JPH05297910A - シーケンスコントローラ - Google Patents

シーケンスコントローラ

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JPH05297910A
JPH05297910A JP9913892A JP9913892A JPH05297910A JP H05297910 A JPH05297910 A JP H05297910A JP 9913892 A JP9913892 A JP 9913892A JP 9913892 A JP9913892 A JP 9913892A JP H05297910 A JPH05297910 A JP H05297910A
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JP
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program
channel
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ram
user
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JP9913892A
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Kunio Matsuyama
邦雄 松山
Kazuo Yoshida
和男 吉田
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ABLE SYST KK
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ABLE SYST KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動化機械の動作手順を命令語によらずに容
易に設定できると共に、複数の種類の異なる一連の自動
化作業に対応した複数のユーザプログラムを簡単に選択
できるようにする。 【構成】 複数のユーザプログラムを格納する複数のチ
ャンネルに分割された多チャンネルRAM3と、多チャ
ンネルRAM3に格納された複数のユーザプログラムか
ら所要のユーザプログラムを格納したチャンネルを選択
するチヤンネル切り換えスイッチ5を備えた。 【効果】 コンピユータプログラムについての知識を有
することなく、当該自動化機械に複数の異なったシーケ
ンスを実行させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動化機械の一連の動
作を制御するシーケンスコントローラに係り、特に制御
しようとする自動化機械の動作手順を命令語によらずに
容易に設定できると共に、複数の種類の異なる一連の自
動化作業に対応した複数のユーザプログラムを簡単に選
択できるようにしたシーケンスコントローラに関する。
【0002】
【従来の技術】工場等における自動化機械の作業手順を
制御する,所謂シーケンス制御においては、当該自動化
機械あるいは自動化機械群を稼働させる前段階として、
該シーケンス制御を司るシーケンスコントローラに作業
手順プログラム(ユーザプログラム)を設定する。
【0003】この種のシーケンスコントローラは、基本
的にCPUとメモリからなる制御部、自動化機械の作業
シーケンスの所要部分に設置したセンサーからの検知信
号を入力する入力部と上記センサーの検知出力に基づい
て自動化機械のアクチェータに動作信号を出力する出力
部とからなる入出力インターフェース、および所定の作
業手順を設定するプログラム・ライターとから構成され
る。そして、上記制御部と入出力部でメインコントロー
ラ(本体部)を構成する。
【0004】上記メインコントローラのメモリは、CP
Uの動作を管理して該シーケンスコントローラのシステ
ムを制御するプログラムを格納するためのシステムRO
M(以下、単にROM)と所定の制御を実行させるため
にユーザの書込みによって設定されたユーザプログラム
を格納するためのユーザRAM(以下、単にRAM)と
から構成される。
【0005】自動化機械に作業を開始させる前に、ユー
ザはプログラムライターをメインコントローラに接続し
て前記RAMに当該作業を実行させるための所要のプロ
グラム(ユーザプログラム)を書込む。CPUはRAM
に設定されたユーザプログラムに従い、入出力インター
フェースからのセンサー検知信号に対して該インターフ
ェースを介して負荷である自動化機械に作業を指令する
制御信号を送出することにより、当該自動化機械の一連
の作業を制御する。
