JPH0866060A - 移動装置とその制御方法 - Google Patents

移動装置とその制御方法

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JPH0866060A
JPH0866060A JP6195651A JP19565194A JPH0866060A JP H0866060 A JPH0866060 A JP H0866060A JP 6195651 A JP6195651 A JP 6195651A JP 19565194 A JP19565194 A JP 19565194A JP H0866060 A JPH0866060 A JP H0866060A
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JP
Japan
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vibrating body
electromechanical conversion
moving device
voltage
conversion element
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JP6195651A
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Taiichiro Fukuda
泰一郎 福田
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 動摩擦力を小さく、かつ、静摩擦力を大きく
し、接触面の影響を少なくして、移動対象物を高精度に
移動させる。 【構成】 電気機械変換素子3,4に電圧を供給し、電
気機械変換素子3,4を伸縮運動させることにより、電
気機械変換素子3,4に接合する振動体2と、振動体2
に所定の摩擦力で接触する物体7とを相対移動させる移
動装置であって、電気機械変換素子3,4は、相対移動
方向(図中左右方向)成分及び前記相対移動方向の垂直
方向成分を有して伸縮するように設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば圧電素子のよ
うな振動体を用いて移動対象物を移動させる移動装置と
その制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、圧電素子に高周波電圧を与え
てその圧電素子を伸縮運動させ、この伸縮運動を利用し
て物体を移動させる移動装置が知られている。図7は、
従来のこの種の移動装置の第1の例であるインパクト装
置の構成を示す図である。この移動装置30は、移動体
32及び物体33と、両者に接合された圧電素子31と
から構成されている。移動体32は、所定の面34上に
設置されている。物体33は、面34とは接触していな
い。
【0003】図中(a)において、先ず、圧電素子31
が伸びる方向に電圧が与えられる。このときに電圧を急
激に変化させると、移動体32と面34との接触面は動
摩擦状態となり、移動体32が面34に対して相対移動
する(移動量L)。次に、圧電素子31が縮む方向に電
圧が与えられる。このときに電圧を緩やかに変化させる
と、移動体32と面34との接触面は静摩擦状態とな
り、移動体32は面34に対して移動されず、物体33
のみが移動体32に対して接近する。以上のように、圧
電素子31が1回伸縮運動することにより、移動体32
が面34に対して図中左方向にLだけ移動される。ま
た、図中(b)において、最初に圧電素子31が縮む方
向に急激に電圧が与えられると、移動体32が面34に
対して図中右方向に移動し、次に圧電素子31が伸びる
方向に緩やかに電圧が与えられると、移動体32は面3
4に対して移動されず、物体33のみが移動体32に対
して離反する。このように制御すれば、圧電素子31を
伸縮運動させることにより、移動体32を図中右方向に
移動させることができる。
【0004】図8は、従来の移動装置の第2の例の構成
を示す図である。図8の移動装置20において、圧電素
子21の一方の電極21aは、固定体である台22に固
定されている。また、他方の電極21bは、振動体23
に接合されている。支持子24は、振動体23と台22
との間に転動自在に設けられている。電圧源25は、圧
電素子21に電圧を与えるためのものであり、圧電素子
