JPH05297517A - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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JPH05297517A
JPH05297517A JP9970092A JP9970092A JPH05297517A JP H05297517 A JPH05297517 A JP H05297517A JP 9970092 A JP9970092 A JP 9970092A JP 9970092 A JP9970092 A JP 9970092A JP H05297517 A JPH05297517 A JP H05297517A
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layer
light
emulsion
group
laser
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JP9970092A
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English (en)
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Masahide Sasai
正秀 笹井
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】1つの感材で多くの、光源の異なるレーザーイ
メージャーに対応しうることができかつ明室下で取り扱
いうるハロゲン化銀感材を提供する。 【構成】支持体上に少なくとも1層のレーザー光に感光
するハロゲン化銀乳剤層(乳剤層A)を有するハロゲン
化銀写真感光材料において、「該乳剤層Aに下記B、及
び/又はCを含有し」及び/又は、「該乳剤層Aより外
側(支持体より遠い側)に下記B及び/又はCを含有す
る紫外光及び/又は可視光を吸収しうる層を有し」、前
記要件により乳剤層Aの室光に対する感度が1/2 以下と
なっており、かつ該乳剤層Aより支持体に近い層、支持
体の反対側の層及び支持体中のいずれかに可視光を吸収
する物質を含有することを特徴とするハロゲン化銀写真
感光材料。 B:紫外線吸収剤及び/又は、可視光を吸収する染料 C:有機減感剤及び/又は、無機減感剤

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザー光源で露光す
るハロゲン化銀写真感光材料に関するものであり、特に
室光下で取り扱いができ波長の異なる少くとも2種のレ
ーザー光源に適性を有する感材に関する。
【0002】
【従来の技術】近年医療用画像診断装置は、コンピュー
ター技術の進展にともいな増加の一途をたどっている。
画像診断装置の発達にともない診断画像のハードコピー
もますます増加しており、中でもレーザーイメージャー
は高速かつ高精細な画像記録システムとして設置台数が
急増している。設置台数の増加にともないレーザーイメ
ージャーのレーザー光源の種類が増えこれに対応し感材
の種類も光源に合わせて増加している。そのため、各レ
ーザーイメージャー毎に在庫のフィルムを管理するなど
煩雑になっている。またレーザーイメージャーの設置
は、新しい診断モダリティーの設置場所の近くが多く、
既存の暗室設備から結果として離れていることが多いた
め、フィルム入れ換え等にいちいち暗室へ行くことが煩
雑であり、室光下でフィルムを取り扱いたいとする要望
が非常に強い。要望に対しては、明室装填用にフィルム
包装と機器(レーザーイメージャー)をシステム化し、
室光下で取り扱えるようにすることが行なわれている。
この方法は各社各様でありレーザーイメージャー機器メ
ーカーの数だけ包装型式の数がある。これら明室包装
は、レーザーイメージャー毎の専用包装であり、前述の
レーザー光源に対する感材の種類増に加え包装毎の種類
増も招いており、ただでさえ煩雑なフィルムの管理をい
っそう難しいものにしていた。また明室包装は、感材を
包むという機能に包材を取り去るという機能を持たせて
いる為、包材面積が大きくコスト面、エコロジカル面に
問題がある。また包装作業がやりにくく人手がかかり包
材取りのぞきもコツがいる場合が多いなど問題が多かっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、各種
レーザーイメージャーが増すに伴い、レーザー光源や明
室装填用包装に対応し、その数を増してきた感材の数を
減らすことのできる、すなわち一感材で光源の異なるレ
ーザーイメージャーに対応でき、かつレーザーイメージ
ャー毎に専用化した明室包装を必要としない。各種レー
ザーイメージャーに対応できる感材を供給することにあ
る。また包装材料に包装を取り除く機能を持たせる事に
付随して発生する諸問題を解決することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、支持体
上に少なくとも1層のレーザー光に感光するハロゲン化
銀乳剤層(乳剤層A)を有するハロゲン化銀写真感光材
料において、「該乳剤層Aに下記B、及び/又はCを含
有し」及び/又は、「該乳剤層Aより外側(支持体より
遠い側)に下記B及び/又はCを含有する紫外光及び/
又は可視光を吸収しうる層を有し」、前記要件により乳
剤層Aの室光に対する感度が1/2以下となっており、
かつ該乳剤層Aより支持体に近い層、支持体の反対側の
層及び支持体中のいずれかに可視光を吸収する物質を含
有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料によ
り達成された。 B:紫外線吸収剤及び/又は、可視光を吸収する染料 C:有機減感剤及び/又は、無機減感剤
【0005】本発明におけるC含有層として、減感剤を
用いて極端に感度を低下せしめたハロゲン化銀乳剤層を
用いることができる。無機減感剤としてはロジウム塩、
イリジウム塩、塩化第2銅等を挙げることができ、これ
ら無機減感剤はハロゲン化銀粒子形成中に添加されるこ
とが好ましい。有機減感剤としては、ピナクリプトール
イエロー、フェノサフラニンなどの他に、窒素原子を含
むヘテロ環系減感剤も用いることができる。例えば、5
−ニトロベンズイミダゾール、2−(オルトニトロスチ
リル)−3−エチルベンゾチアゾリウム、アイオダイ
ド、2−(o,p−ジニトロスチリル)−ベンジチアゾ
ール、6−ニトロ−ベンゾ−1,2,3−トリアゾー
ル、4−クロロ−ベンゾ−1,2,3−トリアゾール、
2−メチル−6−ニトロベンゾチアゾールメト−p−ト
ルエンスルホネート、2−(p−ニトロスチリル)−キ
ノリン−メト−p−トルエンスルホネート、4−(p−
ニトロスチリル)−キノリン−エチルサルフェート、1
−エチル−7−ニトロ−キノリウムエチルサルフェー
ト、1,3−ジアミノ−5−ベンジルフェナジウムクロ
ライド、2−メチル−5−クロロベンズイミダゾール、
2−メルカプトベンツイミダゾール、5−メルカプト−
6−クロロベンズイミダゾールの他に、下記一般式
(I)で表わされる化合物を挙げることができる。
【0006】
【化1】
【0007】式中、R1 、R2 はそれぞれアルキル基を
表わし、Xはハロゲン原子を表わす。一般式(I)で表
わされる化合物の内、特に好ましいものは、3−エチル
−3′−メチル−6′−ニトロチアゾリノチアシアニ
ン、アイオダイド(3-ethyl-3′-methyl-6 ′-nitrothia
zolinothiacyanine iodide) である。さらに減感剤とし
ては下記化合物も用いることができる。
【0008】
【化2】
【0009】これらの無機減感剤は、10-6モル/モル
−Ag以上含有させることが好ましい。特に10-6〜10
-1モル/モル−Agが好ましい。また、有機減感剤は、1
-5モル/モル−Ag以上含有させることが好ましい。特
に10-5〜0.5モル/モル−Agが好ましい。
【0010】本発明にかかわるレーザー感光性ハロゲン
化銀乳剤の室光遮蔽層に用いるハロゲン化銀乳剤は、例
えば臭化銀、沃臭化銀、塩化銀、塩臭化銀、塩沃化銀、
塩沃臭化銀等のいずれでも良い。中でも定着液への溶解
性が高く下層のレーザー感光性ハロゲン化銀乳剤層への
悪影響の少ない、ハロゲン化銀中の塩化銀モル数の高い
ものが好ましい。特に好ましくはハロゲン化銀中の塩化
銀モル数が20モル%以上である。平均粒径は0.5μ
以下が好ましい。(平均粒径の測定は例えばプロジェク
テッドエリア法、数平均法による測定で求めることがで
きる。)特に好ましくは0.35μ以下である。粒子形
状は立方体、八面体、十四面体、じゃがいも状、球状、
板状粒子径が粒子厚の5倍以上の平板状など変則的な結
晶形を有するものでも良い。例えば、特開昭63−23
154号、同58−113927号、同58−1139
28号、同58−127921号、同54−10563
6号、同60−147727号、同63−138342
