JP2004345074A - 記録装置の用紙切断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で確実にカッターのアップダウンを行うことができるようにする。
【解決手段】カバー20にリンク22,24の一方側を回転自在に軸支し、リンク42の一方側をリンク22,24の他方側に回転自在に軸支し、リンク42の他方側をカバー20に昇降自在に支承するとともにリンク42にカッター30の中心を回転自在に軸支する。係合軸46の一方側をリンク22,24の他方側に直角に固設し、係合軸46の他方側を記録ヘッドの移動経路の両端に位置する当接部材16,18に係合可能な位置に突出する。カバー20に、係合軸46の弧状の移動運動を案内するガイド穴48を設け、このガイド穴48に、係合軸46が当接部材16,18に衝突しこれに押動されたときこの押動位置に前記係合軸46を係止するガイド面48a,48bを形成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はインクジェットプリンタなどの記録装置に用いられる用紙切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の用紙切断装置は、カッターカムを使用し、カッターカムが一方向に移動すると、カッターカムの案内部によってカッターが用紙切断可能位置に移動し、カッターカムが他方向に移動するとカッターカムの案内部によってカッター用紙から引っ込んだ位置に移動し、カッターカムはキャリッジの移動によって2つの側板に衝突すると、2方向に移動するように構成されている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
また、プラテン上を左右に移動するキャリッジに、回転体の一端側を回転自在に取り付けるとともに、左右にスライド自在なスライド部材をばねで一方向に付勢した状態で取り付け、このスライド部材には係合ピンを突設し、回転体にはその係合ピンがスライド係合可能なカム穴を穿設してスライド部材の移動により回転体の他端側が上下動するようにし、その回転体の他端側下部に押圧ローラとカッターを配設し、上記プラテンの一方にはスライド部材の端部に当接する当接部を設け、他方側の底面には逃がし穴を設けたものもある(特許文献2参照)。
【0004】
また、ローラとカッター幅方向に亘って切断するためのロータリー刃と、ロータリー刃の回転軸と、ロータリー刃の回転軸を回転可能に支持するホルダ本体と、ロータリー刃から見てロール紙進行方向後方側に、ロータリー刃と同心的に且つロータリー刃に隣接して設けられる、ロータリー刃より小さな直径を有する押し付けローラと、ホルダ本体の上面に形成され、ロータリー刃から見てロール紙進行方向前方側に突出しており、ホルダ本体の切断時進行方向の後方側に形成される支持面とを備え、ロータリー刃はロール紙の非印刷面側から臨んでいる構成のものもある(例えば特許文献3参照)。
【0005】
またカットホルダの側壁の上部に、4つの開口を上下左右に並んで形成し、これら4つの開口にカッタスライドの中側壁に近い部分から上に延びる一対のリンクの係止突起を選択的に入り込ませる構成のものもある(例えば特許文献4参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−52955号公報(第1ページ、第1図)
【特許文献2】
特開平11−334162号公報(第1ページ、第1図)
【特許文献3】
特開2002−226125号公報(第1ページ、第2図)
【特許文献4】
特開2002−108436号公報(第1ページ、第1図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来、種々の構造のカッター機構が提供されているが、カッターの昇降機構が複雑でコスト高となってしまうという問題点がある。
