JPH078724U - 記録計 - Google Patents

記録計

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JPH078724U
JPH078724U JP4360293U JP4360293U JPH078724U JP H078724 U JPH078724 U JP H078724U JP 4360293 U JP4360293 U JP 4360293U JP 4360293 U JP4360293 U JP 4360293U JP H078724 U JPH078724 U JP H078724U
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JP
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carriage
main shaft
guide shaft
adjusting screw
shaft
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JP4360293U
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隆 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的簡単な構成で高い寸法精度を必要とせ
ず、またシャフトとキャリッジとの間の遊びをなくし、
印字品質の向上および小型化を図る。 【構成】 メインシャフト1によってキャリッジ2の後
端部を摺動自在に保持する。メインシャフト1とプラテ
ンローラ10との間にガイドシャフト4を配設し、この
シャフト4に2つの軸受20,21を嵌装配置する。キ
ャリッジ2に設けた調整ねじ23を一方の軸受20に上
方からキャリッジ2自体の自重により圧接し、板ばね2
4を他方の軸受21に下方から圧接し、これによってキ
ャリッジ2の上下方向のガタ付きをなくす。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、たとえば温度、湿度等の各種の測定値やその測定条件、状況等とい った種々の記録データを印字ヘッドによって記録紙に記録する記録計に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
一般に記録計においては、プラテンローラに記録紙を添接して幅方向と直交す る方向に走行させ、複数本のワイヤハンマを備えた印字ヘッドを搭載したキャリ ッジをメインシャフトに沿って記録紙の幅方向に往復移動させ、ワイヤハンマを 選択的に動作させて記録紙にインクリボンを介して押し付けることにより印字す るように構成されている。 このような記録計において、記録紙と印字ヘッドとの距離が変わると、ワイヤ ハンマの記録紙に対する面圧が変化するため、印字された文字等の濃淡および太 さが変化する。すなわち、記録紙と印字ヘッドとの距離が近すぎると、面圧が大 きくなるため文字等が太く濃くなり、反対に遠すぎると面圧が小さくなるため細 く淡くなる。そこで、記録紙と印字ヘッドの距離を調整し、所望の印字品質を得 るようにしている。その場合、キャリッジが摺動時にガタ付いたりすると、前記 距離が変化して印字品質を低下させるため、印字品質の均一化を図る上でキャリ ッジの取付構造が重要となる。
【0003】 図4および図5は従来の記録計におけるキャリッジの取付構造を示す側断面図 および斜視図である。この記録計はメインシャフト1にキャリッジ2を記録紙3 の幅方向、すなわち記録ラインと平行な方向に摺動自在に配設し、第1,第2の ガイドシャフト4,5をキャリッジ2の下方にメインシャフト1を挟んでその前 後に配設し、キャリッジ2の下面に高さ調整自在にねじ込まれた第1のストッパ 6を第1のガイドシャフト4に当接して記録紙3と印字ヘッド7との隙間dを調 整し、キャリッジ2の後端部下面に上下動自在に配設した第2のストッパ8を圧 縮コイルばね9によって第2のガイドシャフト5に押し付けて構成したものであ る。印字ヘッド7は、キャリッジ2と一体にメインシャフト1に沿ってプラテン ローラ10の軸線方向に往復移動し、任意の位置で停止してワイヤハンマを突出 させインクリボン11を介して記録紙3に押し付けることにより印字する。記録 紙3と印字ヘッド7との隙間dは、第1のストッパ6を回転操作してその突出量 を調整することで行われる。なお、キャリッジ2は、第2のストッパ8が圧縮コ イルばね9によって第2のガイドシャフト5に押し付けられているため、その反 力で、図4時計方向の回動習性を付与されており、これによって第1のストッパ 6を第1のガイドシャフト4に押し付けている。 なお、12はメインシャフト1とキャリッジ2との間に配設されたベアリング である。
【0004】 図6はキャリッジの取付構造の他の従来例を示す斜視図である。この記録計は 、メインシャフト1と1本のガイドシャフト4によってキャリッジ2をプラテン ローラ10の軸線方向に移動自在に保持し、ガイドシャフト4の軸端を左右一対 の側板13,14にそれぞれ設けられた、メインシャフト1を中心とする円弧状 の長孔15によって軸支し、このガイドシャフト4を長孔15に沿って上下移動 させることにより印字ヘッド7と記録紙との隙間を調整するように構成したもの である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、図4および図5に示した従来の記録計においては、3本のシャ フト、すなわちメインシャフト1と第1,第2のガイドシャフト4,5の平行度 が要求されるため、組立作業が面倒であるという問題があった。また、メインシ ャフト1を挟んでその前後に第1,第2のガイドシャフト4,5を配置する必要 があるため、設置スペースが大きくなり、装置自体が大型化するという問題もあ った。
【0006】 一方、図6に示した従来の記録計においては、キャリッジ2自体には如何なる 方向の力も作用していないので、高精度に製作したとしてもメインシャフト1、 ガイドシャフト4とベアリング12とのクリアランスはなくすことができず、こ のクリアランスがキャリッジ2の上下方向の遊びとなって印字品質を低下させる という問題があった。
【0007】 したがって、上記したような従来の問題点を一掃し安定した印字品質と小型化 を可能にした記録計の開発が望まれている。
【0008】 本考案は上記したような従来の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とす るところは、比較的簡単な構成で高い寸法精度を必要とせず、またシャフトとキ ャリッジとの間の遊びをなくし、印字品質の向上および小型化を可能にした記録 計を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このような要請に応えるために本考案に係る記録計は、打点動作を行う印字ヘ ッドと調整ねじを有するキャリッジと、このキャリッジを記録紙の幅方向に摺動 自在に案内保持するメインシャフトと、このメインシャフトとプラテンローラと の間に位置して前記キャリッジの下方に配設されて前記調整ねじを支持し、前記 印字ヘッドと記録紙との間隙を定めるガイドシャフトと、一端が前記キャリッジ のメインシャフト側端部に固定され、自由端部が前記ガイドシャフトの調整ねじ とは反対側周面に圧接される弾性部材とを備えたものである。
【0010】
【作用】
本考案において、ガイドシャフトはキャリッジの調整ねじを支持する。調整ね じは記録紙と印字ヘッドとの隙間を調整する。調整ねじと弾性部材はガイドシャ フトを挟持し、キャリッジのガタ付きを防止する。
【0011】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。 図1〜図3は本考案に係る記録計の一実施例を示すものであり、図1は外観斜 視図、図2は正面図、図3は側断面図である。なお、図中、前述した図4〜図6 と同一または相当する構成部材のものに対して同一番号を付し、その説明を省略 する。
【0012】 これらの図において、本実施例はメインシャフト1とプラテンローラ10との 間に1本のガイドシャフト4をこれらと平行に、かつキャリッジ2の下方に位置 させて配設し、このガイドシャフト4に一対の軸受20,21をキャリッジ2に 対応して配設し、キャリッジ2の前端部に上下面に貫通形成したねじ孔22にね じ込まれた調整ねじ23のキャリッジ下方に突出する下端を一方の軸受20の上 面に当接し、キャリッジ2の下面後端部に一端を固定されて配設された板ばね2 4の前方に延在する自由端部を他方の軸受21の下面に圧接して構成したもので ある。したがって、調整ねじ23と板ばね24はガイドシャフト4を一対の軸受 20,21を介して上下方向から挟持する。この場合、調整ねじ23は、キャリ ッジ2が自重によりメインシャフト1を中心として図3時計方向の回動習性を有 することで一方の軸受20を上方から押圧し、そのインナーレースの上側内周面 をガイドシャフト4の上面に圧接する。一方、板ばね24は、他方の軸受21を 下方から押圧することにより、そのインナーレースの下側内周面をガイドシャフ ト4の下面に圧接する。 なお、調整ねじ23を回転操作して下方への突出寸法を変えると、キャリッジ 2が上下動するため、記録紙3と印字ヘッド7との隙間dを簡単に調整すること ができる。
【0013】 かくしてこのような構成においては調整ねじ23と板ばね24でガイドシャフ ト4を一対の軸受20,21を介して上下方向から挟持しているので、キャリッ ジ2に高い寸法精度が要求されず、キャリッジ2の上下方向のガタ付きを確実に 防止することができる。その結果、記録紙3と印字ヘッド7との隙間dを一定に 保持することができ、印字品質を向上させることができる。また、1本のガイド シャフト4をメインシャフト1とプラテンローラ10との間に配置すればよいの で、広いスペースを必要とせず、装置の小型化を可能にする。
【0014】 なお、上記実施例は一対の軸受20,21をガイドシャフト4に嵌装配置し、 これらを介して調整ねじ23と板ばね24をガイドシャフト4に圧接するように 構成したが、本考案はこれに必ずしも特定されるものではなく、キャリッジ2を ガイドシャフト4に沿って円滑に摺動させることができる場合は、軸受20,2 1を必要とせず、調整ねじ23と板ばね24をガイドシャフト4に直接圧接して もよい。 また、上記実施例は弾性部材として板ばね24を用いたが、線ばね等を用いて もよい。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係る記録計によれば、キャリッジに設けた調整ね じと弾性部材とでガイドシャフトを挟持したので、簡単な構成にもかかわらずキ ャリッジのガタ付きを確実に防止することができ、印字品質を向上させることが できる。また、キャリッジ等に高い寸法精度を要求されず、その上ガイドシャフ トが1本で広い設置スペースを必要とせず、装置の小型化を達成できるなど、そ の実用的効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る記録計の一実施例を示す斜視図で
ある。
【図2】正面図である。
【図3】側断面図である。
【図4】従来の記録計におけるキャリッジの取付構造を
示す側断面図である。
【図5】同記録計の斜視図である。
【図6】従来の他の記録計におけるキャリッジの取付構
造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 メインシャフト 2 キャリッジ 3 記録紙 4 ガイドシャフト 5 ガイドシャフト 7 印字ヘッド 10 プラテンローラ 11 インクリボン 20 軸受 21 軸受 23 調整ねじ 24 板ばね

