JPH052960U - プラテンの位置決め装置 - Google Patents

プラテンの位置決め装置

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JPH052960U
JPH052960U JP5888291U JP5888291U JPH052960U JP H052960 U JPH052960 U JP H052960U JP 5888291 U JP5888291 U JP 5888291U JP 5888291 U JP5888291 U JP 5888291U JP H052960 U JPH052960 U JP H052960U
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JP
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platen
link
positioning device
support shafts
parallelogram
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Pending
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JP5888291U
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English (en)
Inventor
尭 升谷
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SHINKO MECHATROTECH CO., LTD.
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SHINKO MECHATROTECH CO., LTD.
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成でガタを無くし、かつ左右のバラ
ンスのとれたプラテンの位置決めを行うことができるプ
ラテンの位置決め装置を提供すること。 【構成】 一対のリンク27,30の支軸のうち、プラ
テンベース22,23側の支軸29,32同志を結び、
またプラテン側の支軸28,31同志を結び、さらには
各リンク側のプラテンベースの支軸とプラテンの支軸2
8,29;31,32を結ぶと、平行四辺形が形成され
る。この平行四辺形で構成される力学的メカニズムの一
辺をモータで摩耗クラッチを介して回転される偏心カム
で押し上げ又はその押し上げ力を解除してプラテン1の
位置決めを行う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、プリンタにおけるプラテンの位置決め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
プリンタにおいては、例えば通帳のように印字媒体の厚みが異なっても印字ヘ ッドにより均一な濃度で印字するために、プラテンを印字媒体の厚みに応じて位 置決めするプラテンの位置決め装置が用いられている。
【0003】 即ち、印字ヘッドと、印字媒体の印字面との間のギャップは、通常は約0.1 mm程度に設定される必要があるので、プラテンを印字媒体の厚みに応じて昇降 させるようになっている。
【0004】 図4は、従来例に係るプラテン位置決め装置の右半分を示す概略構成図であり 、1はプラテン、2は長リンク、3は直角方向の2辺を有するレバー、4は短リ ンク、5は長リンク2の一端に取り付けられたコロ、6はこのコロ5と接触し、 コロ5を転動させる偏心カム、7はこの偏心カム6を回転駆動するステッピング モータである。
【0005】 レバー3は、固定の支軸8を中心に回動可能となっており、支軸9で長リンク 2と連結されている。また、レバー3は支軸10で短リンク4と連結されており 、短リンク4はプラテン1と連結されている。一方、コロ5は支軸11で長リン ク2に連結されている。なお、図4の左側は中心線CLに関して右側と同様に構 成されている。ただし、コロ5とカム6とモータ7はない。
【0006】 このような構成において、印字媒体が印字部に到達すると、図示しないセンサ によってこれが検出され、この時点でステッピングモータ7がプラテン1を上昇 させる正方向に回転を始める。これによって、偏心カム6は正方向(この例では 時計回り方向)に回転し、コロ5を転動させながら、長リンク2を左方に移動さ せるため、レバー3も支軸8を中心に時計回り方向に回動し、短リンク4を介し てプラテン1を一点鎖線位置まで上昇させる。プラテン1により印字媒体が印字 ヘッド12のマスク13に押し当てられると、偏心カム6とモータ7の間に設け てある図示を省略した摩擦クラッチの作用により、ステッピングモータ7の駆動 力はもはや偏心カム6には伝達されなくなる。
【0007】 従って、この時点でプラテン1の上昇は停止する。続いて、ステッピングモー タ7を若干逆回転させて、プラテン1を僅かに下方に戻して、印字ヘッド12の マスク13と印字媒体との間で適正なギャップが形成されるように位置出しを行 う。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記のように構成された従来装置においては、偏心カム6からプラ テン1に至るまでの駆動力伝達機構(位置決め機構)は、支軸11→支軸9→支 軸8→支軸10の順に4点で支持された複雑なものとなっており、これら各支軸 と穴の部分に生じるガタ、寸法誤差が4点分累積してしまい、全体として大きな ガタつきの原因となっていた。また、このような複雑な機構であることから、左 右の位置決め機構の精度を同一にすることが難しい。従って、従来は印字品質の 向上に限界があり、とくに左右両端の印字品質の差が大きという欠点があった。
【0009】 本考案は、上記従来装置の欠点を解消し、簡単な構成でガタを無くして、プラ テンの位置決めを高精度で行うことができ、とくに左右の位置決め精度に差が生 じないプラテンの位置決め装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案では、左右一対のリンクの一方の支軸をプ ラテンベースの水平位置に設けるとともに、他方の支軸をプラテンの水平位置に 設け、前記4個の支軸の支点を結べば平行四辺形が形成されるようにし、一方の リンクを、モータからの回転駆動力が摩擦クラッチを介して伝達される偏心カム により付勢することで、前記平行四辺形に働く応力を利用して前記プラテンを上 下させ、位置決めするように構成したことを特徴とする。
【0011】
【作用】
一対のリンクの支軸のうち、プラテンベース側の2つの支軸の支点を線で結び 、またプラテン側の2つの支軸の支点を線で結び、さらには各リンクの両端の支 軸の支点を線で結ぶと、それらの線で平行四辺形が形成される。この平行四辺形 で構成される力学的メカニズムの一辺(具体的には一方のリンクの側辺)を、回 転される偏心カムで押し上げ、又はその押し上げ力を解除することにより、プラ テンの高さを可変し、位置決めすることができる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。図1は、プラテンの位置決め 装置の正面図、図2は図1の一方のリンク部分における縦断面図、図3は図1の 他方のリンク部分における縦断面図である。
【0013】 プラテン1の下方には、左右の側板20,21に両端を固定されたプラテンベ ース22が設けられている。また、プラテンベース22の一端側の下面に、その プラテンベースとのギャップを微調整ネジ24で可変とした軸受部材23が設け られている。プラテンベース22は、テスト印字により印字サンプルを取り、濃 度を確認して、左右の印字濃度が同じになるように微調整ネジ25,26で調整 して位置決めされる。なお、印圧調整はディップスイッチで行うので、部品精度 はディップスイッチの調整範囲に入る。
【0014】 27は、前後一対の板27a,27bからなる第1のリンクであり、上下の支 軸28,29で連結されている。30は正面形状が略扇形状で、側面形状がU字 状の板30aからなる第2のリンクであり、両リンク27,30はそれぞれ上端 がプラテン1の水平位置にある支軸28,31でプラテン1と連結され、下端が 支軸29,32でプラテンベース22と軸受部材23とに連結されている。
【0015】 従って、支軸29と32の支点、支軸28と31の支点をそれぞれ直線で結び 、また、支軸29と28の支点、支軸32と31の支点をそれぞれ直線で結ぶと 、各直線により、図1に一点鎖線DLで示すように平行四辺形が形成される。
【0016】 このような構成において、第2のリンク30の底辺に接触している偏心カム6 を正転(図示の場合は、反時計回り方向)させると、第2のリンク30は支軸3 2を中心に同じく反時計回り方向に回転する。この時、平行四辺形に働く応力を 利用して、プラテン1を第1のリンク27との間で水平状態を保って上昇させる ことができ、偏心カム6の回転停止により、第2のリンク30を偏心カム6との 接触位置に保持し、プラテン1の位置決めを行うことができる。なお、33は第 2のリンク30を偏心カム6側に付勢するコイルばねである。
【0017】 上記の実施例では、偏心カム6からプラテン1に至る位置決め機構は、支軸3 2と31(あるいは支軸29と28)の2点支持の簡単なものであり、ガタの累 積される余地は少なく、また、平行四辺形に働く応力を利用してプラテン1を上 下させる機構であるから、左右のばらつきが無く、正確な位置決めを行うことが できる。
【0018】 なお、図2、図3において、第1のリンク27および第2のリンク30には、 それぞれの支軸29,28および32,31において、組み付けガタを無くすた めに、また、回転摩耗を可及的に少なくするため、ベアリング34,35および 36,37がそれぞれ設けてある。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、プラテンを上下動させる支持部の構成 を簡素化し、具体的には支軸の数を減らし、かつ平行四辺形に働く応力を利用し てプラテンを上下させるようにしたから、ガタの発生やプラテンの左右のばらつ きを無くし、信頼性の高い位置決めを行うことができ、その結果、印字品質を常 に安定したものとすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るプラテンの位置決め装置
の正面図である。
【図2】第1のリンクの軸支部の側面図である。
【図3】第2のリンクの軸支部の側面図である。
【図4】従来例に係るプラテンの位置決め装置の右半分
を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 プラテン 6 偏心カム 7 ステッピングモータ 22 プラテンベース 23 軸受部材 27 第1のリンク 30 第2のリンク 28,29,31,32 支軸

