JP2013154728A - シートクッション跳ね上げ式の車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】異音の発生を防止する構成が複雑化であるとともに、シートクッションの跳ね上げが容易に行えない。
【解決手段】枠形状に棒材を組み合わせて形成された枠フレーム22が、フレームの一部としてシートクッションに組み込まれ、中間部18aと左右の腕部18とを持つ略U字形状とした連結ロッド18がその左右の腕部を車床上のベース部材に揺動可能に取付けられている。そして、連結ロッドの中間部18aが、枠フレームに設けた左右一対のブラケット24の軸支孔24a1に挿通されて、枠フレーム22を揺動可能に支持している。引張ばね26が連結ロッドの中間部、クッションフレームの間に架設されてクッションフレームをその後端方向に付勢し、連結ロッドの中間部にシートクッション上のブラケットの軸支孔を押圧、密着させている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、シートクッションの後端を跳ね上げるとともにシートバックを前倒しするシートクッション跳ね上げ式の車両用シートに関する。
車両用シートは、シートクッションとシートクッション後端に設けられて前倒し可能なシートバックとを備えており、シートバックを前倒するなどしてラゲージスペース(荷物室)を設定する構成が知られている。
シートクッションは、車床に設けられたベース部材、または車床にブラケットを介在して跳ね上げ可能に取付けられている。
たとえば、特開2005−118326号公報では、ベース部材がスライドレールによって前後方向に移動可能に車床上に載置され、シートクッションが車床上のベース部材に対して跳ね上げ可能にベース部材に取付けられている。パイプ部材などの棒材を略U字形状に折曲した連結ロッドが、車床上のベース部材とシートクッションとの間に設けられてシートクッションをベース部材に連結している。そして、連結ロッドをシートクッション跳ね上げのガイドとしてシートクッションの後端を(前方に)跳ね上げて略直立に保持するとともに、シートクッションの位置したベース部材上のスペースにシートバックを前倒して、前倒ししたシートバック背面を荷台としてラゲージスペースを設定している。
ここで、連結ロッドは、中間部と左右の腕部とを持つ略U字形状とされ、腕部の端を中間部と平行に折曲して腕部の折曲端をベース部材に設けたブラケットを介在して車床上のベース部材に揺動可能に取付けている。そして、連結ロッドの中間部をシートクッションの前端に隣接した位置でシートクッションのフレーム(クッションフレーム)下面に設けたブラケットの軸支孔に挿通させてクッションフレーム、つまりはシートクッションを揺動可能に支持している。車床上のベース部材に設けたブラケット、シートクッションに設けたブラケットは、いずれも左右一対とされ、シートクッションのブラケットの軸支孔は横断面略U字形状となっている。
このように連結ロッドの腕部が揺動可能に車床側(具体的には、車床上のベース部材)に取付けられるとともに、連結ロッドの中間部がクッションフレームに設けたブラケットに挿通されてクッションフレームを揺動可能に支持している。そのため、シートクッションのブラケットより後方位置でシートクッション側部を掴んで持ち上げれば、連結ロッドの中間部を立ち上げながら、シートクッションは連結ロッドの中間部の回りで揺動して跳ね上げられる。ここで、シートクッション後端はシートバック下端の下に入り込んでいるため、シートバック下端に邪魔されない位置に引き出してから、または、引き出しながら、シートクッションの跳ね上げがなされている。
それから、シートクッションの位置していたスペースにシートバックが前倒しされて、略水平なシートバック背面を荷台とするラゲージスペースが設定される。
連結ロッドの中間部はシートクッションに設けたブラケットの略U形状の軸支孔に挿通されるが、中間部、軸支孔間で半径方向に隙間が存在すると、シートクッションが着座位置、跳ね上げ位置のいずれにあっても、車両の走行時に中間部が軸支孔内でガタついて異音の生じるおそれがある。
