JP2008141898A - アクチュエータおよび搬送装置 - Google Patents

アクチュエータおよび搬送装置 Download PDF

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Yoshihide Sugiyama
嘉英 杉山
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章 川口
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Abstract

【課題】薄シートの搬送において精度の高い的確な動作を得ることができ、複数の動作方向を備えて薄シートの搬送方向を簡単に多方向へ変更することができるアクチュエータおよび薄シート搬送装置を提供する。
【解決手段】ベース面上における三角形の各頂点をなす位置のそれぞれに配置し、少なくともベース面の垂線方向に沿った方向成分を含んで振動する3つの振動子と、3つの振動子で三点支持して配置し、作用点が搬送対象物に当接する駆動体と、各振動子をそれぞれ選択的に駆動する駆動制御手段を備え、各振動子における駆動体の支点および駆動体の作用点が三角錐の各頂点をなす位置にそれぞれ対応し、かつ各振動子における駆動体の支点を結ぶ形状が正三角形をなし、各振動子の選択的な駆動により作用点が所定の運動方位に沿って円運動もしくは楕円運動する。
【選択図】図7

Description

本発明はアクチュエータおよび搬送装置に関し、振動を駆動力として用紙等の薄板状のシートを多方向へ搬送する技術に係るものである。
従来、この種の技術としては、例えば特許文献1に記載するものがある。この用紙搬送装置は、複数のアクチュエータおよび各アクチュエータに駆動信号を供給する駆動回路とを有しており、各アクチュエータは屈曲薄板部と圧電層と個別電極とを備えている。屈曲薄板部は用紙に当接する先端側の当接部および当接部から延びる2つの傾斜部を有し、圧電層が2つの傾斜部に夫々配置してあり、個別電極が各圧電層の上面に設けてある。
この構成により、駆動回路が2つの個別電極に対して選択的に電圧を印加することで各圧電層および傾斜部が選択的に変形し、当接部が搬送方向に変位して用紙を搬送する。
特開2006−121066号公報
しかしながら、特許文献1に記載したアクチュエータは、傾斜部が圧電層とともに撓むことで部材の弾性変形を生じさせるものであり、構造的に金属疲労を伴うものである。
アクチュエータは、微小な送り量ずつ用紙等を搬送するが、当接部の移動量は傾斜部の撓み量で定まるので、傾斜部の撓み量の精度で送り量の精度が定まる。しかし、複数のアクチュエータを配列した搬送装置において、傾斜部の撓み量を全てアクチュエータにおいて同じ高精度に制御することは困難であり、結果して搬送方向に誤差が生じ易くなる。
アクチュエータとして一対の屈曲薄板部を組み合わせることで、当接部を三次元的に移動させる構成を開示している。この場合にも、前述したように送り量の精度が傾斜部の撓み量の精度で定まるので、複数のアクチュエータを配列した搬送装置において搬送方向に誤差が生じ易くなる。
従来の搬送装置においては、搬送方向の一側にガイドを配置してガイドに沿わせるように用紙を搬送し、あるいはガイドに沿って搬送方向を変更する場合があるが、上述したアクチュエータを利用した搬送装置においても、搬送方向の精度を高めるためにはガイド等の補助機構が必要となる。
本発明は薄シートの搬送において精度の高い的確な動作を得ることができ、複数の動作方向を備えて薄シートの搬送方向を簡単に多方向へ変更することができるアクチュエータおよび搬送装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のアクチュエータは、ベース面上における三角形の各頂点をなす位置のそれぞれに配置し、少なくともベース面の垂線方向に沿った方向成分を含んで振動する3つの振動子と、3つの振動子で三点支持して配置し、作用点が搬送対象物に当接する駆動体と、各振動子をそれぞれ選択的に駆動する駆動制御手段を備え、各振動子における駆動体の支点および駆動体の作用点が三角錐の各頂点をなす位置にそれぞれ対応し、かつ各振動子における駆動体の支点を結ぶ形状が正三角形をなし、各振動子の選択的な駆動により作用点が所定の運動方位に沿って円運動もしくは楕円運動することを特徴とする。
また、各振動子の選択的な駆動により作用点が任意の角度間隔の放射状をなす複数の所定の運動方位に沿って円運動もしくは楕円運動することを特徴とする。
また、各振動子における駆動体の支点と駆動体の作用点を結ぶ形状が正三角錐をなし、作用点が円運動することを特徴とする。
また、駆動体が各振動子における支点と作用点を棒状部材で結合した構造をなすことを特徴とする。
また、駆動体がベース面に対向する底面を開放した中空三角錐形状をなすことを特徴とする。
また、駆動体が搬送対象物に向けて凸状に湾曲した曲面を形成する薄板状部材からなり、曲面上に作用点を有することを特徴とする。
また、振動子がボイスコイルモータのコイルボビンからなり、コイルボビンを弾性部材を介してベース面上に配設したことを特徴とする。
