JP2002272149A - 送り装置および回転装置 - Google Patents

送り装置および回転装置

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JP2002272149A
JP2002272149A JP2001073972A JP2001073972A JP2002272149A JP 2002272149 A JP2002272149 A JP 2002272149A JP 2001073972 A JP2001073972 A JP 2001073972A JP 2001073972 A JP2001073972 A JP 2001073972A JP 2002272149 A JP2002272149 A JP 2002272149A
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Japan
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piezoelectric element
thickness
displacement
piezoelectric
rotating
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JP2001073972A
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English (en)
Inventor
Ryoichi Fukunaga
了一 福永
Masayuki Watanabe
雅幸 渡邉
Junko Seki
順子 関
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Taiheiyo Cement Corp
Original Assignee
Taiheiyo Cement Corp
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御を容易ならしめ、かつ、低背化させた送
り装置を提供する。 【解決手段】 送り装置10は、厚み縦変位を生ずる第
1圧電素子13と、厚み滑り変位を生じ、第1圧電素子
13と並列に配置された第2圧電素子14と、第1圧電
素子13と第2圧電素子14を固定する基台15とを具
備する。第2圧電素子14は、被搬送体11と所定の摩
擦力で当接している状態において厚み滑り変位すること
で被搬送体11を厚み滑り変位方向へ移動させる。ま
た、第1圧電素子13は伸縮変位によって被搬送体11
と第2圧電素子14との間の摩擦力の大きさを変化させ
て、第2圧電素子14による被搬送体11の移動を抑制
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X−Yステージや
リニアモータ、回転モータ等、可動体を固定体に対して
移動または回転させる送り装置と回転装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、圧電体の分極方向と同じ方向
に電界を印加することにより、圧電体に厚み縦変位(3
3モード変位)が生じ、また、圧電体の分極方向に垂直
な方向に電界を印加することにより圧電体に厚み滑り変
位(15モード変位)が生ずることが知られており、こ
のような33モード変位を使用した圧電素子(33モー
ド素子)と15モード変位を利用した圧電素子(15モ
ード素子)を利用して、各種の送り装置が提案されてい
る。
【0003】例えば、特開平4−221792号公報に
は、1個の33モード素子と1個の15モード素子から
なる脚部で可動体を支持するように構成された送り装置
が開示されている。この脚部は33モード素子が可動体
に固定され、15モード素子が固定体に接地する構成と
なっている。この脚部を2本(第1脚部と第2脚部とす
る)用いた送り装置の動作は、概略、次の通りである。
【0004】最初に、第1脚部の15モード素子に厚み
滑り変位を生じさせて、その接地面が可動体の進行方向
にずれるように剪断変形させ、かつ、33モード素子を
伸長させて第1脚部が接地した状態にある状態とし、こ
のとき、第2脚部は接地面から浮かせた状態としてお
く。このような状態とすることを第1工程とする。
【0005】次に、第1脚部の15モード素子の剪断変
形の方向を逆転させると、15モード素子の接地位置は
変化しないため、第1脚部における15モード素子と3
