JPH05295206A - 農業用塩化ビニル系樹脂フィルム - Google Patents

農業用塩化ビニル系樹脂フィルム

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JPH05295206A
JPH05295206A JP4129971A JP12997192A JPH05295206A JP H05295206 A JPH05295206 A JP H05295206A JP 4129971 A JP4129971 A JP 4129971A JP 12997192 A JP12997192 A JP 12997192A JP H05295206 A JPH05295206 A JP H05295206A
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JP
Japan
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weight
phthalate
vinyl chloride
film
parts
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Application number
JP4129971A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Watanabe
辺 義 之 渡
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Achilles Corp
Original Assignee
Achilles Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 農業用被覆材として特に重要である防曇
性、防霧性、防塵性に優れ、従って、本発明の農業用塩
化ビニル系樹脂フィルムをハウスに使用した場合には、
長期に渡り太陽光線の透過がよく、しかも、栽培作物が
濡れることによる病害の発生もなく、長期間にわたり張
り替えることなく展張して置くことができ、ハウス管理
が行ない易く、作物栽培に極めて有用である。 【構成】 塩化ビニル系樹脂100重量部当り、フタル
酸エステル系可塑剤40〜60重量部、防曇剤としての
非イオン系界面活性剤0.5〜5重量部、エポキシ樹脂0.
5〜5重量部を含有してなる塩化ビニル系樹脂フィルム
であって、前記フタル酸エステル系可塑剤が、m−フタ
ル酸エステルを5重量%以上含有することを特徴とする
農業用塩化ビニル系樹脂フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、農業用被覆材として特
に重要である防曇持続性、防塵性に優れ、被覆材として
求められる他の特性を何ら悪化させることなく、これら
の重要特性を経済的に安価に達成した、極めて高い有用
性を有する農業用塩化ビニル系樹脂フィルムに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ハウスやトンネルなどの被覆
資材としては、塩化ビニル系樹脂フィルム、ポリエチレ
ンフィルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体フィルム、
ポリエステルフィルム等が使用されている。中でも軟質
塩化ビニル系樹脂フィルムは、光線透過率、保温性、機
械的強度、耐久性、作業性、経済性等の諸特性のバラン
スの良いことが評価され、合成樹脂フィルムの中で総合
して最も優れているので、農業用被覆材の約9割を占め
るほど広く使用されている。しかしながら、特にハウス
やトンネルの被覆資材として今尚改善を要求される性質
は、被覆材の内表面に付着した凝縮水を作物に落下さ
せることなく、フィルム内面に沿って流下させる防曇性
に優れ、かつ、この防曇性が長期間に渡り持続し、水滴
の葉面への落下による病害の発生を抑制すること。長
期間にわたって外表面が汚れず防塵性に優れ、良好な光
線透過率を維持し、太陽光線による加温と炭酸同化作用
の確保による栽培作物の成育を促進すること。等であ
り、かつ、これらを安価に提供することである。
【0003】農業用フィルムは、防曇剤を練り込み防曇
性を付与したものが主であり、ハウスへの展張下でフィ
ルムからの防曇剤のブルーム(滲み出し)と付着水によ
る流失作用により経日で防曇性が低下し、防曇持続性の
改良が要望されている。防曇持続性を改良するために、
例えば、グリセリンの脂肪酸エステル、ソルビタンの脂