本発明の搬送装置は、上記の複数のアクチュエータを配列して搬送軌道を形成する搬送装置であって、ベース面を同レベル位置に保持して各アクチュエータを配置し、各アクチュエータを同期してあるいは選択的に駆動する搬送駆動制御手段を備え、各アクチュエータの作用点の運動方位を搬送方向として搬送軌道上で対象物を搬送することを特徴とする。
また、複数のアクチュエータでユニットを形成し、複数のユニットを所定パターンで配列して搬送軌道を形成することを特徴とする。
また、薄シート状の搬送対象物の表裏両面に対向して複数のアクチュエータを配列して搬送軌道を形成したことを特徴とする。
以上のように本発明によれば、アクチュエータの作用点が円運動もしくは楕円運動することでその作用として搬送対象物が移動する。このとき、アクチュエータの作用点は搬送方向の順方向に沿った往路において搬送対象物に当接し、搬送方向の逆方向に沿った復路において搬送対象物から離間する。
アクチュエータの作用点の運動量は各振動子の振幅によって定まり、アクチュエータの作用点の運動方位は選択的に駆動する振動子の組み合わせによって変更することができるので、搬送対象物の搬送において搬送方向および搬送距離において精度の高い制御を実現でき、搬送方向を簡単に複数の方向へ変更することができ、搬送方向の精度を高めるためのガイド等の補助機構を設けずとも精度の高い的確な動作を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜図4に示すように、アクチュエータ100は、ベース部材1のベース面2に3つのボイスコイルモータ3を備えている。ボイスコイルモータ3は振動子をなすコイルボビン4と、コイルボビン4に巻回したコイル5と、ヨーク6からなり、ヨーク6がコイルボビン4を軸心方向へ出退自在に保持している。
各ボイスコイルモータ3のコイルボビン4は、ベース面2において仮想する三角形の各頂点をなす位置のそれぞれに配置しており、ベース面2の垂線方向沿って振動する。各ボイスコイルモータ3は駆動制御手段をなす制御回路(図示省略)に電気的に接続しており、制御回路は各ボイスコイルモータ3をそれぞれ選択的に駆動する。
ベース部材1には各ボイスコイルモータ3の相互間の中央位置にセンターポール7を立設しており、センターポール7が弾性部材をなす金属製の薄板8を介して各コイルボビン4を支持している。センターポール7は固定ビス9によってベース部材1に固定しており、センターポール7に上下一対の薄板8がスペーサ10を介して平行に装着してあり、押さえリング11および止ビス12によって固定している。薄板8はコイルボビン4を支持する3つのビート部13がセンターポール7を中心として放射状に延びている。
図5および図6に示すように、アクチュエータ100は紙等の薄シートを搬送対象物としており、薄シートに当接する駆動体14を3つのコイルボビン4で三点支持している。駆動体14は棒状部材14aを結合した正三角錐形状の構造をなし、棒状部材14aの相互の結合部が薄シートに当接する作用点15と、各コイルボビン4に当接する支点16、17、18をなし、各支点16、17、18および作用点15が正三角錐の各頂点をなす位置にそれぞれ対応している。
本発明において駆動体14は各支点16、17、18を結ぶ形状が正三角形であれば、正三角錐に限るものではないが正三角錐が望ましい。この点に関しては後述する。本実施の形態ではコイルボビン4がベース面2の垂線方向沿って振動するものとして説明するが、各ボイスコイルモータ3は少なくともベース面の垂線方向に沿った方向成分を含んで振動すれば、本発明を実現することができる。このため、例えば、各ボイスコイルモータ3は、作用点15と各支点16、17、18とを結ぶ線分方向に沿って振動するように配置することも可能である。
図7および図8に示すように、駆動体14は中空三角錐形状体19に形成することも可能である。この場合に、中空三角錐形状体19はベース面2に対向する底面を開放した形状をなす。
図9および図10に示すように、駆動体14は薄板状部材20から形成することも可能である。この場合に、薄板状部材20は搬送対象物の薄シートに向けて凸状に湾曲した曲面20aを形成してなり、曲面20aの上の所定位置が作用点15をなす。
以下に、本発明のアクチュエータ100の動作原理を説明する。図11に示すように、停止状態のアクチュエータ100を平面視する状態において、作用点15は駆動体14の各支点16、17、18を結ぶ正三角形の重心点に位置する。搬送対象物の薄シートである紙(図示省略)は、図面の紙面と平行な状態に在り、作用点15が搬送対象物の紙面に当接している。非通電状態において、ボイスコイルモータ3A、3B、3Cの各コイルボビン4は薄板8の各ビート部13に支持されて中立位置(原点)にある。
(操作例1)
図14に示すように、紙の進行方向、つまり搬送方向を重心点位置から支点16に向く方向とする場合には、作用点15の運動方位が紙の搬送方向に沿うように作用点15を円運動させる。
すなわち、駆動体14の各支点16、17、18を結ぶ正三角形を含む平面と直交する平面であって、支点17、18を通る直線Yと直交し、さらに正三角形の重心点と支点16とを通る直線Xおよび駆動体14の一つの稜線を含む平面内において作用点15を円運動させる。