3モード素子の接合面が15モード素子の変形量ほど進
行方向に移動する。こうして可動体が15モード素子の
変形量ほど進行方向に移動することとなる。この間に第
2脚部の15モード素子をその接地面が進行方向に移動
するように剪断変形させておく。この工程を第2工程と
する。
【0006】第3工程では、第2脚部の33モード素子
を伸長させて第2脚部を接地する一方で、第1脚部の3
3モード素子を縮ませて第1脚部の15モード素子を接
地面から浮かせた状態とする。こうして第2脚部が接地
して可動体を支持した状態となる。次に、第4工程にお
いては、第2脚部の15モード素子の剪断変形の方向を
逆転させることにより、前記第2工程と同様に可動体を
進行方向に15モード素子の変形量ほど移動させ、その
間に第1脚部の15モード素子をその接地面が進行方向
に移動するように剪断変形を生じさせる。
【0007】この第4工程終了後に第1脚部を接地さ
せ、また、第2脚部については接地面から浮かせると、
第1工程後の状態と同じとなる。つまり、第4工程以降
に第1脚部と第2脚部について第1工程から第4工程を
繰り返すことにより、所定距離ほど可動体を移動させる
ことが可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
4−221792号公報に開示された送り装置は、脚部
が33モード素子と15モード素子を接合した構造を有
することから、接地面と可動体との距離が長くなって送
り装置が大型化し、また、少なくとも4個の圧電素子を
制御する必要があるために制御機構が複雑となる問題が
ある。
【0009】本発明はこのような従来技術の問題点に鑑
みてなされたものであり、制御を容易ならしめ、かつ、
低背化させた送り装置を提供することを目的とする。ま
た、本発明は、この送り装置に用いられる送り機構を応
用した回転装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は第1
発明として、被搬送体を所定方向に移動させる送り装置
であって、厚み縦変位を生ずる第1の圧電素子と、厚み
滑り変位を生じ、前記第1の圧電素子と並列に配置され
た第2の圧電素子と、前記第1の圧電素子と前記第2の
圧電素子を固定する基台と、を具備し、前記第2の圧電
素子は、被搬送体と所定の摩擦力で当接している状態に
おいて厚み滑り変位することで被搬送体を厚み滑り変位
方向へ移動させ、前記第1の圧電素子は、伸縮変位によ
って被搬送体と前記第2の圧電素子との間の摩擦力の大
きさを変化させて、前記第2の圧電素子による被搬送体
の移動を抑制することを特徴とする送り装置、を提供す
る。
【0011】本発明は第2発明として、固定体に対して
被搬送体を所定方向に移動させる送り装置であって、厚
み縦変位を生じ、被搬送体に固定された第1の圧電素子
と、厚み滑り変位を生じ、被搬送体に前記第1の圧電素
子と並列に固定された第2の圧電素子と、を具備し、前
記第2の圧電素子を固定体に対して所定の摩擦力で当接
させた状態において厚み滑り変位させて被搬送体を厚み
滑り変位方向へ移動させ、前記第1の圧電素子を伸縮変
位させて固定体と前記第2の圧電素子との間の摩擦力の
大きさを変化させ、前記第2の圧電素子による被搬送体
の移動を抑制することを特徴とする送り装置、を提供す
る。
【0012】このような第1発明および第2発明に係る
送り装置では、第1の圧電素子と第2の圧電素子を並列
に配置しているために、被搬送体と基台または固定体と
の距離を短くして送り装置の低背化が可能である。ま
た、2個の圧電素子で駆動が可能であることから制御が
容易である。なお、上記第1発明に係る送り装置におい
ては第1および第2の圧電素子は移動しないが、上記第
2発明に係る送り装置は、第1および第2の圧電素子が
被搬送体とともに移動する自走式である点で、第1発明
に係る送り装置と異なる。
【0013】本発明は第3発明として、被回転体に回転
運動を生じさせる回転装置であって、厚み縦変位を生ず
る第1の圧電素子と、厚み滑り変位を生じ、前記第1の
圧電素子の外周に略等間隔に配置された3個以上の第2
の圧電素子と、前記第1の圧電素子と前記第2の圧電素
子を固定する基台と、を具備し、前記第2の圧電素子
は、被回転体と所定の摩擦力で当接している状態におい
て被回転体に旋回力が生ずる方向に厚み滑り変位するこ
とで被回転体に回転を生じさせ、前記第1の圧電素子
は、伸縮変位によって被回転体と前記第2の圧電素子と