そのため、特開2005−118326号公報では、ナイロン製のサポートカラーをシートクッション上のブラケットの軸支孔に嵌め込むとともに、ばね平板からなるストッパプレートをクッションフレームに取付け、ストッパプレートが丸棒ピンを介在して連結ロッドの中間部をサポートカラーに押圧している。
この構成では、ストッパプレートのばね力によって連結ロッドの中間部がサポートカラーに押圧、密着されてガタツキが阻止され、ガタツキに起因する異音の発生を防止できる。
なお、サポートカラーには、シートクッションの着座位置、跳ね上げ位置において、丸棒ピンを係止する2つの窪みが形成されている。そのため、シートクッションの着座位置、跳ね上げ位置において、丸棒ピンがサポートカラーの対応する窪みに係止されるため、着座位置、跳ね上げ位置へのシートクッションの動きに手応えが感じられ(クリック感が得られ)、構成的な高級感が感じられる。
特開2005−118326号公報
ばね平板からなるストッパプレートのばね力で連結ロッドの中間部をサポートカラーに押圧する構成では、ストッパプレートをシートクッション上のブラケットの軸支孔に嵌め込むとともに、ストッパプレートをクッションフレームにボルト止めしており、部品点数が増えて異音の発生を防止する構成が複雑化する。また、組み立て工程が煩雑化する。
シートクッションは、Sばねなどのばね組体をその内部に架設した略矩形形状のクッションフレームを発泡材から成形されたパッド(シートパッド)で覆い、パッドの表面をトリムカバーで被覆して形成されており、かなりの重量がある。そのため、シートクッション跳ね上げのために大きな操作力が必要とされる。
特に、シートクッション跳ね上げ式の車両用シートは、セカンドシート、サードシートなどのリヤシートに採用され、シートクッションは1人用よりも幅広の1.5人用または2人用のものとされる。そのため、シートクッションがかさ張って重くなり、大きな操作力がシートクッション跳ね上げ時に必要とされる。
本発明は、ガタツキに起因する異音の発生を簡単な構成で防止するとともにシートクッション跳ね上げ時の操作力を軽減したシートクッション跳ね上げ式の車両用シートの提供を目的としている。
請求項1に係る本発明によれば、クッションフレームを内蔵してその後端が跳ね上げ可能なシートクッションと、シートクッション後端に位置して前倒し可能なシートバックとを備えたシートクッション跳ね上げ式の車両用シートにおいて、シートクッションは、車床上に載置されたベース部材上に配置され、中間部と左右の腕部とを持つ略U字形状の連結ロッドの左右の腕部を車床上のベース部材に揺動可能に取付けるとともに、連結ロッドの中間部がクッションフレームに設けた左右のブラケットの軸支孔に挿通されて、クッションフレームを揺動可能に支持してシートクッションをベース部材に連結する連結ロッドをシートクッション跳ね上げのガイドとし、クッションフレームをその後端方向に付勢して連結ロッドの中間部にシートクッション上のブラケットの軸支孔を押圧、密着させるばね部材を連結ロッドの中間部、クッションフレームの間に設けて構成されている。
また、請求項2に係る本発明によれば、クッションフレームを内蔵してその後端が跳ね上げ可能なシートクッションと、シートクッション後端に位置して前倒し可能なシートバックとを備えたシートクッション跳ね上げ式の車両用シートにおいて、中間部と左右の腕部とを持つ略U字形状の連結ロッドの左右の腕部を車床に揺動可能に取付けるとともに、連結ロッドの中間部がクッションフレーム上に設けた左右のブラケットの軸支孔に挿通されて、クッションフレームを揺動可能に支持してシートクッションを車床に連結する連結ロッドをシートクッション跳ね上げのガイドとし、クッションフレームをその後端方向に付勢して連結ロッドの中間部にシートクッション上のブラケットの軸支孔を押圧、密着させるばね部材を連結ロッドの中間部、クッションフレームの間に設けて構成されている。
シートクッションは、車床上のベース部材に配置しても車床に直接配置してもよく、車床上のベース部材に配置した請求項1に係る本発明、車床に直接配置した請求項2の本発明にいずれにおいても、ばね部材を連結ロッドの中間部、クッションフレームの間に設けることにより、ばね部材の付勢力によって連結ロッドの中間部がシートクッション上のブラケットの軸支孔の側面に押圧、密着されてガタツキが阻止され、ガタツキに起因する異音の発生が簡単な構成で防止できる。