本発明は簡単な構造によって、確実にカッターのアップダウンができる切断装置を提供することをを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、記録ヘッド側に搭載された用紙切断装置であって、カバーと、一方側が前記カバーに回転自在に軸支された第1のリンクと、一方側が前記第1のリンクの他方側に回転自在に軸支され該軸支部から適宜はなれた部位が前記カバーに昇降自在に支承された第2のリンクと、前記第2のリンクに回転自在に支承された丸刃型のカッターと、一方側が前記第1のリンクの他方側に直角に連結し他方側が前記記録ヘッドの移動経路の両端に位置する当接部材に係合可能な位置に突出する係合軸と、前記第1のリンクの弧状の移動運動を案内し前記第1のリンクが前記係合軸を介して押動されたときこの押動位置に前記第1のリンクを係止するガイド穴とを備え、前記カッターが上昇した状態において、前記第1と第2のリンクが屈折し、前記係合軸が一方向に押動されると前記第1と第2のリンクの屈折状態が伸長方向に変位して前記第2のリンクが押し下げられ前記カッターが用紙切断位置まで下降するとともに前記第1のリンクが前記ガイド穴に係止され、前記係合軸が反対方向に押動されると前記第2のリンクが上昇し前記カッターが上昇するようにしたものである。
【0009】
また本発明は、記録ヘッド側に搭載されプラテン上の用紙をプラテンに形成したスリットに沿って切断するための用紙切断装置であって、カバーと、一方側が前記カバーに回転自在に軸支された第1のリンクと、一方側が前記第1のリンクの他方側に回転自在に軸支され該軸支部から適宜はなれた部位が前記カバーに昇降自在に支承された第2のリンクと、前記第2のリンクに回転自在に支承された丸刃型のカッターと、一方側が前記第1のリンクの他方側に直角に連結し他方側が前記記録ヘッドの移動経路の両端に位置する当接部材に係合可能な位置に突出する係合軸と、前記第1のリンクの弧状の移動運動を案内し該第1のリンクが前記係合軸を介して押動されたときこの押動位置に前記第1のリンクを係止するガイド穴とを備え、前記カッターが上昇した状態において、前記第1と第2のリンクが屈折し、前記係合軸が一方向に押動されると前記第1と第2のリンクの屈折状態が伸長方向に変位して前記第2のリンクが押し下げられ前記カッターが用紙切断位置まで下降するとともに前記第1のリンクが前記ガイド穴に係止され、前記係合軸が反対方向に押動されると前記第2のリンクが上昇し前記カッターが上昇するように成し、前記カッターに盤体を同心状に設け、前記カッターが下降すると前記盤体が前記プラテンに当接して用紙を押さえ、該盤体と用紙との摩擦によって前記記録ヘッドの移動により前記カッターが回転するようにしたものである。
【0010】
また本発明は、前記第2のリンク側の、前記カッターの中心に対して偏心した位置に、ローラを回転自在に設け、前記カッターが下降すると前記盤体と前記ローラがプラテン上の用紙に圧接し、該盤体とローラとで、用紙切断時、用紙の切断施行部分の近傍と後方を前記プラテンに押し付けるようにしたものである。
【0011】
また本発明は、前記第2のリンクに揺動アームの一方を回転自在に軸支し、該揺動アームの他方をばねを介して前記第2のリンクに支承し、前記揺動アームに前記盤体が同心状に固着された丸刃型のカッターを回転自在に支持し、前記第2のリンクが下降したとき前記ばねの弾力を介して前記盤体が前記プラテンに弾接するようにしたものである。
【0012】
また本発明は、前記揺動アームにローラを回転自在に設け、前記第2のリンクが下降すると前記盤体と前記ローラがプラテン上の用紙に弾接し、該盤体とローラとで、用紙切断時、用紙の切断施行部分の近傍と後方を前記プラテンに押し付けるようにしたものである。
【0013】
また本発明は、前記揺動アームに短尺アームの一方を回転自在に軸支し、該短尺アームの他方をばねを介して前記揺動アームに支承し、前記短尺アームにローラを回転自在に設け、前記第2のリンクが下降すると前記盤体と前記ローラがプラテン上の用紙に弾接し、該盤体とローラとで、用紙切断時、用紙の切断施行部分の近傍と後方を前記プラテンに押し付けるようにしたものである。
また本発明は、前記カッターの中心の軸体を前記カバー側を支点とするばねに連結し該軸体を上昇方向に付勢したものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
図4は本発明の一実施形態によるカッター機構を備えたインクジェット記録装置の要部を簡略化して示している。この記録装置では、プラテン2上の用紙4を挟持し、X軸方向に搬送する駆動ローラと押さえローラ6とから成るピンチローラ機構が配設されている。プラテン2の上方には、Y軸レール8がY軸方向に前記プラテン2と平行して配設されている。前記Y軸レール8にはヘッドキャリッジ10がY軸レール8に沿ってY軸方向に走行可能な状態で取り付けられている。前記ヘッドキャリッジ10には、インクジェット型の記録ヘッド12が連結し、該記録ヘッド12のカバーの側部にはカッターユニット14が取り付けられている。前記プラテン2のY軸方向の両端側には、当接部材16,18が配設されている。