の間の摩擦力の大きさを変化させて、前記第2の圧電素
子による被回転体の回転を抑制することを特徴とする回
転装置、を提供する。
【0014】本発明は第4発明として、固定体に対して
被回転体に回転運動を生じさせる回転装置であって、厚
み縦変位を生じ、被回転体に固定された第1の圧電素子
と、厚み滑り変位を生じ、前記第1の圧電素子の外周に
略等間隔に配置されて被回転体に固定された3個以上の
第2の圧電素子と、を具備し、前記第2の圧電素子を固
定体に対して所定の摩擦力で当接させた状態において被
回転体に旋回力が生ずる方向に厚み滑り変位させて被回
転体を回転させ、前記第1の圧電素子を伸縮変位させて
固定体と前記第2の圧電素子との間の摩擦力の大きさを
変化させ、前記第2の圧電素子による被回転体の回転を
抑制することを特徴とする回転装置、を提供する。
【0015】このような第3発明および第4発明に係る
回転装置によれば、第1の圧電素子と第2の圧電素子を
並列に配置していることから、回転装置の低背化が可能
である。また、第1の圧電素子と第2の圧電素子の駆動
には、共振現象を利用する必要がなく、回転速度を任意
に調節することができるために、例えば、位置決め精度
を向上させることができる。さらに、共振現象を利用す
る超音波モータでは、停止時に共振振動の減衰に一定の
時間を要するために位置決め精度を向上させるには限界
があったが、本発明の回転装置は共振現象を利用しない
ために、停止動作性能を向上させることができる。
【0016】なお、本発明の回転装置は、複数の第2の
圧電素子を駆動するが、これらは同時制御されるため
に、制御系は複雑なものとはならない。また、上記第3
発明に係る回転装置においては第1および第2の圧電素
子は回転しないが、上記第4発明に係る回転装置は、第
1および第2の圧電素子が被回転体とともに回転する点
で、第3発明に係る回転装置と異なる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の送り
装置の一実施形態を示した側面図(a)と正面図(b)
である。送り装置10において、被搬送体11はX方向
に延在して固定されたガイド12に嵌合されており、ガ
イド12に沿ってX方向にスライド自在に構成されてい
る。被搬送体11をX方向にスライドさせる送り機構1
0aは、Z方向に伸縮変位する第1圧電素子13と、X
方向に厚み滑り変位を生ずる第2圧電素子14と、第1
圧電素子13と第2圧電素子14とを固定している基台
15と、基台15を所定の圧力で被搬送体11側(Z方
向)に押圧している押圧機構16から構成されている。
【0018】第1圧電素子13と第2圧電素子14はY
方向に並列に配置されているが、第2圧電素子14の変
位を妨げない限りにおいて、第1圧電素子13と第2圧
電素子14をX方向に並べて配置することも可能であ
る。このように、第1圧電素子13と第2圧電素子14
を並列に配置することで、送り装置10自体が低背化さ
れ、小型化される。
【0019】第1圧電素子13は、圧電体の分極方向と
圧電体に印加される駆動電圧による電界の方向がともに
Z方向であるために、圧電定数d33に起因してZ方向
に伸縮する厚み縦変位を生ずる素子である。また、第2
圧電素子14は、圧電体の分極方向と圧電体に印加され
る駆動電圧による電界の方向が直交しているために、圧
電定数d15に起因して厚み滑り変位を生ずる素子であ
って、圧電体の分極方向がZ方向であって圧電体に印加
される駆動電圧による電界の方向がX方向である場合
と、圧電体の分極方向がX方向であって圧電体に印加さ
れる駆動電圧による電界の方向がZ方向である場合とが
あるが、いずれの場合にも、第2圧電素子14は基台1
5に固定されているために、第2圧電素子14が被搬送
体11と当接する面(以下「滑り面」という)がX方向
にスライドするように剪断変形する。
【0020】第1圧電素子13と第2圧電素子14を構
成する圧電体としては、チタン酸ジルコン酸鉛系の圧電
セラミックスが好適に用いられる。また、第1圧電素子
13や第2圧電素子14の形態に制限はなく、例えば、
単板の圧電体の対向する1対の面に電極を形成した単板
型素子や、圧電体層と電極層を交互に積層させた積層型
素子を用いることができる。
【0021】このように、第1圧電素子13や第2圧電
素子14は、圧電体に所定の電界を印加するための電極
を有する。このため、第1圧電素子13や第2圧電素子
14において被搬送体11に当接する面が電極面である
場合には、この当接面にエンジニアリングセラミックス