【0006】なお、この種のシーケンスコントローラに
関する従来技術は、例えば1991年3月15日(株)
電気書院発行,木村陽一著「’シーケンサ’ここがポイ
ント・制御のしくみ」に詳述されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術におい
ては、ユーザはRAMに所定のユーザプログラムを書き
込むための複雑な命令語を熟知しておく必要があり、当
該自動化機械の作業手順を解析したラダー図あるいはフ
ローチヤートを作成し、そのラダー図あるいはフローチ
ヤートに従い、プログラムライターに備えた命令キー群
と数字キーを用いてプログラムを書き込むという面倒な
操作が要求される。
【0008】さらに、現在の工場生産の構造は、より多
品種,少量生産の指向が強くなっており、これに対応し
た多目的生産機械が広く使用されるようになっている。
このような多目的生産機械における生産品種の変更時に
は、その都度専門技術者がパーソナルコンピユータ(パ
ソコン)などを用いたり、あるいはカセットテープ,フ
ロッピーディスク,ROMカード等の媒体を用いてシー
ケンスコントローラのRAMに格納されているユーザプ
ログラムを変更していた。
【0009】そのため、パソコンで直接書き換えを行っ
た場合には、書き込んだプログラムに誤りが起こる場合
があり、また媒体を用いたプログラム変更方法では、頻
繁な使用過程で当該媒体の紛失,破損が生じ、生産に支
障をきたすという問題があった。本発明の目的は、プロ
グラムの知識がない作業員でも、その作業内容に応じて
極めて容易にユーザプログラムの設定,変更を可能とし
たシーケンスコントローラを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、CPU1と、前記CPU1のシステムプ
ログラムを格納するROM2と、自動化機械の一連の動
作を制御するユーザプログラムを格納するRAM3と、
前記CPU1と前記自動化機械のセンサー出力および前
記自動化機械のアクチェータへのオン/オフ制御信号出
力とを接続する入出力インターフェース4とを有するメ
インコントローラ100、および前記RAM3にユーザ
プログラムを書き込むためのプログラムライター200
とからなるシーケンスコントローラであって、前記RA
M3が、複数のユーザプログラムを格納する複数のチャ
ンネルに分割された多チャンネルRAMで構成すると共
に、前記多チャンネルRAMに格納された複数のチヤン
ネルから所要のチャンネルを選択するチヤンネル切り換
えスイッチ5を備えたことを特徴とする。
【0011】また、本発明は、CPU1と、前記CPU
1のシステムプログラムを格納するROM2と、自動化
機械400の複数の作業に対応してその各作業の一連の
動作を制御する複数のユーザプログラムを格納する多チ
ャンネルRAM3と、前記CPUと前記自動化機械40
0のセンサー出力および前記自動化機械400のアクチ
ェータへのオン/オフ制御信号出力とを接続する入出力
インターフェース4と、前記入出力インターフェース4
を介して前記自動化機械400が実行したシーケンスの
回数をカウントするカウンタ6と、前記カウンタ6のカ
ウントアップ出力で所定のシーケンス動作を停止させる
オートスイッチ7と、前記多チャンネルRAM3に格納
されたユーザプログラムを書き換えるプログラムライタ
ー200の装着を検知するプログラムライター装着検知
回路8と、前記多チャンネルRAM3の複数チャネルか
ら所要のユーザプログラムを格納したチャンネルを選択
するチャンネル切り換えスイッチ5とを備えたメインコ
ントローラ100、および前記多チャンネルRAM3に
ユーザプログラムを書き込むためのプログラムライター
200とから構成したことを特徴とする。
【0012】さらに、本発明は、前記自動化機械400
の動作を開始あるいは停止させるための外部オートスイ
ッチ11を備えたことを特徴とする。なお、本発明は、
前記自動化機械との間の入出力点数を増加するための拡
張コントローラ100’を備えたことを特徴とする。本
発明によるシーケンスコントローラは、その負荷である
自動化機械の治具その他の構成部材の動作位置を検出す
るセンサーの出力信号、当該自動化機械を動作させる各
種のアクチェータへの制御信号を入出力する入出力端子
を基準として作業手順を設定することにより、少ない桁
数で命令を打ち込む構成としたものである。
【0013】また、プログラムライター200は、ユー
ザプログラムの書込み時、あるいは書き換え、変更,修
正時にのみメインコントローラに接続し、ユーザプログ
ラムの書込み、変更,修正の終了後は前記多チャンネル
RAM3に格納したユーザプログラムにしたがって前記
自動化機械400のシーケンスの実行を行うよう構成さ