号、同63−284272号、同63−305343号
で開示されているものである。粒子分布としては単分散
でも多分散でも良いが、単分散である方が好ましい。本
発明にかかわる感光乳剤層、室光遮蔽層は、支持体の両
面にあっても支持体のいずれか一方の面にあっても良
い。
【0011】本発明に用いられる染料は300〜750
nmにピークを有し、より好ましくは350nm〜700nm
にピークを有する染料(紫外線吸収剤を含む)である。
具体例としては、特開昭62−210458号、同63
−104046号、同63−103235号、特願昭6
2−43704号、同62−218648号、特開昭6
3−306436号、同63−314535号、特願昭
60−206258号などに記載されている。本発明に
好ましく用いられる300〜420nmに吸収ピークを有
する化合物としては、例えば、アリール基で置換された
ベンゾトリアゾール化合物、4−チアゾリドン化合物、
ベンゾフェノン化合物、桂皮酸エステル化合物、ブタジ
エン化合物、ベンゾオキサゾール化合物さらに紫外線吸
収ポリマーを用いることができる。本発明で使用される
紫外線吸収剤は水溶性、油溶性あるいはラテックス状な
ど性状をとわない。さらに特に好ましく用いられる染料
としては下記一般式(D−1)、(D−2)、(D−
3)又はは(D−4)で表わされる化合物で吸収極大が
300〜420nmである化合物である。
【0012】
【化3】
【0013】式中、R1 ″は−OXまたは−N(X)(Y)−
で表される原子団であって、X及びYは水素原子、アル
キル基、シアノアルキル基、カルボキシアルキル基、ス
ルホアルキル基、ヒドロキシアルキル、ハロゲン化アル
キル基または置換されてもよいアルキル基或いはナトリ
ウム・カリウム塩を表し、R2 ″とR3 ″は水素原子、
ハロゲン原子、アルキル基、ヒドロキシ基、アルコキシ
基、アルキルチオ基、または前記の−OX基と同様の基
を表し、Qは少なくとも一つのハロゲン原子、カルボキ
シ基、スルホ基、またはスルホアルキル基或いはそのナ
トリウム・カリウム塩で置換されたフェニル基またはス
ルホアルキル基、スルホアルコキシアルキル基、スルホ
アルキルチオアルキル基を、またLは置換されてもよい
メチン基を表す。R4 ″はアルキル基、カルボキシ基、
アルキルオキシカルボニル基或いはアシル置換、非置換
のアミノ基を表す。mは整数1または2を、nは整数0
または1をそれぞれ示す。R5 ″、R5 ″、R8 ″、R
9 ″及びR10″は水素原子、ハロゲン原子、アルキル
基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、アミノ基、アシルア
ミノ基、カルボキシル基またはスルホン基或いはそのナ
トリウム・カリウム塩を表し、R7 はアルキル基または
カルボキシル基を表す。式中R11″及びR12″はアルキ
ル基、置換アルキル基、アリール基、アルコキシカルボ
ニル基またはカルボキシル基を表し、R13″及びR14
はスルホン酸基もくしはカルボキシル基で置換されたア
ルキル基またはスルホン酸基もしくはカルボキシル基ま
たはスルホン酸基で置換されたアリール基或いはそのナ
トリウム・カリウム塩を表し、Lは置換もしくは未置換
のメチン鎖を表す。Mはナトリウム、カリウムまたは水
素原子を表し、pは0または1を表す。式中
1 ′′′、R2 ′′′ R3 ′′′、R4 ′′′はア
ルキル基、ヒドロキシアルキル基、シアノ基、アルキル
シアノ基、アルコキシ基及びスルホアルキル基を表す。
5 ′′′及びR6 ′′′はスルホン酸基、アルキルス
ルホン酸基を表す。以下に本発明で好ましく用いられる
染料の具体的化合物例を示すが本発明はこれに限定され
るものではない。
【0014】
【化4】
【0015】可視光を吸収する染料としては、350nm
〜750nmを吸収する染料のうち350nm〜500nmを
吸収する染料、例えばスチリル系、ピラゾロン系の染料
が好ましい。紫外線吸収剤と上記染料の組み合わせは特
に好ましい。特にアルゴンレーザー、He−Neレーザ
ー、赤色半導体レーザー、赤外線半導体レーザー等の光
源を用いたレーザーイメージャー用の感材に好ましく用
いられる。特に好ましく用いられる黄色染料を例示する
と下記のものがある。
【0016】
【化5】
【0017】但し、R1 、R2 はそれぞれ水素原子、ア
ルキル基又はアルコキシ基(C=4〜14)を表わし、
いづれか一方はアルキル基又はアルコキシ基である。R
3 はアルキル基又はアルコキシ基(C=1〜4)を表わ
し、Mは水素原子)、アルカリ金属原子又は置換アンモ
ニウム基を表わし、m、nはそれぞれ0又は1である
が、いづれかは1である。上記一般式で表わされる化合
物の内、特に好ましいものは、1−パラースルホフェニ
ル−3−メチル−4−p−n−アミルオキシフェニルア
ゾピラゾール−5−オン、ソジウム塩である。
【0018】本発明にかかるレーザー感光性ハロゲン化
銀感光材料が使用される室内光の光源は、赤外線の発生
の少ないものが好ましい。タングステン灯など赤外線発
生量の多い光源の場合には、赤外線吸収フィルターなど
を組み合わせるのが良い。さらに紫外線発生量の少ない
光源であれば特に好ましい。特に好ましくは、Hg、C
d、Zn、He、Ne、A、Kr、Xe、Na、Rb、
Cs、K、I等のガス又は蒸気を少くとも1種封入した
ランプである。これらのランプに適当なフィルターを組
み合わせることはさらに好ましい。また蛍光灯も好まし
く使用できる。希土類元素を含んだ蛍光体を用いた蛍光
灯は特に好ましい。また褪色防止用や夜行性昆虫飛来防
止用として市販されている蛍光灯(例えば紫外線吸収フ
ィルター付など)は好ましく使用できる。また色物蛍光
灯(例えば青白色、緑色、桃色)や効果演色照明用蛍光
灯なども好ましく使用できる。これらの蛍光灯の内、青
白色色物蛍光灯(例えば東芝 FL40-BW) 、緑色色物蛍光
灯(例えばFL40-G) は特に好ましい。これらのランプは
乳白色アクリル製などの照明器具に収納されて使用され
ることが好ましい。一般に照明器具に用いられるアクリ
ル等の合成樹脂材料は、照明器具としての変褪色を防止
するため、紫外線吸収剤が練り込まれている。例えば三
菱レーヨン(株)製、乳白色アクリル板#422使用の
照明器具などがある。これらの室内照明光(により)5
0lx以上の明るさのもとで本発明にかかわる感光材料を
取り扱うことができる。通常レーザー感光性ハロゲン化
銀感光材料の暗室光は0.5lx程度の明るさであり大巾
に明るいことが判る。これらの光源に各種のシャープカ
ットフィルター(例えば富士写真フイルム(株)製SC
−42)やバンドパスフィルター(例えば富士写真フイ
ルム(株)製BPB−50)などの光学フィルターを組
み合わせることはさらに好ましい。
【0019】室内光がナトリウムランプなどの黄色光で
照明されている場合には、青色染料、例えば米国特許第
3,260,601号に開示されている染料や銅フタロ
シアニンを好ましく用いることができる。この場合、特
に紫外線レーザーやHe−Neレーザー、アルゴンレー
ザー、赤色半導体レーザー、紫外線半導体レーザー等の
光源を用いたレーザーイメージャー用の感光材料に好ま
しく用いられる。特に好ましくは赤外線半導体レーザー
イメージャーに対するものである。
【0020】本発明にかかわる染料は、水溶性向上のた
め、スルホン酸基、カルボン酸基を有するものが好まし
い。これらの染料は、乳剤層、中間層、保護層、その他
の親水性コロイド層のいずれに添加しても良い。また、
これらの化合物は任意の実質的に固定されても良い。こ
の場合乳剤層もしくは乳剤より外側の層に存在すること
が好ましい。これらの染料を固定化する媒染剤として
は、特公昭43−10254号、米国特許第2,54
8,564号、同2,882,156号、同3,44
4,138号等に記載のものが使用される。特に、世界
特許公開(WO)−8804794に記載された染料固
体粒子微結晶分散体を好ましく用いることが出来る。こ
れらの染料が水に不溶又は難溶の場合、高沸点溶媒又は
/及び低沸点溶媒を用いて分散し、分散液の形で使用す
ることが好ましい。本発明にかかわるこれらの染料は所
期の目的に有効ならいかなる濃度で使用してもよい。こ
れらの染料はゼラチン中に0.01〜5重量%相当の含
量にすることが好ましい。
【0021】本発明のレーザー感光性ハロゲン化銀乳剤
を感光させるレーザー光が比較的大容量の時、本来遮光
層に用いる極度に低感度の乳剤層を画像形成用に適用で
きるよう考慮しておくことで画像形成に用いることがで
きる。特に非銀塩のレーザー記録材料、例えば塩基性染
料前駆体並びに顕色剤にてレーザー起因の熱的感熱材料
として形成された記録材料(例えば特願平3−6268
4号)を用いるレーザーイメージャーで、記録材料の保
存性が問題となる場合にのみ保存性に優れたハロゲン化
銀材料を用いたい場合がある。このような場合、本来使
用される材料は非感光性のため、レーザーイメージャー
全体の遮光は充分にされていない。そのため感光材料自