肪酸エステル等のいわゆる防曇剤を適宜組み合わせて、
塩化ビニル系樹脂に練り込む方法が提案されているが、
防曇剤の組合せにて防曇持続性を向上させると、低温防
曇性が悪化して冬季に使用する場合に使用時期や地域に
よって流滴開始が遅れたり、平滑(均一)な流滴面が得
られない等の問題が発生し、完全なものではなかった。
【0004】更には、近年ハウスが周年栽培に利用され
るようになったり、フィルムの張り替え作業に人手と時
間がかかることことから、フィルムを張り替えず次年に
わたり使用する場合が増え、防曇持続性、防塵性がより
一層要求されるようになってきている。また、フィルム
の外表面に合成樹脂皮膜加工を施して防曇持続性、防塵
性改良が行われているが、このようなフィルムは製造上
一工程多く必要とするため高価となる欠点があり、量的
には少なく、いまだ安価な合成樹脂被覆加工を施してい
ないフィルムが主に使用されており、合成樹脂被覆加工
を施していないフィルムでの解決が求められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、かかる状
況にあって、防曇性に優れるとともに、その持続性にも
優れ、また防塵性にも優れ、長期間にわたりハウスに展
張できる農業用塩化ビニル系樹脂フィルムを提供するこ
とを目的とし、鋭意研究した結果、可塑剤として、フタ
ル酸エステル系可塑剤であって、m−フタル酸エステル
を5重量%以上含有する可塑剤と、防曇剤としての非イ
オン系界面活性剤と、エポキシ樹脂を特定の割合で使用
することにより、驚くべきことに、防曇持続性に及び防
塵性に優れ、長期間にわたりハウスに展張使用ができ、
ハウス管理を容易にした農業用フィルムが得られ、か
つ、経済的に安価に達成できること、更には、上記塩化
ビニル系樹脂フィルムに更に含フッ素化合物を配合する
ことにより、ハウス内部空間に水分が液滴となり霧滴と
して充満するのを防止する防霧性が長期間にわたり持続
する農業用フィルムが得られることを見出し、本発明を
完成したものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の農業
用塩化ビニル系樹脂フィルムは、塩化ビニル系樹脂10
0重量部当り、フタル酸エステル系可塑剤40〜60重
量部、防曇剤としての非イオン系界面活性剤0.5〜5重
量部、エポキシ樹脂0.5〜5重量部を含有してなる塩化
ビニル系樹脂フィルムであって、前記フタル酸エステル
系可塑剤が、m−フタル酸エステルを5重量%以上含有
してなるものである。
【0007】本発明で使用する塩化ビニル系樹脂として
は、ポリ塩化ビニルのほか、塩化ビニルと他のビニルモ
ノマー、例えば塩化ビニリデン、アクリロニトリル、マ
レイン酸、イタコン酸、メタクリル酸、酢酸ビニル、エ
チレン、プロピレン、マレイン酸エステル、メタクリル
酸メチル、メタクリル酸エステル、アクリル酸エステ
ル、高級ビニルエーテルなどとの共重合体、もしくはこ
れらのブレンド物が挙げられる。
【0008】可塑剤としては、m−フタル酸エステル系
可塑剤を少なくとも全可塑剤量の5重量%以上含むもの
を使用しなければならない。m−フタル酸エステルは、
下記一般式で示されるものが使用できる。 (R1,R2は直鎖又は分岐のアルキル基で、R1とR2
同じであっても、異なるものであっても、いづれでもよ
い。)具体的には、m−ジヘキシルフタレート、m−ジ
ヘプチルフタレート、m−ジオクチルフタレート、m−
ジノニルフタレート、m−ジデシルフタレート、m−ジ
ウンデシルフタレート、m−ジドデシルフタレート、m
−オクチルノニルフタレート、m−オクチルデシルフタ
レート、m−オクチルウンデシルフタレート、m−オク
チルドデシルフタレート、m−ノニルデシルフタレー
ト、m−ノニルウンデシルフタレート、m−ノニルドデ
シルフタレート、m−ヘキシルヘプチルフタレート、m
−ヘキシルオクチルフタレート、m−ヘキシルノニルフ
タレート、m−ヘキシルデシルフタレート、m−ヘキシ
ルウンデシルフタレート、m−ヘプチルオクチルフタレ
ート、m−ヘプチルノニルフタレート、m−ヘプチルデ
シルフタレート、m−ヘプチルウンデシルフタレート、
m−ヘプチルドデシルフタレート、m−デシルウンデシ
ルフタレート、m−デシルドデシルフタレートなどが挙
げられ、これらのm−フタル酸エステル系可塑剤は単独
または2種以上併用して使用することができる。
【0009】m−フタル酸エステル系可塑剤と併用する
フタル酸エステル系可塑剤としては、o−ジヘキシルフ
タレート、o−ヘプチルフタレート、o−ジオクチルフ
