JPH05295858A - 異形棒鋼用継手 - Google Patents
異形棒鋼用継手Info
- Publication number
- JPH05295858A JPH05295858A JP9827292A JP9827292A JPH05295858A JP H05295858 A JPH05295858 A JP H05295858A JP 9827292 A JP9827292 A JP 9827292A JP 9827292 A JP9827292 A JP 9827292A JP H05295858 A JPH05295858 A JP H05295858A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- joint
- deformed
- bar
- main body
- deformed steel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】標準異形棒鋼にも適用できる、施工の容易な継
手を提供すること。 【構成】内面に異形棒鋼１１の形状に合わせた溝部５
ａ、６ａを有すると共に、外面両端部にテーパーねじ７
を有する半割り継手部材５、６からなる継手本体１０
と、この継手本体の上記テーパーねじに係合するテーパ
ーねじ８を有するナット４とから構成されている。
手を提供すること。 【構成】内面に異形棒鋼１１の形状に合わせた溝部５
ａ、６ａを有すると共に、外面両端部にテーパーねじ７
を有する半割り継手部材５、６からなる継手本体１０
と、この継手本体の上記テーパーねじに係合するテーパ
ーねじ８を有するナット４とから構成されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は標準異形棒鋼にも適用可
能な継手に関するものである。
能な継手に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】鉄筋の継手は、重ね継手、溶接式継手及
び機械式継手に大別される。
び機械式継手に大別される。
【０００３】近年、構造物の大型化に伴ってＤ３５以上
の大径異形鉄筋が使用されるようになり、重ね継手や溶
接継手においては、工費の増大、特殊技術者の確保及び
品質の確保等の問題もあって機械式の鉄筋継手が開発さ
れている。機械式継手は、鉄筋応力を直接鉄筋に伝達す
る方式であり、ねじ方式継手が一般的である。従来のね
じ方式継手の一例を図４に、その接合手順を図５に示
す。異形鉄筋１の表面にねじ節１ａが形成されている。
カプラー２及びナット３に、異形鉄筋１のねじ節１ａに
係合する雌ねじが形成されている。
の大径異形鉄筋が使用されるようになり、重ね継手や溶
接継手においては、工費の増大、特殊技術者の確保及び
品質の確保等の問題もあって機械式の鉄筋継手が開発さ
れている。機械式継手は、鉄筋応力を直接鉄筋に伝達す
る方式であり、ねじ方式継手が一般的である。従来のね
じ方式継手の一例を図４に、その接合手順を図５に示
す。異形鉄筋１の表面にねじ節１ａが形成されている。
カプラー２及びナット３に、異形鉄筋１のねじ節１ａに
係合する雌ねじが形成されている。
【０００４】接合すべき異形鉄筋１の一方に、ナット３
及びカプラー２を係合させておくと共に、他方の異形鉄
筋１にナット３を係合させておく。そして、両方の異形
鉄筋１、１の端部をカプラー２により、接合してから、
ナット３によりロックしている。
及びカプラー２を係合させておくと共に、他方の異形鉄
筋１にナット３を係合させておく。そして、両方の異形
鉄筋１、１の端部をカプラー２により、接合してから、
ナット３によりロックしている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来の上記ねじ方式継
手には、次のような問題点がある。 １）表面に特殊なねじ節を有する異形鉄筋（ねじ節鉄
筋）は、標準異形棒鋼に比べて鉄筋材料費が割高にな
る。 ２）嵌合時において、鉄筋の端面の形状や軸のずれ等に
よりカプラーの嵌合が困難となる場合がある。 ３）鉄筋を現場加工した場合、嵌合長が規定長さとなっ
ているか否かを外観から判断することが困難であり、品
質管理上問題がある。 ４）鉄筋にカプラーを嵌合するとき、カプラーと共に鉄
筋も回転し、先に接合した継手部が緩む場合がある。
手には、次のような問題点がある。 １）表面に特殊なねじ節を有する異形鉄筋（ねじ節鉄
筋）は、標準異形棒鋼に比べて鉄筋材料費が割高にな
る。 ２）嵌合時において、鉄筋の端面の形状や軸のずれ等に
よりカプラーの嵌合が困難となる場合がある。 ３）鉄筋を現場加工した場合、嵌合長が規定長さとなっ
ているか否かを外観から判断することが困難であり、品
質管理上問題がある。 ４）鉄筋にカプラーを嵌合するとき、カプラーと共に鉄
筋も回転し、先に接合した継手部が緩む場合がある。
【０００６】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、標準異形棒鋼をも使用すること
ができ、カプラーの嵌合を容易にすることができ、なお
かつ、先施工の継手部への悪影響を無くした異形棒鋼用
継手を提供することを課題とするものである。
ためになされたもので、標準異形棒鋼をも使用すること
ができ、カプラーの嵌合を容易にすることができ、なお
かつ、先施工の継手部への悪影響を無くした異形棒鋼用