れる。
【0014】
【作用】この種のシーケンスコントローラのユーザプロ
グラムの記述データ量は意外に少ないため、それを格納
するRAMの容量は多くを要しない。本発明では、この
RAMを複数の領域(以下、チャンネルという)に分割
し、各チャンネルに被制御対象である自動化機械の異な
る作業シーケンスのためのユーザプログラムをそれぞれ
格納しておき、必要とする作業に応じてこれを選択する
ようにしたものである。
【0015】チャンネル切り換えスイッチによるRAM
のチャンネルの切り換えは、所謂デジタルスイッチを用
いて選択する構成としたことにより、当該デジタルスイ
ッチの数字と作業内容との対応表を用意し、この対応表
に従って上記デジタルスイッチを切り換えるのみで接続
した自動化機械に異なる作業を実行させることができる
ため、プログラムの知識を持たない現場作業員でもその
操作が簡単にできるものである。
【0016】また、ユーザプログラムの一部の変更,修
正も、当該ユーザプログラムに対応したデジタルスイッ
チの数字に切り換えて、メインコントローラにプログラ
ムライターを接続し、書き換え対象のアドレスを表示さ
せてそのアドレスに対応したデータを書き換えるのみで
実行できる。なお、このユーザプログラムの変更,修
正、あるいは新規書込み等については、本願の出願人に
かかる特願平3−149277号に詳述されているの
で、ここではその詳しい説明は省略する。
【0017】メインコントローラ100は、シーケンス
コントロールする自動化機械のセンサーの出力をその入
力端子に接続し、該自動化機械の各動作を制御するアク
チェータへの出力をその出力端子に接続する。上記した
ように、プログラムライター200は、当該自動化機械
にシーケンス動作を設定する際にユーザによってメイン
コントローラ100に接続され、前記入力端子の所定の
端子と出力端子の所定の端子を基準とした複数の作業の
それぞれの手順に従うプログラムを書込み、多チャンネ
ルRAM3の分割された各チャンネルに異なる作業ごと
に格納する。
【0018】複数のユーザプログラムを多チャンネルR
AM3に格納した後、プログラムライター200をメイ
ンコントローラ100から取外し、チャンネル切り換え
スイッチ5により所要の作業に対応した数字を選択し、
外部オートスイッチによりシーケンス制御を開始させ
る。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例につき、図面を参照し
て詳細に説明する。図1は本発明によるシーケンスコン
トローラの実施例の基本構成を説明するブロツク図であ
って、1はCPU、2はシステムプログラムを格納した
ROM、3は複数の作業プログラム(ユーザプログラ
ム)を格納したRAM、4は自動化機械のセンサー出力
を取込み、またユーザプログラムの作業手順信号(制御
信号)を当該自動化機械に与えるための入出力インター
フェース、5は多チャンネルRAM3に格納された複数
のユーザプログラムを選択して切り換えるチャンネル切
り換えスイッチである。
【0020】同図において、CPU1はROM2に格納
されたシステムプログラムによって管理され、シーケン
スコントローラ全体の動作を制御する。一方、多チャネ
ルRAM3にはインターフェース4を介して接続した自
動化機械の複数の作業手順に対応する複数のユーザプロ
グラムが各チャンネルごとに格納されており、チャンネ
ル切り換えスイッチ5の操作により所要の作業に応じた
ユーザプログラムが選択される構成となっている。
【0021】すなわち、チャンネル切り換えスイッチ5
は、例えば0〜9の数字に対応して異なる作業内容のユ
ーザプログラムが設定されており、作業員はこのチャン
ネル切り換えスイッチの数字を選択するのみで、所要の
作業を自動化機械に実行させることができる。図2は本
発明によるシーケンスコントローラの1実施例の詳細な
構成を説明するブロツク図であって、図1と同一符号は
同一部分に対応し、6は自動化機械が実行したユーザプ
ログラムのシーケンス実行回数をカウントするカウン
タ、7はカウンタ6のカウントアップで当該シーケンス
の実行を終了させるオートスイッチ、8はプログラムラ
イター装着検知回路、9,10は入出力端子、100は
メインコントローラ、200はプログラムライター、4
00は自動化機械である。
【0022】同図において、メインコントローラ100
は、CPU1,ROM2,多チャンネルRAM3,イン
ターフェース4,カウンタ6,オートスイッチ7,プロ
グラムライター装着検知回路8,入出力端子9および1
0とから構成される。このメインコントローラ100
に、多チャネルRAM3に格納された複数のユーザプロ
