JPH03204405A - ターンバックルアセンブリ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はターンバックルアセンブリの改良に関し、特に
、ターンバックルロック装置に関するものである。

〔従来技術〕

２つの同心のロッド部材間の調節可能な軸方向接続を設
けるターンバックルアセンブリは当業界で周知である。

このようなアセンブリは、典型的には内部にねじを有す
る管状のスリーブを有する。

スリーブの各端は内部ねし部分を有し、この内部ねじ部
分はスリーブに連結されるロッド部材の外部ねじ部分を
収容する。スリーブの一端とこれに連結されるロットと
は左向きのねじを有する。スリーブの他端とこれに連結
されるロッドとは右向きのねじを有する。スリーブが回
転されに従って、ロッドは、スリーブの回転方向に基づ
きスリーブの中に入ったりスリーブから出たりするよう
にねじ込まれる。２つのロッド間に所望の軸方向間隔が
達成された後、ロック機構がターンバックルを所定位置
にロックするように用いられる。ファスナーがスリーブ
の各端に取付けられてスリーブの内部ねじ部分をロッド
の外部ねじ部分に対してしつかり締結し、これによって
ターンバックルをロッドに対して所定位置に保持する。

このようなファスナーはスリーブの外側の周りに締結さ
れるリングクランプを含み且つスリーブの両端に対して
軸方向に締結されるナツトを押圧する。

米国特許第２，６９６，３９７号はターシバ１．クルア
センブリを開示し、このターンバックルアセンブリでは
略矩形の金属片が長手方向に延びるシームを有する管状
のスリーブに丸めて形成される９リングクランプかスリ
ーブの端部を連結される口・・トのねじに対して押圧す
るようにスリーブの各端の周りに締結される。これらリ
ングクランプは丸められシームされたスリーブのために
締結部材として選択される。この理由は、円周方向に延
びるリングクランプが接続されるロッド部材を通して伝
達される外部力又は押圧ナツトによってスリーブに直接
加えられる軸方向力によってシームを開放するように引
張る傾向があるからである。

米国特許第２，８８５，２３４号はスロットを有する管
状のスリーブとロッド部材にねじ込まれた押圧ナツトと
を含むターンバックルアセンブリを開示している。押圧
ナツトはスリーブの両端に対して締結される。各押圧ナ
ツトは連結されるスリーブ端の外縁に接触する円錐内面
を備えている。押圧ナツトは、スリーブに異常な荷重が
かかったときスリーブ端が開放しないようにスリーブを
［フックする。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、上述の如き従来技術ではロッドとスリーブとを
なおしっかり且つ正確に結合できない上ねし結合された
部品の寸法公差やクリアランスによってねじが緩みし）
という欠点があった。

本発明の目的は上述の如き従来技術の欠点を改善したタ
ーンバックルアセンブリを提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上述の目的を達成するために本発明では２つのロッド部
材間に調節可能な軸方向接続を形成し、特に自動車ステ
アリングシステムにおける如く正確な軸方向位置を要求
するものにおいて調節可能な軸方向接続を形成するター
ンバックルアセンブリを特徴とする。

本発明に係るターンバックルアセンブリは、軸線と端部
とを有するスリーブを備え、この端部は開放端とこの開
放端から離れる軸方向に軸線に対して半径方向外方に延
びる傾斜外面とを含む。スリーブの端部に同心に収容可
能なナツトが設けられ、このナツトにはスリーブの傾斜
外面と合致するように軸線に対して半径方向に延びる傾
斜内面が設けられている。従って、本発明によれば、ナ
ツトがスリーブの端部に軸方向に進められる際、スリー
ブを半径方向に押圧するようにナツトの傾斜面がスリー
ブの傾斜面に対して押圧されるに従ってスリーブとロッ
ド部材との間に半径方向圧縮力を加えることができる。

本発明の他の特徴によれば、スリーブとナツトとは相応
する環状端面を有する。ナツトはスリーブの端部に収容
される中間組立位置をとり、この位置ではナツトの傾斜
内面がスリーブの傾斜外面に合致され環状端面間に軸方
向スペースが存在する。