このため、制御回路(図示省略)から選択的に各ボイスコイルモータ3A、3B、3Cのコイル5に電流を印加し、コイルボビン4に生じる磁界とヨーク6の磁界との作用によってコイルボビン4を振動させる。
このとき、図15の(a)に示すように、作用点15の運動方位上に在る支点16を支持するボイスコイルモータ3Aに所定周期の矩形波信号によって所定パルス幅の電流パルスを印加する。
この電流パルスにしたがってボイスコイルモータ3Aのコイルボビン4は、図15の(b)に示すように、順方向電流パルスの通電時にヨーク6から抜け出る方向に移動して駆動体14の支点16を上方へ押し上げ(PUSH)、支点16を中立位置よりも上方の上位点に保持し、逆方向電流パルスの通電時にヨーク6に入る方向に移動して駆動体14の支点16を下方へ押し下げ(PULL)、支点16を中立位置よりも下方の下位点に保持し、上位点と下位点との間を振幅として振動する。
他の二つの支点17、18のそれぞれを支持するボイスコイルモータ3B、3Cは同期して駆動し、そのコイルボビン4の振動を同調させる。図15の(a)に示すように、ボイスコイルモータ3B、3Cに印加する電流パルスは、ボイスコイルモータ3Aに印加する電流パルスと同周期、同パルス幅であり、かつ1/4周期遅れの位相差をもつ周期パルス列である。
この電流パルスにしたがってボイスコイルモータ3B、3Cのコイルボビン4は、図15の(b)に示すように、順方向電流パルスの通電時にヨーク6から抜け出る方向に移動して駆動体14の支点17、18を上方へ押し上げ(PUSH)、かつ支点17、18を中立位置よりも上方の上位点に保持する。逆方向電流パルスの通電時にヨーク6に入る方向に移動して駆動体14の支点17、18を下方へ押し下げ(PULL)、かつ支点17、18を中立位置よりも下方の下位点に保持し、上位点と下位点との間を振幅として振動する。
このため、駆動体14の支点16と、他の二つの支点17、18とが所定の時間遅れを伴って上下動することで、図16に示すように、作用点15が用紙搬送方向を運動方位として反時計方向(紙面上において)に円運動する。
図16における状態1では、駆動体14の作用点15が回転運動の軌跡上において用紙搬送方向の最後方位置で中位点にあり、図14において作用点15が(1)の位置にある。これは、図15の(a)、(b)に示すシーケンス1の状態を示しており、ボイスコイルモータ3Aで支持する駆動体14の支点16が上位点にあり、ボイスコイルモータ3B、3Cで支持する駆動体14の支点17、18が下位点にある。
図16における状態1から状態2へ遷移するときには、ボイスコイルモータ3Aで支持する駆動体14の支点16を上位点に保持しつつ、ボイスコイルモータ3B、3Cで支持する駆動体14の支点17、18が上位点に移動する。
図16における状態2では、駆動体14の作用点15が回転運動の軌跡上において用紙搬送方向の中間位置で最上位点にあり、図14において作用点15が(2)の位置にある。これは、図15の(a)、(b)に示すシーケンス2の状態を示しており、ボイスコイルモータ3Aで支持する駆動体14の支点16が上位点にあり、ボイスコイルモータ3B、3Cで支持する駆動体14の支点17、18も上位点にある。
図16における状態2から状態3へ遷移するときには、ボイスコイルモータ3B、3Cで支持する駆動体14の支点17、18を上位点に保持しつつ、ボイスコイルモータ3Aで支持する駆動体14の支点16が下位点に移動する。
図16における状態3では、駆動体14の作用点15が回転運動の軌跡上において用紙搬送方向の最前方位置で中位点にあり、図14において作用点15が(3)の位置にある。これは、図15の(a)、(b)に示すシーケンス3の状態を示しており、ボイスコイルモータ3Aで支持する駆動体14の支点16が下位点にあり、ボイスコイルモータ3B、3Cで支持する駆動体14の支点17、18が上位点にある。
図16における状態3から状態4へ遷移するときには、ボイスコイルモータ3Aで支持する駆動体14の支点16を下位点に保持しつつ、ボイスコイルモータ3B、3Cで支持する駆動体14の支点17、18が下位点に移動する。
図16における状態4では、駆動体14の作用点15が回転運動の軌跡上において用紙搬送方向の中間位置で最下位点にあり、図14において作用点15が(4)の位置にある。これは、図15の(a)、(b)に示すシーケンス4の状態を示しており、ボイスコイルモータ3Aで支持する駆動体14の支点16が下位点にあり、ボイスコイルモータ3B、3Cで支持する駆動体14の支点17、18も下位点にある。
図16における状態4から状態1へ遷移するときには、ボイスコイルモータ3B、3Cで支持する駆動体14の支点17、18を下位点に保持しつつ、ボイスコイルモータ3Aで支持する駆動体14の支点16が上位点に移動する。
したがって、図16に示すように、作用点15がその円運動において状態1から状態2を経て状態3に遷移する間に用紙に当接し、その間に用紙搬送方向への運動を与えることで用紙が進行方向に移動し、作用点15が円運動を繰返すことで用紙が搬送される。