グラムを選択するためのチャネル切り換えスイッチ5と
当該シーケンスプログラムの開始と終了を指示するため
の外部オートスイッチ11が設けられている。
【0023】そして、入出力端子9には制御対象である
自動化機械400の動作を把握するセンサー出力と各種
のアクチェータが接続され、そのセンサーからの出力が
メインコントローラ側に、またシーケンスプログラムに
応じた動作制御信号が自動化機械400のアクチェータ
側に与えられる。入出力端子10はプログラムライター
200を接続するためのもので、多チャンネルRAM3
に新規なユーザプログラムを書き込む場合、あるいは格
納されているユーザプログラムの一部書き換え、変更等
の必要がある場合にプログラムライター200を接続す
る。
【0024】CPU1は、プログラムライター装着検知
回路8によりプログラム・ライター200の接続を感知
し、メインコントローラ100をプログラム書き込みモ
ードに設定する。ユーザプログラムの書き込みあるいは
変更,修正の終了後、メインコントローラ100からプ
ログラム・ライター200を外すことにより、メインコ
ントローラ100はプログラムの実行待機モード(RU
Nモード)となる。
【0025】なお、ROM2はCPU110の動作を管
理するシステムプログラムと共に、シーケンスコントロ
ールの実行に必要な各種データを保持する。また、外部
オートスイッチ11は、多チャネルRAM3に格納され
たユーザプログラムの実行を指示する外付けのユーザス
イツチであって、このスイツチ11がオンしている間、
CPU110はユーザプログラムの最初から終了までを
繰り返し実行する。また、外部オートスイツチ500を
オフすると、実行中のプログラムは、その終了まで実行
を継続し、当該プログラムが終了した時点で予め設定さ
れたシーケンス実行回数がセットされたカウンタ6のカ
ウントアップによりオートスイッチ7がメインコントロ
ーラ100の動作が停止させる。すなわち、カウンタ6
に自動化機械が製作する製品の個数を予めセットしてお
くことによって、所定の製品を所定の数だけ製作した時
点で当該ユーザプログラムの実行が自動的に停止され
る。
【0026】このシーケンスコントローラは、多チャネ
ルRAM3に格納されたユーザプログラムにしたがって
自動化機械400に制御信号を供給する装置である。ユ
ーザプログラムは16進数の数字(0〜F)の組み合わ
せで構成され、その数字の一つひとつに意味を持たせる
ことで、少ない桁数で命令を書き込むことができるもの
である。
【0027】図3は本発明によるシーケンスコントロー
ラを構成するメインコントローラの1実施例の外観を説
明する(a)正面図、(b)(a)の矢印Aからみた底
面図、(c)(a)の矢印Bからみた側面図である。こ
のメインコントローラ100の正面パネルには、入力コ
ネクタ101、出力コネクタ102、およびそれらの接
続状態を示すモニター用表示器であるLED列103,
104が設けられている。そして、表示パネルの一部に
チャンネル切り換えスイッチ5が設置されている。この
チャネル切り換えスイッチ5は中央部にユーザプログラ
ムの種類を表示する数字窓53と、この数字窓に表示さ
れる数字を選択するアップボタン51とダウンボタン5
2とが設けてある。作業員は複数のユーザプログラムと
数字の対応表を参照してこのアップボタン51とダウン
ボタン52とで数字窓53に所要の数字を表示させるこ
とで所要のユーザプログラム,すなわち所望とする作業
手順の種類を選択設定する。なお、105は電源表示用
LEDである。
【0028】メインコントローラ100の底面には
(b)に示したように、プログラムライター200を接
続するためのプログラムライター接続コネクター106
が設けられ、また、側面には(c)に示したように拡張
入出力接続コネクター107が設けられている。この拡
張入出力接続コネクター107は、後述するように、メ
インコントローラ100に備えた入力コネクタ101、
出力コネクタ102では入出力点が不足するような場合
に設ける拡張コントローラ100’を接続するためのも
のである。
【0029】なお、メインコントローラ100に設けら
れる入力コネクター101は、例えば40ピンコネクタ
であり、出力コネクタ5は例えば10ピンコネクタであ
る。図4は本発明によるシーケンスコントローラの1実
施例の接続状態の説明図であって、メインコントローラ
100には、前記図3のプログラムライター接続コネク
ター106にプログラム出力ケーブル204を介してプ
ログラムライター200が雪像されるように構成されて
いる。
【0030】プログラムライター200には、プログラ
ムデータ表示器201、アドレス表示器202、プログ
ラム打ち込みキー203が備えられている。各キーには