継手を提供することを課題とするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の異形棒鋼用継手
は、内面に異形棒鋼形状に合わせた溝部を有すると共
に、外面両端部にテーパーねじを有する半割り継手部材
からなる継手本体と、この継手本体の上記テーパーねじ
に係合するテーパーねじを有するナットとからなるもの
である。また、溝部が標準異形棒鋼のリブと節に合わせ
た形状になっているものである。
は、内面に異形棒鋼形状に合わせた溝部を有すると共
に、外面両端部にテーパーねじを有する半割り継手部材
からなる継手本体と、この継手本体の上記テーパーねじ
に係合するテーパーねじを有するナットとからなるもの
である。また、溝部が標準異形棒鋼のリブと節に合わせ
た形状になっているものである。
【０００８】
【作用】継手本体が半割り継手部材から構成されている
ので、嵌合時に異形棒鋼の端面形状や軸のずれ等による
影響を受けずに施工できる。また、施工過程において嵌
合状況が目視でき品質管理が容易にできる。嵌合方式が
ねじ込み方式でないため、先に施工済みの継手への機械
的影響も軽減できる。
ので、嵌合時に異形棒鋼の端面形状や軸のずれ等による
影響を受けずに施工できる。また、施工過程において嵌
合状況が目視でき品質管理が容易にできる。嵌合方式が
ねじ込み方式でないため、先に施工済みの継手への機械
的影響も軽減できる。
【０００９】異形棒鋼の接合端部を半割り継手部材によ
り挟み込んでから、テーパーねじを有するナットを両端
に締め込むことにより、継手部材の挟み込みが強固にな
り、継手の強度が確保される。
り挟み込んでから、テーパーねじを有するナットを両端
に締め込むことにより、継手部材の挟み込みが強固にな
り、継手の強度が確保される。
【００１０】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図１及び図２によ
り説明する。
り説明する。
【００１１】図１は、継手本体１０にナット４がねじ込
まれつつある状態の説明図、図２は異形棒鋼１１に継手
本体１０が嵌合され、ナット４がねじ込まれた状態の縦
断面図である。
まれつつある状態の説明図、図２は異形棒鋼１１に継手
本体１０が嵌合され、ナット４がねじ込まれた状態の縦
断面図である。
【００１２】継手本体（カプラー）１０は、半割りの継
手部材５、６から構成されている。継手部材５、６の内
面には、異形棒鋼１１の外面形状にあった溝部５ａ、６
ａが形成されている。そして、継手本体１０の両端部に
テーパーねじ７が形成され、ナット４にはこのねじに係
合するテーパーねじ８が形成されている。図３に接合手
順が示されている。 ａ）接合すべき異形棒鋼１１、１１に、それぞれナット
４を差し込む。 ｂ）異形棒鋼１１のリブ１１ａの軸線を合わせて、端部
が当接された異形棒鋼１１、１１に継手部材５を合わせ
る。 ｃ）継手部材５に継手部材６を合わせる。 ｄ）継手部材５、６により異形棒鋼１１、１１を挟み込
む。 ｅ）差し込んでおいたナット４を、継手本体１０に締め
込み全体を固定する。
手部材５、６から構成されている。継手部材５、６の内
面には、異形棒鋼１１の外面形状にあった溝部５ａ、６
ａが形成されている。そして、継手本体１０の両端部に
テーパーねじ７が形成され、ナット４にはこのねじに係
合するテーパーねじ８が形成されている。図３に接合手
順が示されている。 ａ）接合すべき異形棒鋼１１、１１に、それぞれナット
４を差し込む。 ｂ）異形棒鋼１１のリブ１１ａの軸線を合わせて、端部
が当接された異形棒鋼１１、１１に継手部材５を合わせ
る。 ｃ）継手部材５に継手部材６を合わせる。 ｄ）継手部材５、６により異形棒鋼１１、１１を挟み込
む。 ｅ）差し込んでおいたナット４を、継手本体１０に締め
込み全体を固定する。
【００１３】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、以下の
効果が得られる。 １）継手部材の内面に異形棒鋼のリブと節に合わせた溝
をつけることにより、標準異形棒鋼の継手にも適用で
き、異形棒鋼の材料費が安価にできる。 ２）継手本体（カプラー）を半割りにすることで、嵌合
が容易にでき、施工過程において嵌合状況の管理が容易
にできる。 ３）ねじ込み方式でないため、施工済みの継手に機械的
な悪影響を与えずに施工できる。
効果が得られる。 １）継手部材の内面に異形棒鋼のリブと節に合わせた溝
をつけることにより、標準異形棒鋼の継手にも適用で
き、異形棒鋼の材料費が安価にできる。 ２）継手本体（カプラー）を半割りにすることで、嵌合
が容易にでき、施工過程において嵌合状況の管理が容易
にできる。 ３）ねじ込み方式でないため、施工済みの継手に機械的
な悪影響を与えずに施工できる。
【図１】本発明の一実施例を継手本体にナットがねじ込
まれつつある状態で示す説明図。
まれつつある状態で示す説明図。
【図２】異形棒鋼に継手本体が嵌合され、ナットがねじ
込まれた状態の縦断面図。
込まれた状態の縦断面図。
【図３】本発明の一実施例の施工手順を示す説明図。
【図４】従来のねじ方式継手の説明図。
【図５】従来のねじ方式継手の接合手順を示す説明図。
４…ナット，５、６…半割り継手部材，５ａ、６ａ…溝
部、７、８…テーパーねじ、１０…継手本体（カプラ
ー）、１１…異形棒鋼。
部、７、８…テーパーねじ、１０…継手本体（カプラ
ー）、１１…異形棒鋼。
Claims (2)
- 【請求項１】 内面に異形棒鋼形状に合わせた溝部を有