身が室光に対して非感光性であり、かつレーザー光に対
して感光性を有するものでなければ使用不能である。こ
のような場合、本発明のレーザー感光性ハロゲン化銀材
料は好ましく用いられる。
【0022】本発明の感材には、各感光乳剤層の各層又
は支持体の少くともいずれか一方の側には、アンチハレ
ーション層を設けるのが好ましい。またアンチハレーシ
ョン層は乳剤層と支持体間に設けてもよい。また支持体
に混ぜたり含浸させたりしても良い。またアンチハレー
ション層は複数のレーザー露光が与えられるような場
合、中間層とするなど複数層に分けても良い。またバッ
ク層中にアンチハレーション染料を含有させても良い。
【0023】本発明に用いるハロゲン化銀乳剤の種類は
ネガ型、電子捕獲剤使用の予被型、オートポジ造核剤使
用の内部潜像型オートポジ等のハロゲン化銀乳剤ならい
づれでもよい。本発明に用いる感光性ハロゲン化銀は、
例えば臭化銀、沃臭化銀、塩化銀、塩臭化銀、塩沃化
銀、塩沃臭化銀などでよいが、特に、臭化銀、沃臭化
銀、塩臭化銀、塩沃臭化銀が好ましい。ハロゲン化銀中
の沃化銀は0〜4モル%が好ましく、0〜2モル%が特
に好ましい。ハロゲン化銀中の塩化銀は80モル%以下
が好ましく、40モル%以下であることが更に好まし
い。
【0024】これらの乳剤は平均粒径(例えば、プロジ
ェクテッドエリア法、数平均法による測定で)約0.2
から0.6μの乳剤粒子からなるものが好ましい。平均
粒径0.25〜0.5μはさらに好ましい。乳剤は粗粒
子と微粒子の混合粒子でもよい。粒子形状は立方体、八
面体、十四面体、じゃがいも状、球状、板状、粒子径が
粒子厚の5倍以上の平板状(詳しくはリサーチ・ディス
クロジャー(RESEARCH DISCLOSURE)Item No. 2253
4、p.20〜p.58(1983年1月に記載)など変則
的な結晶形を有するものでもよい。これら感光性乳剤に
実質的に非感光性乳剤(例えば、内部のかぶった微粒子
乳剤)を混合して用いてもよい。勿論別々の層に塗りわ
けてもよい。
【0025】とりわけ、特開昭63−23154号に記
載の粒子や特開昭58−113927号、同58−11
3928号、同58−127921号、同59−105
636号、同60−147727号、同63−1383
42号、同63−284272号、同63−30534
3号で開示されているような平板粒子が好ましい。使用
されているハロゲン化銀粒子としては、単分散粒子を用
いることが好ましいが、一般的な多分散粒子や、上記平
板粒子とを任意の割合で組合せ用いることができる。本
発明において単分散粒子を用いる態様を採用する場合、
好ましい単分散粒子としては例えば特開昭59−109
45号、同59−177535号、同62−12344
5号で開示されている粒子及び付随技術を用いることが
できる。又、平板粒子を用いる場合は特開昭58−11
3927号、同58−127921号、同63−138
342号、同63−284272号、同63−3053
43号で開示されている粒子及び付随技術を用いること
ができる。これらのハロゲン化銀粒子は現像進行性が速
く、迅速処理でも感度や特性曲線のコントラスト低下を
軽減できる。特に平板状粒子は、固有増感剤やオルソ増
感剤、パンクロマチック増感剤と組み合わせて使用した
時、増感率が高くかつ赤外線の透過率が一般に高い為、
赤外線レーザー光のエネルギー損失が少くでき、赤外線
レーザー、感光乳剤層の上層や赤外線レーザー光感光乳
剤と混合して使用することが好ましい。特に赤外線レー
ザー感光乳剤層の上層に用いることが好ましい。
【0026】He−Neレーザー(633nm)と半導
体レーザー(780nm)の両方に感度の適性をもたせ
るにはパンクロ増感色素と赤外増感色素を併用するのが
よい。またHe−Neレーザー(633nm)と半導体
レーザー(678nm)の両方に感度の適性をもたせる
には2種類のパンクロ増感色素を用いるのがよい。本発
明に用いられる分光増感剤としては、赤外、パンクロ、
オルソ、レギャラーのいづれもが挙げられる。本発明に
おいて赤外分光増感剤として、例えば特開昭63−89
838号に記載されているようなトリカルボシアニン色
素および/または4−キノリン核含有ジカルボシアニン
色素の少なくとも1つを用いることができる。また特開
昭59−192242号、特開昭59−191032号
の記載のものが用いられる。またパンクロ増感色素とし
ては特公昭43−4933号、特公昭60−45414
号に記載のものが用いられる。本発明に用いられる上記
の分光増感色素はハロゲン化銀1モル当り10-7〜10
-2モル、好ましくは10-6〜10-3モルの割合でハロゲ
ン化銀写真乳剤中に含有される。本発明に用いる前記の
分光増感色素は直接乳剤中へ分散することができる。ま
た、これらはまず適当な溶媒、例えばメチルアルコー
ル、エチルアルコール、メチルセロソルブ、アセトン、
水、ピリジンあるいはこれらの混合溶媒などの中に溶解
され、溶液の形で乳剤へ添加することもできる。色素の
添加時期は通常化学増感後の場合が多いが、粒子形成中
でも化学増感前でもよい。また溶解に超音波を使用する
こともできる。乳剤への添加には米国特許第2,91
2,343号、同第3,342,605号、同第2,9
96,287号、同第3,429,835号などに記載
の方法も用いられる。また上記分光増感色素は適当な支
持体上に塗布される前にハロゲン化銀乳剤中に一様に分
散してもよいが、前述のようにハロゲン化銀乳剤中の調
製のどの過程においても分散することができる。またさ
らに、本発明において他の増感色素も用いることができ
る。例えば米国特許第3,703,377号、同第2,
688,545号、同第3,379,060号、同第
3,615,635号、同第3,628,964号、英
国特許第1,242,588号、同第1,293,86
2号、特公昭43−4936号、同44−14030
号、同43−10773号、米国特許第3,416,9
27号、特公昭43−4930号、米国特許第3,61
5,613号、同第3,615,632号、同第3,6
17,295号、同第3,635,721号などに記載
の分光増感色素を用いてもよく、また上記赤外増感色素
とこれらの分光増感色素を併用することもできる。
【0027】本発明において前述の増感色素と共に、特
開昭63−89838号に記載されている化合物を強色
増感効果を更に高める目的で使用することができる。ま
た更に、前述の増感色素と共に特開昭63−89838
号に記載されているような保存性改良剤を組合わせて乳
剤中のハロゲン化銀1モル当り約0.01〜5gの量で
用いることができる。前記強色増感剤と保存性改良剤は
前述した分光増感色素の添加よりも先に乳剤中へ添加さ
れてもよいし、あとに添加されてもよい。またこれらは
分光増感色素と別々に溶解し、これらを別々に同時に乳
剤中へ添加してもよいし、混合した後乳剤中へ添加して
もよい。これら分光増感された乳剤は乳剤同志を混合し
ても良いし、別々の層に塗り分けても良い。
【0028】本発明に用いられるパンクロ増感色素とし
ては特に制限はないが、特公昭43−4933号、特公
昭60−45414号、特開平2−124560号公報
の一般式(II) の増感色素及びその化合物例II−1〜II
−35及び同1−179143号公報の一般式(II)の
増感色素及びその化合物例II−1〜II−32を好ましく
用いることができる。特に下記一般式(II) の増感色素
が好ましい。
【0029】
【化6】
【0030】式中、R1 及びR2 は各々同一であっても
異っていてもよく、それぞれアルキル基、置換アルキル
基を表わす。Rは水素原子、低級アルキル基、フェニル
基、ベンジル基を表わす。Z1 及びZ2 は各々同一であ
っても異っていてもよく、それぞれ5員又は6員の含窒
素複素環を完成するに必要な非金属原子群を表わす。但
し、Z1 とZ2 のうち少なくとも1つはチアゾール核、
セレナゾール核、キノリン核である。Xは酸アニオンを
表わす。m、n及びpは各々、1又は2を表わす。色素
がベタイン構造をとる場合、pは1である。以下に一般
式(II)で表わされる化合物の具体例を挙げて示すが、
本発明の範囲はこれのみに限定されるものではない。
【0031】
【化7】
【0032】これらの増感色素については特開平3−1
53237号公報を参考にすることができる。本発明の
赤外線レーザー感光性乳剤層のハロゲン化銀乳剤に使用
される赤外増感のための増感色素としては何を使用して
も良いが、増感の性能及び安定性の点から、下記一般式
(III a)又は(III b)で表わされる色素を用いるの
が特に好ましい。
【0033】
【化8】
【0034】一般式(III a)においてR1 及びR2
各々同一であっても異なってもよく、それぞれアルキル
基を表わす。R3 は水素原子、低級アルキル基、低級ア
ルコキシ基、フェニル基、ベンジル基またはフェネチル
基を表わす。Vは水素原子、低級アルキル基、アルコキ
シ基、ハロゲン原子又は置換アルキル基を表わす。Z 1