上述の構成において、同期させるボイスコイルモータ3A、3B、3Cの組み合わせを変更することで、重心点位置からいずれかの支点16、17、18に向く方向、つまり120°の角度間隔の放射状をなす複数の所定の運動方位に沿って、紙の進行方向である搬送方向を変更することができる。
(操作例2)
図17に示すように、紙の進行方向(搬送方向)を、重心点位置から支点16に向く方向に対して直交し、支点18から支点17に向かう方向と平行とする場合には、作用点15の運動方位が紙の搬送方向に沿うように作用点15を円運動させる。
すなわち、駆動体14の各支点16、17、18を結ぶ正三角形を含む平面と直交する平面であって、支点17、18を通る直線Yと平行をなして正三角形の重心点を通る直線Y1を含む平面の面内において作用点15を円運動させる。
このため、制御回路(図示省略)から選択的に各ボイスコイルモータ3A、3B、3Cのコイル5に電流を印加し、コイルボビン4に生じる磁界とヨーク6の磁界との作用によってコイルボビン4を振動させる。
このとき、図18に示すように、紙の進行方向の前方に位置する支点17を支持するボイスコイルモータ3Bに所定周期の矩形波信号によって所定パルス幅の電流パルスを印加する。
この電流パルスにしたがってボイスコイルモータ3Bのコイルボビン4は、順方向電流の通電時にヨーク6から抜け出る方向に移動して駆動体14の支点17を上方へ押し上げ(PUSH)、支点17を中立位置よりも上方の上位点に保持し、逆方向電流パルスの通電時にヨーク6に入る方向に移動して駆動体14の支点17を下方へ押し下げ(PULL)、支点17を中立位置よりも下方の下位点に保持し、中立位置よりも上方の上位点と中立位置よりも下方の下位点との間を振幅として振動する。
紙の進行方向の後方に位置する支点18を支持するボイスコイルモータ3Cに印加する電流パルスは、ボイスコイルモータ3Bに印加する電流パルスと同周期、同パルス幅であり、かつ1/4周期遅れの位相差をもつ周期パルス列をなす。
この電流パルスにしたがってボイスコイルモータ3Cのコイルボビン4は、順方向電流パルスの通電時にヨーク6から抜け出る方向に移動して駆動体14の支点18を上方へ押し上げ(PUSH)、支点18を中立位置よりも上方の上位点に保持し、逆方向電流パルスの通電時にヨーク6に入る方向に移動して駆動体14の支点18を下方へ押し下げ(PULL)、支点18を中立位置よりも下方の下位点に保持し、中立位置よりも上方の上位点と中立位置よりも下方の下位点との間を振幅として振動する。
紙の進行方向の中間に位置する支点16を支持するボイスコイルモータ3Aに印加する電流パルスは、ボイスコイルモータ3Bに印加する電流パルスと同周期で、1/2パルス幅であり、かつ1/4周期遅れの位相差をもつ周期パルス列をなす。
この電流パルスにしたがってボイスコイルモータ3Aのコイルボビン4は、順方向電流パルスの通電時にヨーク6から抜け出る方向に移動して駆動体14の支点16を上方へ押し上げ(PUSH)、支点16を中立位置よりも上方の上位点に保持し、非通電時(インターバル)に駆動体14の支点16を中立位置に復帰させ、逆方向電流パルスの通電時にヨーク6に入る方向に移動して駆動体14の支点16を下方へ押し下げ(PULL)、支点16を中立位置よりも下方の下位点に保持し、中立位置よりも上方の上位点と中立位置よりも下方の下位点との間を振幅として振動する。
このため、駆動体14の各支点16、17、18が所定の時間遅れを伴って上下動することで、図19に示すように、作用点15が用紙搬送方向を運動方位として時計方向(紙面上において)に円運動する。
図19における状態1では、駆動体14の作用点15は回転運動の軌跡上において用紙搬送方向の最後方位置で中位点にあり、図17において作用点15が(1)の位置にある。これは、図18におけるシーケンス1の状態を示しており、ボイスコイルモータ3Bで支持する駆動体14の支点17が上位点にあり、ボイスコイルモータ3Cで支持する駆動体14の支点18が下位点にあり、ボイスコイルモータ3Aで支持する駆動体14の支点16が中立位置にある。
図19における状態1から状態2へ遷移するときには、ボイスコイルモータ3Bで支持する駆動体14の支点17を上位点に保持しつつ、ボイスコイルモータ3Cで支持する駆動体14の支点18が上位点へ移動し、ボイスコイルモータ3Aで支持する駆動体14の支点16が上位点へ移動する。
図19における状態2では、駆動体14の作用点15は回転運動の軌跡上において用紙搬送方向の用紙搬送方向の中間位置で最上位点にあり、図17において作用点15が(2)の位置にある。これは、図18におけるシーケンス2の状態を示しており、ボイスコイルモータ3Bで支持する駆動体14の支点17が上位点にあり、ボイスコイルモータ3Cで支持する駆動体14の支点18も上位点にあり、ボイスコイルモータ3Aで支持する駆動体14の支点16も上位点にある。
図19における状態2から状態3へ遷移するときには、ボイスコイルモータ3Cで支持する駆動体14の支点18を上位点に保持しつつ、ボイスコイルモータ3Bで支持する駆動体14の支点17が下位点へ移動し、ボイスコイルモータ3Aで支持する駆動体14の支点16が中立位置へ移動する。