また、ばね部材がクッションフレーム、つまりは、シートクッションをその後端方向に付勢しているため、その付勢力がシートバックの後端を跳ね上げる方向に作用して、シートクッション跳ね上げ時の操作力が軽減される。
(A)(B)は本発明の一実施例に係る車両用シートの着座位置、シートクッション跳ね上げ位置での斜視図をそれぞれ示す。 (A)〜(C)は、ベース部材上のブラケットに取付けた状態での連結ロッドの斜視図、平面図、右側面図をそれぞれ示す。 シートクッションの着座位置での上方からの枠フレームの斜視図を示し、図面の複雑化を防ぐためにシートクッション内での枠フレームを透視して連結ロッドに連結した状態で示されている。 シートクッション跳ね上げ位置での後方からの枠フレームの斜視図を示し、図面の複雑化を防ぐためにシートクッション内での枠フレームを透視して連結ロッドに連結した状態で示されている。 (A)(B)は枠フレームに設けられた左右一対のブラケットの斜視図、(B1)は(B)のブラケットを上下反転させた状態での平面図、(B2)は(B1)の矢印B2方向から見たブラケットの正面図をそれぞれ示す。
車両用シートは、クッションフレームを内蔵しその後端が跳ね上げ可能なシートクッションと、シートクッション後端に位置して前倒し可能なシートバックとを備えている。中間部と左右の腕部とを持つ略U字形状の連結ロッドの左右の腕部を車床上のベース部材、または車床に揺動可能に取付けるとともに、連結ロッドの中間部がクッションフレーム上に設けた左右のブラケットの軸支孔に挿通されて、クッションフレームを揺動可能に支持してシートクッションをベース部材、または車床に連結する連結ロッドをシートクッション跳ね上げのガイドとしている。そして、ばね部材を連結ロッドの中間部、クッションフレームの間に設けて、クッションフレームをその後端方向に付勢して連結ロッドの中間部にシートクッション上のブラケットの軸支孔を押圧、密着させている。
たとえば、ばね部材は、一端を連結ロッドの中間部に、他端をシートクッション側のブラケットよりもシートクッションの前端方向でクッションフレームにそれぞれ係止させた引張ばねとされる。
以下、図面を参照しながら本発明の一実施例について詳細に説明する。図1(A)(B)は本発明の一実施例に係る車両用シートの着座位置、シートクッション跳ね上げ位置での斜視図をそれぞれ示す。
図1(A)に示すように、車両用シート10は、シートクッション12と、シートクッションの後端に設けられたシートバック14とを備え、シートクッションの後端を跳ね上げるとともにシートバックを前倒しするシートクッション跳ね上げ式のシートとなっている。すなわち、図1(B)に示すように、シートクッションの後端を跳ね上げてほぼ直立に保持するとともに、シートクッションの位置した車床15のスペースにシートバック14を前倒して、シートバック背面を荷台としてラゲージスペースを設定するように、シート10は構成されている。
実施例では、シートクッション12は1.5人用のシートクッションを一体化した形状とされ、スライドレール16によってベース部材17が前後方向に移動可能に車床15上に載置され、シートクッションはベース部材に跳ね上げ可能に配置されている。なお、ベース部材17を介在することなく、シートクッション12を車床15に跳ね上げ可能に配置してもよい。
図2(A)〜(C)は、ベース部材上のブラケットに取付けた状態での連結ロッドの斜視図、平面図、右側面図をそれぞれ示す。
図2(A)〜(C)に示すように、連結ロッド18は、中間部18aと左右一対の腕部18bとを持つ略U字形状に棒材を折曲して成形され、左右の腕部の端は中間部と平行に折曲され、ベース部材17に設けられた左右一対のブラケット20によってベース部材に揺動可能に取付けられている。図2(C)からよくわかるように、中間部18a、左右の腕部18bはその連結部分で側面視下方に略逆く字形状に折曲して成形されている。