本発明の好ましい実施例において、スリーブの端部の傾
斜外面とナツトの傾斜内面とは円周方向に延びる截頭円
錐面として形成される。スリーブの傾斜外面は円筒外面
によって開放端から軸方向に間隔をあけられ且つナツト
のねじ付き内面は円筒内面によって傾斜内面から軸方向
に間隔をあけられ、ナツトの円筒内面はスリーブの円筒
外面上に同心に収容可能である。

本発明によれば、ナットがスリーブ上に進められるに従
って環状端面間に軸方向スペースか閉じられる前、従っ
て、２つの環状面間に実質上の軸方向係止力を適用する
前に係合した傾斜面間に半径方向力を適用することかて
きる。

〔実施例〕

第１図を参照すると、ステアリングリンク機構８が示し
てあり、このステアリングリンク機構は一対の操舵可能
な車輪１０を備えている。これら車輪は対応するタイロ
ッド１４およびソケット１６を介してセンターリンク１
２に接続されている。

ソケット１６は周知の態様で車輪に取付けられている。

これら車輪の軸方向整列は、タイロッド１４に組込まれ
た本発明に係るターンバックルアセンブリ１５によって
達成される。

第２図を参照すると、本発明の好ましい実施例に係るタ
ーンバックルアセンブリ１５が示してあり、このターン
バックルアセンブリはスリーブ２０を備えている。この
スリーブは第一の端部２２と第二の端部２４とを有する
。このスリーブ２０は、略矩形状に打ち抜かれた金属ブ
ランクを管状体に丸めて形成され、この管状体は、軸線
Ａと金属ブランクの縁を接続することによって形成され
た長手方向に延びるシーム２６とを有する。スリーブ２
０の細長い中央部２８にはレンチフラ・＝、　ト３０が
設けられ、このレンチフラットはスリーブ２０を回転す
る手段を形成する。

第一および第二の端部２２，２４は同様に形成され、夫
々は開放端３２と、環状端面３４と、円筒外面３８をお
いて開放端３２から軸方向に間隔をあけて配置された細
長いクランプ部３６とを有する。このクランプ部は截頭
円錐形の外面４０を備え、この外面は、開放端３２から
離れる方向に向かうに従って軸線Ａから半径方向外方に
延びるように軸線Ａに対して傾斜している。

スリーブ２０の第一および第二の端部２２，２４は、第
一の端部２２が第一、即ち右向きに延びるねじを有する
第一のねじ付き内面４２を備え、第二の端部２４が第一
のねじ１寸き内面４２と反対、即ち左向きに延びるねじ
を有する第二のねじ付き内面（図示せず）を備えている
点でのみ異なっている。第一のねじ付き内面４２と第二
のねじ付き内面とは非ねじ領域４６によってさえぎられ
、この非ねじ領域はクランプ部３６の形成時に半径方向
外方に変形される。しかし、当業者が認識できることは
、クランプ部３６がスリーブ２０を形成する金属ブラン
クの一側を突出させる如く、上述とは別に形成でき、こ
れによってねじ付き内面がさえぎられないことである。

ナツト５０が第一の開放端５２と環状の内面５４とを備
えている。第一の開放端５２はスリーブ２０の第一の端
部２２を同心に収容している。

環状の内面５４はスリーブ２０の環状端面３４に対応す
る。このナツト５０は、更に、傾斜内面５６を有し、こ
の傾斜内面は、スリーブ２０の傾斜した外面４０の形状
に相応して第２図および第３図に示す如く、互いに面接
触するように截頭円錐形状を有する。二のナツト５０の
円筒内面５８は、傾斜内面５６を環状内面５４から軸方
向に間隔をあけるように環状内面と傾斜内面との間に延
び且つスリーブ２０の円筒外面３８を同心収容している
。このナツトは、更に、第二の開放端６０とこの第二の
開放端から軸方向に環状内面５４に延びるねじ付き内面
６２とを備えている。このねじ付き内面のねじは、ナツ
ト５０がスリーブ２０を収容したときにスリーブ２０の
ねじ付き内面４２のねしと同一方向に延びて補完するく
第３図参照） 第二のナツト５９がスリーブ２０の第二んの端部２４と
上述と同様に係合するように設けられている。