タレート、o−ジノニルフタレート、o−ジデシルフタ
レート、o−ジウンデシルフタレート、o−ジドデシル
フタレート、o−オクチルヘキシルフタレート、o−オ
クチルヘプチルフタレート、o−オクチルノニルフタレ
ート、o−オクチルデシルフタレート、o−オクチルウ
ンデシルフタレート、o−オクチルドデシルフタレー
ト、o−ノニルデシルフタレート、o−ノニルウンデシ
ルフタレート、o−ノニルドデシルフタレート、o−ペ
ンチルノニルフタレート、o−ペンチルデシルフタレー
ト、o−ペンチルウンデシルフタレート、o−ブチルベ
ンジルフタレート、o−オクチルカプリルフタレート、
o−エチルフタリルエチルグリコレート、o−メチルフ
タリルエチルグリコレート、o−ブチルフタリルエチル
グリコレートなどが挙げられ、これらフタル酸エステル
系可塑剤は単独または2種以上を併用して使用できる。
【0010】上記の塩化ビニル系樹脂とフタル酸エステ
ル系可塑剤との混合割合は、フタル酸エステル系可塑剤
の種類、合成樹脂の種類、合成樹脂の混合割合、フィル
ムの用途等に応じて適宜最適な割合とするが、その割合
は、塩化ビニル系樹脂100重量部に対し可塑剤40〜
60重量部である。この可塑剤量の5重量%以上はm−
フタル酸エステル系可塑剤でなければならない。m−フ
タル酸エステル系可塑剤の含有量が、全可塑剤の5重量
%未満の場合には、防曇持続性、防塵性が充分に改善で
きないものである。もちろん、可塑剤の全量がm−フタ
ル酸エステル系可塑剤であってもよい。
【0011】フタル酸エステル系可塑剤以外の可塑剤と
して、脂肪酸エステル系可塑剤、リン酸エステル系可塑
剤、トリメリット酸エステル系可塑剤、エポキシ化油系
可塑剤、ポリエステル系可塑剤等を併用することは差し
支えない。
【0012】脂肪酸エステル系可塑剤としては、ジオク
チルアジペート、ジオクチルアゼレート、ジオクチルセ
バケート、トリアセチルグリセリン、グリセロールセバ
ケート、ジイソデシルサクシネート、ジイソデシルアジ
ペート、コハク酸混合アルキルエステルなどが挙げられ
る。
【0013】リン酸エステル系可塑剤としては、トリブ
チルホスフェート、トリクレジルホスフェート、トリキ
シレニルホスフェート、トリフェニルホスフェート、ト
リクロルエチルホスフェート、トリオクチルホスフェー
ト、トリエチルホスフェート、トリエチルフェニルホス
フェート、ジフェニルクレジルホスフェート、モノフェ
ニルジクレジルホスフェート、ジクレジルモノキシレニ
ルホスフェート、モノクレジルジキシレニルホスフェー
ト、ジフェニルモノキシレニルホスフェート、モノフェ
ニルジキシレニルホスフェート、トリス(イソプロピル
フェニル) ホスフェートなどが挙げられる。
【0014】トリメリット酸エステル系可塑剤として
は。トリメリット酸トリオクチルエステルなどが挙げら
れ、エポキシ化油系可塑剤としては、エポキシ化大豆
油、エポキシ化亜麻仁油などが挙げられ、ポリエステル
系可塑剤としてはアジピン酸系ポリエステル、セバシン
酸系ポリエステルなどが挙げられる。
【0015】本発明においては上記塩化ビニル系樹脂10
0 重量部当たり、0.5〜5重量部の非イオン系界面活性
剤を添加するものである。0.5重量部未満では防曇性が
悪く、5重量部を越えるとフィルム表面へのふき出しが
多くなり好ましくない。この非イオン系界面活性剤とし
てはソルビタン脂肪酸エステル、ソルビトール脂肪酸エ
ステル、グリセリン脂肪酸エステル、ジグリセリン脂肪
酸エステル、或いはこれらにエチレンオキサイド、プロ
ピレンオキサイド、ブチレンオキサイド等のアルキレン
オキサイドが付加された化合物など、一般に塩化ビニル
系樹脂フィルムに使用されるものが使用できる。具体的
には、ソルビタンパルミテート、ソルビタンステアレー
ト、ソルビタンベヘネート、ソルビタンステアレート・
エチレンオキサイド2モル付加物、ソルビタンステアレ
ート・プロピレンオキサイド3モル付加物、ソルビトー
ルステアレート、ソルビトールステアレート・エチレン
オキサイド3モル付加物、ジグリセリンパルミテート、
ジグリセリンステアレート、グリセリンステアレート、
グリセリンパルミテート・エチレンオキサイド2モル付
加物、ソルビタンステアレートアジペート・エチレンオ
キサイド3モル付加物、ソルビトールステアレートアジ
ペート・エチレンオキサイド2モル付加物、ジグリセリ
ンパルミテートセバケート・プロピレンオキサイド3モ
ル付加物、ソルビトールパルミテートアジペートエチレ
ンオキサイド3モル付加物等が挙げられる。これらの非
イオン系界面活性剤は単独または 2種以上を組み合わせ
