JPH05296227A - ボールジョイントの角度変更装置 - Google Patents

ボールジョイントの角度変更装置

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JPH05296227A
JPH05296227A JP4125545A JP12554592A JPH05296227A JP H05296227 A JPH05296227 A JP H05296227A JP 4125545 A JP4125545 A JP 4125545A JP 12554592 A JP12554592 A JP 12554592A JP H05296227 A JPH05296227 A JP H05296227A
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angle
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Osamu Noro
治 野呂
Hideaki Torii
英明 鳥居
Shiro Nakabayashi
志郎 中林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 細管部の屈曲部や分岐部も通過できる細管検
査装置に用いられるボールジョイントに適用できるボー
ルジョイントの角度変更装置を提供する。 【構成】 ボールジョイントの球体収容部材2内部に、
3個の振動素子が組み合わされてなる振動子3が3組所
定の配列により配設され、この振動子3がボールジョイ
ントの球体1に当接された状態で所定方向に回転される
ことにより、球体1が回転され、ボールジョイントの角
度が変更されるものである。なお、振動子3の個数は、
必要に応じて4個以上とすることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はボールジョイントの角度
変更装置に関する。さらに詳しくは、振動子によりボー
ルジョイントの角度が変更されてなるボールジョイント
の角度変更装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりボールジョイントの角度変更装
置として、電磁モータや油圧モータなどが用いられてい
る。
【0003】この電磁モータや油圧モータなどはその小
型化に限界があるため、かかる従来の角度変更装置によ
り角度変更がなされるボールジョイントの小型化にもそ
れに伴う限界が生じる。
【0004】しかるに、最近の原子力発電プラントに見
られるように、細管部の損傷が発電プラントの停止につ
ながるような大事故を引き起こすこともまれではない。
そのため、細管部の屈曲部や分岐部も通過できる管内検
査装置の開発が切望されている。
【0005】しかしながら、従来のボールジョイントで
は、その小型化に限界があるため、このような要求に応
ずることはできない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる従来技
術の問題点に鑑みなされたものであって、細管部の屈曲
部や分岐部も通過できる管内検査装置に用いられるボー
ルジョイントに適用できるボールジョイントの角度変更
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はボールジョイン
トの角度変更装置であって、前記ボールジョイントの球
体収納部材内に、3個の振動素子が組み合わされてなる
振動子が、少なくとも3組、所定の配列により配設さ
れ、前記振動子の各先端部が、前記ボールジョイントの
球体収納部材内に配設された球体を所定方向に付勢する
球体付勢手段により、前記球体に当接され、前記振動子
の各先端部が、前記球体に当接された状態で、所望によ
り所定方向に回転され、該回転により前記球体が回転さ
れることを特徴とするボールジョイントの角度変更装置
に関する。
【0008】
【作用】本発明のボールジョイントの角度変更装置にお
いては、ボールジョイントの球体収納部材内に、3個の
振動素子が組み合わされてなる振動子が、少なくとも3
組、所定の配列により、各先端部がボールジョイントの
球体に当接され状態で配設され、この状態でこれらの振
動子の各先端部が所望により所定方向に回転されるの
で、ボールジョイントの球体が所望の方向に回転され
る。それにより、ボールジョイントの角度が所定方向に
変更される。このように本発明では電磁モータや油圧モ
ータを用いないので、ボールジョイントの角度変更装置
を飛躍的に小型化できる。