は5員又は6員の含窒素複素環を完成するに必要な非金
属原子群を表わす。X 1 は酸アニオンを表わす。m、p
およびqはそれぞれ独立に1又は2を表わす。但し色素
が分子内塩を形成するときはqは1である。
【0035】一般式(III b)において、R1'及びR2'
は同一であっても異っていてもよく、それぞれアルキル
基を表わす。R3'及びR4'は各々独立に水素原子、低級
アルキル基、低級アルコキシ基、フェニル基、ベンジル
基またはフェネチル基を表わす。R5'とR6'はそれぞれ
水素原子を表わすか、又はR5'とR6'が連結して2価の
アルキレン基を形成する。R7'は水素原子、低級アルキ
ル基、低級アルコキシ基、フェニル基、ベンジル基、又
は-N(W1')(W2')を表わす。但し、ここでW1'とW2'は各
々独立にアルキル基、又はアリール基を表わし、W1'と
2'が互いに連結して5員又は6員の含窒素複素環を形
成することもできる。また、R3'とR7'またはR4'とR
7'とが連結して2価のアルキレン基を形成することもで
きる。Z’及びZ1'は各々独立に5員又は6員の含窒素
複素環を完成するに必要な非金属原子群を表わす。X1
は酸アニオンを表わし、m’は1又は2を表わす。但
し、色素が分子内塩を形成するときはm’は1である。
一般式(III a)又は(III b)で示される赤外増感色
素の具体例を以下に示す。しかし本発明はこれらの赤外
増感色素のみに限定されるものではない。
【0036】
【化9】
【0037】
【化10】
【0038】一般式(III a)で示される赤外増進色素
は特開昭59−192242号に示される方法で、一般
式(III b)で示される赤外増感色素は例えば米国特許
第3,482,978号、同2,756,227号等の
方法で合成することができる。一般式(III a)の増感
色素は特に赤外域の増感特性が優れているので好まし
い。本発明においては、更に次の一般式(IV)の化合物
を組合せて用いることができる。
【0039】
【化11】
【0040】式中Z3 は5員又は6員の含窒素複素環を
完成するに必要な非金属原子群を表わし、R13は水素原
子、アルキル基、アルケニル基を表わす。R14は水素原
子、低級アルキル基を表わす。X2 は酸アニオンを表わ
す。Z3 の中で好ましくはチアゾリウム類が有利に用い
られる。更に好ましくは置換又は無置換のベンゾチアゾ
リウム又はナフトチアゾリウムが有利に用いられる。一
般式(IV)で表わされる化合物の具体例を以下に示す。
しかし本発明はこれらの化合物のみに限定されるもので
はない。
【0041】
【化12】
【0042】本発明の組合せに、更に次の一般式(V)
の化合物を加えることができる。
【0043】
【化13】
【0044】ここでAは2価の芳香族残基を表わす。R
21、R22、R23及びR24は各々水素原子、ヒドロキシ
基、アルキル基、アルコキシ基、アリーロキシ基、ハロ
ゲン原子、ヘテロ環核、ヘテロシクリルチオ基、アリー
ルチオ基、アミノ基、置換又は無置換のアルキルアミノ
基、置換又は無置換のアリールアミノ基、置換又は無置
換のアラルキルアミノ基、アリール基、メルカプト基を
表わす。但しA、R21、R22、R23及びR24のうち少な
くとも1つはスルホ基を有している。W3 及びW4 は−
CH=、又は−N=を表わす。但し少なくともW3 及び
4 のいずれか一方は−N=を表わす。
【0045】次に一般式(V)に含まれる化合物の具体
例を挙げる。但しこれらの化合物にのみ限定されるもの
ではない。 (V−1) 4,4′−ビス〔4,6−ジ(ベンゾチア
ゾリル−2−チオ)ピリミジン−2−イルアミノ〕スチ
ルベン−2,2′−ジスルホン酸ジナトリウム塩 (V−2) 4,4′−ビス〔4,6−ジ(ベンゾチア
ゾリル−2−アミノ)ピリミジン−2−イルアミノ〕ス
チルベン−2,2′−ジスルホン酸ジナトリウム塩 (V−3) 4,4′−ビス〔4,6−ジ(ナフチル−
2−オキシ)ピリミジン−2−イルアミノ〕スチルベン
−2,2′−ジスルホン酸ジナトリウム塩 (V−4) 4,4′−ビス〔4,6−ジ(ナフチル−
2−オキシ)ピリミジン−2−イルアミノ〕ビベンジル
−2,2′−ジスルホン酸ジナトリウム塩 (V−5) 4,4′−ビス〔4,6−ジアニリノピリ
ミジン−2−イルアミノ)スチルベン−2,2′−ジス
ルホン酸ジナトリウム塩 (V−6) 4,4′−ビス〔4−クロロ−6−(2−
ナフチルオキシ)ピリミジン−2−イルアミノ〕ビフェ
ニル−2,2′−ジスルホン酸ジナトリウム塩
【0046】また、本発明のハロゲン化銀乳剤中に染
料、所謂フィルター染料を含有せしめることが出来る。
フィルター染料は、乳剤各層に塗り分けてもよいし、中
間層、保護層等複数の層などに添加しても良い。また各
々の層は別々のフィルター染料を用いることも出来る。
本発明に用いられる染料は、使用するハロゲン化銀乳剤
の固有感光波長域のうちの可視波長域に主たる吸収を有
するものである。中でもλmax が450nm〜600n
mの範囲にある染料が好ましい。染料の化学構造には特
別な制限はなく、オキソノール染料、ヘミオキソノール
染料、メロシアニン染料、シアニン染料、アゾ染料など
を使用しうるが、多くの場合処理後の残色をなくす意味
から水溶性の染料が有益である。また処理後に残ること
で銀色調を改良することなどを目的とする場合など特有
の使用法では水溶性でないものが有効である。この場
合、乳化分散物の形で添加することが好ましい。具体低
には、例えば特公昭58−12576に記載のピラゾロ
ン染料、米国特許第2,274,782号に記載のピラ
ゾロンオキソノール染料、米国特許第2,956,87
9号に記載のジアリールアゾ染料、米国特許第3,42
3,207号、同第3,384,487号に記載のスチ
リル染料やブタジエニル染料、米国特許第2,527,
583号に記載のメロシアニン染料、米国特許第3,4
86,897号、同第3,652,284号、同第3,
718,472号に記載のメロシアニン染料やオキソノ
ール染料、米国特許第3,976,661号に記載のエ
ミナノヘミオキソノール染料及び英国特許第584,6
09号、同第1,177、429号、特開昭48−85
130号、同49−99620号、同49−11442
0号、米国特許第2,533,472号、同第3,14
8,187号、同第3,177,078号、同第3,2
47,127号、同第3,540,887号、同第3,
575,704号、同第3,653,905号、に記載
の染料が用いられる。
【0047】本発明に用いられる支持体は透明でも不透
明でもよく、着色されていてもよい。また支持体に、紫
外線吸収剤を練り込み等、適宜な方法で支持体に含有さ
せることが好ましい。また赤外線吸収剤を同様に支持体
に含有させることが好ましい。支持体が透明な場合、紫
外線吸収剤や赤外線吸収剤を含有させることは特に好ま
しい。現像処理後、感材構成層中に残る紫外線吸収剤を
含有させた感光材料は、富士MI−Dupなど紫外線を
含まない青色光で露光した際写真性能が足切れ硬調化す
る。医療用予被型オートポジフィルム(Dupフィル
ム)使用時に写真性能が硬調であるものが医療用イメー
ジングフィルムのデュープ時特に好ましい。一方胸部写
真のデュープには、軟調の写真性のものが好ましく、一
種類のデュープでは写真性能が満足されない。そのため
医療用Dupフィルム使用時、プリンターにフィルター
を入れるなど煩雑な作業が行われているが、本発明では
特にフィルターを入れずとも足切れ硬調の写真性のデュ
ープが得られる。
【0048】He−Neレーザー(633nm)と半導
体レーザー(780nm)の両方に適性をせたせるため
には前述の増感色素の選択とともにアンチハレーション
層の染料を633nmと780nmに充分な吸収をもつ
ものから選びそれらの波長で0.4以上の濃度をもたせ
ることが好ましい。またHe−Neレーザー(633n
m)と半導体レーザー(678nm)の両方に適性をも
たせるには前述の増感色素の選択とともに633nmと
678nmでそれぞれ0.4以上の濃度をせたせること
が好ましい。赤外吸収の染料としては特開昭62−12
3454号、特開昭62−181381号に記載されて
いるものがよい。また可視域吸収の染料としては特開昭
61−174540号記載のものがよい。アンチハレー
ション染料含有層は乳剤層と支持体の間においてもアン
チハレーション効果を目的とする乳剤層の反対側におい
てもよい。またレーザー光を入射する面の反対側にある
乳剤層においては、乳剤層と保護層の間においても保護
層に含有させても良い。また支持体に混合したり分散し
たりしても良い。染料含有量の露光光源の波長における
透過濃度は0.4〜2.0が好ましい。染料の添加方法
はその性質により水溶性添加、ミセル分散添加、固体分
散添加等がある。
【0049】360nm〜700nmの光源で露光する
感材のアンチハレーション染料としては具体例として、
以下の化合物例を挙げることができる。
【0050】
【化14】
