用いる薄肉包装容器に関する。

〔従来の技術〕

スーパー等の食品売場に行くと、汁等の液体を含んでい
る惣菜、漬Ｇｔ物等をプラスデックシーｊ〜製等のン璋
肉包装容器にいれて展示、販売されているのをＪ：り目
にする。これらの包）一体には一般にプラスデックシー
１・を真空成形等で成形した包装容器が用いられている
が、衛生上或いは商品価値の低下を防ぐため、何らかの
液漏れ防止策が施されていることが望ましい。

従来、その様な液漏れ防止型の包装容器としては、容器
本体を蓋体に第３図に示すような互いに嵌合する嵌合部
を設（プ且つ核嵌合部の成型ｒｉ麿を可能なかぎりあげ
て、ピッタリと嵌合せしめることににり液漏れ防止を図
ったものが知られている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上記の従来方式の容器はピッタリとした
嵌合を実現するために、高精度で極めて厳密な成形が必
要であり、同時に熟練した加］技術を必要とすること、
及び嵌合部の締め付方を高めるためにある程度の厚さを
持ったシートで成型しな（プればならないという制約が
あること、ざらに、どれだけ注意深く且つ高度な技術を
駆使して成形してみても、ミクロにみるとやはり若干の
凹凸による隙間が有り、それらに起因する毛細管現象に
よる液の滲み出しが生じゃずいという問題点を有してい
た。

本発明はこの様な従来方式の問題点を解決し、液漏れ防
止がより完全になされるとともに、より簡単で容易な成
形で、しかも薄手のシートが使用できる底台型包装容器
を提供することを課題とするものである。

（課題を解決づるための手段） そこで、本発明者らは容器の嵌合部の構造についで鋭意
研究を重ねた結果、嵌合部の上面部が互いに強く押し合
う構造をとることによって上記課題を一挙に解決できる
ことを見出し本発明を完成しＩこ。

即ち本発明は容器本体に蓋体を嵌合して用いる薄肉包装
容器において、容器本体１の開口部周縁に設りられた嵌
合部３の上＠３−ａが凸状もしくは平面状に形成され、
且つ益体２の周縁部に設けられた嵌合部４の上面４−ａ
が凹状に形成されてｄ３す、１〜合１１．１に」二記両
上面が相Ｕに押し合いの状態となって、該両上面及び両
側面とが密着することを特徴とする底台型包装容器を提
供するものである。

本発明において最す重要な点は嵌合部の構造である。該
嵌合部の好ましい例は第２図の一部拡大断面図に示す通
りの構造を有している。

図中１は容器本体であるが、その開口部に周縁部に設（
プられた嵌合部３が同図に示１ように略旦形状をなして
おり、一方図中２の蓋体の周縁部に設けられた嵌合部４
も３と同形に形成されている。そして、該３の上面３−
ａは好ましくは凸状に形成されている。しかし、該３−
ａ而は４−８面と押し合い状態になるならば平面状等で
もよい。一方、該４の上面４−ａは凹状に形成されてい
る。両者がこの様に形成されていることにより嵌合時に
互いに押し合い状態となり密着し液漏れが防止される。

又、４−ａ部が上方に押し上げられるため、プラスチッ
クシート等の薄肉の容器壁が本来右する反発弾性力が側
面に＠さ４−ｂ、４−０部がそれぞれ３−ｂ、３−ｃ部
を締付は互いに密着する。

よってこの面でも液漏れ防止がなされるのである。

なお３−ａ部ににる押し上げ効果をより確実にするため
に、３及び４の延長片３−ｄと４−ｄとが若干離れるよ
うに設訂しておくこともできる。

又、本発明の嵌合型容器の取り扱い中に蓋が簡単に離脱
しないようにするため、嵌合部３及び４が上方に行くに
従い［１」広になるようにしておぎ、・冑や押し込むよ
うにして嵌合せしめることが好ましい。

一方、本発明の嵌合型容器の蓋を外す場合には、従来の
ものより上記の構造をとるため外しやＪいのであるが、
より一層聞蓋を容易にするために開蓋用舌部５及び６を
設りておくことが望ましい。

又、該舌部の形状は自由であるが一般に略三角形のもの
がよい。

容器本体及び／又は蓋体には補強のためリブを３娼プる
こともできる。

容器の形状は嵌合部さえ上記の構造をとっているなら、
いかなる−しのでしよい。その中には容器本体と蓋体を
逆の関係、即ちひつくりかえした形にしたものも当然含
まれる。

（作用〕 以上の説明から明らかなように本発明の底台型包装容器
の嵌合部は本体と蓋体の嵌合部−上辺が互いに押し合う
構造となっているため、まず該部分において密着密閉が
なされ液洩れが防止される。