【0015】
次にカッターユニット14について説明する。
図1において、20は下部が開放されたボックス状のカッターユニットのカバーであり、これに、中間部が結合部材26により、互いに平行に連結された一対の側板22,24から成る第1のリンクの上部が、X軸に対して平行な同軸上でそれぞれ回転自在に軸(28)支されている。30は円盤状の丸刃カッターであり、これの中心部に盤体32が形成され、該盤体32の外周部にOリング33が装着されている。ている。34は軸体であり、これに前記カッター30の中心が回転自在に支持されている。前記カッター30の中心の軸体34の両端部は、カバー20に設けた縦方向に延びる長孔36に昇降方向にスライド自在に嵌合している。
【0016】
42は第2のリンクであり、その上部が前記リンク22の下部に回転自在に軸(44)支され、該リンク42の下部に前記軸体34が連結している。前記リンク42の側方延長部42aには、アーム41が軸43によって回転自在に連結し、該アーム41にローラ38が回転自在に軸(40)支されている。前記アーム41は、ばね45によって軸43を中心として、図2中、反時計方向に付勢され、前記リンク42の側方延長部42aに突設されたストッパー軸47に係止されている。
【0017】
46は係合軸であり、一端部が前記リンク24の下部に、前記リンク42の支軸44と同軸上に位置して、固定され、他端は、カバー20から所定長さ突出している。前記カバー20には、前記係合軸46の、前記リンク24の支軸28を中心とする、円弧運動を案内する弧状のガイド穴48が形成されている。50は前記カッター30を上昇方向に付勢するコイルばねであり、一端部がリンク22の支軸28に取り付けられ、他端が前記盤体32の中心の軸体34に取り付けられている。前記プラテン2の、前記カッター30の移動経路の直下には、該カッター30を受け入れる幅狭のスリット52が設けられている。
【0018】
上記した構成において、カッター30上昇時、ばね50の引っ張り力により、リンク25,42は、軸44を中心として、く字状に急角度で屈折され、係合軸46は、ガイド穴48の一方48aに移動し、カッター30は、プラテン2から所定距離離反する。このとき、ばね50に対して、係合軸46は、図5(B)に示すように、左側方に大きく離れている。図3に示す、カッター上昇状態において、記録ヘッド12を、コントローラの制御により、Y軸レール8に沿って、図中、左方向に移動し、係合軸46を当接部材16に衝突させ、係合軸46を、図5(A)に示すように、右方向に移動させると、リンク22,24が軸28を中心として、反時計方向に揺動し、リンク25,42の回転部28,44,34が直線の近傍に並ぶ。
【0019】
このリンク25,42の伸長方向の変位により、カッター30がばね50の引っ張り力に抗してスリット2内に押し下げられ、盤体32がプラテン2に当接する。またこの時のリンク42の軸体34を中心とする傾きによって、ローラ38が下方向に移動し、プラテン2に当接する。このとき、係合軸46は、ガイド穴48の他端部48bに移動する。該状態において、係合軸46は、ガイド穴48の他端部48bの水平面にばね50の上昇力の弾力によって圧接し、該位置に安定的に保持される。このとき、係合軸46は、図5(A)に示すように、ばね50の近傍の右側に移動する。該状態において、ヘッドキャリッジ10の移動によりカッターユニット14を図2中、右方向に移動すると、プラテン2上の用紙4はスリット52に沿ってカッター30により切断される。
【0020】
用紙切断時、用紙4はローラ38と盤体32外周のOリング33によりプラテン2に押し付けられ、ヘッドキャリッジ10の移動によりカッター30が回転し、用紙4が切断される。用紙切断時、用紙4は、ローラ38により切断部の近傍を、また、盤体32により、切断部の後方がプラテン2に押し付けられる。このようにすることで、カッター30の先端での用紙の保持と切断直後の用紙の保持が同時に行われ、用紙の重さにより先端が破断されることなく用紙を最後まで綺麗に切断することができる。
【0021】
