JP3488822B2 - インクジェットプリンターにおけるインクヘッドの昇降機構 - Google Patents

インクジェットプリンターにおけるインクヘッドの昇降機構

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JP3488822B2 JP36942397A JP36942397A JP3488822B2 JP 3488822 B2 JP3488822 B2 JP 3488822B2 JP 36942397 A JP36942397 A JP 36942397A JP 36942397 A JP36942397 A JP 36942397A JP 3488822 B2 JP3488822 B2 JP 3488822B2
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eccentric shaft
ink head
ink
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holding
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祐司 坂田
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Roland DG Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インクジェット
方式を用いたプリンターにおいて使用されるインクヘッ
ドの昇降機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンター、特に大型の
インクジェットプリンターにおいては、使用するシート
によってインクヘッドの位置を変える必要がある。例え
ば、シートの厚みに対応するため、またはシートによっ
ては水分吸収により平面度を維持できないものがありこ
れに対応するためにインクヘッドの昇降機構が設けられ
ている。このような昇降機構の中に、図7に示したもの
がある。
【0003】すなわち、この昇降機構では、プリンター
本体側の基部21にスライド縦穴22とばね23の固定
部24が設けられている。そして、インクヘッド部25
を保持する保持部26がスライドピン27をスライド縦
穴22内に挿入させた状態で、ばね23によって上方に
付勢されている。また、保持部26の上面にはカム28
が配設され、このカム28を回転させることにより、保
持部26とともにインクヘッド部25を上下に移動させ
ることができるというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなインクヘッドの昇降機構においては、保持部26
が昇降する際や移動後の静止の際にがたついてしまうこ
とがある。このため、印刷の精度が低下してしまうとい
う問題が生じている。
【0005】また、保持部26を昇降させるカム28は
軸29に取り付けられ、バランスの関係から左右に二個
使用されている。このため構造が複雑になり、製造コス
トも高くつくという問題もある。
【0006】この発明は、このような事情に鑑みなされ
たもので、昇降の際や移動後のがたつきをなくすことに
より精度のよい印刷が行え、かつ構造が簡単で製造コス
トが安価になるインクジェットプリンターにおけるイン
クヘッドの昇降機構の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明にかかるインクジェットプリンターにおけ
るインクヘッドの昇降機構は、プリンター側の基部に対
してインクヘッドを保持する保持部を付勢し横ずれを防
止する付勢手段と、保持部を上下移動させる昇降手段と
を備えた構成をとる。
【0008】すなわち、付勢手段を設けることによっ
て、保持部が昇降する際および移動後の静止状態におけ
るがたつきをなくし、精度のよい印刷が行えるようにな
る。また、昇降手段を、基部に横架され偏心軸を中心に
回動自在になった偏心シャフトと、保持部に設けられ偏
心シャフトが挿通する穴部で構成することにより、構造
が簡単になり、製造コストが安価になる。
【0009】さらに、上記付勢手段を板ばねで構成して
もよい。これによって、簡単な構造で、かつ安価にイン
クヘッドのがたつきを防止できるようになる。つぎに、
この発明によるインクジェットプリンターにおけるイン
クヘッドの昇降機構を図面を用いて詳しく説明する。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の一実施形態に
よるインクヘッドの昇降機構1を示している。このイン
クヘッドの昇降機構1では、プリンターの本体(図示せ
ず)側に取り付けられた基部2が薄い金属板を全体形状
の横断面がコ字状になるように折り曲げて形成され、そ
の基部2に囲まれるようにして保持部3が内側に遊嵌さ
れている。
【0011】この保持部3は、両側に厚板状の軸受け部
4a,4bが形成され、その間がインク等を収容する収
容部5になっている。そして、収容部5の下面には、図
2に示すようにインクヘッドのヘッド部17が突出して
いる。
【0012】また、上記保持部3は、偏心シャフト6を
介して基部2に取り付けられている。この偏心シャフト
6は丸棒状の本体部分6aの両端に、小径の偏心軸6
b,6c(図3参照)が本体部分6aと中心軸をずらし
た状態で突設されており、一方の偏心軸6cは、周面の
一部が切り欠かれて平面部7に形成されている。
【0013】また、基部2の両側面2a,2bには偏心
シャフト6の偏心軸6b,6cが挿通する挿通穴8が穿
設され、保持部3の軸受け部4a,4bには偏心シャフ
ト6の本体部分6aが挿通する横長の穴部9a,9bそ
れぞれが穿設されている。そして、偏心シャフト6は両
端の偏心軸6b,6cを基部2の挿通穴8に支持させた
状態で、本体部分6aの両側部分を穴部9a,9bに挿
通させている。
【0014】さらに、偏心シャフト6の偏心軸6cには
レバー10が取り付けられている。このレバー10は支