図19における状態3では、駆動体14の作用点15は回転運動の軌跡上において用紙搬送方向の用紙搬送方向の最前方位置で中位点にあり、図17において作用点15が(3)の位置にある。これは、図18においてシーケンス3の状態を示しており、ボイスコイルモータ3Bで支持する駆動体14の支点17が下位点にあり、ボイスコイルモータ3Cで支持する駆動体14の支点18が上位点にあり、ボイスコイルモータ3Aで支持する駆動体14の支点16が中立位置にある。
図19における状態3から状態4へ遷移するときには、ボイスコイルモータ3Bで支持する駆動体14の支点17を下位点に保持しつつ、ボイスコイルモータ3Cで支持する駆動体14の支点18が下位点へ移動し、ボイスコイルモータ3Aで支持する駆動体14の支点16が下位点へ移動する。
図19における状態4は、駆動体14の作用点15は回転運動の軌跡上において用紙搬送方向の用紙搬送方向の中間位置で最下位点にあり、図17において作用点15が(4)の位置にある。これは、図18におけるシーケンス4の状態を示しており、ボイスコイルモータ3Bで支持する駆動体14の支点17が下位点にあり、ボイスコイルモータ3Cで支持する駆動体14の支点18も下位点にあり、ボイスコイルモータ3Aで支持する駆動体14の支点16も下位点にある。
図19における状態4から状態1へ遷移するときには、ボイスコイルモータ3Cで支持する駆動体14の支点18を下位点に保持しつつ、ボイスコイルモータ3Bで支持する駆動体14の支点17が上位点へ移動し、ボイスコイルモータ3Aで支持する駆動体14の支点16が中立位置へ移動する。
したがって、作用点15がその円運動において状態1から状態2を経て状態3に遷移する間に用紙に当接し、その間に用紙搬送方向への運動を与えることで用紙が進行方向に移動し、作用点15が円運動を繰返すことで用紙が搬送される。
上述の構成において、重心点位置から支点18に向かう方向と用紙の搬送方向との間に30°の角度がある。よって、ボイスコイルモータ3A、3B、3Cとシーケンスとの組み合わせを変更することで、重心点位置から各支点16、17、18に向かう方向に対して30°の角度をなす何れかの方向に紙の進行方向である搬送方向を変更することができる。
したがって、上述した操作例1との組み合わせにおいて、作用点15の円運動の運動方位を、重心点を中心として30°角度間隔の放射状をなす複数の運動方位に変更することができる。
(操作例3)
図20に示すように、紙の進行方向(搬送方向)を、支点17、18を通る直線Yと平行なして重心点を通る直線Y1に対して所定角度θをなす方向とする場合には、作用点15の運動方位が紙の搬送方向に沿うように作用点15を円運動させる。
すなわち、駆動体14の各支点16、17、18を結ぶ正三角形を含む平面と直交する平面であって、直線Y1に対して所定角度θをなす直線Y2を含む平面の面内において作用点15を円運動させる。
このため、制御回路(図示省略)から選択的に各ボイスコイルモータ3A、3B、3Cのコイル5に電流を印加し、コイルボビン4に生じる磁界とヨーク6の磁界との作用によってコイルボビン4を振動させる。
このとき、図21に示すように、紙の進行方向の前方に位置する支点17を支持するボイスコイルモータ3Bに所定周期の矩形波信号によって所定パルス幅の電流パルスを印加する。
この電流パルスにしたがってボイスコイルモータ3Bのコイルボビン4は、順方向電流の通電時にヨーク6から抜け出る方向に移動して駆動体14の支点17を上方へ押し上げ(PUSH)、支点17を中立位置よりも上方の上位点に保持し、逆方向電流パルスの通電時にヨーク6に入る方向に移動して駆動体14の支点17を下方へ押し下げ(PULL)、支点17を中立位置よりも下方の下位点に保持し、中立位置よりも上方の上位点と中立位置よりも下方の下位点との間を振幅として振動する。
紙の進行方向の後方に位置する支点18を支持するボイスコイルモータ3Cに印加する電流パルスは、ボイスコイルモータ3Bに印加する電流パルスと同周期、同パルス幅であり、かつ1/4周期遅れの位相差をもつ周期パルス列をなす。
この電流パルスにしたがってボイスコイルモータ3Cのコイルボビン4は、順方向電流パルスの通電時にヨーク6から抜け出る方向に移動して駆動体14の支点18を上方へ押し上げ(PUSH)、支点18を中立位置よりも上方の上位点に保持し、逆方向電流パルスの通電時にヨーク6に入る方向に移動して駆動体14の支点18を下方へ押し下げ(PULL)、支点18を中立位置よりも下方の下位点に保持し、中立位置よりも上方の上位点と中立位置よりも下方の下位点との間を振幅として振動する。
紙の進行方向の中間に位置する支点16を支持するボイスコイルモータ3Aに印加する電流パルスは、ボイスコイルモータ3Bに印加する電流パルスと同周期で、3/4パルス幅であり、かつ1/4周期遅れの位相差をもつ周期パルス列をなす。
この電流パルスにしたがってボイスコイルモータ3Aのコイルボビン4は、順方向電流パルスの通電時にヨーク6から抜け出る方向に移動して駆動体14の支点16を上方へ押し上げ(PUSH)、支点16を中立位置よりも上方の上位点に保持し、非通電時(インターバル)に駆動体14の支点16を中立位置に復帰させ、逆方向電流パルスの通電時にヨーク6に入る方向に移動して駆動体14の支点16を下方へ押し下げ(PULL)、支点16を中立位置よりも下方の下位点に保持し、中立位置よりも上方の上位点と中立位置よりも下方の下位点との間を振幅として振動する。