加えて該蓋体上辺部が上に押し上げられるに従い容器の
構成材料でおるプラスチックシー１〜等の薄壁が持って
いる反発弾性力が作用して、嵌合部の両側面に於ても互
いに密着密閉状態となりこの部位においても液漏れ防止
がなされている。

よって、本発明嵌合包装用容器においては少なくとも上
記３部位で液漏れ防止効果のある密着密閉がなされてい
るのであり、これが本発明の液洩れ防止効果をより大き
な：ｂのとしているものと考えられる。

一方、嵌合部上部の押し合い構造は蓋を外す際にも有利
に作用し、単純なピッタリ嵌合による従来方式のものよ
り、ｒＪ１蓋しやすいという作用効果も有している。

（実施例〕 以下本発明の一実施例を図面を参照して説明する。

第１図は本発明の底台型包装容器の斜視図である。　こ
の容器は二軸延伸ポリスヂレンシ一ト（ＯＰＳ）を圧空
成形してｌしたものである。

しかし、成形材料となるシートは弾性さえあれば上記Ｏ
ＰＳでなくとも、他のスヂレン系樹脂、塩化ビニル系樹
脂、メタクリル系樹脂、ポリＡレフイン系樹脂等のプラ
スデックシート、或いはワックス２−１〜紙等の特殊紙
・ｂ同様に使用することかで゛きる。又、成形方法も伯
の真空成形法や薄肉のインジェクション法等も採用でき
る。

図中１は容器本体であり、２は蓋体である。

容器本体１の聞ｌ］部周縁部に設けられた嵌合部３は略
ｆｌ形状をなしており、途中１箇所略三角形状の開蓋用
舌片５が設けられている。上面３−ａは凸状に形成され
ている。

該嵌合部３は取り扱い中４．：蓋体２が簡単に本体から
１ＩｔｌＢ２しないように上方にいくに従い幅ひろの構
造になっている。

益体２の嵌合部４の形状は開蓋用舌片６を含め容器本体
１と同形状であるが、その上面４−ａとは逆に凹状に形
成されている。本体１と益体２の嵌合［ｔｉには３−ａ
と４−ａは互いに押し合い状態になって密着密閉される
。又、４−ａは上方に押し上げられるので、プラスチッ
クシートが持っている反発弾性ツノが働いて嵌合部側壁
４−ｂ、４Ｃがそれぞれ３−ｂ、３−Ｃを押し付けｎい
に密着密閉する。以上少なくとも三部位が密閉されてい
る。

この容器に汁を含んだ漬は物を入れ液漏れデストをしで
みたところ、全く液漏れは生じないという結果が１ｑら
れた。

〔発明の効果〕

本発明の嵌合容器はその嵌合部を上記の通りの構造にす
ることによって、従来にない優れた液捕れ防止効果を発
揮するとともに従来の方式のものに比べ、精度および厳
密さの点でより緩和された条イ１下で成形づ−ることか
可能になり、且つ熟練した加工技術も不要という製造上
の利点も有している。

又、より薄いプラスデックシートが使用でき、経済性が
高い上に小壜、スペースも軽減できるという効果も同時
に有している。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の底台型包装容器の一実施例の斜視図で
あり、第２図はその嵌合部の拡大断面図であり、第３図
は従来方式による１■合を包装容器の嵌合部の拡大断面
図である。 １・・・容器本体、 ２・・・蓋体、 ３・・・容器本体の嵌合部、 ３−ａ・・・容器本体の嵌合部の上部面部３−ｂ・・・
容器本体の嵌合部の左側面部３−ｃ・・・容器本体の嵌
合部の右側面部３−ｄ・・・容器本体の嵌合部の下部延
長部４・・・蓋体の嵌合部、 ４−ａ・・・蓋体σ月矢合部の上部面部４−ｂ・・・益
体の嵌合部の左側面部 ４−ｃ・・・蓋体の嵌合部の右側面部 ４−ｄ・・・器体の嵌合部の下部延長部５・・・間然用
舌部（容器本体）、 ６・・・間詰用舌部（益体）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、容器本体に蓋体を嵌合して用いる薄肉包装容器にお
   いて、容器本体１の開口部周縁に設けられた嵌合部３の
   上面３−ａが凸状もしくは平面状に形成され、且つ蓋体
   ２の周縁部に設けられた嵌合部４の上面４−ａが凹状に
   形成されており、嵌合時に上記両上面が相互に押し合い
   の状態となって、該両上面及び両側面とが密着すること
   を特徴とする嵌合型包装容器。