【0051】露光光源が赤外域の場合の本発明に用いら
れるハレーション防止染料及び/又はイラジエーション
防止染料としては、750nm以上の長波長に実質的な
吸収を有する染料が用いられる。ここでハレーション防
止染料は、中間層、下塗層、ハレーション防止層、バッ
ク層、乳剤層などに用いられ、イラジエーション防止染
料は、乳剤層の他に中間層などに用いられる。またこれ
らの染料は好ましくは10-3〜1g/m2、より好ましく
は10-3〜0.5g/m2の添加量で用いられる。例え
ば、米国特許第2,895,955号、同3,177,
078号、同4,581,325号、特開昭50−10
0,116号、特開昭62−123454号、特開昭6
2−181381号に記載の染料や、特開昭63−23
148号、特開昭63−89838号に記載されている
ような染料が好ましく用いられる。これらの染料は単独
で用いても、2種以上を併用して用いても良い。また、
前記の染料のかわりに、またはこれらの染料と他の染料
を併用してもよい。かわりに用いられるまたは併用され
る染料としては、例えば、米国特許第2,274,78
2号に記載のピラゾロンオキソノール染料、米国特許第
2,956,879号に記載のジアリールアゾ染料、米
国特許第3,423,207号、同第3,384,48
7号に記載のスチリル染料やブタンジエニル染料、米国
特許第2,527,583号に記載のメロシアニン染
料、米国特許第3,486,897号、同第3,65
2,284号、同第3,718,472号に記載のメロ
シアニン染料やオキソノール染料、米国特許第3,97
6,661号に記載のエナミノヘミオキソノール染料な
どを上げることができる。また特開昭61−17454
0号に記載の染料を挙げることができる。
【0052】本発明においては、ハロゲン化銀乳剤層を
含む構成層の厚みが支持体の各面で6.0μm 以下であ
ることが好ましい。ここで、構成層とは、ハレーション
防止層、クロスオーバーカット層、着色層、乳剤層、中
間層、保護層、帯電防止層などの層を指し、膜厚は構成
層の合計の厚みである。上記膜厚が6.0μm 以下であ
れば、感度やセンシトメトリー特性が変化しやすくなる
という問題もなく、定着、水洗、乾燥性の劣化もない。
膜厚が薄いことは、処理性の点で良好である。但し余り
に薄過ぎると、粒状性の劣化やかぶりの増加を招いた
り、又、フィルムの膜がなくなり、機器搬送性が劣化す
ることがあるので、適正値をもって実施することが好ま
しい。更に好ましくは、感光性乳剤が塗布されている面
の構成層の膜厚は2.50〜3.90μm である。本発
明の写真感光材料に用いられる各種添加剤等については
前記以外にも特に制限はなく、例えば以下の該当箇所に
記載のものを用いる事ができる。 項 目 該 当 個 所 1)ハロゲン化銀乳剤と 特開平2-68539 号公報第8頁右下欄下から6行目か その製法 ら同第10頁右上欄12行目、同3-24537 号公報第2 頁 右下欄10行目ないし第6 頁右上欄1 行目、同第10頁 左上欄16行目ないし第11頁左下欄19行目、特願平2- 225637号。 2)化学増感方法 特開平2-68539 号公報第10頁右上欄13行目から同左 上欄16行目、特願平3-105035号。 3)カブリ防止剤・安定 特開平2-68539 号公報第10頁左下欄17行目から同第 剤 11頁左上欄7 行目及び同第3 頁左下欄2 行目から同 第4 頁左下欄。 4)色調改良剤 特開昭62-276539 号公報第2 頁左下欄7 行目から同 第10頁左下欄20行目、特開平3-94249 号公報第6 頁 左下欄15行目から第11頁右上欄19行目。 5)界面活性剤・帯電防 特開平2-68539 号公報第11頁左上欄14行目から同第 止剤 12頁左上欄9 行目。 6)マット剤・滑り剤・ 特開平2-68539 号公報第12頁左上欄10行目から同右 可塑剤 上欄10行目、同第14頁左下欄10行目から同右下欄1 行目。 7)親水性コロイド 特開平2-68539 号公報第12頁右上欄11行目から同左 下欄16行目。 8)硬膜剤 特開平2-68539 号公報第12頁左下欄17行目から同第 13頁右上欄6 行目。 9)支持体 特開平2-68539 号公報第13頁右上欄 7行目から20行 目。 10)クロスオーバーカッ 特開平2-264944号公報第4 頁右上欄20行目から同第 ト法 14頁右上欄。 11) ポリヒドロキシベン 特開平3-39948 号公報第11頁左上欄から同第12頁左 ゼン類 下欄、EP特許第452772A 号公報。 12)層構成 特開平3-198041号公報。 13) 現像処理方法 特開平2-103037号公報第16頁右上欄7 行目から同第 19頁左下欄15行目、及び特開平2-115837号公報第3 頁右下欄5 行目から同第6 頁右上欄10行目。 以下に実施例を挙げて本発明をさらに説明する。
【0053】
【実施例】
実施例1 1.レーザー感光性ハロゲン化銀乳剤(a)の調製。 水1リットルにゼラチン40gを溶解し、55℃に加温
された容器に臭化カリウム3gと化合物〔I〕
【0054】
【化15】
【0055】を60mg入れた後、反応容器中のpAg値
を7.0を保ちつつ、200gの硝酸銀を含む水溶液1
000mlと、ヘキサクロロイリジウム(III)酸カリウム
を対銀モル比で10-7含有する臭化カリウム140gの
水溶液1080mlとをダブルジェット法により添加して
平均粒子サイズが0.35μm の立方体単分散臭化銀粒
子を調製した。この乳剤を脱塩処理後、ゼラチン71g
を加え、pH6.0、pAg8.5に合わせてチオ硫酸
ナトリウム3mgと塩化金酸4mgと4−ヒドロキシ−6−
メチル−1,3,3a,7−テトラザインデン0.2g
を加えて60℃で化学増感を施した乳剤(a)とする。
【0056】2.乳剤塗布液の調製 乳剤Aを850g秤取した容器を40℃に加温し、以下
に示す方法で添加剤を加え乳剤塗布液とした。
【0057】 (乳剤塗布液処方A) イ.乳剤(a) 850g ロ.分光増感色素〔II〕 1.2×10-4モル ハ.強色増感剤〔XVI 〕 0.8×10-3モル ニ.保存性改良剤〔VI〕 1×10-3モル ホ.ホリアクリルアミド(分子量4万) 7.5g ヘ.トリメチロールプロパン 1.6g ト.ポリスチレンスルホン酸Na 2.4g チ.ポリ(エチルアクリレート/メタクリル酸)のラテックス 16g リ.N,N’−エチレンビス−(ビニルスルフォンアセトアミド) 1.2g
【0058】 (乳剤塗布液処方B) イ.乳剤(a) 850g ロ.分光増感色素〔III 〕 1.1×10-3モル ハ.強色増感剤〔XVI 〕 0.8×10-3モル ニ.保存性改良剤〔VI〕 1×10-3モル ホ.ポリアクリルアミド(分子量4万) 7.5g ヘ.トリメチロールプロパン 1.6g ト.ポリスチレンスルホン酸Na 2.4g チ.ポリ(エチルアクリレート/メタクリル酸)のラテックス 16g リ.N,N’−エチレンビス−(ビニルスルフォンアセトアミド) 1.2g
【0059】
【化16】
【0060】 (乳剤塗布液処方C) イ.乳剤(a) 850g ロ.分光増感色素〔II〕 1.2×10-4モル ハ.分光増感色素〔III 〕 1.1×10-3モル ニ.強色増感剤〔XVI 〕 0.8×10-3モル ホ.保存性改良剤〔VI〕 1×10-3モル ヘ.ポリアクリルアミド(分子量4万) 7.5g ト.トリメチロールプロパン 1.6g チ.ポリスチレンスルホン酸Na 2.4g リ.ポリ(エチルアクリレート/メタクリル酸)のラテックス 16g ヌ.N,N’−エチレンビス−(ビニルスルフォンアセトアミド) 1.2g
【0061】3.乳剤層の表面保護層塗布液の調製 水1リットル入の容器を40℃に加温し、下記に示す処
方で添加剤を加えて塗布液とした。
【0062】 (乳剤層の表面保護層塗布液処方) イ.ゼラチン 100g ロ、ポリアクリルアミド(分子量4万) 10g ハ.ポリスチレンスルホン酸ソーダ(分子量60万) 0.6g ニ.N,N′−エチレンビス−(ビニルスルフォンアセトアミド) 調節する ホ.ポリメチルメタクリレート微粒子(平均粒子サイズ2.0μm ) 2.2g ヘ.t−オクチルフェノキシエトキシエタンスルフォン酸ナトリウム 1.2g ト.C1633O−(CH2 CH2 O)10−H 2.7g チ.ポリアクリル酸ソーダ 4g リ.C8 17SO3 K 70mg ヌ.C8F17SO2N(C3H7)(CH2CH2O)4(CH2)4-SO3Na 70mg ル.NaOH(1N) 4ml ヲ.メタノール 60ml 水1リットル中に臭化カリウム4.5g、ゼラチン1
2.0g、チオエーテルHO(CH2)2S(CH2)2S(CH2)2OHの5
%水溶液2.5ccを添加し55℃に保った容器中へ攪拌
しながら硝酸銀水溶液37cc(硝酸銀3.43g)と臭
化カリウム2.97gと沃化カリウム0.373gを含
む水溶液22ccをダブルジェット法により37秒間で添
加した。つぎに臭化カリウム0.9gの水溶液を添加し
た後70℃に昇温して硝酸銀水溶液53cc(硝酸銀4.