て使用することが出来る。
【0016】フタル酸エステル系可塑剤とともに塩化ビ
ニル系樹脂に添加するエポキシ樹脂としては、3,4-エポ
キシシクロヘキシル-6-メチルエポキシシクロヘキサン
カルボキシレート、ビニルシクロヘキセンジエポキサイ
ド、ジシクロペンタジエポキサイド、ビスフェノールA
・ジグリシジルエーテル、3-(2-キセノキシ)-1,2-エポ
キシプロパン、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル) プロ
パンとエピハロヒドリンとの縮合物などが使用できる。
これらエポキシ樹脂は単独または2種以上を併用して使
用できる。エポキシ樹脂の添加量は、塩化ビニル系樹脂
100重量部に対して、0.5〜5重量部であり、エポキ
シ樹脂の添加量が0.5重量部未満の場合には、防曇持続
性、防塵性が充分でなく、また、エポキシ樹脂の添加量
が5重量部を越えるても防曇持続性、防塵性の増進はな
いものである。
【0017】本発明の農業用塩化ビニル系樹脂フィルム
には必要に応じて防霧剤としての含フッ素化合物を添加
することができる。本発明において用いられる上記含フ
ッ素化合物としては、1分子中にフッ素基と水酸基又は
アルキレンオキサイド基の少なくとも1種を有するフッ
素化合物であり、フッ素基としてはパーフルオロアルキ
ル基(CnF2n+1基) 、パーフルオロアルコキシ基(CnF2n+1
O基)、ポリフルオロアルキル基(HmCnF2n+1-m基)、パ
ーフルオロアルケニル基(CnF2n-1基)、ポリフルオロア
ルケニル基(HmCnF2n-1-m 基)、パーフルオロアルキレ
ン基(CnF2n 基) 等があり、式中m=1〜3、n=3〜2
0の整数である。アルキレンオキサイド基としては(C2H
4O)n 、 (C3H6O)n 、等があり、式中n=1〜30であ
る。フッ素系化合物の具体例としては、 C8F17C2H4O(C2H4O)8CH3 C8F17CH2CH2OHCH2O(C2H4O)10CH3 C10F21CH2CH(OCH3)CH2O(C2H4O)10CH3 C10F21CH2CH(OH)CH2O(C3H6O)10H C8F17CH2CH(OCOCH3)CH2O(C3H6O)8CH3 C8F17SO2N(C2H5)(C2H4O)12H C6F13CON(C2H5)(C2H4O)8H C8F17SO2N(CH2CH(OH)CH2OH)2 HCF2C5F10CH2O(C2H4O)10H C3F7OC3F6CH2CH2SCH(COOH)CH2COO(C2H4O)10H C3F7OC5F10CH2CH2SCH(CH2COOH)CH2COO(C2H4O)15H 等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
これらの含フッ素化合物の添加量は、塩化ビニル系樹脂
100 重量部当たり0.01〜1.0 重量部、好ましくは0.05〜
0.5 重量部である。
【0018】本発明の塩化ビニル系樹脂フィルムには、
上記以外の添加剤として、 熱安定剤、滑剤又は粘着防
止剤、紫外線吸収剤、抗酸化剤、光安定剤、充填剤、着
色剤、防黴剤、防藻剤、有機リン酸金属塩、など一般に
プラスチックに添加可能な添加剤を含むことができる。
これらの添加剤は前記塩化ビニル系樹脂100重量部に
対して各々5重量部以下で使用するのが好ましい。
【0019】熱安定剤としては、金属石鹸、有機ホスフ
ァイト系安定剤等の通常使用される安定剤が使用でき、
金属石鹸としては、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸バ
リウム、ステアリン酸カルシウム、リシノール酸バリウ
ム、ラウリン酸カルシウム、オレイン酸カルシウム、オ
クトイン酸亜鉛等が挙げられ、有機スファイト系安定剤
としては、ジフェニルデシルホスファイト、トリフェニ
ルホスファイト、トリス (ノニルフェニル) ホスファイ
ト、トリデシルホスファイト、トリス (2-エチルヘキシ
ル) ホスファイト、トリステアリルホスファイト、オク
チルジフェニルホスファイト等が挙げられる。またジブ
チル錫ジラウレート、ジブチル錫マレート、有機錫メル
カプチド、有機錫スルホンアミド等の錫系安定剤なども
用いることができる。これらの安定剤は単独でまたは2
種以上を併用して使用できる。
【0020】滑剤又は粘着防止剤としては、ステアリン
酸、イソステアリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸等