そのモニター用のLEDが設けられている。拡張コント
ローラ100’は、入力点数,出力点数がメインコント
ローラ100の収容数を越える場合に増設して使用する
ものであり、メインコントローラ100と接続する入出
力ケーブル104’を図3に示された拡張入出力接続コ
ネクター107に接続して用いる。なお、図中’を付し
た符号はメインコントローラ100の同一符号に対応し
た同機能部分である。
【0031】プログラムライター200によるプログラ
ムデータの指示方法は、(1)ブロック番号→(2)個
別端子番号→(3)オンまたはオフ、と入力すること
で、その端子に対する命令が成立する。このような方法
を採用したことでプログラムの組み立てが極めて簡単に
なる。それ故、プログラムを全て数字のみで表現して設
定可能である。
【0032】また、アドレスを1命令1ステップで表示
することでプログラムの確認が容易である。プログラム
の書込みは、適用する自動化機械の一連の動作をまず文
章で表現し、それをそのままプログラムライター200
で一節づつ区切って書き込むことにより実行できる。
【0033】入出力端子9に接続される自動化機械のセ
ンサーやアクチェータ等の外部負荷はその端子番号と同
一化されるので、文章内では外部負荷を端子番号として
表現でき、このことにより、本発明によるシーケンスコ
ントローラを使用するユーザは自己の自動化機械の動作
手順さえ知っていればよいことになる。すなわち、本発
明によるシーケンスコントローラは、全て入出力端子の
みを基準として動作するので、コンピュータプログラム
の知識を持たなくても容易に使用できる。
【0034】図5は本発明の1実施例におけるチャンネ
ル切り換えスイッチの構成例の説明図であって、3は多
チャンネルRAM、50は16進デジタルスイッチ、R
は接地抵抗器である。また、図6は設定するチャンネル
番号の数字とユーザプログラム領域の対応例の説明図で
ある。
【0035】図5に示したように、本発明によるシーケ
ンスコントローラでは、多チャンネルRAM3をハード
ウエア的にアドレス制御し、これにより複数のチャンネ
ルに分割して複数のユーザプログラムを選択できるよう
に構成したものである。同図では、256kバイトRA
Mを16バイト毎の16の領域に分割し、それぞれ1〜
Fの16の領域に図6に示したようなメモリーマップを
割当てている。
【0036】この例では、16種類のユーザプログラム
を多チャンネルRAM3に格納でき、各々のチャンネル
での書込み,読み出しが独立しており、書込み,読み出
しが他のチャンネルには全く影響しない構成となってい
る。例えば、 チャンネル”0”←a型製品製造用プログラム チャンネル”1”←b型製品製造用プログラム チャンネル”2”←c型製品製造用プログラム チャンネル”4”←d型製品製造用プログラム チャンネル”5”←e型製品製造用プログラム チャンネル”6”←f型製品製造用プログラム チャンネル”7”←g型製品製造用プログラム チャンネル”8”←h型製品製造用プログラム チャンネル”9”←i型製品製造用プログラム チャンネル”A”←j型製品製造用プログラム チャンネル”B”←k型製品製造用プログラム チャンネル”C”←l型製品製造用プログラム チャンネル”D”←m型製品製造用プログラム チャンネル”E”←n型製品製造用プログラム チャンネル”F”←o型製品製造用プログラム のように、プログラムライター200で各チャンネルに
書込む。
【0037】例えば、d型の製品を製作する場合は、チ
ャンネル切り換えスイッチ5を数字”4”に設定し、外
部オートスイッチ11を操作するのみでd型の製品を製
作するユーザプログラムによるシーケンスコントロール
が開始される。図7は本発明によるシーケンスコントロ
ーラをコイルの自動巻線機に適用したより具体的な実施
例の説明図であって、71は巻線用モーター、72は電
源供給ブラシ、73はコイル末端固定器、74はコイル
となる線材、75はコイルとなる線材を供給する材料供
給器、76は材料供給器を移動させる材料供給器移動モ
ーター、77は線材を切断する電動ニッパー、78はニ
ッパー移動器、79は製品取り出し器、80はコイル末
端加工処理器、81はコイル末端固定器の回転を検出す
る回転センサー、82は巻線治具である。なお、6は図
2におけるカウンタ、7はオートスイッチである。
【0038】同図に示した自動巻線機は、任意のコイル
巻数と数種類の末端形状加工ができる機能を持ったもの
であり、以下、この自動巻線機を用いて数種類の末端形
状をもつコイルの製作について説明する。上記自動巻線
機は次のようなシーケンスで線材を巻いて所要の形状を
有するコイルを製作する。 (1)まず、ボビンに巻回した線材74を搭載した材料