ブラケット20は、略矩形の第1、第2の板材20a、20bの短片側をそれぞれ略直角に折曲して側壁20a、20bとした略コ字形に成形されている。そして、板材20a、20b長片側の一端でその側壁間に連結軸20cを取付けて第1、第2の板材を連結した側面視略く字形状に組み立て、第1の板材に形成された取付孔20a1を利用して、ブラケット20はベース部材17にボルト止めされている。ブラケットの第1の板材20aはベース部材17にボルト止めされることにより固定片となり、第2の板材は連結軸20cを介して第1の板材に連結、軸支されることにより可動片となる。そして、左右のブラケットの可動片(第2の板材)20bの自由端でその上面に、左右の腕部18bの端がたとえば溶着でそれぞれ固定されることによって、連結ロッド18はブラケット20によってベース部材17に揺動可能に取付けられている。
たとえば、連結軸20cはヘッド付とされ、第1、第2の板材の側壁20a、20bに形成された支持孔にその自由端が挿通され、自由端にEーリングを係止させて連結軸の抜き落ちが防止されている。
ベース部材17を介在することなく、シートクッション12を車床15に跳ね上げ可能に配置する構成においては、第1の板材20aを車床にボルト止めしてブラケット20が車床に設けられ、車床上のブラケットによってシートクッションは車床に揺動可能に取付けられる。
図3、図4はシートクッションの着座位置での上方からの枠フレームの斜視図、シートクッション跳ね上げ位置での後方からの枠フレームの斜視図をそれぞれ示し、図面の複雑化を防ぐためにいずれにおいてもシートクッション内の枠フレームを透視して連結ロッドに連結した状態で示されている。なお、枠フレーム(シートクッション)の前後方向をF、Rで示す。
枠フレーム22は、シートクッション12の平面形状に対応した枠形状に棒材を組み合わせて形成され、クッションフレームの一部としてシートクッション、特にその底面側に組み込まれて内蔵されている。実施例では、直線状の棒材を湾曲形状の連結パイプで連結して枠フレーム22を組み立てており、通常、棒材は丸棒、連結パイプは丸パイプとされる。
図5(A)(B)は枠フレームに設けられた左右一対のブラケットの斜視図、(B1)は(B)のブラケットを上下反転させた状態での平面図、(B2)は(B1)の矢印B2方向から見たブラケットの正面図をそれぞれ示す。
一対のブラケット24(24L、24R)が横方向(左右方向)に離反して枠フレーム22に取付けられており、この左右一対のブラケットを介して枠フレームは連結ロッド18に揺動可能に支持、連結されている。
図3において右側に位置するブラケット24(24R)について、図3、図5(B)(B1)(B2)を参照しながら説明すると、ブラケット24(24R)は矩形の板材を基板24aとし、その長手方向(X1−X2方向)の中間部に長手方向と直交する方向(Y1−Y2方向)に横断面略U字形状の軸支孔24a1を形成し、軸支孔の末端に隣接する端を相反する方向に略直角に折曲している。また、軸支孔24a1を隔てて基板24aの上面にY1−Y2方向に延びた突出部24a2を2つ設けている。さらに、2つの取付孔24a3が基板24aに形成され、この取付孔を利用して枠フレーム22より内側に位置するクッションフレーム(図示しない)に枠フレームが連結、固定されている。
なお、図3において左側に位置するブラケット24(24L)は右側に位置するブラケット24(24R)と長手方向(X1−X2方向)に対称で同一構造に形成されている。
枠フレーム(クッションフレーム)22は複雑な形状をしているが、概略的にいうと、図3に示すように、棒材を略矩形に組み立てた外枠フレーム22aと、外枠フレームの中間部で外枠フレームの左右の横枠間に架設された横設バー22bとを有して構成され、外枠フレーム、横設バーのいずれも、着座時の荷重を考慮して複雑に折曲して形成されている。外枠フレーム22aの前端中間部は、枠フレームの前端に位置する中間部22a11と後方に延びた左右の腕部22a12とからなる略コ字形状の前端フレーム22a1とされ、腕部は中間部に隣接する部分で隣接する外枠フレームに、腕部の自由端(後端)は横設バー22bにたとえば溶着によってそれぞれ固定されている。また、左右の腕部22a12の中間部に横設バー22a13が架設され、この横設バーと外枠フレームの横設バー22bとを前後方向に延びた連結バー22a14で連結している。
