JPH05295795A - 柱梁接合構造 - Google Patents

柱梁接合構造

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Publication number
JPH05295795A
JPH05295795A JP12272292A JP12272292A JPH05295795A JP H05295795 A JPH05295795 A JP H05295795A JP 12272292 A JP12272292 A JP 12272292A JP 12272292 A JP12272292 A JP 12272292A JP H05295795 A JPH05295795 A JP H05295795A
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JP
Japan
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bolt
pillar
split tee
web
joined
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Application number
JP12272292A
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English (en)
Inventor
Kenzo Usami
建造 宇佐見
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Daiwa House Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiwa House Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無溶接ピン接合構造として加工期間の短縮お
よび品質管理の容易化を図る。 【構成】 角形鋼管柱1に対して、スプリットティー4
を介してH形鋼梁2をボルト7,9を接合する。柱1の
梁接合部には、必要に応じてアングル材や補強プレート
をスプリットティー4との間に挟み込み、補強を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、角形鋼管柱に対して
H形鋼梁を無溶接でピン接合する柱梁接合構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、角形鋼管柱に対してH形鋼梁を接
合する場合、図7および図8に示すように、工場で予め
角形鋼管柱30にガセットプレート31を溶接してお
き、現場でこのガセットプレート31に対してH形鋼梁
32のウェブ32aを重ね、この部分をボルト33で接
合する構造が一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、溶接作業は熟
練技術を要し、切断,穴明け加工に比べて品質管理が容
易でないため、前記のようにガセットプレート31の溶
接を必要とする接合構造では、柱30の工場製作加工の
期間が長くなるうえ、品質管理が難しいという問題点が
ある。
【0004】この発明の目的は、溶接作業が不要で、加
工期間の短縮および品質管理の容易化を図ることのでき
る柱梁接合構造を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の柱梁接合構造
は、角形鋼管柱とH形鋼梁とをスプリットティーでボル
ト接合したものである。
【0006】
【作用】この構成によると、工場での柱や梁の加工は切
断や穴明け加工だけで良く、溶接作業が不要になり、ボ
ルト締めだけで角形鋼管柱にH形鋼梁を接合できる。
【0007】
【実施例】この発明の第1の実施例を図1および図2に
基づいて説明する。柱1は角形鋼管からなり、柱2はH
形鋼からなる。これら柱1の側面部および梁2のウェブ
2aに、各々スプリットティー4を接合するためのボル
ト孔3およびボルト挿通孔8(図2)を予め工場で加工
する。柱1のボルト孔3には雌ねじを切っておき、ある
いはボルト孔3と整合するナット(図示せず)を柱1の
内面に溶接または接着剤で取付けておく。なお、ボルト
孔3に使用するボルト7として、ワンサイドボルトを使
用する場合は、ねじ加工やナット溶接は不要である。ス
プリットティー4は、H形鋼の切断片をウェブ中央で2
分割したものであり、底片4aおよび脚片4bに各々ボ
ルト挿通孔5,6を設けておく。現場において、スプリ
ットティー4は底片4aがボルト7で柱1のボルト孔3
に接合され、脚片4bが梁2のウェブ2aにボルト9と
ナット10とで接合される。
【0008】この柱梁接合構造によると、このように角
形鋼管からなる柱1とH形鋼からなる梁2とを無溶接で
接合することができる。そのため、柱1および梁2は、
いずれも切断および孔明け加工のみとなり、工場製作加
工の期間が短縮されると共に、省力化および品質向上に
つながる。さらに、柱1に従来のガセットプレートのよ
うな突出物がないため、接合部構造の標準化が図り易
い。そのため、受注を待たずに、標準部品の柱を見込み
生産することができる。
【0009】図3および図4は、この発明の第2実施例
を示す正面図および平面図である。この実施例は、接合
部の耐力が不十分な場合の対策を考慮したものである。
すなわち、この実施例では、柱1の角部に補強アングル
11を重ね、この補強アングル11を柱1と前記スプリ
ットティー4の底片4aとで挟んだ状態で、底片4aを
柱1にボルト接合する。補強アングル11には、柱1の
ボルト孔3とスプリットティー4の底片4aのボルト挿
通孔5とに整合するボルト挿通孔12を加工しておく。
その他の構成,効果は前記実施例と同様である。
【0010】図5および図6は、この発明の第3実施例
を示す正面図および平面図である。この実施例は、第2
の実施例における補強アングル11に代えて、柱1の各
側面部に重なる補強プレート13を用いたものである。
補強プレート13にはボルト挿通孔14を加工してお
く。
【0011】
【発明の効果】この発明の柱梁接合構造は、角形鋼管柱
とH形鋼梁とをスプリットティーでボルト接合したた
め、熟練を要する溶接作業が不要となり、そのため工場
での加工期間が短縮でき、省力化および品質向上につな
がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す正面図である。
【図2】その実施例の平面図である。
【図3】この発明の第2実施例を示す正面図である。
【図4】その実施例の平面図である。
【図5】この発明の第3実施例を示す正面図である。
【図6】その実施例の平面図である。
【図7】従来例の正面図である。
【図8】その平面図である。
【符号の説明】
1…柱、2…梁、2a…ウェブ、3…ボルト孔、4…ス
プリットティー、4a…底片、4b…脚片、7,9…ボ
ルト、10…ナット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角形鋼管柱とH形鋼梁とをスプリットテ
    ィーでボルト接合した柱梁接合構造。
JP12272292A 1992-04-15 1992-04-15 柱梁接合構造 Pending JPH05295795A (ja)

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JP12272292A JPH05295795A (ja) 1992-04-15 1992-04-15 柱梁接合構造

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JP12272292A JPH05295795A (ja) 1992-04-15 1992-04-15 柱梁接合構造

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JPH05295795A true JPH05295795A (ja) 1993-11-09

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ID=14842974

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JP (1) JPH05295795A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07331745A (ja) * 1994-06-14 1995-12-19 Daiwa House Ind Co Ltd ワンサイドボルト使用柱・梁接合構造
JPH09273249A (ja) * 1996-04-05 1997-10-21 Nippon Steel Corp スチールハウスにおける壁取付け用枠材の接合構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07331745A (ja) * 1994-06-14 1995-12-19 Daiwa House Ind Co Ltd ワンサイドボルト使用柱・梁接合構造
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