供給機75が、供給器移動モーター76(M1 )により
コイル末端固定器73(S0 )側に移動され、その線材
末端を図中x1 で示したようにコイル末端固定器73に
固定する。 (2)線材末端を固定した後、材料供給機75はもとの
位置に戻り、x0 で示したように巻線治具82の上方に
線材が位置するように停止する。 (3)巻線用モータ71(M2 )が回転し、巻線治具8
2への線材の巻回を開始し、予め設定された巻線数を回
転センサー81(S1 )で検出した時点で巻線用モータ
ー71(M2 )の回転が停止する。 (4)電動ニッパー77(M3 )がニッパー移動器78
(M5 )によって矢印A方向に移動し、巻回したコイル
と材料供給器間で線材を切断し、切断したコイル末端を
保持する。 (5)末端加工処理器80(M4 )が動作して電動ニッ
パー77が保持したコイル末端を固定し、電動ニッパー
77はコイル末端の保持を解除して電動ニッパー78
(M5 )はもとの位置に後退する。 (6)末端加工処理器80(M4 )は設定された末端加
工を行い、加工したコイル末端を開放する。 (7)製品取り出し器79(M6 )が矢印B方向に移動
し、末端固定器73(S 0 )が線材末端を開放する。 (8)製品取り出し器79(M6 )が矢印Bと逆方向に
移動してコイルを巻線治具82から引出し、下方に設置
した受け箱(図示せず)に落下させる。 (9)製品取り出し器79(M6 )は動作した数値をカ
ウンタ6に送る。 (10)カウンタ6のカウント値が設定値に達しないと
(1)に戻る。 (11)カウンタ6のカウント値が設定値に一致する
と、そのカウントアップ信号でオートスイッチ7
(S2 )が動作し、巻線機は停止する。
【0039】図8は図7に示した各駆動部と入出力チャ
ンネルの対応の説明図であって、道標に示したように接
続して多チャンネルRAM3の当該チャネルの0〜Fの
アドレスに書き込んでおく。図9はコイル末端の処理の
種類についてのチャンネル設定例の説明図であって、
[0]はコイル巻線数が5でコイル末端加工なし(末端
は長さlで切断する)を、[1]はコイル巻線数が10
でコイル末端加工は一方端のみの加工の実行を、[2]
はコイル巻線数が8でコイル末端加工は両端とも行う作
業の実行を意味する。
【0040】このようにして、シーケンスコントローラ
のチャンネル切り換えスイッチ5を[0]に選択すれば
コイル巻線数が5でコイル末端加工なしのコイルを、
[1]に選択すればコイル巻線数が10でコイル末端加
工は一方端のみ実行したコイルを、[2]に選択すれば
コイル巻線数が8でコイル末端加工は両端とも実行した
コイルが、カウンタ6に設定した所定数だけ自動的に製
作される。
【0041】そして、このチャンネル切り換え操作は、
コンピユータプログラムの知識を必要としないため、現
場作業員が容易に行うことができ、工場生産効率を大幅
に向上することが可能となる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
入出力端子を基準として自動化機械の動作を手順設定
し、少ない桁数で命令を打ち込む構成のシーケンスコン
トローラにおいて、そのユーザプログラムを格納するR
AMを複数の異なったユーザプログラム格納領域の複数
チャネルに分割すると共に、分割された複数のチャンネ
ルを数字の選択のみで指定する構成としたことにより、
コンピユータプログラムについての知識を有することな
く、当該自動化機械に複数の異なったシーケンスを実行
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるシーケンスコントローラの1実
施例の基本構成を説明するブロツク図である。
【図2】 本発明によるシーケンスコントローラの1実
施例の詳細な構成を説明するブロツク図である。
【図3】 本発明によるシーケンスコントローラを構成
するメインコントローラの1実施例の外観を説明する
(a)正面図、(b)(a)の矢印Aからみた底面図、
(c)(a)の矢印Bからみた側面図である。
【図4】 本発明によるシーケンスコントローラの1実
施例の接続状態の説明図である。
【図5】 本発明の1実施例におけるチャンネル切り換
えスイッチの構成例の説明図である。
【図6】 設定するチャンネル番号の数字とユーザプロ
グラム領域の対応例の説明図である。
【図7】 本発明によるシーケンスコントローラをコイ
ルの自動巻線機に適用したより具体的な実施例の説明図
である。
【図8】 図7に示した各駆動部と入出力チャンネルの
対応の説明図である。
【図9】 コイル末端の処理の種類についてのチャンネ