21の電極21a,21bと電気的に接続されている。
物体26は、振動体23上に載置されており、この移動
装置20により移動されるものである。
【0005】電圧源25から圧電素子21の電極21
a,21bに高周波電圧が供給されると、圧電素子21
が伸縮される。ここで圧電素子21には、非対称波形の
電圧が供給される。すなわち、例えば最初に圧電素子2
1が縮む方向に急激に変化する電圧が与えられ、振動体
23が図中左方向に大きな加速度で移動する。この結
果、振動体23と物体26との接触面は、動摩擦状態に
なり、振動体23が物体26に対して相対移動する。次
に、圧電素子11が伸びる方向に緩やかに変化する電圧
が与えられ、振動体23が図中右方向に小さな加速度で
移動する。この結果、振動体23と物体26との接触面
は、静摩擦状態になり、物体26と振動体23とは相対
移動しない。以上の動作により、圧電素子21の伸縮運
動により、物体26が振動体23に対して図中右方向に
相対移動する。
【0006】以上の移動装置30,20において、動摩
擦力は小さいほど相対移動量が大きくなり、かつ接触面
の磨耗が少なくなるので好ましい。一方、静摩擦力は大
きいほど圧電素子31,21に与える電圧を急激に変化
させても静摩擦状態を保つことができるので好ましい。
特に、単位時間に対する移動量を増加させるためには、
駆動電圧の周期を短くする必要があり、このためには静
摩擦力は大きいほど望ましい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来の
移動装置30,20では、以下の課題があった。静摩擦
力を大きくするために加圧することが考えられるが、こ
のときには動摩擦力も増加してしまう。そこで、静摩擦
状態のときには加圧し、動摩擦状態のときには減圧すれ
ば良いが、このようにするためには、加圧,減圧を制御
する装置が必要となる。また、接触面に凹凸がある場合
には、その凹凸を乗り越えることができなければ、物体
32,26は移動することができない。移動装置30,
20は、nm(ナノメートル)単位のオーダーで微小駆
動するものであるので、接触面にμm未満の凹凸があっ
ても無視することができない。
【0008】本発明は、上述のような課題を解消するた
めになされたものであって、動摩擦力を小さく、かつ、
静摩擦力を大きくし、接触面の影響を少なくして、移動
対象物を高精度に移動させることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、電気機械変換素子(3,4)に
電圧を供給し、前記電気機械変換素子を伸縮運動させる
ことにより、前記電気機械変換素子に接合する振動体
(2)と、前記振動体に所定の摩擦力で接触する物体
(7)とを相対移動させる移動装置であって、前記電気
機械変換素子は、相対移動方向成分及び前記相対移動方
向の垂直方向成分を有して伸縮するように設けられてい
ることを特徴とする。請求項2の発明は、請求項1に記
載の移動装置において、前記電気機械変換素子は、ポー
リング方向に対して斜めの変位方向を有することを特徴
とする。請求項3の発明は、請求項1に記載の移動装置
において、前記電気機械変換素子は、ポーリング方向に
対して略同一の変位方向を有し、その変位方向が前記相
対移動方向に対して斜めになるように取り付けられてい
ることを特徴とする。請求項4の発明は、請求項1〜3
に記載の移動装置において、前記電気機械変換素子に供
給される電圧は、非対称波形を有することを特徴とす
る。
【0010】請求項5の発明は、電気機械変換素子に電
圧を供給し、前記電気機械変換素子を伸縮運動させるこ
とにより、前記電気機械変換素子に接合する振動体と、
前記振動体に所定の摩擦力で接触する物体とを相対移動
させる移動装置の制御方法であって、前記電気機械変換
素子を、相対移動方向成分及び前記相対移動方向の垂直
方向成分を有して伸縮させることにより、前記振動体と
前記物体との接触面の摩擦力を制御することを特徴とす
る。請求項6の発明は、請求項5に記載の移動装置の制
御方法において、前記電気機械変換素子に非対称波形を
有する電圧を供給することにより、前記振動体と前記物
体との接触面の摩擦力を制御することを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1,5の発明においては、振動体は、相
対移動方向に対して斜め方向に振動される。これによ