90g)を13分間かけて添加した。ここで25%のア
ンモニア水溶液8ccを添加、そのままの温度で10分間
物理熟成したのち100%酢酸溶液を7cc添加した。引
き続いて硝酸銀133.3gの水溶液と臭化カリウムの
水溶液をpAg8.5に保ちながらコントロールダブル
ジェット法で35分かけて添加した。次に2Nのチオシ
アン酸カリウム溶液10ccを添加した。5分間そのまま
の温度で物理熟成したのち35℃に温度を下げた。こう
してトータル沃化銀含量0.26モル%、平均投影面積
直径0.61μm 、厚み0.120μm 、直径の変動係
数16.5gの単分散平板上粒子を得た。この後、沈降
法により可溶性塩類を除去した。再び40℃に昇温して
ゼラチン35gとフェノキシエタノール2.35gおよ
び増粘剤としてポリスチレンスルホン酸ナトリウム0.
8gを添加し、苛性ソーダと硝酸銀溶液でpH5.9
0、pAg7.90に調整した。この乳剤を攪拌しなが
ら56℃に保った状態で化学増感を施した。まず二酸化
チオ尿素0.85mgを添加し10分間そのまま保持して
還元増感を施した。つぎに増感色素〔IV〕と〔V〕を各
1.3×10-3モル添加した。続いて4−ヒドロキシ−
6−メチル−1,3,3a,7−テトラザインデン13
5mgを添加し、さらにチオ硫酸ナトリウムと下記セレン
増感剤を6:4のモル比で添加した。
【0063】
【化17】
【0064】続いて塩化金酸とチオシアン酸カリウムを
添加して15分後に35℃に冷却した。こうして平板状
ハロゲン化銀乳剤(H)を調製完了した。
【0065】
【化18】
【0066】遮光層用ハロゲン化銀乳剤の調製 ゼラチン32gを蒸留水900mlに添加し、40℃にて
溶解後硫酸によりpHを3.8に調節し、塩化ナトリウ
ム3.3gを添加した。硝酸銀32gを蒸留水200ml
に溶解した液と塩化ナトリウム11gを200mlに溶解
した液とを40℃の条件下で2分間で前記の液に添加混
合した。更に硝酸銀64gを蒸留水280mlに溶解した
液と、塩化ナトリウム21.6gを275mlに溶解した
液とを40℃の条件下で5分間かけて添加混合した。引
き続き硝酸銀64gを蒸留水280mlに溶解した液と塩
化ナトリウム22.4gを285mlに溶解した液とを4
0℃の条件下でさらに5分間かけて添加混合した。得ら
れた乳剤を電子顕微鏡にて観察したところ、約0.21
μm の平均辺長と粒子サイズ分布の変動係数9.8%の
値を有する立方体の粒子から成る乳剤であった。この乳
剤を脱塩処理後、ゼラチン72g、フェノキシエタノー
ル2.6gを加えた。pHを6.7に合わせた後、さら
に塩化ナトリウムにてpAg7.9に合わせた。次にハ
ロゲン化銀1モル当り1gの4−ニトロ−6−クロロベ
ンゾトリアゾールを加えた。さらにハロゲン化銀1モル
当り150mgの3−エチル−3′−メチル−6′−ニト
ロチアゾリノチアシアニンアイオダイドを加えた後、急
冷固化して乳剤Sとした。
【0067】遮光層の塗布液処方(S−S) 水1リットル入りの容器を40℃に加温し下記に示す処
方で添加剤を加え遮光層塗布液とした。 イ.ゼラチン 74g ロ、ポリアクリルアミド(分子量4万) 10g ハ.ポリスチレンスルホン酸ソーダ(分子量60万) 0.6g ニ.N,N′−エチレンビス−(ビニルスルフォンアセトアミド) 調節する ホ.ポリメチルメタクリレート微粒子(平均粒子サイズ2.0μm ) 2.2g ヘ.t−オクチルフェノキシエトキシエタンスルフォン酸ナトリウム 1.2g ト.C1633O−(CH2 CH2 O)10−H 2.7g チ.ポリアクリル酸ソーダ 4g リ.C8 17SO3 K 70mg ヌ.C8F17SO2N(C3H7)(CH2CH2O)4(CH2)4-SO3Na 70mg ル.NaOH(1N) 4ml ヲ.メタノール 60ml ワ.乳剤S 銀量として30g カ.黄色染料I(1-パラスルフォフェニル-3- メチル-4-p-n- アミル オキシフェニラゾヒラゾール-5- オンナトリウム塩 20g ヨ.紫外線吸収剤D−2 2g タ.銅フタロシアニンA 2g レ.染料〔IX〕 4g
【0068】
【化19】
【0069】4.バック層塗布液の調製 容器を40℃に加温し、下記に示す処方で添加剤を加え
てバック層塗布液とした。 (バック層塗布液処方(i)) イ. ゼラチン 80g ロ. 染料〔VIII〕 1.5g ハ.ポリスチレンスルフォン酸ソーダ 0.6g ニ.ポリ(エチルアクリレート/メタクリル酸)ラテックス 15g ホ.N,N′−エチレンビス−(ビニルスルフォンアセトアミド) 4.3g ヘ.黄色染料I 2.0g ト.紫外線吸収剤D−1 1.0g チ.銅フタロシアニンA 0.5g
【0070】(バック層塗布液処方(ii)) バック層塗布
液処方(i) の染料〔VIII〕1.5gを染料〔VII 〕2.
5gに変えたもの。 (バック層塗布液処方(iii))バック層塗布液処方(i) へ
染料〔VII 〕2.5gを加えたもの。
【0071】
【化20】
【0072】5.バックの表面保護層塗布液の調製 容器を40℃に加温し、下記に示す処方で添加剤を加え
て塗布液とした。
【0073】 (バックの表面保護層塗布液処方) イ.ゼラチン 80g ハ.ポリスチレンスルフォン酸ソーダ 0.3g ニ.N,N′−エチレンビス−(ビニルスルフォンアセトアミド) 1.7g ホ.ポリメチルメタクリレート微粒子(平均粒子サイズ4.0μm ) 4g ヘ.t−オクチルフェノキシエトキシエタンスルフォン酸ナトリウム 3.6g ル.NaOH(1N) 6ml チ.ポリアクリル酸ソーダ 2g ト.C1633O−(CH2 CH2 O)10−H 3.6g リ.C8 17SO3 K 50mg ヌ.C8F17SO2N(C3H7)(CH2CH2O)4(CH2)4-SO3Na 50mg ヲ.メタノール 130ml
【0074】6.塗布試料の作成 前述のバック層塗布液をバック層の表面保護層塗布液
ゼラチン塗布量1.0g/m2とともに両面下塗り済みポ
リエチレンテレフタレート支持体の一方の側に、ゼラチ
ン総塗布量が3.5g/m2となるように塗布した。これ
に続いて支持体の反対の側に前述の乳剤塗布液と表面保
護層塗布液とを、塗布Ag量が2.5g/m2と表面保護
層のゼラチン塗布量が1g/m2の塗布試料を以下のよう
に作った。硬膜剤N,N’−エチレンビス−(ビニルス
ルホンアセトアミド)量が総ゼラチン量に対して2.3
%になるようにした。
【0075】試料a);バック層塗布液処方(i) のバッ
ク層、乳剤塗布液処方Aの乳剤層。 試料b);バック層塗布液処方(ii)のバック層、乳剤塗
布液処方Bの乳剤層。 試料c);バック層塗布液処方(iii) のバック層、乳剤
塗布液処方Cの乳剤層。
【0076】前述のバック層塗布液(iii)をバックの
表面保護層液前述塗布量2g/m2とともに紫外線吸収剤
入りポリエチレンテレフタレート支持体の一方の側にゼ
ラチン総塗布量が4.5g/m2となるように塗布した。
これに続いて支持体の反対の側に前述の乳剤塗布液処方
Aを塗布Ag量が2.5g/m2になるように塗布した。
この塗布の直前に乳剤処方Aにゼラチン量100g当り
2.0gになるよう染料〔VII 〕を加えた。さらにその
上に塗布Ag量が2.5g/m2になるように調整しつつ
ハロゲン化銀乳剤Hを下記添加剤を加えつつ前述の乳剤
保護層液とともに乳剤保護層液のゼラチン塗布量が1g
/m2となるよう塗布した。塗布した試料をd)とする。 2,6−ビス(ヒドロキシアミノ)−4−ジエチルアミノ −1,3,5−トリアジン 2.23mg/m2 ポリスチレンスルホン酸ナトリウム 23mg/m2
【0077】
【化21】
【0078】
【化22】
【0079】 スノーテックスC(日産化学(株)製) 305mg/m2 ポリエチルアクリレートラテックス 270mg/m2 デキストラン(平均分子量3.9万) 450mg/m2 1,2−ビス(ビニルスルホニルアセトアミドエタン) 35mg/m2
【0080】次に前述の塗布試料a〜dのハロゲン化銀
乳剤層A及びH中にゼラチン100g当り2gの前述の
黄色染料Iを加えた。次に、塗布試料a〜dの乳剤層の
表面保護層塗布液のかわりに前述の遮光層塗布液処方S
−Sを塗布した。遮光層S−Sのゼラチン塗布量は1g
/m2とした。硬膜剤N,N′−エチレンビス−(ビニル
スルホンアセトアミド)量が総ゼラチン量に対し2.3
%になるようにした。
【0081】7.画像の記録 こうして作成した試料a〜dとa′〜d′を25℃60
%RHの温湿度で、塗布後7日間放置した。放置後所定
のサイズに裁断した後、各社レーザーイメージャーにて
画像記録を行なった。画像記録を行う前に各試料にて各
々のレーザーイメージャー指定の濃度調整(キャリブレ
ーション)作業を行なった。画像記録は、暗室にて供給
マガジンに各試料を装填したもの(装填−1)と東芝蛍
光灯FL40−BW(青白色)を乳白色アクリル板(三
菱レーヨン社製#422)で作成された照明器具に装着
したもので照明されている室内で各試料を装填したもの
(装填−2)の両方について行なった。室光に対する適
性は、通常のマガジンへのフィルム装填時間の3倍であ
る30秒間室光下に感光材料を静置し、感光材料上に画
像形成時に問題になる被りが発生しないものを〇と評価