【0009】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら本発明を実施
例に基づいて説明するが、本発明はかかる実施例のみに
限定されるものではない。
【0010】図1は本発明の一実施例の概略図、図2は
本発明における角度変更原理の説明図、図3〜5は本発
明における振動子の駆動パターンの説明図、図6は振動
素子の駆動装置のブロック図である。図において、1は
球体、2は球体収納部材、3は振動子、4は振動素子、
5はバネ部材を示す。
【0011】本発明のボールジョイントの角度変更装置
は、ボールジョイントの球体1を収納している球体収納
部材2内に所定配列により配設された3個の振動子3の
各先端部が、球体1に当接され、そしてこの当接状態を
維持するため、この球体1は、同じく球体収納部材2内
に所定配列により配設された複数個のバネ部材5によ
り、振動子3方向に付勢された構成とされている。
【0012】球体1のサイズはボールジョイントの使用
目的に応じて適宜選定される。またその材質も同様にボ
ールジョイントの使用目的に応じて適宜選定されるが、
振動子3より発生する回転力が有効に伝達される点、振
動子3とボールジョィントとの接触部の摩耗や変形を防
ぐ点などを考慮して、セラミックスや硬質メッキを施し
た金属を用いるのが好ましい。
【0013】球体収納部材2の内部には、先端部が球体
1に当接された3個の振動子3が球体1を任意の方向に
回転できる位置に配設されている。この3個の振動子3
は、同一円周上に配置されさえしなければ、その配置関
係には特に限定はないが、駆動方向による能力を均一に
するために、間隔が均等となる関係位置にて配設される
のが好ましい。本発明においては、振動子3の個数は3
個に限定されるものではなく、制御系の制約がない場合
においては4個以上とされてもよい。
【0014】この振動子3は先端部が結合されて一体化
されている3個の振動素子4から構成されている。この
振動素子4は、例えば、積層された圧電セラミックスか
らなる。また、その形状およびサイズは、ボールジョイ
ントの使用目的に応じて適宜選定されるが、振動子3と
して一体化された場合に有効な回転力が発生される点
(図2参照)、各方向に均等に運動を生じさせられる点
などを考慮して、正三角錐の頂点を中心とする3本の稜
の位置に振動素子4が配置されるが好ましい。振動素子
4の先端部は、振動素子4A,4B,4Cから発生した
振動が、球体1への有効な駆動力となるよう先端部で一
体に結合されており、ボールジョィントとの接触部であ
る結合部の先端は、摩耗や破損を防ぐため平面あるいは
球面形状として接触面積を大きくし、また、駆動力を効
果的に伝達するため、例えば、表面に金属をコーティン
グされた形態で結合されている(図2参照)。
【0015】また、この振動素子4には、図6に示す駆
動装置の振動素子ドライバC3から、信号ケーブルを介
して駆動信号が供給される。
【0016】球体収納部材2の内部には、図示のごとく
バネ部材5が配設されている。このバネ部材5の付勢力
により、球体1と振動子3との接触が維持されている。
バネ部材5のバネ定数やその数量は、ボールジョイント
の使用目的に応じて適宜選定される。4個以上の振動子
3が用いられた場合、これらの振動子3の配置が適宜調
整されることにより、バネ部材5が省略されてもよい。
【0017】球体収納部材2には、明瞭には図示されて
いないが、振動子3およびバネ部材5が配設される位置
に取付け座が形成され、さらに振動素子4の信号ケーブ
ルが貫通する位置には貫通孔が形成されている。球体収
納部材2のその余の構成は、従来のボールジョイントの
球体収納部と同様であるので、その構成の詳細な説明は
省略する。
【0018】次に、振動子3の基本的動作を、図3〜5
を参照しながら説明する。
【0019】図3は、第1振動素子4A、第2振動素子
4Bおよび第3振動素子4Cが順次伸縮した場合の振動
子3の動作の説明図である。図3(b)に示すように、
第1振動素子4A、第2振動素子4Bおよび第3振動素
子4Cが順次伸縮した場合は、図3(a)に示すように
振動子3は、振動素子4の取付基部に平行な面内におい
て回転運動を行う。
【0020】図4は、第1振動素子4Aと第3振動素子
4Cとが同一位相で伸縮し、第2振動素子4Bがそれに
遅れて伸縮した場合の振動子3の動作の説明図である。
図4(b)に示すように、第1振動素子4Aと第3振動
素子4Cとが同一位相で伸縮し、第2振動素子4Bがそ
れに遅れて伸縮した場合は、図4(a)に示すように振
動子3は、振動素子4の取付基部に垂直で、振動素子4