の脂肪酸系滑剤、ステアリン酸アミド、パルミチン酸ア
ミド、メチレンビスステアロアミド、エチレンビスステ
アロアミド、エチレンビスオレイルアミド、エチレンビ
スラウリルアミド等の飽和脂肪酸アミド系滑剤、ブチル
パルミテート、ブチルステアレート等のエステル系滑
剤、ポリエチレンワックス、流動パラフィン等が挙げら
れ、これらの1種又は2種以上を用いることができる。
【0021】紫外線吸収剤としては、2-ヒドロキシ-4-
メトキシベンゾフェノン、2,4-ジヒドロキシベンゾフェ
ノン、2-ヒドロキシ-4-n- オクトキシベゾフェノン、2-
ヒドロキシ-4-メトキシ-2'-カルボキシベンゾフェノ
ン、2,2'-ジヒドロキシ-4,4'-ジメトキシベンゾフェノ
ン、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾイルオキシベゾフ
ェノン、2,2'-ジヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノ
ン、2-ヒドロキシ-4-メトキシ-5-スルホンベンゾフェノ
ン、2,2'4,4'-テトラヒドロキシベンゾフェノン、2-ヒ
ドロキシ-5-クロルベンゾフェノン、ビス-(2-メトキシ-
4-ヒドロキシ-5-ベンゾイルフェニル)メタン等のベンゾ
フェノン系紫外線吸収剤、2-(2'-ヒドロキシフェニル)
ベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒドロキシ-5'-メチルフェ
ニル)ベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒドロキシ-5'-メチ
ルフェニル)-5-カルボン酸ブチルエステルベンゾトリア
ゾール、2-(2'-ヒドロキシ-5'-メチルフェニル)-5,6-ジ
クロルベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒドロキシ-5'-メチ
ルフェニル)-5-エチルスルホンベンゾトリアゾール、2-
(2'-ヒドロキシ-5'-t-ブチルフェニル)-5-クロルベンゾ
トリアゾール、2-(2'-ヒドロキシ-5'-t-ブチルフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒドロキシ-5'-アミノ
フェニル)ベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒドロキシ-3',
5'-ジメチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒド
ロキシ-3',5'-ジメチルフェニル)-5-メトキシベンゾト
リアゾール、2-(2'-メチル-4'-ヒドロキシフェニル)ベ
ンゾトリアゾール、2-(2'-ステアリルオキシ-3',5'-ジ
メチルフェニル)-5-メチルベンゾトリアゾール、2-(2'-
ヒドロキシ-5-カルボン酸フェニル)ベンゾトリアゾール
エチルエステル、2-(2'-ヒドロキシ-3'-メチル-5'-t-ブ
チルフェニル)ベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒドロキシ-
3',5'-ジ-t-ブチルフェニル)-5-クロルベンゾトリアゾ
ール、2-(2'-ヒドロキシ-3'-t-ブチル-5'-メチルフェニ
ル)-5-クロルベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒドロキシ-
5'-メトキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒド
ロキシ-5'-シクロヘキシルフェニル)ベンゾトリアゾー
ル、2-(2'-ヒドロキシ-4',5'-ジメチルフェニル)-5-カ
ルボン酸ベンゾトリアゾールブチルエステル、2-(2'-ヒ
ドロキシ-3',5'-ジクロルフェニル)ベンゾトリアゾー
ル、2-(2'-ヒドロキシ-4',5'-ジクロルフェニル)ベンゾ
トリアゾール、2-(2'-ヒドロキシ-3',5'-ジメチルフェ
ニル)-5-エチルスルホンベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒ
ドロキシ-4'-オクトキシフェニル)ベンゾトリアゾー
ル、2-(2'-ヒドロキシ-5'-メトキシフェニル)-5-メチル
ベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒドロキシ-5'-メチルフェ
ニル)-5-カルボン酸エステルベンゾトリアゾール、2-