やステンレス鋼等の金属からなる部品を固定し、こうし
て取り付けた部品と被搬送体11とが当接する構成とす
る。ここで、被搬送体11が金属の場合には部品として
絶縁体を用いることが好ましい。同様に、第1圧電素子
13や第2圧電素子14において基台15に固定される
面が電極面であって基台15が金属である場合にも、同
様に、第1圧電素子13または第2圧電素子14と基台
15との間には、絶縁体を配置することが好ましい。
【0022】基台15は押圧機構16によって所定の力
でZ方向に押し付けられているが、第1圧電素子13を
伸縮変位に従ってZ方向に移動することができるように
なっている。しかしながら、基台15はX方向とY方向
には移動しない。押圧機構16は、例えば、バネや空気
圧によって基台15を所定の力でZ方向に押圧している
が、その押圧力は基台15と被搬送体11との間のZ方
向距離が第1圧電素子13を伸縮させたときに変化する
程度の大きさとされている。
【0023】図2は、送り装置10における送り機構1
0aの駆動形態の一例を示した説明図である。図2中に
示した線Pは、第1圧電素子13と第2圧電素子14の
X方向の中心位置を示している。
【0024】図2(a)は第1圧電素子13と第2圧電
素子14には電圧が印加されておらず、静止した状態を
示している。この図2(a)に示した状態から第1圧電
素子13を縮ませて、第2圧電素子14のみが押圧機構
16による押圧力によって所定の力で被搬送体11に当
接している状態とする(図2(b))。なお、第1圧電
素子13を縮ませるためには、圧電体の分極の向きと反
対の向きに電界を印加すればよい。
【0025】図2(b)に示した状態から第2圧電素子
14を駆動して、滑り面をX方向右側(以下「+X方
向」という)へスライドさせる(図2(c))。第2圧
電素子14と被搬送体11との間には押圧機構16によ
る押圧力によって所定の摩擦力が生じており、これによ
り被搬送体11は、滑り面の移動量だけ+X方向へ移動
する。図2(c)に示した状態から第1圧電素子13を
伸長させて、第1圧電素子13が被搬送体11に当接
し、第2圧電素子14が被搬送体11から離隔するよう
にする(図2(d))。
【0026】続いて第2圧電素子14の厚み滑り変位を
解除して元の形状に戻し(図2(e))、さらに第1圧
電素子13の伸長変位を解除する(図2(f))。この
ような一連の駆動を所定回数繰り返して行うことで、被
搬送体11を+X方向へ所定距離送ることが可能であ
る。なお、第2圧電素子14に印加する電圧の大きさを
変化させれば、被搬送体11の移動量を変化させること
ができ、精密な位置決めを行うことができる。
【0027】なお、被搬送体11をX方向左側(以下
「−X方向」という)へ移動させる1つの方法は、前述
した図2に示した駆動方法を逆に行う方法である。つま
り、図2(f)→図2(e)→図2(d)→図2(c)
→図2(b)→図2(a)の順序で第1圧電素子13と
第2圧電素子14を駆動すればよい。また、図2(a)
の状態から第2圧電素子14の滑り面が−X方向へスラ
イドするように、第2圧電素子14の圧電体に印加する
電界の向きを逆にしてもよい。
【0028】図3は、送り装置10における送り機構1
0aの駆動形態の別の例を示した説明図である。図3
(a)は図2(a)と同じ状態を示している。この図3
(a)に示した状態から第1圧電素子13を伸長させ
て、第2圧電素子14と被搬送体11とを離隔する(図
3(b))。次に、第2圧電素子14の滑り面が−X方
向にスライドするように第2圧電素子14の圧電体に電
界を印加して駆動し(図3(c))、第1圧電素子13
を縮ませて第2圧電素子14が被搬送体11に当接する
ようにし、第2圧電素子14と被搬送体11との間に所
定の摩擦力が生ずるようにする(図3(d))。
【0029】続いて、第2圧電素子14の圧電体に印加
している電界の向きを逆転させて、滑り面を+X方向へ
移動させる(図3(e))。このとき、第2圧電素子1
4の滑り面がスライドするとともに被搬送体11が+X
方向へ移動する。被搬送体11が+X方向へ移動した
ら、第1圧電素子13を伸長させて第1圧電素子13を
被搬送体11に当接させ、第2圧電素子14を被搬送体
11から離隔させる(図3(f))。これにより被搬送
体11は+X方向へ移動した状態に保持される。
【0030】次に、第2圧電素子14を駆動していない
状態に戻し(図3(g))、その後に第1圧電素子13