このため、駆動体14の各支点16、17、18が所定の時間遅れを伴って上下動することで、図19に示すように、作用点15が用紙搬送方向を運動方位として時計方向(紙面上において)に円運動する。
図19における状態1では、駆動体14の作用点15は回転運動の軌跡上において用紙搬送方向の最後方位置で中位点にあり、図20において作用点15が(1)の位置にある。これは、図21におけるシーケンス1の状態を示しており、ボイスコイルモータ3Bで支持する駆動体14の支点17が上位点にあり、ボイスコイルモータ3Cで支持する駆動体14の支点18が下位点にあり、ボイスコイルモータ3Aで支持する駆動体14の支点16が中立位置よりも所定高さ分だけ上位点の側にある。このため、図20における作用点15の(1)の位置が直線Y1から外れて直線Y2の上にある。
ここで、図21におけるシーケンス1の状態において、ボイスコイルモータ3Aで支持する駆動体14の支点16が中立位置よりも高くなるほどに、図20における作用点15の(1)の位置が直線Y1から外れる距離が大きくなり、直線Yに近づくことになる。
つまり、ボイスコイルモータ3Aに印加する電流パルスの非通電時間を短くしてパルス幅を長くするほどに、ボイスコイルモータ3Aで支持する駆動体14の支点16が中立位置よりも上位点の側により高く位置し、結果として図20における作用点15の(1)の位置が直線Yの側に近づき、角度θが大きくなる。
よって、ボイスコイルモータ3Aに印加する電流パルスを制御することにより、角度θを任意の角度単位で変更することができる。
図19における状態1から状態2へ遷移するときには、ボイスコイルモータ3Bで支持する駆動体14の支点17を上位点に保持しつつ、ボイスコイルモータ3Cで支持する駆動体14の支点18が上位点へ移動し、ボイスコイルモータ3Aで支持する駆動体14の支点16が上位点へ移動する。
図19における状態2では、駆動体14の作用点15は回転運動の軌跡上において用紙搬送方向の用紙搬送方向の中間位置で最上位点にあり、図20において作用点15が(2)の位置にある。これは、図21におけるシーケンス2の状態を示しており、ボイスコイルモータ3Bで支持する駆動体14の支点17が上位点にあり、ボイスコイルモータ3Cで支持する駆動体14の支点18も上位点にあり、ボイスコイルモータ3Aで支持する駆動体14の支点16も上位点にある。
図19における状態2から状態3へ遷移するときには、ボイスコイルモータ3Cで支持する駆動体14の支点18を上位点に保持しつつ、ボイスコイルモータ3Bで支持する駆動体14の支点17が下位点へ移動し、ボイスコイルモータ3Aで支持する駆動体14の支点16が非通電区間で中立位置へ復帰し、さらに通電空間で中立位置よりも所定高さ分だけ下位点の側に移動する。
図19における状態3では、駆動体14の作用点15は回転運動の軌跡上において用紙搬送方向の用紙搬送方向の最前方位置で中位点にあり、図20において作用点15が(3)の位置にある。これは、図21においてシーケンス3の状態を示しており、ボイスコイルモータ3Bで支持する駆動体14の支点17が下位点にあり、ボイスコイルモータ3Cで支持する駆動体14の支点18が上位点にあり、ボイスコイルモータ3Aで支持する駆動体14の支点16が中立位置よりも所定高さ分だけ下位点の側にある。このため、図20における作用点15の(3)の位置が直線Y1から外れて直線Y2の上にある。
図19における状態3から状態4へ遷移するときには、ボイスコイルモータ3Bで支持する駆動体14の支点17を下位点に保持しつつ、ボイスコイルモータ3Cで支持する駆動体14の支点18が下位点へ移動し、ボイスコイルモータ3Aで支持する駆動体14の支点16が下位点へ移動する。
図19における状態4では、駆動体14の作用点15は回転運動の軌跡上において用紙搬送方向の用紙搬送方向の中間位置で最下位点にあり、図20において作用点15が(4)の位置にある。これは、図21におけるシーケンス4の状態を示しており、ボイスコイルモータ3Bで支持する駆動体14の支点17が下位点にあり、ボイスコイルモータ3Cで支持する駆動体14の支点18も下位点にあり、ボイスコイルモータ3Aで支持する駆動体14の支点16も下位点にある。
図19における状態4から状態1へ遷移するときには、ボイスコイルモータ3Cで支持する駆動体14の支点18を下位点に保持しつつ、ボイスコイルモータ3Bで支持する駆動体14の支点17が上位点へ移動し、ボイスコイルモータ3Aで支持する駆動体14の支点16が非通電区間で中立位置へ復帰し、さらに通電空間で中立位置よりも所定高さ分だけ上位点の側に移動する。
したがって、作用点15がその円運動において状態1から状態2を経て状態3に遷移する間に用紙に当接し、その間に用紙搬送方向への運動を与えることで用紙が進行方向に移動し、作用点15が円運動を繰返すことで用紙が搬送される。