した。次に30秒間静置テストで不合格のものを10秒
間室光下に感光材料を静置し、同様に被りが発生しない
ものを△と評価しこの条件下でも問題となる被りが発生
するものをxと評価した。現像処理は市販の富士写真フ
イルム(株)製FPM5000自動現像機に富士写真フ
イルム製現像液RD3 35℃で定着液Fuji F(33
℃)を入れ水洗水常温処理を行うことで実施した。次に
評価結果を次に示す。
【0082】
【表1】
【0083】表1より下記のことが云える。 明室装填包装型式は、各社異なるが、本発明により特
別な明室装填包装は不必要となった。(例えば633nm
He−Neレーザー用写真感光材料は、上表の3つの
レーザーイメージャーで明室包装型式が異なり中味が同
じでありながら相互に使用できない。) 本発明により明室包装型式が異なり、レーザー光源の
異なるレーザーイメージャーに対しフィルムタイプを少
なくすることができる。 室光下の取り扱いに於て、本発明が30秒以上の取り
扱い時間を持っているのに対し比較例は10秒以下であ
る。従って室光に対する感度は、本発明品は比較例に対
し1/2以下になっていることが判る。
【0084】実施例2 実施例−1の試料−aのバック層中に下記紫外線吸収剤
(UV−5)のオルル乳化分散物を紫外線吸収剤量とし
てゼラチン100g当り2.0g添加した他は同一の操
作を行なった。(試料−eとする。) 染料の乳化分散物は当業界で公知の方法で作成した。
【0085】
【化23】
【0086】試料aと試料eを富士写真フイルム(株)
製FL−1M3543Mにて画像記録を行なった後、市
販の富士M1−Dupフィルムにてデュープリケーティ
ング作業を行なった。デュープリケーティング作業を行
なった富士M1−Dupは実施例−1に記載の自動現像
機(FPM5000)により自動現像処理を行なった。
試料aと試料eの写真特性曲線を比較すると紫外線吸収
剤を含有させた試料eは、足切れ硬調の特性カーブとな
った。医療画像記録用としてデュープリケーティングフ
ィルムは試料eのような特性カーブが望ましいため好ま
しかった。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年7月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】近年医療用画像診断装置は、コンピュー
ター技術の進展にともない増加の一途をたどっている。
画像診断装置の発達に従って診断画像のハードコピーも
ますます増加しており、中でもレーザーイメージャー
は、高速かつ高精細な画像記録システムとして設置台数
が急増している。設置台数の増加にともないレーザーイ
メージャーのレーザー光源の種類が増えこれに対応し感
材の種類も光源に合わせて増加している。そのため、各
レーザーイメージャー毎に在庫のフィルムを管理するな
ど煩雑になっている。またレーザーイメージャーの設置
は、新しい診断モダリティーの設置場所の近くが多く、
既存の暗室設備から結果として離れていることが多いた
め、フィルム入れ換え等にいちいち暗室へ行くことが煩
雑であり、室光下でフィルムを取り扱いたいとする要望
が非常に強い。要望に対しては、明室装填用にフィルム
包装と機器(レーザーイメージャー)をシステム化し、
室光下で取り扱えるようにすることが行なわれている。
この方法は、各社各様でありレーザーイメージャー機器
メーカーの数だけ包装型式の数がある。これら明室包装
は、レーザーイメージャー毎の専用包装であり、前述の
レーザー光源に対する感材の種類増に加え、包装毎の種
類増も招いており、ただでさえ煩雑なフィルムの管理を
いっそう難しいものにしていた。また明室包装は、感材
を包むという機能に包材を取り去るという機能を持たせ
ている為、包材面積が大きくコスト面、エコロジカル面
に問題がある。また包装作業がやりにくく、人手がかか
り、包材取りのぞきもコツがいる場合が多いなど問題が
多かった。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、各種
レーザーイメージャーが増すに伴い、レーザー光源や明
室装填用包装に対応し、その数を増してきた感材の数を
減らすことのできる、すなわち一感材で光源の異なるレ
ーザーイメージャーに対応でき、かつレーザーイメージ
ャー毎に専用化した明室包装を必要としない、各種レー
ザーイメージャーに対応できる感材を供給することにあ
る。また包装材料に包装を取り除く機能を持たせる事に
付随して発生する、諸問題を解決することにある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】本発明に用いられる染料は300〜750
nmにピークを有し、より好ましくは350nm〜70
0nmにピークを有する染料(紫外線吸収剤を含む)で
ある。具体例としては、特開昭62−210458号、
同63−104046号、同63−103235号、特
願昭62−43704号、同62−218648号、特
開昭63−306436号、同63−314535号、
特願昭60−206258号などに記載されている。本
発明に好ましく用いられる300〜420nmに吸収ピ
ークを有する化合物としては、例えば、アリール基で置
換されたベンゾトリアゾール化合物、4−チアゾリドン
化合物、ベンゾフェノン化合物、桂皮酸エステル化合
物、ブタジエン化合物、ベンゾオキサゾール化合物さら
に紫外線吸収ポリマーを用いることができる。本発明で
使用される紫外線吸収剤は水溶性、油溶性あるいはラテ
ックス状など性状をとわない。さらに特に好ましく用い
られる染料としては下記一般式(D−1)、(D−
2)、(D−3)又は、(D−4)で表わされる化合物
で吸収極大が300〜420nmである化合物である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】但し、R、R2はそれぞれ水素原子、
アルキル基又はアルコキシ基(C=4〜14)を表わ
し、いづれか一方はアルキル基又はアルコキシ基であ
る。R3はアルキル基又はアルコキシ基(C=1〜
4)を表わし、Mは水素原子)、アルカリ金属原子又は
置換アンモニウム基を表わし、m、nはそれぞれ0又は
1であるが、いづれかは1である。上記一般式で表わさ
れる化合物の内、特に好ましいものは、1−パラースル
ホフェニル−3−メチル−4−p−n−アミルオキシフ
ェニルアゾピラゾール−5−オン、ナトリウム塩(1−
p−sulfophenyl−3−methyl−4−
p−n−amyloxyphenylazopyraz
ol−5−one,Sodium salt)である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】室内光がナトリウムランプなどの黄色光で
照明されている場合には、本発明には、青色染料、例え
ば米国特許第3,260,601号に開示されている染
料や銅フタロシアニンを好ましく用いることができる。
この場合、特に紫外線レーザーやHe−Neレーザー、
アルゴンレーザー、赤色半導体レーザー、紫外線半導体
レーザー等の光源を用いたレーザーイメージャー用の感
光材料に好ましく用いられる。特に好ましくは赤外線半
導体レーザーイメージャーに対するものである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】本発明にかかわる染料は、水溶性向上のた
め、スルホン酸基、カルボン酸基を有するものが好まし
い。これらの染料は、乳剤層、中間層、保護層、その他
の親水性コロイド層のいずれに添加しても良い。また、
これらの化合物は任意の層に実質的に固定されても良
い。この場合乳剤層もしくは乳剤より外側の層に存在す
ることが好ましい。これらの染料を固定化する媒染剤と
しては、特公昭43−10254号、米国特許第2,5
48,564号、同2,882,156号、同3,44
4,138号等に記載のものが使用される。特に、世界
特許公開(WO)−8804794に記載された染料固
体粒子微結晶分散体を好ましく用いることが出来る。こ
れらの染料が水に不溶又は難溶の場合、高沸点溶媒又は
/及び低沸点溶媒を用いて分散し、分散液の形で使用す
ることが好ましい。本発明にかかわるこれらの染料は所
期の目的に有効ならいかなる濃度で使用してもよい。こ
れらの染料はゼラチン中に0.01〜5重量%相当の含
量にすることが好ましい。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】本発明のレーザー感光性ハロゲン化銀乳剤
を感光させるレーザー光が比較的大容量の時、本来遮光
層に用いる極度に低感度の乳剤層を画像形成用に適用で
きるよう考慮しておくことで画像形成に用いることがで
きる。特に非銀塩のレーザー記録材料、例えば塩基性染
料前駆体並びに顕色剤にてレーザー起因の熱的感熱材料
として形成された記録材料(例えば特願平3−6268
4号)を用いるレーザーイメージャーで、記録材料の保
存性が問題となる場合にのみ、保存性に優れたハロゲン
化銀材料を用いたい場合がある。このような場合、本来
使用される材料は非感光性のため、レーザーイメージャ
ー全体の遮光は充分にされていない。そのため感光材料