ターンバックルアセンブリ１５は、第２図に示す如くタ
イロッド１４の両端の第一および第二の部分６６．６８
間の軸方向スペースを制御することによって第１図に示
す如くタイロッド１４の有効な軸方向長さを固定するた
めのアジャスターとして働く。これら第一および第二の
部分６６６８がスリーブ２０の中にねじ込まれて所望の
軸方向関係か確立すると、それら第一および第二の部分
に担持されたナツト５０．５９はスリーブの第一および
第二の端部２２．２４上て軸方向に推進されてターンバ
ックル１５を閉位１に締結する。

特に、第２図に示す如くターンバックル１５の第一の端
部について、第一のナツト５０がスリーブ２０の第一の
端部２２上で軸方向に推進されて傾斜した内外面が面接
触する中間組立位置をとる。

この中間組立位置において、軸方向開放スペース７０が
環状面３４．５４間に存在する。ナツト５０をスリーブ
２０上に軸方向に更に進めると、ナラ１−５０の傾斜内
面５６をスリーブ２０の傾斜外面３８に対して半径方向
内方に押圧せしめ、これによってスリーブ２０の第一の
ねじ付き内面４２とタイロッドの第一の部分６６の係合
ねじどの間に圧縮力が半径方向に加えられる。この圧縮
力はスリーブ２０の第一の開放端２２から軸方向にクラ
ンプ部３６に延びるターンバックルアセンブリ１５の一
部に沿って加えられる、 ナツト５０をスリーブ２０上で軸方向に更に進めると、
環状内面５４かスリーブ２０の環状端面３４に接触する
最終組立位置にす１トをもたらす。

ナツト５０を最終組立位置に締結すると、係合ねじと接
触する環状面との間に実質上の軸方向および回転係止力
を発生する。これら係止力、更にはタイロッド１４に加
えられる外部力は、タイ口・ノドの第一の部分６６を、
スリーブ２０の原組立位置から軸方向に移動するように
押圧する。このような力は、又、スリーブのシーム２６
の縁を分離する傾向がある。しかし、傾斜面４０．５６
によって先に加えられた圧縮力は、タイ口・ノドの第一
の部分６６がその所望の軸方向位置から移動するのをク
ランプするように働き、又、シーム２６を閉じた状態に
保持するように働く。タイ口・ノドの第一の部分６６の
原組立位置は、上述のように、本発明に従って維持され
る。

次に、本発明を、特に、第１図に示す如く、車輌のステ
アリングリンク機構８における車輪を整列するのに用い
る場合について述へる。調節されるべきターンパックフ
レアセンブリ１５はナット５０．５９を緩める二とによ
って緩められる。スリーブ２０を一方向に回転すると、
互いに逆ねじを有する第一および第二の部分６６．６８
を軸方向に離れるように移動し、スリーブを反対方向に
回転すると、第一および第二の部分６６．６８を互いに
接近するように軸方向に移動する。スリーブ２０は、車
輪１０を整列するためにタイロッド１４の所望の有効長
さを与える第一および第二の部分６６．６８の軸方向間
隔を形成するように回転される。次いで、ナツトが上述
の如く締結される。

本発明では、締結されるナツトの係止力が加えられる前
に、先ず半径方向クランプ力を適用することによってタ
イロッドの第一および第二の部分６６６８およびスリー
ブ２０をそれらの所望の位１から外れるのを防いでスリ
ーブとタイロッドのねじとを互いに保持する。このクラ
ンプ力は、又、係合ねし間の任意の寸法公差又はクリア
ランスによるクリープに抗してねし結合部品を互いに保
持する。

本発明の好ましい実施例か述べられたが、本発明は上述
の実施例に限定されず他の変形を行うことかできる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、上述の如く、タイロッドおよびスリー
ブをしっかり結合し保持することができると共にねし結
合された部品を寸法公差によるクリープに抗してしつか
り保持することができるという利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るターンバックルアセンブリを備え
た自動車のステアリングシステムの概略図、第２図は第
１図に示されたターンバックルアセンブリの一つを示す
一部断面せる側面図、第３図は第２図に示されたターン
バックルアセンブリの拡大部分図である。 １０・・・車輪　　　　　　１４・・・タイロッド１５
・・・ターンバックルアセンブリ ２０・・・スリーブ ２２．２４・・・第一および第二の端部３２・・・開放
端　　　　　３４・・・環状端面３８・・・円筒外面　
　　　４０・・・外面４２・・・ねじ付き内面　　５０
・・・ナツト５４・・・環状の内面　　　５６・・・傾
斜内面５８・・・円筒外面 代　理　人　　弁理士　湯　浅　恭　三−一、（外４名
） 手 続 補 正 書 平成 ３年３月