上述の構成においては、ボイスコイルモータ3Aに印加する電流パルスを制御することにより、例えばボイスコイルモータ3Aに印加する電流パルスの非通電時間を短くしてパルス幅を長くするほどに、ボイスコイルモータ3Aで支持する駆動体14の支点16が中立位置よりも上位点の側により高く位置し、結果として図20における角度θを任意の角度単位で変更することができ、作用点15の円運動の運動方位を、重心点を中心として任意の角度間隔の放射状をなす複数の運動方位に変更することができる。よって、ボイスコイルモータ3A、3B、3Cとシーケンスとの組み合わせを変更し、ボイスコイルモータ3Bもしくは3Cに印加する電流パルスを制御することで角度θを任意の角度単位で変更すれば、重心点を中心とする360°の全方位の任意の方向に作用点15の運動方位を変更することができる。
図12および図13において、駆動体14の形状が与える作用効果の相違を説明する。中空三角錐形状の駆動体14の各支点16、17、18を結ぶ開放した底面を正三角形としつつ、底面から作用点15までの高さを違えた駆動体14を用意する。一つは側面形状が二等辺三角形状をなして作用点15の内角が60度以下の鋭角をなして底面から作用点15までの高さが正三角錐よりも高い伸長の駆動体14であり、一つは側面形状が正三角形状をなして作用点15の内角が60度をなす正三角錐の駆動体14であり、一つは側面形状が二等辺三角形状をなして作用点15の内角が鈍角をなして底面から作用点15までの高さが正三角錐よりも低い扁平の駆動体14である。
図13に示すように、アクチュエータ100の駆動体14を板材31の開口部32から突出させ、何れの形態の駆動体14においても同振幅で振動させてアクチュエータ100によって用紙33を搬送した。この結果を図12に示す。正三角錐よりも高い伸長の駆動体14はα状態で振動し、正三角錐の駆動体14はβ状態で振動し、正三角錐よりも低い扁平の駆動体14はγ状態で振動した。
この結果において、伸長の駆動体14(αに示す)では、搬送力が上昇するが、頂部間での距離が長いために頂部にブレが生じる運動となる。正三角錐の駆動体14(βに示す)では、安定した頂部運動により、安定した搬送力が得られる。扁平の駆動体14(γに示す)では、搬送力が劣るが、頂部のブレが少ない運動となる。よって、駆動体14としては正三角錐が好ましい。
同様にして、図5、図7、図9に示した構成の駆動体14をテストした結果を表1に示す。
Figure 2008141898
ここで、表中の棒状三角錐は図5に示すものであり、中空三角錐は図7に示すものであってそれぞれ図12のαの状態、βの状態、γの状態を示しており、湾曲一体構成は図9に示すものである。このように、各形態において安定性と搬送力が異なり、目的とする用途に応じて駆動体の形態を選定することが望ましい。
図22〜図23に示すように、本発明のアクチュエータ100によって搬送装置200を構成する場合には、複数のアクチュエータ100を所定間隔で所定パターンに配列するとともに、アクチュエータ100のベース面2を同レベル位置に保持して搬送軌道を形成する。この場合に、1つのユニット300として少なくとも3個のアクチュエータ100を配置するが、図示するように4個以上が望ましい。
搬送装置200は、各アクチュエータ100を同期してあるいは選択的に駆動する制御回路からなる搬送駆動制御手段(図示省略)を備えており、各アクチュエータ100の作用点15の運動方位を搬送方向として搬送軌道上で対象物を搬送する。
この構成においては、搬送装置200の搬送軌道を構成する各アクチュエータ100の作用点15の運動方位は、上述したように、重心点を中心として任意の角度間隔の放射状をなす複数の運動方位に変更することができるので、搬送装置200としてアクチュエータ100の重心点を中心とする360°の全方位の任意の方向に作用点15の運動方位を変更することができる。
また、図示は省略するが、搬送装置200を構成する複数のユニット300を所定パターンで面状に展開して配列して搬送軌道を形成することも可能である。
また、図24〜図26に示すように、薄シート状の搬送対象物である用紙400の表裏両面に対向して複数のユニット300a、300bを配列して複数のアクチュエータ100で搬送軌道を形成することも可能である。
この場合に、図25に示すように、搬送方向に対して直交する方向に列をなす複数のアクチュエータ100を1つのユニット300a、300bとし、用紙400の搬送軌道より下方に配置するユニット300aを搬送方向に沿って所定間隔で配列するとともに、用紙400の搬送軌道より上方に配置するユニット300bを搬送方向に沿って所定間隔で配列し、下方のユニット300aの相互間に上方のユニット300aを配置する。
あるいは、図26に示すように、搬送方向に沿って列をなす複数のアクチュエータ100を1つのユニット300とし、用紙400の搬送軌道より下方に配置するユニット300aを搬送方向と直交する方向に沿って所定間隔で配列するとともに、用紙400の搬送軌道より上方に配置するユニット300bを搬送方向と直交する方向に沿って所定間隔で配列し、下方のユニット300aの相互間に上方のユニット300aを配置する。