自身が室光に対して非感光性であり、かつレーザー光に
対して感光性を有するものでなければ使用不能である。
このような場合、本発明のレーザー感光性ハロゲン化銀
材料は好ましく用いられる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】本発明に用いるハロゲン化銀乳剤の種類は
ネガ型、電子捕獲剤使用の予被型オートポジ、造核剤使
用の内部潜像型オートポジ等のハロゲン化銀乳剤ならい
づれでもよい。本発明に用いる感光性ハロゲン化銀は、
例えば臭化銀、沃臭化銀、塩化銀、塩臭化銀、塩沃化
銀、塩沃臭化銀などでよいが、特に、臭化銀、沃臭化
銀、塩臭化銀、塩沃臭化銀が好ましい。ハロゲン化銀中
の沃化銀は0〜4モル%が好ましく、0〜2モル%が特
に好ましい。ハロゲン化銀中の塩化銀は80モル%以下
が好ましく、40モル%以下であることが更に好まし
い。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】本発明に用いられる支持体は透明でも不透
明でもよく、着色されていてもよい。また支持体に、紫
外線吸収剤を練り込み等、適宜な方法で支持体に含有さ
せることが好ましい。また赤外線吸収剤を同様に支持体
に含有させることが好ましい。支持体が透明な場合、紫
外線吸収剤や赤外線吸収剤を含有させることは特に好ま
しい。現像処理後、感材構成層中に残る紫外線吸収剤を
含有させた感光材料は、富士MI−Dupなど紫外線を
含まない青色光で露光した際写真性能が足切れ硬調化す
る。医療用予被型オートポジフィルム(Dupフィル
ム)使用時に写真性能が硬調であるものが、医療用イメ
ージングフィルムのデュープ時、特に好ましい。一方胸
部写真のデュープには、軟調の写真性のものが好まし
く、一種類のデュープでは写真性能が満足されない。そ
のため医療用Dupフィルム使用時、プリンターにフィ
ルターを入れるなど煩雑な作業が行われているが、本発
明では特にフィルターを入れずとも足切れ硬調の写真性
のデュープが得られる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】2.乳剤塗布液の調製 乳剤(a)を850g秤取した容器を40℃に加温し、
以下に示す方法で添加剤を加え乳剤塗布液とした。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0067
【補正方法】変更
【補正内容】
【0067】遮光層の塗布液処方(S−S) 水1リットル入りの容器を40℃に加温し下記に示す処
方で添加剤を加え遮光層塗布液とした。 イ.ゼラチン 74g ロ、ポリアクリルアミド(分子量4万) 10g ハ.ポリスチレンスルホン酸ソーダ(分子量60万) 0.6g ニ.N,N′−エチレンビスー(ビニルスルフォンアセトアミド) 調節する ホ.ポリメチルメタクリレート微粒子(平均粒子サイズ2.0μm) 2.2g ヘ.t−オクチルフェノキシエトキシエタンスルフォン酸ナトリウム 1.2g ト.C1633O−(CHCHO)10−H 2.7g チ.ポリアクリル酸ソーダ 4g リ.C17SOK 70 mg ヌ.C17SON(C)(CHCHO)(CH−SO Na 70mg ル.NaOH(1N) 4ml ヲ.メタノール 60ml ワ.乳剤S 銀量として30g カ.黄色染料I(1−パラースルホフェニル−3−メチル−4−p−n−アミル オキシフェニルアゾピラゾール−5−オン、ナトリウム塩 20g ヨ.紫外線吸収剤D−2 2g タ.銅フタロシアニンA 2g レ.染料〔IX〕 4g
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0081
【補正方法】変更
【補正内容】
【0081】7.画像の記録 こうして作成した試料a〜dとa′〜d′を25℃60
%RHの温湿度で、塗布後7日間放置した。放置後所定
のサイズに裁断した後、各社レーザーイメージャーにて
画像記録を行なった。画像記録を行う前に各試料にて各
々のレーザーイメージャー指定の濃度調整(キャリブレ
ーション)作業を行なった。画像記録は、暗室にて供給
マガジンに各試料を装填したもの(装填−1)と東芝蛍
光灯FL40ーBW(青白色)を乳白色アクリル板(三
菱レーヨン社製#422)で作成された照明器具に装着
したもので照明されている室内で各試料を装填したもの
(装填−2)の両方について行なった。室光に対する適
性は、通常のマガジンへのフィルム装填時間の3倍であ
る30秒間室光下に感光材料を静置し、感光材料上に画
像形成時に問題になる被りが発生しないものを〇と評価
した。次に30秒間静置テストで不合格のものを10抄
間室光下に感光材料を静置し、同様に被りが発生しない
ものをΔと評価しこの条件下でも問題となる被りが発生
するものを×と評価した。現像処理は市販の富士写真フ
イルム(株)製FPM5000自動現像機に富士写真フ
イルム製現像液RD3(35℃)と定着液FujiF
(33℃)を入れ水洗水常温処理を行うことで実施し
た。次に評価結果を次に示す。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0082
【補正方法】変更
【補正内容】
【0082】
【表1】
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0083
【補正方法】変更
【補正内容】
【0083】表1より下記のことが云える。 明室装填包装型式は、各社異なるが、本発明により特
別な明室装填包装は不必要となった。(例えば633n
m He−Neレーザー用写真感光材料は、表1の3つ
のレーザーイメージャーで明室包装型式が異なり中味が
同じでありながら相互に使用できない。) 本発明により明室包装型式が異なり、レーザー光源の
異なるレーザーイメージャーに対しフィルムタイプを少
なくすることができる。 室光下の取り扱いに於て、本発明が30秒以上の取り
扱い時間を持っているのに対し比較例は10秒以下であ
る。従って室光に対する感度は、本発明品は比較例に対
し1/2以下になっていることが判る。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0084
【補正方法】変更
【補正内容】
【0084】実施例2 実施例−1の試料−aのバック層中に下記紫外線吸収剤
(UV−5)のオイル乳化分散物を紫外線吸収剤量とし
てゼラチン100g当り2.0g添加した他は同一の操
作を行なった。(試料−eとする。) 染料の乳化分散物は当業界で公知の方法で作成した。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0086
【補正方法】変更
【補正内容】
【0086】試料aと試料eを富士写真フイルム(株)
製FL−IM3543Mにて画像記録を行なった後、実
施例−1と同一の方法で処理した。試料aと試料eは同
一の写真性能であった。次に市販の富士MI−Dupフ
ィルムにてデュープリケーティング作業を行なった。デ
ュープリケーティング作業を行なった富士MI−Dup
は実施例−1に記載の自動現像機(FPM5000)に
より自動現像処理を行なった。試料aと試料eのそれぞ
れのDupフィルムの写真特性曲線を比較すると紫外線
吸収剤を含有させた試料eは、足切れ硬調の特性カーブ
となった。医療画像記録用としてデュープリケーティン
グフィルムは試料eのような特性カーブが望ましいため
好ましかった。オリジナルフィルムが同一の写真性能で
あっても紫外線吸収剤を含有せしめたオリジナルフィル
ムを用いてデュープリケーティングしたものは、含有さ
せていないオリジナルフィルムを用いてデュープリケー
ティング行なったものよりデュープフィルムの写真性能
は足切れ硬調の写真性能が得られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に少なくとも1層のレーザー光
    に感光するハロゲン化銀乳剤層(乳剤層A)を有するハ
    ロゲン化銀写真感光材料において、「該乳剤層Aに下記
    B、及び/又はCを含有し」及び/又は、「該乳剤層A
    より外側(支持体より遠い側)に下記B及び/又はCを
    含有する紫外光及び/又は可視光を吸収しうる層を有
    し」、前記要件により乳剤層Aの室光に対する感度が1
    /2以下となっており、かつ該乳剤層Aより支持体に近
    い層、支持体の反対側の層及び支持体中のいずれかに可
    視光を吸収する物質を含有することを特徴とするハロゲ
    ン化銀写真感光材料。 B:紫外線吸収剤及び/又は、可視光を吸収する染料 C:有機減感剤及び/又は、無機減感剤
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0740200A1 (en) * 1995-04-26 1996-10-30 Eastman Kodak Company Photographic elements containing oxonol filter dye mixture and their preparation
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