(2'-アセトキシ-5'-メチルフェニル)ベンゾトリアゾー
ル等のベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤の他、サリチ
ル酸エステル系紫外線吸収剤、シアノアクリレート系紫
外線吸収剤等が挙げられ、これらの1種又は2種以上を
用いることができる。
【0022】抗酸化剤としては、フェノール系、チオジ
プロピオン酸エステル系、脂肪族サルファイド系等の抗
酸化剤を1種又は2種以上を用いることができる。
【0023】光安定剤としては、4-(フェニルアセトキ
シ)-2,2,6,6-テトラメチルピペリジン、トリス-(2,2,6,
6,−テトラメチル−4−ピペリジル)トリアジン−2,4,
6-トリカルボキシレート等のような下記の一般式で示さ
れるヒンダードアミン等の一般に使用されている光安定
剤を1種又は2種以上を用いることができる。一般式 (式中、Rは1〜4価のカルボン酸から誘導されるモノ
〜テトラアルシル基、R1 〜R4は炭素数1〜4のアル
キル基、nは1〜4の整数を示す。)
【0024】充填剤はフィルム表面のベタツキ防止や保
温性を向上させる目的で使用することができる。このよ
うな充填剤としては、加工温度にて溶融、分解などの物
理的、化学的な変化を起こさない耐熱性に優れた無機質
及び/又は有機質の充填剤であれば何れのものでも使用
できるが、次にその例を掲げる。炭酸マグネシウム、マ
グネシウム系珪酸塩、酸化珪素、酸化アルミニウム、水
酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、タルク、ハイ
ドロタルサイト類などの無機質充填剤のほか、架橋され
た塩化ビニル系樹脂粉末、アクリル系樹脂粉末などの架
橋された熱可塑性樹脂粉末等の有機質充填剤等が使用で
き、これらは、単独で使用してもよいし、2種以上を併
用して用いることができる。充填剤の粒径は20μ以下が
好ましい。この充填剤の添加量は、塩化ビニル系樹脂1
00重量部に対して、1〜20重量部の範囲が好まし
い。
【0025】着色材としては、カーボンブラック、群
青、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、
酸化チタン、亜鉛華、キナクリドンレッド、ハンザイエ
ロー等、一般に使用される顔料や、染料が使用でき、こ
れらは単独または2種以上を併用して使用することがで
きる。
【0026】防黴剤、防藻剤としては、トリブチルスズ
ラウレート、2-(4-チアゾリル)ベンズイミダゾール、
2,4,5,6-テトラクロロイソフタロニトリル、パラオキシ
安息香酸エステル、5-ブロモ-5-ニトロ-1,3-ジオキサ
ン、3-メチル-4-クロロフェノール、2,3,5,6-テトラク
ロロ-4-メチルスルホニルピリジン、N-(テトラクロロエ
チルチオ)フタルイミド、10,10'-オキシビスフェノキシ
アルシン、N-(フルオロジクロロメチルチオ)フタルイミ
ド、N-ジメチル-N'-フェニル-(N'-フロロジクロロメチ
ルチオ)スルファミド等が使用でき、これらは単独また
は2種以上を併用して使用することができる。
【0027】有機リン酸金属塩としては、下記一般式で
しめされるものが使用できる。 (式中、R1,R2,R3,およびR4はアルキル基、アリル
基、アルキルアリル基のいずれかであり、Mは亜鉛、カ
ルシウム、マグネシウム、バリウム等の2価の金属を示
す。)
【0028】本発明の農業用塩化ビニル系樹脂フィルム
の片面には溶剤型或いは水系型或いは紫外線硬化型の塗
料よりなる皮膜を設けることができるものであるが、皮
膜を設けると、更に防塵性が良くなるとともに、防曇持
続性も更に良くなり好ましいものである。溶剤型或いは
水系型或いは紫外線硬化型の塗料としては次のものが挙
げられる。溶剤型としては各種アクリル系樹脂、セルロ
ーズ系樹脂等を溶剤に溶解したもの等が使用できる。溶
剤に溶解する樹脂は単独でも良いし、複数種を混合して
溶解したものでも良い。アクリル系樹脂を溶解したもの
が性能上好ましい。架橋剤を添加し塗膜を部分架橋した
ものが特に好ましい。水系型としてはアクリル系樹脂エ
マルジョン等が使用できる。紫外線硬化型としてはアク
リル系、アクリル変性ウレタン系、アクリル変性エポキ
シ系、メルカプト誘導体系、エポキシ樹脂系のもの等が
使用できる。
【0029】
【作用】本発明においては、 塩化ビニル系樹脂100
重量部当り、フタル酸エステル系可塑剤40〜60重量
部、防曇剤としての非イオン系界面活性剤0.1〜5重量
部、エポキシ樹脂0.5〜5重量部とからなる塩化ビニル