を縮ませて、第1圧電素子13と第2圧電素子14とを
図3(a)に示した状態に戻せば、このようなサイクル
の間に、被搬送体11を+X方向へ所定量移動させるこ
とができる。なお、このような図3(h)から図3
(a)に向かうように第1圧電素子13と第2圧電素子
14を駆動すれば、被搬送体11を−X方向へ移動させ
ることができる。
【0031】なお、第2圧電素子14に厚み滑り変位を
生じさせ、または厚み滑り変位を解除して元の形状に戻
す場合において、第2圧電素子14は被搬送体11を移
動させない程度の摩擦力で被搬送体11に当接していて
もよい。
【0032】このように、送り装置10においては、第
2圧電素子14は被搬送体11と所定の摩擦力で当接し
ている状態において厚み滑り変位することで被搬送体1
1を移動させる。また、第1圧電素子13は伸縮変位に
よって被搬送体11と第2圧電素子14との間の摩擦力
の大きさを変化させて、第2圧電素子14による被搬送
体11の移動を抑制する。
【0033】図4は、本発明の送り装置の別の実施の形
態を示した平面図(a)と正面図(b)である。送り装
置20は、被搬送体21と、被搬送体21に取り付けら
れた2個の第1圧電素子22a・22bおよび2個の第
2圧電素子23a・23bとからなり、第1圧電素子2
2a・22bと第2圧電素子23a・23bは略平坦な
ステージ24上に接地している。ここで、第1圧電素子
22a・22bはZ方向に厚み縦変位を生ずる圧電素子
であり、第2圧電素子23a・23bはX方向に厚み滑
り変位を生ずる圧電素子である。また、第1圧電素子2
2a・22bと第2圧電素子23a・23bはY方向の
外側に第1圧電素子22a・22bを配置し、Y方向の
内側に第2圧電素子23a・23bが配置されている。
【0034】図5は送り装置20の移動形態の一例を示
した説明図である。図5(a)は第1圧電素子22a・
22bおよび第2圧電素子23a・23bを駆動してい
ない状態を示しており、線Pは、第1圧電素子22a・
22bと第2圧電素子23a・23bの最初の接地点の
中点を示している。最初に、第1圧電素子22a・22
bを縮めて第2圧電素子23a・23bのみで被搬送体
21を支持する(図5(b))。
【0035】この状態から第2圧電素子23a・23b
のステージ24に接している面が−X方向へ滑るように
厚み滑り変位を起こさせると、このとき第2圧電素子2
3a・23bとステージ24との間には送り装置20の
質量に基づく摩擦力が生じているために、第2圧電素子
23a・23bの滑り面が−X方向へ滑らずに、被搬送
体21と第1圧電素子22a・22bがともに+X方向
へ移動するような相対的な動きが生ずる(図5
(c))。
【0036】次に、図5(c)に示した状態から第1圧
電素子22a・22bを伸長させて第2圧電素子23a
・23bをステージから離隔し、第1圧電素子22a・
22bがステージ24に接地して被搬送体21を支持す
る状態とする(図5(d))。続いて第2圧電素子23
a・23bの厚み滑り変位を解除して元の形状に戻し
(図5(e))、さらに第1圧電素子22a・22bを
縮ませて、第1圧電素子22a・22bと第2圧電素子
23a・23bが被搬送体21を支持する状態に戻す
(図5(f))。このような一連の動作を所定回数だけ
行うことにより、被搬送体21を+X方向へ所定距離移
動させることができる。
【0037】このように送り装置20では、被搬送体2
1とともに第1圧電素子22a・22bと第2圧電素子
23a・23bが移動する、いわゆる自走式の移動形態
をとる。なお、送り装置20においては、合計で4個の
圧電素子を用いているが、これは被搬送体21を安定に
支持するためである。このため、例えば、Y方向の外側
にそれぞれ第2圧電素子23a・23bを配置し、第2
圧電素子23a・23bの中間に1個の第1圧電素子2
2aのみを配置した構造とすることもできる。この場合
には、第1圧電素子22aは、伸長変位した状態におい
て送り装置20全体をバランスよく支持することができ
る形状とすることが好ましい。
【0038】また、Y方向の外側にそれぞれ第1圧電素
子22a・22bを配置し、第1圧電素子22a・22
bの中間に1個の第2圧電素子23aのみを配置した構
造としてもよく、この場合には、第2圧電素子23aが
厚み滑り変位した状態において送り装置20全体をバラ
ンスよく支持することができるようにする。さらに、原
理的には、1個の第1圧電素子22aと1個の第2圧電
素子23aで被搬送体21を支持して移動させることも