カッターユニット14を更にY軸レール8に沿って右方向に移動し、係合軸46を当接部材18に衝突させて、係合軸46を、図5(B)に示すように、ばね50に対して左方向に移動させると、リンク25が軸28を中心として、時計方向に揺動し、ローラ38が上方向に移動し、ばね50の弾力によりカッター30がプラテン2から上昇する。なお、本実施形態において、ばね50は省略しても良い。また、ガイド穴48は、第1のリンク25の軸28を中心とする弧状の移動運動を案内し、リンク25が、係合軸46を介して押動されたとき、この押動位置に第1のリンク25を係止するものであり、図示する係合軸46を案内係止するガイド穴48の構成に特に限定されるものではない。ガイド穴48は、第1のリンク25に突設した、前記係合軸46とは別個の軸体の弧状の運動を案内し、係止するものであっても良い。
【0022】
次にカッターユニットの他の実施形態について説明する。
図6において、54は下部が開放されたボックス状のカッターユニット14’のカバーであり、これに、第1のリンク58の上部が、X軸に対して平行な軸体60により回転自在に軸支されている。前記リンク58は、側板部58A,58Bから構成され、該側板部58A,58Bは連結部材56により、互いに平行に連結されている。62は板状の第2のリンクであり、その上部が図9に示すように、前記リンク58の下部に軸体64によって回転自在に連結している。前記リンク62の下部には軸体66が固設されている。
【0023】
前記リンク62の軸体66には、一対の互いに平行な側板70A,70Bから構成される全体がコ字状の揺動アーム70の一方が回転自在に連結している。30は円盤状の丸刃カッターであり、これの中心部に盤体32が固着され、該盤体32の外周部にOリングが装着されている。34は軸体であり、これに前記カッター30の中心が回転自在に支持されている。
前記カッター30は、前記側板70A,70B間に配置され、軸体34が前記側板70A,70Bの中間部に支持されている。前記揺動アーム70の他方はコイルばね72を介してリンク62に連結し、該揺動アーム70は、軸体66を中心として、コイルばね72の弾力により、軸体66を中心として、図7中、時計方向に付勢されている。
【0024】
76は互いに平行な側板76A,76Bがコ字状に連結する短尺アームであり、前記揺動アーム70の側板70A,70B間に配置され、前記短尺アーム76の一方に固設された軸体80が前記側板70A,70Bに回転自在に支持されている。前記短尺アーム76の開放端側には、前記カッター30の両面側に位置して、ローラ82,84が回転自在に軸支されている。前記短尺アーム76の中間部はコイルばね86を介して、前記揺動アーム70に連結し、該アーム76は、前記コイルばね86の弾力により、前記軸体80を中心として、図7中、反時計方向に付勢されている。前記軸体34は、カバー54に設けた縦方向に延びる長孔68に昇降方向にスライド自在に嵌合している。前記揺動アーム70,前記リンク62に設けたストッパー(図示省略)にコイルばね72の弾力により圧接し、また、短尺アーム76は、揺動アーム70に設けたストッパー(図示省略)に、コイルばね86の弾力により圧接している。
【0025】
46は前記軸体64に、これと同軸線上に一体的に形成された係合軸であり、一端部が、カバー54からガイド穴(図示省略)を介して所定長さ突出している。前記カバー54の前後部壁には、前記係合軸46及びこれと一体的な軸体64の、前記リンク58の軸体60を中心とする、円弧運動を案内する弧状のガイド穴74(他方は図示省略)が形成されている。前記軸体64及び係合軸46は、前記ガイド穴74にスライド自在に嵌合している。71は前記カッター30を上昇方向に付勢するコイルばねであり、一端部がカバー54の外側の上部に取り付けられ、他端が前記軸体34に取り付けられている。
【0026】
上記した構成において、カッター30上昇時、リンク58,62の各回転部a,b,cを結ぶ軸線は、図9(B)に示すように、軸体64を中心として、く字状に急角度で屈折され、係合軸46及び軸体64は、ガイド穴74の一方に移動し、カッター30は、プラテン2から所定距離離反する。このとき、軸体64及び係合軸46は、ガイド穴74の一方に保持される。図8に示す、カッター上昇状態において、記録ヘッド12を、コントローラの制御により、Y軸レール8に沿って、図中、左方向に移動し、係合軸46を当接部材16に衝突させ、係合軸46を、図9(A)に示すように、右方向に移動させると、リンク58が軸60を中心として、反時計方向に揺動し、リンク58,62の各回転部a,b,cを結ぶ軸線が反対方向に屈折する。
【0027】