点部分10aに偏心軸6cの断面形状と略等しい形状の
支持穴11が設けられ、この支持穴11に偏心軸6cを
嵌合させることにより偏心シャフト6に取り付けられて
いる。したがって、このレバー10を上下に回動させる
ことにより偏心シャフト6がレバー10と同期に回動す
る。
【0015】また、基部2の両側面2a,2bから軸受
け部4a,4bの手前側に延びる突片12a,12bに
はそれぞれねじ13a,13bによって、板ばね14
a,14bが固定されている。この板ばね14a,14
bは上下の両端側が軸受け部4a,4bの前面に圧接し
ており、この圧接によって、保持部3が基部2側に付勢
されている。
【0016】さらに、保持部3の後壁3aには小さな縦
穴15が穿設され、この縦穴15に、基部2の後壁2c
に突設されたガイドピン16が挿通している。このガイ
ドピン16は縦穴15に対して相対的に上下方向にのみ
移動可能で、横方向への移動はできないようになってい
る。したがって、保持部3は基部2に対して左右方向お
よび前後方向にずれることなく上下方向にのみ移動でき
る。
【0017】この構成において、印刷を行う際には、印
刷用のシートの厚みに応じてレバー10を操作しインク
ヘッドのヘッド部17の高さを調節する。その状態を偏
心シャフト6と軸受け部4aの穴部9aの位置関係によ
り説明する。
【0018】まず、薄いシートでインクの水分吸収によ
っても変形しないものを用いる場合、レバー10を下方
に位置させて、偏心シャフト6を図4の状態にする。こ
の場合、偏心シャフト6の偏心軸6b,6cは基部2の
挿通穴8に支持されて同一場所で回転するだけである
が、本体部分6aは偏心軸6b,6cを中心に円を描く
ように回転し下方に移動する。
【0019】このため、穴部9a,9bを介して本体部
分6aに係合している軸受け部4a,4bも下方に移動
する。この際、保持部3は、板ばね14a,14bによ
る軸受け部4a,4bの押圧によって前後のがたつきを
防止され、ガイドピン16と縦穴15の係合により左右
のがたつきを防止される。したがって、スムーズに移動
するとともに、移動後もがたつくことなく静止状態が維
持されるようになる。
【0020】つぎに、厚いシートを用いる場合には、レ
バー10を上方に持ち上げる。この場合、図3に示すよ
うにレバー10を水平方向に向けると図5のように、偏
心シャフト6の本体部分6aと偏心軸6bの中心軸が同
一水平線上に位置するようになって、ヘッド部17の高
さがやや高くなる。
【0021】さらに、レバー10を上方に持ち上げる
と、図6に示すように、偏心シャフト6の本体部分6a
が上方に位置するようになり、ヘッド部17も上方に位
置するようになる。これによって、ヘッド部17とシー
トの間隔が適正な状態になり、精度のよい印刷が行える
ようになる。
【0022】このように、この実施形態によるインクヘ
ッドの昇降機構1を用いると、シートの厚みに応じてヘ
ッド部17の高さを変えることができる。したがって、
シートとヘッド部17の間隔が狭すぎて接触し、シート
を汚してしまったり、間隔が広すぎて印刷の精度が低下
するといったことがなくなる。
【0023】また、インクヘッドを保持する保持部3
は、板ばね14a,14bによって軸受け部4a,4b
に押圧され前後方向のがたつきを防止され、ガイドピン
16と縦穴15の係合により左右方向のがたつきが防止
される。このため、ヘッド部17のがたつきによる印刷
精度の低下も防止できる。さらに、その構造や偏心シャ
フト6を用いた昇降手段の構造が簡単であるため、コス
トの低下も図れる。
【0024】
【発明の効果】以上のように、この発明にかかるインク
ジェットプリンターにおけるインクヘッドの昇降機構
は、付勢手段と昇降手段とを備えているため、保持部の
がたつきをなくすとともに、適宜インクヘッドの高さを
変えることができる。これによって、精度のよい印刷が
行えるようになる。
【0025】また、昇降手段を、偏心シャフトと保持部
の穴部で構成し、付勢手段を板ばねで構成することによ
り、構造が簡単になり、製造コストが安価になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態によるインクヘッドの昇
降機構を示す斜視図である。
【図2】図1のA−A’断面図である。
【図3】レバーと偏心シャフトの連結状態を示す側面図
である。
【図4】偏心シャフトが下降した状態を示す説明図であ
る。
【図5】偏心シャフトが中間高さに位置する状態を示す
説明図である。
【図6】偏心シャフトが上昇した状態を示す説明図であ
る。
【図7】従来技術によるインクヘッドの昇降機構を示す
断面図である。
【符号の説明】
1…インクヘッドの昇降機構 2…基部 3…保持部 6…偏心シャフト 6b,6c…偏心軸 9a,9b…穴部 14a,14b…板ばね 17…ヘッド部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基部に対して昇降可能な保持部にインクヘ
    ッドを取り付けたインクジェットプリンターにおけるイ
    ンクヘッドの昇降機構であって、基部に対して保持部を
    付勢し横ずれを防止する付勢手段と、保持部を上下移動
    させる昇降手段とを備え、 前記昇降手段が、基部に横架され偏心軸を中心に回動自
    在になった偏心シャフトと、保持部に設けられ偏心シャ
    フトが挿通する穴部で構成されているインクジェットプ
    リンターにおけるインクヘッドの昇降機構。
  2. 【請求項2】前記付勢手段が、基部に固定された板ばね
    で構成されている請求項1に記載のインクジェットプリ
    ンターにおけるインクヘッドの昇降機構。
JP36942397A 1997-12-27 1997-12-27 インクジェットプリンターにおけるインクヘッドの昇降機構 Expired - Lifetime JP3488822B2 (ja)

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