可能であるが、一方の圧電素子をステージ24に接地さ
せ、他方の圧電素子をステージ24から離隔した状態に
おけるバランスが取り難いために、実用的には3個以上
の圧電素子を用いることが好ましい。
【0039】次に、厚み縦変位を生ずる圧電素子と厚み
滑り変位を生ずる圧電素子とを組み合わせた回転装置に
ついて説明する。図6は回転装置の一実施形態を示す平
面図(a)と、平面図(a)中の線AAにおける断面図
(b)である。回転装置30は、回転板31の裏面中央
に厚み縦変位を生ずる第1圧電素子32が固定され、第
1圧電素子32の外周に厚み滑り変位を生ずる4個の第
2圧電素子33a〜33dが回転板31の中心を中心と
した同心円上に等間隔に配置され、かつ回転板31の裏
面に固定された構造を有している。
【0040】第1圧電素子32と第2圧電素子33a〜
33dは、駆動されていない状態においてステージ34
の上面に接して回転板31を支持している。また、第2
圧電素子33a〜33dは、それぞれ回転板31の中心
を中心とした同心円の法線方向に厚み滑り変位を生ずる
ように配置されている。
【0041】回転装置30における回転板31の回転駆
動は、以下の方法によって行うことができる。すなわ
ち、最初に、第1圧電素子32を縮ませて、第2圧電素
子33a〜33dが回転板31を支持している状態とし
て、次に、第2圧電素子33a〜33dと回転板31と
の接合面が、第2圧電素子33aについては図6(a)
の右側へ、第2圧電素子33bについては図6(a)の
上側へ、第2圧電素子33cについては図6(a)の左
側へ、第2圧電素子33dについては図6(a)の下側
へ、それぞれスライドするように厚み滑り変位を生じさ
せる。これにより、回転板31には時計回りの旋回力が
働き、回転板31が所定角度ほど時計回りに回転する。
【0042】なお、同様に、第1圧電素子32を縮ませ
て、第2圧電素子33a〜33dが回転板31を支持し
ている状態として、第2圧電素子33a〜33dと回転
板31との接合面が、第2圧電素子33aについては図
6(a)の左側へ、第2圧電素子33bについては図6
(a)の下側へ、第2圧電素子33cについては図6
(a)の右側へ、第2圧電素子33dについては図6
(a)の上側へ、それぞれスライドするように厚み滑り
変位を生じさせると、回転板31には反時計回りの旋回
力が働くため、回転板31が所定角度ほど反時計回りに
回転する。
【0043】次に、第1圧電素子32を伸長させて第2
圧電素子33a〜33dをステージ34から離隔させ、
第2圧電素子33a〜33dが厚み滑り変位している状
態を解除して元の形状に戻す。さらに第1圧電素子32
を縮めて第1圧電素子32と第2圧電素子33a〜33
dがステージ34に接地した状態とする。このような1
サイクルの駆動を所定回数行うことで、所定角度ほど回
転板31を回転させることができ、連続的に行うと回転
モータとして用いることができる。
【0044】このように回転装置30は、回転板31の
回転運動とともに第1圧電素子32と第2圧電素子33
a〜33dもまた回転する自走式回転装置である。な
お、回転装置30では、4個の第2圧電素子33a〜3
3dを用いているが、これらは同時に同じ条件で駆動す
るものであるため、回転装置30の制御には、結果的に
1個の第1圧電素子と1個の第2圧電素子を駆動する制
御系を用いることができる。
【0045】図7は回転装置の別の実施の形態を示す平
面図(a)と平面図(a)中の線BBにおける断面図
(b)である。回転装置40は、回転板41と、図7
(b)に示した方向に厚み縦変位を生ずる第1圧電素子
42と、図7(b)に示した方向に厚み滑り変位を生ず
る4個の第2圧電素子43a〜43dと、第1圧電素子
42と第2圧電素子43a〜43dを固定する基台45
と、基台45を所定の力で回転板41へ押圧する押圧機
構46と、回転板41を囲繞するように設けられた固定
された枠部材44と、を有する。
【0046】回転板41の上面には、回転板41の中心
を中心とした円形の溝部41aが形成されており、この
溝部41aに枠部材44の先端部44aが嵌合してい
る。しかし、溝部41aと先端部44aとの間の摩擦力
は小さくなるように減摩処理がされており、先端部44
aが回転板41の回転運動のためのガイドとして機能し
ている。また、回転板41は、基台45と第1圧電素子
42および第2圧電素子43a〜43dを介して押圧機
構46からの押圧力を受けるが、溝部41aに枠部材4