系樹脂フィルムであって、前記可塑剤が、m−フタル酸
エステルを5重量%以上含有するものであるので、防曇
性に優れることはもとより、優れた防曇性能が長期にわ
たり維持されるとともに、防塵性にも優れ、農業用被覆
材として求められる他の特性に何らの影響を与えず、き
わめて有用性の高いものである。また、本発明において
塩化ビニル系樹脂フィルムに含フッ素化合物を0.01〜
1.0重量部配合すると、防霧性能の持続性も著しく向上
するものである。更に、一方の面に溶剤型或いは水系型
或いは紫外線硬化型の塗料に由来する皮膜を形成した場
合には、優れた防曇性能が更に長期にわたり維持される
ものであるばかりでなく、防塵性、防霧性も更に優れ長
期にわたり使用できる。
【0030】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明する。尚、防曇性、防霧性、防塵性の評価は、各々
下記の基準に従って行なった。 《防曇性》傾斜角度15°のミニハウスにフィルムを展
張し、6ヶ月経過時点の防曇性を次の基準に従って評価
した。 ◎……フィルム内表面(ハウス内側に面した方)に付着
した水滴同士が合体して薄膜状に広がり均一に流下して
いる。この薄膜状部分の面積がフィルム面の90%以上
にわたるもの。 ○……フィルム内表面(ハウス内側に面した方)に付着
した水滴同士が合体して薄膜状に広がり、この薄膜状部
分の面積がフィルム面の70〜90%にわたるもの。 △……フィルム内表面(ハウス内側に面した方)に付着
した水滴同士が合体は認められるが、薄膜状部分の面積
が少なく(50〜70%)、防曇性が劣るもの。 ×……フィルム内表面(ハウス内側に面した方)に付着
した水滴同士の合体がさらに少なく(50%未満)、5
0%以上の面積にわたり有滴状態に水滴が付着している
もの。
【0031】《防霧性》防曇性を評価するために展張し
たミニハウスにて、6ヶ月経過時点の霧発生状況を次の
基準にて評価した。 ◎……フィルム内表面近傍にも霧の発生が認められない
状態。 ○……フィルム内表面近傍より僅かに霧の発生が認めら
れる状態。 △……フィルム内表面近傍より霧の発生が明確に認めら
れる状態。 ×……△より霧の発生が明確に多い状態。
【0032】《防塵性》防曇性を評価するために展張し
たミニハウスにて、12ヶ月経過時点の防塵性を、フィ
ルムの光線透過率値にて評価した。光線透過率値が大き
いものが防塵性に優れるものである。
【0033】実施例1 塩化ビニル樹脂100重量部、o−ジオクチルフタレー
ト40重量部、m−ジオクチルフタレート5重量部、ト
リキシレニルホスフェート5重量部、エポキシ樹脂(エ
ピコート828)2重量部、Ba−Zn系安定剤2.5重
量部、ソルビタンモノパルミテート0.5重量部、ソルビ
タンモノステアレート0.5重量部、ソルビタンモノベヘ
ネート0.5重量部、ソルビタンモノステアレート(エチ
レンオキサイド2モル付加物)0.5重量部、エチレンビ
スステアロアミド0.5重量部、含フッ素化合物[C8F17CH
2CH(OH)CH2O(C2H4O)10CH3]0.2重量部からなる配合物を
使用し、厚さ0.1mmの塩化ビニル樹脂フィルムを調製し
た。フィルムの防曇性、防霧性および防塵性を評価した
結果は、防曇性○、防霧性○、防塵性73%で良好であ
った。
【0034】実施例2 o−ジオクチルフタレートの代わりにo−ジノニルフタ
レートを使用する以外は実施例1と同様にして塩化ビニ
ル樹脂フィルムを調製した。得られたフィルムを実施例
1と同様にしてフィルムの防曇性、防霧性および防塵性
を評価した結果は、防曇性○、防霧性○、防塵性70%
で良好であった。
【0035】実施例3 o−ジオクチルフタレート40重量部とm−ジオクチル
フタレート5重量部の混合可塑剤の代わりにm−ジノニ
ルフタレート45重量部を使用する以外は実施例1と同
様にして塩化ビニル樹脂フィルムを調製した。得られた
フィルムを実施例1と同様にしてフィルムの防曇性、防
霧性および防塵性を評価した結果は、防曇性○、防霧性
○、防塵性75%で良好であった。
【0036】実施例4 m−ジオクチルフタレート5重量部の代わりにm−ジデ
シルフタレート5重量部を使用する以外は実施例1と同
様にして塩化ビニル樹脂フィルムを調製した。得られた
フィルムを実施例1と同様にしてフィルムの防曇性、防
霧性および防塵性を評価した結果は、防曇性○、防霧性
○、防塵性69%で良好であった。
【0037】実施例5 m−ジオクチルフタレート5重量部の代わりにm−ヘキ
シルデシルフタレート5重量部を使用する以外は実施例