このリンク58,62の伸長方向の変位により、リンク62が軸体34を中心として、下降しつつ、図9中、時計方向に回転し、カッター30がスリット2内に押し下げられ、盤体32がプラテン2に圧接する。この圧接力により、揺動アーム70がコイルばね72の弾発力に抗して軸体66を中心として、図7中、反時計方向に若干揺動する。また、この時の、軸体34を中心とするリンク62の傾きによって、ローラ82,84が下方向に移動し、プラテン2に圧接する。この圧接力により、短尺アーム76がコイルばね86の弾発力に抗して軸体80を中心として、図7中、時計方向に若干揺動する。
【0028】
このとき、係合軸46及び軸体64は、ガイド穴74の他端部に移動し、該位置に安定的に保持される。該状態において、ヘッドキャリッジ10の移動によりカッターユニット14’を図7中、右方向に移動すると、プラテン2上の用紙はスリット52に沿ってカッター30により切断される。用紙切断時、用紙はカッター30の両側の一対のローラ82,84と盤体32外周のOリングによりプラテン2に押し付けられ、ヘッドキャリッジ10の移動によりカッター30が回転し、用紙が切断される。用紙切断時、用紙は、カッター30の両側の一対のローラ82,84により切断施行部分の近傍の両側を、また、盤体32により切断施行部分の後方がプラテン2に押し付けられる。
【0029】
このようにすることで、カッター30の先端での用紙の保持と切断直後の用紙の保持が同時に行われ、用紙の重さにより先端が破断されることなく用紙を最後まで綺麗に切断することができる。カッターユニット14’が切断方向に移動中、カバー54に対して、プラテン2の高さが変化しても、揺動アーム70と短尺アーム76は、コイルばね72,86の弾力によって、プラテン2の高さに追従して揺動し、盤体32及びローラ82,84のプラテン2に対する圧接状態がカッター30の下降中、保持される。そのため、カッター30の回転が確実に行われ、且つ、用紙の押圧保持が確実に行われ、用紙を確実に切断することができる。カッターユニット14’を更にY軸レール8に沿って右方向に移動し、係合軸46を当接部材18に衝突させて、係合軸46を、図9(B)に示すように、左方向に移動させると、リンク58が軸60を中心として、時計方向に揺動し、リンク62が引き上げられ、カッター30がプラテン2から上昇する。
【0030】
尚、前記ローラ82,84は、短尺アーム76を介して、揺動アーム70に取り付けられる構成に特に限定されるものではなく、図11に示すように、揺動アーム70に直接、一対のローラ88(他方は図示省略)を回転自在に取り付ける構成としても良い。図11において、ローラ88は、カッター30による用紙切断部の近傍の両側を押圧し、カッター30の、プラテン2の凹凸に追従したアップダウンと連動する。
【0031】
【発明の効果】
本発明は上述の如く構成したので、簡単な構成により確実にカッターのアップダウンを行うことができる。また、カッターの回転及び用紙押さえを確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明である用紙切断装置の実施形態を示す外観説明図である。
【図2】本発明である用紙切断装置の動作説明図である。
【図3】本発明である用紙切断装置の動作説明図である。
【図4】記録装置の全体概略平面図である。
【図5】本発明の動作説明図である。
【図6】本発明である用紙切断装置の他の実施形態を示す外観説明図である。
【図7】本発明である用紙切断装置の他の実施形態を示す側面説明図である。
【図8】本発明である用紙切断装置の他の実施形態を示す側面説明図である。
【図9】本発明の他の実施形態の動作説明図である。
【図10】本発明である用紙切断装置の他の実施形態の正面説明図である。
【図11】本発明である用紙切断装置の他の実施形態を示す側面説明図である。
【符号の説明】
2 プラテン
4 用紙
6 押さえローラ
8 Y軸レール
10 ヘッドキャリッジ
12 記録ヘッド
14 カッターユニット
16 当接部材
18 当接部材
20 カバー
22 側板
24 側板
25 第1のリンク
26 結合部材
28 軸
30 カッター
32 盤体
34 軸体
36 長孔
38 ローラ
40 軸
41 アーム
42 第2のリンク
44 軸
46 係合軸
48 ガイド穴
50 コイルばね
52 スリット
54 カバー
56 結合部材
58 第1のリンク
58A 側板部
58B 側板部
60 軸体
62 第2のリンク
64 軸体
66 軸体
68 長孔
70 揺動アーム
71 コイルばね
72 コイルばね
74 ガイド穴
76 短尺アーム
80 軸体
82 ローラ
84 ローラ
86 コイルばね
88 ローラ

Claims (7)