り、振動体と物体との接触力が変化し、加圧,減圧等の
手段によらずに、接触面の動摩擦力は小さく、かつ、静
摩擦力は大きくなる。請求項2の発明においては、ポー
リング方向に対して変位方向が斜めの電気機械変換素子
が用いられる。また、請求項3の発明においては、ポー
リング方向に対して変位方向が略同一な電気機械変換素
子が用いられ、変位方向が相対移動方向に対して斜めに
なるように取り付けられる。従って、これらの電気機械
変換素子を用いて振動体を相対移動方向成分及び相対移
動方向の垂直方向成分を有して振動させることができ
る。請求項4,6の発明においては、電気機械変換素子
に非対称波形を有する電圧が供給されると、振動体が急
激に移動されるときには接触面は動摩擦状態となり、振
動体が緩やかに移動されるときには接触面は静摩擦状態
となる。従って、より効果的に動摩擦力を小さく、かつ
静摩擦力を大きくすることができる。
【0012】
【実施例】以下、図面等を参照して、本発明の一実施例
について説明する。図1は、本発明による移動装置の第
1の実施例の構成を示す図である。固定体である台5に
は、それぞれ電気機械変換素子である圧電素子3及び4
が取り付けられている。この実施例では、圧電素子3と
4は、同一のものを用いている。圧電素子3,4は、振
動体2の両端に接合されている。振動体2の上面には、
移動体7が載置されている。振動体2と移動体7との接
触面は、所定の摩擦力を有している。電圧源6は、圧電
素子3,4を伸縮させるための電圧を供給するためのも
のであり、それぞれ圧電素子3,4の電極3a及び3
b,4a及び4b(斜線部領域)に電気的に接続されて
いる。電圧源6は、圧電素子3と4に略同一波形の電圧
を供給する。
【0013】図2は、図1の移動装置1の圧電素子3,
4の伸縮の前後を示す図である。図2において、矢印方
向は、圧電素子3,4のポーリング方向を示している。
この圧電素子3,4は、d15モードのものである。圧電
素子3,4は、電圧が供給されていないときには、図中
(a)に示す形状をしている。圧電素子3,4に電圧が
供給されると、図中(b)に示すように、圧電素子3,
4の上面が下面に対して水平方向(図中右方向)に変位
量X、及び垂直方向(図中下方向)に変位量Yだけ伸縮
する。
【0014】図3は、電圧源6が圧電素子3,4に供給
する電圧と時間との関係を示すグラフである。以下、図
1〜図3に基づき、移動装置1の動作について説明す
る。図3において、時刻t1 からt2 までの間は、電圧
源6は、圧電素子3及び4に、急激に変化する電圧を供
給する。この電圧の供給により、圧電素子3,4は、図
2の(a)状態から(b)状態に急激に伸縮する。これ
により、振動体2は、図1中、右方向かつ下方向に、す
なわち斜め方向に移動される。従って、振動体2と移動
体7との接触面の接触力は小さく、接触面は動摩擦状態
となる。この結果、振動体2のみが図中右方向に移動さ
れ、移動体7は、移動されない。
【0015】時刻t1 からt2 における圧電素子3,4
の変形加速度をaとし、さらに加速度aの水平方向成分
をah 、及び垂直方向成分をav とすると、接触面の摩
擦力Fは、 F=μ1 ・m・(g+av );μ1 :動摩擦係数、m:
移動体7の質量、g:重力加速度 となる。時刻t1 からt2 までの間は、av <0である
ので、動摩擦力を小さくすることができ、接触面に凹凸
があった場合でもその凹凸を乗り越えやすくなる。さら
に電圧の変化を急にして、av <−gとすれば、動摩擦
力を0にすることもできる。
【0016】次の時刻t2 からt3 までの間は、電圧源
6は、圧電素子3及び4に、緩やかに減少する電圧を供
給する。この電圧の供給により、圧電素子3及び4は、
図2の(b)状態から(a)状態に徐々に復帰する。こ
れにより、振動体2は図1中、左方向かつ上方向に移動
される。従って、振動体2と移動体7との接触面の接触
力は大きく、接触面は静摩擦状態となる。この結果、移
動体7が振動体2上に載置された状態で振動体2が図1
中左方向に移動される。
【0017】時刻t2 からt3 における接触面の最大静
止摩擦力Fmax は、 Fmax =μ2 ・m・(g+av );μ2 :静止摩擦係数 となる。時刻t2 からt3 までの間は、av >0である
ので、最大静止摩擦力を大きくすることができる。
【0018】以上の圧電素子3,4の1回の伸縮運動に
より、移動体7は、所定量、図1中左方向に移動され