4の先端部44aが嵌合しているために、その厚み方向
へ移動しないようになっている。
【0047】4個の第2圧電素子43a〜43dは、回
転板41の中心を中心とした同心円上に等間隔に配置さ
れており、この同心円の法線方向に厚み滑り変位を生ず
る。第1圧電素子42と第2圧電素子43a〜43d
は、駆動されていない状態において回転板41の下面に
当接している。基台45は第1圧電素子42の伸縮変位
に従って厚み方向に移動することが可能であるが、側面
方向には移動することができないようになっている。
【0048】この回転装置40の駆動方法は、先に説明
した回転装置30と同様である。すなわち、最初に、第
1圧電素子42を縮ませて、第2圧電素子43a〜43
dが回転板41に当接する状態として、次に、第2圧電
素子43a〜43dと回転板41との当接面が、第2圧
電素子43aについては図7(a)の右側へ、第2圧電
素子43bについては図7(a)の上側へ、第2圧電素
子43cについては図7(a)の左側へ、第2圧電素子
43dについては図7(a)の下側へ、それぞれスライ
ドするように厚み滑り変位を生じさせる。これにより、
回転板41には時計回りの旋回力が働き、また、先端部
44aが回転板41の回転運動におけるガイドとして機
能し、回転板41が所定角度ほど時計回りに回転する。
【0049】次に、第1圧電素子42を伸長させて第2
圧電素子43a〜43dを回転板41から離隔させ、第
2圧電素子43a〜43dが厚み滑り変位している状態
を解除して元の形状に戻す。さらに第1圧電素子42を
縮めて第1圧電素子42と第2圧電素子43a〜43d
が回転板41に当接した状態とする。このような1サイ
クルの駆動を所定回数行うことで、所定角度ほど回転板
41を時計回りに回転させることができ、連続的に行う
と回転モータとして用いることができる。なお、回転板
41を反時計回りに回転させるためには、第2圧電素子
43a〜43dにおける滑り面のスライド方向をそれぞ
れについて反対の向きとすればよい。
【0050】このように、回転装置40においては回転
板41のみが回転運動し、第1圧電素子42や第2圧電
素子43a〜43dは配設位置において所定の変位をす
るが、回転板41の回転に伴って移動することはない。
【0051】なお、圧電素子を利用した回転装置として
は、共振現象を利用する超音波モータが知られている
が、共振現象を利用した場合には、停止時に共振振動の
減衰に一定の時間を要するために位置決め精度を向上さ
せるには限界があった。しかし、本発明の回転装置は圧
電素子の共振周波数を利用するものではなく、任意の周
波数で駆動することが可能であるために、停止動作性能
を向上させることができる。また、回転装置30・40
は、厚み縦変位を生ずる圧電素子と厚み滑り変位を生ず
る圧電素子を並列に配置しているために、薄型化が可能
である。
【0052】以上、本発明の送り装置および回転装置の
実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施
の形態に限定されるものではない。例えば、回転装置3
0においては4個の第2圧電素子33a〜33dを用い
て回転板31を回転させたが、第2圧電素子は最低3個
あればよく、また、5個以上あってもよい。回転装置4
0については、例えば、直径方向に配置された2個の第
2圧電素子43a・43cのみでも回転板41を回転さ
せることが可能である。ただし、回転板41を安定に保
持するためには、3個以上の第2圧電素子を等間隔に配
置して用いることが好ましい。
【0053】
【発明の効果】上述の通り、本発明の送り装置および回
転装置においては、厚み縦変位を生ずる圧電素子と、厚
み滑り変位を生ずる圧電素子とを並列に配置しているた
めに、送り装置を低背化し、また回転装置を薄型化し
て、小型化することが可能となるという効果が得られ
る。また、圧電素子の駆動には共振周波数を用いる必要
がなく、任意の周波数を選択できることから、送り速度
や回転速度を任意に定めることができ、位置決め精度が
向上する。さらに、共振周波数を用いて駆動する場合に
は振動の減衰によって停止が遅れ、また、位置ずれの生
ずる問題があったが、本発明の送り装置および回転装置
では、このような問題は発生せず、駆動停止性能が向上
して、位置決め精度が向上するという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の送り装置の一実施形態を示す側面図