図3に示すように、略コ字形状の係合片22cが、その両端を外枠フレーム22aに溶着、固定されるとともに、一端を横設バー22bまで延ばして横設バーにも溶着、固定されて、外枠フレームの後端の略中間部に取付けられている。この係合片22cは、シートクッション12の後端からシートバック14の下端の下に突出しており、シートクッションを跳ね上げないシートクッションの着座位置では、シートバック下端に隠されている(図1(A)参照)。
実施例では、左右一対のブラケット24(24L、24R)は、横設バー22bの手前で前端フレームの左右の腕部22a12の自由端に隣接した位置で枠フレーム22に溶着、固定されている。
すなわち、図3に示すように、ブラケット24の長手方向で枠フレームの前端フレームの腕部22a12がブラケットの2つの突出部24a2を横切るように、ブラケットの基板24aが枠フレームに溶着、固定されている。基板上面に突出部24a2を設けているため、ブラケットの基板24aの上面が前端フレームの腕部22a12に直接接触せず、突出部を受け座として腕部22a12に接触し、ブラケットの基板24aの反りなどに影響されることなく、ブラケット24を枠フレーム22に確実に取付けることができる。
丸棒からなる腕部22a12の曲率半径に対応した円弧溝を突出部24a2の上面(接触面)に設ければ、枠フレーム22に対してブラケット24を正確に位置決めできる。
枠フレーム22に取付けられた左右一対のブラケット24に、連結ロッドの中間部18aが挿通されている。すなわち、長手方向と直交する方向(Y1−Y2方向)の軸支孔24a1は連結ロッドの中間部18aの直径よりもわずかに大きな幅に形成され、連結ロッドの中間部がブラケットの軸支孔に挿通されることによって、連結ロッド18は枠フレーム22を揺動可能に支持している。
図5に示すように、連結ロッドの中間部18a(1点鎖線で示す)、枠フレームの前端フレームの腕部22a2(2点鎖線で示す)は、連結ロッド22を下に、枠フレーム22を上にしてブラケット24上で互いに略直角に交差して位置している。
枠フレーム22をその後端方向に付勢するばね部材26が、連結ロッド18、枠フレーム(クッションフレーム)22間に設けられている。図3に示すように、連結ロッドの中間部18aと枠フレーム(詳細には前端フレーム)の横設バー22a13とは、連結ロッドの中間部が後方に、枠フレームの横設バーが前方に位置して左右方向にいずれも延びており、ばね部材26は、たとえば引張ばねとされ、その一端を連結ロッドの中間部に、他端を枠フレームの横設バーにそれぞれ係止させて連結ロッド18、枠フレーム(クッションフレーム)22間に架設されている。
上記のように、連結ロッド18が車床上のベース部材17に揺動可能に取り付けられ、外枠フレームの前端フレームの左右の腕部22a12に取付けられたブラケットの軸支孔24a1に連結ロッドの中間部18aを挿通させて、連結ロッドに外枠フレームが揺動可能に支持されている。そのため、後方の連結ロッドの中間部18aと前方の枠フレームの横設バー22a13との間に架設された引張ばね(ばね部材)26によって、枠フレーム22、つまりはシートクッション12をその後方に付勢するような付勢力がシートクッションに加えられる。
枠フレーム22、つまりはシートクッション12をその後方に付勢する引張ばね26は、図3からわかるように、枠フレーム上のブラケット(シートクッションのブラケット)24を後方(図3(B)(B1)のX2方向)に付勢して軸支孔(詳細にいえば、軸支孔の左の側壁24a1L)を連結ロッドの中間部18aに押し付ける。そのため、連結ロッドの中間部18aはブラケットの軸支孔24a1に押圧、密着して挿通され、ガタツキを生じることなく揺動可能に枠フレームを支持する。
係合片22cがシートバック下端に隠されたシートクッションの着座位置では、シートバック下端によってシートクッションの跳ね上げが防止されるとともに、枠フレーム22を揺動可能に支持して車床上のベース部材17に揺動可能に設けられた連結ロッド18の動きも規制され、シートクッションはその着座位置に維持される。そして、引張ばね26の付勢力で連結ロッドの中間部18aが軸支孔24a1に押圧、密着されてガタツキを生じることなく枠フレーム22を支持しているため、ガタツキに起因する異音の発生が防止される。