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 打点動作を行う印字ヘッドと調整ねじを
    有するキャリッジと、 このキャリッジを記録紙の幅方向に摺動自在に案内保持
    するメインシャフトと、 このメインシャフトとプラテンローラとの間に位置して
    前記キャリッジの下方に配設されて前記調整ねじを支持
    し、前記印字ヘッドと記録紙との間隙を定めるガイドシ
    ャフトと、 一端が前記キャリッジのメインシャフト側端部に固定さ
    れ、自由端部が前記ガイドシャフトの調整ねじとは反対
    側周面に圧接される弾性部材とを備えたことを特徴とす
    る記録計。
JP1993043602U 1993-07-16 1993-07-16 記録計 Expired - Lifetime JP2596037Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1993043602U JP2596037Y2 (ja) 1993-07-16 1993-07-16 記録計

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JPH078724U true JPH078724U (ja) 1995-02-07
JP2596037Y2 JP2596037Y2 (ja) 1999-06-07

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08333893A (ja) * 1995-06-09 1996-12-17 Namimatsu Kogyo Kk コンクリート型枠建築の施工法、梁受構造およびそれに用いられる梁底型枠受ブラケット
JP2011158264A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Chino Corp 記録計

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JP2011158264A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Chino Corp 記録計

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JP2596037Y2 (ja) 1999-06-07

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