る。従って、上述の動作を繰り返すことにより、移動体
7を図1中左方向に順次移動させることができる。ま
た、圧電素子3,4を、図2(b)の形状と対称の形状
となるように変形させれば、移動体7を図1中右方向に
移動させることができる。
【0019】なお、圧電素子3,4に与える電圧を、図
3に示すような非対称波形ではなく、対称波形にしたと
きでも、移動体7を振動体2に対して相対移動させるこ
とができる。すなわち、圧電素子3,4が図2の(a)
状態から(b)状態に伸縮するときには、移動体7と振
動体2との接触力が小さいので、接触面は動摩擦状態に
なりやすい。一方、圧電素子3,4が図2の(b)状態
から(a)状態に伸縮するときには、移動体7と振動体
2との接触力が大きいので、接触面は静摩擦状態になり
やすい。従って、移動体7の重量,振動体2の移動速
度,圧電素子3,4の変位量等を調整すれば、対称波形
を有する電圧を与えても、移動体7と振動体2とを相対
移動させることができる。
【0020】図4は、本発明による移動装置の第2の実
施例の構成を示す図であり、図1の移動装置1の変形例
である。この移動装置1Aは、1つの圧電素子3のみを
用いたものである。また、図1の圧電素子4が設けられ
ていた部分には、支持部材8が設けられ、振動体2を支
持している。ここで、支持部材8は弾性材から形成する
ことが好ましい。図4のような構成では、振動体2は厳
密には平行に振動されないが、図1の移動装置1と同様
に、移動体7を所定方向に移動させることができる。な
お、支持部材8を用いずに、圧電素子3のみを振動体2
の略中央部で接触するように配置しても良い。
【0021】図5は、本発明による移動装置に適用可能
な圧電素子3A,4Aを示す図である。図中矢印方向
は、圧電素子3A,4Aのポーリング方向を示してい
る。この圧電素子3A,4Aは、d33モードのものであ
る。圧電素子3A,4Aに電圧が供給されると、図中
(a)状態から(b)状態に伸縮する。すなわち、圧電
素子3A,4Aは、ポーリング方向と略同一方向(図中
上方向)に変位量Yだけ伸縮する。圧電素子3A,4A
を、図1の移動装置1に取り付けるときには、移動体7
と振動体2との相対移動方向(図1中左右方向)に対し
て、圧電素子3A,4Aの変位方向が斜めになるように
取り付ける。このような構成にすれば、図1の移動装置
1と同様の効果が得られる。
【0022】図6は、本発明による移動装置の第3の実
施例の構成を示す図である。移動装置10において、図
1の圧電素子3が設置面11に取り付けられている。圧
電素子3上には、移動対象物であるケーブル12が搭載
されている。一方、固定体13には、バネ14が取り付
けられており、その先端部には回転自在なローラ15が
設けられている。ローラ15は、圧電素子3上に位置す
るケーブル12と当接しており、さらにバネ14の付勢
力によりケーブル12を加圧している。先ず、圧電素子
3が図2の(a)状態から(b)状態に急激に伸縮する
と、圧電素子3とケーブル12との接触面は、動摩擦状
態となり、ケーブル12と圧電素子3との間に相対移動
が発生する。すなわち、ケーブル12は移動されずに、
圧電素子3の上面がケーブル12に対して図中右方向に
移動する。次に、圧電素子3が図2の(b)状態から
(a)状態に緩やかに伸縮すると、圧電素子3とケーブ
ル12との接触面は、静摩擦状態となり、圧電素子3と
ケーブル12との間には相対移動は発生せず、圧電素子
3の上面はケーブル12とともに図中左方向に移動す
る。以上の動作を繰り返すことにより、ケーブル12
は、図中左方向に移動される。
【0023】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は、上述した実施例に限定されることなく、
その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能であ
る。例えば、実施例では電気機械変換素子の一実施例と
して圧電素子を用いたが、電歪素子等の他の電気機械変
換素子を用いることもできる。
【0024】
【発明の効果】請求項1,5の発明によれば、振動体と
物体との接触面を、加圧,減圧等することなく動摩擦力
を小さく、かつ静摩擦力を大きくすることができるの
で、接触面の劣化を防止して、接触面の影響の少ない高
精度な相対移動を行うことができる。さらに、動摩擦力
が小さいことから、エネルギー効率が良くなり、1周期
あたりの相対移動量を大きくすることができる。また、