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、軸線と開放端および外方間隔面を有する端部と傾斜
   外面とを含むスリーブと、ナットとを備えて成り、前記
   傾斜外面は前記外方間隔面によって前記開放端から軸方
   向に間隔をあけて配置され、且つ前記傾斜外面は前記開
   放端から離れる軸方向に前記スリーブの軸線に対して半
   径方向外方に延びており、前記ナットは軸線とねじと前
   記スリーブの端部に同心に収容可能な開放端と前記スリ
   ーブの外方間隔面上に収容可能な内方間隔面と傾斜内面
   とを有し、該傾斜内面は前記ナットの軸線に対して半径
   方向に延びて前記スリーブの傾斜外面と面接触状態に合
   致されることを特徴とするターンバックルアセンブリ。 ２、前記傾斜外方面と傾斜内面とは円周方向に延びる截
   頭円錐面から成る請求項１記載のターンバックルアセン
   ブリ。 ３、前記スリーブの開放端内に収容可能であり且つ外方
   ねじを有するロッド部材を含み、前記ナットのねじが前
   記外方ねじと螺合して前記ナットを回したときナットを
   前記ロッド部材上で軸方向移動させるようにした請求項
   ２記載のターンバックルアセンブリ。 ４、前記内外方間隔面は円筒面から成る請求項１記載の
   ターンバックルアセンブリ。 ５、前記スリーブが金属ブランクを管状体に丸めて形成
   され、該管状体は金属ブランクの縁を接合することによ
   って形成された長手方向に延びるシームを有し、前記ス
   リーブの傾斜外面は前記外方間隔面に対して半径方向に
   拡大し且つ前記開放端から軸方向に間隔をあけたスリー
   ブの部分によって形成され、前記スリーブは、前記スリ
   ーブの半径方向拡大部の軸方向対向側に延びるねじを有
   する内面を備えている請求項１記載のターンバックルア
   センブリ。 ６、前記スリーブの内面は前記スリーブの半径方向拡大
   部を横切って軸方向に延びる非ねじ領域を有する請求項
   ５記載のターンバックルアセンブリ。 ７、前記スリーブが前記半径方向拡大部を横切つて軸方
   向に均一の厚さの壁を有する請求項６記載のターンバッ
   クルアセンブリ。 ８、スリーブとナットとを備え、前記スリーブは軸線と
   端部とを有し、該端部は環状端面と外方間隔面と該外方
   間隔面によって前記環状端面から軸方向に間隔をあけた
   傾斜外面とを有し、該傾斜外面は前記環状端面から離れ
   る軸方向に前記スリーブの軸線に対して半径方向外方に
   延び、前記ナットは軸線と前記スリーブの端部に同心に
   収容可能な開放端とねじ付きの内面と前記スリーブの環
   状端面に相応する環状内面と内方間隔面と該内方間隔面
   によって前記環状内面から軸方向に間隔をあけた傾斜内
   面とを有し、該傾斜内面は前記スリーブの傾斜外面に相
   応し、前記ナットは前記スリーブの端部に同心に収容さ
   れる中間組立位置に配置可能であり、該中間組立位置に
   おいては前記内方間隔面が前記外方間隔面上に収容され
   、前記傾斜内面が傾斜外面と面接触状態で合致され且つ
   前記環状内面が前記環状端面から軸方向に間隔をあけて
   配置されることを特徴とするターンバックルアセンブリ
   。 ９、前記内方および外方間隔面は円筒面である請求項８
   記載のターンバックルアセンブリ。 １０、前記スリーブの開放端内に収容可能であり且つ外
   部ねじを有するロッド部材を含み、前記ナットのねじ付
   き内面が前記外部ねじと螺合してナットをロッド部材上
   で軸方向に移動とした請求項９記載のターンバックルア
   センブリ。