1と同様にして塩化ビニル樹脂フィルムを調製した。得
られたフィルムを実施例1と同様にしてフィルムの防曇
性、防霧性および防塵性を評価した結果は、防曇性○、
防霧性○、防塵性70%で良好であった。
【0038】比較例1 o−ジオクチルフタレート40重量部とm−ジオクチル
フタレート5重量部の混合可塑剤の代わりにo−ジオク
チルフタレート45重量部を使用する以外は実施例1と
同様にして塩化ビニル樹脂フィルムを調製した。得られ
たフィルムを実施例1と同様にしてフィルムの防曇性、
防霧性および防塵性を評価した結果は、防曇性△、防霧
性△、防塵性60%で良好であった。
【0039】比較例2 o−ジオクチルフタレート40重量部とm−ジオクチル
フタレート5重量部の混合可塑剤の代わりにo−ジオク
チルフタレート43重量部とm−ジオクチルフタレート
2重量部からなる混合可塑剤を使用する以外は実施例1
と同様にして塩化ビニル樹脂フィルムを調製した。得ら
れたフィルムを実施例1と同様にしてフィルムの防曇
性、防霧性および防塵性を評価した結果は、防曇性△、
防霧性△、防塵性62%で良好であった。
【0040】比較例3 エポキシ樹脂を使用しない以外は実施例1と同様にして
塩化ビニル樹脂フィルムを調製した。得られたフィルム
を実施例1と同様にしてフィルムの防曇性、防霧性およ
び防塵性を評価した結果は、防曇性△、防霧性△、防塵
性62%で良好であった。
【0041】実施例1〜実施例5から、本発明の農業用
フィルムは、防曇持続性、防霧性、防塵性に優れ、これ
らの性質が長期に渡り持続する優れたものであり、極め
て有用性が高いものであることがわかる。一方、可塑剤
中のm−フタル酸エステル系可塑剤の含有量が、全フタ
ル酸エステル系可塑剤の5重量%に満たない比較例2
や、m−フタル酸エステル系可塑剤を全く使用していな
い比較例1、更にはエポキシ樹脂を使用しない比較例3
は防曇性、防霧性、防塵性が劣るものであり、長期間の
使用はできず、短期間で張り替えなければならないもの
であった。これらの実施例、比較例から、フタル酸エス
テル系可塑剤の5重量%以上がm−フタル酸エステル系
可塑剤とエポキシ樹脂との相互作用により防曇性、防霧
性に優れ、防塵性にも優れる農業用フィルムが得られる
ことがわかる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明の農業用塩化
ビニル系樹脂フィルムは、塩化ビニル系樹脂100重量
部当り、フタル酸エステル系可塑剤40〜60重量部、
防曇剤としての非イオン系界面活性剤0.5〜5重量部、
エポキシ樹脂0.5〜5重量部を含有してなる塩化ビニル
系樹脂フィルムであって、前記フタル酸エステル系可塑
剤が、m−フタル酸エステルを5重量%以上含有してい
るので、防曇性、防霧性及び防塵性に優れるものであ
る。従って、本発明の農業用塩化ビニル系樹脂フィルム
をハウスに使用した場合には、長期に渡り太陽光線の透
過がよく、しかも、栽培作物が濡れることによる病害の
発生もなく、長期間にわたり張り替えることなく展張し
て置くことができ、ハウス管理が行ない易く、作物栽培
に極めて有用である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 5/12 KGZ 7242−4J // B32B 27/28 6122−4F (C08L 27/06 63:00) 8830−4J

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩化ビニル系樹脂100重量部当り、フ
    タル酸エステル系可塑剤40〜60重量部、防曇剤とし
    ての非イオン系界面活性剤0.5〜5重量部、エポキシ樹
    脂0.5〜5重量部を含有してなる塩化ビニル系樹脂フィ
    ルムであって、前記フタル酸エステル系可塑剤が、m−
    フタル酸エステルを5重量%以上含有することを特徴と
    する農業用塩化ビニル系樹脂フィルム。
  2. 【請求項2】 塩化ビニル系樹脂100重量部当り、0.
    01〜1.0重量部の含フッ素化合物を含有してなる請求項
    1に記載の塩化ビニル系樹脂フィルム。
  3. 【請求項3】 塩化ビニル系樹脂フィルムの一方の面
    に、溶剤型或いは水系型或いは紫外線硬化型の塗料に由
    来する皮膜が形成されてなる請求項1〜2のいずれか1
    項に記載の塩化ビニル系樹脂フィルム。
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