クッションフレーム(枠フレーム22)の後端に係合片22cを設けて、着座位置においては係合片をシートバック下端に係合させているため、シートクッション後端がシートバック下端によって確実に拘束される。そのため、着座位置でのシートクッション12の予期しない立ち上がりを防止できる。
シートクッション跳ね上げの動作について述べると、まず、シートクッション12の配置されたベース部材17がスライドレール16上をスライドさせて前端位置まで車床上を移動される。それから、枠フレーム後端の係合片22cがシートバック下端から引き出されて、シートバック下端に対する係合片の係合が解除されるまでシートクッション12を前方に引き出す。すると、シートバック下端による拘束から解放されてシートクッション12が跳ね上げ可能となり、シートクッションの後端または側部を掴んでシートクッションを前方に揺動させることにより、シートクッションが跳ね上げられる。
シートクッション跳ね上げ時には、連結ロッド18がベース部材上で揺動して立ち上がるとともに、枠フレーム22も立ち上がって前端フレームの横設バー22a13が連結ロッドの中間部18aに近づくような動きを生じる。そして、枠フレーム22をその後方に付勢する引張ばね26の付勢力がこの動きの動力として作用するため、シートクッション跳ね上げ時の操作力が軽減され、従来よりも小さな操作力のもとでシートクッションをベース部材上で跳ね上げることができる。
車床15に対して略直交する位置(略直立位置)までシートクッションを跳ね上げてから(図1(B)参照)、シートクッション12が位置していたベース部材上のスペースに、シートバック14がその下端の揺動軸(図示しない)の回りで前倒して略水平に寝かせることにより、シートバックの背面を荷台としたラゲージスペース(荷物室)が設定される。
シートクッション跳ね上げ時、およびその跳ね上げ位置においても、引張ばね26の付勢力によって連結ロッドの中間部18aはブラケット24の軸支孔24a1に押圧、密着されてガタツキを生じることなく枠フレーム22を支持しているため、シートクッションの着座位置におけると同様に、ガタツキに起因する異音の発生が防止される。
シートクッション12をその着座位置に戻すには、まず、シートバック14を略水平位置からその初期位置まで立ち上げる。それから、シートクッション12を後方に揺動させながら、シートクッション後端の係合片22cをシートバック下端の下に滑り込ませてシートクッションが略水平なその着座位置に戻される。
このように、ばね部材26を連結ロッドの中間部18a、クッションフレーム(枠フレーム22)の間に設けることにより、ばね部材の付勢力によって連結ロッドの中間部がシートクッション側のブラケットの軸支孔の側面に押圧、密着されてガタツキが阻止され、ガタツキに起因する異音の発生が簡単な構成で防止できる。また、ボルト止めなどの工程がなく、組み立てが簡単化される。
さらに、シートクッションの跳ね上げ時に、前端フレームの横設バー22a13が連結ロッドの中間部18aに近づくような動きの動力として引張ばね26の付勢力が作用するため、シートクッション跳ね上げ時の操作力が軽減され、従来よりも小さな操作力でシートクッションの跳ね上げが行える。
ばね部材26は、枠フレーム22をその後方に付勢するような付勢力をシートクッションに加えて連結ロッドの中間部18aをシートクッション側のブラケットの軸支孔24a1に押圧、密着するものであれば足り、引張ばねに限定されない。しかしながら、ばね部材26として引張ばねを連結ロッドの中間部18a、枠フレーム22間に架設する構成では、連結ロッドの中間部18aをブラケットの支持孔24a1に挿通させて、引張ばねの端を連結ロッドの中間部、枠フレームにそれぞれ係止させれば足り、連結ロッド、枠フレームの組み立てが簡単、迅速に行える。
なお、跳ね上げ位置から着座位置への復帰時には、シートクッション12の自重がばね部材26の付勢力に抗する力として作用するため、ばね部材の付勢力に影響されることなく、その着座位置に戻すことができる。