最大静止摩擦力が大きいことから、駆動周期を短くする
ことができ、単位時間あたりの移動量を大きくすること
ができる。請求項2又は3の発明によれば、電気機械変
換素子の特性に応じて、振動体を相対移動方向成分、及
び相対移動方向の垂直方向成分を有して振動させること
ができる。請求項4,6の発明によれば、振動体と物体
との接触面の動摩擦力をより小さく、かつ、静止摩擦力
をより大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による移動装置の第1の実施例の構成を
示す図である。
【図2】図1の移動装置1の圧電素子3,4の伸縮の前
後を示す図である。
【図3】電圧源6が圧電素子3及び4に供給する電圧と
時間との関係を示すグラフである。
【図4】本発明による移動装置の第2の実施例の構成を
示す図である。
【図5】本発明による移動装置に適用可能な圧電素子3
A,4Aを示す図である。
【図6】本発明による移動装置の第3の実施例の構成を
示す図である。
【図7】従来の移動装置の第1の例であるインパクト装
置の構成を示す図である。
【図8】従来の移動装置の第2の例の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 移動装置 2 振動体 3,4 圧電素子 5 台 6 電圧源 7 移動体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気機械変換素子に電圧を供給し、前記
    電気機械変換素子を伸縮運動させることにより、前記電
    気機械変換素子に接合する振動体と、前記振動体に所定
    の摩擦力で接触する物体とを相対移動させる移動装置で
    あって、 前記電気機械変換素子は、相対移動方向成分及び前記相
    対移動方向の垂直方向成分を有して伸縮するように設け
    られていることを特徴とする移動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の移動装置において、 前記電気機械変換素子は、ポーリング方向に対して斜め
    の変位方向を有することを特徴とする移動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の移動装置において、 前記電気機械変換素子は、ポーリング方向に対して略同
    一の変位方向を有し、その変位方向が前記相対移動方向
    に対して斜めになるように取り付けられていることを特
    徴とする移動装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3に記載の移動装置におい
    て、 前記電気機械変換素子に供給される電圧は、非対称波形
    を有することを特徴とする移動装置。
  5. 【請求項5】 電気機械変換素子に電圧を供給し、前記
    電気機械変換素子を伸縮運動させることにより、前記電
    気機械変換素子に接合する振動体と、前記振動体に所定
    の摩擦力で接触する物体とを相対移動させる移動装置の
    制御方法であって、 前記電気機械変換素子を、相対移動方向成分及び前記相
    対移動方向の垂直方向成分を有して伸縮させることによ
    り、前記振動体と前記物体との接触面の摩擦力を制御す
    ることを特徴とする移動装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の移動装置の制御方法に
    おいて、 前記電気機械変換素子に非対称波形を有する電圧を供給
    することにより、前記振動体と前記物体との接触面の摩
    擦力を制御することを特徴とする移動装置の制御方法。
JP6195651A 1994-08-19 1994-08-19 移動装置とその制御方法 Pending JPH0866060A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002272149A (ja) * 2001-03-15 2002-09-20 Taiheiyo Cement Corp 送り装置および回転装置
JP2010252509A (ja) * 2009-04-15 2010-11-04 Seiko Epson Corp 圧電型発電機

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