Bを含む平面内において回転運動を行う。
【0021】図5は、振動素子4C,4B,4Aの順で
位相が45度ずつ遅れて伸縮した場合の振動子3の動作
の説明図である。図5(b)に示すように、振動素子4
C,4B,4Aの順で位相が45度ずつ遅れて伸縮した
場合は、図5(a)に示すように振動子3は、図3
(a)と図4(a)の双方の振動面と垂直な面内におい
て、回転運動を行う。
【0022】この3つの動作を3個の振動子3の位置に
応じて適宜組合せることにより、球体1は所望の方向に
回転され、それに伴いボールジョイントの角度も所望の
角度に変更される。
【0023】本発明の振動素子4の駆動装置は、図6に
示すように、振動素子4と、この振動素子4を駆動する
振動素子ドライバC3と、この振動素子ドライバC3に
動作指令を入力する振動素子動作指令展開ユニットC2
と、この振動素子動作指令展開ユニットC2に動作指令
を入力する各駆動ユニット動作指令展開ユニットC1
と、これらを接続する信号ケーブルとからなっている。
【0024】各駆動ユニット動作指令展開ユニットC1
は、球体1が回転すべき方向に対応して、各駆動ユニッ
トが振動すべき面の方向を導く機能を有する。
【0025】振動素子動作指令展開ユニットC2は、各
駆動ユニットが振動すべき面の方向に対応して、それぞ
れの駆動ユニットを構成する振動素子4がとるべき伸縮
運動の位相関係を導く機能を有する。
【0026】振動素子ドライバC3は、振動素子動作指
令展開ユニットC2で導かれた各振動素子4を伸縮させ
る位相関係に応じて、振動波形(図3,4,5では三角
波で示されているが、正弦波、方形波など駆動効率の高
い波形が必要に応じて選定される)を発生させ、それに
よって各振動素子4を伸縮させる機能を有する。
【0027】各駆動ユニット動作指令展開ユニットC1
および振動素子動作指令展開ユニットC2の機能を実現
するには、例えば、マイクロコンピュータを用いて、球
体1の回転方向と、振動子3の振動面と、振動素子4の
伸縮の位相の相互の関係を表わす関数あるいは表を記憶
させておき、球体1の回転指令に応じた値を出力させる
ことにより実現できる。
【0028】また、振動素子ドライバC3の機能は、例
えば、市販されている位相調整機能付き発振器を用いて
実現できる。
【0029】各駆動ユニット動作指令展開ユニットC1
は、入力された角度変更指令に基づいて、振動素子動作
指令展開ユニットC2に動作指令を出力する。振動素子
動作指令展開ユニットC2は、振動素子ドライバC3に
振動素子の伸縮指令を出力する。振動素子ドライバC3
は、この伸縮指令により振動素子4を駆動する。
【0030】これにより前述のように球体1が回転さ
れ、ボールジョイントの角度変更がなされる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明のボールジョ
イントの角度変更装置によれば、電磁モータや油圧モー
タを用いることなくボールジョイントの角度変更がなさ
れる。また、電磁モータや油圧モータを用いないので、
角度変更装置を飛躍的に小型化できる。したがって、細
管内部の検査装置に好適に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略図である。
【図2】本発明における角度変更原理の説明図である。
【図3】本発明における振動子の駆動パターンの説明図
である。
【図4】本発明における振動子の駆動パターンの説明図
である。
【図5】本発明における振動子の駆動パターンの説明図
である。
【図6】振動素子の駆動装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 球体 2 球体収納部材 3 振動子 4 振動素子 5 バネ部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボールジョイントの角度変更装置であっ
    て、前記ボールジョイントの球体収納部材内に、3個の
    振動素子が組み合わされてなる振動子が、少なくとも3
    組、所定の配列により配設され、前記振動子の各先端部
    が、前記ボールジョイントの球体収納部材内に配設され
    た球体を所定方向に付勢する球体付勢手段により、前記
    球体に当接され、前記振動子の各先端部が、前記球体に
    当接され状態で所望により所定方向に回転され、該回転
    により前記球体が回転されることを特徴とするボールジ
    ョイントの角度変更装置。
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