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字ヘッドと印字媒体の印字面との間の
    ギャップを一定にするため印字媒体の厚みに応じてプラ
    テンを位置決めさせるプラテンの位置決め装置におい
    て、 左右一対のリンクの一方の支軸をプラテンベースの水平
    位置に設けるとともに、他方の支軸をプラテンの水平位
    置に設け、前記4個の支軸の支点を結べば平行四辺形が
    形成されるようにし、一方のリンクを、モータからの回
    転駆動力が摩擦クラッチを介して伝達される偏心カムに
    より付勢することで、前記平行四辺形に働く応力を利用
    して前記プラテンを上下させ、位置決めするように構成
    したことを特徴とするプラテンの位置決め装置。
  2. 【請求項2】 プラテンベースの、一対のリンクの一方
    の支軸の軸受部を、プテンベースと別部材で構成し、そ
    の軸受部材と前記プラテンベース間距離を調整可能にし
    たことを特徴とする請求項1記載のプラテンの位置決め
    装置。
JP5888291U 1991-07-01 1991-07-01 プラテンの位置決め装置 Pending JPH052960U (ja)

Priority Applications (1)

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JP5888291U JPH052960U (ja) 1991-07-01 1991-07-01 プラテンの位置決め装置

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JP5888291U JPH052960U (ja) 1991-07-01 1991-07-01 プラテンの位置決め装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH052960U true JPH052960U (ja) 1993-01-19

Family

ID=13097143

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JP5888291U Pending JPH052960U (ja) 1991-07-01 1991-07-01 プラテンの位置決め装置

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JP (1) JPH052960U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0512143U (ja) * 1991-07-24 1993-02-19 富士通株式会社 印字装置におけるプラテンの支持構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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