  1. 記録ヘッド側に搭載された用紙切断装置であって、カバーと、一方側が前記カバーに回転自在に軸支された第1のリンクと、一方側が前記第1のリンクの他方側に回転自在に軸支され該軸支部から適宜はなれた部位が前記カバーに昇降自在に支承された第2のリンクと、前記第2のリンクに回転自在に支承された丸刃型のカッターと、一方側が前記第1のリンクの他方側に直角に連結し他方側が前記記録ヘッドの移動経路の両端に位置する当接部材に係合可能な位置に突出する係合軸と、前記第1のリンクの弧状の移動運動を案内し前記第1のリンクが前記係合軸を介して押動されたときこの押動位置に前記第1のリンクを係止するガイド穴とを備え、前記カッターが上昇した状態において、前記第1と第2のリンクが屈折し、前記係合軸が一方向に押動されると前記第1と第2のリンクの屈折状態が伸長方向に変位して前記第2のリンクが押し下げられ前記カッターが用紙切断位置まで下降するとともに前記第1のリンクが前記ガイド穴に係止され、前記係合軸が反対方向に押動されると前記第2のリンクが上昇し前記カッターが上昇するようにしたことを特徴とする記録装置の用紙切断装置。
  2. 記録ヘッド側に搭載されプラテン上の用紙をプラテンに形成したスリットに沿って切断するための用紙切断装置であって、カバーと、一方側が前記カバーに回転自在に軸支された第1のリンクと、一方側が前記第1のリンクの他方側に回転自在に軸支され該軸支部から適宜はなれた部位が前記カバーに昇降自在に支承された第2のリンクと、前記第2のリンクに回転自在に支承された丸刃型のカッターと、一方側が前記第1のリンクの他方側に直角に連結し他方側が前記記録ヘッドの移動経路の両端に位置する当接部材に係合可能な位置に突出する係合軸と、前記第1のリンクの弧状の移動運動を案内し該第1のリンクが前記係合軸を介して押動されたときこの押動位置に前記第1のリンクを係止するガイド穴とを備え、前記カッターが上昇した状態において、前記第1と第2のリンクが屈折し、前記係合軸が一方向に押動されると前記第1と第2のリンクの屈折状態が伸長方向に変位して前記第2のリンクが押し下げられ前記カッターが用紙切断位置まで下降するとともに前記第1のリンクが前記ガイド穴に係止され、前記係合軸が反対方向に押動されると前記第2のリンクが上昇し前記カッターが上昇するように成し、前記カッターに盤体を同心状に設け、前記カッターが下降すると前記盤体が前記プラテンに当接して用紙を押さえ、該盤体と用紙との摩擦によって前記記録ヘッドの移動により前記カッターが回転するようにしたことを特徴とする記録装置の用紙切断装置。
  3. 前記第2のリンク側の、前記カッターの中心に対して偏心した位置に、ローラを回転自在に設け、前記カッターが下降すると前記盤体と前記ローラがプラテン上の用紙に圧接し、該盤体とローラとで、用紙切断時、用紙の切断施行部分の近傍と後方を前記プラテンに押し付けるようにしたことを特徴とする請求項2に記載の記録装置の用紙切断装置。
  4. 前記第2のリンクに揺動アームの一方を回転自在に軸支し、該揺動アームの他方をばねを介して前記第2のリンクに支承し、前記揺動アームに前記盤体が同心状に固着された丸刃型のカッターを回転自在に支持し、前記第2のリンクが下降したとき前記ばねの弾力を介して前記盤体が前記プラテンに弾接するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の記録装置の用紙切断装置。
  5. 前記揺動アームにローラを回転自在に設け、前記第2のリンクが下降すると前記盤体と前記ローラがプラテン上の用紙に弾接し、該盤体とローラとで、用紙切断時、用紙の切断施行部分の近傍と後方を前記プラテンに押し付けるようにしたことを特徴とする請求項4に記載の記録装置の用紙切断装置。
  6. 前記揺動アームに短尺アームの一方を回転自在に軸支し、該短尺アームの他方をばねを介して前記揺動アームに支承し、前記短尺アームにローラを回転自在に設け、前記第2のリンクが下降すると前記盤体と前記ローラがプラテン上の用紙に弾接し、該盤体とローラとで、用紙切断時、用紙の切断施行部分の近傍と後方を前記プラテンに押し付けるようにしたことを特徴とする請求項4に記載の記録装置の用紙切断装置。
  7. 前記カッターの中心の軸体を前記カバー側を支点とするばねに連結し該軸体を上昇方向に付勢したことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載の記録装置の用紙切断装置。
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