本発明の実施の形態におけるアクチュエータの基本的構成を示す斜視図 同実施の形態におけるボイスコイルモータを示す斜視図 同実施の形態におけるアクチュエータの基本的構成を示す断面図 同実施の形態におけるボイスコイルモータを示す斜視断面図 同実施の形態におけるアクチュエータを示す斜視図 同実施の形態におけるアクチュエータを示す正面図 他の実施の形態におけるアクチュエータを示す斜視図 同実施の形態におけるアクチュエータを示す正面図 他の実施の形態におけるアクチュエータを示す斜視図 同実施の形態におけるアクチュエータを示す正面図 本発明のアクチュエータの原理的な構成を示す平面図 本発明のアクチュエータの原理的な動作を示す説明図 本発明のアクチュエータの配置状態を示す説明図 本発明のアクチュエータの原理的な操作例を示す模式図 同操作例におけるアクチュエータの制御シーケンスを示し、(a)は電流パルスのタイミングチャート図、(b)はボイスコイルモータの支点の移動位置を示すタイミングチャート図 同操作例におけるアクチュエータの原理的な動作を示す説明図 本発明のアクチュエータの原理的な他の操作例を示す模式図 同操作例におけるアクチュエータの制御シーケンスを示し、(a)は電流パルスのタイミングチャート図、(b)はボイスコイルモータの支点の移動位置を示すタイミングチャート図 本発明のアクチュエータの原理的な動作を示す説明図 本発明のアクチュエータの原理的な他の操作例を示す模式図 同操作例におけるアクチュエータの制御シーケンスを示し、(a)は電流パルスのタイミングチャート図、(b)はボイスコイルモータの支点の移動位置を示すタイミングチャート図 本発明のアクチュエータの配置状態を示す模式図 本発明のアクチュエータの配置状態を示す模式図 本発明のアクチュエータの配置状態を示す模式図 本発明のアクチュエータの配置状態を示す模式図 本発明のアクチュエータの配置状態を示す模式図
符号の説明
1 ベース部材
2 ベース面
3、3A、3B、3C ボイスコイルモータ
4 コイルボビン
5 コイル
6 ヨーク
7 センターポール
8 薄板
9 固定ビス
10 スペーサ
11 押さえリング
12 止ビス
13 ビート部
14 駆動体
14a 棒状部材
15 作用点
16、17、18 支点
19 中空三角錐形状体
20 薄板状部材
20a 曲面
31 板材
32 開口
33 用紙
100 アクチュエータ
200 搬送装置
300 ユニット
300a 下方のユニット
300b 上方のユニット
400 用紙

Claims (10)

  1. ベース面上における三角形の各頂点をなす位置のそれぞれに配置し、少なくともベース面の垂線方向に沿った方向成分を含んで振動する3つの振動子と、3つの振動子で三点支持して配置し、作用点が搬送対象物に当接する駆動体と、各振動子をそれぞれ選択的に駆動する駆動制御手段を備え、各振動子における駆動体の支点および駆動体の作用点が三角錐の各頂点をなす位置にそれぞれ対応し、かつ各振動子における駆動体の支点を結ぶ形状が正三角形をなし、各振動子の選択的な駆動により作用点が所定の運動方位に沿って円運動もしくは楕円運動することを特徴とするアクチュエータ。
  2. 各振動子の選択的な駆動により作用点が任意の角度間隔の放射状をなす複数の所定の運動方位に沿って円運動もしくは楕円運動することを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ。
  3. 各振動子における駆動体の支点と駆動体の作用点を結ぶ形状が正三角錐をなし、作用点が円運動することを特徴とする請求項1または2に記載のアクチュエータ。
  4. 駆動体が各振動子における支点と作用点を棒状部材で結合した構造をなすことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のアクチュエータ。
  5. 駆動体がベース面に対向する底面を開放した中空三角錐形状をなすことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のアクチュエータ。
  6. 駆動体が搬送対象物に向けて凸状に湾曲した曲面を形成する薄板状部材からなり、曲面上に作用点を有することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のアクチュエータ。
  7. 振動子がボイスコイルモータのコイルボビンからなり、コイルボビンを弾性部材を介してベース面上に配設したことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載のアクチュエータ。
  8. 請求項1〜7の何れか1項に記載する複数のアクチュエータを配列して搬送軌道を形成する搬送装置であって、ベース面を同レベル位置に保持して各アクチュエータを配置し、各アクチュエータを同期してあるいは選択的に駆動する搬送駆動制御手段を備え、各アクチュエータの作用点の運動方位を搬送方向として搬送軌道上で対象物を搬送することを特徴とする搬送装置。
  9. 複数のアクチュエータでユニットを形成し、複数のユニットを所定パターンで配列して搬送軌道を形成することを特徴とする請求項8に記載の搬送装置。
  10. 薄シート状の搬送対象物の表裏両面に対向して複数のアクチュエータを配列して搬送軌道を形成したことを特徴とする請求項8または9に記載の搬送装置。
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