上記のように、本発明によれば、異音の発生が簡単な構成で防止できるとともに、シートクッション跳ね上げ時の操作力を軽減できる。
上述した実施例は、この発明を説明するためのものであり、この発明を何等限定するものでなく、この発明の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも全てこの発明に包含されることはいうまでもない。
たとえば、枠フレームに設けた左右一対のブラケットに連結ロッドの中間部が挿通されて連結ロッドが枠フレームを揺動可能に支持しているが、中間部の挿通する枠フレーム上のブラケットの数は左右一対である必要はない。
また、枠フレームを構成する棒材を溶着で固定しているが、溶着による固定は例示であり、溶着以外の他の方法で固定してもよいことはいうまでもない。さらに、枠フレームは全体を棒材から構成しているが、全体を棒材から構成する必要はない。
本発明は、シートクッションの後端を跳ね上げるとともにシートバックを前倒しするシートクッション跳ね上げ式の車両用シートに一般的に応用されるが、たとえば、電車、飛行機等の車両用シートはもちろん、シートが前後方向に連続して設けられる映画館、劇場、コンサート会場などのシートにも応用して(ラゲージスペースに対応する)オープンスペースをシート上に設定してもよい。
10 シート
12 シートクッション
14 シートバック
15 車床
17 ベース部材
18 連結ロッド
18a 中間部
18b 腕部
20 (ベース部材上の)ブラケット
22 枠フレーム(クッションフレーム)
22a1 前端フレーム
22a13 横設バー
22c 係合片
24 (枠フレーム上の)ブラケット
24a1 軸支孔
24a1L 側壁(連結ロッドの中間部に押圧される壁)
26 引張ばね(ばね部材)

Claims (4)

  1. クッションフレームを内蔵してその後端が跳ね上げ可能なシートクッションと、シートクッション後端に位置して前倒し可能なシートバックとを備えたシートクッション跳ね上げ式の車両用シートにおいて、
    シートクッションは、車床上に載置されたベース部材上に配置され、
    中間部と左右の腕部とを持つ略U字形状の連結ロッドの左右の腕部を車床上のベース部材に揺動可能に取付けるとともに、連結ロッドの中間部がクッションフレームに設けた左右のブラケットの軸支孔に挿通されて、クッションフレームを揺動可能に支持してシートクッションをベース部材に連結する連結ロッドをシートクッション跳ね上げのガイドとし、
    クッションフレームをその後端方向に付勢して連結ロッドの中間部にシートクッション上のブラケットの軸支孔を押圧、密着させるばね部材を連結ロッドの中間部、クッションフレームの間に設けたシートクッション跳ね上げ式の車両用シート。
  2. クッションフレームを内蔵してその後端が跳ね上げ可能なシートクッションと、シートクッション後端に位置して前倒し可能なシートバックとを備えたシートクッション跳ね上げ式の車両用シートにおいて、
    中間部と左右の腕部とを持つ略U字形状の連結ロッドの左右の腕部を車床に揺動可能に取付けるとともに、連結ロッドの中間部がクッションフレーム上に設けた左右のブラケットの軸支孔に挿通されて、クッションフレームを揺動可能に支持してシートクッションを車床に連結する連結ロッドをシートクッション跳ね上げのガイドとし、
    クッションフレームをその後端方向に付勢して連結ロッドの中間部にシートクッション上のブラケットの軸支孔を押圧、密着させるばね部材を連結ロッドの中間部、クッションフレームの間に設けたシートクッション跳ね上げ式の車両用シート。
  3. ばね部材は、一端を連結ロッドの中間部に、他端をシートクッションに設けたブラケットよりもシートクッションの前端方向でクッションフレームにそれぞれ係止させた引張ばねである請求項1または2記載のシートクッション跳ね上げ式の車両用シート。
  4. シートクッション後端からシートバック下端の下に突出してシートバック下端に係合される係合片をクッションフレームの後端に設けた請求項1〜3のいずれか記載のシートクッション跳ね上げ式の車両用シート。
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