すると共に、外面両端部にテーパーねじを有する半割り
継手部材からなる継手本体と、この継手本体の上記テー
パーねじに係合するテーパーねじを有するナットとから
なる異形棒鋼用継手。 - 【請求項２】 溝部が標準異形棒鋼のリブと節に合わせ
た形状になっている請求項１に記載の異形棒鋼継手。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9827292A JPH05295858A (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | 異形棒鋼用継手 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9827292A JPH05295858A (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | 異形棒鋼用継手 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05295858A true JPH05295858A (ja) | 1993-11-09 |
Family
ID=14215311
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9827292A Pending JPH05295858A (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | 異形棒鋼用継手 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05295858A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2357132A (en) * | 1999-12-08 | 2001-06-13 | Suntisuk Plooksawasdi | A connector for joining concrete reinforcing bars |
| JP2008075417A (ja) * | 2006-09-25 | 2008-04-03 | Kyoei Steel Ltd | 異形鉄筋の接続方法 |
| RU2496954C2 (ru) * | 2011-12-26 | 2013-10-27 | Иосиф Генрихович Ладыженский | Узел соединения арматурных стержней периодического профиля |
| JP2014058020A (ja) * | 2012-09-18 | 2014-04-03 | Shimizu Seisakusho:Kk | ソケット脱落防止具 |
| JP2015124525A (ja) * | 2013-12-26 | 2015-07-06 | 大谷製鉄株式会社 | 定着金物 |
| JP2015135011A (ja) * | 2014-01-17 | 2015-07-27 | 大谷製鉄株式会社 | 機械式継手 |
| CN109098355A (zh) * | 2018-08-30 | 2018-12-28 | 宁波联城住工科技有限公司 | 灌浆套筒及其安装方法 |
-
1992
- 1992-04-17 JP JP9827292A patent/JPH05295858A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2357132A (en) * | 1999-12-08 | 2001-06-13 | Suntisuk Plooksawasdi | A connector for joining concrete reinforcing bars |
| ES2186495A1 (es) * | 1999-12-08 | 2003-05-01 | Plooksawasdi Suntisuk | Conexiones de barras de acero autoacoplables. |
| JP2008075417A (ja) * | 2006-09-25 | 2008-04-03 | Kyoei Steel Ltd | 異形鉄筋の接続方法 |
| RU2496954C2 (ru) * | 2011-12-26 | 2013-10-27 | Иосиф Генрихович Ладыженский | Узел соединения арматурных стержней периодического профиля |
| JP2014058020A (ja) * | 2012-09-18 | 2014-04-03 | Shimizu Seisakusho:Kk | ソケット脱落防止具 |
| JP2015124525A (ja) * | 2013-12-26 | 2015-07-06 | 大谷製鉄株式会社 | 定着金物 |
| JP2015135011A (ja) * | 2014-01-17 | 2015-07-27 | 大谷製鉄株式会社 | 機械式継手 |
| CN109098355A (zh) * | 2018-08-30 | 2018-12-28 | 宁波联城住工科技有限公司 | 灌浆套筒及其安装方法 |
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