(a)と正面図(b)。
【図2】図1記載の送り装置に用いられる送り機構の駆
動形態の一例を示す説明図。
【図3】図1記載の送り装置に用いられる送り機構の駆
動形態の別の例を示す説明図。
【図4】本発明の送り装置の別の実施形態を示す平面図
(a)と正面図(b)。
【図5】図4記載の送り装置の駆動形態の一例を示す説
明図。
【図6】本発明の回転装置の一実施形態を示す平面図
(a)と断面図(b)。
【図7】本発明の回転装置の別の実施形態を示す平面図
(a)と断面図(b)。
【符号の説明】
10・20;送り装置 10a;送り機構 11・21;被搬送体 12;ガイド 13・22a・22b;第1圧電素子 14・23a・23b;第2圧電素子 15;基台 16;押圧機構 24;ステージ 30・40;回転装置 31・41;回転板 32・42;第1圧電素子 33a〜33d・43a〜43d;第2圧電素子 34;ステージ 41a;溝部 44;枠部材 44a;先端部 45;基台 46;押圧機構
フロントページの続き (72)発明者 関 順子 千葉県佐倉市大作二丁目4番2号 太平洋 セメント株式会社内 Fターム(参考) 5H680 AA19 BB13 BB16 BB20 BC10 DD01 DD23 DD39 DD72 DD82 DD95 GG02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被搬送体を所定方向に移動させる送り装
    置であって、 厚み縦変位を生ずる第1の圧電素子と、 厚み滑り変位を生じ、前記第1の圧電素子と並列に配置
    された第2の圧電素子と、 前記第1の圧電素子と前記第2の圧電素子を固定する基
    台と、 を具備し、 前記第2の圧電素子は、被搬送体と所定の摩擦力で当接
    している状態において厚み滑り変位することで被搬送体
    を厚み滑り変位方向へ移動させ、 前記第1の圧電素子は、伸縮変位によって被搬送体と前
    記第2の圧電素子との間の摩擦力の大きさを変化させ
    て、前記第2の圧電素子による被搬送体の移動を抑制す
    ることを特徴とする送り装置。
  2. 【請求項2】 固定体に対して被搬送体を所定方向に移
    動させる送り装置であって、 厚み縦変位を生じ、被搬送体に固定された第1の圧電素
    子と、 厚み滑り変位を生じ、被搬送体に前記第1の圧電素子と
    並列に固定された第2の圧電素子と、 を具備し、 前記第2の圧電素子を固定体に対して所定の摩擦力で当
    接させた状態において厚み滑り変位させて被搬送体を厚
    み滑り変位方向へ移動させ、 前記第1の圧電素子を伸縮変位させて固定体と前記第2
    の圧電素子との間の摩擦力の大きさを変化させ、前記第
    2の圧電素子による被搬送体の移動を抑制することを特
    徴とする送り装置。
  3. 【請求項3】 被回転体に回転運動を生じさせる回転装
    置であって、 厚み縦変位を生ずる第1の圧電素子と、 厚み滑り変位を生じ、前記第1の圧電素子の外周に略等
    間隔に配置された3個以上の第2の圧電素子と、 前記第1の圧電素子と前記第2の圧電素子を固定する基
    台と、 を具備し、 前記第2の圧電素子は、被回転体と所定の摩擦力で当接
    している状態において被回転体に旋回力が生ずる方向に
    厚み滑り変位することで被回転体に回転を生じさせ、 前記第1の圧電素子は、伸縮変位によって被回転体と前
    記第2の圧電素子との間の摩擦力の大きさを変化させ
    て、前記第2の圧電素子による被回転体の回転を抑制す
    ることを特徴とする回転装置。
  4. 【請求項4】 固定体に対して被回転体に回転運動を生
    じさせる回転装置であって、 厚み縦変位を生じ、被回転体に固定された第1の圧電素
    子と、 厚み滑り変位を生じ、前記第1の圧電素子の外周に略等
    間隔に配置されて被回転体に固定された3個以上の第2
    の圧電素子と、 を具備し、 前記第2の圧電素子を固定体に対して所定の摩擦力で当
    接させた状態において被回転体に旋回力が生ずる方向に
    厚み滑り変位させて被回転体を回転させ、 前記第1の圧電素子を伸縮変位させて固定体と前記第2
    の圧電素子との間の摩擦力の大きさを変化させ、前記第
    2の圧電素子による被回転体の回転を抑制することを特
    徴とする回転装置。
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