ル設定例の説明図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 システムプログラムを格納したROM 3 多チャンネルRAM 4 入出力インターフェース 5 チャンネル切り換えスイッチ 6 シーケンス実行回数をカウントするカウンタ 7 オートスイッチ 8 プログラムライター装着検知回路 9,10 入出力端子 100 メインコントローラ 200 プログラムライター 400 自動化機械

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPUと、前記CPUのシステムプログ
    ラムを格納するROMと、自動化機械の一連の動作を制
    御するユーザプログラムを格納するRAMと、前記CP
    Uと前記自動化機械のセンサー出力および前記自動化機
    械のアクチェータへのオン/オフ制御信号出力とを接続
    する入出力インターフェースとを有するメインコントロ
    ーラ、および前記RAMにユーザプログラムを書き込む
    ためのプログラムライターとからなるシーケンスコント
    ローラであって、 前記RAMが、複数のユーザプログラムを格納する複数
    のチャンネルに分割された多チャンネルRAMで構成す
    ると共に、前記多チャンネルRAMに格納された複数の
    チヤンネルから所要のチャンネルを選択するチヤンネル
    切り換えスイッチを備えたことを特徴とするシーケンス
    コントローラ。
  2. 【請求項2】 CPUと、前記CPUのシステムプログ
    ラムを格納するROMと、自動化機械の複数の作業に対
    応してその各作業の一連の動作を制御する複数のユーザ
    プログラムを格納する多チャンネルRAMと、前記CP
    Uと前記自動化機械のセンサー出力および前記自動化機
    械のアクチェータへのオン/オフ制御信号出力とを接続
    する入出力インターフェースと、前記自動化機械が実行
    したシーケンスの回数をカウントするカウンタと、前記
    カウンタのカウントアップ出力で所定のシーケンス動作
    を停止させるオートスイッチと、前記多チャンネルRA
    Mに格納されたユーザプログラムを書き換えるプログラ
    ムライターの装着を検知するプログラムライター装着検
    知回路と、前記多チャンネルRAMの複数チャンネルか
    ら所要のユーザプログラムを格納したチャンネルを選択
    するチャンネル切り換えスイッチとを備えたメインコン
    トローラ、および前記多チャンネルRAMにユーザプロ
    グラムを書き込むためのプログラムライターとから構成
    したことを特徴とするシーケンスコントローラ。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記自動化機械の動
    作を開始あるいは停止させるための外部オートスイッチ
    を備えたことを特徴とするシーケンスコントローラ。
  4. 【請求項4】 請求項2または3のシーケンスコントロ
    ーラに、前記自動化機械との間の入出力点数を増加する
    ための拡張コントローラを備えたことを特徴とするシー
    ケンスコントローラ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007025984A (ja) * 2005-07-14 2007-02-01 Toshiba Corp 検査装置
JP2019220135A (ja) * 2019-01-10 2019-12-26 ソフトサーボシステムズ株式会社 モーション制御プログラム、モーション制御方法及びモーション制御装置
US11300939B2 (en) 2018-06-22 2022-04-12 Soft Servo Systems, Inc. Motion control program, motion control method, and motion control device
US11314217B2 (en) 2018-06-22 2022-04-26 Soft Servo Systems, Inc. Motion control program, motion control method, and motion control device
US11392103B2 (en) 2018-06-22 2022-07-19 Soft Servo Systems, Inc. Motion control program, motion control method, and motion control device

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